丸亀市議会 > 2021-06-04 >
06月04日-03号

  • オリンピック(/)
ツイート シェア
  1. 丸亀市議会 2021-06-04
    06月04日-03号


    取得元: 丸亀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 3年第3回 6月定例会         令和3年第3回丸亀市議会6月定例会継続会会議録  令和3年6月4日(金) 午前10時             ───────────────  出席議員 24名 1番  渡  邉  一  馬 君  │  13番  横  川  重  行 君 2番  守  家  英  明 君  │  14番  加  藤  正  員 君 3番  角  野  仁  美 君  │  15番  大  西     浩 君 4番  中  谷  真 裕 美 君  │  16番  竹  田  英  司 君 5番  東     由  美 君  │  17番  三  宅  真  弓 君 6番  神  田  泰  孝 君  │  18番  多  田  光  廣 君 7番  水  本  徹  雄 君  │  19番  福  部  正  人 君 8番  岡  田     剛 君  │  20番  内  田  俊  英 君 9番  廣  田  勝  也 君  │  21番  真  鍋  順  穗 君 10番  武  田  孝  三 君  │  22番  横  田  隼  人 君 11番  香  川     勝 君  │  23番  山  本  直  久 君 12番  川  田  匡  文 君  │  24番  大  前  誠  治 君             ───────────────  欠席議員 なし             ───────────────  説明のため出席した者市長       松 永 恭 二 君 │ 秘書政策課長   窪 田 徹 也 君副市長      徳 田 善 紀 君 │ 庶務課長     山 下 友 通 君教育長      金 丸 眞 明 君 │ 財政課長     宮 西 浩 二 君モーターボート競走事業管理者     │ 高齢者支援課長  永 森 かず代 君         大 林   諭 君 │市長公室長    横 田 拓 也 君 │ 健康課長     奥 村 登士美 君総務部長     栗 山 佳 子 君 │ スポーツ推進課長 吉 田 比夫美 君健康福祉部長   宮 本 克 之 君 │ 都市計画課長   冨士川   貴 君市民生活部長   小 山 隆 史 君 │ 建設課長     伊 藤 秀 俊 君都市整備部長   吉 本 博 之 君 │ 産業観光課長   林   裕 司 君産業文化部長   山 地 幸 夫 君 │ 農林水産課長   横 井 隆 浩 君ボートレース事業局次長        │ ボートレース事業局経営課長         福 本 泰 幸 君 │          重 成 英 司 君             ───────────────  事務局職員出席者事務局長     渡 辺 研 介 君 │ 主査       高 橋 幸 見 君次長       平 尾 哲 男 君 │ 主任       伊 藤   傑 君総括担当長    松 尾 耕 平 君 │             ───────────────  議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問             ───────────────  本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問             ───────────────                 会     議               〔午前10時00分 開議〕 ○議長(真鍋順穗君) おはようございます。   ただいまから令和3年第3回丸亀市議会6月定例会継続会を開会いたします。   本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。   本日の会議を開きます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(真鍋順穗君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。   会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、7番水本徹雄君、8番岡田 剛君を指名いたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(真鍋順穗君) 日程第2、これより一般質問を行います。   一般質問の通告がありますので、順次発言を許します。   9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) おはようございます。   新人の廣田勝也でございます。新しい議会で、またこの新しい議場で6月定例会、トップバッターの一般質問ということで大変緊張しておりますが、皆さんよろしくお願いします。   さて、私からの質問ですが、緊急通報装置のサービス拡大について、曇らないカーブミラーについて、垂水橋について、以上大綱3点でございます。   それでは、1つ目の緊急通報装置のサービス拡大について質問させていただきます。   内閣府の公表している高齢社会白書によりますと、令和元年10月1日現在、我が国の総人口1億2,617万人のうち、65歳以上人口は3,589万人となっており、総人口に占める割合は28.4%となっております。本市においても、令和2年に丸亀市人口ビジョンが公表されましたが、それによりますと、本市における総人口に占める65歳以上の人口の割合は、2060年には35.3%になると予測されております。少子高齢化がますます加速する社会の中、行政では高齢者の方々に対する支援の在り方が度々議論されており、時代に沿った適切なサービスが求められております。一方、民間企業では、既に高齢者の生活を支える様々なビジネスが展開されており、その種類は介護・医療、娯楽、趣味など多岐にわたります。その市場規模は、2025年までに100兆円を超える見込みが立てられており、企業はサービスをどんどん充実させ、利用者のニーズに応えようと必死です。まさに、高齢者向けビジネスは社会にとって必要なものであると同時に、社会貢献にも大きく携わっていると言えるでしょう。   さて、本市でも現在高齢者向けの行政サービスを幾つか行っておりますが、その一つに高齢者の在宅での生活支援を目的とした緊急通報装置の貸出事業がございます。この緊急通報装置は、民間業者などにセンター装置を設置し、通報を受信することで、必要に応じて救急車、消防車、協力員などの派遣を行うもので、県内でもほとんどの自治体が取り入れております。本市の場合、市内に住所を有する65歳以上の独り暮らしの高齢者の方が対象で、利用者負担は通話料のみ、別途工事が必要となった場合には、その分は利用者が負担するということにはなっておりますが、基本的に利用者負担は通話料のみとなっております。これは、独り暮らしの高齢者だけでなく、離れたところで暮らす高齢者の家族も安心できるサービスであり、各自治体が積極的に導入しているのもうなずけます。しかし、先ほど申したとおり、民間では競争に打ち勝つために次から次へとサービスを向上させております。この緊急通報装置も、利用者を獲得するため、従来の目的からさらに進化し、今では各社様々な付加サービスをつけております。幾つかそのサービスの例を挙げますと、災害時の電話連絡、病院受診や服薬確認のお知らせ、専門家による相続、生前整理、法律的な相談、看護師等の有資格者による健康相談、買物や家事、墓掃除、庭掃除などの代行手配等々がございます。県内では既に採用している自治体もあり、高松市では平成27年度から、緊急通報装置貸与事業から高松市あんしん通報サービス事業と名称を変更するとともに、サービス内容を充実させております。また、契約している事業者6社の中から、機能やサービスなど利用者自身のライフスタイルに合ったものを選択でき、月額上限2,343円まで補助が出ます。坂出市も、令和2年から坂出市あんしん通報サービス事業の名称で同様のサービスを開始しており、こちらは契約している3社の中から選択で、認可対象者の方は無料でサービスを受けることができます。つまり、全額坂出市が負担するということです。このようなサービスは、本市でもいずれは導入しなければならない事業だと思いますので、質問させていただきます。   質問は3つございます。   1、本市が現在行っている緊急通報装置の貸与事業ですが、今現在何人の方が御利用されているのでしょうか。   2、今まで坂出市や高松市でされてるような、このサービス事業を提案しに来られた事業者はございましたでしょうか。   3、高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して快適な生活が送れるように、本市でも高松市や坂出市が行っているような、このようなサービスを導入してはいかがでしょうか、本市のお考えをお示しください。よろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。   健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 緊急通報装置に係る御質問についてお答えいたします。   議員御案内のとおり、本市では、丸亀市高齢者日常生活用具給付等事業実施要綱に基づき、緊急時における適切な対応と独り暮らしの不安解消を図る目的で、独り暮らし高齢者緊急通報装置を無償でお貸しするサービスを実施しております。   ここで、本市サービスの概要を申しますと、対象者は市内に住所を有する65歳以上の在宅で独り暮らしをされている高齢者の方となっております。しかしながら、現状では固定電話回線を使用する仕様となっておりますことから、固定電話回線をお持ちでない方は実質利用できない状況となっております。費用につきましては、利用者が負担するのは通話料のみで、緊急対応や相談対応等の通報通信業務に係る費用、機器の設置や撤去に係る費用等は市が負担しておりますが、機器の取付けの際、電話回線の種類によって別途工事が必要になる場合は、その工事費を利用者の方に御負担いただくこともございます。機器の貸与につきましては、受託事業者からのレンタルやリースではなく、市が保有する緊急通報装置を利用者に貸し出す方法を取っております。サービスの内容といたしましては、24時間の緊急対応や、看護師等の有資格者による相談対応、定期的な安否確認を基本とし、現在の受託事業者の付加サービスといたしましては、災害への備えや犯罪防止等の注意喚起を行う一斉通報、お誕生日をお祝いするお誕生日コールなどを実施しております。   そこで、1点目の緊急通報装置の利用人数についてでございますが、令和3年4月30日現在で、旧丸亀地区237名、旧飯山地区34名、旧綾歌地区27名、合計298名となっております。   次に、2点目の緊急通報装置を取り扱う事業者からの問合せ等につきましては、年に数件問合せ等がございます。昨年度は3事業者程度から問合せ等がございましたので、本市の事業の概要や現状等を御説明し、また事業者の方からもサービスの内容や費用等について御説明いただくなど、各事業者の緊急通報装置に係る情報収集を行い、事業に資する情報があれば活用できるよう努めております。   最後に、3点目の複数の事業者のサービスから選択できるような事業の導入についてでございますが、本市では、さきに申し上げましたとおり緊急通報装置を市で購入し、保有しております。これは、事業の性格上、機器類は長期使用が前提とされており、その前提に基づいた場合、レンタルやリースより市で機器を購入、保有する方が費用を低く抑えることができると判断し、進めているものでございます。令和3年4月30日現在、設置台数298台、在庫75台、合計373台を保有しており、また機器の保証や保守等も考慮いたしますと、複数の事業者のサービスから選択できるような事業の導入につきましては、当面は難しいものと考えております。しかしながら、個人のライフスタイルや時代の変化に対応できるよう、事業内容を見直し、より充実させていくことも大切なことであると認識しており、さきの3月定例会で御提案をいただきました固定電話の回線を必要としない緊急通報装置の導入につきましては、こうした変化への対応として、次年度からの実施に向けて具体的な検討を進めているところでございます。   いずれにいたしましても、本事業が今後より一層充実し、利用者にとって使いやすいものとなるよう、サービスの内容や費用等を含め調査研究を進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆9番(廣田勝也君) 議長、9番。 ○議長(真鍋順穗君) 9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) ありがとうございます。   今現在、この緊急通報装置を御利用されている方が298名ということで、私の率直な感想といたしましては、少ないなというのが私の感想でございます。   今、御答弁いただいた固定電話の回線を必要としない緊急通報装置の導入については、次年度からの実施に向け、具体的な検討を進めているということですが、これは非常に利用者もハードルが下がったというか、利用しやすい、いい方向に行っていると思います。   それで、こういうサービスは利用者が選択できるということが大事で、事業者はそうすることで、何といいますか、企業努力によってよりよいサービスを考えていくんです。例えば、本市の緊急通報装置を利用するに当たり、その条件のところに、緊急時に利用者の自宅に様子を見に行ってくれる協力員3名程度の同意が必要になると書いてあったんですが、これは現在本市が契約しているのが県外の事業者で、いろいろな事情から様子を見に行くことが困難でこういう条件を入れているんだと勝手に推測してますが、この条件は近所付き合いをしていない方とかはなかなかハードルが高いと思います。これはホームページに載ってました。しかし、事業者から自宅に確認に行ってもらえるという、そういうサービスがあれば、この協力員の同意が必要という条件は要らなくなるんです。警備会社なんかは、そういうサービスをしているところも多いんじゃないかと思います。   このように、民間では競争に勝つために非常に細かいサービスを提供してますので、一見こんなサービスを誰が使うんやというようなものでも、それがどんぴしゃで、利用者が求めているものと合致することもあります。登録事業者の厳正な審査というのは当然必要だと思うんですが、利用者がサービスや事業者を選択できるという環境を作ることが大事なんではないでしょうか。そうすることにより、事業者はさらに新たなサービスを考えて、利用者はますます選択の幅が広がると、これが理想じゃないかと思うんですが、いかがお考えでしょうか。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。   今、1社からのサービスになっているところでございますけれども、他の自治体が取り組んでいるような形の選択制ができないかというような御質問だったかと思いますけれども、先ほども答弁で申し上げましたとおり、この機器につきましては市で購入をさせていただき、それを必要な方、市民の方にお貸しをして、より経費を抑えた形で実施をしているところでございます。また、サービスの内容につきましても、病気やけがの方が救急車を呼んでほしいというようなことで依頼がありましたら、オペレーターの方が救急車の要請を行うというようなサービス、また健康相談等々の事業につきましても取り組んでいるような状況でございまして、そのような中、また電波法が変わるという状況もございまして、昨年、令和2年度から3年をかけまして、今導入しております機器の入替えを行っているような状況でございます。先ほども申し上げましたように、その関係で在庫も今、保有しているような状況でございます。   そういった面を含めまして、その導入をしております機器の耐用年数、約5年でございますけれども、その間につきましては今の機器を使いながら、また将来的な今後の状況につきましては、利用者の御意見もお聞きする中で、どのようなサービスが市民にとりまして地域の中でより生活をしていきやすいのか、どういうふうにつながっていくのかというところにつきましては少し考えさせていただいて、この選択制につきましては今後の検討課題とさせていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆9番(廣田勝也君) 議長、9番。 ○議長(真鍋順穗君) 9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) 機器を買い取ってるということで、予算的な問題も当然ございますでしょうし、そういう事情も分かるのは分かるんですけど、私が今回なぜこの質問をしようかと思ったかというと、高松市がいち早く取り入れてるサービスなんですけど、丸亀市ではこういうサービスはないんかという、市民の方に聞かれたというのもあるんですけど、非常にこれは分かりやすいんですね。