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09月21日-05号

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  1. 奈良市議会 2018-09-21
    09月21日-05号


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    平成30年  9月 定例会平成30年奈良市議会9月定例会会議録(第5号)-----------------------------------   平成30年9月21日(金曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第94号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につい       ての撤回について  日程第2 報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定について       報告第38号 平成29年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第39号 平成29年度奈良市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第40号 平成29年度奈良市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第41号 平成29年度奈良市市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第42号 平成29年度奈良市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第43号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第44号 平成29年度奈良市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第45号 平成29年度奈良市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第46号 平成29年度奈良市針テラス事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第47号 平成29年度奈良市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第48号 平成29年度奈良市病院事業会計決算の認定について       報告第49号 平成29年度奈良市水道事業会計決算の認定について       報告第50号 平成29年度奈良市下水道事業会計決算の認定について       議案第84号 平成30年度奈良市一般会計補正予算(第3号)       議案第85号 平成30年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)       議案第86号 平成30年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第1号)       議案第87号 平成30年度奈良市水道事業会計補正予算(第1号)       議案第88号 奈良市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について       議案第89号 奈良市手数料条例の一部改正について       議案第90号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について       議案第91号 奈良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第92号 奈良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の全部改正について       議案第93号 奈良市共同浴場条例の一部改正について       議案第95号 奈良市個人市民税控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部改正について       議案第96号 奈良市営駐車場条例の一部改正について       議案第97号 平成29年度奈良市水道事業会計処分利益剰余金の処分について       議案第98号 財産の取得について       議案第99号 財産の取得について       議案第100号 町の区域の変更について       議案第101号 町の区域の変更について  日程第3 議案第102号 副市長の選任について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 陳情第11号に関する追加署名について  第2、日程に同じ  第3、動議 流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書 外1件  第4、閉会中継続審査調査申し出について----------------------------------- 出席議員(38名)  1番 道端孝治君      2番 塚本 勝君  3番 樋口清二郎君     4番 山出哲史君  5番 林 政行君      6番 松下幸治君  7番 阪本美知子君     8番 山本直子君  9番 白川健太郎君     10番 山本憲宥君  11番 太田晃司君      12番 階戸幸一君  13番 横井雄一君      14番 宮池 明君  15番 早田哲朗君      16番 三橋和史君  17番 大西淳文君      18番 柿本元気君  19番 酒井孝江君      20番 山口裕司君  21番 北村拓哉君      22番 八尾俊宏君  23番 東久保耕也君     24番 内藤智司君  25番 植村佳史君      26番 藤田幸代君  27番 田畑日佐恵君     28番 九里雄二君  29番 三浦教次君      30番 松石聖一君  31番 鍵田美智子君     32番 井上昌弘君  34番 森田一成君      35番 土田敏朗君  36番 北 良晃君      37番 中西吉日出君  38番 伊藤 剛君      39番 森岡弘之君 