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平成18年 9月定例会本会議−09月12日-01号

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  1. 長岡市議会 2006-09-12
    平成18年 9月定例会本会議−09月12日-01号


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    最終取得日: 2023-06-09
    平成18年 9月定例会本会議−09月12日-01号平成18年 9月定例会本会議  平成18年9月12日          ────────────────────────     議 事 日 程  第1号      平成18年9月12日(火曜日)午後1時開議 第1 会議録署名議員の指名について 第2 会期の決定について 第3 市長提出議案等に関する説明 第4 議案第192号から第199号まで 第5 市政に対する一般質問(4人)          ──────────────────────── 〇本日の会議に付した事件                           ページ 日程第1 会議録署名議員の指名について…………………………………………………………3 日程第2 会期の決定について………………………………………………………………………3 日程第3 市長提出議案等に関する説明……………………………………………………………3 日程第4……………………………………………(質疑)…………………………………………5  議案第192号 決算の認定について(平成17年度一般会計・特別会計)  議案第193号 決算の認定について(平成17年度水道事業会計ガス事業会計)  議案第194号 決算の認定について(平成17年度和島村一般会計・特別会計)
     議案第195号 決算の認定について(平成17年度寺泊町一般会計・特別会計)  議案第196号 決算の認定について(平成17年度栃尾市一般会計・特別会計)  議案第197号 決算の認定について(平成17年度与板町一般会計・特別会計)  議案第198号 決算の認定について(平成17年度三島郡清掃センター組合一般会計)  議案第199号 決算の認定について(平成17年度長岡地区旧伝染病院管理組合一般会計)  〈決算審査特別委員会の設置〉 決算審査特別委員会委員の選任について……………………………………………………………6 日程第5 市政に対する一般質問  1 寺泊港の環境整備と港湾整備について(五十嵐清光君)…………………………………7  2 合併効果による広域観光のさらなる発展とその考え方について(池田 彌君)……12  3 中心市街地の活性化について    地域間交流道路の整備について(松井一男君)…………………………………………15  4 総合計画基本構想にかかる諸課題について(伊部昌一君)……………………………22          ────────────※─────────── 〇出席議員(47人)         高 橋   誠 君        大 平 美惠子 君         鈴 木 正 一 君        諸 橋 虎 雄 君         古川原 直 人 君        池 田   彌 君         長谷川 一 作 君        荒 木 俊 郎 君         遠 藤 鐵四郎 君        野 田 幹 男 君         五十嵐 亮 一 君        伊 佐 文 也 君         松 井 一 男 君        関   正 史 君         長谷川 一 夫 君        水 科 三 郎 君         藤 井 達 徳 君        杉 本 輝 榮 君         西 澤 信 勝 君        桑 原   望 君         丸 山 勝 総 君        関   貴 志 君         酒 井 正 春 君        笠 井 則 雄 君         勢 能 節 朗 君        家 老   洋 君         高 野 正 義 君        藤 田 芳 雄 君         竹 島 良 子 君        石 橋 幸 男 君         山 田 保一郎 君        加 藤 一 康 君         五 井 文 雄 君        小 熊 正 志 君         五十嵐 清 光 君        大 地 正 幸 君         小 山   忠 君        矢 野 一 夫 君         櫻 井   守 君        田 中 誠一郎 君         恩 田 正 夫 君        小坂井 和 夫 君         伊 部 昌 一 君        細 山 隆 朋 君         斎 藤   博 君        小 林 善 雄 君         横 山 益 郎 君          ──────────────────────── 〇欠員(1人)          ────────────※─────────── 〇説明のため出席した者   市長      森   民 夫 君    助役      二 澤 和 夫 君   収入役     小野塚   進 君    復興管理監   大 野   勉 君   復興管理監   渡 辺   斉 君    理事      佐々木 保 男 君   総務部長    山 崎 和 夫 君    企画部長    神 林   茂 君   財務部長    片 桐 秀 敏 君    復興推進室長  野 口 繁 樹 君   市民生活部長  久須美   博 君    福祉保健部長  五十嵐   整 君   環境部長    野 口 正 巳 君    商工部長    松 本 康 男 君   農林部長    林   又 一 君    都市整備部長  磯 田 達 伸 君   土木部長    大 平 与枝行 君    水道局長    木 曽   厚 君   消防長     本 多 昌 治 君    教育長     笠 輪 春 彦 君   教育部長    加 藤 孝 博 君    常勤監査委員  金 泉   保 君          ────────────※─────────── 〇職務のため出席した事務局職員   事務局長    島 岡 貞 雄 君    次長      笠 原 直 信 君   次長補佐    米 山 英 人 君    議事係長    長谷川 道 郎 君          ────────────※───────────   午後1時開議 ○議長(大地正幸君) これより平成18年長岡市議会9月定例会を開会いたします。          ────────────※─────────── ○議長(大地正幸君) 直ちに本日の会議を開きます。          ────────────※─────────── ○議長(大地正幸君) 最初に、諸般の報告をいたします。  内容については、お手元に配付した報告書のとおりであります。          ────────────※─────────── ○議長(大地正幸君) なお、報道関係者からテレビ・写真撮影の申し出がありましたため、傍聴規則に基づいて議長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。          ────────────※─────────── △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(大地正幸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において諸橋虎雄議員及び古川原直人議員を指名いたします。          ────────────※─────────── △日程第2 会期の決定について ○議長(大地正幸君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月26日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大地正幸君) 御異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決しました。          ────────────※─────────── △日程第3 市長提出議案等に関する説明 ○議長(大地正幸君) 日程第3、市長提出議案等に関する説明を求めます。森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) 提案いたしました議案について説明いたします。  議案の内容は、補正予算6件のほか、条例17件、その他案件12件、決算の認定8件であります。  初めに、議案第157号から議案第162号までの補正予算について説明いたします。  議案第157号一般会計補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ18億8,876万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,299億7,727万3,000円とするものであります。  地方債補正については、歳出予算等に関連して補正を行うものであります。  以下、歳出の主なものについて説明いたします。  2款総務費は、取得予定の西部丘陵東地区用地について、その利用計画を検討する委員会経費等1,074万7,000円を計上いたしました。  3款民生費は、障害者自立支援法の施行に伴い、事業費の整理を行うほか、応急仮設住宅設置期間延長に伴う維持管理経費等3,975万2,000円を計上いたしました。  6款農林水産業費は、団体営土地改良事業に対する補助金1,798万5,000円などを計上いたしました。  7款商工費は、財団法人地域総合整備財団ふるさと財団)が実施する平成18年度新分野進出等企業支援補助事業に、ながおか新産業創造センター(NBIC)入居企業3社が採択されたため、当該企業に対する補助金1,600万円を計上いたしました。  8款土木費は、山古志地域内のコミュニティバスの運行経費1,951万6,000円のほか、河井継之助記念館(仮称)の管理運営費356万8,000円を計上いたしました。  また、甚大な被害を受けた山古志地域の6集落における不良住宅等の除却や改良住宅の用地取得などの経費7,485万3,000円を計上いたしました。  9款消防費は、中越大震災2周年の復興祈念イベント開催経費400万円のほか、甚大な被害を受けた中山間地の創造的復旧を図るため、民間やNPOなどの各種事業を支援するための財団法人を設立することとし、その準備経費515万2,000円を計上いたしました。  10款教育費は、山古志小・中学校に通う児童・生徒のスクールバスの運行経費1,400万円を計上いたしました。  11款災害復旧費は、本年の梅雨前線豪雨災害や中越大震災の復旧事業費15億7,495万8,000円を計上いたしました。  以上の財源といたしまして、国・県支出金、地方債等の特定財源のほか、平成17年度からの繰越金などで措置いたしました。  なお、財政調整基金繰入金については、日本郵政公社から栃尾簡易保険総合レクリエーションセンター(仮称)計画中止に伴う解決金4億8,644万7,000円を収入することなどにより、5億円を繰り戻すことといたしました。  議案第158号国民健康保険事業特別会計補正予算は、医療制度改革に伴い、保険財政共同安定化事業を創設するものであります。
