○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、副
議長辞職許可についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。
地方自治法第117条の規定により
高作昌年君の退席を求めます。 (12番
高作昌年君退席)
○議長(
上平公一君) 職員に
辞職願を朗読させます。
◎次長(
華岡一哉君) 朗読いたします。
辞職願 私儀、このたび一身上の都合により、
輪島市議会副議長の職を辞したく、許可されるよう願い出ます。 平成22年6月9日
輪島市議会副議長
高作昌年 輪島市議会議長 上平公一殿 以上であります。
○議長(
上平公一君) お諮りいたします。
高作昌年君の副
議長辞職を許可することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、
高作昌年君の副
議長辞職を許可することに決しました。 (12番
高作昌年君
入場)---------------------------------------
△副
議長選挙
○議長(
上平公一君) ただいま副議長が欠員となりましたので、副
議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、副
議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行います。 これより副
議長選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、
地方自治法第118条第2項の規定により
指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は
指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。指名については議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 副議長に、
漆谷豊和君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
漆谷豊和君を副議長の当選人と定めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
漆谷豊和君が副議長に当選されました。 ただいま当選されました
漆谷豊和君が議場におられますので、本席から
輪島市議会会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 これをもって副
議長選挙を終わります。
---------------------------------------
△副
議長就任あいさつ
○議長(
上平公一君) 9番
漆谷豊和君。 (副議長
漆谷豊和君登壇)
◆副議長(
漆谷豊和君) 一言ご
あいさつを申し上げます。
輪島市議会副議長という重責を
議員皆様方の多大なご理解により、任につくことになりました。まずもって感謝と御礼を申し上げます。 今後、さまざまな
議会運営が予想されますが、しっかりと議長を補佐し、皆様のご期待に沿うべく努力したいというふうに考えております。 小生、まだまだ未熟な身でありますから、
議員皆様方のご指導を仰ぎ、そしてあわせて市長を初め
執行部の
皆様方のご協力を得て、しっかりやっていきたいというふうに思っております。 本日はまことにありがとうございました。よろしく
お願いいたします。(
拍手)---------------------------------------
△
議案上程
○議長(
上平公一君) 次に、本日、市長から提出のあった議案第59号から議案第78号を一括して議題といたします。
---------------------------------------
△
市長議案説明
○議長(
上平公一君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
市長梶 文秋君。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 皆様、おはようございます。 本日から23日まで、第2回
市議会定例会が開会をされるわけでありますが、何とぞよろしく
