小熊財政課長 吉田管財課長
桜井防災政策担当課長 金子危機対策担当課長
関地域プロジェクト担当課長 五十嵐市民協働課長
吉田福祉総務課長 里村
環境政策課長
高頭都市政策課長 近藤交通政策担当課長
松木土木政策調整課長 石黒道路管理課長
金澤教育長 安達教育部長
水島子ども未来部長 水島教育総務課長
佐山学校教育課長 恩田保育課長
大野水道局長 高野水道局次長
高坂消防長 佐々木警防課長
────────※────────
〇職務のため出席した
事務局職員
小池事務局長 青柳課長
宮島課長補佐 木村議事係長
────────※────────
○
酒井正春 委員長 これより会議を開きます。
────────※────────
○
酒井正春 委員長 なお、
報道関係者から写真撮影の申出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
また、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
委員外議員の傍聴は自粛し、
インターネット中継を視聴していただいております。
────────※────────
1 令和4年度長岡市
道路除雪計画の概要について
○
酒井正春 委員長 本件を議題といたします。
(
中川土木部長)〔資料№1にて説明〕
○
酒井正春 委員長 質疑、意見はありませんか。
◆
深見太朗 委員 質問というか、お願いになるのですが、今ほど
土木部長の説明にもあったとおり、今冬はちょっと降雪が多いというような予報も出ているようです。特に近年は、短期間でどかっと降るような降雪状況が見受けられますので、速やかな
ロータリ除雪車の出動と、また降雪に伴った雪捨場の開設をぜひとも早めに準備して、いつでも開設できるようにしていただきたいと思いますので、お願いいたします。
◆
五十嵐良一 委員 何点かお伺いしたいと思います。
今深見委員や
土木部長も言われましたけど、どうも今冬は大雪になるような感じです。過去には、平成28年1月の大雪時に中越大渋滞というものがあったわけです。こういったことは二度とあってはならないことで、国や県はいろんな対応をされているようです。そういった意味で、1ページの除雪の協力体制の(1)にも書かれていますが、
道路管理者間にどのような連携体制があるのか、少しお伺いしたいと思います。
◎松木
土木政策調整課長 平成28年1月の中越大渋滞の経験を踏まえまして、
道路管理者間で連携を深めております。市では、平成28年の渋滞の教訓を踏まえまして、各
道路管理者間で除雪の相互支援や情報の共有が円滑に進められるように、当市と国・県、
ネクスコ東日本、警察などで構成する長岡圏域冬期
道路交通確保連携会議によって連携を強化し、気象情報や交通規制に関する情報をリアルタイムで共有して、市民の皆様に速やかに情報発信を行うこととしております。また、大雪により大規模な車両滞留の発生が懸念される場合には
情報連絡本部を立ち上げまして、一元的に情報を収集・発信し、管理者間で調整、協議を行うこととしております。今年も本格的な冬の到来を控え、来週には連携会議を開催いたしまして連携体制を再確認するほか、月末には
情報伝達訓練も実施する予定でございます。市としましても、
道路管理者間の連携は重要と認識しておりますので、しっかりと連携を図り、対応していきたいと考えております。
◆
五十嵐良一 委員 本当に横のつながりは大切だと思います。ぜひ連絡を密にして対応していただければと思います。
もう1点、気象状況の把握について、最近精度が非常に上がっています。本当に時間単位で、場所まで出ているようであります。そういった意味で、中越大渋滞のときにはそういう情報もなかった。どこに行けばいいのか分からず、動きが取れなくなってしまった。今回、高速道路をすぐに閉鎖するとか、いろんなことがされるようですけれども、こういった交通情報や気象状況を事前に市民に周知し、交通渋滞を防ぐような、あるいは時間差ですとか、いろんな考え方があると思うのですが、こういった周知についてどのようにお考えなのかお伺いします。
◎松木
土木政策調整課長 今おっしゃられたように、市民の皆様への周知が大事だと考えております。市のほうでは、高速道路と国道において