民間の事業者が毎日毎日努力して、いいもの、いいもの、よりいいものにサービスを拡大していって、そういうのを行政は利用したらいいと思うんです。それが、事業者からしたら、市民の皆さんの要望に応えるためにどんどんサービスを向上しているわけですから、そこは専門家というかプロというか、当然他社との競争もございますし、そういうのはなかなか行政とか、例えば協力員というのはボランティアですよね。行政、ボランティアだけではどうしようもないこともあるんです。市民の安全・安心を第一に考えていただいて、高松市や坂出市でやっているようなあんしん通報サービス事業、これは非常に可能性があると思いますので、ぜひ本市でも検討いただけたらと思います。   それでは、続きまして大綱2点目、曇らないカーブミラーについて質問させていただきます。   冬場の寒い日の朝、霜が降りた早朝など、通勤または通学時に曇って見えなくなっているカーブミラーをよく見かけます。当たり前の話ですが、カーブミラーは見通しの悪いところに設置されています。通行者はそれを見て安全確認をし、危険を回避します。つまり、いつもは無意識に安全確認している交差点やカーブでも、カーブミラーが曇っているととても危険な場所になってしまうということです。最近では、曇りにくいステンレス製のカーブミラーや、鏡面の内側に水袋が入っていて、それを熱緩衝材で押さえ、鏡面が外気温に追従することで曇らなくなるカーブミラーなどがございます。それらを取り入れている自治体も増えており、本市でもステンレス製のカーブミラーはたまに見かけます。安全・安心まちづくりを推進する丸亀市でございます。一斉にというわけにはいかないでしょうが、優先順位をしっかりと吟味し、きちんとした計画の下、曇らない、あるいは曇りにくいカーブミラーに取り替えていく必要があると思いましたので、今回質問させていただきます。   質問は4つございます。   現在、本市が設置しているカーブミラーの台数は何台でしょうか。また、そのうち曇らない、あるいは曇りにくいカーブミラーは何台ございますでしょうか。   2、普通のカーブミラーと、本市でもたまに見かける曇りにくいステンレス製のカーブミラー、金額に大きな違いはあるのでしょうか。   3、普通のカーブミラーを設置する場合と、曇りにくいステンレス製のカーブミラーを設置する場合の基準の違いは何かあるのでしょうか。   4、カーブミラーが曇る時間帯は、ほとんどの場合が通行量の多い通勤時間、通学時間と重なります。未来を担う子供たちの安全のためにも、コミュニティやPTAにも協力していただくなどして、まずは通学路だけでも曇りにくいステンレス製のカーブミラーに取り替えるべきだと思いますが、本市としての見解をお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(真鍋順穗君) 都市整備部長 吉本博之君。             〔都市整備部長(吉本博之君)登壇〕 ◎都市整備部長(吉本博之君) 曇らないカーブミラーについての御質問にお答えいたします。   議員御案内のとおり、カーブミラーは見通しの悪い交差点や道路の屈曲部に設置することで、ドライバーの視覚を間接的に補助するなど、交通安全施設として本市においても幅広く利用されております。   そこで、議員御質問の1点目、現在本市が設置しているカーブミラーの台数は何台か、そのうち曇らない、あるいは曇りにくいカーブミラーは何台かについてお答えいたします。   まず、カーブミラーの設置台数でございますが、令和2年度末現在で市内には約3,600台のカーブミラーが設置されております。そのうち、曇らない、または曇りにくいカーブミラーの設置台数でございますが、平成26年度までは経済性を考慮して一般的なアクリル製のカーブミラーを採用しておりましたが、平成27年度以降はミラーの曇りや結露対策に優れているステンレス製を採用しており、現在約250台設置しております。   次に、2点目の普通のカーブミラーと曇りにくいステンレス製のカーブミラー、金額に大きな違いがあるのかについてお答えいたします。   一般的なアクリル製のカーブミラーに比べ、ステンレス製のカーブミラーの価格は約1.2倍でございます。   次に、3点目の普通のカーブミラーを設置する場合と、曇りにくいステンレス製のカーブミラーを設置する場合の基準の違いはあるのかについてお答えいたします。   現在、本市が所有するカーブミラーには、平成26年度以前に設置したアクリル製と、平成27年度以降に設置したステンレス製とが混在しておりますが、現在は新設、取替えにかかわらずステンレス製のカーブミラーを設置しておりますので、設置する場合の基準の違いはございません。   最後に、4点目の未来を担う子供たちの安全のためにも、コミュニティやPTAにも協力してもらい、まずは通学路だけでもステンレス製のカーブミラーに取り替えるべきだと思うが、本市としての見解はについてお答えいたします。   カーブミラーの維持管理につきましては、日頃の道路パトロールや市民からの情報提供によりミラーや支柱の状態を把握し、劣化や事故により鏡面が傷つき、視認性が低下してきたカーブミラーについては、ステンレス製への取替えを行っております。その中には、劣化などにより霜や結露などで曇りやすくなったカーブミラーもございます。   そこで、議員御提案のまずは通学路だけでもステンレス製のカーブミラーに取り替えるべきではないかでございますが、本市といたしましては、子供たちが安全に通行できる通学路の確保は重要であると考えておりますが、通学路にある全てのカーブミラーをステンレス製へ取り替えるには多額の費用を要することから、短期間での取替えは困難ではございますが、コミュニティやPTAと連携し、情報をいただきながら、曇って見えにくいカーブミラーの取替えを順次行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆9番(廣田勝也君) 議長、9番。
    ○議長(真鍋順穗君) 9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) ありがとうございます。   現在は、新規も取替えも全てステンレス製で対応しているということでしたので、安心いたしました。   ちょっと1つだけ再質問させていただきたいんですが、カーブミラーの交換は、ミラーの部分だけの交換になると思うんですが、一般的なものよりちょっと大きいやつとか、そういうようなのをたまに見かけるんですが、これは全ての大きさのカーブミラーにステンレスで対応できると考えてよろしいんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 都市整備部長 吉本博之君。             〔都市整備部長(吉本博之君)登壇〕 ◎都市整備部長(吉本博之君) 再質問にお答えいたします。   カーブミラーの大きさの御質問でございますが、現在ステンレス製のカーブミラーで直径が60センチ、また80センチ、それと1メーターと3種類ございます。実際の道路の占有のスペースであるとか、見やすさであるとか、そういうふうなことを考慮いたしまして、今現在もほとんどが直径80センチのカーブミラーを採用しております。60センチではちょっと小さ過ぎる、1メーターでは道路にスペースを取り過ぎるというふうなことがございますので、そういうふうなことでやっておりますが、過去には1メーターのカーブミラーを若干取り付けとるところもございました。そういうものが現状でございます。よろしくお願いしたらと思います。 ◆9番(廣田勝也君) 議長、9番。 ○議長(真鍋順穗君) 9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) ありがとうございます。大体全ての大きさに、今あるやつに対応できるということでよろしいですね。ありがとうございます。   もちろん現場を見て、これを一気に言われたらパニックになりますんで、そういう要望があれば現場を見て、必要と判断した場合ということになるとは思うんですが、通学路や本当に危険な箇所というのは、例えば冬場交差点で曇っとったら、車で行きよっても3分の1とか半分とか、出んかったら確認できんところはたくさんあるんです。そういうところをきちんと精査した上で、本当に危険な箇所というのは、寒くなるまでまだ時間がありますんで、できるだけ、予算の都合もございますでしょうが、危険防止のために取り替えていただけたらと思います。よろしくお願いします。   それでは、最後の質問になりますが、垂水橋について質問させていただきます。   まず、質問の前に、この垂水橋は県管理の橋梁ではありますが、市民から早く何とかしてほしいとの声が多くございますので、今回あえて質問させていただくことにいたしました。   県道47号岡田善通寺線の綾歌町から垂水町にかけて土器川に架かる垂水橋は、昭和37年に架設されて以来、丸亀市の南部において、高松方面と善通寺方面を結ぶ交通上の重要な役割を担っております。その利便性から、市民にとってはなくてはならない生活に根づいた橋となっており、綾歌町から善通寺方面の学校に通う学生たちにとっても主要な通学路となっております。しかし、この垂水橋、それほど重要な橋梁でありながら、実は問題を多く抱えております。垂水橋が架設された昭和37年当時、現在の県道47号岡田善通寺線は1車線であったため、垂水橋もそれに合わせて1車線用に作られました。その後、岡田善通寺線は2車線に拡張しましたが、垂水橋は拡張されることなく、手つかずのまま今に至っております。このため、普通自動車の対向がやっとで、また歩道、自転車道も整備されていないことから、歩行者や通学などのため自転車で通行する方は、常に危険を感じながら橋を渡っている状況です。平成30年2月には、岡田及び垂水コミュニティの連名で、当時の梶市長宛てに、垂水橋の2車線化及び歩行者・自転車道の設置という要望書も提出されており、市民は一刻も早い解決を望んでいるところでございます。   そこで質問ですが、3つございます。   1、現在丸亀市所在の土器川に架かる橋梁は何本ございますでしょうか。また、その中で、歩道が設置されていない橋は垂水橋を含めて何本ございますでしょうか。   2、先ほど申したとおり、平成30年2月に、岡田及び垂水コミュニティの連名で当時の梶市長宛てに、垂水橋の2車線化及び歩行者・自転車道の設置の要望書を提出しておりますが、その後何かしらの進展はございましたでしょうか。   3、垂水橋架け替えまでの間の歩行者、自転車通行者の安全・安心確保のため、当面の措置として車道と歩行者及び自転車通行者の通路を確保して、車道との境界となる白線を引くなどの一時的な対応は可能でしょうか。   以上、3点についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 9番廣田議員の垂水橋についての御質問にお答えいたします。   議員お示しの垂水橋は、香川県が管理する橋長197.7メートル、幅員6.0メートルの橋梁で、県道高松琴平線から善通寺市内を連絡する主要地方道岡田善通寺線の土器川に架けられており、日々自動車のみならず、自転車、歩行者など多くの方が利用している重要な橋梁でございます。その一方、本橋梁は架設されて60年近く経過していることから、老朽化に伴う損傷が懸念されており、また自動車の大型化や交通量の増加により、とりわけ自転車や歩行者など交通弱者の通行には常に危険が伴っているなど、様々な問題を抱えている橋梁だと認識しております。   そこで、議員御質問の1点目、現在丸亀市所在の土器川に架かる橋梁は何本あるのか、またその中で歩道が設置されていない橋は垂水橋を含めて何本あるのかについてでございますが、北から順に、まずさぬき浜街道に架かっている土器川大橋、JR高架橋北側の土器川橋、主要地方道高松善通寺線の蓬莱橋、県道岡田丸亀線の丸亀橋、国道11号の丸亀大橋、高松自動車道北側の平成大橋、主要地方道善通寺府中線の高柳橋、同じく主要地方道善通寺綾歌線の中方橋、そして垂水橋の計9橋が架かっており、そのうち歩道が設置されていないのは垂水橋のみとなっております。   次に、2点目の平成30年2月に、岡田及び垂水コミュニティの連名で、当時の梶市長宛てに垂水橋の2車線化及び歩行者・自転車道の設置の要望書を提出しているが、その後何か進展はあったのかについてお答えいたします。   本市といたしましては、当時コミュニティからの御要望を受け、市長名で香川県中讃土木事務所長宛てに上申しております。そこで、現在の状況を香川県に問い合わせたところ、垂水橋は、平成28年度に行った橋梁の損傷度や劣化状況などを把握するための橋梁定期点検の結果、河川の中にある橋脚の洗掘と、橋からの転落防止のために設置されている欄干の損傷が確認され、このうち橋脚の洗掘防止対策については平成30年度に完了をしている。今後については、垂水橋のような50年を超える橋梁が増えてくることから、できる限り長く使うことを基本方針としており、通行状況、周辺道路の整備状況や、供用の劣化状況等を踏まえ、橋梁の重要性を考慮しながら、橋梁の在り方について検討していきたいと考えているとのことでありました。   最後に、3点目の垂水橋架け替えまでの間の歩行者、自転車通行者の安全・安心確保のため、当面の措置として車道と歩行者及び自転車通行者の通路を確保して、車道との境界となる白線を引くなどの対応は可能かについてお答えいたします。   現在の1車線しかない狭い幅員と、自動車の通行量などを考慮いたしますと、歩行者や自転車と自動車を分離させ、通行することが安全上、望ましいものであり、必要だと考えておりますので、議員お示しの白線での分離など可能な安全対策を講じるよう、県に対して申入れを行いたいと考えております。   いずれにいたしましても、現在の通行量、通行形態にそぐわない垂水橋の形状や劣化状況、また昨今の豪雨や地震など、防災上の観点も踏まえ、利用者が安全に安心して橋を通行するためには抜本的な改修が必要であると認識しており、私といたしましては、地元コミュニティの意向も踏まえ、早期の事業化に向けた取組が実現するよう、県に対し、機会があるごとに強く働きかけをしてまいりたいと考えております。   以上、答弁といたします。 ◆9番(廣田勝也君) 議長、9番。 ○議長(真鍋順穗君) 9番 廣田勝也君。             〔9番(廣田勝也君)登壇〕 ◆9番(廣田勝也君) 市長の県に対して強く働きかけをいただけるという、そういう力強いお言葉、私の地元綾歌、また垂水の人たちは心強いと思ってると思います。   答弁にもございましたとおり、市内には土器川に9本の橋が架かっておりまして、そのうち歩道がないのは垂水橋だけということですが、私も綾歌から善通寺の高校に通ってましたんで、垂水橋の危険性というのはよく分かってはいるんです。当時から、この橋を渡るときは、車が来てないのを確認して、全力で自転車をこいで渡ってました。これが30年前の話なんです。今はそのときより通行量も多くて、さらに危険度も増しております。現在工事中の中方橋、これは5年半ぐらい工事をしとんですかね。あと2年かかるそうですけど、この中方橋に使われている仮橋、仮橋というのは、橋梁工事で工事期間中、全く渡れんというのは不便なんで、一時的に使う橋のことなんですけど、その仮橋は県が買い取ってると私は聞いてます。買い取ったということは、中方橋が完成した後、別の橋梁工事で使うという認識で私はおるんですが、これは市長に御答弁いただいたんで、せっかくなんでぜひお願いしたいんですが、市長は積極的に県や国に陳情に行かれるというお話をされてると思うんですが、この垂水橋の2車線化、また歩道、自転車道の設置というのは、丸亀市南部の人たちにとってはこれは悲願なんです。こんな危ない橋を何十年も放っといとったら駄目ですよ。私もできる限りのことはやろうと思っておりますが、私ごときに大した力はないですけどね。いや、それでもやれることはやろうと思ってます。市長におかれましては、私なんかと比べ物にならんぐらい影響力がございますので、市民の安全・安心のために積極的に県に働きかけていただきたいと思います。これは要望としてお願いします。南部の人間はほんまに、私は綾歌、垂水もいろいろ回って話を聞いたんですけど、やっぱりこのことはほとんどの人が言うんです。それだけ皆さん何十年も我慢しているんです。そういうのもあって、丸亀市南部の人間というのは、特に私は綾歌なんで、綾歌の人間は合併してから悪うなったと言うんです。合併する前のほうがよかった、こういうことの積み重ねが、そういう声が出てくる原因になっていると思いますんで、ぜひ市長、積極的に、せっかくこれは仮橋を県が買い取っていると言ってますんで、中方橋が終わった後は垂水橋、そういうふうにお願いしていただきたいなと思っております。これは要望でございます。   以上で私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(真鍋順穗君) 以上で9番議員の発言は終わりました。   ここで10分間程度休憩いたします。               〔午前10時51分 休憩〕             ───────────────               〔午前11時01分 再開〕 ○議長(真鍋順穗君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) それでは、6月議会、一般質問を行わせていただきます。   