欠席議員(1名)  33番 松岡克彦君----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      津山恭之君  副市長      向井政彦君   危機管理監    西岡光治君  総合政策部長   染谷禎章君   総務部長     吉村啓信君  財務部長     辻井 淳君   市民生活部長   川尻 茂君  市民活動部長   園部龍弥君   福祉部長     堀川育子君  子ども未来部長  真銅正宣君   健康医療部長   佐藤敏行君  環境部長     奥田晴久君   観光経済部長   梅森義弘君  都市整備部長   岡本善昭君   建設部長     杉野高広君  会計契約部長   中西寿人君   企業局長     池田 修君  消防局長     藤村正弘君   教育長      中室雄俊君  教育総務部長   尾崎勝彦君   学校教育部長   北谷雅人君  監査委員     東口喜代一君  総合政策課長   上南善嗣君  財政課長     小西啓詞----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     梶 正樹    事務局次長    小川祐弘  議会総務課長   中谷陽子    議事調査課長   島岡佳彦  議事調査課長補佐 秋田良久    議事係長     石丸元太郎  調査係長     岡本欣之    議事調査課書記  美並彰悟-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(東久保耕也君) 皆さん、こんにちは。 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △報告 陳情第11号に関する追加署名について ○議長(東久保耕也君) 私より御報告申し上げます。 議案第94号、奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正に関係する陳情第11号 平成30年9月定例会提出議案 奈良市議案第94号、奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正に関する陳情書に関しまして、9月12日付で237筆の署名が別途追加で提出されております。----------------------------------- △日程第1 議案第94号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての撤回について ○議長(東久保耕也君) 日程に入ります。 日程第1、議案第94号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての撤回についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 本定例市議会に提出いたしております議案第94号、奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につきましては、本会議及び予算決算委員会におきまして、一般廃棄物処理手数料及び産業廃棄物処分費用の改定に関しまして、市民の皆様や事業者への説明や周知が十分ではないとの御意見を多数賜ったところでございます。 頂戴いたしました議員の皆様方からの御意見を真摯に受けとめ、市といたしましては、事業者及び市民の皆様への十分なる説明、周知の期間を設けるため、本議案を撤回し、しかるべき時期に改めて御提案させていただきたいと存じております。 お取り計らいを賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(東久保耕也君) お諮りいたします。 ただいま市長より説明がございましたが、申し出のとおり、議案第94号の撤回を承認することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(東久保耕也君) 起立多数であります。 よって、議案第94号の撤回を承認することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第94号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての撤回について  撤回承認と決定----------------------------------- △日程第2 報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定について 外30件 ○議長(東久保耕也君) 日程第2、報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定についてより報告第50号までの14件、議案第84号 平成30年度奈良市一般会計補正予算より議案第93号までの10議案及び議案第95号 奈良市個人市民税控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部改正についてより議案第101号までの7議案、以上31件を一括して議題といたします。 本案は、去る10日の本会議において、予算決算委員会に付託いたしました案件であります。 お手元に御配付いたしておりますとおり、予算決算委員長より議長宛て委員会審査報告書が提出されております。 お諮りいたします。 予算決算委員会運営手順書にありますように、予算決算委員会に付託いたしました案件につきましては、委員長の報告を省略することといたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。-----------------------------------予算決算委員長の報告について   省略と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 14番宮池君。   (14番 宮池 明君 登壇) ◆14番(宮池明君) 公明党奈良市議会議員団を代表して討論をさせていただきます。 まず初めに、本題に入る前に、さきの日程で、私たち公明党として議案第94号の撤回について賛成をいたしましたが、内容に妥当性があったとしても、今の時代に必要なパブリックコメント公聴会等取り組みが行われていなかった、こういったことから撤回に賛同いたしましたが、行うことを行い、速やかに再提出されることを我々として意見を申し述べさせていただきます。 