三条市議会 2020-09-25
令和 2年第 4回定例会(第6号 9月25日)
佐藤宗司さんのいない中で本日第4回定例会の最終日を迎えることは、大変寂しい限りであります。
御遺族の皆様方に心からお悔やみ申し上げ、御冥福をお祈りし、追悼の言葉といたします。
令和2年9月25日、
三条市議会議員、
武石栄二。
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○議長(
佐藤和雄君) この際、議長より申し上げます。
故
佐藤宗司さんの御冥福をお祈りするとともに、謹んで哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思いますので、全員の御起立をお願いいたします。
〔総員起立〕
○議長(
佐藤和雄君) 黙祷始め。
〔黙 祷〕
○議長(
佐藤和雄君) 黙祷を終わります。
ありがとうございました。御着席ください。
〔総員着席〕
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○議長(
佐藤和雄君) これより議事に入ります。
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◎日程第1. 報 告
○議長(
佐藤和雄君) 日程第1、報告。
報告の最初は、市長退職の申出についてであります。先刻、國定勇人市長から、
地方自治法第145条の規定に基づき、退職の申出がありましたので、報告いたします。
次は、お手元に配付済みのとおり、議会の委任による専決処分の報告の提出がありましたので、報告いたします。
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◎日程第2. 議第1号から議第18号
報第1号
認定第1号及び認定第2号
請願第10号から請願第13号
以上25件一括上程
○議長(
佐藤和雄君) 日程第2、議第1号から議第18号、報第1号、認定第1号及び認定第2号、請願第10号から請願第13号の以上25件一括議題といたします。
これより
委員長報告を行います。
お諮りいたします。
決算審査特別委員長の報告につきましては、会議規則第39条第3項の規定により、省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、
決算審査特別委員長の報告は省略することに決定いたしました。
それでは、報告の順序は、市民福祉、
経済建設、
総務文教常任委員長の順に行います。
また、
委員長報告に対する質疑は、各
委員長報告の都度行うことといたします。
――
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○議長(
佐藤和雄君) 最初に、
市民福祉常任委員長の報告をお願いいたします。14番。
〔登壇〕
○14番(名古屋豊君) それでは、
市民福祉常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果から申し上げます。
議第1号、議第2号、議第3号及び議第4号の以上4件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
議第6号、議第7号、議第8号及び議第9号の以上4件については、
全員異議なく同意すべきものと決定。
議第13号、議第14号及び議第15号の以上3件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第1号 三条市
大崎会館条例の制定についてでは、
営利目的で使用する場合は10倍の金額の利用料金を徴収するとのことであるが、
近隣市町村の状況はどうか、と質疑があり、県内では阿賀野市が通常の利用料金の5倍または10倍の額と定めており、全国的には1.5倍から10倍の範囲で定められている、三条市では、新
経営戦略プログラムにおいて、営利または営業を目的とする使用は使用料の10倍の額を徴収することとしていたことから、それに準じて10倍と定めた、と答弁がありました。
また、営利または営業目的とは具体的にどのようなことを指すのか、と質疑があり、商品を販売または宣伝する行為は
営利目的として取り扱うが、講演会や
コンサート等で入場料を徴収したり、主たる事業に併せて関連書籍やCD等を販売したりする行為については、チャリティーや
採算度外視で参加者の利便に資するために行う場合もあるので、申請の内容を確認するなどして判断していきたい、と答弁がありました。
次に、議第2号 三条市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてでは、今回の条例改正の背景には
主任ケアマネージャーの確保が難しいことが挙げられると思うが、三条市の実態はどうか、と質疑があり、三条市の事業所では
主任ケアマネージャーの数は充足しているが、全国的には確保が困難な状況が見受けられることから、国が基準を改正したものである、と答弁がありました。
次に、議第3号 三条市
公民館条例の一部改正についてでは、
営利目的での使用においては、催眠商法のような業者からの申込みもあるかもしれない、どのように対応するのか、と質疑があり、申請時に判断するとともに、必要に応じて実際にどのようなことを行っているのか、職員が直接確認する、と答弁がありました。
次に、
図書館等複合施設建設工事請負契約に関する議第6号から議第9号についてでは、ステージえんがわと
図書館等複合施設はイメージが違うような気がするが、設計する際に検討はあったのか、と質疑があり、設計者からは、実際にまちなかを歩き、ステージえんがわやまちの雰囲気を感じ取った上で設計したと聞いている、との答弁がありました。
また、融雪装置は屋根全体にはついていないようだが、落雪や積雪への対応はどう考えているのか、と質疑があり、駐車場との間に緩衝帯を設置し、また融雪状態の点検を行う、と答弁がありました。