     議案第159号老人保健事業特別会計補正予算は、医療制度改革に伴うシステム改修費等を計上いたしました。  議案第160号下水道事業特別会計補正予算は、中越大震災公共下水道施設災害復旧事業費1億1,000万円を計上いたしました。  議案第161号浄化槽整備事業特別会計補正予算は、歳入予算の組み替え整理であります。  議案第162号簡易水道事業特別会計補正予算は、山古志地域における県営工事負担金800万円を追加計上いたしました。  次に、条例その他の議案について説明をいたします。  議案第163号長岡市放置自動車の発生の防止及び処理に関する条例の制定については、市民の安全かつ快適な生活環境の維持及び地域の美観を保持するために、自動車の放置防止に関する施策の基本方針及び放置自動車に対する措置に関し、必要な事項を定めるものであります。  議案第164号から第172号までの条例の一部改正については、山古志地域の町名変更等に伴うものであります。  議案第173号長岡市地域資料館条例の一部改正については、山古志民俗資料館の閉館に伴うものであります。  議案第174号長岡市知的障害児通園施設設置条例の一部改正については、障害者自立支援法の施行により、使用料を定めるものであります。  議案第175号長岡市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険法等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。  議案第176号及び第177号については、障害者自立支援法の規定に基づく医師意見書の作成料の額を定めるとともに、山古志地域の町名変更による所要の改正を行うものであります。  議案第178号長岡市営住宅条例の一部改正については、長倉町地内及び山古志地域における罹災者公営住宅の完成によるものであります。  議案第179号長岡市水道事業及びガス事業の設置等に関する条例の一部改正については、ガス事業における大口供給開始により、1日最大供給量を改めるものであります。  議案第180号市の境界変更並びに第181号から第184号までの町(字)の区域の変更及び名称の変更については、ほ場整備事業の施行などにより、見附市との境界を変更することと町(字)の区域及び名称を変更するものであります。  議案第185号市道路線の認定、変更及び廃止については、8路線の認定、13路線の変更及び12路線の廃止を行うものであります。  議案第186号契約の締結については、高町地内の道路災害復旧工事契約の変更であります。  議案第187号及び第188号の財産の取得については、いずれもロータリ除雪車の取得であります。  議案第189号及び第190号の一部事務組合の共同処理する事務及び規約の変更については、障害者自立支援法により、施設の名称が障害者支援施設に変更されたことによるものであります。  議案第191号寺泊老人ホーム組合の共同処理する事務及び規約の変更については、介護保険法の改正に伴い、同組合で介護保険サービスを提供することによるものであります。  議案第192号から第199号までの決算の認定については、長岡市のほか、合併等により消滅した市町村及び一部事務組合の平成17年度決算の認定をお願いするものであります。  以上で議案の説明を終わり、続いて報告事件について説明いたします。  報告第14号専決処分の報告については、本年4月28日に青葉台4丁目地内の市道で発生した自転車の転倒事故について、被害者との和解及び損害賠償の額の専決処分を行ったものであります。  報告第15号から第23号までは、長岡地域土地開発公社ほか8法人の経営状況について報告するものであります。  報告第24号継続費精算報告については、情報システム再構築事業ほか3件の事業が完了しましたので、報告するものであります。  以上で提出議案の説明を終わります。よろしく御審議をお願い申し上げます。 ○議長(大地正幸君) 以上をもって、議案等の説明は終了いたしました。          ────────────※─────────── △日程第4  議案第192号 決算の認定について(平成17年度一般会計・特別会計)  議案第193号 決算の認定について(平成17年度水道事業会計ガス事業会計)  議案第194号 決算の認定について(平成17年度和島村一般会計・特別会計)  議案第195号 決算の認定について(平成17年度寺泊町一般会計・特別会計)  議案第196号 決算の認定について(平成17年度栃尾市一般会計・特別会計)  議案第197号 決算の認定について(平成17年度与板町一般会計・特別会計)  議案第198号 決算の認定について(平成17年度三島郡清掃センター組合一般会計)  議案第199号 決算の認定について(平成17年度長岡地区旧伝染病院管理組合一般会計) ○議長(大地正幸君) 日程第4、議案第192号から第199号までの決算の認定8件を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大地正幸君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。本件については、委員24人をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大地正幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件については決算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託することに決しました。          ────────────※─────────── △決算審査特別委員会委員の選任について ○議長(大地正幸君) お諮りいたします。この際、決算審査特別委員会委員の選任を日程に追加し、その選任を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大地正幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、その選任を行います。  決算審査特別委員会委員の選任については、その氏名を事務局長に朗読させます。   〔事務局長朗読〕         大 平 美惠子   遠 藤 鐵四郎   野 田 幹 男         五十嵐 亮 一   伊 佐 文 也   松 井 一 男         関   正 史   長谷川 一 夫   水 科 三 郎         藤 井 達 徳   西 澤 信 勝   酒 井 正 春         高 野 正 義   竹 島 良 子   石 橋 幸 男         加 藤 一 康   小 熊 正 志   五十嵐 清 光         小 山   忠   矢 野 一 夫   恩 田 正 夫         細 山 隆 朋   斎 藤   博   横 山 益 郎                                以上24人 ○議長(大地正幸君) お諮りいたします。ただいま朗読いたしました議員を決算審査特別委員会委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大地正幸君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を選任することに決しました。          ────────────※─────────── △日程第5 市政に対する一般質問 ○議長(大地正幸君) 日程第5、市政に対する一般質問を行います。  通告順により、発言を許します。          ──────────────────────── △質問項目  寺泊港の環境整備と港湾整備について ○議長(大地正幸君) 寺泊港の環境整備と港湾整備について、五十嵐清光議員。   〔五十嵐清光君登壇〕 ◆五十嵐清光君 民成クラブの五十嵐清光であります。  寺泊港の環境整備と港湾整備について質問をさせていただきます。  初めに、平成の2次合併を経て、新しくなった長岡市も環日本海都市の一員となりました。寺泊町住民の御理解と御協力によるものであり、敬意を表します。私は、平成7年12月議会で市町村合併による港のある都市づくりを求め、環日本海時代に向けた21世紀を展望したまちづくりには、港を持ち、物資の大量輸送を図ることが不可欠であり、交通の難所でありました国道352号に新中永トンネルが開通した暁には長岡インターから港まで30分程度で行くことができ、新潟港や上越港、柏崎港よりも首都圏への利便性があり、長岡市の発展は間違いないことと、とりわけ東北アジアのロシア、韓国、中国などと物流貿易を図り、産業経済の発展に向けた取り組みを提案してまいりましたが、当時の日浦市長は、相手のあることであり、その機運を待たなければならない旨の答弁であったと思っております。  その待望の港が長岡市に誕生し、海岸は16キロメートルあり、長岡市総合計画の基盤整備部会でも既に検討されておりますが、農業、林業と並ぶ水産業の発展に目を向ける必要があると考えます。基本計画部分の検討内容では、基本施策として、海上交通拠点の整備・活用で、地方港湾である寺泊港周辺には日本海夕日ライン沿いに美しい海辺空間が広がっており、海水浴などの海洋レクリエーションや海の幸、食文化を発信する拠点があり、多くの人が訪れる観光地となっております。このため、魅力的な海浜空間の創出や海洋レクリエーション拠点としての町並み環境整備、港湾整備による安全、利便性の向上を通じて、港を核とした地域振興を図る。また、寺泊港は佐渡と結ぶ海上交通の玄関口でもあることから、総合的な観光ネットワークの観点で利用者の利便性を高めるとされております。道路網の整備も長岡寺泊線、長岡和島線、左岸バイパスの主要幹線道路も検討されております。  殊に寺泊港周辺には、魚のアメ横、水族館、中央海水浴場スポーツ施設、温泉、寺泊─赤泊間の高速艇などがあり、集客数は昨年246万人、夏の海水浴シーズンには60万人の人で大変にぎわっております。  新潟県は、自然堆積による国有地を活用して寺泊港整備計画図を作成し、海浜道路整備や魚市場、日本海で操業する漁船団の水産基地としての発展を期待し、計画されましたが、バブルの崩壊で中断しています。都市開発用地は19万1,400平米、緑地は8万4,500平米で、リゾート用地としての活用も考えられます。  例えば現在の魚のアメ横は、国道を挟んでの位置にあり、通行の危険性は非常に高く、週末の土日、祭日には交通誘導員を配置して交通の整理をされております。大駐車場も常に満杯状態で、交通渋滞が慢性化しております。大型の観光バスも周遊して立ち寄り、集客力は高まりますが、交通渋滞がダイヤのネックとなっております。  1つ目の質問は、新潟県が検討しておりました佐渡島への最短コースである赤泊港との間に高速船あいびすが就航し、隣接する魚市場の集客力や交通体系の整備と相まって、今後観光港としての発展が期待されている、こういうことに長岡市でその実態を調査し、海浜道路の必要性を県に強く要望し、その早期実現に向けた取り組みを求めるものであります。また、魚のアメ横は国道402号を横断しなければならない実態であり、いつも危険性が感じられます。そのことを解消するには、魚のアメ横を駐車場の真ん中に新設し、お客様が安全で安心して買い物ができるような環境整備をして、さらに集客力を高める施策について、市当局の見解を伺うものであります。  森市長は、合併時に海の利用計画を前面に掲げられて、市民も期待しており、その見解を求めるものであります。  2つ目の質問は、プレジャーボートなどの艇置き場と係留施設についてであります。  近年水上レジャー活動に対する関心が高まり、クルーズや釣りなどレジャーの目的と物や人の輸送や漁業など仕事を目的とした小型船舶を利用する人口は増加してきました。殊に水上バイクも増加し、船舶の上げ下げ場が課題になっております。寺泊海岸では、港利用協議会で県より1,760平米の敷地を賃貸借して、プレジャーボートの保管、斜路を使っての船の上げ下げに利用しております。  シーズンになりますと、市外、県外から多くの人々が海洋レジャーを求めて押し寄せてきますが、上げ下げ場のトラブルが海岸各地で起きております。このような状況から、小型船舶の健全で安全な利用の促進を図るために、船舶職員法の一部が改正され、平成15年6月1日から施行されました。従来は船舶の出寄港が特定されておりましたが、改正により、どの海岸や港からも自由に出寄できることになりました。しかし、長岡市の海岸は16キロメートルありますが、上げ下げ場は限られており、その利便性を図る必要があると思います。  柏崎市では、新潟県が平成2年に総事業費約54億円で柏崎マリーナを設置し、面積3.2ヘクタール、251そうの置き場で、現在187そうに利用されております。柏崎市では、1級河川鵜川に不法係留をしておるプレジャーボートをマリーナに移動要請して、数十隻は移動しましたが、利用料金等のことからも、中央海岸突堤付近の砂浜に暫定的に置かれているボートもたくさんあります。近い将来、県と話し合いで艇置き場を整備するとのことであります。なお、一般のプレジャーボートの上げ下げは、協力金として1回につき1,000円でその利便を図っております。  その他の上げ下げ場は、1回の料金を3,000円から6,500円で私的に不法徴収している海岸もあります。新潟県では、海岸の不法使用者に対して、ボートや牽引車の撤去要請をしております。  したがって、県内外から海洋レジャーを求めてくるお客様にトラブルなど迷惑がかからないように行政として環境整備をすることも必要ではないでしょうか。陸上の場合、車の駐車場は必要に応じて設置して、利便を図っております。このことと同じように、艇置き場とヨットなどの係留施設を設置し、市内はもとより、市外、県外の人々もより安全で利用しやすい艇置き場になれば、より多くの集客が見込まれ、観光、海洋レジャーのまち、寺泊となることではないでしょうか。森市長の海に対する思いを求めるものであります。  3つ目の質問は、漁業の活性化であります。  寺泊の漁業は、漁師約80人、水揚げ量は441トン、売上高は2億3,000万円、このほか釣り船13そう、利用状況は土日で1そう当たり17人から20人であります。  寺泊漁業協同組合では、後継者も比較的安定しており、関係者の努力がうかがわれますが、さらに活性化を図るには、近隣漁協との合併で体質強化、日本海で操業する漁船団の水産基地としての発展も期待されております。漁業の発展には、安定した漁獲量の確保が保障されなければ、なりわいはできません。そのためには、さらに人工の魚礁をつくり、サザエ、アワビなどの放流が求められております。現在は、国の事業として事業費3億円、3年計画で出雲崎から間瀬の沖の間に長さ35キロメートル、幅50ひろ、90メートルでありますが、90メートルの魚礁づくりをしております。さらに、寺泊の沖に魚礁を設置して、安定した漁獲を保障することは、漁業の活性に大きく貢献するものと確信しております。農業、林業に支援しているように、漁業に対しても支援を求めるものであります。  4つ目の質問は、ごみの問題であります。  漁師として一番に困っていることは、川から流れてくるごみ問題であります。殊に信濃川大河津分水の河口から出てくるごみであります。ワタリガニやシタビラメ漁は、河口近くに刺し網や定置網を張り、漁獲いたしますが、その網に刈り草、棒切れ、農薬袋や肥料袋のビニールなどがひっかかり、カニやヒラメ漁どころか、ごみ上げに大変苦労されております。  