それでは、本題に入ります。 ただいまの日程で議題にされています全ての報告と議案に対し賛成いたしますが、報告第37号、平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算について、以下の意見を付します。 今定例会で消防職員数の不足が大きな議論となりました。しかし、我が会派の決算審査の過程で明らかとなった問題も見過ごすことはできません。 それは、未収債権については、前年度に比べて3億4966万5000円の減少で努力の成果が出始めています。一方で、未収債権のうち保護課に係る生活保護法第63条返還金、第78条徴収金の未収債権については、ケースワーカーの充足が追いついておらず、未収債権額が増額しています。その要因は、担当職員1人の抱えるケース数が国のガイドラインを超え、被保護者への訪問が十分でなく、返還、徴収、勧奨が十分でありません。このことから、本来であるならば防げる未収債権化が防げないでいます。 また、子ども発達センター事業についても、年々、ニーズの高まりから療育相談及び園巡回相談センターの努力で相談体制及び相談枠を拡充し、保護者の相談に対応しているものの、初回相談待ち時間は2カ月待ちの状態です。この間においても、保護者の不安はいかばかりかはかり知れません。不安軽減を図るためにも、センター事業抜本的拡充が課題であることが明らかとなりました。 加えて、幼稚園、保育所等の現場において、保育士等の先生の配置としてパートやアルバイトの先生の割合が高く、支援を必要としている児童に対しての、園での対応能力が課題となっているのも課題です。このことから、新年度におきましては、こういったことを考慮し、子ども発達センター抜本的拡充とともに、保育士等職員待遇任期付職員としての採用をさらに推進して、待遇面での改善を図るとともに、質の向上も図っていただくよう要望するものであります。 やはり職員適正化と財政問題が悪い影響を及ぼしていることが、今定例会での決算審査を通してでも明らかとなりました。 市長は、しっかり現実を直視していただき、今般の決算を含む市長の任期中の黒字決算も、津山副市長を初め財政部門及び各原課の努力の賜物であることを強く認識することが必要です。市長のマニフェストによる新たな事業を始めるのであるならば、何かの事業をとめるべきと主張するとともに、決算審査意見書にもあったとおり、経常収支比率は100.7%で硬直した財政状況が続いており、このままでは市政運営はやがて行き詰まることが懸念されます。新年度においては、そのことを強く意識した予算編成に当たっていただくよう主張するものであります。 最後に、これまで財政を中心として頑張っていただきました津山副市長、本当にありがとうございました。津山副市長と財政問題を議論することが私としての成長の糧でありましたが、今定例会が終わりますと、それもできないことが私としても非常に寂しい思いであります。まだまだ若い年代でありますので、どうか今後も御活躍いただきますよう強く要望いたしまして、私の討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(東久保耕也君) 21番北村君。   (21番 北村拓哉君 登壇) ◆21番(北村拓哉君) 日本共産党奈良会議員団の北村です。会派を代表して討論を行います。 ただいま議題とされている案件のうち、報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定について、報告第43号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第90号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について、議案第91号 奈良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第92号 奈良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の全部改正についての以上5議案に反対します。 また、議案第84号 平成30年度奈良市一般会計補正予算第3号につきましては、意見を付して賛成します。残余の議案には賛成します。 以下、理由を述べます。 まず、報告第37号についてです。 我が党は、平成29年度の予算審議の際、教育の分野でいじめ対策に力を入れるとして、市独自の少人数学級を前年度から崩すまでして導入したいじめ対応支援教員を6人も減らす一方で、環境破壊、沿線住民の生活が脅かされるなど問題が山積するリニア中央新幹線の中間駅誘致のためのイベント等の経費は聖域のように予算化されていること、また、民間でできることは民間にと、国の動きを先取りして、民営化の方向へと踏み込む姿勢が目立ち、市役所業務の民間委託のさらなる拡大や、命の水を担う公営企業まで民営化に踏み出そうとしている点を指摘し、公的責任の後退は許されない、市民生活を守るために予算の見直しが必要と意見を述べ、反対をいたしました。 平成29年度決算では、防災や福祉施策にかかわる予算執行も一部にあったものの、一層切実さが増している市民の暮らしの願いに応え、公的責任を果たす点で問題があったこと、税収確保は必要ですが、徴税強化の取り組みの中で人権を侵害するようなあり方の問題点なども指摘したところです。今、格差と貧困の広がりが深刻になるもとで、市民の切実な暮らしの願いに寄り添い、暮らし応援最優先の立場からの予算と執行がなされるべきと意見を述べておきます。 次に、報告第43号についてです。 従前より指摘していますとおり、ホテル日航奈良地下駐車場は、原因者のホテルが設置し、経費も負担すべきものと考えます。 次に、議案第90号についてです。 本議案は、奈良市幼保再編基本計画及び実施計画に基づき、幼稚園及び保育所の一部を再編し、幼保連携型認定こども園を設置するため、関係条例の規定の整備を行おうとするものです。この間、同計画に基づき、市立幼稚園、保育所を統廃合し、幼保連携型認定こども園への再編が進められてきましたが、その総括や検証が十分に行われていません。認定こども園化された園では、子供の在園時間の違いによって生じている課題や長期休み中の保育のあり方、親同士の交流、PTAや保護者会のあり方、保育士や幼稚園教諭の保育観や保育方法のすり合わせなど、さまざまな問題が山積みされています。認定こども園化ありきではなく、まず保護者や保育現場、専門家などを交え、幅広い視点から認定こども園の総括や検証を徹底して進めることこそ必要です。 