市長、ぜひよろしくお願いいたします。昨日の質疑もありましたし、本当に注目されとると私も思ってます。こんなにメディアの方も来てますんで私も緊張してますんで、よろしくお願いします。   大きく2点、質問させていただきます。   まず、政治と金の問題と思っています。市長の選挙公約、皆さんのところにも来とると思います。選挙のビラ、これは来てないかも分からんけど、こっちの広報は全世帯に来とると思います。これは市民に10万円支給ということで、全市民に10万円支給ということですよね。これは、私はこの選挙公約を市長がどのように考えておられるのか、どのような認識でこの選挙公約を作ったのか、この点についてまずお伺いしたいかなと思ってます。   選挙公約は、有権者との約束であります。有権者との契約とも考えています。選挙前は、10万円を支給すると公約をしながら、この議会で5万円に勝手に減らすということは、本当に契約の一方的な変更、市長に投票していただいた2万4,790人、この方に対しても不誠実ないし信頼を裏切るという行為やと思ってます。丸亀市民全員に対しても、この行為は本当に不誠実としか思えません。私のところにも、あれはいかんやろうと。ああいう公約を掲げること自体が駄目やということで、毎日のように電話がかかってきます。今日の朝も電話がかかってきました。おとついは1時間ぐらい話をしました。小学生にも言われました。市長が10万円くれるきに、僕はこれが欲しいんやというて、本当に……。 ○議長(真鍋順穗君) 傍聴人に申し上げます。静粛に願います。   続けてください。 ◆15番(大西浩君) 本当に、いろいろな人に言われるんですよね。4月18日以降、スーパーで買物しよっても、全然知らん人ですよ、知らん人に、あの公約はどんなんなというて、10万円はどうなるんですかというてどこに行っても言われるんですよ。電話も相当かかってきました。で、メールなりLINEなり、知ってる人はLINEで送ってこられますし、私は携帯電話を公表してますんで、今日の朝もかかってきました。こういう公約を掲げること自体が市政全般に支障が出ているのではないかなと。秘書政策課なり市に問合せなり、苦情の電話も来ているとも聞いていますが、市長の口からこの公約についてどういう認識なのか、まずお答えください。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 私の選挙公約に対する認識についての御質問にお答えします。   私は、選挙公約とは市民の皆様との大切なお約束であり、その実行に向けては誠心誠意を尽くさなければならないと考えております。そのため、当選後、直ちにワクチン接種などの感染症対策と併せて、何としても10万円を給付する緊急経済対策を実現できるように検討を重ねてまいりました。しかしながら、本市は今新型コロナウイルスや変異株による猛威にさらされ、市民の皆様へのワクチン接種を早急かつ確実に実施していかなければならない現状に直面しています。コロナ禍の長期化や深刻化の懸念が高まる中、これからコロナと闘い、市民の皆様の安心につなげるための予算もさらに必要になってくるという状況を迎えているのです。   また、財源として考えておりましたボートレースの内部留保金につきましても、事業の運営資金や、これからの施設整備のための建設改良資金、積立金などを精査の上、昨年度の収益金などを確認いたしました。こうした点を踏まえた上で、将来の財政に禍根を残さない現時点で考えられる最大限の金額を市長として判断し、5万円の提案をすることに至ったものでございます。私といたしましては、決して市民の皆様との約束を簡単に破ろうとしたわけではなく、金額を減らしてでも何とか公約を実行しようという思いで、この政策と向き合ってまいりました。これから進めていく市政におきましても、市民の皆様からの理解や信頼が得られますよう、私のできる限りの努力を尽くしてまいる所存でございます。また、市民の皆様にはそれを見ていただきたいと考えておりますので、議員各位におかれましても御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ○議長(真鍋順穗君) 再度、傍聴人に申し上げます。静粛に願います。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) 昨日の山地部長の答弁とほとんど一緒かなと思っています。   市長、再質問です。   初めから、市長、10万円を給付できると思っていたんでしょうか。その点、もう一度お答えください。市長も、4期16年、議会でおられたんですから、この10万円が全部で100億円以上のお金が要る。ましてや、丸亀市の財政でいうと400億円、今年でいうと500億円になってしまいます。去年も500億円を超えてますけど、財政の4分の1を使うというこの公約ですけど、本当に初めから実現できると思っていたんでしょうか。その辺お願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えいたします。   この公約を発表したときには、全市民に10万円の緊急経済対策給付金、これはできるともちろん考えておりましたから、この公約を上げました。その財源等は、今丸亀市にある基金、それとあとボートレースにある内部留保金、それとこの令和2年度におけますボートレースの売上状況、そしてまた収益状況というのを全て調べまして、その状況を鑑みますと、約110億円以上かかりますけれども、そのお金を捻出できると考えておりました。これも、私にとりましては100年に一度迎えるかどうかというパンデミック、要は本当に大災害以上のものを今迎えていると私は捉えております。そういった中で、丸亀市、その財政力が今現在でもあると調べて、先ほど言った分、そのような中からこの10万円はできるという判断をしたので、この公約を発表したわけです。   以上です。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) 甘かったということですかね、5万円に代えたということは。10万円ができると思って公約して、市長になって5月の連休明け、また後で聞きますけど、私は自信がありますみたいなことを記者会見の場で言ってるんですよね。本当に、この10万円の公約は、全国ででもコロナ対策で市長選で10万円支給なり5万円支給、商品券なりの公約で岡崎市、丹波市、小田原市なんかで市長選で勝利をしてるんですよね、こういう給付、コロナ対策の給付として公約に掲げて市長選に勝ったという、初めからこういう戦略やったんではないんですか。10万円の公約で市長選に打って出て、それで勝利して、あとは5万円に下げて、結局は議会で否決するやろうと思っていたんじゃないんですか。その辺どんなんですか。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) まず、公約に掲げた時点で、その当初から5万円に下げるというようなことは全く考えておりませんでした。ただ、私の中でこれを決断しましたのは、一番大きかったのは、この4月の後半から香川県と丸亀市がコロナウイルスでの第4波が、どんどんどんどんとかかる人が増えてまいりました。私も、選挙戦の公約の中でイの一番に言ってましたのは、コロナウイルスに打ち勝つ感染症に強いまちづくりに取り組むということをイの一番、それと次に経済対策ということを市民の下へ公約として言っておりました。そういった中で、この4月後半から5月にかけて、先ほど言いました第4波としてコロナにかかる人数、これは正直言いまして全くの予想外でありました。一番大事なことは、ワクチンを速やかに市民全員に接種する、このことを完了するようにどうやったらいいか、どうしていくかという、このことが一番大事であるとその当時も考えて、そして今もまた考えておりますけれども、それをするに当たって、何がまだこれから先起こるか分からない、このウイルスも、インド株等もまた日本にも入ってきたりしておりますけれども、そのほかヨーロッパからの株がどんどん入ってきたり、この後の見通しがつかないという状況はやはり鑑みて、それをしっかりと考えなければいけない。じゃあ、どういう予測かといえば、その予測がつかないということも考えられるので、それでは丸亀市に禍根を残さないと同時に、大きいことが起こったときにそれに対処できるような余力を私としたら残したいという思いの中で、苦渋の決断で10万円を5万円に減らさせていただいて、今回出させていただいてるということであります。   もう一度繰り返します。決して初めから、公約をしたときから10万円なんか無理なんだとかは一切考えたこともありませんでした。   以上です。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) 初めから考えたとは思えませんが、この10万円がメインなんですよね、これは。コロナ対策は後でも聞きますけど、これはもう継続して1年以上やってきたし、当然ワクチン接種も含めて市長の一番の仕事なんですよね、これは後から聞きますんで。本当に、初めからできるわけないと思われても仕方ないかなと思っています。政治家として、こういう10万円給付、現金給付を公約に掲げるのはいかがなものかなと思っていますんで、次の質問に行きますけど、また後から関連で聞きます。   次の質問です。   公職選挙法違反、10万円を掲げて選挙するのは公職選挙法違反やと。現金給付の公約は買収行為やと、私のところにも4月18日の夜中からもうどんどんどんどん、あれはほんまにかまんのなというていろいろな人から電話もいただきました。市長の選挙公約である経済支援金10万円給付は、公職選挙法の事前買収に当たるのではないでしょうか。市長は、全市民に10万円を支給、生活を救うコロナ緊急対策として訴えました。訴えて、2万4,700人余りの方に投票していただいて当選されました。この公約自体が、公職選挙法上の投票事前買収になるんではないのでしょうか。市にも多分問合せがいっぱい来てると思います。議員の皆さんにも問合せは来ていると思っています。公職選挙法は、選挙の公正を実現し、民主主義の政治を実現するために様々な行為を禁止しています。その一部に、刑事罰を科しています。その中でも、買収行為は厳しく処罰されています。   記憶にも新しいと思いますが、一昨年7月に実施された参議院広島選挙区における選挙の河井案里氏の当選に関して、衆議院議員で夫でもあります河井克行氏と案里氏が、選挙の告示前後において地元の政治家に現金を配付した行為、選挙人、選挙運動者買収に当たることが今も問われています。この政治と金の問題は、連日メディアにおいても報道されています。いまだに報道されています。国民の関心の高さが表れています。   愛知県岡崎市で、同様の公職選挙法違反として市長が刑事告発もされています。丸亀市長選における市長の公約が、同じく選挙人の事前買収に当たるのではないかということで、私のところに本当に多くの問合せが来ました。公職選挙法上の選挙人、選挙運動者の事前買収は、当選を得る、もしくは当選を得るために目的を持って、または当選をさせるための目的で運動をしています。金銭、物品、その他財産上の利益もしくは公私の職務、または接待強要、あらゆることを制約する法律であります。現金給付を掲げることは買収行為に当たるのではないかということについて、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 15番大西議員の市民全員に10万円支給という現金支給公約は、公職選挙法違反の買収行為に当たらないのかとの御質問にお答えいたします。   なお、答弁内容につきましては選挙管理委員会と調整済みであります。   議員御承知のとおり、公職選挙法第221条第1項の規定では、当選を得る目的を持って選挙人に対し金銭や物品などを供与したり、供与の約束をしたりすることは禁止されております。しかしながら、今回の10万円支給という公約につきましては、選挙公報にも記載されておりますように、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い疲弊した本市の地域経済を回復させるための緊急経済対策を目的とする政策の一つであります。また、この公約の性質は、例えば学校給食費の無償化や、子育て世帯への経済的支援などと同様に、単に政策的な予算の使い道を示したものにすぎませんので、この公職選挙法の規定には抵触しないものと認識いたしております。   以上、答弁といたします。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) 総務部長、ありがとうございます。   今の法律ではそこまでは規制していないにもかかわらず、給食費の無償化とか児童手当の増額とかというふうな部類とは全然違うと思っています。10万円ですから、後でも聞きますけど、この公約自体が不誠実やと思っています。   次の質問に参ります。   市長は、所信表明で1万人を超える市民と対話を重ねてきましたと。数多くの深刻な状況を目の当たりにしてきたと。市民は言いようのない閉塞感にさいなまれていると思っていると、こう所信表明でも書いてあります。   この答弁ですが、本当に市民の閉塞感について客観的な統計をどう把握しているのか。把握しているなら、資料をお示しください。市長の個人的な感覚ではないのでしょうか、その辺も含めてお示しください。対話をした市民から深刻な状況と、具体例でどのような話を聞いたのか。また、具体的な支援策としてどのような要望を受けたのかということもお答えしてほしいかなと思ってます。生活困窮者に対する支援策としては、一律現金給付以外にも、公的料金の引下げ、例えば水道料金、国保、介護料金の減免なり、先ほども出ました給食費の無償化なりを、こういうふうなのを考えなかったのか。医療窓口の負担軽減など、幾らでもほかの現金給付以外にも施策はあったと私は思います。   市長は、当選後も10万円支給に自信があるとも語ってますので、その辺も含めてお示しください。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 私が所信表明で申し上げましたコロナ禍における市民の皆様の状況につきましては、客観的な統計資料に基づき申し上げたものではございません。私自身が、市長選挙への出馬に当たり、1万人を超える市民の皆様との対話を重ねる中で、生活に困窮する子育て世帯や、事業の継続に苦しむ事業者の数多くの声を実際にお聞きしたのでございます。市民の皆様の中には、生活を切り詰めなければならないとか、子供に十分な食事をさせてあげられないなどの声や、事業者からはこれ以上はもう店を畳まないといけないとか、この夏を乗り切れるだろうかなど、まさに限界の状況にある方がたくさんおられたのです。こうした方々からは、市税など公共料金の軽減や学生への支援をはじめ、子育て世帯への支援や事業継続のための支援など、多岐にわたる様々な支援策の御要望をいただいております。中でも、事業者の方を含め、再度の現金給付を望む声が特に数多くございました。確かに、生活困窮に対する支援策といたしましては、議員御案内のとおり、ほかにも様々なメニューが考えられます。しかしながら、今市民の皆様が直面している多様な問題を包含して、スピード感を持って打開するためには、何より現金給付による緊急経済対策しかないと考え、私の強い決意として申し上げたものでございます。   以上、答弁といたします。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) 次の質問に入りますが、市長のコロナ禍での経済対策は、市長の個人的な感覚から出てきているのかなと。思いつきでされているのかなと思ってます。早くしなければいけないというのは、公約で約束したからとしか思えないんですね。市長と、市としてコロナ対策に対して、市民の生活の影響をきちんと精査して支援策を策定すべきでないかと考えますが、その辺について御答弁ください。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) コロナ支援策の策定に関する御質問にお答えします。   私が市民の皆様の声をお聞きする中で、最も危機感を感じておりますのは、今経済対策を打たなければ将来の丸亀市に大きな傷痕を残すということであります。コロナ禍で冷え切った市内経済をもう一度潤し、市民の皆様には市内で消費することの大切さ、事業者の皆様には消費を取り込む努力をこの機会に改めて感じていただきたいのであります。市民の皆様がこうした思いを持ち、一丸となって市内経済の循環を生み出していくことができれば、それが感染症に強いまちづくりにつながるものと考えております。   一方で、コロナによる市民生活や事業者への影響は今後も注視し、継続的に支援策を講じていかなければならないと考えております。しかしながら、変異株も含めたコロナウイルスの動向は依然として先行きが見通せず、今後の市民生活などへの影響も現時点では未知数であります。そのため、私といたしましては、コロナ対策本部などで逐一情報及び状況を把握し、その協議に基づく対応を取ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) コロナ対策より、感染拡大防止対策より経済対策を優先するとしか聞こえないんですよね。両立は、私は不可能やと思っています。