お願いを申し上げたいと思います。 ここに、平成22年第2回
市議会定例会の開催に当たりまして、現在の市政の状況とあわせまして、提出をいたしました議案につきまして、その大要をご説明申し上げたいと存じます。 説明に先立ちまして、ただいま副
議長選挙が行われ、この1年間、
高作昌年前副議長におかれましては、
議会関係の諸事業はもとより、
震災復興の区切りから新たな
まちづくりに向けまして、さまざまな諸事案につきまして多大なるご支援を賜り、そしてご尽力もいただきました。厚く感謝を申し上げたいと存じます。ありがとうございました。 また、今回、新たに選任されました
漆谷豊和新副議長におかれましては、今後のさまざまな諸課題に対しまして、とりわけこれまでの議員としての実績を生かされまして
市政進展のために、その
推進解決にぜひとも大きなご支援、ご協力を賜りますよう心から
お願いを申し上げ、あわせて
お祝いを申し上げたいと存じます。何とぞよろしく
お願いいたします。 また、
先ほど全国市議会議長会及び
北信越市議会議長会の永年
在職議員表彰におきまして、在職20年以上の
特別表彰を受けられました
橋本重勝議員並びに在職15年以上の表彰を受けられました
竹田一郎議員、小山
栄議員、また
上平公一議長におかれましては、
市勢発展と
市民福祉の向上に特段のご尽力をいただき、そのご功労、輝かしいご功績に対しましての本日の
表彰伝達に際しまして、深く敬意を表しますとともに、心より
お祝いを申し上げる次第であります。まことにおめでとうございます。 また、この際、ご報告をいたしたいと存じますが、本
市議会議員で輪島市
消防団団長を務めておられます
中山議員におかれましては、先月5月25日付で第11代石川県
消防協会会長に就任されました。このことは
能登地区では初めてのことでありまして、この間のご活躍あるいは実績に基づく評価の上に立つことでありまして、心より
お祝いを申し上げますとともに、今後とも防災の
重要性にかんがみ、ご自愛の上、
消防団発展のため何とぞ専心、ご尽力を
お願い申し上げる次第であります。 また、私ごとになりますけれども、去る5月11日より約20日間にわたりまして、
病気療養のため業務を大下副市長にゆだねまして休ませていただいたところであります。議会の皆様、市民の皆様に多大なるご心配やご迷惑をおかけいたしまして、まことに申しわけございませんでした。病名は
脊柱管狭窄ということでありまして、そのための手術を行ったところであり、ここ数年来、足のしびれ、痛みを感じておりましたけれども、これらは
脊柱管の軟骨によって神経が圧迫されていたということで、これを取り除くということでありました。精いっぱい、今後、みずからこうした体調の管理も含めて、
市政進展のために頑張ってまいりたいと思います。大変ご迷惑をおかけいたしました。 それでは、説明に入らせていただきます。 去る5月4日には、構想から約20年、着工から約17年を経まして、
マリンタウンの
旅客船岸壁が
供用開始となり、初めての旅客船として2万トンを超える
商船三井客船株式会社所有の
豪華客船にっぽん丸をお迎えすることができました。
供用開始式では、
谷本知事を初め
関係各位のご臨席を賜り、市民の皆様とともに喜びを共有できましたことは、実に大きな感激でありました。この日を迎えることができましたのも、
市議会議員の皆様を初め
関係各位のご尽力、ご支援のたまものと深く感謝をいたしているところであります。 特に、
にっぽん丸の
歓送迎には、市民多数のご参加をいただき、
村上船長からもその
歓送迎は日本一との感想をいただいたこの日の
出来事は、輪島の歴史に新しい1ページを刻むものと考えており、今後のふじ丸、
ぱしふぃっくびいなすの入港に際しましても、
関係皆様方の大きなご支援をこの機会に
お願い申し上げたいと存じます。 一方、4月25日には
永井豪記念館の開館1周年記念として、
永井豪先生、さいとう・たかを先生、ちばてつや先生による
トークショーも全国からのファンを招き開催したほか、ゴールデンウイーク中の観光入込客数も前年を上回るものでありました。 このほか、5月30日から6月6日にかけての
輪島市民まつり2010もすばらしい天候に恵まれ、
市民一体となり盛況のうちに無事終えることができました。
実行委員会関係者を初め、ご協力をいただきました皆様に対しまして、この場をおかりいたしまして、改めて心より感謝申し上げる次第でございます。 続きまして、議案の説明に入ります前に、今回の