今、進められている当該地域の再編計画については、保護者や地元など、関係者の声や意向を十分踏まえ、丁寧に対応することが当然求められることを申し添えておきます。 次に、議案第91号についてです。 本議案は、基準省令の一部改正に伴い、家庭的保育事業所等における連携施設の確保の例外等にかかわる規定の整備を行おうというもので、主には代替保育の確保の例外、食事の提供の特例についての規定整備です。家庭的保育事業等を行う施設の代替保育を提供する連携施設について、現行条例では、保育所、幼稚園、認定こども園としていたのを小規模保育事業B型も含め可能としたり、食事の提供についても、これまでは認可保育所と同様に自園調理を原則としていたのを条件つき外部搬入を可能とする特例を設けるなど、基準の緩和によって保育の質の低下につながりかねない問題があり、賛成できません。 次に、議案第92号についてです。 本議案は、基準省令の一部改正に伴い、放課後児童支援員資格要件に関し所要の規定の整備を行おうとするものです。今回の条例改正は、放課後児童支援員、すなわち学童保育指導員資格要件を緩和し、指導員の専門性確保の観点から問題のある内容を含んでいるだけでなく、条例の構造自体を国の基準省令を引用する方式に変更しようとしており、問題があると考えます。 これまでは、基準省令の改正があった都度、条例の改正議案が議会に提案され、議会でその内容を確認しチェックすることができましたが、今後はなくなるということです。答弁では、今後、国の大きな変更がある場合は、保護者や関係者、議会に報告するとありましたが、議会で議案として改正内容を確認し、ただす機会がなくなること自体、議会のチェック機能の後退であり、賛成できません。 最後に、議案第84号に関し、意見を述べます。 本補正予算案の特徴は、主にこの間の地震や大雨、酷暑など、災害に対する緊急対応の費用が計上されていることです。その内容として、道路橋梁や河川の維持補修、農地・農業用施設の災害復旧、ブロック塀等の改修などの費用とともに、未設置の学校施設の全教室にエアコンを設置するための調査設計経費7000万円が含まれています。 ことしの夏は、連日35度を超すような記録的な猛暑、酷暑となり、エアコン設置が断トツにおくれている市内の学校施設で、熱中症で体調を崩す子供が続出する異常な事態となりました。我が党は、これまでから一貫して繰り返し、市民の皆さんとともに、おくれている学校施設エアコン設置を求めて、議会内外で取り組み署名活動も独自に行ってきました。 ことしの夏は、酷暑の中、子供たちの命を守ろうとお母さんたちエアコン設置を求める署名活動に踏み出され、周りのお母さんやクリニックに署名の協力を訴えるなど、必死に走り回って集められました。この真剣で切実な思いのこもった訴えが、人々の心を動かし、共感や賛同の輪が次々広がりました。 こうして保護者や学校関係者、市民の中に広がっていった奈良市の保育と教育の充実を求める会の皆さんの学校施設エアコン設置を緊急に求める署名活動に寄せられた署名5,833人分が、第1次分として8月31日に市長と教育長宛てに提出をされました。そのほとんどが8月に入って集められたものです。提出には小学生も参加をしていました。 署名は、その後も次々と寄せられ、昨日9月20日には第2次分として1,362人分が追加提出され、累計7,195人分の署名と切実な思いや願いが届けられました。 これ以外にも、今夏、奈良市や市教委に対するエアコン設置を求める要望は、電話やメール、市長への手紙などで保護者や市民から数多く届けられています。 これまでから継続して進められてきた粘り強い運動を土台に、この夏、さらに取り組まれた真剣で切実な市民の道理ある声と運動の高まりが行政を突き動かし、議会状況を一変させ、巨大な前向きの変化を生み出すに至りました。市政の主人公である市民の力を改めて痛感しています。 この願いを奈良市も奈良市教育委員会も真正面から受けとめ、今回、計上されたエアコン設置調査設計予算をもとに、未設置の全ての学校・園の教室に来夏までに早期にエアコンを設置する方針をぶれずに貫き、必ず実現することを改めて強く求めまして、討論といたします。 ○議長(東久保耕也君) 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇) ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いいたします。 議案第84号について賛成の立場で討論します。残余の議案にも賛成します。 以下、理由を述べます。 ブロック塀について建てかえに賛成し、安全を図る側から討論します。 このブロック塀の安全は、どのように対応すべきか審議とさまざまな打ち合わせをしていると問題点がわかります。今、危険性はあるが、建てたときは基準が違い、今も合法で建てかえはお願いするしかありません。現在の奈良市の内部での対処方針でも、目視で安全を確認し、余りに老朽化し危険性を感じるものについて、建てかえについて一層丁寧にお願いするという方針です。しかし、要請や命令はできません。もちろんむやみに強権を発動するようなものは自治体にはふさわしくありません。補助金支給耐震まちづくりの考えの広報とともに、それを前提にしても、それでも協力いただけない場合は、要請、命令ができるよう法律や法令の改正を国に対して要望していただきたいと思います。 次に、幼稚園、小・中学校へのエアコン設置熱中症対策に賛成の立場から討論します。 これについては、過去の生活から体感されていない大人もまだ多いと思います。今の子供たちは、エアコンの普及もあり、汗腺や熱に耐える体の仕組みが既に違います。その中での過去にはない近年とことしの酷暑です。今や子供たちへの暑い夏への熱中症対策が必要です。 そのためもあり、文部科学省はことし、小・中学校の教室の望ましい温度の基準をこれまでの30度以下から、54年ぶりに28度以下に引き下げました。この意味を十分に理解し、外部で過ごさせることの多かった幼稚園での指導方針の創設も含めて、ふるさと納税の活用を含めて十分な来年の夏までの幼稚園、小・中学校へのエアコン設置を完備していただくよう総力での努力をしていただきたいとお願いします。 以上です。
