土岐市議会 > 2021-03-26 >
03月26日-04号

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  1. 土岐市議会 2021-03-26
    03月26日-04号


    取得元: 土岐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    令和3年第1回 定例会令和3年第1回土岐市議会定例会会議録(第4号)=======================議事日程 令和3年3月26日(金)午前9時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議第 1号 令和3年度土岐市一般会計予算第 3 議第 2号 令和3年度土岐市国民健康保険特別会計予算第 4 議第 3号 令和3年度土岐市駐車場事業特別会計予算第 5 議第 4号 令和3年度土岐市介護保険特別会計予算第 6 議第 5号 令和3年度土岐市・瑞浪市介護認定審査会特別会計予算第 7 議第 6号 令和3年度土岐市・瑞浪市障害者総合支援認定審査会特別会計予算第 8 議第 7号 令和3年度土岐市後期高齢者医療特別会計予算第 9 議第 8号 令和3年度土岐市病院事業会計予算第10 議第 9号 令和3年度土岐市水道事業会計予算第11 議第10号 令和3年度土岐市下水道事業会計予算第12 議第11号 令和2年度土岐市一般会計補正予算(第13号)第13 議第12号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例について第14 議第13号 土岐市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例について第15 議第14号 土岐市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について第16 議第15号 土岐市国民健康保険条例の一部を改正する条例について第17 議第16号 土岐市介護保険条例の一部を改正する条例について第18 議第17号 土岐市指定居宅介護支援等の基準等を定める条例の一部を改正する条例について第19 議第18号 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について第20 議第19号 土岐市営住宅管理条例の一部を改正する条例について第21 議第20号 土岐市火災予防条例の一部を改正する条例について第22 議第21号 土岐都市計画下水道事業受益者負担金及び分担金に関する条例の一部を改正する条例について第23 議第22号 東濃西部広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及びこれに伴う東濃西部広域行政事務組合規約の変更について第24 議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について第25 3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願 =====================本日の会議に付した事件 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 議第1号から日程第25 3請願第1号 =====================出席議員 18名  1番              後藤正樹君  2番              安藤 学君  3番              小関篤司君  4番              水石玲子君  5番              水野哲男君  6番              各務和彦君  7番              和田悦子君  8番              北谷峰二君  9番              鈴木正義君 10番              山田正和君 11番              後藤久男君 12番              加藤淳一君 13番              加藤辰亥君 14番              楓 博元君 15番              杉浦司美君 16番              高井由美子君 17番              小栗恒雄君 18番              西尾隆久君 =====================欠席議員 なし =====================説明のため出席した者の職氏名 市長               加藤淳司君 副市長              鷲見直人君 理事               水野龍雄君 市長公室長            林 洋昭君 総務部長             下原孝一君 市民生活部長           田中正憲君 健康福祉部長           可知路博君 地域振興部長           渡辺章弘君 建設水道部長           菅内厚視君 消防長              山本達夫君 会計管理者            稲垣清之君 市長公室次長兼秘書広報課長    林  寛君 陶磁器試験場セラテクノ土岐場長  林 順一君 教育長              山田恭正君 教育委員会事務局長        丹羽博英君 教育次長             三宅裕一君 =====================議会事務局職員出席者 局長               田中祐子君 課長補佐             野々村克博君 次長               鵜飼保仁君 ===================== 午前 9時00分開議 ○議長(山田正和君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから、去る3月10日に引き続き、本日の会議を開きます。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において水野哲男君及び各務和彦君を指名いたします。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) この際、事務局長に諸般の報告をいたさせます。 ◎議会事務局長(田中祐子君) 諸般の報告をいたします。 初めに、市長から報第2号 専決処分の報告について提出がありましたので、お手元に配付しておきました。 次に、今期定例会の2日目に各常任委員会に付託されました案件の審査結果報告書及び本日の会議に説明員として出席報告のありました方々の職・氏名一覧表をお手元に配付しておきましたので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(山田正和君) 諸般の報告につきましては、ただいま事務局長の申し上げたとおりでありますので、ご了承願います。 これより議案の審議に入ります。 日程第2 議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算から日程第25 3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願までの24件を一括して議題といたします。 ただいま議題となりました24件につきましては、去る3月9日、今期定例会2日目の本会議において、それぞれ各常任委員会に休会中の内部審査を付託してありますので、その結果について委員会の開催順に委員長の報告を求めます。 文教厚生委員長 各務和彦君。  〔文教厚生委員長 各務和彦君登壇〕 ◆文教厚生委員長(各務和彦君) 文教厚生委員会の委員長報告を申し上げます。 今期定例会第2日目の本会議におきまして、我々文教厚生委員会に休会中の審査を付託されました案件につきまして、去る3月15日、16日の2日間にわたり委員会を開き、慎重に審査を行いましたので、その経過と結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算中、所管部分について、執行部から説明があり、総務費の空家等除却支援事業補助金について、補助対象物件及び補助額について質疑がなされ、執行部から、周囲に危険を及ぼすような状態になった空き家へ優先的に補助したいと考えている。