◆15番(
長井由喜雄君) 私は、
請願第5号
物価上昇に見合う
老齢基礎年金等の
改善を求める
請願及び
請願第6号
介護保険制度の
改善を求める
請願書に、賛成の立場で
討論を行います。
請願第5号の
物価上昇に見合う
老齢基礎年金等の
改善を求める
請願は、一般的に退職後の生活を支える中心である
年金制度の下で、
コロナ禍あるいはロシアによるウクライナ侵攻による世界的な物価高騰を背景として、年金生活者が
社会情勢に見合う年金の
支給額の
改善を求めるという純粋な願いに基づく内容です。私たち国民は、憲法25条でうたう健康で文化的な最低限度の生活を営む権利の下に個々の生活をつくっていますが、急激な社会状況の変化は憲法の理念とも隔たりを生んでいるのではないでしょうか。
委員会における
反対討論では、
年金制度が持続可能な制度なのかという疑問があるとの
意見、そして
労働環境整備が優先するという、そういう
意見も述べられましたが、これでは死ぬまで働いて生活をせよというようなものです。もし仮に日本において
年金制度がなくなってしまったら、退職後の高齢世代は生きるための糧を失うことになります。
経済状況の変化に対応するには臨時的な給付が効果的とも述べていらっしゃいましたが、そう述べるのであれば反対者はそういう手だてを国に対して求めていらっしゃるのか。私たち
地方議会は、国民、県民、市民の生活に基づく切実な願いには、それが思想的、宗教的でない限り、その声に寄り添うことが大切なのではないでしょうか。 また、
請願第6号の
介護保険制度の
改善を求める
請願書においては、
請願者からはこれまでも特別養護老人ホームの入所条件が要
介護3以上とされたこと、総合支援
事業の創設により、要支援1、2の人は訪問
介護、デイ
サービスの対象から外される人が生まれること、さらに2018年からは利用料の3割負担導入やヘルパーによる生活援助に届出制が導入されて、事実上の利用回数上限ができるような後退が発生していることなどが紹介されました。同
請願内容は、国によってさらなる利用料の引上げや総合支援
事業に今度は要
介護1、2の人も移行させようとしていること、
介護を受ける大前提となるケアプランの有料化に対して、これはしないでほしいという、
介護保険制度の導入部分を守ってほしいという純粋な願いです。さらに、
介護従事者の成り手が極端に減っている背景として、給与水準があまりに低いこと、さらに
介護保険制度の下で人員配置基準が低く、
介護サービスと労働条件から見てその
改善が必要であることなど、至極もっともな
請願内容です。
委員会における
反対意見を聞くと推測に基づいた内容で、国により制度の検討が終わり、
介護保険制度の懸念される改定がなされてから求めるべきだという
意見がありました。一旦制度が改定されるのを待ってしか
請願できないなどという
意見は、全く理解しかねるものでした。私たち
地方議会においては、住民の生活の中から出される声にはこれに寄り添う立場で耳を傾けることが大切なのではないでしょうか。
市民厚生常任委員会における
議員の賛否は明らかにされましたが、本
定例会最終日において他の
議員の皆さんには両
請願に是非賛成をいただきたくお願いし、本
請願に賛成の
討論といたします。
○
議長(
中山眞二君) ほかに
討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
討論なしと認め、
討論を終結します。 これより
請願第5号及び
請願第6号の2件をそれぞれ採決します。 最初に、
請願第5号
物価上昇に見合う
老齢基礎年金等の
改善を求める
請願を採決します。 採決は、投票システムによる採決とします。 本件について、
委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛成の諸君は賛成のボタンを、採択することに反対の諸君は反対のボタンを押してください。 〔投票システムによる採決〕
○
議長(
中山眞二君) 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) なしと認め、確定します。 〔投票総数19人、賛成5人、反対14人〕
○
議長(
中山眞二君) 採決の結果、投票総数19、賛成5、反対14であります。よって、
請願第5号は不採択と決定しました。 次に、
請願第6号
介護保険制度の
改善を求める
請願書を採決します。 本件について、
委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛成の諸君は賛成のボタンを、採択することに反対の諸君は反対のボタンを押してください。 〔投票システムによる採決〕
○
議長(
中山眞二君) 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) なしと認め、確定します。 〔投票総数19人、賛成5人、反対14人〕
○
議長(
中山眞二君) 採決の結果、投票総数19、賛成5、反対14であります。よって、
請願第6号は不採択と決定しました。
△
日程第3
議案第63号 燕市
監査委員の選任について
○
議長(
中山眞二君)
日程第3
議案第63号 燕市
監査委員の選任についてを議題とします。
当局に提案理由の説明を求めます。
◎市長(鈴木力君) それでは、
議案第63号の燕市
監査委員の選任について、提案理由のご説明を申し上げます。 燕市の
監査委員でありました大久保重孝氏が、健康上の理由により、
令和4年11月30日をもって辞職し、欠員が生じたため、その後任として加藤武氏を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 加藤武氏は、昭和32年3月1日生まれで、現住所は燕市米納津2090番地であります。長く金融機関に勤務され、会計や経営に関して豊富な知識を有しており、
監査委員として適任と存じます。 委員の任期は、
令和5年1月1日から
令和8年12月31日までの4年間となります。 以上、ご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○
議長(
中山眞二君) 説明が終わりました。
質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
質疑なしと認め、
質疑を終結します。 お諮りします。本件については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、本件については
委員会付託を省略することに決定しました。 お諮りします。本件は人事案件ですので、
討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認め、直ちに採決することに決定しました。 これより