まずはコロナを封じ込める、後でも聞きますけど、後では健康福祉部長が答えるんであれなんですけど、まずは経済対策よりコロナ感染をいかに封じ込めるかということが優先されるんではないでしょうか。その辺、本当に考え直してほしいかなと思ってます。市長になられて、何回市民の方にお願いなり、感染防止についてされましたか。私の記憶では2回しかしてないように思います。前の市長は週に何回もメディアに出て、まずは基本的な手洗い、うがいを含めていろいろなお願いをしてきましたけど、松永市長になってワクチン接種、これはもちろんせないかんことやけど、コロナ対策を今までどれだけしてきたのかなと思っています。それも含めて、最後の質問に行きます。   市長のこの10万円の公約については、本当にいろいろな影響が出ている。日本中が注目をしています。この公約を掲げたことで、それによって当選されたんですから、10万円はきちっと約束どおり支給してもらわないかんというのが私のところにも毎日かかってきますんで、その辺も含めてこの公約が実現できなかったという不誠実さ、このことに対しての責任をどう考えるのかお答えください。 ◎市長(松永恭二君) 議長、まずは再質に答えたらよろしいんですか。 ◆15番(大西浩君) いや、もう最後のにね。責任に。 ○議長(真鍋順穗君) 今の質疑に答えてください。   市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 私が公約として掲げた全市民への10万円給付に関する政策が、本議会では5万円での提案となったことにつきましては、大変申し訳なく思っております。10万円を当てにしていた方、楽しみにしていた市民の皆様の落胆の表情が目に浮かび、私の精いっぱいの限りを尽くして今回の提案に至ったものの、やりきれない気持ちを感じずにはいられません。また、その責任につきましても、法的な罰則等はないにしても、これからの私の市政運営の中でしっかりと市民の皆様にお応えしていかなければならないと考えているところです。そのため、今回の提案も含めて、引き続き最優先課題である感染症に強いまちづくりに全力で取り組み、市民の皆様からの期待に応えられますよう、私の座右の銘であります終始一誠意を胸に、最後まで誠意を持って市民に臨んでまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ○議長(真鍋順穗君) 再度、再度傍聴人に申し上げます。静粛に願います。これ以上騒がれ立て、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますから、念のために申し上げておきます。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) この件に関しては議案でもありますんで、今から議会でも議論していきたいと。していきますし、21日に最終的な議会の判断ということも出てくると思いますんで、私はやっぱり市長が自信があると言うた10万円について、まだまだ不可解なところがいっぱいあります。今日は時間の制限もありますんであれですけど、責任については重々胸に受け止めていただいて、また今後どうされるのかも含めて職務に励んでいただきたいかなと思ってます。責任については、今後また考えます。時間もあれなんで、次の質問に移らせていただきます。   市長からもありました新型コロナウイルス感染症対策についてであります。   私も1年間この議題ばかりで、本当に早く終息を願うところであります。2月17日から医療従事者の接種が先行接種として始まりました。3月からは、医療従事者の480万人の接種ということで、医療従事者の15%が終わらないうちに、丸亀市においても4月15日から高齢者の優先接種が始まっています。ワクチンの供給量が少なく、様々な混乱を来しているのは、国の対応の遅れかなと思っています。市民は、ワクチン接種を期待されている人が多いです。10万円の話とワクチン接種の話と両方に言われます。どこへ行っても、ワクチンはいつ打てるんかなと言われます。高齢者の接種分、6月末までには供給の見込みがあるとも伺っています。今後の供給量については、EUの輸出承認に左右されるばかりか、供給された後は自治体の現場任せともなっています。新型コロナウイルスワクチンの開発は極めて短期間のうちに行われ、しかも従来にない新しいワクチンのタイプでもあり、不測の副反応への懸念も加わっています。効果の持続期間や変異株に対する有効性などについても、情報は刻々と変化をしています。今後、様々な問題等が生じる懸念もあります。ワクチンそのものの性質や安全性が、政府のリスクコミュニケーションではまだまだ不十分だとも思っています。ワクチン接種が進んでいく一方で、接種していない方に対する偏見や差別、いじめ、接種への強要、強制、職場や学校における不利益な扱い等は決して許されるものではありません。私は、接種を希望する人が一日も早く一人でも多く、安心・安全、そして円滑に接種できるよう、体制と環境をしっかり整備していくことが最重要課題と思っています。   そこで、質問と提言をいたします。   ワクチン接種について、ワクチンの確保に全力を挙げてほしいかなと。丸亀市も、政府の度重なる方針変更に混乱をしています。現場での準備が円滑に進むよう、十分な量のワクチンを確保した上で、ワクチンの接種、種類や配分、供給スケジュール等においても国は責任を持って、具体的な情報を極力早めに国に提供をお願いしてほしいかなと思っています。丸亀市においても、いつまでに市民が何割の接種を目指すかなど、目標や子供への接種への在り方など、ワクチン接種のグランドデザインを早期に明らかにしていただきたいと思っています。   優先接種の考え方であります。医療従事者の優先接種の状況、高齢者の優先接種の状況を踏まえて、考え方の整理をお願いいたしたいと思ってます。   3番目に、副反応の対策についてであります。   副反応の対策の強化であります。有害事象報告について速やかに分かりやすく公表をお願いいたします。ワクチンを接種した方が、体調の変化について相談できる利用しやすい窓口について御説明をお願いいたします。うちの母親も、先日ワクチンを打ちました。この間の土曜日に打ちました。そのときに、やっぱり3日間ぐらい体調が悪くなったんですね。母親の友人にもそういう方が何人かおられました。どこに相談したらええんかな、市に相談するしかないんかなとも伝えましたが、その辺も含めて御説明をお願いします。   あと、この4番目、ワクチンですけど、今から65歳以下の働く人たちのワクチン接種も始まります。医療従事者のワクチン接種に当たっての副反応は労災と思っていますし、休暇制度などの整備などについても、市からいろいろな働きかけをしてほしいかなと。一般の企業の方に対してもワクチン休暇等、ワクチンが打てる体制、環境整備をお願いしたいと思っていますので、よろしく御答弁ください。 ○議長(真鍋順穗君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) ワクチン接種の御質問のうち、まず1点目のワクチン確保についてお答えします。   本市における新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、市議会の御理解の下、接種体制の構築にいち早く取り組んでまいりました。しかしながら、実情としましては、議員御承知のとおり、国の決定事項の遅れや、ワクチンの供給不足、決定内容も日々変更されるような状況が続き、本市の接種スケジュールに影響が及んでいるところです。このような状況の中、本市では4月15日から高齢者の優先接種を集団接種から始め、5月末時点で1万1,974回の接種を行い、2回接種完了者は2,994名となっております。   議員御質問のワクチン接種の本市のグランドデザインとしましては、高齢者の8割接種を目標に、また丸亀市全体としましては、市民の7割接種を目標として、年内の接種完了を目指しています。また、6月1日から接種対象年齢が12歳に拡大されましたので、今後早急に対応できるよう、柔軟な接種体制の構築に取り組んでまいります。   2点目の接種についてお答えします。   医療従事者への接種は医師会が実施しており、6月中旬に終了すると聞いております。今後は、新しく医療従事者になられた方など、医療機関から申出があれば、市で優先的に実施を行っていくことにしております。また、高齢者の優先接種につきましては、7月末までに完了できるよう、体制構築に向け医師会等との調整を行っております。施設入所者への接種については、施設担当者及び実施医療機関と連携を図り、施設入所者と介護従事者へのワクチン接種が5月24日から行われており、7月末にはおおむね終了する予定です。また、他の市町村に住民票がある入所者についても、住民票がある方と同様にワクチン接種が行われています。   3点目の副反応対策についてお答えします。   本市において、現在のところ継続治療等が必要となるような大きな副反応例の報告は入ってきておりません。副反応等の報告につきましては、診療に当たった医療機関から国に報告され、公表については国より行われるものとなっております。本市におきましても、正確な情報を適切に提供できるように努めてまいります。また、ワクチン接種後の気になることや、症状等についての相談につきましては、香川県新型コロナワクチン専門相談コールセンターが窓口となっております。接種後に気になることがあった場合に相談できるよう、専門相談コールセンターのチラシをお渡しして説明を行っております。   4点目のワクチン休暇の導入につきましては、これから始まる一般接種が速やかに行われるための環境整備の一環として、公務員につきましては、ワクチン接種に関し、接種しやすい環境の整備を図る観点から、職務専念義務免除の対応や、副反応が発生した場合の特別休暇などの取扱いについて国から事務文書が発出されているところです。議員御案内のとおり、ワクチン接種が速やかに行われるためには、市内企業で勤務されている方々が安心して受けられる環境整備が必要であると考えます。市内企業への働きかけにつきましては、接種状況を見ながら検討してまいります。   新型コロナウイルスの終息が見えない中、新型コロナワクチン接種は市民皆様の不安の軽減、生活の安心につながっていくものと考えており、ワクチン接種の速やかな実施に取り組んでまいりますので、御理解、御協力をお願い申し上げます。   以上、答弁といたします。 ◆15番(大西浩君) 議長、15番。 ○議長(真鍋順穗君) 15番 大西 浩君。             〔15番(大西 浩君)登壇〕 ◆15番(大西浩君) ありがとうございました。   本当に、現場で従事している医療従事者の皆さん、その窓口となっている医師会の皆さん、役所の担当の皆さん、本当にお願いしかないと思ってます。ああだこうだというてもなかなかあれなんで、できる体制を、市長、先頭に立ってよろしくお願いしたいかなと思ってます。   私がこれをずっと去年の6月の議会から、次の質問ですけど、ずっと言ってるんですけど、やっぱりコロナ対策は、まずは水際で感染者をどう広げなく封じ込めていくかということだと思ってます。PCR検査の強化について、もっともっと予算を投じていくべきやと思ってます。ワクチン接種が遅れているこの状況で、優先課題は接種を待っている人に接種をすると同時に、PCR検査の強化をして封じ込めていくしかないと思ってますんで、最大限ここに集中していくということで、最後の質問をよろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 新型コロナウイルス感染症対策のPCR検査強化についてお答えします。   議員御承知のとおり、本市では月曜日から金曜日までの毎日PCR検査が行える検査体制を構築しております。本市が運営するPCR検査センターにおいては、気になる症状などがある場合に、市内医療機関での相談により、医師が必要と判断する場合にPCR検査を迅速に行っているところです。   議員御質問の希望者が検査できる体制については、現在のところ実施の予定はございませんが、症状や行動歴などで本人が不安を持つ場合においても、医師の判断により速やかにPCR検査が行われております。〔ブザー音あり〕また、PCR……。 ○議長(真鍋順穗君) 以上で15番議員の発言は終わりました。   会議の途中ではありますが、ここでしばらく休憩に入ります。   再開は午後1時を予定しております。               〔午後0時01分 休憩〕             ───────────────               〔午後1時00分 再開〕 ○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) それでは、一般質問を行います。   午前中は、市長の公約のことでいろいろるる議論がございました。市長の答弁、本当に丁寧にされたと思います。しかしながら、いろいろな御意見が市民の中にはあると思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。市長が先ほど再答弁の中で、これからの市政運営の中で応えていきたいという御答弁がございましたので、今から市長の所信表明の中で、これからの丸亀市、ビジョン、市長はどういう方針で行っていくのか。すぐできることはございませんが、今後の丸亀市の市政運営、どういうビジョンがあるのか詳しく聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   去る4月18日に執行されました市長選挙におきまして当選されました松永市長、おめでとうございます。市長が所信表明で、最少の経費で最大の効果を生み出す行政システムの構築、スケールメリットによる業務の効率化や財政基盤の強化などを目指すことが必要と考えます。もう一つは、業務の民間分担を改めて検討する必要があり、民営化や民間活力の活用は、限られた人材の適正配置、経営効率、働き方の観点からも避けては通れない方向性であると考えますとあり、私は大いに評価させていただいております。また、今議会において、市長はコロナ緊急経済対策を提案され、このことは短期的には重要と考えます。しかしながら、中・長期的にはどうお考えなのか、以下の質問をさせていただきます。   本市の財政及び行政改革についてお伺いいたします。   令和2年9月に出された中期財政フレームを見ますと、令和3年度は基金残高が187億円、これが令和8年度には19億円、令和9年度にはマイナス8.8億円になる予定であることを市長も十分認識されていることと思います。前市長には、この点で本会議においても委員会においても質問を繰り返し行いましたが、明確なビジョンをお聞きすることはできませんでした。新市長におかれましては、今後どのように本市の財政を考えているのか、また合併特例債もなくなり、本市のインフラ整備、学校等の改築並びに長寿命化計画の財源確保をどう考えているのか、考えをお聞かせください。 ○副議長(福部正人君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。   総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 23番山本議員の今後どのように本市の財政を考えているのかについてお答えいたします。   議員御案内のとおり、令和2年9月に改定いたしました中期財政フレームでは、新型コロナウイルス感染拡大による経済環境の悪化影響などを考慮し、市税や交付金などの大幅な収入減を見込んだ結果、令和8年度末で基金残高が0となり、財源不足を賄えなくなるといった大変厳しい試算となりました。今回のフレームは、新型コロナの影響が継続し、計画期間中は歳入環境が回復しないものと仮定する一方、歳出面では従来どおりの考え方で、各種事業を継続的に実施すると想定した試算結果であり、実際の財政運営に当たっては、こうした財源不足を圧縮するよう、歳出縮減を図っていく必要がございます。   そこで、議員御質問の本市財政への認識についてでございますが、扶助費や公債費など義務的経費が増加する中、学校など公共施設の老朽化対策やインフラ整備に加え、現時点においても新型コロナウイルス感染症の収束は不透明で、コロナ対策を今後も確実に実施していかなければならないことなどを考慮いたしますと、今後はこれまで以上に厳格な財政運営が必要になるものと認識をしております。   そのため、今後の財政運営に当たりましては、市民の安全・安心に関わる事業を最優先に考えた上で、優先順位を整理しながら、中・長期的な視点に立った事業の取捨選択や、厳格な精査を行っていくほか、行政改革の視点を踏まえた業務の効率化にも努めてまいります。また、投資的事業の実施に当たっては、国庫補助金や交付税措置のある有利な地方債を活用できるよう、事業計画段階において、財源や後年度の維持管理経費も含め十分な検討を行うほか、財政状況に応じ事業量を年度間で調整するなど、一定程度の平準化を図りながら着実に進めてまいりたいと考えております。   いずれにいたしましても、昨年の中期財政フレームで試算しております最悪の事態が現実とならないよう、より一層国庫補助金等の財源確保に努め、基金の留保を図ってまいるとともに、限られた財源を時代や市民のニーズにより適した形で活用していけるよう事業の最適化を図ることで、持続可能で安定した財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 議長、申し訳ございません。