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09月29日-07号

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  1. 上越市議会 2005-09-29
    09月29日-07号


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    平成17年  第5回(9月)定例会平成17年第5回上越市議会定例会会議録(7日目)                                 平成17年9月29日(木曜日)出 席 議 員    1番   橋  爪  法  一          2番   山  崎  一  勇    3番   矢  野     学          4番   長  井  英  世    5番   笹  川  栄  一          6番   田  中  吉  男    7番   柳  沢  周  治          8番   小  関  信  夫    9番   小  林  金  吾         10番   武  藤  正  信   11番   内  山  米  六         12番   塚  田  隆  敏   13番   宮  崎  政  国         14番   高  波  勝  也   15番   岩  野  虎  治         16番   高  森     勉   17番   杉  田  勝  典         18番   上  松  和  子   19番   吉  田     侃         20番   田  村  武  男   21番   栗  田  英  明         22番   岩  崎  哲  夫   23番   塚  田  俊  幸         24番   森  田  貞  一   25番   中  村  昭  治         26番   渡  辺     隆   27番   新  井     徹         28番   松  野  義  之   29番   飯  塚  義  隆         30番   滝  沢  逸  男   31番   江  口  修  一         32番   佐  藤     敏   33番   杉  本  敏  宏         34番   樋  口  良  子   35番   石  平  春  彦         36番   古  澤     弘   37番   大  島  武  雄         38番   仲  田  紀  夫   39番   近  藤  彰  治         40番   山  岸  行  則   41番   田  村  恒  夫         42番   本  城  文  夫   43番   水  澤  弘  行         44番   永  島  義  雄   45番   小  林  克  美         46番   早  津  輝  雄   47番   小  林  章  吾         48番   市  川  文  一説明のため出席した者 市    長  木  浦  正  幸       助    役  中  川  周  一 収  入  役  伊  藤     保       教  育  長  小  林  毅  夫 総 務 部 長  三  上  雄  司       財 務 部 長  高  橋  克  尚 企 画・地 域  三  浦  元  二       市民生活部長  笠  原     博 振 興 部 長 都市整備部長  白  石  秀  一       産業観光部長  小  池     衛 農林水産部長  中  村  修  治       健康福祉部長  田  村     博 教 育 部 長  東  條  邦  俊       ガス水道局長  風  間  正  宏 総 務 課 長  市  村  輝  幸       教 育 委員会  細  井  昭  治                          委  員  長 代表監査委員  金  谷  雄  一職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  井  部  博  光       次    長  白  石  行  雄 議 事 係 長  竹  田  和  明       係    長  佐  川  優  子 主    任  上  島  さ お り議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 諸般の報告                                        第3 議案第158号より第353号及び報告第4号、第5号                    第4 議案第354号及び第355号                               第5 同意案第 4号 上越市オンブズパーソンの委嘱について                      諮 問第 5号 人権擁護委員候補者の推薦について                        諮 問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦について                     第6 発議案第12号 道路特定財源に関する意見書の提出について                    発議案第13号 公教育である私立高校を守り発展させるため、私学助成の増額・拡充を求める             意見書の提出について                              発議案第14号 自治体病院の医師確保対策を求める意見書の提出について         本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 諸般の報告                                        第3 議案第158号 平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について               議案第159号 平成16年度上越市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第160号 平成16年度上越市診療所特別会計歳入歳出決算認定について            議案第161号 平成16年度上越市索道事業特別会計歳入歳出決算認定について           議案第162号 平成16年度上越市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第163号 平成16年度上越市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第164号 平成16年度上越市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第165号 平成16年度上越市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第166号 平成16年度上越市地球環境特別会計歳入歳出決算認定について           議案第167号 平成16年度上越市新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認             定について                                   議案第168号 平成16年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第169号 平成16年度上越市住宅団地事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第170号 平成16年度上越市産業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第171号 平成16年度上越市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第172号 平成16年度上越市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第173号 平成16年度上越市病院事業会計決算認定について                 議案第174号 平成16年度上越市ガス事業会計決算認定について                 議案第175号 平成16年度上越市水道事業会計決算認定について                 議案第176号 平成16年度上越市簡易水道事業会計決算認定について               議案第177号 平成16年度上越市工業用水道事業会計決算認定について              議案第178号 平成16年度安塚町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第179号 平成16年度安塚町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第180号 平成16年度安塚町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第181号 平成16年度安塚町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第182号 平成16年度安塚町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第183号 平成16年度安塚町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第184号 平成16年度浦川原村一般会計歳入歳出決算認定について              議案第185号 平成16年度浦川原村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について        議案第186号 平成16年度浦川原村簡易水道特別会計歳入歳出決算認定について          議案第187号 平成16年度浦川原村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について          議案第188号 平成16年度浦川原村霧ケ岳温泉特別会計歳入歳出決算認定について         議案第189号 平成16年度浦川原村公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について         議案第190号 平成16年度浦川原村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について          議案第191号 平成16年度浦川原村住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第192号 平成16年度大島村一般会計歳入歳出決算認定について               議案第193号 平成16年度大島村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第194号 