国土交通省は、堤防の草刈り後は回収をされておりますが、一般的には刈りっ放しで、出水のときに流れていきます。農薬袋や肥料袋は風で飛ばされて、流れていきます。木の枝の棒切れ、これが一番厄介物で、漁師泣かせであります。木の枝の枯れ棒が網に絡みつきますと、取り外すにも物すごく時間がかかり、網をだめにすることもしばしばあるそうであります。  漁業を守るということは、資源の確保も大切ですが、環境対策を図らなければならないことを痛感いたしました。昔は、川に物を捨てるという習慣がありましたが、最近はごみの収集でなくなったものと思っていましたが、まだまだあるようであります。川をきれいにしようという立て看板や川にごみを捨てると法によって罰せられますという看板は、各地で見受けられますが、守られていないようであります。川に流されるごみによって、漁師の生活が侵されることのないように守らなければなりません。行政の指導強化が求められております。市当局の所見を伺います。  5つ目の質問は、水産業を担当する部署についてであります。長岡市に海が生まれましたが、港湾、漁業、海岸、河口問題はいろいろあります。県の長岡地域振興局地域整備部計画調整課や庶務課行政係あるいは与板維持管理事務所工務課との窓口担当はどこであるのか、漁師や市民からの苦情や問題点はどの部署が担当するかを明確にして、国及び県とのパイプをしっかりしていただきたいからであります。私がこの質問を通告して理事者と打ち合わせしたときも、所管が定まらず、クラブ室がいっぱいになりました。例えば漁業・港湾課を設置することはいかがでしょうか。市当局の所見を伺います。  最後の質問は、日、ロ、中、韓国航路の設置についてであります。  最近の新聞報道に、環日本海経済研究所による日、ロ、中、韓4カ国による航路開設が掲載されております。  中国では経済発展が進み、東北部などへの企業進出が考えられ、ロシア、トロイツァ港と新潟を結ぶ航路の開設機運が高まり、国際フェリーを運航している韓国、ソウルの東春フェリーが名乗りを上げ、日、中、ロ、韓で協議が開始されています。この航路は、大連と東京、大阪などに比べ、海上輸送時間が短縮できるメリットがありますが、新潟港から首都圏などへの大量消費地まで日本国内の輸送コストが割高のために、費用を抑えることが課題となっております。そこで、新潟港よりも首都圏などに近い寺泊港をその基地にする名乗りを上げ、長岡市を環日本海の玄関とすることはいかがでしょうか。市当局の見解を伺い、私の質問を終わります。 ○議長(大地正幸君) 森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) ただいまの五十嵐議員の御質問でございますが、寺泊港の整備につきましては、昭和60年に国の地方港湾活性化モデル事業である港湾を中心とした総合的海洋レクリエーション基地計画を盛り込んで、新潟県が寺泊港整備計画を作成しております。この計画は、御指摘のとおり、海浜道路の建設やモデル護岸の建設、海浜地の埋め立てによる都市開発用地や緑地の造成が計画されているわけでございます。しかしながら、その後のバブル経済の崩壊によりまして、事業の進展がないまま現在に至っておるわけでございます。魚の市場通り、魚のアメ横でございますけれども、これを含む寺泊港周辺地区を質の高い総合的な海洋レクリエーション基地とするためには、この寺泊港整備計画に基づく具体的な事業の推進が必要であります。今後港湾管理者である新潟県と十分協議を行いまして、地元の住民の皆さんあるいは漁業協同組合等の関係諸団体の意向を十分に伺いながら、そうした相互間の調整を図りつつ、新潟県にも要望してまいりたいと考えているところでございます。
     以下の御質問には土木部長と農林部長がお答えいたしますが、最後の日、ロ、中、韓国航路でございます。長岡市もこのたびの合併によりまして、市民が待望していた海と港を持つことができました。港は、産業や文化などさまざまな分野における交流をもたらして、地域振興の核になる可能性を持つ宝物だというふうに思っております。新長岡市の夢を広げる、魅力ある資源として活用していかなければなりません。長岡市といたしましてもこういった資源を活用し、地域振興を図ることは、合併後のまちづくりにおいて極めて重要な課題であると考えておりまして、海や港といった地域資源の活用方法につきましては、今後総合的な検討をしてまいりたいと考えております。御提案の海外航路開設につきましては、さまざまなハードルもあるようでございますが、これにつきましては十分研究いたしまして、今後は産業、教育、生活、文化などさまざまな視点から皆様の意見を聞きながら検討してまいりたいと考えているところでございます。  私からは以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 大平土木部長。   〔土木部長大平与枝行君登壇〕 ◎土木部長(大平与枝行君) 私の方からは、艇置き場とヨットなどの係留施設の整備、いわゆる水域の有効利用と大河津分水路河口のごみについてお答えをいたします。  初めに、艇置き場とヨットなどの係留施設の整備についてでありますが、寺泊港は漁業、観光、海洋レクリエーションの3要素が軸となって発展するものと考えております。港湾の各施設、特に水域の有効利用等については、港湾管理者である新潟県、漁業関係者、観光業者及び海洋レクリエーション関係団体等と十分な調整を図りながら、調査、検討をしてまいりたいと考えております。  次に、大河津分水路河口のごみについてでありますが、寺泊海岸や信濃川のごみによる河川、海岸環境の悪化は、大きな問題として十分認識をしておるところでございます。御指摘の大河津分水路河口のごみは、上流、千曲川、信濃川から洪水等により流れてくるもので、河川管理者の国土交通省信濃川河川事務所でも河道のごみの処分に毎年多額の費用を費やしていると伺っているところでございます。このため、国ではごみマップの配布やホームページでの啓発、クリーン作戦、パトロールや看板の設置を実施しており、県、市でも河川、海岸のパトロールや清掃、市政だよりなどによる広報及び看板の設置等の活動を実施しております。ごみの問題は、一人一人が取り組まなければ解決しない問題でありますが、長岡市といたしましても国、県と連携を強化いたしまして、対応してまいりたいと考えております。  私の方からは以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 林農林部長。   〔農林部長林又一君登壇〕 ◎農林部長(林又一君) 私の方からは、魚礁の設置と行政窓口のことについてお答えをいたします。  まず最初に、安定した漁獲量の確保に向けて魚礁設置を支援してはどうかとの御質問にお答えします。人工魚礁は、コンクリート製の筒やブロックを海底に沈めたもので、魚介類の生息を促進する効果があることから、昭和32年度から平成17年度まで町、漁協、新潟県がそれぞれ事業主体となって、長岡市役所本庁舎約1.3個分の7万8,000立方メートルの造成を行ってまいりました。本年度から平成20年度にかけて、県が事業主体となり、4ヘクタールの藻場を造成し、魚礁の設置とあわせ、漁場生産性の向上を図ることとしております。市といたしましては、大規模な魚礁設置は県に要望するとともに、漁協が新たな造成を行う場合には支援を行ってまいります。また、漁協が行う稚魚や稚貝の放流事業については、今後とも継続して支援し、漁獲量の安定確保と海の寺泊のイメージアップに努めてまいりたいと考えております。  次に、港湾、漁業、海岸、河口などいろいろな問題を担当する行政窓口についてお答えいたします。現状における県と市の担当部署についてですが、港湾、海岸については県庁では港湾空港交通局港湾課、長岡地域振興局では地域整備部計画調整課、さらに維持管理については与板維持管理事務所となっております。市では、本庁の土木部河川課と寺泊支所の建設課が窓口となっております。また、漁業については県庁の農林水産部水産課が直轄で行い、市では本庁の農林部農政課と寺泊支所の産業課が対応して、それぞれ本庁、支所の連携に留意しております。したがいまして、市の組織体制としては、現段階では特に支障はないものと認識しております。今後の専門部署の設置については、組織の効率化を前提にしつつも、寺泊港、漁業等に対する市役所の仕事の役割、かかわり方を考慮するとともに、今後新たな政策課題への対応が必要と判断されれば、その段階で必要に応じて柔軟に対応したいと考えております。  以上であります。          ──────────────────────── △質問項目  合併効果による広域観光のさらなる発展とその考え方について ○議長(大地正幸君) 次の質問に移ります。  合併効果による広域観光のさらなる発展とその考え方について、池田彌議員。   〔池田彌君登壇〕 ◆池田彌君 市民クラブの池田彌です。  私は、合併効果による広域観光のさらなる発展とその考え方について御質問いたします。  合併いたしまして、早くも9カ月を過ぎようとしております。災害からの復旧・復興は当然のことながら全力投球しなければならない現状は、十分理解しております。同時に、歴史的、文化的資源のさらなる活用で、積極的な観光施策も広域で展開する必要があると思います。これこそ合併効果による観光振興と考えますが、いかがでしょうか、まずお伺いをしておきます。  その1つに、私は世界的に有名な、そして近年非常にブームを呼び起こしております良寛さんがあると思っております。子どもから年寄りまで、だれもがその徳を学び、親しむことのできる良寛様、その良寛さんを見るときに、旧長岡には貞心尼が出てまいります。与板地域には、良寛の弟である由之がおられます。和島地域は、晩年の良寛さんが存在いたしております。そして、寺泊地域に行きますと、良寛さんが師と仰いだ大森子陽先生がございます。そこから佐渡に渡りますと、良寛さんの母のお墓がございます。そのほか数々の良寛関係資源が現長岡市には点在していることに相なるわけでございます。まさにこれらを結びつけますと、良寛ロードができ上がることになろうかと思います。私は、今ここに偉大な良寛さんとその周辺をしのび、長岡の良寛さんとして幾つかの整備をし、より多くの人々にその徳を知っていただくことにより、必然的にそれが観光振興の多大なる飛躍が期待できると考えております。  そこでまず、来年良寛誕生250周年を迎えます。それを機に、和島地域の島崎にありますはちすば通りの整備についてのお考えをお伺いするものでございます。御承知のとおり、はちすば通りの由来は貞心尼が書き記した「蓮の露」、ここからきているものであり、晩年の良寛と貞心尼のまさしくロマンの通りであります。そしてまた、良寛さんが日々村人と交流を持たれ、子どもらと遊んだり盆踊りをしたり、そんな良寛さんがしのばれるところでございます。「風さそふ柳のもとにまどゐして遊ぶ春日は心のどけし」。時は文政9年初冬、みぞれ降る中を島崎能登屋の一隅に草庵を構えられ、天保2年正月6日、あえなく遷化されるまで4年有余を過ごされ、村人とのかかわり合いの中でここを安住の地として選ばれたことは、そこが風土、そしてここに住む人々の気持ちが良寛さんにはぴったり合ったのではないでしょうか。今もはちすば通りには昔の風情も十分感じられます。そこを進みますと、平成3年にオープンいたしました良寛の里がございます。そして、道の駅へと続くわけでございます。ぜひこの機会にそのロードの整備を期待いたすところでございます。  ここで文献等によりまして、国上から島崎に移られたころをちょっと紹介することにいたします。そもそも良寛さんは、国上の五合庵に一生住む考えでおられたらしいですが、まきごしらえ、水くみの労に耐えられず、そんなときにその弟子であります遍澄上人、これらが平場の方へ移られてはどうですかと執拗に勧められたこともありまして、良寛さんも率直に承知されたものだそうでございます。遍澄は、地蔵堂の庵に住んでおられましたが、島崎の生まれでございますので、直ちに島崎に出向いて、平素良寛さんに帰依しておられます木村家を訪れ、親しく主人の元右エ門さんにお会いして、事情を話され、良寛さんの引き取りを依頼したのでございます。木村さんもほかならぬ良寛さんのことでありますから、即座に承諾されたそうでございます。遍澄は、自分のことながらのように喜んで、良寛さんに報告したのでございます。木村さんのところなら願ってもないいいところだ。あしたにでも行こう。遍澄と身の回りの整理をして、早朝に中島から島崎川の土手沿いで木村家に行ったそうでございます。一方、木村家では、そんなに早く引っ越しされるとは思ってもおらないわけでございます。いずれは裏に小さくとも新しい庵室をつくって、そこに招こう。主人の胸中には既に計画はでき上がっていましたが、話はきのうのこと、まさか引っ越してこられるとはだれが予想できましょう。あまりの突然の出来事に、家族は大慌てするわけでございます。主人も当惑しておりましたが、まずは当分の間、一つ屋根の下に暮らしていただこうとお願いをするものでございますが、良寛さんは承知されない。仕方なく裏の木小屋を片づけて、ひとまず入ってもらうことになったということでございます。  ここで貞心尼の登場でございます。貞心尼は、長岡藩の鉄砲方、奥村家の娘でマスと言われ、藩中では評判の美人であったそうでございます。17歳のとき、旧小出町の医師、関さんに嫁ぎ、6年で夫と死別したわけでございます。そして、生家に戻り、間もなく柏崎の山の庵室に赴いて、髪をそるわけでございます。ここで5年間修業を重ね、28歳のとき、長岡の福島にあります閻魔堂に移り、その後に良寛さんの弟子となるわけでございます。