同時通行止めが予測される場合、また気象情報などと併せて幹線道路で通行規制が発生した場合には
道路管理者間で情報を共有いたしまして、各管理者間での
道路情報板や
ホームページ、SNSなど様々なツールを活用しまして、市民の皆様によく周知してまいりたいと思います。また、交通障害の発生を未然に防ぐためには、大雪の際の不要不急の外出を控えていただくことも重要でございますので、市内部の関係部局と情報共有を行いまして、ポスターの掲示や
ホームページ、
公式SNSなどで繰り返しの呼びかけを行う予定でございます。
昨冬の取組で申し上げますと、国や
ネクスコ東日本では
テレビCMや新聞広告といった広域的な周知をしておりますし、市のほうでは
公式LINEや
ポスター掲示などでそれぞれ直接市民の皆様へ周知しております。先ほどの連携会議がございますので、それぞれの役割をまた再度確認いたしまして、市内部の関係部局とも十分に連携を図りながら、効果的な情報発信をしていきたいと考えております。
◆
五十嵐良一 委員 本当に情報が大事ですので、そういった点は十分市民に周知していただければなと思います。
もう1点、どうも最近
新型コロナウイルスの感染がかなり拡大しているようです。さらに、インフルエンザも今もう出始めているという状況になっています。なおかつ大雪という情報。さらに、近年では震源地が三重県なのに、なぜか茨城県で震度4の地震、さらに石川県の能登半島でも震度4の地震が発生しています。今冬は、非常にいろいろな意味で
危機管理が問われるような気がいたします。
オペレーターの確保が難しくなったときに、どのような対応をするのか、どのような
危機管理をするのかをお伺いしたいと思います。
◎石黒
道路管理課長 今委員のおっしゃるとおり、今年いろいろなものが重なって
オペレーターの管理というのもまた重要になってくると思います。私どもとしましては、重要な路線につきましてはその路線が除雪できなくなった場合は別の業者が来るとか、そういった対応策を
除雪協力隊と十分話をしております。各社で対応できる場合もございますけれども、そうでない場合は今ほど言ったように
除雪協力隊とちゃんと連携を取って交通の確保を図っていくというふうに考えております。
◆
五十嵐良一 委員 感染がかなり広がってしまったときに、
オペレーターを集められるのかという点です。問題は、幹線道路の除雪がもちろん優先されます。そうすると、
一般生活道路というのは後回しになってくるわけです。もし何か病気が出たとき、あるいは
新型ウイルスも含めてですけれども、市民のところへ救急車が行かなきゃいけないわけですよね。そういったときに、
市民生活に影響が出てくることが懸念されます。そういった場合について、どのような
危機管理を持って長岡市は取り組んでいくのか、その点をお伺いしたいと思います。
◎中川
土木部長 業者とも去年からいろいろ相談しているのですが、まず
新型コロナの対策につきましては複数の班体制をつくって、全員が
クラスターにならないような体制を整えるように今しております。ですので、1つの班がかかったとしても2つの班は応援に回れるとか、会社の中でもそういうふうな工夫をしてもらっていますし、社内では除菌とか手洗いを励行するようにしてお願いをしております。あと、今ほど委員がおっしゃった
万が一会社全体がという話もありますけれども、そういった場合には近くの会社とか、除雪が滞らないように応援体制を整えながら強化したいと考えております。
◆
五十嵐良一 委員 そういったことになると、人手が足らなくなってくるという前提ですよね。そうすると、一部の方々に非常にしわ寄せが来る。また、長岡市の職員もパトロールをしなきゃならない。そういった様々な対応も含めて、当然負荷がかかって大変なことになってしまうのではないかと懸念するんです。そこに働く人たちがいて、そして除雪ができ、そして
市民生活ができるわけであって、そういったことも含めてそれでいいのかなと非常に疑問に思うのですが、その点はどうでしょうか。そういった
オペレーターをはじめ、職員の過重労働について伺います。
◎石黒