最後に、議第13号 令和2年度三条市
一般会計補正予算についてであります。歳出、第10
款教育費の
スポーツ大会運営委託料についてでは、今年度の
元旦マラソン大会の規模や運営はどうするのか、と質疑があり、昨年度と同様に開催する予定であるが、開会式の規模の縮小や簡素化を考えているほか、受付を省略するために
ゼッケン等の事前郵送を予定している、それ以外の細かなことについては
運営委託会社とも相談していきたい、と答弁がありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
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○議長(
佐藤和雄君) これより
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) 次に、
経済建設常任委員長の報告をお願いいたします。4番。
〔登壇〕
○4番(野嵜久雄君) それでは、ただいまから
経済建設常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果を報告いたします。
議第5号、議第13号及び議第16号から議第18号の以上5件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
報第1号については、
全員異議なく承認すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第13号 令和2年度三条市
一般会計補正予算であります。
新型コロナウイルス感染症対応企業支援事業費について、
官民合同プロジェクト事業の委託先はどこか、との質疑に対し、ブランディングや
製造コーディネートを得意とする
株式会社MGNETへの委託を想定しており、プラットフォームの運営から最終的な製品化のサポートまで一貫して行ってもらうことを見込んでいる、との答弁がありました。
また、
企業経営状況調査の調査先の選定基準は何か、との質疑に対し、今回の調査の
対象事業所については、調査前の各企業への
ヒアリングや
商工会議所、商工会、組合団体などへの
ヒアリングをした上で、企業数も含め、業種ごとに選定した、との答弁がありました。
観光事業費について、フライフィッシングイベントの開催期間を1日延長することに伴う必要な事業への補助金ということであるが、260万円という額は多いのではないか、との質疑に対し、本イベントについては、当初予算では1日開催として、ほぼ同額の執行を考えていたが、今回1日増やして2日間に開催期間を延長するものであり、それに関する費用を計上している、また全国のフライフィッシングの釣り業者から八木ヶ鼻の
キャンプ場に30店舗ほど集まっていただき、購買やイベント、釣りの体験も行うもので、それらの広報費用も含めている、との答弁がありました。
次に、議第16号 令和2年度三条市
下水道事業会計補正予算(第1号)であります。
西大崎雨水調整池用地及び
下坂井雨水調整池用地について、貯水量はどのくらいを見ているのか、との質疑に対し、具体の貯水量は現段階ではお示しできないが、
既存幹線水路の負担を下げ、浸水軽減につながる規模を検討しているところである、との答弁がありました。
次に、議第18号 令和2年度三条市
一般会計補正予算であります。
新型コロナウイルス感染症対応企業支援事業費の
PCR検査費用助成金について、
商工会議所から
PCR検査に対する助成の要望が出ているということであるが、規模や件数は会議所の会員を前提に算定したのか、との質疑に対し、規模については、要望をいただいた後に
商工会議所と協議させていただいた、それと並行して、三条市の製造業や卸売業の
法人事業数をベースにしながら、
事業所ごとの従業員の規模別に、対象期間でどの程度の出張などが見込まれるかというところの数字をにらみながら相談、協議し、算出させていただいた、との答弁がありました。
また、この申請の窓口はどこになるのか、との質疑に対し、窓口は商工課で行う予定である、との答弁がありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
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○議長(
佐藤和雄君) これより
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 最後に、
総務文教常任委員長の報告をお願いいたします。6番。
〔登壇〕
○6番(酒井 健君) ただいまから
総務文教常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果を報告いたします。
議第10号から議第12号の以上3件については、いずれも
全員異議なく同意すべきものと決定。
議第13号及び議第18号の以上2件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
報第1号については、
全員異議なく承認すべきものと決定。
請願第10号から請願第12号の以上3件については、
全員異議なく採択すべきものと決定。
請願第13号については、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第10号 動産の取得について及び議第11号 動産の取得についてであります。この動産のおおむねの耐用年数は何十年ぐらい使えるのか、と質疑があり、一般的には10年、20年というような期間が定められているが、実習においては普通の工場のように頻繁に使うものではないことから、30年といったような長きにわたって使っていけるものではないかと考えている、と答弁がありました。