    ○議長(東久保耕也君) 30番松石君。   (30番 松石聖一君 登壇) ◆30番(松石聖一君) 無所属の松石聖一です。 私は、報告第46号、奈良市針テラス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、今回も引き続き反対をさせていただきます。 さて、平成29年度の決算は、歳入1億1640万3000円、歳出は1億7830万8000円で、6190万5000円の不足額は翌年度歳入の繰上充用金で補填されています。 何度か申し上げておりますが、針テラス事業は、平成13年7月26日、旧都祁村と現在の管理運営業者が開業の日から30年の長きにわたる契約をしたものですが、平成17年、奈良市との合併により本市が引き継ぐこととなりました。建設当時からの公債費は、平成--平成があるかどうかわかりませんが--41年までの支払いが続き、29年度の償還額は7385万円で、年度末残高はまだ8億3120万円が残されております。既に何度も申し上げたところですが、平成21年には業者側から訴訟が提起され、平成22年に、平成27年度末までの土地使用料を当初の契約額年間9000万円から減額した7350万円で、5年間にわたる計画で和解が成立いたしました。この間、奈良市側、業者側、第三者による協議会が設立されましたが、平成26年、話し合いの決裂後、会議が開かれた形跡はありません。今なお業者から使用料の減額を求める訴訟が提起され、現在も係争中であります。 これまで監査委員からの指摘もあり、相手方が供託している使用料の一部を回収したようですが、当然、収入の不足を解消できておりません。 平成22年の和解による減額の根拠が既に消滅した今、毅然として対応すべきであると繰り返し訴えてきました。この点については、市長も強い態度で臨むとの答弁を繰り返してきましたが、現実に実施された形跡はありません。今回の総括質疑では、市長から相手方との信頼関係は完全に崩壊している、今後は契約解除を大前提に強い態度で臨むとされましたが、ぜひ確実に実行していただきたいと思います。 さて、本報告第46号については、係争中と言いながら供託金回収という消極的な方法しかとられず、次年度の収入をもって繰上充用の措置をするなど、十分な対応とは思えません。収入確保の手段も見られなかったため、本報告については私は聞きおくことができません。市長答弁のとおり、毅然とした今後の対応を求めるとともに、本案件については承認できないものであります。 さて、登壇させていただきましたついでに、私なりの考えを申し上げたいと思います。 議案第84号、奈良市一般会計補正予算についてであります。 前の発言者からも一部説明があったと思いますが、今回の補正予算は多くは災害対策であります。その中で、今回、西部生涯スポーツセンターの対策費が含まれています。私のもとにも多くの方から西部生涯スポーツセンターは、今、高齢者の方の大変楽しみな場所であるけれども、しかしながら、余りに費用が高額にかかるのであれば、ひょっとしたらこれは閉鎖されるのではないだろうかと、大変心配をされているメールをいただいたりいたしました。 今回の補正予算で一部天井の修復など計画をしていただいております。また、昨年度にはボイラーの取りかえなど、比較的多額の財源をつぎ込んでいます。これを途中でやめたのでは税金の無駄遣いではないか、私自身はそのように考えておりますが、市長と話しておりますと、どうやらこの西部生涯スポーツセンターは存続していただけるような雰囲気を私は受けております。ぜひとも高齢者、また若い方も含めて楽しめる施設として、西部生涯スポーツセンターを引き続き奈良市によって運営していただくよう要望しておきたいと思います。 また、同じく第84号のブロック塀の関係であります。 これも総括質疑でも時間の関係で申し上げることができなかったわけでありますけれども、今回の補正予算の要求額に比べますと、かなり決定額が少ない部分があるかと思います。 私の地元でもございますならまちの音声館は、本来ですと3000万円を超える修復のための費用が必要と聞いておりましたけれども、今回は3分の1ぐらいしか認められておりません。このことについて私なりに調査をいたしますと、あの部分は奈良町都市景観形成地区であり、中途半端なものをつくることができない、したがって今回は撤去だけの予算ですと、このような説明を当該課から受けました。 市長もならまち近くにおられたわけですから、よく御存じかと思いますけれども、あの鳴川の通りは大変高い位置に塀があって、かなり圧迫感があります。今回、撤去するということでございますけれども、やはりならまちの景観形成のためにも、ぜひとも早急に予算化をしていただいて、そしてならまちらしい景観を取り戻していただくように要望して、議案第84号外、報告第46号を除く全ての議案に賛成をするものであります。 ○議長(東久保耕也君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定について及び報告第43号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定についての2件を一括して採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書はいずれも認定であります。 報告書のとおり、いずれも認定することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(東久保耕也君) 起立多数であります。 よって、報告第37号及び第43号の2件は、報告書のとおり、いずれも認定することに決定いたしました。----------------------------------- △報告第37号 平成29年度奈良市一般会計歳入歳出決算の認定について 外1件  委員会審査報告書どおり認定と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 次に、議案第90号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正についてより議案第92号までの3議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書はいずれも原案可決であります。 報告書のとおり、いずれも原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(東久保耕也君) 起立多数であります。 よって、議案第90号より第92号までの3議案は、報告書のとおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第90号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について 外2件  委員会審査報告書どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 次に、報告第46号 平成29年度奈良市針テラス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書は認定であります。 