補助額は50万円を上限として、費用の2分の1を補助する旨の答弁があり、続いて、民生費の障がい児放課後等デイサービスの利用状況について質疑がなされ、執行部から、コロナの影響で利用控えも見られるが、登録者は前年から15名程度増えており、今後も増えることを見込んでいる旨の答弁があり、続いて、保育園、こども園等において、正規職員の採用状況についてとの質疑がなされ、執行部から、募集をかけても集まらない状況であり、非正規職員が担任を受け持たなければならない状況は改善されていない旨の答弁があり、続いて、認定こども園整備事業について、泉こども園はいつ頃の開園を予定しているのかとの質疑がなされ、執行部から、令和4年度にかけ建設工事を行い、令和5年の開園を予定している旨の答弁があり、続いて、衛生費の子宮頸がんワクチン接種個別通知対象人数と接種者を何人見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、小学校6年生から高校1年生までの約1,250人に通知し、接種者を90人見込んでいる旨の答弁があり、続いて、がん患者医療用補正具購入費助成事業はどのような事業かとの質疑がなされ、執行部から、医療全頭用ウイッグや乳房補正具等の医療用補正具の購入について、それぞれ上限2万円の補助をする旨の答弁があり、続いて、産後ケア事業の利用者は何人見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、宿泊型、デイサービス型、それぞれ2名を見込んでいる旨の答弁があり、続いて、土岐市地球温暖化対策実行計画改定業務について、どのような計画になるのかとの質疑がなされ、執行部から、市の公共施設の電気使用や公用車の運行等によるCO2の排出を抑制するための計画であるが、現在の計画期間が令和3年度で切れるため新たな計画を策定する旨の答弁があり、続いて、土木費の運転免許証自主返納者支援事業について、免許証の返納状況はとの質疑がなされ、執行部から、現在140件程度の申請があり、来年度も増加することが予想される旨の答弁があり、続いて、教育費の通学路防犯カメラ設置モデル事業の概要について質疑がなされ、執行部から、防犯対策として、見守りが行き届かない場所等の通学路に防犯カメラを設置するもので、土岐津中学校区、泉中学校区をモデル地区として予定している旨の答弁があり、続いて、放課後教室の指導員について、夏休みの利用者増やコロナウイルス感染対策の対応のための増員は考えていないかとの質疑がなされ、執行部から、利用者が減ってきているため、現在の人員で対応できると見込んでいる旨の答弁があり、続いて、文化財保存活用拠点(仮称)整備事業について、どのような基本構想を作成するのかとの質疑がなされ、執行部から、美濃陶磁歴史館の課題分析、機能・事業活動の在り方、周辺施設の活用等を検討する旨の答弁があり、続いて、「読書に親しむまち 土岐市」読書推進事業の読書っこくらぶはどのような組織かとの質疑がなされ、執行部から、本好きの小・中学生が集まり、本の紹介と本による交流を持つことのできる組織をつくりたい旨の答弁がありました。 以上、質疑終了後、討論に入り、保育士や幼稚園教諭について、非正規職員に担任を受け持たせるなど不十分である。一病院化へ向け市民からの不安な声がある。また、小学校の少人数学級は、全学年の早期実現が望まれることから、この予算に反対する。電源立地地域対策交付金を市職員の人件費に充てることは不適切であり、辞退すべきと考え、この予算に反対するとの討論がありました。採決の結果、本件については、原案のとおり可決すべきものと賛成多数で決しました。 次に、議第2号 令和3年度土岐市国民健康保険特別会計予算について、執行部から説明があり、1人当たりの保険料は、予算上、どの程度となるのかとの質疑がなされ、執行部から、基金を繰り入れることにより令和2年度と同程度に抑えるよう予算計上している旨の答弁があり、続いて、基金を積み増して、かなりの残高になってきているが、その分で保険料を引き下げることができるのではないかとの質疑がなされ、執行部から、今後、県の統一保険料率等で保険料が急激に上昇する場合等を見越して基金の活用を考えていきたい旨の答弁がありました。 以上、質疑終了後、討論に入り、保険料抑制のため基金を活用しているのは一定の評価をするが、さらに基金を活用し保険料を引き下げるべきであり、この予算に反対するとの討論がありました。採決の結果、本件については、原案のとおり可決すべきものと賛成多数で決しました。 次に、議第4号 令和3年度土岐市介護保険特別会計予算について、執行部から説明があり、地域フレイル予防活動支援補助金は何団体の補助を見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、地域で自主的に活動される団体20団体を見込んでいる旨の答弁があり、続いて、今回の改定で保険料はどの程度となるのかとの質疑がなされ、執行部から、第7期と比較して月額46円の増となる旨の答弁があり、続いて、基金への繰入額は保険料抑制の観点から妥当なものかとの質疑がなされ、執行部から、新型コロナウイルスの影響も含め、今後の給付費の推移が見込めないため、ある程度基金に積み立てていきたい旨の答弁がありました。 以上、質疑終了後、討論に入り、基金活用を含めた市民負担の軽減が必要であり、保険料増となるこの予算に反対するとの討論がありました。採決の結果、本件については、原案のとおり可決すべきものと賛成多数で決しました。 次に、議第5号 令和3年度土岐市・瑞浪市介護認定審査会特別会計予算及び議第6号 令和3年度土岐市・瑞浪市障害者総合支援認定審査会特別会計予算について、執行部から説明があり、本2件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第7号 令和3年度土岐市後期高齢者医療特別会計予算について、執行部から説明があり、被保険者数をどの程度増加すると見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、1万188人、前年比約100人増と見込んでいる旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第8号 令和3年度土岐市病院事業会計予算について、執行部から説明があり、外来患者数を前年予算比、約1万2,000人減と見込んでいる要因はとの質疑がなされ、執行部から、新型コロナウイルスの影響が大きく、令和2年度の実績を踏まえ見込んでいる旨の答弁があり、続いて、医師を含め職員の体制をどのように見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、常勤医師は現行の21人、その他医療従事者も現状維持の体制で計画している旨の答弁があり、続いて、老人保健施設やすらぎは、職員数の減により100床から60床に減らしているが、今後の計画はとの質疑がなされ、執行部から、休床の再開に向けて職員の確保に努めているが、当面、現状の体制である旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第11号 令和2年度土岐市一般会計補正予算(第13号)中、所管部分について、執行部から説明があり、障害者就労支援事業所感染症対策補助金について、何か所への補助金かとの質疑がなされ、執行部から、13か所であるとの答弁があり、続いて、私立保育園障がい児保育事業補助金は当初予算の見込みより何名支援児が増えたのかとの質疑がなされ、執行部から、当初2園で9名の支援児を見込んでいたが、28名受け入れている旨の答弁があり、続いて、デジタル教科書の概要はとの質疑がなされ、執行部から、教科書の内容がタブレットで見ることができ、英語の発音をリスニングする等、自習もできるツールとなる旨の答弁があり、続いて、電子図書館整備事業について、いつ頃利用することができるのかとの質疑がなされ、執行部から、1,000の図書のライセンスを購入する予定であるが、今後、選書をし、7月頃に利用することができるよう進めていきたい旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第14号 土岐市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第15号 土岐市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、今回の改正で減免対象世帯をどの程度見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、昨年の10月時点で4,248世帯が対象となっているが、同程度の数になると想定される旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第16号 土岐市介護保険条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、第8期計画策定に当たり保険料算定の基となる給付費の伸びをどの程度見込んでいるのかとの質疑がなされ、執行部から、第7期計画では年約3%増で見込んだが、第8期計画では年1.7%増で見込んでいる旨の答弁がありました。 