また、リースのほうが最新の機械を導入することができる、検討する余地があるのではないか、と質疑があり、実際
リース期間が切れたときには、その先の入替えで最新の機械を入れやすくなるところもあるが、今回導入する機械については、最新のものを追い求めるよりも、長く使っていくということで、購入により導入する予定である、と答弁がありました。
次に、議第13号 令和2年度三条市
一般会計補正予算であります。歳入の
ふるさと三条応援寄附金について、返礼割合を3割以下に引き下げたことによるその後の状況はどうか、と質疑があり、今年度4月から7月末時点の税務課分の
受入れ状況は、寄附件数が3,325件、寄附金額は7,889万4,000円で、令和元年度同時期と比較すると、寄附件数では2,764件、寄附金額では5,916万円の増加となっている、と答弁がありました。
また、歳出、第4款衛生費では、
乳児健康診査費について、3か月児健診について、
新型コロナウイルス感染症予防対策のため、集団健診から医療機関での個別健診に切り替えたが、3か月児健診だけは特別と考えているのか、と質疑があり、3か月児健診については、特に成長が著しい乳児の発育、発達の確認や
股関節脱臼等の疾病を発見する重要な機会でもあり、この時期に実施する必要があると捉え、実施した、と答弁がありました。
さらに、第10
款教育費では、
スクールバス運行費について、
スクールバス運行業者の収入減の補填について、対応が日数的に間があるようであれば、これだけのものについて手当てしますというような通知を出すことも一つの配慮ではないか、と質疑があり、でき得る限りの対策を取らせていただき、委託業者の安定した運行が営まれるよう努力したい、と答弁がありました。
次に、議第18号 令和2年度三条市
一般会計補正予算であります。歳入の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について、これまでの予算で残った分や三次補正が出てきたときの使い道というのは、今までみたいな新しい事業にも使えるのか、それとも事業の拡充だけに使うものなのか、と質疑があり、
交付限度額について示された範囲内では4,000万円程度の残がある、これから三次交付ということで予定されている部分、それから今まで予算計上させていただいた部分の執行残を見込めるところであり、感染症対応についてはこの交付金をすべからく活用したい、今後は、今までの事業継続の支援補助金をさらに延長ということや、また新たな経済の回復といったような事業に充てることも考えられる、今後の感染症の推移をしっかりと見極めた中で検討したい、と答弁がありました。
また、
新型コロナウイルス感染症対応でこれまで使った一般財源はどの程度になるか、と質疑があり、基本的には交付金の範囲内で今のところは収まっている、今後の感染症の状況に伴い、必要な対策が出てくるならば、一般財源も充当していかなければならないと考えている、と答弁がありました。
以上が主な質疑の内容です。
討論は、請願第13号に対し、賛成の立場からありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
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○議長(
佐藤和雄君) これより
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
最初に、2番、坂井良永さんに発言を許可いたします。2番。
〔登壇〕
○2番(坂井良永君) 日本共産党議員団を代表して、認定第1号 令和元年度決算の認定について、反対の立場で、また請願第13号 消費税率5%以下の引下げを求める請願については、採択すべきものとの立場で討論いたします。
認定第1号 令和元年度決算の認定について、反対理由を申し上げます。歳出、2款総務費、1項1目一般管理費、職員人件費のうち、一般任用職員報酬をはじめとする各款にわたる一般任用職員報酬についてであります。一般任用職員制度は、本来正規職員で行っていた業務を非正規労働者に置き換えたものであり、行政が率先して不安定雇用を進めるものであり、地域経済に与える影響も大きいことから、容認することはできません。
次に、2款総務費の1項7目高等教育機関費のうち、高等教育機関設置準備費についてであります。決算での三条技能創造大学は、令和2年度、三条市立大学へと名称変更があり、8月末予定の設置認可はいまだに下りていない状況です。こうした悪条件の下、入学生の定員確保、難易度の高い大学という見通しは暗く、期待が持てないことから反対いたします。
次に、6款農林水産業費、1項3目農業振興費のうち、農業担い手確保育成事業費、青年就農者育成事業委託料についてであります。この委託料は、価格決定力のある農業者を育成する目的で、県内外の先進農業者に委託料を支払うものです。しかし、研修生は、市内、県内、県外ともに、一人の青年も確保できませんでした。決算では、市内、県内の先進農業者に委託料は支払っていませんが、県外の先進農業者には予算どおり327万円の委託料を支払っています。この県外の先進農家に支払った委託料は、三条市において研修後に就農した青年へのフォロー等が含まれていますが、この新規就農者への価格決定力を育成するという指導、援助は全くできていません。三条市で新規の青年就農者を育成するためには、気候や市場、消費人口の異なる県外での研修よりも、県内や市内で頑張っている先進農家での研修が有効です。しかし、県内、市内の先進農家への研修生が一人も確保できなかったことも問題であり、もっと新規就農者の確保、育成に力を入れるべきでありました。研修生を受け入れていない県外の先進農業者に支払った委託料に反対いたします。
次に、10