続けて2つの質問をする予定やったんが、僕がちょっと間違いまして、担当部長には申し訳ございませんでした。   先ほど答弁いただきました。前市長のとき、私が本会議に立つたびに毎回質問していたことでございます。それとまた、市長、すぐにはなかなかできませんが、松永市長色を出すような行財政改革、以前同僚議員でおったとき、7年前ぐらいでしたかね、中期財政フレームが今後10年後に0になるという報告があったとき、2人で顔を見合わせました。そういう思いもありますので、市長におかれましては、市長なりの行政改革、財源確保というのは絶対お持ちだと思っておりますので、ぜひとも推進していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、行政改革推進委員会についてでございます。   平成17年に第1回の行政改革推進委員会が立ち上がり、丸亀市行財政改革(集中改革プラン)、財政健全化計画の策定等が推し進められました。丸亀市行政改革推進委員会の議事録の平成28年の中に、合併当初は人件費の面などスリム化を図り、一つのまちとしてどういう規模が適正であるかを課題として取り組み、第2次、第3次では、削減だけでは市民サービスの低下を招く場合もあるということで、量的な改革だけでなく、質の向上も必要ではないかということで進めてまいりました。方向性としては、市民にとってよくなったこと、行政内部にとって改善できたことを視点に置いて取り組んでいきたいと考えていますとの答弁がありました。委員会が立ち上がった当初と比較し、平成25年以降は質的改革に重点が移ったのではないかと考えます。私は、平成25年から平成27年まで行政改革推進委員会の委員をしており、その当時から量的改革が重要であると発言させていただいております。   先日、総合計画等に係る策定方針についての報告がなされました。その中で、第5次行政改革プランの方向性ということで、計画期間を令和4年度から令和7年度までの4年間とし、方向性としては、今後の行政改革は質的改革と量的改革のバランスを図りながら、継続的な取組が必要となっております。   そこでお伺いします。   第5次行政改革においての質的改革と量的改革のバランスを図りながら、継続的な取組とはどういったことを行っていくのかをお聞かせください。 ○副議長(福部正人君) 市長公室長 横田拓也君。             〔市長公室長(横田拓也君)登壇〕 ◎市長公室長(横田拓也君) 行政改革についての御質問にお答えいたします。   本市の行政改革は、これまでに合併後の行財政改革推進プラン、いわゆる集中改革プランから数次の改定を経て、現在の第四次行政改革プランを推進しているところでございます。この第4次プランでは、業務改革、そして市役所改革、また市民サービスの向上といった3つの分野に取り組んでまいりました。その第4次プランも今年度が最終年度となりますことから、現在第5次プランの策定に向けた取組を開始いたしております。この第5次プランの策定方針といたしましては、議員御案内のとおり、その方向性として質的改革と量的改革のバランスを図りながら、継続的な取組が必要と考えております。その具体的な取組内容につきましては、これから進める策定作業や進行管理の中で具体的にお示ししていくこととなりますが、人口減少のほか、情報技術の進展やコロナとの共生など、社会環境の変化を踏まえた取組を位置づけてまいりたいと考えております。その中で、議員御指摘の量的改革につきましても、ただいま総務部長よりお答えいたしましたとおり、コロナによる財政への影響も不安視されますことから、令和2年度の決算状況などを見ながら、財政部門ともしっかりと協議検討してまいりたいと考えております。   いずれにいたしましても、第5次プランの策定作業はこれから本格化してまいります。市民アンケートや関係各課へのヒアリングなどを行いながら、計画素案を取りまとめ、議員各位にもお示ししてまいりたいと考えておりますので、その際には御意見を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 先ほどの公室長の答弁の中で、市民アンケートや関係各課へのヒアリングなどを行いながらということで、前に市民アンケートを取りました。その中で、市民のアンケートで一番多かったのが行政改革ですかね。2つあるものやったら1つにするという、アンケート調査結果は六十何%ぐらいの多さだったと記憶しとんです。それが、前回は本当に生かされたかというたら、なかなか私にとったら生きてなかったと思うんですよ。やっぱり、総論賛成、各論反対ということで、本当は統廃合なんかをどんどん進めないかんという、市民全体ではそういう意識は6割ぐらいあるんですけど、なかなか各論に入ったら進まないという、アンケートの調査が生きてなかったなという感じがしたんです。それで、市長公室長、このアンケート調査を基に、全体で本当に市民が求めていることはこうやということが出ましたら、それを推し進めていただきたいと思いますので、そこらはまたアンケート調査は見させていただいて、いろいろまた議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、新型コロナワクチン接種について。   担当部の方は、昨年から本当に御苦労なさっていることを十分承知しております。国もどんどんどんどん変わっていきまして、私がこれを原稿を書いておるときと、今言うたらまたどんどん進んでますから、これがどんどん進むということは大変いいことですので、どんどん進めてください。   ほんだら、本題に入ります。   新型コロナワクチン接種をめぐり、国が要請する7月末までの高齢者の接種完了が、医師、看護師、会場のスタッフなど人材不足で接種体制が整わず、困難な自治体も出てきています。本市では、医療関係者等に大変な努力をしていただき、集団接種が行われています。先日、接種会場へ行き、流れを見せてもらいました。本当に大変な作業です。医師、看護師、たくさんのスタッフの方々に感謝を申し上げます。国におきましても県におきましても、毎日のように新しい接種体制が出され、ワクチン接種のスピードアップに向けて進められております。他の自治体での取組を申し上げますと、接種業務に歯科医師を加える方針を出されたところもありますし、開業医の協力を得て自院での個別接種を行うところもあります。それぞれの自治体に応じた施策を講じることが必要となっております。ワクチン接種の迅速化で救える命、また経済のダメージを少しでも和らげるのではないかと考えますが、本市の現状並びに本市ではどのように接種を進めていく計画なのか、65歳以上の接種完了はいつぐらいの予定なのか、また64歳以下の方の計画はどのようになっているのかをお答えください。   新型コロナウイルスワクチンをめぐり、自治体の首長らが優先接種の対象となると判断し、キャンセル分を活用して接種したケースが相次いで判明しています。行政の司令塔である首長の接種に明確な規定がないためで、住民の賛否が分かれています。そして、急なキャンセルが出た場合、破棄されないように自治体に柔軟な対応が求められています。意見の中には、危機管理上での合理性や、事前に住民に公表した上で接種すべきとの意見もあります。一方で、担当大臣からは、貴重なワクチンですから無駄にしないような対応も必要だと意見が上がっています。私も同じ考えです。   そこで、お伺いします。   本市では、コロナワクチン接種の予約から当日キャンセルが生じた場合、その余ったワクチンをどのように取り扱われるのかをお聞かせください。 ○副議長(福部正人君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 23番山本議員の新型コロナワクチン接種についての御質問にお答えします。   議員御案内のとおり、現在国においてはワクチン接種のスピードアップに重きを置き、ワクチン接種を希望する高齢者の接種については7月末に完了するよう指示が出ているところです。本市における新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、市議会の御理解の下、接種体制の構築にいち早く取り組み始め、医師会の協力の下、集団接種を中心に接種を進めているところです。   そこで、議員御質問の本市の現状並びに本市での接種計画、接種完了予定についてお答えします。   本市では、現在丸亀市民体育館、飯山総合運動公園体育館、市内小学校体育館などにおいて、集団接種を中心に75歳以上の高齢者のワクチン接種を行っているところです。これまでの接種回数につきましては、5月末時点で1万1,974回の接種を実施し、2回接種完了者は2,994名となっております。また、5月27日から65歳から74歳までの高齢者を対象に、年齢の高い方から3回に分けて6月10日までに接種券の発送を行う予定としております。本市のワクチン接種としましては円滑に進んでいるところですが、国の示す7月末までに高齢者の接種完了を行うためには、現状の接種計画の見直しが必要となりましたので、医師会と再協議を行い、65歳以上の接種を7月末までに完了、年末までに64歳以下の方の接種完了を目指す計画に変更いたしました。具体的には、7月1日から運用開始の大型接種会場を設置し、運営には歯科医師会、薬剤師会にも御協力をいただくとともに、民間企業の医療従事者支援サービスを活用して、最大1,200人の接種体制として加速化を図ります。また、高齢者施設入所者や入院患者、かかりつけ患者に接種をする医療機関接種の促進に取り組んでまいります。   次に、64歳以下の方の計画についてでありますが、8月頃からの接種になる予定でありますが、基礎疾患を有する方、在宅介護従事者等の職員の方、60歳から64歳までの方などの優先接種の対応につきまして十分協議を行うとともに、早急に本市の対応について決定してまいりたいと考えております。   次に、キャンセルが生じた場合の余ったワクチンの取扱いについてお答えします。   本市では、当日キャンセルが生じた場合の接種者として、接種会場の従事者等でリストを作成して対応をしております。また、医療機関における医療従事者、未接種者についても対応を行っており、これまでワクチンの廃棄はなく運営ができております。今後は、訪問活動を通じて、地域の見守りや支援活動を行っていただいている民生委員、児童委員や、母子保健推進員などの団体からの接種希望者のリスト作成を検討し、キャンセル時の対応をしてまいりたいと考えております。   いずれにしましても、本市のワクチン接種が安全に速やかに行われるよう、迅速かつ柔軟に対応してまいりたいと存じますので、御理解、御協力をお願い申し上げます。   以上、答弁といたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 部長、7月1日から運用開始の大型接種会場、昨日新聞に発表されて、大体の人はあそこの場所が分かると思うんですが、私はよく総合運動公園へ行きまして、結構あそこに行かない方、野球場でもどこにあるんやというて、野球場さえ分からん方もおられるんです。それで、場所の周知方法を徹底していただいて、どういう形で徹底されるのか、7月1日ですから今からまだ日にちがありますので、場所が分からないということが起こらないように、どういう体制を考えているのかお聞かせください。   それと、64歳以下の方などの優先接種の対応につきましては、十分な協議を行うとともにということで、早急に本市の対応について決定してまいりたいという答弁がございました。これはなかなか答弁でけんとは思うんですが、大体これを協議して決定するまで、いつぐらいまでこれが決定するんか、再答弁の中でまだそれが決定できてませんというんでしたらそれでも構いませんし、もし大体いつぐらいまでできるのか、大体の考えが分かるのでしたらお聞かせください。   以上、再質問お願いいたします。 ○副議長(福部正人君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。   まず、場所でございますけれども、場所につきましては分かりやすいような地図を作成いたしまして、接種券の案内時に送付をさせていただきますとか、またホームページ等にも掲載をさせていただく、また市の広報紙におきましても、接種がここになりましたというようなことで、分かりやすい形で掲載をさせていただいて周知を図っていきたいと考えております。   また、64歳以下の接種順位でございますけれども、現在のところ国から示しておりますのは、御存じのとおり、基礎疾患の方とか高齢施設の従事者の方でありますとか、60歳から64歳の方でございます。市といたしましても、まずこの方々を中心に接種をさせていただくとともに、市独自の優先につきましては、できるだけ次の発送を7月と考えておりますので、それまでには決めまして対応させていただけたらと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 64歳以下の方は本当に大変でしょうが、少しでも早く打てるように、本当に頑張っていただきたいと思いますので、頑張ってくださいというエールを送りますので、よろしくお願いします。   続きまして、本市事業者の支援について。   昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により、一月の売上げが前年同月比で50%以上減少している事業者に対して、中小法人等は200万円、個人事業主は100万円を経済産業省から持続化給付金が給付されました。また、香川県においても、事業者への給付金、助成金等が実施されました。本市においても、県からの支給を受けた事業者に休業協力要請金などが支給されました。しかしながら、民間企業においては、持続化給付金、県の給付金、助成金、本市の協力要請金など、該当しない事業所があったとお聞きしています。   ここで、昨年11月に行われた新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響調査結果を申しますと、昨年9月現在、企業業績への影響が今もなお継続していると答えた事業所は64%、外出自粛要請による影響の最多は、宿泊、飲食サービス業が92.4%を占める。受注の減少、来店者の減少の原因を、コロナ禍の影響と77%の事業所が上げている。国や自治体の給付金支給、資金繰り等の支援策は事業所の約6割が利用した。持続化給付金関連は、事業所の80%以上が高い評価をしている。給付金対象要件外の事業所からは、支給対象要件の不公平を感じている。国や自治体等に望む支援策のトップは、持続化給付金関連の継続が大半を占めるとあります。本市の令和元年度の市税収入を見ますと、市民税68億円のうち、個人市民税が55億円、法人市民税が約13億円となっており、法人市民税が約20%近くに上ります。法人市民税も本市の大きな収入源となっており、それを引き続き確保していくためにも、今後の事業所への対応は非常に重要になると考えますが、理事者のお考えをお示しください。今後、持続化給付金関連も考えられるのかもお聞かせください。 ○副議長(福部正人君) 産業文化部長 山地幸夫君。             〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕 ◎産業文化部長(山地幸夫君) 本市事業者の支援についての御質問にお答えいたします。   議員から御指摘をいただきました昨年秋の企業活動への影響調査の結果を踏まえ、国や県の持続化給付金等を補完するといった観点から、感染症対策に取り組まれる経費を支援する補助制度をアンケート後の昨年12月に創設し、事業継続に尽力される事業者の方に、直接給付による支援を本年度も継続して行っているところでございます。   御質問の今後の事業者の方への支援でございますが、本議会の補正予算に計上させていただいておりますコロナ緊急経済対策特別定額給付金は、市民の皆様に対します1人5万円の給付でございますが、市内事業者の方の多くは丸亀市民でもありますので、事業者の方をお支えする支援にもつながるものと考えております。   また、本給付金は、市内での消費をお願いすることにより、経済対策による事業者支援を大きな目的としており、給付金が市内消費への呼び水となりますよう、本年7月に行いますキャッシュレス決済ポイント還元事業を、給付時期に合わせて9月から2か月間行わせていただき、事業者の方への継続的な支援となりますよう取り組みたいと存じます。あわせまして、現在丸亀商工会議所や飯綾商工会とも連携して、会員事業者の皆様に2回目のアンケート調査をお願いしているところでございます。今回の調査では、個別相談を希望される事業者の方には記名をお願いしており、事業継続や事業継承など、現在抱えられている課題に応じた支援機関へおつなぎすることも行うことにしております。   御質問の持続化給付金関連の追加施策の考え方でございますが、現在行っておりますウイズコロナ事業継続応援補助金や、本補正予算に計上しておりますコロナ緊急経済対策特別定額給付金も直接給付によるもので、持続化給付金とも目的等において共通する側面もあり、補完する役割を担っているものと考えております。   