道路管理課長 大雪が降ると、確かに市の職員も当番で夜に泊まりをしております。今当番制を組んでおりますので、一日中続けて働くということはそうありませんけれども、確かに
市民生活を支える上で市の職員もやっぱりそういう苦労は出てくると思います。それは土木部全体の中で職員の連携を図って対応していきたいと思いますので、そういった過重労働にならないような対策を部の中できちっと取っていきたいというふうに考えております。
◆
五十嵐良一 委員 懸念事項は非常に多くあるのですが、ぜひ
オペレーターの方々、市の職員も含めてちゃんと健康に留意されて、今冬の除雪対策をよろしくお願いしたいと思います。
○
酒井正春 委員長 本件は、この程度にとどめます。
────────※────────
午前10時19分休憩
─────────────────
午前10時21分開議
────────※────────
2
自主防災会の在り方に関する中間報告(案)について
○
酒井正春 委員長 本日は、これまで委員間で協議を行ってきた
自主防災会の在り方に関する
中間報告案について説明し、取りまとめを行いますので、よろしくお願いいたします。資料№2をご覧ください。それでは、委員の皆様から
中間報告案を順に朗読していただきます。
◆
深見太朗 委員 はじめに。
災害大国と呼ばれる日本では、地震や風水害、土砂災害など多岐にわたる災害が各地で頻発しており、当市でも平成16年の7・13水害や中越地震、平成19年の
中越沖地震、平成23年の新潟・福島豪雨、そして令和元年の台風第19号による浸水被害などの災害が発生し、その都度
市民生活は大きな被害を受けてきた。
こうした状況を受け、国や自治体をあげて災害対策を強化する取組が行われているが、行政の対応のみでは限界があり、地域における自助・共助の必要性が求められて久しい。
一方で、各地域では
自主防災活動において様々な課題を抱え、地域によっては活動状況に温度差があるとの声も聞かれる。
以上の観点から、当委員会では、昨年10月から
自主防災会の在り方について協議を重ね、理事者から現状説明を受けるとともに、
中越市民防災安全士会や各地域の
自主防災会長と
意見交換を重ね、活動の実情や課題などを確認してきた。
そして、様々な視点からの意見を基に、
自主防災会の活動を活発にするにはどのような取組が必要かといったことについて、委員会として意見集約したものである。
よって、これまでの当委員会における調査・検討の成果をここに提案する。
◆杵渕俊久 委員
自主防災会の在り方に関する提言。
1、日常的な
コミュニケーションの促進について。
自主防災会長の
意見交換の中で、
地域住民の
自主防災活動への関心が薄く、参加に消極的だという課題が示された。この点については、今回話を伺った地域に限らず全市域的な課題と思われるが、特に都市部ほど顕著になる傾向が見られる。
有事の際に地域内で助け合う共助の意識は、互いに顔の見える間柄でこそ醸成されていくと考える。委員間の協議で出された事例として、中越地震の際に
自主防災会組織がないにもかかわらず
避難所運営がスムーズな町内があったが、常日頃から地域内の
コミュニケーションが活発なところだったという話があった。この点から考えても、いかに常日頃から
地域住民同士の
コミュニケーションを深めていくことが重要であるかが分かる。
今回の
自主防災会長との
意見交換では、そのための工夫として、地域の花見や納涼会と
防災訓練を抱き合わせで行う「ながら防災」や、避難先までの
ルート確認を兼ねた
防災ウォークイベントの実施などが報告されたが、このような住民が参加しやすい企画を提案していくことは、
自主防災活動の活性化にとって大変有効だと思われる。そして何より、こうした事例が具体的な手法とともに市内の
自主防災組織全体で情報共有されることこそ、活動の底上げに欠かせない点であり、そのためには共有の仕組みや機会を提供するなど、行政による支援が必要と考える。
一方で、
コロナ禍における活動の難しさも課題として上がっていたが、
中越市民防災安全士会長の講演にあったように、
コロナ禍においても
完全休眠状態にせず、
地域住民に対して発信し続け、存在感を示していくことが今後の活動のためにも重要となると考える。
◆