款教育費、1項3目教育センター費のうち、さんじょう一番星育成事業についてであります。文化、芸術及びスポーツの育成事業補助金については一定の意義が認められると考えますが、学びのマルシェの内容は本来学校教育が担うべきものであり、公教育が業者に委託して丸投げするようなことをやってはならないと考えます。子供たちの学習について、分かりやすく、さらに伸ばすシステムや環境づくりは、学校教育の中で行われるべきです。よって、さんじょう一番星育成事業の学びのマルシェに反対いたします。
次に、後期高齢者医療
特別会計についてであります。後期高齢者医療制度は、75歳という年齢で加入を区分する保険制度であり、導入されてから12年が経過しました。導入時、多くの批判が出され、国会で強行採決され、成立した経過から、高齢者の保険料負担を軽減する軽減特例が制度化されてきました。しかし、その制度も平成29年度から段階的に廃止されてきています。新潟県の後期高齢者医療制度は、平成30年度、初めて保険料率が引き上げられ、令和元年度は2年目となります。引上げ前の平成29年度と比較すれば、15.7%の増加となっています。後期高齢者医療保険制度の被保険者の多くは、公的年金以外に収入のない方がほとんどです。年金収入が変わらない中、昨年は消費税の増税も行われ、多くの低年金者は保険料の負担が重くのしかかっており、容認することができません。この後期高齢者医療
特別会計は、県の広域連合で保険料が決定されるため、三条市の裁量が働く余地はありませんが、後期高齢者医療制度の廃止を求める立場から、反対いたします。
次に、請願第13号 消費税率5%以下の引下げを求める請願についてであります。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、極度に景気が悪化し、企業の売上げが減少し、失業者も増加しています。今後も中小企業、小規模企業の廃業、倒産が予想され、地域経済の衰退が懸念されます。今、緊急経済対策として、消費税率を5%以下に引き下げることが求められています。消費税減税は、国民の消費購買力を高める景気策となります。戦後最悪の景気後退の特効薬は消費税減税です。世界では、ドイツやイギリス、オーストリアなど、消費税減税を実施しています。消費税減税は、世界の流れとなりつつあります。
新型コロナウイルス感染症対策のため、国の第一次、第二次補正予算総額は57兆円を超え、国家財政も厳しくなっていますが、国債の返済財源は憲法上の応能負担の原則を貫くべきです。国の税収は、低所得者に重い消費税に頼るのではなく、負担能力に応じて、所得税の累進課税強化や法人への超過累進課税等で財源を確保していくべきであります。この消費税減税を求める請願の趣旨は妥当であり、採択すべきものと考えます。
議員各位の御賛同をお願いし、討論を終わります。
――
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○議長(
佐藤和雄君) 次に、20番、久住久俊さんに発言を許可いたします。20番。
〔登壇〕
○20番(久住久俊君) おはようございます。ただいまから、自由クラブを代表いたしまして、今ほど反対討論された認定第1号、
一般会計及び各
特別会計の令和元年度決算の認定については、認定すべきとの立場で、請願については、
委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
まず、決算認定の意義について申し上げますが、例年の決算議会でしばしば申し上げておりますように、議会において既に審議され、成立している歳入歳出予算の執行実績である決算について、その内容を審査した上で、会計関係法令や予算に照らして収入支出が適法かつ正当に行われたか、これを確認するものが決算議会でございます。
したがいまして、反対討論で述べられた
一般会計の一般任用職員報酬、高等教育機関設置準備費、さんじょう一番星育成事業費の学びのマルシェ、そして青年就農者育成事業委託料、そして後期高齢者医療
特別会計について、それぞれ認定に反対する論拠を述べられましたが、本議会で認定を行う決算は、歳入歳出予算として、その趣旨や政策目的などは既に当
三条市議会において審議され、団体意思として妥当なものとして判断し、可決されているわけでありますから、予算で審議された制度や事業に反対だから、決算も反対という論理は成立しないものであり、反対されている項目のいずれにつきましても、予算の趣旨及び目的に沿って適正に執行されているものでありますから、重大な瑕疵が認められない以上、否認する根拠に乏しいと言わざるを得ないものでございます。
今年から新たに反対理由に加えられております青年就農者育成事業についてだけ、簡単に触れさせていただきます。三条市とコンサルティング契約を結んだ久松農園は、三条市との契約に基づき、三条市に対して青年就農者の確保、育成事業の政策全般にわたるアドバイス、営農指導などを行っており、反対意見にありますように新規就農者への指導、育成が全く不十分で、事業目的が達成されていないとの指摘は当たらないものと思います。
後期高齢者医療制度については、制度そのものに反対との理由で決算にも反対とのいつものロジックで述べられておりますけれども、国の制度設計に従属せざるを得ないのが地方自治体の宿命でありますから、制度自体が廃止されない限り、これは従わざるを得ないものと思います。
以上の理由で、令和元年度決算は
一般会計及び各
特別会計について、いずれも認定すべきものと考えます。
請願につきましては、委員会の決定に賛成いたします。
しかしながら、予算執行について1点指摘をさせていただきたいと存じます。
一般会計における歳出の執行率は90.6%であり、翌年度繰越額は約18億円、不用額は36億円となっております。国等の補助金の交付状況により、仕方なく事業を見送ること、または一部しか実施できなかったというようなことにつきましては、年度途中で配分される国の補正予算に係る事業などが年度内に着手または完了できず翌年度に繰り越すなど、やむを得ない理由があることは、それぞれ十分に理解しておりますが、近年、繰越額や未執行額、不用額があまりにも多いのではないかと感じており、毎年決算議会で申し上げてまいりました。