補正予算と私自身の
選挙公約との関係についてご説明を申し上げます。
選挙公約では、
定住人口と
交流人口の拡大、少子・
高齢化時代への対応、生涯学習とスポーツによる
人づくり、生活に密着した
各種事業の推進、この4つの項目を柱といたしまして、この6月議会を初めとする、今後4年間の中で精いっぱいこれら実現に向けて取り組む所存であると申し上げてまいりました。 したがいまして、今回の
補正予算につきましては、
選挙公約に挙げました事柄を盛り込んだ
政策的予算となるものでありますが、すべてということではなく、今回具体的な
予算計上を見送ったものもありますので、この点につきましてあらかじめご説明を申し上げる必要があると考えております。 まず、
輪島塗の
ユネスコ無形文化遺産登録についてでありますけれども、この間3年から4年の間に、この登録がなされるということを申し上げてまいりました。しかし、昨日の報道などによりましても、この
ユネスコの登録につきましては、
ユネスコ事務局の対応も含めて、この3年というのが確実になるのか、4年になるのかというところが少し見えにくくなってまいりました。これは、
世界各国からの候補の数が非常に多いということから、事務的におくれが生じているということであります。 しかしながら、輪島市にとりましては、この地を訪れた人が旅館や飲食店で漆を身近に感じられる
輪島塗を日常的に使っていただくための取り組みや、観光、
商工業、
漆器産業への支援など、漆の香る
里づくり施策につきましては、より詳細に
制度設計を行った上で、次の議会以降に予算を計上してまいりたいと考えております。 また、
輪島霊苑の建設についてでありますけれども、旧門前町と穴水町が整備をいたしました原にある
霊苑施設については、本市の久手川にあります施設と1年違いで整備された施設でございます。ともに
老朽化が進んでいるということから、一体化するなどの
方向性を見出すことも、将来的な
ランニングコストを含めてメリットが多いと考えておりまして、それらを踏まえまして十分に調整、協議も必要であろうと考えていますが、いずれにせよ、今任期中には完成を目指す覚悟でございます。 次に、門前町地区の
中心部から
七浦地区を最短で結ぶ市道まがき線に関してであります。計画中の(仮称)ま
がきトンネルにつきましては、その
事業費や財源、また手法の調査などを進めておりますけれども、単に費用対効果だけでなく、通勤、通学の日常の利便性を初め、
救急救命や災害時の対応など多面的な検討を重ねる中で、その必要性を改めて痛感している次第であります。したがって、今後十分な調整を行いまして、今任期中の着手を目指してまいりたいと考えております。 最後に、
地球温暖化対策についてでありますが、今回、
地域バイオマスの利活用に係る経費並びに本
庁舎蛍光管を
LED蛍光管に取りかえる経費を計上いたしておりますが、加えて
事業所並びに
家庭用LED照明導入に対する
助成制度も必要と考えております。しかしながら、現在
LEDの規格が統一されていないという状況や、価格にばらつきが多い点、また
丸型蛍光管タイプの汎用品がほとんど流通していないなどの問題点も多いため、今後、製品の
普及状況もあわせて見ながら、以降の議会において
予算計上を行いたいと考えているところであります。 以上の諸点につきましては、何とぞご理解を賜りますようよろしく
お願いを申し上げます。 いずれにいたしましても、4年後に
北陸新幹線金沢開業を控え、
ユネスコの
無形文化遺産への
輪島塗の登録が予定されているなど、ここ三、四年は本市にとって最も重要な時期でありまして、大きく飛躍するチャンスであると考えております。
能登地区全体の長年の悲願でありました
能登有料道路の8月からの
大幅値下げや、2013年の
完全無料化も、その方針が決定し、
市民生活の向上とあわせて
観光客誘致にも大きな追い風になるものと期待いたしております。市といたしましても、この機を逃すことなく
観光都市輪島の構築に向け、全身全霊で取り組んでまいる所存であります。 それでは、今回提出いたしました議案についてご説明を申し上げます。 今回提出いたしましたのは、
専決処分の承認を求める議案7件、予算の補正に係る議案7件、条例の一部改正に係る議案6件の計20件であります。 まず、議案第59号から議案第65号の7件につきましては、