平成16年度大島村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第195号 平成16年度大島村簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第196号 平成16年度大島村大島診療所特別会計歳入歳出決算認定について          議案第197号 平成16年度大島村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第198号 平成16年度牧村一般会計歳入歳出決算認定について                議案第199号 平成16年度牧村国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算認定について      議案第200号 平成16年度牧村国民健康保険特別会計直営診療所施設勘定歳入歳出決算認定             について                                    議案第201号 平成16年度牧村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について            議案第202号 平成16年度牧村簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第203号 平成16年度牧村地域振興事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第204号 平成16年度牧村介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳出決算認定について      議案第205号 平成16年度牧村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について        議案第206号 平成16年度柿崎町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第207号 平成16年度柿崎町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第208号 平成16年度柿崎町国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決算認定             について                                    議案第209号 平成16年度柿崎町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第210号 平成16年度柿崎町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第211号 平成16年度柿崎町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第212号 平成16年度柿崎町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議案第213号 平成16年度柿崎町土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第214号 平成16年度柿崎町簡易水道事業等特別会計歳入歳出決算認定について        議案第215号 平成16年度大潟町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第216号 平成16年度大潟町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第217号 平成16年度大潟町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第218号 平成16年度大潟町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第219号 平成16年度大潟町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議案第220号 平成16年度大潟町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第221号 平成16年度頸城村一般会計歳入歳出決算認定について               議案第222号 平成16年度頸城村国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第223号 平成16年度頸城村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第224号 平成16年度頸城村住宅団地造成事業等特別会計歳入歳出決算認定について      議案第225号 平成16年度頸城村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第226号 平成16年度頸城村下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第227号 平成16年度頸城村自然公園造成事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第228号 平成16年度頸城村介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第229号 平成16年度吉川町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第230号 平成16年度吉川町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第231号 平成16年度吉川町国民健康保険特別会計(施設勘定)歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第232号 平成16年度吉川町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第233号 平成16年度吉川町農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定について         議案第234号 平成16年度吉川町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第235号 平成16年度中郷村一般会計歳入歳出決算認定について               議案第236号 平成16年度中郷村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第237号 平成16年度中郷村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第238号 平成16年度中郷村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第239号 平成16年度中郷村特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                                     議案第240号 平成16年度中郷村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第241号 平成16年度中郷村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第242号 平成16年度板倉町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第243号 平成16年度板倉町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第244号 平成16年度板倉町国民健康保険特別会計(直診勘定)歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第245号 平成16年度板倉町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第246号 平成16年度板倉町工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第247号 平成16年度板倉町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第248号 平成16年度板倉町特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                                     議案第249号 平成16年度板倉町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第250号 平成16年度板倉町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第251号 平成16年度清里村一般会計歳入歳出決算認定について               議案第252号 平成16年度清里村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第253号 平成16年度清里村簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第254号 平成16年度清里村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第255号 平成16年度清里村老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について         議案第256号 平成16年度清里村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第257号 平成16年度清里村観光事業特別会計歳入歳出決算認定について           議案第258号 平成16年度清里村介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第259号 平成16年度三和村一般会計歳入歳出決算認定について               議案第260号 平成16年度三和村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第261号 平成16年度三和村老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第262号 平成16年度三和村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第263号 平成16年度三和村下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第264号 平成16年度三和村三和西部産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第265号 