ここで出会いの状況を書物から考え浮かべ、はちすば通りと重ねて考えたときに、はちすば通りの整備をお願いいたすところでございます。60石どりの武家に育った貞心尼は、教養も高く、志操も豊かであったので、不作法はしたくございません。いかにして接近の機会をつくるかに思い悩んでおります。さすがに教養のある女性であります。良寛さんが手まりを愛玩し、常にそでの中に秘められていることを知ります。みずから手まりをかがり、それに自作の歌を添えて良寛さんに贈ります。「これぞこの仏の道にあそびつつつくやつきせぬみのりなるらむ」。良寛さんは、お返しに「つきてみよひふみよいむなここのとをとをとおさめてまたはじまるを」。貞心尼は、お返しの封筒を開いて、幾度も読み、はやる心を抑えて良寛様への訪問の計画を立てるのでございます。福島から川を下り、与板へ着きます。塩之入を登り、荒巻から島崎へと日は西に傾き、野良仕事の農婦も帰ってくる時刻でございます。長い酷暑の候も過ぎ、さわやかな季節となって、庵は戸をあけっ放しでございますので、良寛さんの姿もよく見えるのであります。「ごめんください。貞心でございます」、「おお、貞心尼か。お上がり」、「この間は不調法なものを差し上げまして」、女らしく両手をついて丁寧にあいさつをするのでございます。「何の何の。結構なものを贈ってくれましてありがとうございました」、「しょうしいことでございます。手まりといい、歌といい、まことに粗末なものでございます」。庵の正面の床の間には中央に観音菩薩木像1体、その左右に地蔵尊の石像各1体を安置してあります。茶の間は8畳敷きくらい、真ん中に2尺の炉を切りまして、自在かぎがあり、炉の左右3尺ほどは板敷き、一方はまき、一方は水おけ、茶わん、それに火消しつぼ。貞心尼30歳、良寛さん70歳、かくして両者の心はかたく結ばれたのでございます。  次に、良寛さんとその弟の由之、それに貞心尼を結ぶ塩之入峠を越える古道の整備についてお伺いをいたすところでございます。去る8月23日、和島村良寛会で私は古道の草刈りをやってまいりました。与板方面は、与板の良寛会がその管理を行っているわけでございます。杉林の中を進みますと、大変な猛暑でございましたけれども、非常にすがすがしい風が肌をいやしてくれました。峠の頂上には、当時ありました茶屋の跡もございます。カキの木も現存しております。ここを良寛さんも貞心尼も由之さんも通られたものなんだと非常に感慨深いものが込み上げてまいりました。歌碑等を建てたり、頂上にせめてあずまや等がございますと、ハイキングコースとして非常に適当になると思いますが、いかがでしょうか。良寛の弟の由之は、良寛が出家し、岡山に修業につかれた後、生家の当主となりますけれども、住民の訴訟に破れまして、出雲崎を追放されるのでございます。そして、父の出生地でございます与板町に移り住んでおられたもので、良寛さんは弟をいたく慕われ、塩之入峠を幾度となく越えられたのでございます。寺泊方面から回れば非常に平たんな緩い坂でございますが、与板へはここが一番近いところだということでございます。そんな坂も今は価値ある坂と思いを込め、整備をしてはいかがでございましょう。  以上、私は今後の積極的な広域観光行政に強く期待し、質問を終わります。 ○議長(大地正幸君) 森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) ただいまいろいろお話を伺いましたけれども、私も良寛様というのは新長岡市にとりましても大変すばらしい資源というか、宝物だというふうに思っております。歴史的な、あるいは文化的な資源を代表するものの1つだろうと思います。足跡は、今いろいろお話をいただきましたけれども、和島地域はもとより、寺泊、与板、そして貞心尼の長岡と広くつながってまいりますけれども、新長岡市として各地域の特色ある資源を生かしながら、統一感のある新しい長岡市の良寛様という形で打ち出していくことが合併効果の1つになろうかと考えているところでございます。  御指摘のはちすば通りは、私も拝見をさせていただきまして、まさしく木村家にしても、良寛様のお墓にしても、にせものではない、本物があそこにございます。あの通りは、磨きますと大変立派な光り輝く通りになるんじゃないかなというふうに私も直観的に思いました。これにつきましては、何と申し上げましても、あの地域の住民の皆さんからまず宝というふうに思っていただいて、大切にしたいという気持ちが何よりも重要でございます。長岡市としても市民の皆さんと協働しながら、今後はちすば通りの整備、観光資源としての価値を高めるということをどのようにやっていくかを真剣に検討してまいりたいと考えているところでございます。  具体的な点につきましては、佐々木理事からお答えをいたします。  以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 佐々木理事。   〔理事佐々木保男君登壇〕 ◎理事(佐々木保男君) それでは、私の方からはちすば通り、塩之入峠の古道を含む良寛ロードの整備についてお答え申し上げます。  良寛が晩年を過ごしたはちすば通りは、良寛のお墓等の史跡とともに、貞心尼と交わした相聞歌や多くの逸話の残る、魅力あふれる地域であると考えております。議員御指摘のとおり、来年は良寛生誕250周年に当たりますので、この地域において良寛ゆかりの和島らしいまち並み整備を進めていきたいと考えております。今後住民の皆さんとともにまちづくりのモデルプラン等を作成し、具体的な整備方針の検討を進めていきたいと考えています。貴重な歴史的、文化的遺産と和島らしいまち並みの融合により、多くの方々が訪れたいと思える観光拠点になり得るものではないかと思っております。  また、与板と和島を結ぶ塩之入峠の古道については、良寛と貞心尼の歴史ロマンを語る上でなくてはならない場所でもあり、塩之入峠の古道に限らず、良寛ロードの整備については地域住民の皆さんとよりよい形で活用できる方法を検討していきたいと考えております。  以上でございます。          ──────────────────────── ○議長(大地正幸君) この際、決算審査特別委員会開催のため、しばらく休憩いたします。   午後2時1分休憩          ────────────────────────   午後2時30分開議 ○議長(大地正幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。          ──────────────────────── ○議長(大地正幸君) なお、休憩中の決算審査特別委員会において委員長に矢野一夫議員、副委員長に五十嵐清光議員が互選されましたので、報告いたします。          ──────────────────────── △質問項目  中心市街地の活性化について  地域間交流道路の整備について ○議長(大地正幸君) それでは、次の質問に移ります。  中心市街地の活性化について、地域間交流道路の整備について、松井一男議員。   〔松井一男君登壇〕 ◆松井一男君 市民クラブの松井一男です。  通告に基づき質問いたします。  まず、中心市街地の活性化についてお尋ねします。  本年5月の通常国会において可決、成立した改正中心市街地活性化法が8月22日に施行されました。この法律は、都市計画法、大規模小売店舗立地法とあわせて、まちづくり3法と呼ばれていることは御承知のとおりであります。  新聞各紙などでさまざまな解説がなされておりますが、私は今改正の要点は、法律の名称の改変に言い尽くされているように感じております。旧法は、中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律でありました。端的に表現をすれば、施設整備や商業振興が主眼だった旧法から、改正法では店舗、学校、共同住宅、行政施設などを一体的に関連づけて整備する方向を目指し、従来は提出で事足りた活性化基本計画が、国の認定を求めることにより重点支援を得ることが可能となったものと理解しています。  このような中、全国的に見ても取り組みが先行していると言われる青森市などでは、少子・高齢化社会の到来と豪雪への対策として、中心地域を拡大させない、いわゆるコンパクトシティ構想を発表し、まちなか居住を強力に推し進めるために、中心部への共同住宅の大量設置などを進めています。  ところが、報道の中には、まちなか居住を進めることによって、冬季の除排雪費用を削減できるなどの表現があり、あたかも周辺部への公共投資の抑制ともとらえられかねないものがあります。  本年8月9日に新潟県庁において、法改正を受けて、第1回中心市街地活性化検討委員会が開催され、先日その議事録要旨が公開されました。その中では、「中心市街地活性化計画を立て、一生懸命取り組んでも、郊外を規制しなければ効果は出ない。今回の法律改正で規制が強化されたが、それでも十分ではなく、それをどのように補っていくかが論点になる」などという指摘がなされております。中心市街地活性化イコール周辺部への投資抑制ではないことは、理屈としては理解できるのですが、どのように折り合いをつけていけるものか、懸念が示されております。  一方、当市のように多くの市町村が大同団結した合併市においては、法律の定義上、一定の要件を満たしておれば、中心市街地は複数あり得るとの見解が示されているようであります。これは、それぞれ地域の中心核として役場や商店街などが立地し、それぞれの地域の振興を担ってきた歴史的経緯があることや将来の40万人都市構想を見据えたときに、さらに合流を促したい地域にとっては歓迎すべきことだろうと考えます。  しかし、この場合における複数の中心市街地という定義は、市全体の規模に比して相当の規模を持ち、市域全体に及ぼす影響があると認められるべきとも理解しています。現在の長岡市において、それに該当する地区は複数あったとしても、そう多くはないであろうと私は考えております。  一方、この法律の定義からは外れるとしても、地域ごとに中心核としての機能を果たしてきた地区はそれぞれの地域に確実に存在しており、今後とも引き続き尊重し、維持していくべきだと思います。  このような観点から、今後当市においてコンパクトシティの考え方を推し進めていった場合、周辺地域への公的投資が抑制されるのではないか、周辺地域の持続的振興は担保されるのか、また合併議論の際によく言われた「中心部だけが栄え、周辺部が寂れるのではないか」などなど、こういった懸念に対する市長の見解をお伺いいたします。  次に、法改正に基づく対応についてお伺いします。  当市は、平成11年に旧法に基づく活性化基本計画書を提出済みであります。今般の法改正に伴い、当市としても再度計画を策定し、新制度で国の認定を受けることとなろうかと思います。この策定に当たって、現時点における当市のテーマ、目玉事業にはどのようなものがあるのか、また策定の組織体制やスケジュールについてどのような認識にあるのか、お伺いいたします。  次に、まちなか活性化に関連して議論がなされております、市役所のまちなか回帰についてお伺いいたします。  現在までに長岡市行政機能再配置検討市民委員会において、行政機能の再配置について多様な意見交換がなされております。また、これを受けて、当議会でも熱心な議論が進められております。これについて、私は現在までの議論は経済面での得失や合理性、あるいは駐車場整備やバスターミナル整備など、どちらかというとハードウエアの議論が少々先行しているように感じております。  市民委員会では、中心部の沈下は行政の郊外移転が原因の1つだとの指摘もあり、先ほど紹介しました県の委員会でも、「都市は「みやこ(政治的機能)」であり、「いち(物、情報、人が集まる所)」であるが、今の中心市街地には「みやこ」としての機能も「いち」としての機能もない」とも指摘されています。  厚生会館や大手通りに市役所が帰ってくるとすると、新幹線の駅から徒歩数分の市役所庁舎という全国でもまれな存在になり得るし、これは新長岡市の価値創造の1つになり得るものではないかと考えます。  また、現時点で長岡駅を中心にしてハブ状に各地域へ延びているバス路線があり、通勤、通学、通院など、朝晩の利用を主に、合併各地域からの貴重な公共交通ネットワークが維持されております。市役所のまちなか回帰は、これらバス路線の利用拡大や路線維持の効果も期待できると考えます。  また、市役所のまちなか回帰による効果として、市民と行政、議会との距離を縮め、情報の受発信がより容易になり、緊密にすることが期待できるのではないかと考えます。通院のついで、通学のついでに市役所や議会に立ち寄り、掲示物を眺め、議会を傍聴し、市政を身近に感じられるようにすることは意義深いものと考えます。  現在大手通りに開設されている市民センターでは、多くの市民が立ち寄り、さまざまな形で利用されています。このように、まちなかでの滞留、回遊などを促す施策、施設整備がまちのにぎわいであり、まちの顔づくりであると思っております。  行政庁舎の耐震化を検討する経過から、まちなかに市役所を帰す議論になっている現状でありますが、私はより多面的な効果、効用をねらった市役所整備であるべきではないかと考えておりますが、市長の見解を伺います。  次に、地域間交流道路の整備についてお伺いいたします。  2度にわたる合併により、新長岡市はその面積において、上越市、魚沼市、佐渡市に続く県内第4位の広さを持つに至りました。標高1,537メーターを誇る守門岳から日本海まで、その間には我が国最長の大河信濃川と刈谷田川、渋海川、黒川、猿橋川など主要な支川がはぐくんできた肥沃な平野が広がるなど、多様な地形に恵まれた市域であります。  