いずれにいたしましても、事業者の方への支援につきましては、今回実施いたしますアンケートの結果や、キャッシュレス決済ポイント還元事業の経済効果等も踏まえながら、時期を逸することなく実施してまいりますので、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 部長、昨年の3月の定例会でしたか、総括質疑で、当時はコロナ感染でここまで経済に打撃を受けてなかったんですが、私は再質問のときに、十分に事業所のことを把握していただきたいと。それで、その後いろいろな形で丸亀市も頑張っていただいとります。それで、今回答弁の中で、会員事業所の皆様に2回目のアンケート調査をお願いしているところと。今回の調査では、個別相談を希望される事業者の方には記名をお願いしており、事業継続や事業承継など現在抱えられている課題に応じた支援機関へおつなぎすることも行うことにしておりますという、これはほんだからアンケート調査をして、その後に個別相談を希望されとる方が記名したら個別相談するんでは、アンケート調査が何日ぐらいかかるか分かりませんし、今でも本当に困っとる事業所はいろいろな形で、商工会議所なり担当課にもいろいろな課題を、そちらにいろいろな形で行っとると思うんですが、これはそこのところよう分からないんです。アンケート調査をして、調査の中で個別相談を希望される事業者の方にはということ、これは詳しいにもう一回答弁ください。よく分かりませんので、よろしくお願いします。 ○副議長(福部正人君) 産業文化部長 山地幸夫君。             〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕 ◎産業文化部長(山地幸夫君) 再質問にお答えいたします。   現在、2回目のアンケートにつきましては、もう既に送付を5月の末からいたしております。中では、一部こちらに返ってきているアンケートもございまして、支援機関は、もちろん民間金融機関等も含めまして、公的機関をこちらが記入をしていただくようなことで、事業者の方からこういった金融機関とか公的機関につないでほしいと、そういった希望を聞いてまいります。もちろん、議員がおっしゃるように、全て待ってからつなぐと、そういうことではなくて、やはりアンケートの途中経過の中でもお急ぎだろうと思いますので、そういった方についてはその都度対応してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 分かりました。よろしくお願いします。   続きまして、中心市街地についてお伺いいたします。   今まで多くの議員が何度も質問されていることは十分承知しております。本市においても、都市再生整備計画が出され、少しずつですが以前より成果が出てきていると感じております。道路関係では、市道丸亀駅福島線、丸亀駅原田線幅員再配分無電柱化が行われ、富屋町では金毘羅街道を絡めての整備事業が進められ、中心市街地のインフラ整備もかなり進んできたと思われます。空き店舗、空きオフィス等の活用促進補助事業により、ここ数年事業所、飲食店等の開業者の増加が見られています。中心市街地の活性化への課題は多く、日本全国どの地域においても難しいと思われますが、新しい市長になりましたので、中心市街地の施策をどう進めていくのか、また新たなビジョンはお持ちなのか、お聞かせください。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 23番山本議員の中心市街地に関する御質問にお答えいたします。   議員御案内のとおり、これまで本市では、丸亀市中心市街地地区都市再生整備計画や、丸亀市大手町周辺地区都市再生整備計画に基づき、道路整備や大手町地区4街区の再編整備など、中心市街地のハード整備を進めてまいりました。また、商店街におきましては、空き店舗、空きオフィス等活用促進補助事業などのソフト施策により、民間活力を喚起してきたところです。結果として、現在飲食店を中心とした新規開業や、ホテルやマンションの建設など民間投資が見られるようになり、一時期に比べると少し明るい兆しも感じられるようになりました。今後数年は、新市民会館建設など大手町地区4街区再編という一大プロジェクトが続きますが、その間にも、新たに生まれ変わる施設や空間を上手に活用するための取組や、4街区のにぎわいづくりの効果を周辺にも波及させ、人の流れを創出する取組により、エリア全体としての魅力向上につなげていかなければならないと考えております。そのためには、やはり民間の力が十分に発揮されるような環境づくりが重要であり、中心市街地においていかに民間の活躍の場を作れるかという視点に立ち、商業や市民活動など様々な活動から中心市街地活性化策を検討するとともに、民間企業や大学等とも連携して、中心市街地活性化に資する取組を進めてまいります。あわせて、本市といたしましては、国が重点的に進めるまちなかウォーカブル推進事業を活用して、公共空間を居心地がよく、歩きたくなる空間に生まれ変わらせ、まちなかにゆとりとにぎわいを創出するまちづくりに挑戦するなど、新たな取組も模索してまいりたいと考えております。これから本市は本格的に人口減少の影響を受けると見込まれ、中心市街地を取り巻く環境も楽観視できるものではありませんが、本市の持続的な発展のためには、中心市街地活性化は欠かすことのできない要素であり、民間と行政が一体となって取り組んでまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕
    ◆23番(山本直久君) 市長、昔まちなか活性化ということで、勉強会を商店街の方とした記憶がございまして、ちょうど当時市長も議員でおられて、一緒にお話を聞いたり、その当時は大きなプロジェクトをせんかみたいな話でございました。あの時代ですから、そういう大きな開発事業という時代ではないと。商店街の方や地元の方が本当に頑張らんかったら、なかなか行政主導ではできないという時代やということで、なかなか議論がかみ合わなかった時期もございましたので、市長ね、ねじり鉢巻きをして市長室で必死で考えて、ほんで少しでもいいところがあったらどんどん外に出ていっていただいて、優秀な職員がおられます。一緒に視察に行って、取り入れるものはないかというぐらいの意気込みで、そういうところは行政側もいろいろ研究していただいて、市長も自分の足でそこに足を運ばんかったら、ホームページやネットを見るだけではなかなか分かりませんので、そういうことがあったらどしどし、今コロナでなかなか行きにくい時代ですが、もちろん東京にもどんどん行っていただいて、国とのパイプ云々というのはもちろんしていただきたいんですが、東京のあのまちを丸亀市に持ってこられるかというたら絶対不可能ですから、進んでいる地方都市、ぜひとも勉強していただいて、丸亀に落とし込めるものがあれば積極的にやっていただきたいと。松永市長になったらこんなに変わったがと、これはまだ10年ぐらいかかりますよ。今からもし種をまいてやったとしても10年かかりますけど、何にもしなかったら何も変わりませんので、そこのところよろしくお願いいたします。   続きまして、総合運動公園についてお伺いします。   本市の総合運動公園は高速道路のインターチェンジから近く、JR丸亀駅からも比較的近い距離にあり、他県から来られる利用者からも非常に利便性が高いと評価されています。また、レクザムボールパーク丸亀においても、大学野球合宿等に利用され、市内ホテル、飲食店などの市内の事業所に経済効果をもたらしていると思います。私は、スポーツでまちづくりが本市の目玉の一つになるのではないかと考えております。野球場においては、ネーミングライツ、広告収入等で少しでも市の持ち出しが軽減するよう努力されていることも承知しております。施設の整備には多額の費用を要しますが、先ほど述べましたように、使い方によっては本市の事業所に今以上の経済効果をもたらすことが期待できます。本市は県第2の市ではありますが、恵まれた立地の総合運動公園などの施設を生かし、スポーツにおいては本県第1の市に推し進めるのも本市の発展につながると考えますが、本市の見解をお示しください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長(小山隆史君) 総合運動公園についての御質問にお答えします。   丸亀市総合運動公園は、昭和49年に陸上競技場、プール、テニスコートを有する総合スポーツセンターとして開設され、その後体育館や多目的広場、野球場を順次整備し、平成9年に整備された県立丸亀競技場との一体的な運営により、現在は中・西讃におけるスポーツの中核施設として、県下に誇る規模と機能を有しております。また、当施設は、国道11号に近接するとともに、高速道路のインターチェンジからも近いため、そのアクセス性のよさから、野球、サッカーなどのプロスポーツの試合や、全国規模の大会の開催にも適しており、広域的な観点からも集客性の高い施設であると認識しております。そして、議員御案内のとおり、イベント開催時には参加選手は基より県内外から多くの観客が訪れ、市内の宿泊施設や飲食店なども多く利用されますことから、人が集い、まちのにぎわいや交流が生まれ、ひいては地域活性化につながるまちづくりの拠点施設の一つであると考えております。   このような条件の下で、本市では香川丸亀国際ハーフマラソン大会をはじめ、プロ野球ウエスタンリーグ、なでしこスマイル☆サッカー交流大会の開催のほか、香川県と連携して地域密着型スポーツチームを活用したホームタウン推進事業など、多角的な取組を進めております。また、事業実施に必要な環境整備を図るため、現在多目的広場の整備や体育館の空調改修など、利用者の利便性や快適性を高める施設整備にも取り組んでいるところです。今後につきましては、東京2020オリンピック競技大会に伴うクロアチア陸上競技連盟の事前合宿や、来年度の全国高等学校総合体育大会など、数十年に一度の国内外にわたる大規模なイベントが予定されております。市といたしましては、この機会を、県内有数の運動施設が集積された総合運動公園を丸亀の魅力と併せて情報発信できる絶好の機会と捉え、県内随一のスポーツホームタウンとして本市の発展につながるよう、様々な施策を講じてまいります。   以上、答弁といたします。 ◆23番(山本直久君) 議長、23番。 ○副議長(福部正人君) 23番 山本直久君。             〔23番(山本直久君)登壇〕 ◆23番(山本直久君) 部長から、県内随一のスポーツホームタウンということを目指すと。それぐらいの大きい看板を上げてもらわんかったらそれに近づけませんので、部長、今言われたようにこれぐらいの気概を持っていろいろな形で、予算ももちろん要りますけど、県内で1番やという意気込みで担当課にはいろいろ考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしまして一般質問を終わります。 ○副議長(福部正人君) 以上で23番議員の発言は終わりました。   ここで10分間程度休憩いたします。               〔午後1時49分 休憩〕             ───────────────               〔午後1時59分 再開〕 ○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 一般質問を行います。   まず最初に、市長の選挙公約・発言についてお伺いいたします。   任期満了に伴う丸亀市長選挙が本年4月11日に告示され、現職と新人の2名が立候補を届け出ました。新人で元市議会議員の松永恭二氏と、現職で3選を目指す梶 正治氏の一騎打ちとなりました。公約で松永恭二氏は、コロナ対策でやりたいことは全市民に10万円を支給すること、これは考えて考えて考えた挙げ句の政策、コロナ緊急経済対策ですと発言。現職の梶 正治氏は、マスク生活から解放されるんだ、そういう強い意志を持って取組を進めていく。1つ目は、ワクチンの速やかな接種、2つ目は大規模なPCR検査、そして的確なウイルスの封じ込めにつなげたいと主張していました。いずれにしても、この選挙戦では、経済対策も含め新型コロナウイルスへの対応が主な争点となっておりました。そして、市長選挙は4月18日に投開票が行われた結果、917票差という僅差で松永市長が誕生したものであります。当選後、全市民に10万円支給の予算についても、空公約だと批判も浴びたが、財源は一切心配していないと発言をしております。   そこで質問でありますが、1点目にボートレース剰余金の支出のルールをお伺いいたします。 ○副議長(福部正人君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。   モーターボート競走事業管理者 大林 諭君。             〔モーターボート競走事業管理者(大林 諭君)登壇〕 ◎モーターボート競走事業管理者(大林諭君) 13番横川議員のボートレース剰余金の支出のルールについての御質問にお答えいたします。   初めに、議員各位、地元地域の皆様、市民の皆様におかれましては、日頃から本市ボートレース事業に対し、格別の御理解、御協力をいただいておりますこと、またこのコロナ禍、お客様をお迎えしてボートレースの開催ができていること、これもひとえにボートレースファンの皆様と関係各位の支援のたまものと深く感謝をしております。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。   さて、ボートレースまるがめでは、地域に密着したボートレース場として将来にわたり存続し、その事業活動を通じて収益を確保し、市財政に安定的に繰り出しを継続することにより、公共の福祉に寄与することを念頭に日々業務に取り組んでいるところでございます。ボートレース事業から丸亀市の一般会計の繰出金につきましては、昭和27年の初開催から令和2年度までの68年間で総額約1,377億円を繰り出し、公共施設の整備をはじめ、様々な事業の財源の一部として活用されているところでございます。また、ボートレースまるがめでは、平成26年に企業として経済性を発揮し、収益の確保ができるよう、地方公営企業法の全部を適用し、運営を行っております。法適用後の繰り出しにつきましては、毎年市財政部局と協議をし、平成30年度から令和2年度までの3年間で、新しい市役所の整備事業や丸亀城石垣復旧事業、コロナ対策事業等の財源として約179億円を繰り出しております。今後の丸亀市への繰り出しに当たりましては、まずボートレースが将来にわたって事業を継続し、収益を確保していくことが必要となります。   そこで、令和2年度の決算状況、今後の収益見込みに加えて、運転資金や安全・安心なレース運営を行うための競技用施設の整備事業、また幅広いお客様に御来場いただき、楽しんでいただけるよう、お客様空間の整備などの事業計画や資金計画を盛り込んだ中期経営計画を作成し、将来にわたるボートレース事業の経営状況を注視してまいります。一方、市財政部局とは、毎年作成される丸亀市予算編成方針や、財政運営の指針となる丸亀市中期財政フレームなどに基づき、丸亀市が将来にわたって健全な財政運営が行えるよう十分な協議を行い、市議会にもお諮りをし、必要な繰り出し額や繰り出し時期等を決定していきたいと考えております。   今後とも、ボートレースまるがめといたしましては、丸亀市の健全な財政運営、住民福祉の増進に向けて、このコロナ禍ですが、感染症対策には万全を期して、収益を確保できるよう営業促進、経営基盤の強化に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 今は管理者から答弁があったわけでありますが、基本的にこういった繰出金のルールはないというような状況であります。私は、何でもかんでも繰り出していいというふうな考え方は持っていません。目的を持って競艇事業と、モーターボートレース事業というのがあるわけですから、一定のこういったルールづけというのはやっぱり必要になってくるだろうと思ってます。そういう面では、1つは基金の中へ入れると。目的基金を持ってその中へ入れ、その中で運用していくというやり方、これもできますし、様々なやり方、ルールというのは今から確立していくべきものだろうと思ってます。今回、こういった給付金問題が出て、初めてこういう繰出金の出し方、これが出たわけですけれども、今まで片山市政、新井市政、梶市政、今度は松永市政ですけれども、こういう繰出金の出し方というのは私も経験がございません。したがって、一定のルール付けというのは今後必要になってくるだろうと考えてますので、再度お答えをお願いしたいと思います。 ○副議長(福部正人君) モーターボート競走事業管理者 大林 諭君。             〔モーターボート競走事業管理者(大林 諭君)登壇〕 ◎モーターボート競走事業管理者(大林諭君) 再質問にお答えいたします。   繰り出しに対するルール化が必要でないのかということの御質問にお答えいたします。   まず、基本的にボートレース事業局から一般会計に繰り出す内容につきましての繰り出す使途につきましては、我々ボートレース事業局では決められないということを説明させていただきます。これまでのボートレース事業から一般会計への繰り出しにつきましては、平成26年に公営企業法の全部を適用してから当面の間、ボートレース事業が安定する間につきましては、まず収益の一部についてボートレースの運営資金、そしてまた施設改善に充てて、その残りについて市に繰り出しをするということを基本に、毎年市財政部局と協議を行って繰り出しをしているところでございます。   