平成16年度三和村三和南部住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算認定につ             いて                                      議案第266号 平成16年度名立町一般会計歳入歳出決算認定について               議案第267号 平成16年度名立町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第268号 平成16年度名立町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議案第269号 平成16年度名立町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について           議案第270号 平成16年度名立町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第271号 平成16年度名立町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第272号 平成16年度名立町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第273号 平成16年度上越地域広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定について        議案第274号 平成16年度上越地域広域行政組合し尿・ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算             認定について                                  議案第275号 平成16年度上越地域広域行政組合上越地方拠点都市地域振興整備基金事業特             別会計歳入歳出決算認定について                         議案第276号 平成16年度頸北斎場施設組合一般会計歳入歳出決算認定について          議案第277号 平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)                  議案第278号 平成17年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)            議案第279号 平成17年度上越市診療所特別会計補正予算(第1号)               議案第280号 平成17年度上越市下水道事業特別会計補正予算(第1号)             議案第281号 平成17年度上越市老人保健特別会計補正予算(第1号)              議案第282号 平成17年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)          議案第283号 平成17年度上越市介護保険特別会計補正予算(第1号)              議案第284号 平成17年度上越市地球環境特別会計補正予算(第1号)              議案第285号 平成17年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)         議案第286号 平成17年度上越市病院事業会計補正予算(第1号)                議案第287号 平成17年度上越市ガス事業会計補正予算(第1号)                議案第288号 平成17年度上越市水道事業会計補正予算(第1号)                議案第289号 平成17年度上越市簡易水道事業会計補正予算(第1号)              議案第290号 上越市大規模開発行為の適正化に関する条例の制定について             議案第291号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について                議案第292号 上越市議会議員及び上越市長の選挙における選挙運動用ポスターの作成の公営             に関する条例の一部改正について                         議案第293号 上越市老人デイサービスセンター条例の一部改正について              議案第294号 上越市吉川地域情報通信施設条例の一部改正について                議案第295号 上越市国民健康保険診療所条例の一部改正について                 議案第296号 上越市水道事業給水条例の一部改正について                    議案第297号 上越市簡易水道事業給水条例の一部改正について                  議案第298号 上越市水道水源保護条例の一部改正について                    議案第299号 上越市安塚やすらぎ荘条例の一部改正について                   議案第300号 上越市農村公園条例の一部改正について                      議案第301号 上越市農村地区多目的集会所条例の一部改正について                議案第302号 上越市認定職業訓練施設条例の全部改正について                  議案第303号 上越市駐車場条例の一部改正について                       議案第304号 上越総合福祉センター条例の一部改正について                   議案第305号 上越市シニアセンター条例の一部改正について                   議案第306号 上越市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について              議案第307号 上越市ゲートボール場条例の一部改正について                   議案第308号 上越市霊園条例の一部改正について                        議案第309号 上越市吉川ゆったりの郷条例の一部改正について                  議案第310号 上越市三和高齢者コミュニティセンターひなた荘条例の一部改正について       議案第311号 上越市ふれあい交流センター条例の一部改正について                議案第312号 上越市海洋フィッシングセンター条例の一部改正について              議案第313号 上越市リフレッシュビレッジ施設条例の一部改正について              議案第314号 上越市市民の森条例の一部改正について                      議案第315号 上越市大島やまざくら条例の一部改正について                   議案第316号 上越市大島大山広場条例の一部改正について                    議案第317号 上越市道の駅よしかわ杜氏の郷条例の一部改正について               議案第318号 上越市吉川緑地等利用施設条例の一部改正について                 議案第319号 上越市板倉そば打ち体験交流施設いたくら亭条例の一部改正について         議案第320号 上越市光ヶ原高原観光総合施設条例の一部改正について               議案第321号 上越市三和ネイチャーリングホテル米本陣条例の一部改正について          議案第322号 上越市三和味の謎蔵条例の一部改正について                    議案第323号 上越市うみてらす名立条例の一部改正について                   議案第324号 上越市大島青空市場条例の一部改正について                    議案第325号 上越市大島農業実習交流センター条例の一部改正について              議案第326号 上越市玄僧ふるさと村条例の一部改正について                   議案第327号 上越市杉野瀬共同利用機械格納施設条例の一部改正について             議案第328号 上越市青少年野外活動施設条例の一部改正について                 議案第329号 上越市大島あさひ荘条例の一部改正について                    議案第330号 上越市柿崎マリンホテルハマナス条例の一部改正について              議案第331号 上越市柿崎ハマナスふれあいセンター条例の一部改正について            議案第332号 上越市大潟健康スポーツプラザ鵜の浜人魚館条例の一部改正について         議案第333号 上越市吉川スカイトピア遊ランド条例の一部改正について              議案第334号 上越市板倉保養センター条例の一部改正について                  議案第335号 上越市頸中林業振興センター条例の一部改正について                議案第336号 上越市ゑしんの里記念館条例の一部改正について                  議案第337号 字の変更について(清里みらい団地第2期造成事業区域)              議案第338号 字の変更について(犀潟駅南土地区画整理事業区域)                議案第339号 字の変更について(上下源入土地区画整理事業区域)                議案第340号 市道路線の廃止について                             議案第341号 市道路線の認定について                             議案第342号 工事請負契約の締結について(大潟浄化センター水処理(電気)設備 工事)     議案第343号 財産の取得について(教育総合センター整備事業用地等)              議案第344号 財産の取得について(関川水辺プラザ整備事業用地)                議案第345号 財産の取得について(八千浦地区周回道路新設事業用地)              議案第346号 財産の取得について(里のこどもの国整備事業用地)                議案第347号 財産の取得について(ロータリー除雪車)                     議案第348号 財産の取得について(ロータリー除雪車)                     議案第349号 財産の取得について(13t級ドーザ除雪車)                   議案第350号 財産の処分について(清里みらい団地第2期造成事業用地)             議案第351号 上越地方広域事務組合規約の変更について                     議案第352号 平成17年度上越市一般会計補正予算(第4号)                  議案第353号 工事請負契約の締結について(大潟浄化センター水処理(機械)設備 工事)     報告第  4号 専決処分した事件の承認について(平成17年度上越市一般会計補正予算(専             第1号))                                    報告第  5号 専決処分した事件の承認について(平成17年度上越市水道事業会計補正予算             (専第1号))                               第4 議案第354号 平成17年度上越市一般会計補正予算(第5号)                  議案第355号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について             第5 同意案第 4号 上越市オンブズパーソンの委嘱について                      諮問第  5号 人権擁護委員候補者の推薦について                        諮問第  6号 人権擁護委員候補者の推薦について                     第6 発議案第12号 道路特定財源に関する意見書の提出について                    発議案第13号 公教育である私立高校を守り発展させるため、私学助成の増額・拡充を求める             意見書の提出について                              発議案第14号 自治体病院の医師確保対策を求める意見書の提出について                   午前10時0分 開議 ○市川文一議長 これより本日の会議を開きます。                        