この合併を思うとき、合併に熱心に取り組まれてきた元中之島町議会議長、今泉実さんが去る9月9日、病気のため亡くなられました。今泉さんは、長く議員を務められ、長岡地域合併協議会委員として御活躍され、地域の発展に多大な貢献をされました。また、合併後は、初代の地域委員長としてリーダーシップを発揮されてきました。私は、ここに今泉さんの功績をたたえ、謹んで哀悼の意をあらわすものであります。  さて、平成17年3月の長岡地域新市将来構想改訂版、また長岡地域新市建設計画改訂版では、新市の地域らしさ価値、ブランディング価値を高めるための行動計画として、根幹的な事業を提示しています。ここに示されているキーワードは、新市の価値向上であり、各地域に住む市民の連携であり、交流であり、協働であると考えます。  建設計画の中で、新市建設の施策3、「合併に伴い必要となる事業〜一体感の形成」の章で「合併を契機とする取り組み」の分野中、「市町村間道路ネットワークの整備」として、「合併を機会に中心部と周辺部及び旧市町村間において連携を強化する幹線道路を整備していく。」としております。  一方、当市には上越新幹線、JR上越線、信越線や関越・北陸自動車道、国道8号、17号など、有数の基幹交通網が整備済みであります。来るべき道州制の時代においては、この基幹路線の結節点にある都市として、当市の果たす役割が増大するだろうと言われております。  このような基幹交通、特に道路ネットワークは、従来地域の均衡ある発展を目指し、グローバルサービスとしてあまねく全国に整備するべく進められてきました。当市においても、合併以前は市町村間を連絡する主要路線として、国直轄あるいは県事業として整備が進んでまいりました。  市町村合併によって、従来取り組まれてきた広域的な県事業などが一方的に新市の負担となることや、それによって整備が停滞することのないよう、新市建設計画では道路、河川・砂防、海岸・港湾、農林水産基盤、大規模体育施設など根幹的な事業にあっては当市と新潟県が連携し、強力に進めることとしているものと承知しております。  しかし、広大な新市の区域において、特に道路整備の面においてはいまだ不十分な地域も多く存在しております。広域化した長岡市においては、市の中心部や市役所本庁と合併地域、あるいは合併地域相互の交流・連携を促進するために、地域間交流道路の整備が重要だと考えます。この地域間交流道路は、市外から流入し、流出していく通過交通を処理するのでなく、通勤・通学や買い回りなど日常生活の用を足すための道路として安定的な通行の便を保障するとともに、時間距離の短縮を図ることによる地域間の融和や一体感の醸成につながる、極めて合併効果を実感しやすいインフラであると考えます。  特に合併地域の外縁部、いわゆる縁の地域では、従来は一たん地域の中心部に向かい、幹線道路に流入してから他の地域に向かっていたものを直接隣の地域に向かうことが可能となる場合もあり得ます。  広域基幹道路網とは別に、このような地域間交流道路の整備は、長岡方式の地域自治を目指す当市にとって極めて重要なものと考えますが、整備に当たっての基本的な考え方をお聞かせ願います。  次に、これらの整備手法を具体的に考えたときに、当市を貫流する大河信濃川の功罪を考える必要があろうかと思います。  言うまでもなく、我が国有数の豪雪地帯を流域に持つ信濃川は、その年間流出量は日本一であり、そのためもあり、川幅はほぼ1キロメートルと極めて広く、橋りょう建設には膨大な資金を要し、一朝一夕での整備は困難です。このためもあり、既設の橋りょう部分での交通渋滞が日常茶飯事となっております。  一方、天然のバリアである信濃川の堤防も、見方を変えれば当市を一直線に貫くバイパスとも考えることが可能であります。従来河川管理者は、洪水時に堤防の果たす重要性や水防活動時の障害などを理由にして、堤防天端の利用をある程度制限していました。ところが、近年の相次ぐ豪雨災害や公物管理の現状などから、道路と堤防天端の兼用についてのハードルが低くなってきたとも言われています。  堤防天端を道路と兼用することにより、メリットとしては、用地取得費が要らないため低廉な予算で道路整備ができることや堤防天端をアスファルト舗装で遮水できるため雨水浸透による堤防の強度低下が防げること、日常の堤防の点検管理が容易にできること、水防活動時の車両の進入が容易になるなどがあります。  一方、デメリットとしては、通過車両の荷重により堤防が弱体する危険性、不心得者によるごみなどの不法投棄、また防護さくが設置できないことによる路外離脱などの交通事故の危険性などが上げられています。  当市においても既に複数の路線で兼用協定を締結し、市道として供用されています。特に平成16年から17年度に国庫補助事業である住宅市街地基盤整備事業として黒津町地内において事業が進められた市道788号線は、堤防天端にゆとりある2車線の車道と路側に歩道を設けたことにより、自動車交通と自転車、歩行者の安全性を両立させたものであり、極めて短期間で整備が進められたこともあわせ、市民から評価されています。  一方、当該路線の下流側、中之島、寺泊地域側は、堤防天端の通行こそ可能となっておりますが、防じん処理を主とした簡易舗装であり、幅員も狭小なままであります。  また、さらに下流の長呂地先から中之島中条地先の間は、未整備ではありますが、市道中之島878号線として兼用されております。  この信濃川右岸堤防は、道路として考えた場合に絶妙なルートにあり、信濃川の東側地域にあって、長岡東バイパス、旧国道8号と並行した3番目の幹線として、新長岡市中心市街地と中之島地域北西部を、与板橋を経由して与板地域あるいは和島地域を、また燕市分水地区を経由して寺泊地域にそれぞれ直結するものです。  このルートで車道幅員の増大と自歩道の設置、あわせて国土交通省で展開している川の一里塚、川の駅、堤防側帯の整備などを兼ね合わせることにより、貴重な地域間交流の施設になると考えられます。  このように、既存の社会資本を一定の制限のもとに活用することは今後の道路整備手法において極めて有効だと考えておりますが、市長の見解をお伺いし、私の質問を終えます。
    ○議長(大地正幸君) 森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) まず最初に、改正中心市街地活性化法の施行に伴う長岡市の対応についてお答えをいたします。  まず、それぞれの編入合併地域における持続的な振興でございますが、人口減少社会の到来を踏まえ、無秩序に市街地を拡大するのではなくて、既成市街地を有効活用したまちづくりを目指すことがコンパクトシティの理念だと思います。無秩序にというところももちろん重要であります。したがって、計画的な市街地の拡大そのものを否定するものでもない。もう1つは、既成市街地を有効活用したまちづくりということでありますから、一極集中のまちづくりを目指すというものでもありません。合併により広域化した本市におきましては、中心部を核として、その周りにそれぞれの地域の中心部が存在する形がふさわしいと私は思っております。したがいまして、中心部というものが複数存在することはコンパクトシティの理念に何ら矛盾はしないのではないかというふうに考えるわけでございます。大手通り周辺の中心市街地は、広域合併後の新市全体の中心でありますが、一方合併地域のそれぞれの中心部は地域の交流拠点であり、固有の歴史・文化と生活に根差した持続的発展を図るべきところであると考えているところでございます。したがいまして、改正中心市街地活性化法の施行後におきましても、新市の中心市街地と有機的な連携を図りながら、それぞれの地域の中心部における拠点性を高めていくことがコンパクトシティという概念からする重要な課題であるというふうに考えているところでございます。  例えば栃尾地域は、中心市街地活性化基本計画が既に作成されているわけでありますから、その趣旨を十分に尊重すべきであります。また、越路地域の来迎寺地区や与板地域につきましては、まちづくり交付金の活用についても検討してまいりたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、合併協議の精神にのっとりまして、長岡市と合併してよかったと感じていただけるような編入合併地域の持続的な発展を図ってまいりたいと考えているところでございます。  次に、改正中心市街地活性化法に基づき策定する中心市街地活性化基本計画における長岡市としての主眼は何かについてお答えをしたいと思います。旧法に基づき、平成11年3月に策定した中心市街地活性化基本計画におきまして中心市街地として位置づけられておりますJR長岡駅周辺は、合併地域の市民を含むすべての市民のいわば象徴的な場所であると考えます。新長岡市の顔であることなどから、先ほど申し上げましたように、広域的な都市機能を集積していくべき拠点であるというふうに考えます。また、改正法では、中心市街地に多様な都市機能を集約するという方向性が示されております。長岡市といたしましては、改正法に基づき、新たに中心市街地活性化基本計画を策定し、計画を推進することによりまして、中心市街地に行政、文化・交流、居住、商業・業務などの都市機能を集積させて、長岡の顔づくりを行っていきたい、拠点性を高めることによって市全体の発展につなげていきたいと考えているところでございます。  策定スケジュールでございますが、今年度は基本計画策定に向けた準備期間と考えておりまして、来年度に基本計画を策定し、総理大臣による認定を受けるというスケジュールで進めたいと考えております。具体的には今年度国が実施する市町村の中心市街地活性化の取組に対する診断・助言事業を受ける中で、現況把握、課題の抽出、検討を行いまして、意見交換会などを通じて関係者の意見も聞いてまいりたいと考えております。  それから、改正法におきまして、中心市街地の活性化を推進する上で中心的な役割を担うとともに、市が基本計画を作成する際に意見を聞くこととされております中心市街地活性化協議会の設立も検討したいと考えております。計画策定に当たりましては、地元の住民や商店街、地権者、まちづくり団体、民間事業者などの関係者を入れた策定委員会の設置が必要ではないかと考えているところでありますが、一方庁内におきましては国における中心市街地活性化本部のような横断的な組織の設置についても今後検討してまいりたいと考えているところでございます。  次に、行政機能の再配置でございますが、現在市民委員会を立ち上げまして検討している行政機能の再配置につきましては、本庁舎の耐震性の不足や合併などに伴う組織の分散などについて検討を進めてまいったものでございます。先般市民委員会からは、だれもが利用しやすいという点と空きビルの活用や国庫補助などの観点から市役所は中心市街地に配置されることが望ましいが、まちづくりの観点から引き続き検討する必要があるという内容の中間報告をいただいております。したがいまして、私といたしましてはこの答申を尊重いたしまして、さらにまちづくりの観点からの検討を進める必要があると考えているところでございます。  議員が御指摘になりましたように、市役所の機能面からの検討、あるいはコストとか耐震性等の検討にとどまらず、やはりまちづくりの観点から重要な根幹をなす施設であるというとらえ方の中で今後検討していく必要があるのではないかと思います。多年にわたり中越地域の中心として栄えてまいりました歴史性と公共交通の結節点であるという利点を利用する大手通り周辺に市役所を配置した場合どうなるかと、そういった議員がおっしゃるようなソフト面での効果についても十分検討させていただきたいと考えているところでございます。また、市役所とあわせましてイベントホール、市民活動や生涯学習の場、子育て支援施設などさまざまな機能が中心市街地に集積していく中で大きな相乗効果が生じて、まちづくりの面でも非常に大きな効果があるのではないかと、そういった観点からも検討を進めたいと考えているわけでございます。  繰り返し申し上げますが、市役所の位置につきましては多くの市民に関係する極めて重要な問題でございます。今後は、市民委員会の中間報告を踏まえまして、まちづくりや交通体系などのそういった広い視野で総合的に検討を進めるとともに、より多方面の御意見をお聞きしながら慎重に判断してまいりたいと考えているところでございます。  地域間交流道路の整備につきましては、都市整備部長からお答えいたします。  以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 磯田都市整備部長。   〔都市整備部長磯田達伸君登壇〕 ◎都市整備部長(磯田達伸君) 私からは、地域間交流道路の整備についてお答えいたします。  合併により広域化いたしました新長岡市のまちづくりに当たりましては、共存共栄を基本理念といたしまして、異なる個性の地域が互いに刺激し合って活力を高めていくことが大切であり、それが新長岡市の飛躍につながると考えております。このためにも、地域間の交流・連携を促進する広域道路ネットワークの形成が重要な課題でありますので、市の中心部と合併地域及び合併地域相互を結ぶ地域間交流道路の整備につきましては着実に推進してまいりたいと考えています。整備に当たりましては、厳しい財政状況の中、コスト縮減を図りながら、いかに目標とする効果を発揮させるかが極めて重要な課題となっております。このため、地域間交流道路の整備に当たりましては、河川の堤防や広域農道など既存のストックを活用した整備手法は大変有効でありますので、積極的に採用していきたいと考えております。  