以上、質疑終了後、討論に入り、基金残高も増えており、市民の負担軽減になるよう計画すべきであり、この条例に反対するとの討論がありました。採決の結果、本件については、原案のとおり可決すべきものと賛成多数で決しました。 次に、議第17号 土岐市指定居宅介護支援等の基準等を定める条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、虐待防止等の条文を加えた理由はとの質疑がなされ、執行部から、虐待防止、ハラスメント対策、感染症対策は高齢者施設でも問題となっており、今回の改正で盛り込んだ旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第18号 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について、執行部から説明があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第19号 土岐市営住宅管理条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、入居の承継について、現在、承継が認められる方が不利益を被ることはないのかとの質疑がなされ、執行部から、実務については以前から国の通達に従って運用しており、不利益を被ることはない旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 以上が文教厚生委員会の審査結果でございます。 何とぞ我々委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、委員長の報告といたします。 ○議長(山田正和君) 総務産業建水委員長 西尾隆久君。  〔総務産業建水委員長 西尾隆久君登壇〕 ◆総務産業建水委員長(西尾隆久君) それでは、総務産業建水委員会の委員長報告を申し上げます。 今期定例会第2日目の本会議におきまして、我々総務産業建水委員会に休会中の審査を付託されました案件につきまして、去る3月17日、18日の2日間にわたり委員会を開き、慎重に審査を行いましたので、その経過と結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算中、所管部分について、執行部から説明があり、総務費の自主研究グループ活動補助金について、どのような方法で成果をはかるのかとの質疑がなされ、執行部から、現在2つのグループが活動しており、今後、研究報告を受け、成果をはかりたい旨の答弁があり、続いて、ホームページのリニューアルに係る費用としては妥当な金額なのかとの質疑がなされ、執行部から、デザインの変更も含め、操作性や検索機能を向上させるものであるが、改修内容を精査して進めていきたい旨の答弁があり、続いて、ふるさと応援寄附金事業について、新たな取組を考えているのかとの質疑がなされ、執行部から、現在1社のポータルサイトで実施しているが、有効なサイトを検討し追加していきたい旨の答弁があり、続いて、ぎふ広域結婚相談事業について、どのような窓口を設置するのかとの質疑がなされ、執行部から、相談所へ登録者がパソコンで情報を検索できるよう場所を提供する旨の答弁があり、続いて、東京圏からの移住支援事業補助金について、新たな取組を考えているのかとの質疑がなされ、執行部から、地域資源と関わる中、移住に至った場合にも対象を広げた旨の答弁があり、続いて、農林水産業費の集積計画作成・施業委託の事業概要について質疑がなされ、執行部から、民間所有の山林で新たな森林計画を策定し、危険木等の管理を行うものとの答弁があり、続いて、商工費の企業立地奨励金の対象事業所は何社かとの質疑がなされ、執行部から、現在10社に支給しているが、新規に5社を予定している旨の答弁があり、続いて、路線バス試験運行について、どのようなルートで実施するのかとの質疑がなされ、執行部から、東濃鉄道が運行する土岐プラズマ・リサーチパーク線テラスゲート土岐を追加した路線を10月より土・日の昼間を充実し、試験運行する旨の答弁があり、続いて、美濃焼振興事業の新たな取組はとの質疑がなされ、執行部から、陶磁器産業の事業所支援として、ECサイトの研修及びウェブ用の写真撮影講習会を予定している旨の答弁があり、続いて、テラスゲート土岐のまちゆいを借り受けてどのような事業を実施するのかとの質疑がなされ、執行部から、東美濃地域の西の玄関口として6市1町の物産販売や観光案内を行っていきたい旨の答弁があり、続いて、土木費の陶元浅野線道路新設事業について、この事業は市単独の道路新設事業であり、隣接地に病院建設の予定があるが、その間のアクセス道路の経費は含まれていないのかとの質疑がなされ、執行部から、市道認定された道路の事業費であり、アクセス道路は含まれない旨の答弁があり、続いて、地籍調査事業の来年度実施予定地区と進捗率について質疑がなされ、執行部から、泉町久尻、肥田町及び土岐津町地内の6地区を予定しており、進捗率は現時点で16.45%である旨の答弁があり、続いて、消防費の高規格救急車整備事業について、新型コロナウイルス感染症対策はなされているのかとの質疑がなされ、執行部から、車内の感染汚染除去装置や隊員と傷病者を遮蔽する装備を設置する旨の答弁があり、続いて、避難所環境整備について、エアマットは全ての避難所に整備するのかとの質疑がなされ、執行部から、必要な避難所へ県の補助金を活用しながら順に整備していきたい旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第3号 令和3年度土岐市駐車場事業特別会計予算、議第9号 令和3年度土岐市水道事業会計予算及び議第10号 令和3年度土岐市下水道事業会計予算について、執行部から説明があり、本件3件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第11号 令和2年度土岐市一般会計補正予算(第13号)中、所管部分について、執行部から説明があり、テレワーク環境整備実証実験の詳細について質疑がなされ、執行部から、新型コロナウイルス感染拡大を受け、テレワーク等、多様な勤務形態が求められる中、市民のニーズ等を調査し、その結果により環境整備の検討をする旨の答弁があり、続いて、観光PR動画について、どのような動画を作成するのかとの質疑がなされ、執行部から、市内観光施設を紹介する旅番組風の動画を6本制作し、まちゆいでの放映やユーチューブ等で外部発信する旨の答弁があり、本件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第12号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例について、議第13号 土岐市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例について、議第20号 土岐市火災予防条例の一部を改正する条例について及び議第21号 土岐都市計画下水道事業受益者負担金及び分担金に関する条例の一部を改正する条例について、執行部から説明があり、本4件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、議第22号 東濃西部広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及びこれに伴う東濃西部広域行政事務組合規約の変更について及び議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について、執行部から説明があり、本2件については、原案のとおり可決すべきものと全会一致で決しました。 