この執行率等の結果については、当初の計画どおりに進められなかった、または予算編成時において事業の内容、金額等の精査が十分でなかったのではないかと、数十年前の市議会であれば厳しく言われているんでありましょうし、今も言われかねないことでございます。
地方公共団体の予算は年度内執行が基本であることを改めて認識され、予算執行の例外であります繰越予算の安易な計上は慎むとともに、より適正かつ的確な予算編成に努めていただくよう申し上げます。
最後に一言申し上げます。令和元年度決算について、
監査委員審査意見書では、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている経済情勢にあって、市税をはじめとする自主財源の大幅な伸びが見込めず、扶助費等の社会保障関係費や公債費などの義務的経費の負担により、財政運営は一段と厳しくなっていくものと考えられると述べられており、総合計画に定める将来都市像の実現に向け各分野の計画を推進するに当たり、引き続き国庫支出金などの歳入の確保を図るとともに、業務の改善、効率化等を進め、健全な財政運営の堅持に努められるよう望むものであると最後に結んでおられます。
私ども自由クラブ全員の思いも
監査委員と同じであり、
新型コロナウイルス感染症の影響により、地域経済の厳しい状況が長期間にわたって続き、基幹的な自主財源である市税収入の減少が想定されるところであります。
令和元年度の決算は、総合計画の策定に併せて作成した財政シミュレーションと比較し、主要な財政指標である財政調整基金残高、実質公債費比率、経常収支比率はそれぞれ若干改善されており、財政運営については一定の評価をするものでありますが、想定内の数字とはいえ、決してよい数字ではないということは言うまでもないところであります。財政調整基金残高は約69億円、5億4,000万円の減少、実質公債費比率は15.7%、0.3ポイント、経常収支比率は95.3%、0.6ポイントの上昇と、ほとんど全ての指標がさらに悪化していることをしっかりと認識していただき、さらなる財政状況の改善に努めていただくことを強く望むものであります。
さらに、財政についての説明の際、今議会ではしばしば、予定どおり数字が悪化しているという表現がありましたが、これは幾ら何でもいかがなものかと思います。このようなデリカシーのない表現は、今後は慎んでいただきたいと存じます。
今後ともに直面する当面の最大の課題である
新型コロナウイルス感染症への対策について、適切に対策を講じていただき、一日も早くこれまでどおりに市民の皆様が生活できるよう、さらに真剣に行政運営に取り組んでいただきますことを最後にお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
全議員の御賛同をお願い申し上げまして、討論を終わります。御清聴感謝申し上げます。
○議長(
佐藤和雄君) 以上で討論を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより採決を行います。
最初に、議第1号から議第5号の以上5件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、議第6号から議第12号の以上7件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも同意であります。いずれも同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも同意することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、議第13号から議第18号の以上6件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、報第1号について採決いたします。
本案に対する
委員長報告は承認であります。承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、認定第1号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員会報告は認定であります。認定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
佐藤和雄君) 起立多数であります。よって、本案は認定することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、認定第2号について採決いたします。
本案に対する委員会報告は認定であります。認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、請願第10号から請願第12号の以上3件一括採決いたします。
本請願に対する
委員長報告はいずれも採択であります。いずれも採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願はいずれも採択することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 最後に、請願第13号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本請願に対する
委員長報告は不採択でありますが、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
佐藤和雄君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。