〇 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○市川文一議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において岩崎哲夫議員及び早津輝雄議員を指名いたします。                        〇 △日程第2 諸般の報告 ○市川文一議長 日程第2、諸般の報告をいたします。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会で指定した事項の専決処分について市長から2件の報告がありましたので、議会報告第11号としてお手元に配付のとおり報告いたします。                        〇 △日程第3 議案第158号より第353号及び報告第4号、第5号 ○市川文一議長 日程第3、議案第158号より第353号及び報告第4号、第5号を一括議題といたします。  本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、総務常任委員長の報告を求めます。  45番、小林克美委員長。          〔小 林 克 美 議 員 登 壇〕 ◆45番(小林克美議員) おはようございます。これより総務常任委員長報告を申し上げます。  去る9月1日、本会議において当委員会に付託されました案件につきまして、9月15日、16日、20日と委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり認定、承認、可決すべきものと決しました。以下審査の順序に従い、その概要を申し上げます。  最初に、財務部関係の審査を行いました。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算について、理事者の説明の後、質疑に入り、財政全般について、委員より、各町村の繰越金を財政調整基金に積み増したところと歳計剰余金で残したところがある。繰越金もある程度地域事業費に反映させてほしいと思うがどうかとの質疑に、理事者より、合併協議の過程で剰余金の存在を前提としていないので、取り扱いはまだ検討していないが、手続的に財政調整基金に積んだものと、積まずに持ち込んだものについて色分けがあるとは考えていない。ただ、第2庁舎をつくった経費をだれが負担するかといったことを詰める必要がある。その配分を考えるだけでまた問題となる。どこかで打ち切らないと進まなくなるということもあるので、そこは十分検討していくとの答弁がありました。  また、委員より、財政力指数が0.505まで下がったことは、合併協議の際の議論と差異があるのではないかとの質疑に、理事者より、財政力指数というのは交付税でどれだけ面倒を見てもらっているかという指数であり、合併前から承知していた。合併協議で話題になった記憶はないが、少なくとも旧上越市について0.7くらいあったのが0.5になるというのは十分承知した上で合併を進めてきたとの答弁がありました。  また、委員より、16年度決算で義務的経費が33.4%から38.4%に5ポイント上がっている。具体的にどう削減し、見直しをどう進めていくのかとの質疑に、理事者より、合併に伴って一時期とはいえ、職員がふえたのは事実である。これを適正水準に引き下げ、退職者数に対する採用数を減らすということである。一方で、団塊の世代の退職金がここ数年増大することが予想される。全国的な動きの中で退職手当債も想定されている。財政運営上の話では、資金ショートを起こさないために、いかに資金を回すかという手だてと、そもそもストックベースも含めた財政基盤をどうしていくかということを切り離して議論していきたい。長期的に言えば、定員管理をしっかりして職員の適正規模を図るとともに、事務事業の一層の見直し、公共施設の根本的な見直しを含めて義務的経費の圧縮に努めていきたいとの答弁がありました。  2款1項1目庁舎管理費で、委員より、ESCO事業を導入しているが、現実的にどのくらいの削減になっているかとの質疑に、理事者より、今のところ4月から8月の光熱水費の使用料は把握している。料金の比較で電気料金は30%削減、ガス料金は56%削減、水道料金は17%、光熱水費5カ月のトータルで500万円程度の削減となっているとの答弁がありました。  2款1項6目財政調整基金積立金、減債基金積立金で、委員より、財政調整基金や減債基金の積立金が極めて少ないが、今後どのように運営していくのか。新上越市として最低限必要と考える額はどのくらいかとの質疑に、理事者より、一般的な行財政運営の観点からは少なくとも標準財政規模の5%程度は持つことが必要である。余剰が出れば当然基金に積むが、公会計としては5%を超える範囲で推移させながら、資金ショートしないよう財政運営をしていきたい。減債基金については、できるだけ積み増しし、ある程度の規模になったら繰上償還に回すということも必要である。市債を減らすという考え方の中で整理をしていきたいとの答弁がありました。  2款1項6目春秋会館管理運営費で、委員より、施設の中に坂口博士の資料館が入っているが、ここが適当なのかとの質疑に、理事者より、坂口博士の資料館がどこにあるべきかということも担当部署で調整、検討していると思うが、庁舎管理の立場では当分の間機能維持の観点で整理している。施設の老朽化を見ると、その用途がなくなるのであれば、それぞれそれなりの整理が必要と考えている。坂口謹一郎記念館に集約してはとの話もある。建物に入っているそれぞれの施設については、その趣旨に沿った形で集約できればと考えているとの答弁がありました。  2款1項11目高陽会館管理運営費で、委員より、経費が直営より33.7%削減になっている。経費の削減については、当初予定した想定内なのかとの質疑に、理事者より、平成15年12月議会の際に試算として示した中に、約120万円の削減効果が出るのではないかと試算していた。実際に入札契約を行った結果350万円を超え、当初予定していたよりも大きな削減効果となっているとの答弁がありました。  2款2項2目納税徴収事務費で、委員より、依然として滞納が多い。中でも個人市民税の収入歩合が前年比で0.4ポイント落ちている。理由は何かとの質疑に、理事者より、滞納の増加理由は引き続く景気の低迷と区の滞納2億3,000万円を引き継いだことなどによる。市民税の0.4ポイント低下の理由は1,000万円以上の大口滞納者が2人新規発生したことによるほか、低所得者層の厳しい状況によるものであるとの答弁がありました。  14款1項1目予備費で、委員より、予算流用の額が大きいが、流用についての財政課のスタンスはどうかとの質疑に、理事者より、流用については緊急性、必要性、当初予算での予算要求の内容等原課からの要求を十分審査して、緊急性や重要性などが認められた場合に認めている。流用、充用については、もともと予算編成制度の中で想定されており、自治法で予備費の設定が義務づけられている。流用、充用は長の裁量権である。自治法上議決をいただくのは款、項までであり、自治法施行令で目、節は長に限り執行すると規定しており、目、節の振り分けは長の裁量権の範囲である。予算案を議会に示し、目、節の予算科目まで説明した上で議決していただいているので、市と議会の信頼関係を損ねることのないよう、やみくもな流用は認められるものではない。特に市の施策として重要なもの、重要な予算の変更などは、従来から臨時議会を開いて議決していただくこととしている。これからも同様である。予備費の充用についても、財務規則や法令に基づいて運用している。万やむを得ず緊急的に予算の手当てをしなければならない場合には、予備費の充用をして予算執行させているとの答弁がありました。  また、委員より、産業廃棄物の関係で、一たん充用して後で戻したのか。行政実例では、予備費は一たん充用した後は繰り戻すことはできないと解されると書いてあるがどうかとの質疑に、理事者より、戻し入れを認めた。予算運営に当たっては、規範を含め、法令に沿う形で運営している。産業廃棄物最終処分にかかわる経費は、支払い額が確定し、年内に早急に支払うべき内容であると判断し、原課で流用する財源が確定していないため、緊急避難として財政上の運営と未払い債務の債権者に対する公の法人としての責任をてんびんにかけ、支払いを最優先して予備費の充用を認め、最終的に原課で当初予定していた流用の見込みが確定した時点で戻し入れたいという申し出を認めたということであるとの答弁がありました。  委員より、緊急避難的に行ったことはわかるが、緊急避難する場合、国などに問い合わせをしないのか。していないのであれば、問い合わせをして、結果を聞かせてほしいとの質疑に、理事者より、県の市町村課財政第1係に確認し、行政実例にかんがみれば不適切であるとの回答をいただいた。財政課としても、そのように考えているとの答弁がありました。  また、委員より、充用した内容が議員には決算までわからない。予備費を使った時点でわかるようにしてほしいとの質疑に、理事者より、予備費の執行状況を報告するということであれば、定例会や臨時会など議会を開催する都度予備費の執行状況を報告するという方法も考えられるので、検討したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結、採決は後回しとして、次に議案第169号平成16年度上越市住宅団地事業特別会計歳入歳出決算認定について及び旧町村の議案第191号、第224号、第238号、第247号、第254号、第265号について、理事者の説明の後、委員より、13区の未分譲区画の売り払いについての対策はどうかとの質疑に、理事者より、17年度に入って三和南部団地で予約済みの2区画を完売しており、頸城両毛団地についても2区画売れている。5月に分譲を開始した浦川原顕聖寺団地についても公募分譲をホームページ、広報等を通じて行ったところ順調に販売されている。清里第2期みらい団地についてもホームページ、広報等に掲載してPR活動に努めたいと考えている。