長谷川一作 委員 2、
近隣自主防災会同士の連携について。
前項で述べたように、各地域での取組の工夫を情報共有することが全体の活性化につながると考えるが、
中越市民防災安全士会長から紹介があったように、
自主防災活動について「何をすればよいかわからない」という声が少なからず上がっているのが現状である。
また、
自主防災活動は地域によって温度差が大きく、研修会で先進的な事例が紹介されても「自分たちの地域で取り入れてみよう」という気持ちにまで至らないことが十分考えられる。さらに、市域の広い当市においては、想定される災害についても山間部での土砂災害や河川流域での水害、沿岸部での津波など、地域によって大きな違いがあり、画一的な
防災訓練の内容など参考にならない可能性もある。
そのため、例えば小学校区や
連合町内会単位、地域性の似通った集落同士など、近隣の
自主防災会同士の交流や
意見交換の場を設けることが、活性化への第一歩として有効ではないかと考える。
そうした交流の中で、地域性に沿った活動を見つけて取り組む、他地域の役員にアドバイザーとして協力を仰ぐ、あるいは1つの地域では難しくても地域間の合同で実施できることを探るなど、様々な可能性が考えられ、活動の
マンネリ化解消や
地域住民の
モチベーション向上にもつながっていくものと思われる。
さらに、地域間の交流が進むことで、発災時の避難先や避難経路、行動の手順などを日頃から具体的に検討していくことも可能となり、
近隣同士ならではの連携効果も期待できる。そして、こうした連携を進める上では、やはり行政が地域に働きかけた上で個別に相談に乗って調整するなどの積極的な取組が欠かせないと考える。
◆関貴志 委員 3、
役員体制の整備と人材育成について。
人材不足による役員の高齢化や固定化の問題も各地域で大きな課題となっている。世代交代できないことは、活動の
マンネリ化や役員自身の
モチベーション低下を引き起こすとともに、役員と
地域住民との
防災意識の格差拡大や、役員の孤立にもつながる懸念がある。
一方で、1年で交代するなど役員任期が短く、活動のノウハウの引き継ぎが難しいといった課題も見られ、地域での
自主防災活動の難しさの要因の1つとなっている。
このような
役員体制に関する課題については、地域における
防災リーダー育成のための支援が有効と考える。
防災知識を身につけ、どのように活動していけばよいかを学ぶことで、
自主防災活動の重要性を認識するとともに、地域での活動をリードしていくことができる人材となることができる。そして、そうした人材を増やしていくことが、
自主防災活動の存続には必要と考えるからである。
そのためには、まずは
中越市民防災安全大学の更なる充実を検討すべきと考える。受講機会の拡大や経費補助の拡充等により、1人でも多くの市民から受講してもらうことで、
防災リーダーとなり得る人材を育成し、
役員体制の整備につながることができると思われる。その際、行政は関連団体に対して、事業の充実を図れるよう財政面をはじめとした支援を積極的に行うことが必要である。
◆
五十嵐良一 委員 4、多団体との連携について。
役員だけでなく、地域全体が高齢化している場合など、
自主防災会だけでの活動に限界があるとの声も上がっている。
また、避難行動要支援者の把握や対応に当たっても、地域によって状況は異なるものの、個人情報の取扱いの問題から対応が進まない地域もあるとのことである。
このように、
自主防災会だけでは活動に行き詰まる場合には、他団体との連携が何より重要となる。
例えば、避難行動要支援者への対応については、
民生委員との連携が欠かせないものであり、
自主防災会の役員に
民生委員を加えるというような工夫をしている地域もある。また、地域内に福祉施設がある場合、例えば合同で避難訓練を行ったり、福祉施設の
避難訓練に
地域住民が参加したりというように、日頃から
コミュニケーションをとって連携を深めていくことが何より有効である。
防災活動という面では、地域の消防団と緊密に連携している地域もあり、専門性を持つ組織との連携が欠かせないと考える。
さらに、活動が低調な傾向にある
自主防災会については、
中越防災安全推進機構や