そういう中ですが、昨今の新しい市役所の整備ですとか、丸亀城の石垣の崩落の復旧事業などの大型のプロジェクト、そしてまた今最近では、新型コロナウイルス感染症に対する予測ができないような大きい財政需要を伴うものが多々発生してきております。こういうときには、私どもといたしましても、市の財政が厳しい中、繰り出しをして補填をしていかなければならないと考えております。そういう中で、ボートレース事業の収益につきましては、御承知のように、市税と並んで丸亀市が独自に確保することのできる事業として、他の自治体にはない収益であると考えております。そのためにも、私どもは将来にわたって事業継続を行い、そして収益の確保に努めていかなければなりません。そういう中で、収益の配分、繰り出しにつきましては、まずは将来の予測を市長部局と共有をして、その中で十分に協議を行って、ルール化よりも必要な繰出金について議会にもお諮りをしながら、最終的には市民福祉に向けて繰り出すことになりますので、十分な協議を行って必要な繰り出し額を決めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。再答弁といたします。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) そういう意味合いの中では、ルールづけというのはモーターボート事業だけの問題ではなくして、本体の市とのお互いのルールの下で必要な経費を繰り出していただくわけですから、有効に効果のある使い方をしなくちゃいけない、そういう意味合いの、市長ね、ルールづけですから、今後ともよろしくお願いをしたいなと思ってます。   2点目、市債の発行とありますが、この公約の中での説明を求めたいと思います。 ○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 13番横川議員の市長の選挙公約発言についての御質問のうち、市債の発行についてお答えいたします。   まず、地方債の法制度について御説明いたしますと、地方財政法第5条において、地方公共団体の歳出は、地方債以外の歳入をもってその財源としなければならないことが原則として規定されております。その上で、ただし書において、同法第5条の第1号から第5号に掲げる場合のみ地方債を財源とすることができると規定されております。この各号に掲げられているものを簡単に申し上げますと、1つ、公営企業に要する経費の財源とする場合、2つ、出資金及び貸付金の財源とする場合、3つ目、地方債の借換えに要する経費の財源とする場合、4つ目、災害復旧の事業等の財源とする場合、5つ目、学校施設や土木施設等、公共施設または公用施設の建設事業費等の財源とする場合でございます。また、同法第5条各号に規定する経費以外のものについて、地方債を起こすためには別途法的措置が必要となっており、具体例として主なものを申し上げますと、市町村の合併の特例に関する法律に基づく合併特例債や、地方財政法第33条の6の3の規定に基づく臨時財政対策債などが上げられます。   いずれにいたしましても、経済対策等を目的とした今回のコロナ緊急経済対策特別給付金では、地方債を活用できる場合には該当しないため、地方債を財源とはいたしておりません。   以上、答弁といたします。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) この質問に対しては、市長が答弁していただかなければならない問題だろうと思います。市長のチラシなり、ビラ等々の中でも、10万円に対する支給の予算の中にボートレース剰余金、それと市債の発行を組み合わせて実現ということをちゃんと書いてありますので、これは間違いであったんだったら間違いだと、改めてきちっとこの場で訂正、謝罪をしていくべきものだろうと思ってます。今、総務部長の答弁では、地方債を活用できる場合に該当しないとはっきり明言されたわけですから、この場はやっぱり市長から、しっかりこれは間違いだったということを御答弁をお願いしたい。   以上です。 ○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 再質問にお答えいたします。   ビラを作成されたときの意図については私自身が答える立場にはございませんけれども、この事業の直接の財源として活用するといった意味合いで起債をしているのであれば、それは間違いであったということになるかと思います。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 市長ね、やっぱりこういう場で自分が出したビラの中で、間違いがあったというのは自ら変えるべき、訂正すべき問題は訂正すべきなんですよね。全市民がこういう10万円に対する注目は持ってます。間違いは間違いであったとただすのが大人としてのわきまえであろうし、責任ある市長としての立場だろうと思ってますので、今後そういう意味合いも含めて、しっかりと答弁をしていただくということを求めたいと思ってます。再度、市長から訂正をお願いをしたいと思います。 ○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 先ほどとの繰り返しになりますけれども、この事業の財源として活用するといった意味合いで書かれていたのであれば、それは誤りになると思います。   以上、答弁といたします。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) いずれにしても、これはできないということが明らかになったわけですから、次の質問の中で市長に答弁いただけるということでありますので、そこについても内容についてただしていきたいなと思ってますので、今後このようなことがないようにくぎを刺しておきたいと思います。   続けます。   3点目、梶市政では十分国の予算を取れていない、私には国との太いパイプがあります。国や県からしっかりと予算を確保します。私は全国を回ってトップセールスをし、財源を確保します。中途半端な給付金では効果が出ない。全市民に10万円は必ず支給します等々の発言がありますが、その根拠について説明をいただきたい。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) これまでの私の発言の根拠についての御質問にお答えします。   まず、国や県からの財源確保についての御質問でございますが、私はこれまでの市政運営を見る中で、市民生活の基盤となる社会資本整備に遅れが生じ、市民の皆様をお待たせしているのは、その原資となる国や県からの財源確保に対する協力が十分に得られていないと感じておりました。その原動力となるのは、市長自らのトップセールスであります。私には、これまで4期16年にわたる保守系議員としての活動の中で培ってきた国会議員や県議会議員との人脈があります。また、市議会の議長を務めた際には、実際に国の各省庁に出向き、直接予算を要望する経験もさせていただきました。私が持つこうした人脈や経験は、国や県からの財源確保をはじめ、市政の進展に必ずや生かせることができるものと確信しており、私の発言の根拠たるものであります。私は、市長として自ら国や県に足を運び、しっかりと汗をかいて、パイプ役になりたいと存じます。   次に、全市民への10万円給付についての御質問でございますが、所信表明でも申し上げたとおり、私は市長選への出馬に当たり、数多くの生活に困窮する市民や、経営に苦しむ事業者を目の当たりにしてまいりました。その原因である新型コロナウイルスは、世界的なパンデミックであり、もはや災害と言っても過言ではありません。そのため、私といたしましては、今こそ地域経済を循環する財政出動が必要と考え、先ほど15番大西議員の御質問にお答えしたとおり、好調なボートレース事業の内部留保金を見る中で、当時の私なりの判断として、全市民への一律10万円給付を公約とすることを決意したものでございます。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 今、市長から答弁があったわけですが、やっぱり説明するためには具体性が欠けてますよね。私は、今の市長の答弁の中で、社会資本の整備に遅れが生じている、そういった中身で財源になる国や県からの確保、これが十分に得られていない。どこの何が得られていないのか、社会資本整備に充てる橋なのか道路なのか、その額が幾らなのか、私も今まで調べてみました、過去のデータを。そういうデータは、私の中からは見つかりませんでした。どこの財源が県なり市なり、どのように少なくなってきたのか。これが私の見た限りでは分からないんですね。梶市政になって、そういう大きく補助金が下がったという実態は見られませんでした。今、松永市長がおっしゃった中身の中で、どこの何という財源が少なくなったのか、その点について再度中身的な御説明をお願いしたいなと思ってます。   それからまた、10万円から5万円に減額した中身についても、るる山地部長等々からも説明答弁があった中身でありますので、再度繰り返す必要はないだろうと思います。新型コロナウイルス等によって大きく財源が必要になってくるだろうということで、一定程度の財源に余裕を残したいというような話も先ほどはございました。だったら、どれぐらい残してるのか。私は、これは大きく国から地方創生臨時交付金等々コロナ対策はいけるだろうと見ておるわけですが、その財源というのはどれぐらい残すつもりなのか。コロナ対策というのは重要ですけれども、そういう面からして、今までの流れからして、大きくその半分に、10万円から5万円になったわけですから、そういう面から、その財源はどれだけ確保していくつもりなのか、そういった点についても説明不足だと思ってます。   また、市長は1万人以上の方からいろいろな話を聞いてる、大変厳しいと。特に飲食業、そういった面について本当に厳しいという話をおっしゃってました。私はそれは事実だろうと思います。しかしながら、そういった方ばかりじゃないはずなんですね。市民にはいろいろいます。私の知り合いの中でも、困った、本当に困ったという方もおいでますし、逆にこのコロナの影響でもうけた方もおいでるわけなんですね。様々な方の意見を市長も聞いてるはずなんです。全部が全部厳しいというわけじゃない。そういった中で、市長の感覚として10万円を出さなくちゃいけないというような発想になっただろうと思うんですけれども、先ほどの御答弁では、順調なボートレースの内部留保、これを見る中で、やはり110億円以上の資金、財源が十分ここにあると。潤沢にあるというような見誤りがあったのかというような気がするわけなんですね。あれば出せばいいという感覚になるんですけれども、それが5万円になった、半分しか出ない、63億円だということの中身について、市長が選挙前までの考えていた頭の中身の計算がどのようになっていたのか、これはもう完全に財源の見誤りだったのか、あるいはコロナがそうさせたのか私は分かりませんけれども、そういった感覚というのがどうなっているのかというのは全然分かりません。再度、その辺の財源に対する考え方についても明らかに御説明をお願いしたい。   以上です。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) ただいまの再質にお答えいたします。   まず、具体的にどういったものが、どこの何が具体例として、まあ言えば進んでいなかった、遅れているというところですけれども、これも市民の皆様からもよく言われていたのは、一番多く言われたのが、西土器南北線の労災病院の横の今度16メーターに広げて、ずっと工事を今もやっている、そこの道、そこのところを完成をもっと早くしてほしい。あれは一体いつまでかかってるんだということは、具体的にたくさん話を言われました。そのほか、あと総合運動公園の西側、あれは市民球場が、大災害の際にはあそこが物資輸送、人員輸送の拠点となるようになって、国からの交付金も下りております。横の道も、これも16メーターの幅に広げるということが決まっておりますけれども、そこの部分に対してもよく市民から話を聞いております。すいません、そのほかもたくさんあるんですけど、もう一つ代表的なというのは中方橋もやっぱりよく、いつまでかかるんだということはよく言われておりました。   それと、市民の方々にはいろいろな意見があっただろうと、それはそのとおりであります。10万円の給付というか、現金給付をしてくれという話のほかに、持続化給付金、国とかがやってくれてるのを、ここをもっと、丸亀市独自でもっと幅を広くやってくれとか、そのほかだったら子育て支援で、子供たちの給付金を丸亀独自でやってほしいとか、いろいろな話は聞きましたけれども、それは全部を包含して、全部をひっくるめて私は全市民に10万円の支給をと思ったわけであります。   それと、10万円を5万円にして幾ら財源を残すのか、これは細かな数字というのは、今までも何回も申しましたように、今は約としか言いませんけれども、ボートレース事業局の内部留保金が約200億円幾ら現在あって、そしてこの3月末の売上げと収益は過去最高益を出して、1,399億円の売上げに対して収益が、今の時点では恐らく100億円強になるだろうと。これは、実際この9月までにはちゃんとした決算が出てくると思いますけれども、その金額と、あと丸亀市にある、先ほどから何回も話が出ています百数十億円の基金、これは目的基金でありますけれども、そういった基金の中から、今回私が63億円を使って、その63億円を引いた金額が今言った金額に残って、その部分を有効に、今コロナ対策を中心に。またそのほかたくさんの丸亀の課題となっております、1つ大きな例を言いますと市民会館の整備、これは3月議会で今もう少し検討するようにということで、今ちょっとストップしておりますけれども、これも市民からはたくさん言われております。早急にどうするかということも決めていかなければいけないと思っております。   それと最後に、感覚という話をされましたけれども、私としましては、今回の緊急経済対策の給付金、現金給付ということは、何回もこれは私は言ってるんですけれども、本当にこれは100年に一度ある一大事と捉えております。そのことに対して、経済格差も大きくどんどんと開いていってるのも事実であります。そして、コロナによって影響を受けている事業者、これは特に飲食店、そして宿泊関係、そのほかそれに関連するところが大打撃を受けているのは皆様方も御承知のとおりであります。そこに対して、感覚というんですか、私としては今回話をしております現金給付金をこの夏から秋にかけて給付するということが、10年後、20年後のことを考えたときに、今ここでお店をやめる、会社をやめてしまうということがあったら、もうそれは10年後にももうないわけでありますから、ここで丸亀市を挙げての経済対策をすることによって、じゃあもうちょっと頑張ってみよう、そういったことをその事業者の皆様、そしてまたそこで働く皆様方にとっても、もう一度踏ん張るための一つの小さな糧ではありますけれども、小さな糧になるように丸亀市の経済をもう一回回す、そのための給付金、これは私は大事であると感じております。ただ、経済というのは本当に感覚的なことでありますので、すぐに数字的に見えるとか、それが後何年もたってからまたこれが数字的にきちっと見えるとかというものではありませんけれども、そういった部分はまた経済学者の皆様方とかそんなのにもお願いして、検証してもらいながら進めていきたいと考えております。すいません、再質問、それぐらいでしたでしょうか、たくさん言われたんで。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 市長、まだ答弁されていない点がございます。   ボートレースからもっと多くの財源が引き出されるんじゃないか、見誤ったんじゃないかということについてどうなのかという答弁がまだなされていませんので、再度お願いしたいと思います。   今、市長から答弁のあった内容で、具体性に欠ける国からの交付金等々でありますけれども、今年度の予算から見ても、西土器南北線、要望額、これはちゃんと出てますけれども、やっぱり85.11%の予算を取っている、原田金倉線においても100%の予算を取ってるんですね、間違いなく。中方橋等についても市が要望することはできますけれども、一級河川の国の河川、土器川ですから、丸亀市が云々かんぬんと言えるような状況の中で予算を立てるわけにもいけないし、工事を勝手にするわけにもいけない。県の事業としてやってるわけですから、国、県の関係ですよね。こういったところを遅いと言われて、元の市長の話にはなってこないわけですね。   それから、こういう社会資本の総合整備事業についても、西日本、東日本の水害等々において削減されたというんは事実としてあります。しかし、令和3年度の予算を見ても、要望額との差額が92.94%、ほとんど取ってるわけですよ。市内の採択率を見ると、平均で、市内というか全国の平均採択率は60から70%なんです。そういう面から見ても、多くの予算を丸亀市は確保している、これは現状ですから、後でまた確認しておいてください。   市民の方がいろいろ言われるというのは、それは言われるでしょう。ですけれども、現状は違うよということをここでまた言っておきますんで、また中身について詳しく見ていただいたらと思います。   