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―――――――*=*=*=*=*=*―――――――――
◎日程第3. 議第19号 令和2年度三条市
一般会計補正予算
○議長(
佐藤和雄君) 日程第3、議第19号 令和2年度三条市
一般会計補正予算を議題といたします。
提案理由の説明をお願いいたします。副市長。
〔登壇〕
○副市長(若山 裕君) おはようございます。それでは、ただいま御上程をいただきました議第19号令和2年度三条市
一般会計補正予算について説明いたします。
今回の補正予算の追加につきましては、友好都市である中華人民共和国重慶市巴南区が洪水により甚大な被害を受けたことから、見舞金を送るものでございまして、長江流域で豪雨による洪水が発生したことを受け、重慶市巴南区の被害状況等について情報を収集しておりましたが、このたび甚大な被害を受けていることが把握できたことから、追加提案させていただいたものでございます。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ101万1,000円を追加し、補正後の予算の総額を639億6,882万8,000円とさせていただくものでございます。
1ページをお願いいたします。第1表、歳入歳出予算補正の下段の歳出でございます。2款総務費、補正額101万1,000円は、中国の長江流域で発生した洪水により甚大な被害を受けた重慶市巴南区に見舞金を送るものでございます。
次に、上段の歳入、11款地方交付税、補正額101万1,000円は、普通交付税でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(
佐藤和雄君) 午前11時10分まで休憩いたします。
午前10時56分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(
佐藤和雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑を行います。
質疑の通告がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案につきましては委員会付託を省略することに決定いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) これより討論を行います。
討論の通告がありませんので、以上で討論を終了いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) これより採決を行います。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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◎日程第4.
高等教育機関調査特別委員会の定数削減について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第4、
高等教育機関調査特別委員会の定数削減についてを議題といたします。
本件は、
佐藤宗司さんの逝去に伴い、同特別委員会の定数を1人削減するものであります。
お諮りいたします。
現在委員20人をもって構成されております
高等教育機関調査特別委員会につきましては、委員19人をもって構成することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、
高等教育機関調査特別委員会につきましては委員19人をもって構成することに決定いたしました。
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◎日程第5.
議員発案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地
方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確
保を求める意見書の提出について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第5、
議員発案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) 先刻、西川重則さん外3人から
議員発案第2号が、小林誠さん外3人から
議員発案第3号が、野崎正志さん外3人から
議員発案第4号が、久住久俊さん外3人から
議員発案第5号がそれぞれ提出されました。
お諮りいたします。
この際、
議員発案第2号から
議員発案第5号をそれぞれ日程に追加し、議題としたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、
議員発案第2号から
議員発案第5号をそれぞれ日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
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日程第6.
議員発案第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制
度の2分の1復元に係る意見書の提出について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第6、
議員発案第2号 30人以下学級実現、
義務教育費国庫負担制度の2分の1復元に係る意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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◎日程第7.