次に、3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願について、審議に入り、日本の安全保障政策は、日米同盟の下、アメリカの核抑止力に依存している。核兵器禁止条約は、核保有国と非保有国との対立を深め、日本が核兵器禁止条約を批准することには慎重な対応が求められる。核なき世界は、核保有国と非保有国との協力のプロセスを経て実現される。その橋渡し役として、唯一被爆国である日本がその役割を担わなければならない。核なき世界への思いは同じではあるが、現在は世界情勢を見ると、現状では願意に応えることは難しいため、この請願を不採択としたいという意見があり、採決の結果、本請願については不採択となりました。 以上が我々総務産業建水委員会の審査結果でございます。 何とぞ我々委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、委員長の報告といたします。 ○議長(山田正和君) ここで暫時休憩いたします。 ただいまの委員長報告に対して質疑のある方は、休憩中に通告書を提出してください。討論についても同様でお願いいたします。 午前10時43分休憩 ──────────────────────── 午前10時43分再開 ○議長(山田正和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありません。 質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより議案を分割して討論、採決を行います。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 日程第2 議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算について反対討論を行います。 まず日本の状況は、コロナで浮き彫りになった問題として、日本の医療・保険制度が感染症の拡大に対応できていないところまで弱体化してしまったことです。1月の感染ピークには、入院患者が約1万4,700人、重症者が約1,500人に達したとされていますが、感染症病床は全国で188床と、20年間で半分近くに減っているといいます。雇用では、アベノミクスで8年間で雇用者が515万人増えたとされていますが、うち346万人が非正規雇用、非正規率は過去最高で、コロナの直撃で調整弁とされ、解雇されやすく、失業手当や支援が受けられずに不利な状況に置かれている、そういった問題が起こっています。消費税も2019年の増税で経済はマイナス成長に陥り、コロナが追い打ちをかけています。所得税や法人税と違い、赤字でも納めなくてはいけない消費税は、これまでの税の滞納額の6割以上を占めるとされています。 その中で土岐市のこの2021年度予算といいますと、市税はコロナの影響で約3億3,800万円の減少、市債も10億近く、大幅な増加となります。施策では、子育て支援で産後ケア事業が始まることや、前年度に引き続き、読書率向上への取組、健康増進策などを強化する予算案となりました。 しかし一方で、保育園、幼稚園、こども園の保育士などの非正規の会計年度職員で複数での担任を持つ職員の方が前年度から改善されない見込みであることや、小学校の35人以下の少人数学級の実現は、国の動きも含め、一歩前進した部分もありますが、このコロナの状況は喫緊の課題であり、まだまだ不十分であり、全学年での早期実施、さらなる現場の声・実態に合わせた前進を求めます。 地域の医療対策では組合の負担金などが提案されておりますが、病院事務一部事務組合準備会で一病院化を進める中、市民の不安など多数・多様な声が出され、コロナ禍の新たな脅威の中で、一度立ち止まって見直しが必要だと考えます。 こういった状況により、この予算に反対をいたしたいと思います。ご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 1番 後藤正樹君。  〔1番 後藤正樹君登壇〕 ◆1番(後藤正樹君) 議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算について、委員長報告に対する賛成討論を行います。 現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで経験したことがないような先行きが見通せない状況で、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大防止と、地域経済活動の回復の両立を図っていくことが求められています。 一方で、少子高齢化による社会保障費の増大や消費市場の縮小などの社会的課題への対応も迫られているところであります。 新年度予算では、新型コロナウイルス感染症の影響により、市税等の大幅な減収が見込まれる厳しい状況ではありますが、令和2年度補正予算と合わせ、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、令和2年度から引き続き重点事業として位置づけた読書率の向上や全世代健康寿命延伸事業ときげんきプロジェクトをさらに加速されることとされています。加えて、土岐市や美濃焼の歴史を深掘りした知の拠点を整備するための(仮称)文化財保存活用拠点整備事業など、将来に向けた投資も進めていく予算となっています。 さて、委員会審議では、一部反対の意見が述べられていました。 保育士や幼稚園教諭などの担任を受け持つ会計年度任用職員については、その処遇改善を行い、保育士、幼稚園教諭などの確保に努める予算となっています。また、一病院化に対する不安の声があるとの意見がありました。これについては、不安を抱く市民の皆さんに対する説明責任を真摯に果たしていくことが重要であるとは思いますが、誰もが必要なときに安心して質の高い医療サービスを受けられる地域医療体制や救急医療体制を確保するために必要なものだと考えます。 小学校の少人数学級については、国・県の動向を注視していく必要はありますが、土岐市としては、既に独自の取組として35人を超えるクラスにはサポートティーチャーを配置して少人数指導を実施できる体制を整備しており、これに対応できる予算となっています。 電源立地地域対策交付金は、令和3年度が最後の交付となる予定ですが、規定により、地域における福祉サービスを提供する事業、地域の自然環境等の維持・保全及び向上を図る事業、地域住民の生活利便性向上に資する事業などが交付対象となっています。本予算は、規定に基づいた適正な予算となっており、反対の理由は見当たりません。 以上のことから、限られた財源を効率的に配分し、市の総合計画に掲げるまちの将来像「人と自然と土が織りなす 交流文化都市」の実現に向けての予算であると考えております。 よって、委員長の報告のとおり可決すべきであり、賛成をいたします。 ○議長(山田正和君) 17番 小栗恒雄君。  〔17番 小栗恒雄君登壇〕 ◆17番(小栗恒雄君) それでは、議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算について、委員長報告に対する反対討論をさせていただきます。 この予算案に対する反対する点は2点あります。 まずその1点は、令和3年度土岐市一般会計予算中、第8款土木費、第2項道路橋梁費、第3目道路橋梁新設改良費のうち、陶元浅野線新設事業の2億2,471万2,000円については、令和3年度予算の重点事業の概要で説明がありますように、陶元浅野線新設事業は、市有地を有効利用するため道路と上下水道を整備することを目的といたしております。この市有地とは、紛れもなく新病院の建設予定地であります。しかも、この建設予定地は、昨年の夏、私ども土岐市議会の行財政改革特別委員会が執行部に提案させていただきました土地であります。東濃中部医療提供体制検討会が事前に上げていた複数の候補地とは全く別のものでありまして、私の憶測になりますが、特別委員会の提言以降ににわかに新病院建設予定地になった市有地であります。 ただ、この土地の欠点は、病院として使える道路がないことであります。そこで、約30年間も塩漬けになっていたパークウェイ構想が突如蒸し返し、むしろこじつけのように持ち上がり、市議会にも事前の説明も全くなく、唐突に持ち上がったにわか仕立ての事業であります。唐突でにわか仕立ての計画や事業には、税金の無駄遣いにつながる魔が潜みます。この事業は拙速過ぎると思います。新規事業には慎重さが必要でございます。 