報告書のとおり、認定することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(東久保耕也君) 起立多数であります。 よって、報告第46号は、報告書のとおり、認定することに決定いたしました。----------------------------------- △報告第46号 平成29年度奈良市針テラス事業特別会計歳入歳出決算の認定について  委員会審査報告書どおり認定と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 次に、報告第38号より第42号までの5件、報告第44号、第45号及び報告第47号より第50号までの4件、以上11件を一括して採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書はいずれも認定であります。 報告書のとおり、いずれも認定することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、報告第38号より第42号までの5件、報告第44号、第45号及び報告第47号より第50号までの4件、以上11件は、報告書のとおり、いずれも認定することに決定いたしました。----------------------------------- △報告第38号 平成29年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について 外10件  委員会審査報告書どおり認定と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 次に、議案第84号より第89号までの6議案、議案第93号、議案第95号より第97号までの3議案、議案第100号及び第101号、以上12議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書はいずれも原案可決であります。 報告書のとおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、議案第84号より第89号までの6議案、議案第93号、議案第95号より第97号までの3議案、議案第100号及び第101号、以上12議案は、報告書のとおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第84号 平成30年度奈良市一般会計補正予算(第3号) 外11件  委員会審査報告書どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 次に、議案第98号及び第99号の2議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員会審査報告書はいずれも原案同意であります。 報告書のとおり、いずれも原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、議案第98号及び第99号の2議案は、報告書のとおり、いずれも原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第98号 財産の取得について 外1件  委員会審査報告書どおり原案同意と決定----------------------------------- △日程第3 議案第102号 副市長の選任について ○議長(東久保耕也君) 次に、日程第3、議案第102号 副市長の選任についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) ただいま上程になりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 議案第102号 副市長の選任についてでございますが、副市長であります津山恭之氏の任期が平成30年9月30日付をもって満了となることに伴いまして、副市長に西谷忠雄氏を選任いたしたいと存じ、ここに提案申し上げる次第でございます。 西谷氏は、昭和55年に奈良市に奉職後、財政課長、水道局業務部参事、財務部長会計契約部長兼会計管理者を歴任し、厳正なる態度で職務を執行され、その人柄は勤勉、実直であり、本市の副市長として適任であると存じます。 御同意を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(東久保耕也君) お諮りいたします。 本案は原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、議案第102号は、原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第102号 副市長の選任について  原案同意と決定----------------------------------- △挨拶 ○議長(東久保耕也君) ただいま選任に同意いたしました西谷忠雄君より挨拶がございます。   (西谷忠雄君 入場) ◎(西谷忠雄君) 失礼いたします。 ただいま副市長選任の件につきまして、御同意を賜りました西谷です。まことにありがとうございました。 この上は、甚だ微力ではございますが、奈良市政発展のため、市長、向井副市長、職員とともに、津山副市長の後をしっかりと誠心誠意務めてまいる所存でございます。 議員の皆様方には、御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。 本日はまことにありがとうございました。(拍手)   (西谷忠雄君 退場)----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △動議 流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書 外1件 ○議長(東久保耕也君) お諮りいたします。 34番森田君より、流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書及びヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書について動議提出の申し出がありますが、発言を許可することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 34番森田君。   (34番 森田一成君 登壇) ◆34番(森田一成君) 私より、流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書外1件について提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書についてであります。 奈良県内には4つの下水処理場があり、この処理に係る費用について、奈良県は法の趣旨に反して、奈良市が接続する浄化センター処理場の処理区の市町に対し、受益の限度を大幅に上回る負担金を徴収し、この超過負担金を他の処理区の処理場の維持管理費用に充てられています。これは奈良市民の理解を得られるものではなく、奈良市議会としても看過することはできません。また、奈良市の下水道事業会計は、平成32年度には現金不足となる見通しであり、使用料の値上げについて準備を進めていかざるを得ない状態であります。 よって、奈良県におかれましては、法の趣旨を踏まえ、奈良市民の受益の限度を超えないよう、流域下水道維持管理等市町村負担金単価の引き下げを行うよう強く要望するものであります。 次に、ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書についてであります。 ヘルプマーク及びヘルプカードについては、援助や配慮を必要とする方が所持、携帯していることはもちろんのこと、周囲でそのマークを見た人が理解していないと意味を持たないため、その意味を広く周知し、思いやりのある行動をさらに進めていくことが重要となります。しかし、国民全体における認知度はいまだに低い状況にあり、公共交通機関へのヘルプマークの導入など、課題も浮き彫りになってきています。 よって、国においては、ヘルプマーク及びヘルプカードのさらなる普及推進を図るため、自治体が行う普及や、理解促進の取り組みに対しての財政的な支援を今後も充実させることなどについて取り組むことを強く求めるものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(東久保耕也君) 26番藤田君。 ◆26番(藤田幸代君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(東久保耕也君) ただいま34番森田君より意見書について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は意見書案2件を一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 16番三橋君。   (16番 三橋和史君 登壇) ◆16番(三橋和史君) 流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書案につきまして、賛成の立場で次のとおり討論を行います。 奈良市の下水道事業会計の収支不足は深刻な状況にあります。しかしながら、奈良市は接続する奈良県の浄化センター処理場における処理に関して、受益の限度を大幅に超過する費用を負担しており、その年間の金額は、総額約20億円のうち4億9500万円という莫大な金額であることがこれまでの議会審議を通して判明してきたところであります。年間で約5億円でありますから、10年間で約50億円にも上る計算になります。 市町村の負担金につきましては、下水道法第31条の2は、都道府県は市町村に対し、その利益を受ける限度において、管理に要する費用の全部または一部を負担させることができると規定しているところ、奈良市は、奈良市が受ける利益を超えて過分に費用を負担しているという実態にあり、奈良市民の負担によって、本来であればほかの市町村や奈良県が負担すべき経費が賄われていることについては、市民の理解を得られないものと言うほかありません。 この点につきまして、本議会に提出の決算審査意見書におきましては、市の負担軽減に向けて流域下水道維持管理負担金の見直しを行う余地があるものと考えられるという監査委員の合議による見解が初めて示され、財務会計上の観点からも言及されたところであります。 一方で、議員としての立場からは、政策的な観点から見た場合は、市民の理解を得るためには見直しの要請は一層強く働くものと認識しているところであります。 下水道事業会計におきましては、負債総額が資産総額を上回っている状態が続いており、このような厳しい経営状況に鑑みましても、より効率的な経営が求められる中で最重要課題の一つとして、超過金額は年間約5億円にも上る状態の負担金額の適正化が求められるということは言うまでもないものと考えます。 また、平成30年7月30日付の新聞記事におきまして、奈良市の下水道料金の値上げが検討されていることが報道されましたけれども、流域下水道維持管理負担金の見直しを行うことなく、奈良市民の負担を増大させる下水道料金の値上げに踏み切ることは、やはり理解を得られないものであろうと思料いたします。 流域下水道維持管理負担金の見直しと下水道料金の値上げは並行して実施するのではなく、負担金の見直しを先行させるよう強く求めるものであります。あわせて奈良県におかれましては、法の趣旨を十分尊重されるよう求めるものであります。 以上の意見を付して、私は本意見書案に賛成するものであります。 外1件の意見書案にも賛成いたします。 以上でございます。 ○議長(東久保耕也君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は意見書案2件を一括して行います。 いずれも意見書案のとおり可決して、提出することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、意見書案を可決し、提出することに決定いたしました。 なお、ただいま可決された2件の意見書の提出先、方法等は議長に御一任願います。