地方自治法第179条第1項の規定に基づき、緊急やむを得ず
専決処分を行ったものであります。議案第59号と第60号は地方債、
交付金等の決定に伴う
財源調整を行うものであり、議案第61号から65号につきましては国の
法律改正に伴い
関係規定の整備を図るものであります。ご了承の上、ご承認賜りますよう
お願いを申し上げる次第であります。 続きまして、議案第66号から議案第72号につきましては、平成22年度の
一般会計、4
特別会計及び2
企業会計の
補正予算に係るものでありまして、主な内容につきましては次のとおりであります。 まず、本年度、
姉妹都市であります山口県萩市との提携が20周年を迎えるに当たり、夏の
輪島大祭の時期に合わせて
萩市民号の皆様をお迎えするほか、秋には本市から萩市へ
交流団を派遣いたしまして、
文化交流などの
記念事業を行うための費用を計上いたしております。 次に、
消防防災対策、
被災者支援対策といたしまして、
自然災害を原因とする被災につきましては、規模などの関係で国の
支援制度の外にある、
制度外となる場合であっても、国の制度に準じた
支援金を受け取ることができるという制度を本年2月の
定例議会で市独自の制度として設けたところでありますが、今回新たに、
自然災害を原因としない火災に遭われた方に、最大20万円の
見舞い金を支給する制度を設けるほか、地域の
初期消火体制の充実を図るため、
消防ポンプ自動車の更新に伴う
積載能力向上を図る費用及び新たに市内5カ所において
防火水槽の新設を行う費用を計上いたしております。この結果、
防火水槽につきましては、当初予算で計上したものと合わせますと、今年度10基の整備となるものであります。 次に、地域の
交通対策といたしまして、
高齢者の
外出支援としては、これまで、のらんけバス、
愛のりバスの
運行等に力を入れてまいりましたが、新たに門前町地区におきまして、
路線バスが運行していない地域を主として、二又・
入山コース、猿橋・
小石コース、深見・
六郎木コース、安代原・
西円山コースの4つの
コースを設定し、1
コース当たり1日3往復、週3回の隔日体制で、寄贈を受ける10人
乗りワゴン車による
試行運転を行うための費用を計上いたしております。
利用料金につきましては、
協力金として1回100円を予定しておりますが、乗りおり自由な
フリーバス形式とし、7月中をめどにスタートする予定であり、
運行コースや運行時間などについて、今後の
本格実施に向けての課題や
データ収集を行おうとするものであります。 次に、保健、福祉に関する施策といたしまして、国の
法律改正に伴い、本年8月から
父子家庭における
児童扶養手当の支給を開始するほか、3歳児に対する日本脳炎の
集団接種を行うための費用をそれぞれ計上いたしております。また、
地域医療の充実を図るため、
門前診療所における
眼底カメラなどの機器を更新する費用を計上いたしております。 次に、
環境対策といたしまして、
先ほども申し上げましたが、市内における
バイオマス資源の
有効活用を図り、地域内におけるバイオマスエネルギーの回収などを通じ、
環境対応型社会を形成するための
計画策定を行うほか、
地球温暖化対策の一環として、庁舎の照明の一部を現在の
蛍光灯から
LED製品のものに更新する費用を計上いたしております。 次に、
農林水産業の振興に関する施策といたしましては、
商品そのものが輪島を連想させるようなお
土産品等の開発を目指し、
地元産品を使用した新商品のコンテストを市外からの応募も対象として行うほか、林業の振興として地元の木材の
利用促進を図るための
新築住宅への
助成制度として、
延べ床面積が80平方メートル以上で地元産材を50%以上使用などの要件を満たす
対象者全員に30万円を助成することとして、既存の制度を拡充しようとするものであります。 このほか、漁業の
基盤整備として、新たに
名舟漁港における防砂堤の整備を行うほか、現在整備中の小
鵜入漁港、
門前地区の
深見漁港の工事の進捗を図るための費用をそれぞれ計上いたしております。 次に、