コウモリのような野生動物に由来するウイルスが僅か数か月で地球全体を覆う新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの生活を一変させました。マスクや消毒液が手放せない世の中が来るなんて誰が想像できたでしょうか。 しかし、ドイツでは既に9年前に未知のウイルス感染が発生することを想定し、正常時はベッド数にかなりの余裕があっても、未知の疫病の感染者が急激に増えると病院で収容し切れず、医療崩壊が起きて想像を絶する死者が出てしまいます。そこで、ドイツは重症者用のベッドを大幅に増設し、今回、コロナウイルスで大きな効果を発揮したのであります。 それでは、日本ではいかがだったでしょうか。私の覚えでは、数年前、公立病院の赤字を削減するため、病床を大きく削減する公立病院を統合する計画が進められていました。土岐市議会にも県の職員さんが東濃地区の公立病院を統合する、ただ経費を削減する目的だけの公立病院の統合が説明されたことを私は今でも思い出しています。 私は、今回のパンデミックに遭遇して気がついたことがあります。土岐市と瑞浪市、2市で本当に400床でいいでしょうか。土岐市は土岐市内で、瑞浪市は瑞浪市内で、ある程度余裕を持った自前の病床を持つ必要があるのではないでしょうか。ただ赤字削減だけを目的とした公立病院の統合は、両市民にとって安心や安全に関わる安全保障の大きな課題であります。そして、大変多くの費用がかかる課題でもあります。慎重に対応しなければなりません。建設部は、陶元浅野線の新設にはスピード感が必要だと言っておられますが、私は拙速に急ぐ必要はないと考えております。 新病院の建設主体の東濃中部病院事務組合の設立は、今この時点ではまだ議決されておりません。仮に可決されているとしても、施行は6月1日からであります。そして、6月1日から施行されたとしても、両市の市民の思いや両市の思惑が絡み合い、新病院建設までに紆余曲折も懸念されます。新病院建設の最終決定までには相当な時間がかかることも想定されます。また、場合によっては新病院建設が頓挫することも考えられます。不確定要素を強く感じます。新病院建設の最終決定がされない現時点で、陶元浅野線新設事業2億2,471万2,000円の予算の先取りは、財政難の土岐市においても市民の血税が無駄遣いにつながる可能性があります。 あるいは、私の一般質問の答弁で、新病院建設が頓挫してもパークウェイ構想を進めるとの答弁がありましたが、本来のパークウェイ構想のルートとは大きな違いがあり、これも市民の血税の無駄遣いにつながる可能性を潜めています。 あわせまして、令和3年度土岐市一般会計予算にも説明がありますように、令和3年度末における地方債の見込み残高は、ほぼ一般会計に匹敵する205億1,213万9,000円にもなり、土岐市の財政はある種の危険な自転車操業的状態であります。土岐市政の財政難の折、この上、新病院やパークウェイを建設したならば、起債はどこまで膨らむか、末恐ろしいものがあります。陶元浅野線新設事業は慎重に対応する必要があります。したがって、令和3年度土岐市一般会計予算中、陶元浅野線新設事業の予算計上については反対させていただきます。 次に、令和3年度予算案に計上されています電源立地地域対策交付金について、反対討論をさせていただきます。 反対する件は、昨年と同じ趣旨であります。電源立地地域対策交付金で職員の人件費の一部を予算措置している部分であります。電源立地地域対策交付金は、発電所施設の周辺地域における公共用施設の整備等を促進し、地域住民の福祉の向上を図り、発電用施設の設置及び運転の円滑化に資することを目的とした交付金であります。 瑞浪超深地層研究所は、高レベル放射性廃棄物の処分を研究するところであります。本来なら発電用施設の施設及び運転を円滑化する自治体等に交付される交付金のはずが、なぜ放射性廃棄物の処分を研究するだけの研究所の所在地及びその周辺に電源立地地域対策交付金が交付されるのでしょうか。それは、瑞浪超深地層研究所周辺地域にある程度の恩恵を与えることにより、同研究所などに何らかの方針変更があった場合、結果的に反対の声を上げにくくする危険性を秘めた交付金であります。 土岐市は、地域住民の福祉向上を図るという漠然とした理由で電源立地地域対策交付金を市の職員の給与に使うなど、目的意識の薄い交付金を長年受け続けてきましたが、目的意識の薄い交付金を受け続けることは、どこか常習性のあるドラッグに似て、薬が切れたとき、禁断症状に似た苦しみを伴うことがあります。その上、目的意識の薄い交付金を長年受け続けると、苦労なく手にしたあぶく銭のように、当然あるものとして漠然と使い続けると、税金の無駄遣いの削減やもったいないなどの節約意識がうせ、そこが心配です。あわせて市職員さんやコストパフォーマンスが下がることが心配されます。市政にとって、もらえる金は何でももらえというのはないと思います。市民生活の向上のため、市職員がきちっとした目的意識を持ち、知恵を絞り、苦労して補助金などを受け、土岐市民の福祉の向上を図る寄与としたならば、それは実りの多い市政となり、正しい税金の使い方だと思います。しかし、目的意識が低い市職員の知恵があまり働くことのない交付金は、受け取った金額以上に土岐市政の思考力を後退させるマイナス要素がある交付金だと思います。 以上の点から、私はこの交付金を辞退すべきと思っています。 したがって、電源立地地域対策交付金を前提とする議第1号 令和3年度土岐市一般会計予算に反対します。以上であります。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成15、反対2。 賛成多数であります。よって、議第1号議案は原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
    ○議長(山田正和君) 次に、日程第3 議第2号 令和3年度土岐市国民健康保険特別会計予算について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、議第2号 令和3年度土岐市国民健康保険特別会計予算について反対討論を行います。 国民健康保険は、加入者の状況などが大きく変化しており、財政基盤も他の医療保険と比べ最も脆弱となっております。国庫負担率も引き下げられ、滞納者は低所得者の負担軽減を行っていても多く、被保険者の負担も厳しくなっております。 今回の国民健康保険の予算では、給付費は1人当たりの医療費、増加傾向ということでありますけれども、給付費の全体は減少傾向です。それでも前年度の保険料に対し、土岐市の保険料は据置きの見込みになるといいます。今年度、基金1,500万円の活用は評価をしますが、基金は令和元年度に約3億6,000万円から5億6,000万円へ、令和2年度にはさらにそこに1億円を積み増す見通しであること、そのことを考えると保険料引下げにさらなる基金の活用が可能と考えます。答弁では、県の統一保険料激変緩和などに利用するということでしたが、しかし、まだこの統一保険料については目指す段階であり、詳細は決まっておらず、保険料がどうなるかもまだ示されておりません。一方で、市民生活はこのコロナの影響で厳しくなっており、コロナ禍の中で医療の受診状況が読みづらいところはありますが、給付費の推移から見ても、市の基金の活用でさらなる保険料引下げ、負担軽減をいただくことを求め、この予算に反対をいたします。ご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 14番 楓 博元君。  〔14番 楓 博元君登壇〕 ◆14番(楓博元君) 議第2号 令和3年度土岐市国民健康保険特別会計予算について、委員長報告に対する賛成討論を行います。 国民健康保険制度は、国民皆保険制度の基盤として地域住民の健康保持・増進に大きな役割を果たしております。しかしながら、国民健康保険は被用者保険と比べて加入者の年齢が高く、医療費も高いという構造的な課題を抱えております。そのような状況の中で、国民皆保険制度のセーフティーネットである国民健康保険の運営を安定化させていくことは非常に重要な課題と言えます。平成30年4月からは財政運営の責任主体が県に移管され、県が国民健康保険事業の健全な運営について中核的な役割を果たす中で、令和3年度の国民健康保険事業費納付金は前年度と比較して減額されておりますが、被保険者数の減少が見込まれるため、基金を繰り入れることによる保険料の上昇を抑制した予算となっております。 