中越市民防災安全士会など、専門団体からアドバイスを受けることによって、地域における
防災知識を深め、活動を軌道に乗せていくことにつながるものと思われる。
いずれにしても、役員間で課題を洗い出し、必要に応じて他団体へ積極的に連携を求めていくことが重要と思われる。
○
酒井正春 委員長 まとめ。
当市における
自主防災活動の諸課題は、これまで述べてきたように多岐にわたっているが、一貫して最も重要となるのは、地域内外で日頃からいかに
コミュニケーションを図るかという点である。
もちろん、住民の中には地域との交流を望まない人もいることや、
コロナ禍により交流機会の確保が難しいことなどから一概には進められないものの、円滑な
コミュニケーションこそが、住民の
防災意識の向上や人材育成、ノウハウの共有につながる礎となると考える。
自主防災会はあくまで
地域住民の自発的な組織であり、その活動については地域の実情に応じて個々に工夫しながら取り組むことが基本ではあるが、団体間の連携や活動事例の情報共有、人材育成の推進に当たっては、行政からの働きかけが重要と思われるため、
仕組みづくりや相談体制の整備など積極的な対応が期待される。
特に、近隣の
自主防災会同士での連携効果は大きなメリットがあると考えるため、例えば
モデル地域を選定し、市の
緊急避難場所開設運営訓練等に合わせて
意見交換の機会を設けるなど、行政から試行的な取組として働きかけることは、今後の方向性の1つとして検討していくべきと考える。
いずれにしても、行政が関連団体と十分に連携を図りながら、市内部においても防災と福祉など関係部間が緊密に連携し、包括的な取組を積極的に実施していくべきと考える。
皆さん、ありがとうございました。今読み上げていただきましたこの文書を、昨年10月から始めて今日こうやってまとめることができました。委員の皆様の御協力、また理事者の協力もありました。その中でこれをまとめたことに関しまして、委員の皆様から一言ずつ感想もしくはどこか力点の部分がありましたら発言を頂きたいと思いますので、随時私のほうから指名させていただきますのでお願いします。
◆
深見太朗 委員 このたびいろんな地域の
自主防災会のお話を聞かせていただきました。その中で、課題やそれぞれの考え方などが地域それぞれで違うんだなと思い、本当に1つにまとめることができないというのが正直な感想です。また、地域の場所等々によっては想定される災害が水害であったり、地震であったりと、またそういったところも違いが出てきているので、これを1つにまとめるのはなかなか大変だろうなという思いもありました。あと、各町内の中でも温度差があるという点を課題に挙げていられる
自主防災会もやはり多くありました。
ただ、今後災害に対応していくためには、この
自主防災会がしっかりと機能することが今後の自助、公助、共助の発展につながっていくと思いましたので、私は今まで自分の地域の
自主防災会の動きしか分かりませんでしたが、今回この
特別委員会を経ていろんな地域の取組などを知れたので、それを持ち帰りながら
自主防災会が今後しっかりと活動できるように協力していけたらと思いました。今回の
特別委員会は非常に参考になりまして、本当にありがとうございました。
◆杵渕俊久 委員 この提言にうたわれていることが全てでありますけれども、私が感じたことを少しお話ししたいと思います。
長岡市は合併前からそうですけれども、全ての地域があのとき、平成16年の大水害、それから
中越大震災、その後の
中越沖地震、あるいはその後の台風とか集中豪雨の影響を受けて、そのたびに立ち直ってきたといいますか、それこそ今ほど来話がありましたように、地域のコミュニティ、自助、共助が非常に大切なんだなということを今回議論するに当たって感じてきました。
いずれにしても、長岡市が今後地域の1つの誇りといいますか、こういう
自主防災会が充実しているんだよ、だから住みやすいところで安全だよ、
子どもたちを育てやすいよということにつながればいいのかなと、そんなふうに考えております。いずれにしても、今回の議論の中で私もしっかりと勉強させていただきました。ありがとうございました。
◆