また、普通財産として引き継いだ大潟区、名立区にも残っている団地があるので、清里第2期みらい団地の販売に合わせて一覧にした宣伝用チラシを作成し、PR活動に努めたいと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、7議案を一括採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第303号上越市駐車場条例の一部改正について、理事者の説明に対して質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第337号字の変更について(清里みらい団地第2期造成事業区域)、議案第350号財産の処分について(清里みらい団地第2期造成事業用地)は、理事者の説明に対し、質疑なく、それぞれ採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)についてであります。理事者の説明の後、2款1項6目財産管理費で、委員より、柿崎区下黒川小学校の教室天井すべての吹きつけ材にアスベストが含まれていたことが確認され、区総合事務所に移動した。教育現場が変わったことによる児童の動揺が心配されている。今後の対応はとの質疑に、理事者より、アスベストが発見されたということなので、今回は総合事務所があいていたので、移動していただいた。児童が使用する施設としてはふぐあいが出てくると思うが、職員としても常に気を配って、児童に事故がないよう配慮したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結、採決は後回しとして、次に総務部関係の審査を行いました。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算について理事者の説明の後、質疑に入り、2款1項1目総務管理費職員人件費で、委員より、合併等により時間外勤務が増となったことは理解できるが、アンケート結果によれば実績時間にあらわれない残業があるのではないか。業務の抜本的見直しが必要ではないかとの質疑に、理事者より、サービス残業について一般職員と管理職に意識の差があることからも事務改善の必要ありと実感している。時間外勤務縮減検討委員会でも、勤務命令の方法などについて議論を進めている。今後定数管理を進めていく上でも、業務そのものの見直しなど行革推進課と連携し、抜本的対策を検討していくとの答弁がありました。  2款1項1目町内会関係費で、委員より、事務委託料の振り込み口座について13区の町内会長にこれまでの上越市同様個人口座としないよう指導しているかとの質疑に、理事者より、合併前の上越市と同様に指導している。13区の個人口座は、16年度末現在484町内会中25件となっている。合併前の上越市では、338町内会中18町内会が個人口座である。なお、直近では15件であるとの答弁がありました。  また、委員より、上越市は地縁団体の法人化が少ないと聞いている。行政として法人化に向けた指導を進めていく考えはないかとの質疑に、理事者より、現在823町内会のうち276の団体を認可している。地縁団体の認可とは、地方自治法の改正により財産管理を目的としてできた制度であり、すべての団体に当てはまるものではないが、財産を持つ団体に対しては指導を進めていきたいとの答弁がありました。  2款1項1目姉妹都市等関係費で、委員より、各区の姉妹都市交流を全市的な交流事業に発展させていけるよう総合的な調整を図っていきたいとあるが、具体的にはどういうことかとの質疑に、理事者より、平成14年度から上田市の子供たちへの施設無料招待券を贈呈している事業を17年度から東御市の子供たちにも行い、上田市と同じように多くの方に上越市を訪れていただいた。交流の初期段階としては、相互訪問や物産紹介などの形が基本になると考えているとの答弁がありました。  2款1項1目人事・給与管理費で、委員より、育児休業取得者の数は。育休支援プログラムの内容と成果はとの質疑に、理事者より、育休取得者は25人、昨年度中の育休の男性取得者はないが、今年度は1名、1年取得中である。産休、育休の取得前に不安解消のための面談や先輩職員からのアドバイスなどを実施、このほか育児休業中、復帰時にも実施しており、職員からは不安解消に役立ったとの声があり、職場からも復帰時のスムーズな移行に効果的との評価であるとの答弁がありました。  2款1項1目職員福利厚生費で、委員より、メンタルヘルスセミナーに関し、旧中郷村の中学校ではディベートを通じ、生徒が明るくなったという事例がある。精神科医による研修だけでなく、論理的思考を養う訓練をしたらどうかとの質疑に、理事者より、現在精神科医などを講師にストレスとのつき合い方という側面から研修を実施している。メンタルヘルス研修にディベートは取り入れていないが、2部研修のカリキュラムに取り込んで実施している。個人の能力を引き出すことは公務能率の向上につながるものであり、提案を参考に職員資質の向上に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  2款1項1目事務管理事業で、委員より、集中改革プランの策定状況はどうか。公表はいつごろになるかとの質疑に、理事者より、集中改革プランについては平成16年3月に国の新行革指針で示されたもの。全国の自治体で行革大綱や行革推進計画の見直しが行われており、その公表が求められている。当市の場合は、平成16年3月に策定した行革推進大綱及び行革推進計画が生きており、集中改革プランについてはそれと整合をとる必要があり、結果的には策定された大綱や計画を見直している。集中改革プランでは、さまざまな項目において、その方向性を示すよう求められている。事務事業の見直し、指定管理者制度を含めた民間委託の推進、適正な定数管理、給与の適正化、第三セクターの見直しなどの項目で経費の縮減をどれくらいできるかを示し、一種のマニフェストとなる。集中改革プランについては、5年間の計画となっている。公表の時期については、遅くとも平成18年3月までには公表するとの答弁がありました。  2款1項6目契約事務費で、委員より、最低制限価格の設定が厳しいとの指摘があるがとの質疑に、理事者より、当市では個々の工事ごとに直接工事費を中心に計算しており、一律に設定はしていない。最低限必要であろう経費をそれぞれの設計書に基づいて積算をして設定している。市にとっては、ダンピングなどによって適正な工事施行の確保が阻害されるおそれを排除でき、業者にとっても適正な価格の範囲内での競争が確保されるという利点があるとの答弁がありました。  2款6項監査委員費で、委員より、シュレッダーダスト最終処分費用の件について、監査委員会としてどう処理されるのかとの質疑に、理事者より、決算審査意見書を出した後に明らかになった。今議会の議論を踏まえ、その実態について資料を収集している。監査制度の趣旨としては、不正や非違をただして、その責任を追及することではなく、公正な事務を行う上で適正かどうか、間違いがあればそれを指摘、是正するなどの指導を行っているものであり、監査委員が必要と認めたときには監査権があるので、これらの状況を監査委員に報告し、総合的に判断して方向性を出したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結、採決は後回しとして、次に報告第4号専決処分した事件の承認について(平成17年度上越市一般会計補正予算(専第1号))は、理事者の説明に対し、質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第291号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、理事者の説明に対して質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第292号上越市議会議員及び上越市長の選挙における選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部改正について、理事者の説明に対し、質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、2款1項19目情報システム費で、委員より、新潟県内複数市町村による電子申請システム構築基本計画策定業務負担金について、資料の費用負担の目的で電子申請システムの構築により住民サービスの向上及び行政の効率化をどの程度図ることができるかは現在のところ不透明であると記載されており、システム構築に対して積極的ではないのではないかとの質疑に、理事者より、電子申請については国、県が推進している政策であるが、ブロードバンド環境の整備と同様に、まだまだ住民サービスの向上というところまで至っていない。ただ、間違いなく国の政策として急速に進展していく。上越市においても県の呼びかけにより、全県の市町村による共同開発、共同アウトソーシングに昨年度から参加している。基本計画の策定を各市町村が共同で実施することにより、非常に安い価格で成果物を入手することができ、上越市としても一歩踏み出すことになるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結、採決は後回しとして、次に企画・地域振興部関係の審査を行いました。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算について、理事者の説明の後、2款1項7目新幹線整備促進費で、委員より、並行在来線との関係で上越―新潟間の接続で、上越市として近隣の市を巻き込んだ展開を早急に対応すべきではないかとの質疑に、理事者より、上越市としては新潟との接続並びに日本海縦貫鉄道としての役割が重要であると考えている。今後は、同盟会の中で慎重に協議を進めていきたい。また、総合交通計画の中でも整理を行い、上越市の考え方をまとめたいとの答弁がありました。  2款1項7目市町村合併推進事業で、委員より、このたびの合併協議の進め方について行政みずからが評価、整理していく必要があると思うが、どのように考えているのかとの質疑に、理事者より、合併の記録については合併記録誌として編集中である。議会の結論と行政との結論を整理整とんして、自治体としての結論を出してきたという手順を含めて整理していきたいと思っている。その中では、課題などの整理も必要となると考えている。また、合併の時点でとめるのではなく、合併後の半年くらいの経過を踏まえた形で編集していきたいと考えているとの答弁がありました。  2款1項7目地域産業再生大綱策定事業で、委員より、農業や食も一つのテーマであるが、産業として最先端産業として結びつくようにしていってほしいが、どのように考えているかとの質疑に、理事者より、地域の特性を生かし、ニッチなどの新しい視点から地域産業の振興を図るために大綱を作成したものである。アクションプログラムにおいて具体的な取り組みを示すとともに、行政、企業の役割分担をしながら、市として支援、ネットワーク化、コーディネートなどを進めていくこととしているとの答弁がありました。  2款1項22目女性相談事業で、委員より、DVに関しての相談件数は42.3%増となっているが、相談室と相談員の数は足りているのかとの質疑に、理事者より、今までの家庭の中での位置づけとしてあったDVに対する認識がふえたものと思う。