そこで、御提案の信濃川右岸堤防を活用いたしました道路整備でございますが、現在市道788号線として、黒津町地先から国道352号蔵王橋東詰までの約2キロメートルにおきまして、国庫補助事業で整備を実施しております。今年度、古い橋の撤去をもって完了の予定であります。整備前の道路幅員は約5メートルで、車両のすれ違いにも支障を来しておりましたが、歩道つきの道路として整備いたしましたことにより、歩行者も含めて安全・安心な通行が確保でき、市民の皆様からとても喜ばれております。黒津町地先から下流側につきましては、一部市道認定されていない区間もありますが、上流側と同じく河川堤防を市道として利用できる状況にありますので、今後河川管理者である国と市道認定や兼用工作物協定等の協議を進めまして、整備手法について検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。          ──────────────────────── △質問項目  総合計画基本構想にかかる諸課題について ○議長(大地正幸君) 次の質問に移ります。  総合計画基本構想にかかる諸課題について、伊部昌一議員。   〔伊部昌一君登壇〕 ◆伊部昌一君 民成クラブの伊部昌一であります。  質問に入る前に、市民自治によるまちづくりの先進事例を御紹介申し上げ、その理念の上で質問を行いたいと思います。  10年前になりますが、ヘルシンキ市を都市計画の現状という課題で視察訪問いたしました。今本市が策定中の総合計画論議を先取りしたような視察であったと今振り返っているところでございます。既に環境共生都市づくりとして、市内10カ所のごみ焼却も行う発電所に余熱利用地域暖房システムが稼働し、二酸化炭素排出抑制、地球温暖化対策の実践に取り組んでおりました。また、中心市街地以外に大規模商業施設の展開は認めない施策、その補完施策として他地区をサブ地域拠点と位置づけ、生活密着型の商業施設の展開を図るというまちづくり、中心市街地、コアの地域とサブ地域の間には必ず半端ではない緑地帯を温存、育成する。それぞれの生活エリア内は極力直線を廃し、曲線形道路を張りめぐらすという人と自然を意識した手法、さらに各地区には地域住民委員会が組織され、アパート建設、公園、道路整備などで日常的に行政の都市計画方針に対する市民のチェック機能が担保される仕組みが確立されております。当然のことでありますが、交通対策はバスを中心とする交通網が網羅され、市民の不満はありません。今言われているようなコンパクトシティそのもののまちづくりのように感じました。  私もこのようなヘルシンキのまちづくりの方向であるならば、大いに賛同いたします。しかし、日本の戦後のまちづくりはアメリカナイズされ、肥大化、都市偏重の政策がとられてまいりました。よくよく考えればわかりますが、日本はヨーロッパと同様、お城、教会を中心とする城下町を築いてきたのであります。日本人の遺伝子にも組み込んでいるであろうまちに対する思いをまちづくりの中に生かさなくてはならないと思います。61年前まで、曲がりなりにも首都も地方都市も特色あふれるまちとして活気に満ちていた事実は、重要な歴史的事実であります。このような視点で、人間優先のヘルシンキのような、他都市とひと味違う長岡固有のまちづくりを進めることが今求められていると思います。  それでは初めに、市長の市政執行方針の基本姿勢言語とも言えます市民力、地域力に関する具現化について伺います。この言葉は、大変耳ざわりのよい言葉ですが、市民に求めるもの、地域に求めるもの、そして行政がどのようにかかわり、支援のあり方や限界となると、言語明瞭、意味不明の感があります。行政面積や地域性の異なる10市町村の合併によって、市民、地域、行政という関係において、市民力、地域力のその意義や行政の果たす役割も膨らんでまいったと思います。  そこで最初に、市民力、地域力と行政のかかわりについて、その課題、期待などについて市長の見解をお聞かせいただきたいと思うのであります。  そして、市民力、地域力のベース、地域住民のよりどころの最重要拠点、地域コミュニティの今後のあり方、整備方針についてお尋ねします。一部のセンターで健康課とのパソコンテレビ通信も開始されていますが、効果はいま一つの状況に見受けられます。今後センターの機能充実はもとより、センター活動の主軸をどこに置くかなど、窓口の広いセンター活動の方向性に関する課題も出てきそうな気がいたします。ついては、編入市町村におけるコミュニティ活動の推進も含めた今後のコミュニティ支援策、整備方針についてお聞かせいただくものであります。  次に、市民力、地域力というからには、行政として市民生活の基幹分野でのサービス向上や心のこもった施策が実施されていることが前提ではないでしょうか。そこで、私は、今日大きな社会問題となっている小泉内閣の弱肉強食政策の結果としてもたらされた格差問題、地域格差、貧富格差拡大問題、この問題への対応策に真剣に取り組むことは自治体として急務の課題であると思います。  この点から、まずは市民所得について伺います。本市の市民所得水準は、合併前県内第3位であり、新潟、上越との格差は拡大傾向にあることは統計資料からも明らかであります。市民所得向上施策は、生活基盤の基本中の基本であり、産業経済の本市の重要なバロメーターとも言えるものであります。もっと端的に申せば、市民の購買力は、生活のゆとりはということであります。何としても県内トップを目指す決意と努力が必要であります。この問題は、雇用のあり方、産業構造、経済機能の集約度、企業活動の実情と市民の関心、意識の問題など多くの問題を含んでいます。しかし、その向上のための研究や調査は行った経過があるのでしょうか。市民所得の向上は、結果として長岡市のあらゆる分野での活力向上につながるものであります。ついては、この問題に対する現状認識と今後の向上策のための取り組みについてお聞かせください。  格差問題2番目の質問です。それは、定率減税が来年度から全廃されることで、市民税課税所得を行政サービスの負担尺度としているサービス負担にも多大な影響を与えます。とりわけ年金生活者、低所得者、生活弱者にとっては深刻な問題です。保育料、国保料などにその影響が及ぼされることとなります。これらのサービス負担増大に対する軽減策を実施することは、市民対策の一助であろうかと思いますが、来年度に向けて検討されている今後の対応方針についてお聞かせいただきたいと思います。  さて、平成の大合併も一段落し、それぞれの新自治体では新自治体構想策定に余念がない現状にあろうと思っています。県内においても112市町村から20市9町6村、35自治体へと市町村数が激減しました。個別自治体の行政面積も大幅に増大、人口も旧自治体の比ではなくなりました。また、新潟市の政令市昇格というインパクトある合併劇でもあったのであります。本市は、新潟に次ぐ2番目の規模を誇る市としては、その地位に変化はありませんが、相対的に政令市新潟の誕生により、県内の一般市19市の、あるいは他の市町村の筆頭という立場になりました。したがって、政治、自治の先駆者としての取り組み、そのための基盤整備をまずは念頭に置かなくてはならない立場になったとも言えるのではないでしょうか。このことを腹にしっかりとのみ込まなくてはならないとあえて申し上げる次第であります。  そこで、質問です。行政機能の再配置問題であります。過日の議員協議会で、私は基本的には厚生会館地区への一極集中が望ましいと意見を申し上げました。その理由は、シンボル性、利便性、県内中央に位置する長岡の顔としての面などからです。そして、長岡にふさわしい都市の顔と活力を再構築できる最後の機会ととらえているからでもあります。  そこで、伺います。合併後の長岡では、前にも増して中心市街地のにぎわいや活性化は大変重要な要素であると思います。一大合併の済んだ今後の県内における本市の進むべき方向、新潟や他市町村とのスタンス、いわば首座に君臨する筆頭市であることを意識した行政組織機能の確立や市政運営も重要であります。市長は、この間、行政機能の再配置問題やリーダーとなった本市の今後の方向、まちの活性化策についてみずからの考えを具体的に示されておりませんが、これらの問題についての見解をお聞かせいただきたいと思います。  次に、中心市街地への行政機能の移転と市街地の活性化という問題について伺います。(仮称)平成の公会堂を含む市街地再開発計画であります。まちづくり3法施行ともリンクする、本市の生死を左右する課題と認識いたしております。国は、今後のまちづくりの基本を大型店の郊外出店規制をはじめ、都市への人口回帰による市街地再活性化を期待しているようであります。しかし、行政機能の配置、移転問題とまちの活性化策の議論は連結していない、遊離しているかの面があります。ただまちづくり交付金の話だけが先行し、全体的な具体の活性化策論議も低調で、本質が陰に隠れているような印象を私はぬぐい切れません。ペデストリアンデッキ、平成の公会堂、大手通中央東、西地区の再開発ビル、表町地区などの再開発計画と行政機能の再配置で本当に活気づくのか、大いに議論の余地があります。この際、より具体にその関連性、まちなか活性化方針、まちづくり交付金のほかに国の支援策はあるのか、まちなかへの進出企業、事業者に対する誘導策、優遇策なども含めたトータル的活性化検討案についてお聞かせをいただきたいのであります。  加えて、これら全体の投下予算の規模、資金調達、起債償還を含む財政上の問題はクリアできるのかどうかについてもお答えいただきたいと思います。  そこで、まちなか活性化手法の1つということで2点ほど提案を申し上げます。私も全国の都市を視察し、市役所だけで活性化が図られたという都市に出会ったことはありません。そこで、このたびの計画を進めるに当たり、前々から意見、要望も出され、中心市街地構造改革の中にも盛られているようですが、地場産品物産などを取り込んだ計画を立て、これを実現することはできないのか。また、最も早道の中心市街地活性化の方策は、端的、具体的に申し上げれば商業施設であり、またデパート誘致ということにほかなりません。さらに、民間の本店、支店の誘致という手もあります。このことで流入人口の拡大と回遊性が生まれるでしょう。何を今さらということかもしれませんが、私のこの2点の提案に対する見解をお伺いいたします。  るる申し上げてまいりましたが、編入市町村については、例示報告としてヘルシンキの都市計画を紹介しましたように、サブ拠点としての位置づけの明確化で拠点性の構築は可能であると私は思っています。その面で欠かせないのがそれぞれの域内、拠点間を網羅した交通政策です。しかも、行政機能の移転、中心市街地活性化策の推進とも同軸で進行しなければならない問題であります。この交通政策、施策について現在どのような検討が進められているのか、現状と方針をお聞かせください。  次に、一般市民から見た均斉、均衡のとれたまちづくりの視点から伺います。今まで公には声を大にして言わなかった東、西の問題、川東の人から見て、何で市は西ばっかりしてがあや、西側の川西の方からは、いつも市は東ばっかり手をかけてがあやの声、この中にはさまざまな思いが込められているわけであります。また、編入市町村の皆さんからは、何で長岡ばっかという声も聞こえてきそうであります。現実は、大型店を中心に川西地区開発は飽和状況にあります。実際真摯な目で見て、人口集積と交通体系からいっても、均衡ある調和のとれたまちづくりになっていないと言えます。ニュータウン、東西道路などのインフラ計画の紆余曲折もこの問題に大きな影を落としています。今後の市政運営では、このことに心がけていただくことがつとに重要でありますし、要請する次第でありますが、このような市民に対しまして市長の御所見をお聞かせください。  最後の質問です。土地利用部会では、最終の土地利用計画について詰めの協議が続いております。私は、本市の土地利用のあり方について、ジャスコ移転問題の質問の際に私なりの見解を述べさせていただいたところであります。本市の魅力ある、活力みなぎる発展の流れをとめるような、芽を摘むような土地利用計画であってはならないと思います。前回の質問で、市内企業の市外進出を許し、長岡進出の断念などを招く土地政策の変更を強く求めたところでありますが、このようなことが起きない土地政策でなくてはなりません。県内で新潟に次ぐ、政令市を除けばそのトップにある本市は、その規模と成長を心がけていかなければならないと思います。融通のきかない、ぎちぎちでがんじがらめの政策では、企業進出、誘致や流入人口の受け皿などをはじめ、まちづくりにとって阻害要因となるだけであります。ついては、この土地利用計画の着地点をどのようにとらえられているのか、この問題に対する見解をお聞かせいただきたいと思います。  以上、基本構想、基本計画の策定に当たりまして、ぜひにもと課題の一端を取り上げ、質問いたしましたが、その趣旨を生かした安心・安全なまち、血の通い合う活力あるまちづくりのための基本姿勢が貫かれた基本構想、基本計画であってほしいと願い、そういった意味から質問をいたしたものでございます。 ○議長(大地正幸君) 森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) 伊部議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、市民力、地域力にかかわる御質問でございます。2度の合併によりまして、10の地域が持つ歴史、文化、産業、豊かな自然が一緒になりまして、今までの長岡市にはなかった魅力が高まったというのは率直な思いでございます。