やっぱり、そういう面を見ても詳しく財源の出どころ、何ぼどこの事業が削減されたのか、そういうことについても現状を把握して、それで批判するならば批判するというやり方をしないと、私としてはよくやってるな、事務方も含めて国に対する予算確保、十分やってますよ。あと、これまで確保できてなかった点については、自然災害が大きな原因だった、これもまた事実でございますので、再度そういった面については、誤った考え方というのは市長からただしていくべき問題ではないかと思ってますので、よろしくお願いします。   先ほどの質問の中身の中で、ボートレースからの繰出金等について、半分しかいただけなかった、63億円です、その件についての市長の見解として、これは見誤っていたというのか、いやいや、そうではないというのか、その点について再度御答弁をお願いしたいと思います。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えします。   ボートレースからの今回の63億円、それが見誤ったのかどうかということですけれども、これは今現状として、この4月後半から5月にかけてコロナウイルスの第4波が、香川県、丸亀市にも毎日のように、それも想像以上に多く、やっぱり来たというこの部分、いざというときに丸亀市に余力といいますか、蓄えを持っとかなければいけないという、その判断の下にこの63億円という形にしたわけでございます。これは見誤ったというんではなくて、今後この先丸亀市の将来にわたって、今現在で大きな一大事が起こったときに、それだけの少しでも多くのお金、予算があったほうがいいわけですから、その部分を残そうという判断をしたわけです。中でも、大きかったのは中期財政フレームの状況でございます。今日も何度も答弁が総務部長からありましたけれども、数年後に百数十億円という金額のお金がマイナスになるという、この部分も鑑みてこの63億円に、先ほど午前中の大西議員のときにも答えましたように、これは見誤ったというんではなくて、私自身としたら苦渋の選択をして、それで市民の皆様方には本当に10万円を楽しみにしてもらって、予定をしてもらった、当てにしてもらった方々には本当に申し訳ないという気持ちを持ちながらの苦渋の決断でありまして、私自身見誤ったとは思っておりません。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 中期財政フレームの話も出てましたけれども、5年間で176億円が不足すると。これは、市長もこの1月まで議員でおったわけですから、知ってるわけですよね。当然知ってるわけですから、そういった面も踏まえて頭の中に入っとるはずなんですよね。それを今さら理由に置いてもらっても困るよということになりますし、先ほども質問しましたけれども、コロナ対策として余力を持ちたい、じゃあ幾ら余力を持ってるんだという話もさせていただいたわけですけれども、それも分からないわけでしょう。やっぱり、数字的な根拠というのはしっかり持っていかないと、答弁にならないですよね、市長。できますかそれで、余力は幾ら残しているんだという。無理でしょう。 ◎市長(松永恭二君) 先ほど答弁しましたけど。 ◆13番(横川重行君) 幾らでした。そういった面が、具体性に欠けるわけですよね。だから、そういう面からすると、この本会議の中でこの額というのは、給付金110億円を超える額というのは明らかになってるわけですから、その中で63億円を今回出して、あとの余力というのは本当にまだ50億円からあるんですかという話を私はしたいわけなんですけど、実際そうなんですか。ちょっと再答弁をお願いします。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) まず、余力の概算でいいますと、まず丸亀市には、先ほども言いました目的基金であるのが166億円でございます。それと、ボートレースの金額は、私の計算では約280億円が現金としては残ると計算はしております。これは、私個人の中の計算ですけれども。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 私は、余力、金額をお伺いしたんであって、そういった面でははっきり言えないだろうということが私の想定としてあります。   次は4番目、時間の問題もありまして4番目に行きますが、公約で掲げていた全市民を対象に1人10万円の給付金を5万円に減額したことについて、決して公約違反とは考えていないと発言しております。なぜ公約違反にならないのか、その点についてお伺いいたします。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 10万円給付を5万円に減額したことは公約違反にならないのかとの御質問にお答えいたします。   先ほど15番大西議員の御質問にお答えしたとおり、私は市長に就任してこれまでの間、10万円給付の実現に向けてあらゆる可能性を全力で検討してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルスによる本市財政への影響は大きく、この収束を見通せない現状においては、将来の財政運営に禍根を残さない最大限の範囲として、本議会に5万円の御提案をさせていただいたところです。この議案提案に当たりましては、数多くの市民の皆様から公約違反との声があることも承知しており、また10万円給付を望まれていた市民の皆様には本当に申し訳なく思っております。   しかしながら、私といたしましては、公約の実現に向けて議員各位や市民の皆様方からの御意見をお聞きし、職員とともに昼夜を問わず協議を続ける中で、これからの市民生活や市政運営を支えていく財源を考慮し、市長として苦渋の決断での議案提案に至ったものであります。私自身が公約をないがしろにしたり、また不作為であったわけではなく、公約実現に向けての努力を尽くした結果でありますことから、決して公約違反に当たるものではないと認識いたしておりますので、議員各位におかれましても御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 市長ね、市民との受け止め方が大きく乖離している。市民はほとんどの方が、私の耳の中に入るほとんどの方がこれは公約違反だとおっしゃってます。だけれども、市長はそうじゃないという答弁ですので、それはそれでいいとしても、これで終わりなんですか。私がちょっとお伺いしたら、また来年でも再来年でも出していくような、こんなことがあるんですか、公約違反でないということだったら。その辺をもう一度確認しておきますので。今回で終わりでしょうかね。1人10万円出した、今回で終わりです。5万円にします、来年また5万円出すというのは、そんな話はないでしょう。再度確認します。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えいたします。   今の現状は、先行きが見えないから今回の10万円から5万円へと苦渋の選択をしたわけです。その先行きが見えないというところが今のコロナ、今度インド株も日本に上陸してこれも広がっているとマスコミでも聞いております。今後、この状況をしっかりと収集して、そしてまたこの状況に応じて、議会の皆様方、そしてまた職員の皆様方ともしっかりと協議をして、コロナ対策として経済対策を打ったほうがいい場合には、それもやっていきますし、もちろんまず第一の最優先は、コロナウイルスに打ち勝つということでありますから、そのことを第一、そしてまたそれと併せて経済対策、これはやっぱり市民が生活していく中で、丸亀市全体で、市民全員で、その影響を強く受けて困っている人たち、そしてまた困っている会社また店舗等をみんなで助け合うときがこの対コロナとの闘いだと考えておりますので、もう一度繰り返します。そのときの状況に応じて判断をしていきたいと考えております。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) 私が、市長、聞いたのは、この公約に対して、10万円に対しての言わば給付金はこれで終わりかと。次は、これが残っているからね、あとまた来年、再来年に余裕が出たらまた出しますよという話ではないでしょうという話を確認しているんです。もう一回答弁をお願いします。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 御理解願いたいのは、先ほどから何度も言ってますように、先行きが見えない今の現状なんです。ですから、その状況に応じて、経済対策を打つ場合、そしてまたコロナワクチンを、これをやっぱり最優先してやらなければいけないんですけれども、そのときの状況に応じた判断というのを皆様と一緒に協議をした中で、私がそれを決断して実行していこうと考えております。   以上です。 ◆13番(横川重行君) 議長、13番。 ○副議長(福部正人君) 13番 横川重行君。             〔13番(横川重行君)登壇〕 ◆13番(横川重行君) どうも話がかみ合いませんけれども、経済対策は経済対策、コロナ対策はコロナ対策、その場その場で応じてやっていく、これも当然の話です。今回は、市長の公約の10万円についてはこれで終わりだと、給付についてはそういう感覚を受け止めておきたいなと思います。   次の質問に行きます。   ずんやりと行きますが、現在日本に流通する米はほぼ固定種であります。国内の米に関しては種子法によって都道府県に予算をつけ、種子の育種を管理してきたため、F1種の流通はありませんでした。これからのことを伺いますが、例えばおいでまいという香川県奨励品種があります。自家増殖、許諾料はどのようになるのか伺います。   2点目、国や地方自治体が行ってきた公的種苗事業は企業へと移行する。許諾料は地方自治体の種苗であれば安価というが、民間企業に移行する方針を農水省は出しており、徐々に育苗代が値上がりすることが予想されます。多様で価格の安定した農産物が作れなくなれば、農家は基より消費者にも打撃を与え、地域経済にも影響します。市としての再生産可能な農業の対策を伺います。   3点目に、2018年の種子法廃止は、食料と健康に国は責任を持たないと言われたようなものです。地方の力を発揮して種子法に代わる条例を定め、豊かな農と食、健康と安心できる未来を守る取組が求められております。県内各自治体と連携して、種子法に代わる香川県種子条例の制定について働きかけをしていただきたいのですが、松永市長の考え方を伺います。   続いて4番目、みどりの食料システム戦略の中では、2050年までに化学農薬の使用量を50%、化学肥料の使用量を30%低減、有機農業に取り組む面積を100ヘクタールに拡大するなどの目標を掲げております。県なり市への具体的な指導なり、目標があるのか伺います。また、ゲノム編集作物の開発や、RNA農薬の開発についての見解を伺います。   5点目、遺伝子組換え作物とゲノム編集作物の違いを説明していただきたい。また、現在農水省では、ゲノム編集の種子を有機認証する手続を進めているようですが、安全性についての見解を伺います。 ○副議長(福部正人君) 産業文化部長 山地幸夫君。             〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕 ◎産業文化部長(山地幸夫君) 最初に、県の奨励品種であるおいでまいの自家増殖、許諾料はどのようになるのかとの御質問にお答えいたします。   おいでまいは、種苗法に基づき品種登録された登録品種となっております。登録品種の収穫物の一部を次期収穫物の生産のために種苗として用いる自家増殖は、育成者権者の許諾が必要となりますが、おいでまいは県のオリジナル品種として、県外等に流出することを防ぐため、栽培に当たり誓約書を県、JA、生産者代表等で構成するおいでまい委員会に提出することが義務づけられております。誓約書には自家採種を禁ずる旨を記載しており、その内容に同意し、誓約書を提出した者に対して栽培を許可することとしており、許諾料が発生することはないものと考えております。   次に、公的種苗事業が民営化へと移行することで、種苗段位の値上がりによる影響に対する、市として再生産可能な農業への対策についてお答えいたします。   これまで国や県が行ってきた公的種苗事業が民間企業へと移行していくことで、議員御指摘のとおり、種苗代の値上がりによる農家負担の増加は基より、企業側の効率化や利益の優先といった経済性の追求から画一的な種苗に限られてくることで、これまでの地域特有の気候風土の中で育まれ、それぞれの地域の食文化を支えてきた多様性が大きく損なわれ、食の選択肢が減り、暮らしの豊かさが失われることも考えられます。このため、今回の種苗法の一部を改正するに当たり、国会において種苗が適正価格で安定的に供給されるよう施策を講じることや、都道府県が行う稲、麦類及び大豆の種子に関する業務に要する経費については、従前と同様に地方交付税措置を講じることなど、10項目について附帯決議が採択されております。本市といたしましては、再生産可能な農業の対策の一つとして、安定した価格で種苗の供給を行える体制整備が肝要と考えており、附帯決議が永続的施策として講じられますよう、市長会等を通じまして国や県に対して要望してまいりたいと考えております。   次に、香川県種子条例の制定の働きかけについてお答えいたします。   現段階での県の方針といたしましては、種子法が廃止された後も、米、麦の生産振興を図る上で、優良な種子を種子法廃止前と同水準の品質と価格で安定的に供給されることが重要との認識の下、香川県主要農作物種子協会をはじめ、県、JA、種子生産者が連携して、優良種子の安定生産と供給が図られますよう国の交付金を活用し、種苗事業を堅持していると伺っております。実際の種子価格といたしましても、種子法廃止前後の3年間の1キロ当たりの平均価格で、おいでまいはマイナス34円、小麦のさぬきの夢2009はマイナス0.4円、裸麦のイチバンボシはプラス28.2円など価格に大きな変動はなく、県の取組は一定の効果があるものと考えられます。今後、国や県での財源措置がなされなくなった場合、種子の生産供給体制に影響が出ることも考えられますことから、優良種苗の安定生産と供給が永続的に保たれ、ひいては本市の再生産可能な農業が守られますよう、県内自治体とも連携し、香川県種子条例の制定について働きかけを行ってまいりたいと存じます。   次に、みどり食料システム戦略について、県、市に具体的な指導や目標があるのかとの御質問にお答えいたします。   国において、本年5月に策定されましたみどりの食料システム戦略に掲げられております目標に対しまして、県、市への指導や目標の設定などは現段階では示されておりません。本戦略は策定されたばかりであり、今後地方自治体に対して計画の策定や数値目標の設定等が示されることも考えられますので、動向は注視していく必要があるものと考えております。本市といたしましても、持続可能な食料システムの構築といった観点から、戦略に掲げる取組を今後強く意識しながら、農業振興を図っていく必要があるものと考えております。   また、ゲノム編集作物や、RNA農薬に関する見解でございますが、ゲノム編集とは遺伝子情報の狙ったところを切り、間違った修正を起こさせたり、新しい遺伝子情報を入れたりすることで、意図的に突然変異を起こさせるものであり、これにより人為的に改良した品種がゲノム編集作物と言われております。一方、RNA農薬は、特定の遺伝子の働きを妨げるRNA干渉という方法を用い、対象害虫の発育などに必要な遺伝子に作用し、対象害虫のみを防除する開発中の新しい農薬であります。ゲノム編集作物やRNA農薬に関しましては、みどりの食料システム戦略が2050年に向けた長期的な計画の1項目として取り上げられたものであること、また今後研究等も進むものと思われますが、現段階ではその開発等に関する情報が少ないことから、現状では本市としての見解を述べる段階ではないと思われますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。   次に、遺伝子組換え作物とゲノム編集作物の違いについての説明と安全性についての見解についてお答えいたします。   日本種苗協会の資料からは、遺伝子組換えは従来の品種改良と異なり、自然界で発生しない特定の遺伝子のみを組み込むもので、さきに御説明申し上げましたとおり、ゲノム編集とは生物が持つ遺伝子情報を操作し、突然変異を意図的に起こさせるものと言われております。これらにより生産された農産物の安全性については、いずれも世界中で見解が分かれており、遺伝子組換えとゲノム編集の違いも不明瞭な〔ブザー音あり〕部分があるものと思われます。安全性につきましては……。 ○副議長(福部正人君) 終了いたしました。   以上で13番議員の発言は終わりました。   本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたします。   なお、次回会議の再開は7日午前10時といたします。   御審議、お疲れさまでした。               〔午後3時00分 散会〕             ───────────────   地方自治法第123条第2項の規定による署名者            議 長            副議長            議 員            議 員...