議案第63号 燕市
監査委員の選任についてを採決します。 本件は同意することにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、
議案第63号は同意することに決定しました。
△
日程第4
議案第64号
令和4年度燕市
一般会計補正予算(第9号)
○
議長(
中山眞二君) 次に、
日程第4
議案第64号
令和4年度燕市
一般会計補正予算(第9号)を議題とします。
当局に提案理由の説明を求めます。
◎
企画財政部長(春木直幸君) それでは、
議案第64号をお願いいたします。
議案第64号
令和4年度燕市
一般会計補正予算(第9号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 本補正予算は、国補正予算の成立に伴い、妊娠期から出産、子育てまでの伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施する出産・子育て応援
事業及び保育園等送迎バスへの安全装置設置の経費について、補正予算の計上をさせていただくものであります。
令和4年度燕市の
一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億870万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ509億9,099万6,000円とさせていただき、第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。 以上、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
議長(
中山眞二君) 説明が終わりました。
質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
質疑なしと認め、
質疑を終結します。 お諮りします。本件については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、ご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、本件については
委員会付託を省略することに決定しました。 これより
討論に入ります。
討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
討論なしと認めます。
討論を終結します。 これより
議案第64号
令和4年度燕市
一般会計補正予算(第9号)を採決します。 本件は
原案のとおり決定することにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、
議案第64号は
原案のとおり可決されました。
△
日程第5
発議案第7号
燕市議会の
個人情報の保護に関する
条例の制定について
○
議長(
中山眞二君) 次に、
日程第5
発議案第7号
燕市議会の
個人情報の保護に関する
条例の制定についてを議題とします。 提出者より提案理由の説明を求めます。
◆17番(渡邉広宣君) それでは、
発議案第7号
燕市議会の
個人情報の保護に関する
条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。 このたびの
条例の制定は、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、
個人情報の保護に関する法律が
改正され、地方公共団体の
個人情報保護制度については、法律において全国的な共通ルールが直接適用されることとなっております。しかしながら、地方公共団体の議会においては、その共通ルールの対象となっていないため、独自の議会における
個人情報の保護に関する制度を
条例で定める必要があります。 そこで、これを踏まえ、議会における
個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるとともに、議会が保有する
個人情報についての個人の権利を明らかにすることにより、議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護するため、新たに
条例を制定するものであります。 なお、この
条例は、
令和5年4月1日から施行させていただくものであります。 以上申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議員各位にご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
議長(
中山眞二君) 説明が終わりました。 これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
質疑なしと認め、
質疑を終結します。 本件に関しては、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会付託を行いません。 これより
討論に入ります。
討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君)
討論なしと認め、
討論を終結します。 これより
発議案第7号を採決します。 本件は
原案のとおり決定することにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、
発議案第7号は
原案のとおり可決されました。
△
日程第6
議員派遣第2号
議員の派遣について
○
議長(
中山眞二君) 次に、
日程第6
議員派遣第2号
議員の派遣についてを議題とします。 お諮りします。ただいま配信しました資料のとおり、本議会の
議員を派遣することにしたいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、そのとおり
議員を派遣することに決定しました。 なお、ただいま決定しました
議員派遣の内容について、諸般の事情により変更を要する場合は、その取扱いを
議長に一任願いたいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中山眞二君) ご
異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
○
議長(
中山眞二君) 以上で本
定例会に付議された案件は全部議了し、今期
定例会の
日程は全て終了しました。 これをもちまして
令和4年第4回
燕市議会定例会を閉会します。 全員ご起立願います。大変ご苦労さまでした。 午前10時52分 閉会...