こうした各地域の個性を失うことなく、特色を生かしたまちづくりを進めていくことが重要でありますが、その成否を握るのはまちづくりに熱意のある人たちの知恵と力を集約する市民力とそれを受け入れ、盛り立てていく地域力であると確信をいたします。今回合併した地域は、市民力あるいは地域力が大変強く、私自身もそうした面でも大いに魅力を感じているところであります。また、一昨年の水害あるいは中越大震災におきましては、市民力と地域力というものが減災、災害の減少に大変大きな役割を果たしたと考えております。その点につきましては、全国各地から支援にお見えになった皆さんが異口同音に評価をしていただいているというふうに思っております。私は、その市民力とか地域力というのは決して特別なものではない、特にこの新潟県の中越地域においては特別なものではないというふうに認識をしております。新たにつくり上げるというよりも、むしろ現在あるよい点をはぐくみ、維持し、育てていくと、そのことが肝要ではないかと考えているところでございます。この2つの力を引き出し、パワーアップをするという考え方でございます。そのための環境づくりをすることが行政の役割ではないかと考えているところでございます。これからも市民一人一人がその力を十分に発揮して、地域の自発的な活動が活発に展開されるようなまちづくりを推進してまいりたい。そのことによりまして、長岡市全体のさらなる活性化を図ってまいりたいと考えているところでございます。  次に、合併後の県内における長岡市のスタンス等に関する御質問でございます。御指摘のように、新潟市が政令市に移行すれば、県内一般市の中で最大規模の都市は長岡市になるわけでございます。このことから、長岡市は中越地域の中心都市としての魅力をさらに高める必要があるということは、言うまでもないことでございます。名実ともにそれにふさわしい自治体となるためには、今後特に長岡市が力を入れていくべきことは、産業あるいは文化の拠点性を高め、活気とにぎわいのあるまちを創造することであると考えております。これによりまして、長岡市の個性を一層磨き、定住人口はもちろん、交流人口の増加につなげてまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、行政機能の再配置に関する基本的な考え方でございますが、先ほども御答弁申し上げましたが、伊部議員が御指摘のように、行政機能の再配置の議論が先行したという印象があるわけでございます。しかし、これはまちづくりの観点から行政機能再配置を考えるときに、当然通らねばならない道であります。したがいまして、行政機能再配置の議論、コスト面あるいは耐震性、その他の議論が市民委員会で一定の結論が出ましたので、庁舎問題は非常に重要な課題であるという観点から、市政だよりなどで重ねて御提示を申し上げております。そのため、その議論が先行したという感じ方をされたというふうに思いますが、先ほど申し上げましたように、市民委員会の中間報告でも、さらにまちづくりの観点から検討が必要という中間報告をいただいているわけでございますから、それはまさしく伊部議員の御指摘と一致する部分であると思うわけでございますが、そういう観点からの議論を今後きっちりと詰めていく必要があるんではないかということは全く同感であると申し上げたいと思います。  さきにまちづくり3法の改正がなされました。審議会の答申におきましては、人口減少社会に対応した新しい都市構造の確立が必要であるとして、既存ストックの有効活用あるいは中心市街地に重点を置いた市街地の再編成といった必要性が指摘をされました。私としてもこの審議会にも参画をしておりましたし、当然のことながら将来の長岡市の持続可能な都市構造をつくるために、都市機能の集約拠点として長年にわたって都市インフラを整備してきた、文化、歴史の蓄積もある中心市街地をおいて、その整備を図るという必要性が高い地域はほかにあり得ないと考えているところでございます。  中心市街地の活性化のキーワードにつきましては、次の3つだと思っております。  1つ目は、冒頭の御質問にもございました、市民力、地域力を生かすために市民との協働の場をつくっていくということであります。市民のみならず、もちろん議員の皆様あるいは行政、民間企業、専門家等が、まちづくりに参加する広範な人々が出会い、交流し、多様な協力関係を結びながらまちづくりを考え、実践していく協働の場をつくっていくことが必要であると考えます。  2つ目は、新市のシンボルづくりであります。合併で新しく長岡市民になった皆さんにとっても、長岡の中心はどこなのか、何が長岡のまちのシンボルなのかといった気持ちがあるわけでございます。旧長岡市民にとっても、友人やお客さんを案内したり、もてなしたりする場所がない、あるいは日常的にも「ハレ」の場がないという思いが切実にございます。こうした市民の切実な思いにこたえていくことによって、30万都市長岡の中心性をつくっていかなければならないと考えているところでございます。  中心市街地整備の3つ目のキーワードは、行政の率先垂範ではないかと思います。歴史的に見ると、商業・業務施設とともに、市役所のみならず、その他のさまざまな公共公益施設が郊外に移転したという事実がございます。そうした公共公益的な施設を中心市街地に戻すということも大変重要なことではないかと考えるところでございます。  中心市街地の活性化につきましては、以上3つの観点が大変重要だというふうに思います。その中で市役所機能に着目をした行政機能の再配置という観点から申し上げますと、中間報告をいただきましたように、今申し上げたような観点を加味し、利用しやすい市役所をどのように実現するかということを考えながら、さらに長岡市の長期的な発展を考えるときにどうしたまちづくりが必要であるかといった議論を十分に重ねる必要があると思っておりまして、そういう意味で中心市街地に対する市民の関心が高まることは非常に望ましいことだと思っております。やはり中心市街地の活性化という視点で行政機能の再配置の議論を進めていく必要があるのではないかと思います。いずれにいたしましても、繰り返し申し上げておりますが、市民委員会の中間報告に従いまして、今後広い視野の中から、またまちづくりの観点から議論を重ねて、市役所庁舎のあり方等を総合的に検討していく必要があるのではないかと考えているところでございます。  次に、今後の土地利用のあり方でございますが、現在まさに総合計画の土地利用部会におきまして、基本構想の素案について議論をされている状況でございます。現時点における基本構想の素案の方向性といたしましては、住宅地については、コンパクトな市街地形成を基調として人口減少社会における定住人口を確保するため適正規模の宅地供給を図る方向で、また工業業務地につきましては、地域産業や地元雇用を支える社会基盤としてインフラや天然ガスなどの地域資源を活用し、長岡市の優位性を生かせる工業団地の造成等について土地利用を図る方向で議論が行われております。また、商業業務地につきましては、日常生活における買い物の利便性の維持・向上を目指す一方で、広域的な商業集積により求心力の向上を図る必要があることを踏まえ、商業集積が適正配置されるような土地利用を図る方向で議論がなされているところでございます。  このような検討を進めているわけでございますが、議員御指摘のような活力ある都市づくりの流れをとめたり、新たな企業進出等の芽を摘むようながんじがらめの計画ではなくて、適正な範囲内においてある程度開発に対する政策的な配慮や余地を残した土地利用基本構想としてまとめていきたいと考えておるところでございます。先ほどの松井議員の質問にもお答えいたしましたが、コンパクトシティというのは最近出てきた概念でありますが、この概念は郊外の開発を全くやらないというわけではもちろんないわけでございまして、無秩序な開発を抑制するということであります。適正な需要が見込まれる適正な開発については、コンパクトシティという旗印を掲げたとしても、当然今後とも行われるべきものでございます。そういう意味合いからコンパクトシティというのをとらえるべきではないかというふうに考えるところでございます。この中越地域の中心都市として、合併した地域全体で将来にわたり持続的に発展するまちづくりを実現することが極めて重要であると考えておりまして、そうした意味での土地利用基本構想を策定してまいりたいと考えているところでございます。  これ以外の御質問につきましては、助役、福祉保健部長都市整備部長からそれぞれお答えをしたいと思います。  私からは以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 二澤助役。   〔助役二澤和夫君登壇〕 ◎助役(二澤和夫君) 私の方から3点についてお答えをさせていただきたいというふうに思います。  1点目は、地域コミュニティの今後の施策、取り組みについて、2点目は市民所得向上策の取り組みについて、3点目は東の市民、西の市民、編入市町村の日ごろのまちづくりに対する思いについて、それぞれお答えをさせていただきたいというふうに思います。  まず最初に、地域コミュニティの今後の施策、取り組みについてお答えをいたします。コミュニティセンターにおける行政相談は、テレビ会議システムを使用して、一部のセンターにおいて実施しておりますが、議員御指摘のように、活用の面ではいま一つ低調であると認識をしております。今後は、積極的な活用を含め、地域の要望に応じて設置を検討してまいりたいと考えております。コミュニティセンターは、地域住民が自主性、主体性を持って、自分たちのことは自分たちで行うという住民自治を目指した活動を行うための拠点施設であり、行政相談機能の充実については市民の声情報室や市政なんでも相談会、町内会なんでも相談会の開催等により対応が可能になるのではないかと考えております。また、各地区のコミュニティ活動の今後の取り組みにつきましては、活動が活性化するよう、コミュニティ推進組織に対して先導的事例の紹介や研修会の実施、指導者情報等を提供し、コミュニティ活動の推進に努めてまいります。  次に、合併地域におけるコミュニティ活動の支援策、整備方針についてでございますが、各地域一律な統一した制度に合わせるのではなく、それぞれの地域の長い伝統と歴史に培われたコミュニティを尊重することを基本に、施設ありきで考えるのではなく、地域にとって何が大切で、何が必要なのかを十分時間をかけて検証し、地域の実情に合ったコミュニティ活動の支援、整備に努めてまいりたいと考えております。  次に、市民所得向上策の取り組みについてお答えをいたします。議員御指摘のように、本市の平成14年度の1人当たり市町村民所得は、県内20市の中では新潟市、上越市に次いで第3位にとどまっておりますので、合併後の新長岡市の活力向上のため、また本市が人口規模で県内2番目の市であることからも、市民所得の向上を図る必要があると強く認識をしているところでございます。市民所得向上のためには、新たな産業の創出や地域産業の振興、企業立地の推進、各地域の観光資源を生かした観光の推進などの産業振興施策をさらに推し進めることが重要であると考えております。この点につきましては、新しい総合計画を現在策定中でございますので、その中で十分に検討していくとともに、あわせてこれまで商工業振興の施策を検討するに際しましては、工業統計調査における製造品出荷額等あるいは商業統計調査における年間商品販売額などを主な指標として利用してまいりましたが、市町村民所得もその1つの指標とすることについても今後研究を行ってまいりたいというふうに考えております。  3点目に均衡のとれたまちづくりに関する御質問についてお答えをいたします。歴史的に見ますと、長岡は川東の城下町を中心に発展した後、橋や道路などの整備により、川西に向かって開発が進んできたという経緯があります。このように、昔からの歴史や文化が蓄積した市街地が形成されてきたところと比較的新しく開発されたところでは、果たす役割や機能が異なる面があるのは事実であります。しかし、合併をしてはるかに市域が広くなった現在においては、もはや長岡の中で川東がどうであるとか、あるいは川西がどうであるとかというふうな時代ではないというふうに考えております。今後大切なことは、川東と川西の連携をより一層強化することであって、信濃川両岸の均衡ある発展を図ることが大変重要であると考えております。長岡東西道路は、平成23年度の供用を目標に、また大手大橋の4車線化については平成21年の新潟国体開催までに供用できるように要望をしてきております。これらが開通することにより、川東と川西の行き来がスムーズになり、両地域の一体化が推進されると考えております。さらに、今後は周辺を取り巻く各合併地域との連携を進めることも視野に入れることが大切であります。こうしたことが相まって、市全体の一体感の醸成を図るとともに、各地域の個性が輝くまちづくりを進めることが肝要であると考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 五十嵐福祉保健部長。   〔福祉保健部長五十嵐整君登壇〕 ◎福祉保健部長(五十嵐整君) 私の方からは、定率減税廃止による影響についてお答えします。  認可保育所の保育料については、前年の所得税額に基づき算定しており、対象者も多く、定率減税廃止により直接的な影響があるものと認識しております。保育料は、国が標準的な額を定め、現在長岡市はそれに対し、二十数%を軽減していますが、保護者負担の軽減の観点から、国の動向を見ながら保育料の見直しを検討したいと思います。  私の方からは以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 磯田都市整備部長。   