商工業の振興に関する施策といたしまして、地域の雇用対策としては、当初予算におきましても手厚い対応をしていると考えているところですが、今回の補正におきましても、非正規労働者や中高年齢者の就業機会の確保を目的とし、民間企業等に失業者の新規雇用を条件とした事業の委託を行うほか、障害者の方々の雇用環境は一層厳しいものと考えるところから、今回新たに市独自の制度として、障害者の雇用を行う事業者への、短時間でも継続して雇用する企業や個人事業に対し、給与の2分の1、限度額月額2万5,000円の助成を2年間行うための費用を計上いたしております。このほか、地場産業の振興対策として、
漆器産業の将来的な活性化策を模索するため、本年11月に漆器と地元食材による地域の活性化をテーマとしたシンポジウムを開催するための費用を計上いたしております。 次に、観光振興に関する施策といたしまして、市のインターネット観光ウエブサイトにおきまして、携帯端末からの活用の利便性を向上させるとともに、多国語に対応した情報を発信できるよう改善を行うほか、JTBが発行する旅行情報誌への特集ページの掲載、航空機の乗り継ぎ割引の対象となった九州地区におけるマスコミや旅行代理店に対する出向宣伝、年賀状や切手などの郵便を利用した全国に向けての本市の魅力発信など、多様な手法により誘客推進を図るための費用を計上いたしております。 このほか、これまで大変好評をいただいております能登ふるさと博に関連して、市内の協賛宿泊施設に宿泊していただいた方に、昨年に引き続き
能登有料道路の利用券を提供するための費用のほか、本市の重要な観光資源であります御陣乗太鼓に関しまして、御陣乗太鼓保存会の設立50周年を記念して行われる式典の開催、写真集、記念誌の発行に対する補助を行う費用を計上いたしております。 次に、生活基盤の整備といたしまして、まず市道の整備では、山岸6号線ほか5路線の改良工事を初め、観音町の道路の美装化、生活路線の舗装の改修及び側溝の整備のほか、橋梁の耐震対策として里小橋ほか2橋の補修費用を計上いたしております。 また、水道の整備として、未普及地域の解消を図るため、給水区域を尊利地町全域に拡大する水道管布設の費用を計上したほか、その関連といたしまして、議案第78号輪島市水道給水条例の一部改正におきまして、尊利地区全域を給水区域に加える改正を行うことといたしております。また、安全で安定した給水体制を確保するため、大沢地区における
老朽化した簡易水道施設の基幹改良に係る費用を、このほかごみ処理施設の整備として、輪島クリーンセンターの埋立処分場における堰堤の造成に係る費用などを計上いたしております。 次に、
マリンタウンの整備に関する施策といたしましては、ボートパークの整備や、サッカーや陸上競技としても利用できる多目的運動広場の整備に関する費用を計上しており、今年度中の完成を目指すこととしております。これにより、大型客船接岸岸壁の完成に続き、一大交流拠点としての
マリンタウン全体の本格的な利活用が可能となるものであります。 また、
マリンタウン住宅用地の販売も開始することとし、用地販売促進に関する費用を計上いたしております。屋根や道路に面した壁面などにおける景観への配慮を売却の必須の要件として、これを満たす場合には50万円、さらに輪島産材を利用した場合は30万円、地元工務店を利用した場合はさらに40万円をそれぞれ上乗せし、最高120万円の補助を行い、景観団体として輪島らしい街並みの形成と地元経済の活性化を期するものであります。 次に、教育に関する施策といたしまして、まず、高校生の遠距離通学によるバス通学費を支援する制度を新たに設けております。これは、国により公立高等学校についての授業料の無償化等の施策が行われたことに伴い、高校生に対する育英資金の給付制度は、これを廃止し、これにかえて家庭の大きな負担となっている遠距離によるバス通学費等の負担軽減を図るため、月の通学に係る費用のうち1万円を超える部分の2分の1を補助する制度を新たに設けるものであります。 また、学校施設に関するものとしましては、東陽中学校の開校に当たり、記念講演会や竣工式の開催などを初め、鳳至小学校及び門前東小学校の外壁等を改修するための費用を計上いたしております。また、学校教育に関するものといたしましては、読書教育の推進を図るため、新たに図書館司書補3名を追加配置することとしており、これにより市内全小・中学校において、毎週1回以上読書教育について専門的な指導を受ける体制が整うものであります。このほか、河井小学校、大屋小学校の特別支援学級に支援員をそれぞれ1名追加配置するための費用を計上いたしております。 