議員発案第3号
新型コロナウイルス感染症対策の強化、少
人数学級の実現と教員の
抜本的増員を求め
る意見書の提出について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第7、
議員発案第3号
新型コロナウイルス感染症対策の強化、少人数学級の実現と教員の
抜本的増員を求める意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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◎日程第8.
議員発案第4号
コロナ禍における
私立高校生の学びを保障
し私立高校の
教育環境整備を図るため、私
学助成増額・拡充を求める意見書の提出について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第8、
議員発案第4号
コロナ禍における
私立高校生の学びを保障し私立高校の
教育環境整備を図るため、
私学助成増額・拡充を求める意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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◎日程第9.
議員発案第5号
コロナ禍における
私立高校生の学びを保障
し私立高校の
教育環境整備を図るため、私
学助成増額・拡充を求める意見書の提出について
○議長(
佐藤和雄君) 日程第9、
議員発案第5号
コロナ禍における
私立高校生の学びを保障し私立高校の
教育環境整備を図るため、
私学助成増額・拡充を求める意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
佐藤和雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(
佐藤和雄君) 以上で提出事件の全てを議了いたしました。
この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。市長。
〔登壇〕
○市長(國定勇人君) 議長より議員各位に御挨拶させていただく機会を与えていただきました。本当にどうもありがとうございます。
本日の本会議に先立ち、市長職を辞する旨の申出を議長にさせていただきました。私の正式な市長退任日は10月15日となるところでございますが、本議場においては最後の登壇の機会となると思い、少し早いかもしれませんが、退任の挨拶をさせていただきたく存じます。
平成18年11月12日の三条市長就任以来、およそ14年間、議員各位には大変お世話になりました。深く感謝を申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
また、この場をお借りいたしまして、市民の皆様方にも心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
私自身は、一つ一つの政策について、できる限り多くの声を伺った上で、それこそ脳漿を絞り出す思いで考えを巡らし、そのとき考え得る三条市の現在、そして三条市の将来を踏まえた最善の政策判断をしてきたつもりですが、その政策判断により、全ての方々のお気持ちを満たすことはかなわず、複雑な思いをされた方々も少なからずいらっしゃったのではないかと推察しております。
私が行ってきた政策の是非は、まさに今を生きる市民の皆様方が、そして将来の市民が判断されることではありますが、私としては、その都度考え得る限りの最善の選択を取ってきたとはいえ、一つ一つの政策判断の中で、そのような複雑な気持ちを抱かせてしまった市民の皆様方に心から申し訳ない思いでいっぱいであります。
さて、議員各位とは、14年もの長きにわたり、この議場におきまして、様々な議論を積み重ねさせていただきました。私は、この一つ一つの議論の積み重ねこそ、二元代表制の真骨頂であり、地方自治は民主主義の学校と言われるゆえんの体現化そのものであり、三条市政をより豊かで、より奥深いものにしてきたものと確信しております。
思い起こせば、平成23年の3月市議会定例会の最終日、私は、国民健康保険税率の引上げ幅をめぐり、結果的には市長人生で唯一の事実上の議会否決の憂き目に遭いました。私自身にとっては、それこそ様々な要素を勘案し、考えを巡らせた上での最善の引上げ幅だと自負して臨んだ議案でしたので、全会一致での修正案可決は苦い思い出であることには違いがないわけでありますが、それと同時に、3月定例会における議論を通じて、私どもの提案よりも議会側の理屈のほうが理にかなっているのではないかと是認している自分がいたこともまた否めない事実であります。これこそまさに、この議場が二元代表制の舞台装置として今もなお生々しく生き続けている、その証左なのではないでしょうか。私は、この議場が二元代表制の舞台装置として、形骸化せず、生々しくも生き続けていくことこそが、三条市発展の原動力となり、三条市発展の鍵となることを固く信じております。
私は、本日ここに、議場での最後の足跡を残して去るわけでありますが、議員各位がこれまで同様、いや、これまで以上に、このまちの発展のために議論を尽くされることを期待し、私の1度限りの人生の全てをかけようと決心させたこの愛する三条市が、引き続き明るい未来に導かれんことを共にこいねがいながら、退任の挨拶の結びとさせていただきます。
これまで14年の長きにわたり、大変お世話になりました。議員各位の今後ますますの御活躍を心よりお祈り申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
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○議長(
佐藤和雄君) 以上で本日の会議を閉じ、第4回定例会を閉会いたします。
午前11時24分 閉会...