また、特定健康診査や人間ドックなどの保健事業を引き続き展開され、保険加入者の健康の保持・増進や医療費の適正化に努めるとともに、保険者努力支援制度に基づく特別交付金の増額も見込まれております。 今後とも、国民健康保険事業のより適正かつ健全な財政運営に取り組まれることを要望し、委員長報告に対する賛成討論といたします。以上です。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成16、反対1。 賛成多数であります。よって、議第2号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第4 議第3号 令和3年度土岐市駐車場事業特別会計予算について討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第3号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第5 議第4号 令和3年度土岐市介護保険特別会計予算について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、議第4号 令和3年度土岐市介護保険特別会計予算について反対討論を行います。 今年は、第8期介護保険事業計画で今後3年間の計画を策定する年です。前回の第7期では、県下で2番目に高い保険料水準となりました。今8期では、これを微増ながらさらに引き上げる予算となっています。前回、第7期の計画では、5億近い大幅な給付費の伸びを見通しておりましたが、それは外れ、今回かなりの下方修正をし、3年目の最終年でも約1億7,000万円増、前回の最終年の到達よりも、比較して8期は低く設定をされております。実際に基金も7期計画の前、平成29年度末の決算時では7,400万円あったものが、計画最終年度の令和2年度末には5億に達する見込みといいます。前年の基金残高2億400万円からも比較して倍以上になる見込みであります。これは保険料の設定が高過ぎたと考えております。 介護保険を利用してもらえばもらうほど、介護報酬も増えれば増えるほど保険料に跳ね返る制度上の問題は認めつつも、給付費の伸びや基金の状況を見る限り、基金などを活用して保険料を抑える予算にしていただきたい。年金生活の方が多い中で、保険料引上げは生活に直結する問題であります。コロナの状況もあり、保険水準も高く、今でも保険料負担が大変だという声もいただいております。保険料引き上げになる今回の予算には反対であります。賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 14番 楓 博元君。  〔14番 楓 博元君登壇〕 ◆14番(楓博元君) 議第4号 令和3年度土岐市介護保険特別会計予算について、委員長報告に対する賛成討論を行います。 本市の高齢化率は全国や岐阜県を上回って推移しており、令和2年9月末現在31.9%で、今後も穏やかに上昇し、令和22年には4割近くになる見込みであります。これに伴い、介護を必要とする要支援・要介護認定者数も増加することが見込まれております。 令和3年度予算については、第8期介護保険事業計画で推計された標準給付費及び地域支援事業費の見込み及び実績等を勘案し編成されたものであります。標準給付費等の伸びに伴い、介護保険料についても増額となっており、被保険者の皆様のご負担が増えることとなりますが、必要なサービスを利用できるよう、また少しでも長く健康で自立した生活が送れるよう、介護予防事業や認知症施策事業などが予算に組み込まれており、介護保険制度を社会全体で支えていくためにやむを得ないと考えます。 また、保険料の増加を少しでも抑制するため、低所得者への公費負担や介護給付費準備基金から繰入れを行うなど、必要な措置が講じられております。介護給付費準備基金については、団塊の世代が75歳以上となる令和7年に介護給付費が大幅に増加することが予想されており、介護保険制度の安定的な運営の観点から基金の適正な運用が必要になります。 さらなる介護保険サービスの充実と保険給付の適正化に加え、介護予防事業などの地域支援事業の充実が図られることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成16、反対1。 賛成多数であります。よって、議第4号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第6 議第5号 令和3年度土岐市・瑞浪市介護認定審査会特別会計予算から日程第11 議第10号 令和3年度土岐市下水道事業会計予算までの6件を一括して討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本6件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。 本6件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第5号議案から議第10号議案までの6件は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第12 議第11号 令和2年度土岐市一般会計補正予算(第13号)について討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第11号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第13 議第12号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例についてから日程第16 議第15号 土岐市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてまでの4件について一括して討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本4件に対する委員長の報告は、可決であります。 本4件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第12号議案から議第15号議案までの4件は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第17 議第16号 土岐市介護保険条例の一部を改正する条例について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、議第16号 土岐市介護保険条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。 先ほどの議第4号の介護保険特別会計予算と同様ではありますが、年金生活の方が多い中で、保険料引上げは生活に直結する問題です。今でも保険料負担が大変だという声もいただいております。前回の第7期計画では、平均保険料標準月額では県下2番目、全国平均も超える高い水準となっていますが、今回はそれを年額約560円と、微増ではありますが保険料引上げとなります。調べたところでは、近隣自治体の動向を見ますと、保険料は据置きとなりそうな見込みの状況であります。土岐市は近隣と比較しても高く、基金も大幅に増やしていること、このコロナの状況なども勘案しまして、保険料の引下げを求めて、この条例に反対をいたします。ご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 14番 楓 博元君。  〔14番 楓 博元君登壇〕 ◆14番(楓博元君) 議第16号 土岐市介護保険条例の一部を改正する条例について、委員長報告に対する賛成討論を行います。 第1号被保険者の介護保険料は、3年ごとに策定される介護保険事業計画に定める標準給付費及び地域支援事業費の見込額を国庫負担等の額や第1号被保険者の所得の分布状況に照らし、おおむね3年間を通じ、財政の均衡を保つことができるよう制定されているものであります。 今回の改正により、介護保険料は令和2年度までの第7期介護保険事業計画による保険料基準額と比較し、月額46円、0.7%の増加となっておりますが、介護保険料の増加を少しでも抑制するため、低所得者への公費負担や介護給付費準備基金からの繰入れを行うなど必要な措置が講じられており、第6期計画から第7期計画時の月額554円、9.9%の増加に比べ、増加割合は抑えられております。 