長谷川一作 委員 私の場合は、先ほど杵渕委員が言われた平成16年の豪雨災害のとき、自分の家や作業場とかが全部やられて、その後毎日20人ぐらいから、誰かも分からない人がみんな来るんです。お昼とかを用意しなきゃいけないけど、2週間ぐらい泥出しから全部やっていただきました。自分の家が潜っていたので、どういう人が来てくれたのかも分からないのですが、おかげさまで助かりました。その後、うちの父はそういうのを気にしたせいか、その秋に心筋梗塞で亡くなりました。そういう面もあったり、やっぱり仕事も助けてもらって、これが
自主防災なのかなと、私が今回いろんな地域の人からそういう話を聞いたりして、みんながやってくれたこれが1つの
自主防災会のまとまりから助けてもらったのかなと思いました。給料を払うわけでもないのに、2週間も来てくれたんです。もちろん知らない人は来ないと思うんですけど、そういう面で本当に助かった覚えがありますので、私はよその人が困ったときは行きたいとは思いますけれども、じゃあ実際に周りの家も一緒に水に潜っていると自分たちの班だけでは難しいです。やっぱり世間の何の被害もない人が来てくれないと何にもならないわけですから、ぜひまたこの
自主防災会という1つの塊をつくっていただいて、皆さんのところにも応援へ行けたら行けるように努力する会になっていただければありがたいなと、今回はそう思いました。ありがとうございました。
◆関貴志 委員 近年の災害状況から地域の防災力の向上、そしてその中における
自主防災会の活性化というのは全国的に大きな課題になっていると認識しております。しかしながら、この自主防の活性化、充実というのは全国的に見ても特効薬とか決定打を打ち出すのはなかなか難しい状況であるとも認識しているところであります。それは、本市においても恐らく状況としてはそんなに変わらないのではないかと思っているところですけれども、今ほど取りまとめた中間報告は、そういった状況の中でも今考え得る当市としての対策を本委員会として取りまとめましたので、ぜひこれを参考にして長岡市の
自主防災組織のより一層の活性化を皆様方から図っていただきますようお願い申し上げまして、意見、要望とさせていただきます。
◆
五十嵐良一 委員 先般私の地域で
防災訓練を行いました。それで、集まってくるのは高齢者が多いわけで、その中でどうやって地域を守っていくのかが非常に大きな課題といいますか、宿題を背負ってしまいました。そういった中で、先ほども除雪の関係でしたけれども、
危機管理についてどう思うか問うたのですが、
危機管理防災本部からの御回答はなかったような気がいたします。やはり住民もそうですけれども、
中越防災安全推進機構あるいは
中越市民防災安全士会、それから消防団等々の諸団体があるわけですが、そこを統括し、きっちりとリスク管理と
危機管理を考えていくのは、私は市の
危機管理防災本部が中心となった形に持っていくべきだと思います。今後、
市民生活の安全のために、ぜひ市のほうも考えていっていただきたいと思います。
○
酒井正春 委員長 委員の皆さん、ありがとうございました。
私も一言だけ申し上げさせていただくと、皆さんと
特別委員会や委員協議会を重ねた中で、ようやくこうやってまとめることができました。本当に内容的には我々の思うものが全部含まれているかと思います。災害は忘れた頃にやってくるという言葉があります。まさしく常日頃の準備や心がけというものが大切なんだろうと思います。ですから、私の住む地域には川がないからいいやとか、私のところには山がないからいいやとか、そういうことではなくて、全体的な地形を見ながらいろんな災害に合わせて、また人的災害もいっぱい起こるということもあるわけですから、いろんな意味を含めて市の皆様からこれからもよろしくお願いしたいと思いますので、ぜひこの中間報告を真摯に受けとめていただいて、取り組んでいただきたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。
それでは、委員の皆さんから今御発言いただきましたが、この
中間報告案で12月定例会の最終本会議で中間報告を行いたいと思いますけれども、皆さん御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