そのため相談室を2室から3室、相談員を2人から3人とし、相談日や相談時間を延長して体制整備を図っている。相談件数の多いことは一定の検証はできるが、これからは基本的な問題、男女の人権を尊重していくことを啓発していきながら、相談件数が減少方向となるよう関係機関とも連携していきたいとの答弁がありました。  2款1項23目小川未明顕彰事業で、委員より、小川未明文学賞の応募約420編中市内が2名で、応募者が少ないのではないかとの質疑に、理事者より、小川未明文学賞については回数を重ね、全国レベルの高い賞になっている。この間何人かの方が挑戦しているが、1次審査まで残るが、2次審査まで残っていかれないのが現状である。童話創作の講習会とかショートストーリー的なコンテストなども行っていて、こちらは市民の参加が多くなっているとの答弁がありました。  2款1項26目調査研究費で、委員より、企画政策課と研究所の連携は重要だと思う。今後は、道州制や住民自治のあり方などについて行政のあり方も変わってくると思うが、将来を見据えた上で研究所と企画政策課のリンクのあり方についてどう考えているかとの質疑に、理事者より、平成17年度からは企画政策課内に統計調査室が設置されたこともあり、研究所で蓄積されたデータなどをどう政策として打ち出していくかなど準備を整えている。これまでの事例としては自治基本条例、コミュニティー行政などの提案を研究所から受けて、職員レベルで議論を重ね、政策に反映させている。今後も一層の連携を図っていきたいとの答弁がありました。  2款1項33目地域振興費で、委員より、総合事務所で契約事務が実際にどのように行われているのかとの質疑に、理事者より、総合事務所における契約事務については、これまでもどこまで総合事務所に権限移譲できるか十分検討してきたが、ある一定規模の契約事務については事務所で完結するが、一般建築などの金額の大きなものについて各事務所でそれぞれの設計書の審査や検査などの業務などを行うにはマンパワーが足りないと考え、現在の対応となっている。また、事業者の選定に当たり、地域に根差した事業者を指名推薦してもらうという手法を取り入れるなど、13区の実情を契約事務に反映する一つの手法として取り入れてきたところであるとの答弁がありました。  2款1項33目地域振興費で、合併前の上越市への地域協議会の設置についてどのような認識を持っているのかとの質疑に、理事者より、地域協議会をどのようにして普遍的にしていくかという議論になっていくと思う。市長の附属機関として、条例で設置するということがあってもよいのではないかと考えている。今後合併前の上越市内においてどのように整理をしていくかということは、ひとえに上越市が今後住民自治をどのようにとらえていくかということであるし、このことが現行法上どこまで可能なのか十分に検討していきたいと考えている。必要に応じては、自治法の改正を求めることもあるものと考えているとの答弁がありました。  また、委員より、地域協議会から市長への意見書については基本的にどのような取り扱いになっているのかとの質疑に、理事者より、意見書についてはそれぞれ所管する担当部署に意見の概要について確認される。その後その内容を取りまとめ、市長の回答として地域協議会長に報告することになっているとの答弁がありました。  3款1項3目人にやさしいまちづくり推進事業で、委員より、高田駅の駅舎のエレベーターの設置にはどのくらい時間がかかるのかとの質疑に、理事者より、人にやさしいまちづくりの推進の中で民間企業にも協力してもらうこととしている。エレベーターの設置についてはJRに依頼をする。交通バリアフリー計画においても、行政と民間が協力して、平成22年までに高田駅のバリアフリー化を推進することとしているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとして、次に議案第227号平成16年度頸城村自然公園造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第273号平成16年度上越地域広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定について、議案第275号平成16年度上越地域広域行政組合上越地方拠点都市地域振興整備基金事業特別会計歳入歳出決算認定については、理事者の説明に対し、質疑なく、それぞれ採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第290号上越市大規模開発行為の適正化に関する条例の制定について、理事者の説明の後、委員より、商業施設の設置を目的とした開発についてはどう考えているのかとの質疑に、理事者より、商業施設の設置は宅地造成における協議となり、基本的には都市計画法等できちんと協議がなされる。都市計画区域以外における宅地の造成を目的とする開発を行う場合、現行の要綱では1,000平米以上のとき協議するよう規定しているが、これによる実績はこの1年間で1件だけであること、条例では3,000平米以上に緩和したこと及び本条例はあくまで適正な開発を誘導するためのものであり、適正に行われる開発を阻害するものではないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第343号財産の取得について(教育総合センター整備事業用地等)は、理事者の説明に対し、さしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算について、理事者の説明の後、2款1項7目まちづくり政策事業で、委員より、水族博物館、社会教育館、直江津図書館のそれぞれの検討委員会の中で位置的な話が出てきてしまうと思うが、全体プランとの整合性が図れるのかとの質疑に、理事者より、水族博物館については昨年度の検討委員会報告の中で、現在地もしくはその周辺が望ましいとの見解が示されたが、最終決定には慎重を期している。また、社会教育館、直江津図書館の委員会では、施設の機能論を中心に話をしようということを確認しながら進めている。いずれにしても、どちらの委員会にも関係課が出席しており、また戦略プランを立てていくことについては承知をいただいているので、十分整合を図っていくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、最後に財務部、総務部、企画・地域振興部がそろって旧町村の打ち切り決算13件を一括採決いたしました。結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について、採決の結果、賛成多数にて原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○市川文一議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  次に、厚生常任委員長の報告を求めます。  32番、佐藤敏委員長。          〔佐 藤 敏 議 員 登 壇〕 ◆32番(佐藤敏議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されました議案96件について、12日、13日、14日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり認定、可決すべきものと決しました。以下審査の順序に従い、その概要を申し上げます。  健康福祉部関係。最初に、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案を一括議題といたしました。理事者の説明の後、3款1項1目社会福祉協議会費で、委員より、春日山荘の入浴来館者は約半分になっているが、減少の要因は。また、有料化により利用者が減少したのはサービスの後退と考えられる。有料化についての考えはどうかとの質疑に、理事者から、平成16年度から入浴を有料にしたことや、趣味の教室における利用形態の変更によると思われる。また、入浴料が無料であったことから、近隣の方が自宅のふろがわりに利用し、遠くの方から批判があった。アンケートの結果、ある程度の料金はあってもよいとの回答を得たことから、最低料金を100円にし、当分の間はこの料金をお願いしていくとの答弁がありました。  民生委員・児童委員活動費で、委員より、合併により広域になったが、民生委員との連携をどのような形で持っていくのか。市と民生委員との連係プレーが必要だが、うまくいっているかとの質疑に、理事者から、13区の事務所も含め、各区の民児協と合併前の上越市の10の民児協と交流研修会を行い、情報の共有化を図り、連携している。また、毎月の活動報告などは担当者や担当課に連絡したり、社会福祉協議会とも連携し、常に市と委員との研修、会議等を持ちながら、連携がとれるように工夫しているとの答弁がありました。  要援護世帯除雪費助成事業では、委員より、山間地は機械除雪の方が作業能率がいい。機械除雪も対象にしてほしい。また、屋根雪除雪の作業員を確保できない場合は区に連絡するのか、町内会長に連絡して確保するのか。また、事務事業の調整では、上越市の基準に統一することとしていた。特例を設けるというが、対象は13区か、全市かとの質疑に、理事者から、市民と市長との対話集会で市長も明言している。要綱を改正して、機械除雪を対象としていきたい。降雪の多い山間部は、補助額を2段階に分けて実施できないか検討中である。また、作業員の確保は、御相談していただければ市が紹介する。そして、要望を受けて、必要な政策を前向きに実施する場合には、新しい要綱の整備が必要となる。改正では、特例として機械も盛り込んでいきたいとの答弁がありました。  3款1項3目社会参加促進事業、委員より、タクシー券は各区によって違いがありとはとの質疑に、理事者から、合併により上越市の制度に統一されたが、区によって内容のばらつきが大きいため、16年度中は合併前の制度を継続実施したためであるとの答弁がありました。  委員より、電動シャッターの取りつけ費用補助について県へ意見を伝えたか。また、それに対して県の見解はとの質疑に、理事者から、県の担当課に話をしてあるが、車庫は居住空間でないため住宅改修の対象にならないとの回答であったとの答弁がありました。  また、委員より、ガソリンの値上がりによりタクシー代が上がり、目減りがないかとの質疑に、理事者から、タクシーは身体障害者手帳を見せることにより1割の減免がある。障害者の皆さんの外出支援や社会参加について、その時代、時代に合わせた支援策を検討していきたいとの答弁がありました。  3款1項5目紙おむつ助成事業、委員より、合併により頸城区は半額以下となり、負担が高くなっている。見直しをして、サービスの高かったところに合わせることが必要ではないかとの質疑に、理事者から、まず上越市に合わせた。合併前の上越市に合わせたことにより、65歳以上でおむつが必要な方がサービスを広く受けられるようになった効果もある。アンケートを実施しているので、必要があれば検討を加えたいとの答弁がありました。  公衆浴場無料入浴事業、委員より、朝日湯廃止の影響はとの質疑に、理事者から、朝日湯利用者の入浴設備を持たない82人について調査した。入浴設備の改修68人、実際の利用なし13人。対応できない人1人も朝日湯の自宅ぶろに入れてもらえることになって、すべて対応できていると考えているとの答弁がありました。  介護保険サービス利用助成制度、委員より、介護保険改正により負担も大きくなってくる。