〔都市整備部長磯田達伸君登壇〕 ◎都市整備部長(磯田達伸君) それでは、私から残りの御質問にお答えいたします。  最初に、中心市街地活性化策に伴う財政問題でございます。現在検討しております中心市街地全体に係る計画といたしましては、平成18年3月に策定いたしました国のまちづくり交付金制度の活用を前提といたしました都市再生整備計画がございます。この計画の中には、厚生会館地区整備事業、大手通中央西及び東地区の市街地再開発事業や大手口駅前広場再整備など基幹的な事業のほか、一部行政施設の整備費、まちなかキャンパスや子育て支援施設等の床の取得費、ソフト事業を含んだ各種の関連事業が盛り込まれております。この計画の総事業費に行政機能再配置における庁舎移転費用を加えたものを中心市街地全体の事業費といたしますと、現段階では今後5カ年間の事業費は200億円をある程度上回るのではないかと見込んでおります。  財源といたしましては、まちづくり交付金等の補助金が約30%、合併特例債が約40%、既存の分室の賃借料節約分や柳原分庁舎等の売却益が約10%と見込んでおりますので、事業費を仮に概算で200億円といたしますと、その20%の約40億円が長岡市の一般財源になるのではないかと考えております。長岡市にとりましては、現在はまちづくり交付金や合併特例債など非常に有利な資金を活用できる環境にございますので、可能な限りそれらを有効活用していきたいと考えております。  なお、都市再生整備計画はあくまで見込額として総額の枠を確保しているのみで、詳細な事業費算出は行っておりませんので、今後具体的に事業内容が固まった段階で事業費をそれぞれ確定しながら年次計画を定めてまいりますが、いずれにいたしましても財政的には十分にクリアできるものと考えております。  次に、物産館の設置についてお答えいたします。厚生会館地区に整備いたします長岡市公会堂(仮称)は、その立地性を生かしまして、多くの人が集う、にぎわいのある空間として整備したいと考えております。一例を挙げますと、公会堂の1階フロアには市民の創意工夫により自由に活動できるフリースペースといたしまして、市民活動ホールを整備することにしております。宝田公園の屋根つき広場と一体的な活用を視野に入れまして、例えば新長岡市の各地域によるお国自慢や地場産品の展示販売など、若者から高齢者までを対象とした多種多様なイベントを開催することを検討しております。今後各地域の生産者や関係団体等と十分に協議しながら、地域の地場産品の展示販売の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。  次に、中心市街地活性化のためにデパートや会社の支店を誘致してはどうかという御提案についてお答えいたします。デパートにつきましては、御承知のように景気が回復傾向にあるにもかかわらず、既存店での売り上げは伸び悩んでおりまして、新規出店は非常に厳しい状況となっております。また、首都圏に本社がある会社につきましても、ITの進展などによりまして、新たな支店の開設というよりは、むしろ集約の方向にあるようでございます。中心市街地の活性化には商業の活性化や業務機能の集積は重要であり、不可欠なものと考えておりますが、現在業務機能の集積を図る取り組みといたしまして、中心市街地事務所集積促進事業やSOHO起業家育成支援事業を実施しておりますが、十分にその効果を発揮しているとは言えない段階でございます。したがいまして、今後は議員御提案の趣旨も踏まえながら、中心市街地の変化に対応した新たな活性化のための政策を研究していきたいと考えております。  最後になりましたが、交通政策についてお答えいたします。合併により広域化した新長岡市におきまして、市の中心部と周辺地域及び各地域相互間の連携強化を図ることは大変に重要であると認識しております。そのため、交流・連携を促進いたします広域道路ネットワークを形成する幹線道路の整備を着実に進めてまいります。また、バス交通についても合併した市域の連携を強化するため、これまで以上に重要性が高まっております。幸いにも本市におきましては長岡駅から各地域を放射状に結ぶバス路線がございまして、公共交通の骨格がしっかりしております。したがいまして、今後の公共交通については長岡駅を中心核として各地域を結ぶバス路線の骨格を大切にしながら、利便性と効率性のバランスのとれた公共交通を構築していくことが大きな課題であると考えております。このため、今後それらの課題について調査・検討いたしまして、長岡市全体の公共交通計画を策定していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 伊部議員。   〔伊部昌一君登壇〕 ◆伊部昌一君 私の質問は11項目ありまして、すべてにお答えをいただいたわけでございますが、議員の皆さんは御存じないかもしれませんが、通告では6番目のところになるんですが、要するに中心市街地の活性化の関連で、より活性化するための誘導策ですとか、あるいはまた優遇策、これについてどのような施策をとられていくのか、このままでいくのかどうか、新たな方策、国の制度がどうなっているのか、私もちょっと不勉強なんですが、その辺の考え方の御答弁が今ちょっとなかったように思いますので、これについてはひとつ考え方をお聞かせいただきたいと思います。  それから、最初に市長から答弁いただきましたが、私と考え方がほぼ似通っているようなところがございまして、私は反論はいたしませんけど、市長はこの間大手通り、あるいはまたまちなかの関係では不退転の決意と政治生命をかけると実はお話をずっとされてきたわけでございまして、その辺を今ほどるる言われましたけれども、本気になってやっていただかないと、新市長岡はこのままでは済まないということになるということをしっかり御認識いただきたいというふうに思います。  以上です。1点だけひとつお願いします。 ○議長(大地正幸君) 磯田都市整備部長。   〔都市整備部長磯田達伸君登壇〕 ◎都市整備部長(磯田達伸君) 中心市街地活性化のための誘導策、優遇策についての御質問をいただきました。  今の段階で具体的なお話のできるものはございませんが、中心市街地活性化基本計画を来年策定いたしまして、認定されますと、国の方としていろいろなメニューをそろえているようでございます。私ども答弁でも申し上げた中で、例えば策定の過程で中心市街地活性化の協議会を設立、運営するというふうなものに対して支援策もございます。あと、商業の診断、サポートの優遇策といいますか、支援のメニューもございまして、このような経済産業省、国土交通省の支援策を活性化基本計画の中で、認定された場合には積極的にやってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(大地正幸君) 森市長。   〔市長森民夫君登壇〕 ◎市長(森民夫君) 今都市整備部長が御答弁申し上げましたけれども、これまで中心市街地の誘導策として空き店舗の活用でありますとか、チャレンジショップでありますとか、ソフト面も含めていろいろな政策を実施してまいりました。その中で比較的特色があるとお認めいただいている政策が市民センターであると思います。これにつきましては、いろんな評価があると思いますけれども、相当利用しやすいといったような声も私は直接伺うことがございます。そういった形で空き店舗の活用でありますとか、いろんなソフトの政策をこれまで進めてまいりました。これからは、ハードとソフトの連携がやはり必要だろうと思います。御承知のように、元丸専がありました地区あるいは第四銀行の地区等の市街地再開発事業もかなり進行をしております。いずれ目鼻がついてくる段階になるというふうに思います。さらに、本日冒頭から話題になっております厚生会館の建てかえの問題、そうしたハード面をきちんとやる中で、先ほど申し上げましたけれども、そのハードと連携したソフトをどのようにするかという、そこのところについて十分に納得をして進めていくということがやはり大切じゃないかというふうに思っております。  なお、質問をいろいろ調整する段階で、特に伊部議員の方から商業施設に対する補助等の御提案もあったやに伺っておりますが、これについては先ほど都市整備部長が答弁いたしましたように、基本計画を今後つくっていく中でいろんな検討を進めることができるのではないかというふうに思っているところでございます。
     それから、決意のほどについて申し上げますれば、私は中心市街地の活性化について強い決意を持って臨むつもりでおりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  以上でございます。          ────────────※─────────── ○議長(大地正幸君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これをもって散会いたします。   午後3時52分散会          ────────────※───────────  〔諸般の報告〕                         平成18年9月12日 1 市政に対する一般質問について   次のとおり市政に対する一般質問の通告がありましたので、それぞれ関係機関へ通知いたしました。  (1) 寺泊港の環境整備と港湾整備について                         8月29日    五十嵐 清 光  (1) 合併効果による広域観光のさらなる発展とその考え方について                         8月29日    池 田   彌  (1) 中心市街地の活性化について  (2) 地域間交流道路の整備について                         8月29日    松 井 一 男  (1) 総合計画基本構想にかかる諸課題について                         8月29日    伊 部 昌 一  (1) 中越大震災復興支援策について  (2) スペースネオトピア跡地問題について  (3) 地方財政運営について                         8月31日    笠 井 則 雄  (1) 行政機能再配置の諸課題について  (2) 中心市街地の位置づけと進め方について  (3) 企業誘致活動の諸課題について  (4) 少子・高齢社会におけるセーフティーネットについて                         9月1日    恩 田 正 夫  (1) 介護保険法改正に伴う本市の取り組み状況について  (2) 農業支援と米の需給対策について                         9月4日    杉 本 輝 榮  (1) 協働について  (2) 復興について                         9月4日    桑 原   望  (1) 教育問題について  (2) 医療・福祉問題について                         9月4日    竹 島 良 子  (1) 少子化対策について  (2) 雇用対策について                         9月4日    藤 井 達 徳  (1) 地域の力と人材を生かした教育の推進について                         9月4日    大 平 美惠子  (1) ニュータウン地区におけるスポーツ・健康ゾーン等の整備促進について                         9月5日    加 藤 一 康  (1) 災害復旧・復興について  (2) 中心市街地の活性化について                         9月5日    諸 橋 虎 雄  (1) 人口減少化時代に入ったこれからの長岡市について                         9月5日    西 澤 信 勝  (1) まちづくりの観点に立った行政機能の再配置と中心市街地の活性化について                         9月5日    小 熊 正 志  (1) 長岡市の観光について  (2) 長岡市の特色を生かした国体開催について  (3) FMながおかの不感地域の解消について                         9月5日    鈴 木 正 一  (1) 行政機能再配置検討市民委員会中間報告とまちづくりのかかわりについて  (2) 厚生会館地区整備構想について  (3) 行政機能再配置検討市民委員会中間報告について                         9月5日    石 橋 幸 男  (1) 山の暮らし再生推進室について  (2) 山古志地域の復旧・復興について                         9月5日    関   正 史 2 陳情書の受理について   今定例会までに受理した陳情書は、5件でありまして、お手元に配付した文書表のとおりであります。 3 監査報告書の受領について   出納検査結果報告書1件を市監査委員から受領いたしました。なお、その写しはお手元に配付のとおりであります。 4 市議会議長会の報告について   市議会議長会の会議結果については、お手元に配付した報告書のとおりであります。          ────────────※───────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                        長岡市議会議長  大 地 正 幸                        長岡市議会議員  諸 橋 虎 雄                        長岡市議会議員  古川原 直 人...