----------------------------------- △動議 流域下水道維持管理等市町村負担金単価引き下げを求める意見書 外1件  意見書案のとおり可決と決定----------------------------------- △閉会中継続審査調査申し出について ○議長(東久保耕也君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続審査調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続審査調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続審査・調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(東久保耕也君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続審査調査申し出について   申し出どおり閉会中継続審査・調査と決定----------------------------------- ○議長(東久保耕也君) 以上で9月定例会に提出されました案件は、全て議了いたしました。 ここで来る30日付、任期満了に伴い退任される津山副市長より御挨拶がございます。 津山副市長。 ◎副市長(津山恭之君) 退任に際しまして、このようなお時間を頂戴いたしましたこと本当に厚く御礼を申し上げます。 また、今回の本会議、そしてまた委員会におきまして、多くの皆様方から御低頭、身に余るお言葉をいただきました。重ねまして本当にお礼を申し上げるところでございます。 私、市役所に奉職し、職員として34年、そしてまた副市長として8年務めさせていただきました。そして、ここ本会議場におきましては、平成17年に初めて出席をさせていただいて以来、14年間、皆様方から多くの御指導と御鞭撻を賜ってきたところでございます。その間には、温かいお言葉とともに、本当に厳しい御指摘も賜りました。その中で、私なりに精いっぱい努めてきたものとは思ってはおります。 しかしながら、その成果、その結果につきましては、やはりじくじたる思い、これもあわせましていろんな思いが交錯しているところでございます。 きょうまでいただきました皆様方からの厳しいお言葉、これが私を育ててくれたと思っております。大過なく、きょうを迎えさせていただいたのもこのお言葉と思っております。賜りました皆様方の御指導、そしてまた御厚情、心から感謝を申し上げます。 今後におきましては、これまで一緒に仕事を進めてくれました職員たち、この職員たちがよりよい奈良市政に向けまして、引き続き頑張っていってくれるものと思っております。今後とも一層の御支援と御教導賜りますようによろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、改めましてこれまで賜りました多くのお言葉に感謝を申し上げますとともに、今後とも変わらぬ御厚情をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御礼の御挨拶とさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(東久保耕也君) 津山副市長、ありがとうございました。 本定例会はこれで閉じることにいたします。 市長より挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 9月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして9月定例市議会が終了いたしたわけでございますが、議員の皆様方には、今議会に御提案申し上げました平成29年度決算関係並びに補正予算を含む各案件につきまして、慎重なる御審議をいただきましたことに改めて御礼を申し上げます。 また、一部議案につきまして撤回をさせていただきましたことにより、混乱を生じさせる結果となりましたことにつきましては、改めておわびを申し上げる次第でございます。 また、先ほどは副市長議案に御同意を賜り、まことにありがとうございました。津山副市長には、これまで2期8年にわたり市政運営全般に対し献身的に貢献をしていただいたことかと思います。私からも、改めてこれまでのお支えに感謝申し上げたいと思います。 今後は、新たに御同意を賜りました西谷副市長を迎え、職員一丸となって市民の皆様に尽くしてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様方の引き続きの御協力、御理解をお願い申し上げる次第でございます。 さて、今議会では、災害や猛暑への対応等、防災に関してもさまざまな御意見、御指摘を頂戴したところでございます。 去る9月4日の台風21号は、非常に強い勢力でありましたものの、幸いにして本市としては大きな被害とはならなかったところではございますが、相次ぐ地震や豪雨、猛暑、台風など、各地での被害の状況から感じることは、災害への備えは本当に多種多様な方面への目配りが必要だということでございます。 今回、御議決をいただきました補正予算にも、市民の皆様の安全・安心にかかわるものが多くございます。ブロック塀の改修や学校・園へのエアコンの設置など、市民の命を守る政策に着実に取り組んでまいりたいと改めて考えているところでございます。 さて、夏の猛暑が過ぎ、いよいよ涼しくなってまいりました。これから奈良は秋の観光シーズンを迎えます。来月には、約300年ぶりに天平様式の建物が姿をあらわすことになる興福寺中金堂の落慶法要が行われ、またその後には一般公開も始まります。この中金堂は興福寺の伽藍の中心になる最も重要な建物であり、その復元は本市の観光客誘致にも大きく寄与することが期待できるものでございます。 また、本年は日仏友好160周年でもあり、それを記念し、日本文化の魅力を紹介するジャポニスム2018が、現在、フランスで開催をされております。本市におきましては、奈良県と協働し、「地方の魅力」週間として祭りと文化の一環で春日若宮おん祭を披露申し上げる予定でございます。 歴史、文化への造詣が深い人々や富裕層などを中心に奈良への新たな関心を喚起し、外国人観光客の誘致につなげてまいりたいと考えているところでもございます。 以上、9月定例市議会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げました。 ありがとうございました。 ○議長(東久保耕也君) 以上で奈良市議会9月定例会を閉会いたします。   午後2時55分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。              奈良市議会議長   東久保耕也              奈良市議会議員   松下幸治              奈良市議会議員   酒井孝江              奈良市議会議員   森田一成...