介護保険制度は、介護を必要とする状態になっても安心して生活が送れるよう、社会全体で支えることを目的としており、安定した介護保険財政運営のため、委員長の報告のとおり可決すべきであり、賛成をいたします。以上です。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成16、反対1。 賛成多数であります。よって、議第16号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第18 議第17号 土岐市指定居宅介護支援等の基準等を定める条例の一部を改正する条例についてから日程第22 議第21号 土岐都市計画下水道事業受益者負担金及び分担金に関する条例の一部を改正する条例についてまでの5件について一括して討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本5件に対する委員長の報告は、可決であります。 本5件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第17号議案から議第21号議案までの5件は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第23 議第22号 東濃西部広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及びこれに伴う東濃西部広域行政事務組合規約の変更について討論を行います。 ただいまのところ、討論の通告はありません。 討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成17、反対ゼロ。 賛成全員であります。よって、議第22号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第24 議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について反対討論を行います。 この間、東濃中部の医療体制検討会から病院事業一部事務組合設立準備会、そして新病院の建設候補地など、諮問された土岐市及び瑞浪市医療提供体制検討会、再編説明会と、様々な場面でこの新病院、一病院化について議論・説明がなされ、意見聴取・パブリックコメントも実施されてきました。その中の意見を見てみますと、まだまだ市民の皆さんの反対や疑問の声が出されており、理解が十分得られていない状況です。加えて、コロナという想定外の緊急事態の発生も受け、両市の状況や感染に対する体制を立ち止まっていま一度考えるべきだと考えます。そのようなことから、東濃中部病院事務組合の設立をするための規約についても時期尚早であり、反対をしたいと思います。ご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 1番 後藤正樹君。  〔1番 後藤正樹君登壇〕 ◆1番(後藤正樹君) 議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について、委員長報告に対する賛成討論を行います。 東濃中部病院事務組合は、慢性的な医師不足という地域医療の課題を解消して、地域住民にとって必要な医療を安定的・継続的に提供する体制の確保を図るべく、土岐市立総合病院と東濃厚生病院の統合と一病院化に向けて設立されるものです。 これまで、土岐市・瑞浪市をはじめとする関係団体間の協議では、互いの利害が衝突し、調整が難航していたことが推察されます。それにもかかわらず、このたびようやく当該組合を設立する合意に至ることができたのは、地域の現状を踏まえ、地域の将来を見据えた上で、新たな医療提供体制を構築し、地域住民の命と健康を守るという共通の理念を共有することができた結果であると理解しています。かかる理念を実現するためには、本市は瑞浪市と手を携え、新病院建設という大きな事業を成功させなければなりません。 新病院建設に至るまでの間には紆余曲折があることも予想されますが、両市はそれぞれの立場の違いを乗り越えて、大局的な見地から真剣に議論し、市民の負託に応える必要があります。そして、そのためにはまず組合設立というスタートラインに立つことが不可欠であります。その一方で、私は地域の病床を減らしても住民の命と健康は守れると説明できる施策、具体的には在宅医療や医療と介護の連携、病気の予防や健康づくりの強化などが必要であるとも考えています。 執行部におかれましては、今後とも市民の皆さんに対する説明責任を真摯に果たしていただきたいということを申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(山田正和君) 17番 小栗恒雄君。  〔17番 小栗恒雄君登壇〕 ◆17番(小栗恒雄君) それでは、東濃中部病院事務組合の設立について、委員長報告に対する反対討論をさせていただきます。 先ほども申し上げましたが、日本では公立病院の赤字を削減する目的のため、病床数を大きく削減する公立病院を統合する計画が進められ、この議第23号 東濃中部病院事務組合の設立につながるなど、これまでの新病院建設へ向けての一連の流れでございます。 東濃中部病院事務組合規約のうち、第11条第2項の構成市の負担金の割合は人口割としとありますが、構成市の負担金の割合は、そもそも東濃中部病院事務組合が設立後に組合の議員が話合いによって決定される事項であり、事務局や準備会、検討会などで決定される事項ではないと考えます。まず、そこの1点を指摘させていただきます。 次に、新病院建設用地を肥田町浅野にしたことにより、土岐市から持ち出せる物納が必然的に増えることがあります。例えば上下水道が完備した道路を設置する新病院建設用地の約8ヘクタールの地価は、かなり高価な土地の価値があります。この約8ヘクタールの地価鑑定をすべきであります。そして、正当な土地評価をし、両市の応分の負担とみなすべきであります。 また、新設されます陶元浅野線のうち、浅野朝日町交差点から新病院建設用地までは、病院の取付道路としての性格が非常に強いものがあります。この区間の道路建設費は、両市の応分の負担とみなすべきと私は考えます。第11条第2項の構成市の負担割合は人口割としているだけでは、今申し上げました物納に当たる2点について、何も担保されていません。 今後も、新病院建設用地を肥田町浅野にしたことにより、土岐市からの持ち出される物納が必然的に増えることになります。この規約に土岐市の物納に関する明記をしなければ、両市の応分の負担とは言えません。この2点を指摘し、議第23号 東濃中部病院事務組合の設立について、私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成15、反対2。 賛成多数であります。よって、議第23号議案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長(山田正和君) 次に、日程第25 3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番 小関篤司君。  〔3番 小関篤司君登壇〕 ◆3番(小関篤司君) それでは、3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願について、委員会での不採択に対して反対討論を行います。 審議いただいた委員会の中で不採択となりましたが、委員の皆さんの意見を聞いて共通しているのは、最終的には世界から核兵器を廃絶していかなくてはいけないということだと思います。その意味で、史上初めて核兵器を全面的に禁止する核兵器禁止条約が発効され、核兵器の違法性が国際法によって規定され、核兵器なき世界へ向けた一歩が踏み出されたことは、この条約の意味はとても大きなことだと言えます。 委員会では、アメリカなどの核保有国が参加を拒否していることや、参加国の地域が限定されているなど実効性の課題、そして核抑止論、アメリカの核の傘に配慮し、この意見書不採択の理由に上げられました。しかし、最大の核保有国であるアメリカは、ロシアとのINF廃棄条約から離脱し、さらに中国への警戒感をあらわにし、際限ない軍拡競争が現実味を帯びております。5大国にだけ核保有を認めることを前提とした核拡散防止条約(NPT)も、近年、再検討会議が決裂し、合意に至っていません。その体制にくみせず、北朝鮮やインドなど、事実上の核保有国とみなされる状況もあります。 