助成対象の枠を広げてほしいとの質疑に、理事者から、市は全国に先駆けて独自減免を実施してきた。このたびの改正に合わせ、補正で提案しているので、理解してほしいとの答弁がありました。  3款3項2目扶助費、委員より、生活保護の対象とならない人に対して、助言だけでなく、どのようにフォローしているのかとの質疑に、理事者から、特に心配な方については、その後何回も相談したり、ケース診断会議を行い、対応している。このため保護率もアップしている。また、ことしの厚生労働省の指導監査においても対応が進んでいると評価されるなど、一生懸命取り組んでいるとの答弁がありました。  病院事業管理費、委員より、板倉診療所が9月20日で閉院となる。個人医院であるが、板倉区にとっては大変影響がある。市の対応はとの質疑に、理事者から、板倉診療所の閉院は板倉区にとって大きな問題である。後任の医師確保について医師会に依頼している。できる限り医師不在の空白期が生じないように市としても努力するとの答弁がありました。  4款1項2目妊産婦、乳幼児医療費助成事業、委員より、合併により就学前まであった制度が後退しているところがある。市長は喫緊の最優先課題としており、16年度決算の状況を踏まえ、とりあえず次年度に1年齢拡充の財源確保を約束してほしいとの質疑に、理事者から、合併協議において上越市の助成制度に統一した。合併後は、財源確保を図りながら年齢を引き上げる方針から、平成17年度に1年齢拡充し、4歳児までとした。就学前まであと2年齢あるが、今後も財源の確保に努めながら、1年齢ずつでも早期に拡充できるよう努力したいとの答弁がありました。  4款1項3目精神保健促進事業、委員より、引きこもりについて現在非常に多くの問題点がある。人員の把握ができないというのも現状かもしれない。引きこもりの方々の家庭、あるいは本人に手を差し伸べるということが最も大切なことである。上越市として今後の課題の中で手当ての考えがあるのかとの質疑に、理事者から、本人、家族全体、あるいは家庭崩壊につながるような重い課題を抱えていると認識している。精神保健あるいは精神衛生については、まだ社会から共通認識が持たれていない分野であり、身体、知的障害に比べて、今後の行政の大きな問題であると考えている。引きこもりを含めた精神保健のあり方、行政としてのあり方について、大きな課題として真剣に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  採決は後回しとして、次に議案第160号平成16年度上越市診療所特別会計歳入歳出決算認定について、旧町村の議案第196号、第200号、第208号、第231号、第244号、第252号、計7議案を一括議題といたしましたが、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第165号平成16年度上越市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について及び旧13町村の議案第183号、第190号、第197号、第204号、第210号、第220号、第228号、第234号、第241号、第250号、第258号、第262号、第272号、計14議案を一括議題とし、理事者の説明の後、質疑に入りました。委員より、介護認定者イコールサービス利用者ではないと思うが、実態はどうか。介護者リフレッシュ事業は今後13区も含め、方向性を検討したのかとの質疑に、理事者から、介護認定者8,436人のうち6,893人がサービスを受けており、未利用は1,543人となる。また、介護リフレッシュ事業は継続を希望する人も多い。ケアマネジャーに周知を図りながら参加者の増加を図り、この事業を上越市全体の事業として位置づけ、近くの公共施設などの実施なども検討しながら事業内容を研究したいとの答弁がありました。  その後さしたる質疑もなく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次いで、議案第276号平成16年度頸北斎場施設組合一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、質疑もなく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  議案第293号上越市デイサービスセンター条例の一部改正について、理事者の説明の後、質疑もなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第295号上越市国民健康保険診療所条例の一部改正について、理事者の説明の後、質疑もなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第299号、第304号~310号、計8議案について、いずれも指定管理者制度導入に伴う条例改正を一括審査とし、理事者の説明に対し、病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、委員より、指定管理者に移行した場合、医療事故が発生した場合の責任主体はどこかとの質疑に対し、理事者から、医療事故が発生した場合の責任は最終的には設置者である市にあるが、その点については協定書で明記したい。また、国家賠償法第2条により、設置主体である市が最終責任を負うことになる。ただし、国家賠償法第2条第2項で、他に責任を帰すべき存在があるときは求償権を有することになっており、明らかに事故の原因が指定管理者にある場合、市が指定管理者に対し、請求することができるとの答弁がありました。  また、委員より、上越医師会と結ぶ協定書は他の指定管理者と違った内容となると思うが、内容を明らかにしてほしいとの質疑に、理事者から、協定書の詳しい内容については医師会と協議、検討していくが、他と違うのは医療事故に対する事項と施設、設備についての対応等である。  また、委員より、経費の縮減を図ることも目的の一つであるが、医師会に指定管理を行う場合なじまない事項であると思うがとの質疑に、理事者から、経費の縮減は重要な事項であり、指定管理になっても医師会や病院と十分協議をしていきたいとの答弁がありました。  質疑の後、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次いで、議案第351号上越地方広域事務組合規約の変更について、理事者の説明の後、質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算についてであります。理事者の説明の後、質疑に入り、3款1項5目福祉施設建設事業について、委員より、今までとどこが変わったのか詳しく聞かせてほしい。また、小規模多機能型介護施設はどういう施設かとの質疑に、理事者から、国は従来の80人規模などの特別養護老人ホームや老人保健施設は県の交付金とし、地域の人に限定した小規模の特別養護老人ホームや小規模多機能型介護施設の地域密着型サービスを市の交付金の対象とし、補助金方式から交付金方式に変更した。小規模多機能型介護施設は、通所を中心に、利用者の希望に合わせてショートステイを組み合わせた施設である。通所は15人、ショートは5人規模であるとの答弁がありました。  介護保険サービス利用助成事業について、委員より、10月からの改正に伴い、施設利用者の第1段階から第3段階の負担増はどうか。ゼロから3万7,000円の負担増というのはどこかとの質疑に、理事者から、第1から第3段階の人は、市の介護保険利用助成事業を適用すると、基本的には変わりがない。第2段階までは3,000円くらい安くなる人もいる。3段階の人では、ユニット型個室利用で1万5,000円くらい高くなる人がいる。3万7,000円ふえる人は、第4段階の個室ユニット型の利用者であるとの答弁がありました。採決は後回し。  次いで、議案第279号平成17年度上越市診療所特別会計補正予算は、理事者の説明の後、質疑もなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第283号平成17年度上越市介護保険特別会計補正予算について、理事者の説明の後、質疑に入り、委員より、予備費は緊急やむを得ない備えとして計上されるもので、その使途は明確になっているかとの質疑に、理事者から、介護保険の予備費は第1号被保険者の保険料の残額として次年度の保険給付費に充てられることから、介護保険財政調整基金に積み立てるべきか検討する。また、予備費のあり方、計上の仕方については、財政課を中心に全庁的に協議していきたいとの答弁がありました。  採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第286号平成17年度上越市病院事業会計補正予算について、理事者の説明の後、質疑に入りましたが、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  市民生活部関係。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算14議案を一括議題といたしました。理事者の説明の後、質疑に入り、2款1項1目危機管理費に、委員より、合併により長くなった海岸線のエリア、特に直江津港以外の港についてどのように危機管理対応するのかとの質疑に、理事者から、8月から9月にかけて中国の医療廃棄物が石川県に漂着した際に、海上保安署を初め各機関に連携を図りながら、当市の海岸パトロールや回収作業を実施した。今後もさまざまな事案の発生が想定されるが、関係機関と連携を密にしながら対応を図っていくとの答弁がありました。  また、委員より、自主的な災害訓練がされていない区において体験型の訓練が実施できるように計画してほしいとの質疑に、理事者から、各地域での自主防災組織の設立を促し、市の補助制度の活用をしていただき、体制の整備を図っていくとともに、自主的な訓練について現実に即した内容となるよう支援するとの答弁がありました。  2款1項16目雪害対策費、委員より、冬期集落保安要員について県では補助金の見直しを考えているようだが、今後とも事業を継続してもらいたいとの質疑に、理事者から、社会環境の変化や集落住民の高齢化等状況は変わってきているが、今後とも地域住民の意見を聞きながら、必要な対応を図っていきたいとの答弁がありました。  3款2項2目公立保育所運営費、委員より、保育料が高くて払えない状況があるのではないかとの質疑に、理事者から、保育料の軽減や分納などの対策をとっている。収入減の対策として減免も行っているとの答弁がありました。  公立保育所施設整備事業、委員より、大潟区のはまっこ保育園は全部冷房がついているが、エアコンのついている保育園とない保育園では不公平感があるとの質疑に、理事者から、風通しのぐあいとか園の実態を調査して、朝から晩まで冷房を入れることが児童の健康にとってよいことなのかどうかを考える必要があり、予算の面もあるが、十分検討していくとの答弁がありました。  4款1項4目環境基本計画推進事業、委員より、環境基本計画に関連し、環境審議会と環境市民会議が存在するが、それぞれの違い、また整合性についての質疑があり、理事者から、環境基本計画行動計画の策定は従来行政であるが、行政が原案を作成し、審議会が審議し、市長に答申するという形であった。今改定に当たり、実際に環境改善活動の中心となる市民の皆様に原案作成の段階から参加していただくため環境市民会議を設置したとの答弁がありました。  