次に、生涯学習の推進に関する施策といたしまして、本年8月に門前グラウンドゴルフ場におきまして、親子でのグラウンドゴルフ大会やボランティア活動の体験を通して、青少年の健全育成を図るための親子交流イベントを開催するほか、一本松総合運動公園体育館及び門前総合運動公園などにおける体育施設の改修に係る費用を計上いたしております。 次に、文化の振興に関する施策といたしまして、文化的景観、文化財の維持、保全等を図るため、国の伝統的建造物群保存地区であり、本年4月に策定しました輪島市景観計画における輪島景観重点地区でもあります門前町黒島地区において、地区内の道路の美装化、排水路の整備等を行うもののほか、県指定の文化財であり、全国的にも珍しい大規模な茅ぶき建築物である阿岸本誓寺について、その茅ぶき屋根のふきかえに対し助成を行うための費用を、県とあわせて行おうとするものであります。 このほか、文化活動に対する支援といたしまして、市指定の無形民俗文化財であります門前とどろについて、保存会が行う衣装の新調及び地域の子供たちへの伝承教室の実施に対する助成のほか、本年7月にアメリカ、コロラド州で開催される第7回世界青少年交流フェスティバルに輪島・和太鼓虎之助が参加するのに伴い、その参加費用の一部を助成するための費用を計上いたしております。 これらの結果、
一般会計の
補正予算額は13億5,352万円となり、その財源としては国費、県費等のほか、一般財源として2億1,956万1,000円を必要といたしておりますが、全額、後年度元利償還金が100%補てんされることとなる臨時財政対策債を活用してまいります。補正後の額は193億5,852万円となっているところであり、また
特別会計の
補正予算額は1億2,004万6,000円、補正後の額は
特別会計全体で107億5,050万4,000円、
企業会計の
補正予算額は1億2,235万5,000円、補正後の額では
企業会計全体で56億1,542万2,000円となり、それら全会計の合計では補正額で15億9,592万1,000円、補正後の額は357億2,444万6,000円となるものであります。 予算規模といたしましては、前年度当初予算と比較し3.2%の減となりますが、これは東陽中学校建設や
マリンタウン関係事業が順調に進んだことによるものであります。 続きまして、条例の一部改正に係る議案についてであります。 議案第74号は、輪島市税条例の一部改正についてでありまして、国の税制改正による地方税法等の一部改正に伴い、本年10月からのたばこ税の税率引き上げを行うほか、個人の市民税に関し、所得税における年少者扶養控除の廃止を受け、扶養親族を把握するための手続を定めるものであります。 議案第75号は、輪島市保育の実施等に関する条例の一部改正についてであります。租税特別措置法の一部改正に伴い、新たに設けられました所得税の税額控除について、保育世帯の所得状況の実態を把握するために、所得とは直接関係のない住宅の省エネ改修事業に係る税額控除などの適用を除外し、保育料の算定を行うための規定の整備を行うものであります。 議案第76号につきましては、輪島病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてでありまして、国が定める診療報酬の算定基準が改正されたのに合わせ、市立輪島病院の診療等に係る使用料の規定を見直し、あわせて使用料等の項目の整理を行うものであります。 議案第77号につきましては、輪島市育英資金条例の一部改正についてでありまして、高等学校の生徒に対する月額給付の育英資金制度を廃止するものでありますが、
先ほどの
補正予算のご説明の際にも申し上げましたが、これは国の公立高等学校授業料無償化などに伴うものでありまして、かわりに遠距離通学によるバス通学費を支援する制度の創設を行い、就学
支援制度の充実を図ろうとするものであります。 以上が今回提出いたしました議案の主な内容であります。 何とぞご審議の上、適切なる対応を賜りますよう
お願いを申し上げます。 なお、人事案件につきましては、後日改めて追加提案いたしたく、あらかじめご了承いただきますよう
お願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(
上平公一君)
提案理由の説明は終わりました。
---------------------------------------
△諸報告