こういった核軍縮が進まない状況の中で、核兵器の保有によって安全保障の均衡が保たれるという核抑止力、核抑止論、こういったものは一たび使われれば互いの破滅を招くため、人類の驚異でしかありません。今後も続ければ、互いに牽制し、保有国を増やす危険や、核兵器を保有し続けることなど、核兵器を廃絶すること、核なき世界を実現することはかないません。この禁止条約は、核保有国に対してもオブザーバーとして参加する道筋もあり、止まっているNPT、この議論も前に進める橋渡しの役割が期待されております。 一方で、日本政府は、国連に毎年提出している核兵器廃絶決議でも、核使用による破滅的な人道上の結末に対する深い懸念の表明を意識するの表現に弱めるなど、国際社会においても意志薄弱な立場にとどまっています。核抑止論を打破するには、禁止条約の発効により核廃絶が実現可能な目標だという認識を世界的に広げ、不参加国への批判を内外で高める国際世論をつくり出すこと、それが唯一の被爆国である日本こそが参加を決定し、核廃絶の実現を主導する明確な意思表明が必要だと考えます。 この条約は、前文に被爆者の受け入れ難い苦しみに留意すると明記されているように、広島・長崎への原爆投下から75年余り、原爆投下のむごさや非人道性を訴えてきた被爆体験者の活動が国際世論を動かし条約の発効に至った、この意義を皆さんに改めて確認をしていただきたいと思います。 日本では、憲法で戦争放棄と戦力不保持を掲げる国です。核抑止論から抜け出し、禁止条約に参加し世界に訴えていくこと、核兵器禁止条約という新たな国際合意の下で、核兵器廃絶へ踏み出す後押しをこの地方からも意見書として発信していこうではありませんか。ぜひ、多くの方の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(山田正和君) 1番 後藤正樹君。  〔1番 後藤正樹君登壇〕 ◆1番(後藤正樹君) 3請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印と批准を求める意見書採択についての請願を不採択とする委員長報告に対する賛成討論を行います。 まず、核兵器廃絶が人類共通の目標であることは明白であり、議論の余地はありません。そして、この意見書案にあるように、核兵器禁止条約が2017年7月に国連総会で採択され、2021年1月に発効したことによって、核兵器が国際法上違法であるということが世界に示されたことは、核兵器廃絶を目指す人類にとって画期的なことであると思います。この点、アメリカをはじめとする核保有国が同条約に調印・批准していないことをもって、条約の実効性に疑問を呈する見解もあります。しかし、同条約が核兵器の開発・保有・使用のみならず、威嚇としての使用も禁止したことにより、核兵器の違法性を国際法上の規範として確立した意義は大きいと思います。 ただ、その一方で、日本の安全保障政策は日米同盟の下、アメリカの核抑止力に依存しています。この点、核兵器禁止条約は核抑止論の前提となっている威嚇としての使用も禁止していることから、同条約に調印・批准することは、核抑止力を自ら否定することになり、日本だけでなく、ドイツをはじめとする北大西洋条約機構の加盟国など、核の傘の下にある国々は、安全保障政策上、大きな矛盾を抱え込むことになります。 したがって、まずは従来からの核抑止論によらない安全保障体制を、核保有国も含め、世界の多くの国々が模索し、構築していく必要があります。そして、その過程において、日本は唯一の戦争被爆国としての国際的な立場を生かし、真剣に努力する使命と責任を負っていると私は考えます。政府は、溝が深まる核保有国と非保有国双方の橋渡し役として、現実的かつ実践的な取組を粘り強く進めていくとしていますが、その言葉どおり、世界の国々の先頭に立って核兵器廃絶に向けた取組をリードすべきであると思います。そして、日本も最終的にはこの条約を批准できるような環境を整えていく必要があると私は考えています。 以上のことから、土岐市議会として行うべきことは、まずは調印と批准に向けた建設的な議論を進めることを要望することであると私は考え、同条約に調印・批准することを強く求めるとする本意見書の採択には賛同いたしかねます。 よって、委員長の報告のとおり不採択とすべきであり、委員長報告に賛成をいたします。 ○議長(山田正和君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田正和君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 続いて採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成・反対の投票ボタンを押してください。 投票を終結いたします。 投票結果を報告いたします。投票総数17、賛成15、反対2。 賛成多数であります。よって、3請願第1号は不採択と決しました。 以上で、本日の日程、全て終了いたしました。 これをもちまして、令和3年第1回土岐市議会定例会を閉会いたします。 ここで、本年3月31日をもって退職されます職員の皆様、ご起立ください。 退職されます職員の皆様に対し、議会を代表して一言御礼を申し上げます。 皆様方におかれましては、それぞれの立場で長きにわたり、市政発展、地域福祉の向上のため献身的にご尽力賜りましたことに深く感謝申し上げます。 今後、新たな道をそれぞれ歩まれますが、今までの豊富な経験を生かしながら、健康には十分留意され、本市の発展のため、ご指導・ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。 本当にご苦労さまでございました。 ご着席ください。 閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。 今期定例会は、2月25日の初日以来、30日間にわたり、新年度予算をはじめ、条例関係議案など、提案されました重要案件を終始熱心に慎重審議され、全議案を議了して閉会できましたことに対し、厚く御礼申し上げます。 執行部に皆様方におかれましては、審議過程での意見等を十分に尊重され、それぞれの立場で本市発展のために一層のご尽力をお願いいたしまして、閉会の挨拶とさせていただきます。 ここで、市長よりご挨拶をお願いいたします。 加藤市長。  〔市長 加藤淳司君登壇〕 ◎市長(加藤淳司君) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 提案をさせていただきました全議案とも原案可決及び同意・承認をいただき、誠にありがとうございました。 さて、東日本大震災から10年の月日が流れました。その間、熊本の震災、西日本を中心とした豪雨災害など、思い返せば想定外のという枕言葉が使えなくなるほど数多くの激甚災害に見舞われた10年でありました。犠牲になられました方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、本市におきましては今後も想定外を想定外とせず、危機管理に注力してまいりたいと存じます。 今、市内の桜もそろそろ見頃を迎えておりますが、コロナ対策として、市民の皆様には花見の宴会などをご遠慮いただかなければならないという、少々寂しい春となってしまいました。この感染症もまさしく想定外ではありましたが、市といたしましては、切れ目のない対策と将来に向けた投資という理念を柱に来年度予算を編成いたしました。今後進めてまいりますワクチン接種という、過去に例のない大規模な事業にも万全を期して取り組んでまいりたいと存じております。 また、将来の医療を責任を持って提供できるよう進めてまいります東濃中部病院事業組合の設立につきましても、今議会におきましてご理解を賜ったところでございますが、今後も瑞浪市と協力しながら、将来に向けた医療体制の構築を目指してまいりたいと存じております。 議員各位におかれましては、引き続き一層のご理解とご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山田正和君) ありがとうございました。 これにて散会いたします。ご苦労さまでございました。 午前11時53分閉会 ────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 土岐市議会議長  山田正和      議員  水野哲男      議員  各務和彦...