○議長(
上平公一君) ここでご報告いたします。
地方自治法施行令第146条第2項及び地方公営企業法第26条第3項の規定により、平成21年度輪島市
一般会計繰越明許費繰越計算書、平成21年度輪島市病院事業会計予算繰越計算書及び平成21年度輪島市水道事業会計予算繰越計算書については、報告第1号から報告第3号をもってお手元に配付しておりますので、あらかじめご了承おきください。
---------------------------------------
△休会の件
○議長(
上平公一君) 次に、休会の件についてお諮りいたします。 明6月11日から16日までの6日間を、議案等調査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(
上平公一君) ご異議なしと認めます。よって、6月11日から16日までの6日間は休会することに決しました。
---------------------------------------
△閉議
○議長(
上平公一君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。 次会は、6月17日午前10時から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 (午前11時02分散会)
--------------------------------------- (参照)議事日程(第1号) 平成22年6月10日(木) 午前10時開議 日程第1
会期決定の件 第2
会議録署名議員の指名 第3 副
議長辞職許可について(追加) 第4 副
議長選挙(追加) 第5 議案第59号から議案第78号 一括上程
提案理由の説明 第6 休会の決定
--------------------------------------- 発総第177号 平成22年6月3日
輪島市議会議長 上平公一様 輪島市長 梶 文秋 平成22年第2回
輪島市議会定例会における説明員の委任及び嘱託について(通知)
地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定により、平成22年6月10日招集に係る平成22年第2回
輪島市議会定例会における説明員として、次の者を委任並びに嘱託したので通知します。 記委任した者 嘱託した者 教育委員会 副市長
大下泰宏 吉岡邦男 教育長 門前総合支所長 教育部長 岩井與一 兼教育委員会 西見 豊 (参与) 庶務課長 教育委員会
総務部長 宮坂雅之 高野 勝 学校教育課長 教育委員会
福祉環境部長 丹圃俊記 岡田邦男 生涯学習課長 教育委員会
産業部長 西畑賢一 宮脇新次 文化課長 選挙管理委員会
建設部長 佐藤 修 西山豊一 事務局書記長 監査委員
総務部総務課長 坂下利久 平谷郁代 事務局長 農業委員会
総務部企画課長 坂口 茂 上岡克彦 事務局長
総務部財政課長 中山由紀夫 総務部監理課長 小谷伊佐雄 総務部税務課長 今井由夫 総務部放送課長 池田友晴 福祉環境部 毎田 隆 市民課長 福祉環境部 山本末松 福祉課長 福祉環境部 北浜陽子 健康推進課長 福祉環境部 刀禰 登
環境対策課長 産業部
福島暢男 農林水産課長 産業部 大西正浩
商工業課長 産業部 山下博之 観光課長 建設部
野口裕一 土木課長 建設部 宮下敏茂 都市整備課長 建設部 山本清道 下水道課長 門前総合支所 山下俊弘 総務課長 門前総合支所 山口哲平 市民課長 門前総合支所 宮越勝彦 健康福祉課長 市立輪島病院 井上 治 事務長 水道課長 吉村正一 会計管理者 中道秀治 兼会計課長
△会期予定表 平成22年第2回
輪島市議会定例会 会期予定表 (会期14日間)日次月日曜開議時刻摘要16月10日木午前10時開会、会期の決定、
会議録署名議員の指名、市長提出
議案上程、
提案理由の説明
(全員協議会)211日金 休会(
議会運営委員会)312日土 休会413日日 休会514日月 休会615日火 休会716日水 休会817日木午前10時 質疑、質問918日金午前10時 質疑、質問(委員会付託)1019日土 休会1120日日 休会1221日月午前10時 休会(各常任委員会)1322日火 休会1423日水午前10時
午前11時
午後2時 (
議会運営委員会)
(全員協議会)
委員長報告、質疑、討論、採決、閉会...