4款2項2目ごみ処理対策事業、委員より、この問題は議会無視からスタートしている。14年2月1日に民間会社から要望が出されたからか。なぜ14年4月に議会に言わなかったかとの質疑に、理事者から、14年3月の政策決定後一般的には予算執行の問題であり、その範囲で執行できると考えていたとの答弁がありました。  委員より、政策決定した支払いは業者に支払うことになっている。廃棄物処理計画の変更の場合は議会の議決が要るのではないかとの質疑に、理事者から、法や条例には費用負担まで規定していないとの答弁がありました。  また、委員より、市が支払うと契約している以上、損害賠償になるのではないかとの質疑に、理事者から、単価契約であり、支払いは契約違反ではないとの答弁がありました。  また、委員より、財務規則上の不適切さ、支払いに伴う根拠、監督責任はだれなのか不明確である。今後こういうことのないように改めて決意、考え方をお聞きしたいとの質疑に、理事者から、議会の皆様、関係事業者の皆様に多大なる御迷惑をおかけしたことについては深く反省している。一層の職員の資質向上に尽くしたいとの答弁がありました。採決は後回し。  次に、議案第159号平成16年度上越市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について及び旧13町村の議案第179号、第185号、第193号、第199号、第207号、第216号、第222号、第230号、第236号、第243号、第252号、第260号、第267号の14議案を一括議題といたしました。理事者から説明の後、委員より、安塚区の決算について新聞報道の内容について事実確認はできているかとの質疑に、理事者から、国保給付準備基金から一般会計へ繰り出して、施設整備等に充てたと聞いているとの答弁がありました。  委員より、明らかに目的外使用ではないかとの質疑に、理事者から、雪のまちエレベーターにしても、町民会館にしても、使用される方の70%程度が国保加入者と聞いているので、特に問題とは思っていないとの答弁がありました。  その後採決に入り、議案第159号は起立多数で認定すべきものと決しました。  議案第179号以下12件は、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第163号平成16年度上越市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について及び旧13町村の議案第180号、第187号、第194号、第201号、第209号、第217号、第223号、第232号、第237号、第245号、第255号、第261号、第269号の計14議案を一括議題といたしましたが、理事者の説明の後、質疑に入りましたが、質疑もなく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第166号平成16年度上越市地球環境特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、質疑もなく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  議案第168号平成16年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、さしたる質疑もなく、全員異議なく認定すべきものと決しました。  議案第274号平成16年度上越地域広域行政組合し尿・ごみ処理特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、全員異議なく認定すべきものと決しました。  議案第294号上越市吉川地域情報通信施設条例の一部改正について、理事者の説明の後、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第311号上越市ふれあい交流センター条例の一部改正について、理事者の説明の後、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算についてであります。理事者の説明の後、質疑に入りました。3款2項2目公立保育所施設整備事業について、委員より、単価見直し等で全体の事業費が11億9,000万に増額になったと総括質疑で答弁されているが、今回の補正と債務負担行為の限度額の設定を合計してもそれにならないが、どうしてかとの質疑に対し、理事者から、当初予算のときはすべてが2カ年にわたる契約の見込みであったが、今回交付金の減額により発注する時期が変わり、外構工事の一部と備品が18年度の単年度発注の見込みとなったもの。したがって、差額の1億2,229万3,000円は18年度の単年度発注に係る外構工事の一部や、備品、防火水槽分であるとの答弁がありました。  また、委員より、敷地内の農業用水をコの字形に変更する計画になっている。冠水するおそれがある。その対策はとの質疑に、理事者から、排水路の勾配0.53%で計算しており、排水路としての機能は十分維持できるとの答弁がありました。  その後さしたる質疑はなく、採決は後回し。  次いで、議案第278号平成17年度上越市国民健康保険特別会計補正予算、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第281号平成17年度上越市老人保健特別会計補正予算、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第284号平成17年度上越市地球環境特別会計補正予算、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第285号上越市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次いで、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について採決の結果、起立多数で認定すべきものと決しました。  次に、旧13町村の議案第178号以下12件について採決した結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  最後に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会における審査の結果と概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○市川文一議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  次に、建設企業常任委員長の報告を求めます。  36番、古澤弘委員長。          〔古 澤 弘 議 員 登 壇〕 ◆36番(古澤弘議員) これより建設企業常任委員長報告を申し上げます。  去る9月1日及び9月27日の本会議において、当委員会に付託されました議案48件、報告1件について、9月2日、5日、6日及び27日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、認定、承認すべきものと決しました。以下審査の順序に従い、その概要について御報告いたします。  最初に、都市整備部所管の審査についてであります。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案を一括議題とし、理事者の説明の後、8款1項2目中建築指導費について、委員より、耐震診断戸数20件のところ6件上回ったことはよいことである。診断結果が耐震性に問題ありとなった方への対応はとの質疑に、理事者より、26件のうち1件は問題なし、25件は数値を満たしていなかった。そのうち改修済み4件、検討中2件、予定なしが多数である。補強工事に対する補助制度の検討を行っているとの答弁がありました。  8款2項1目中、県道路事業負担金について、委員より、負担率の軽減については町村の段階でも言ってきているが、システム上変わらないのか。負担率が6%とあるが、基準を聞きたいとの質疑に、理事者より、負担率は県で土木部所管建設事業等市町村負担率表により、公共の特殊改良事業では6%、県単道路改築事業の道路では10%、舗装では15%など工種によって決められている。県から毎年負担率について意見照会の文書が届いているが、負担率の軽減をするよう意見を付して提出している。また、本年は県市長会を通じて要望書も提出しているとの答弁がありました。  8款2項5目中、除雪費について、委員より、昨今の建設業界では不況のため除雪費に頼り、手当を支払わないなどオペレーターの待遇がよくないところもあると聞いている。今後のオペレーター確保に疑問を感じるとの質疑に、理事者より、オペレーターの待遇については適正に行うよう業者にお願いするとの答弁がありました。  8款5項1目中、新幹線建設対策事業について、委員より、水文調査の内容と、市内での水がれの状況について聞きたいとの質疑に、理事者より、鉄道運輸機構からの受託業務として河川表流水や井戸水位などを調査し、水がれなどが生じた場合の基礎資料とするために、トンネル掘削時から完了するまでしばらくの間調査を行うものであるとの答弁がありました。  8款5項2目中、組合施行土地区画整理事業について、委員より、オフィスアルカディアの南側用地を今後土地開発公社が購入するのかとの質疑に、理事者より、業務拠点地区の位置づけであり、官公庁と事務所の誘致を図っていきたい。官公庁移転のアクションがわかった時点で、土地開発公社に購入してもらうようにしたいとの答弁がありました。  他の委員より、オフィスアルカディア土地区画整理事業が完成するのはいつか。土地が売れなかった場合、土地所有者、組合員への課税が生じ負担が出てくるが、どのようにするのかとの質疑に、理事者より、平成21年完成予定である。造成が完了してから宅地課税を開始する。仮に官公庁の誘致が困難となった場合の対処法は、事業が完成するまでに方針を打ち出し、組合員に負担がかからないように対応したいとの答弁がありました。  8款7項1目中、公営住宅管理運営費について、委員より、決算概況の今後の課題で協力意向のある町家の募集とあるが、どういう意味か。賃貸する町家をリフォームするだけで済むのか。防災対策なども含めた検討をしているのかとの質疑に、理事者より、市に貸してくれる空き家があったら、直して賃貸住宅として若中年層に賃貸することで、市街地の活性化につなげようと考えている。地元からも町全体の計画を示す必要があると指摘があり、防災安全課、企画政策課と共同して進めているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第158号上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案を一括採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第162号平成16年度上越市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について及び旧町村の議案第189号、第212号、第219号、第226号、第239号、第248号、第270号、計8議案を一括議題とし、理事者の説明の後、1款1項1目中、賦課徴収費について、委員より、受益者負担金前納報奨金制度の内容と利用状況及び制度の存続について伺いたいとの質疑に、理事者より、制度は合併前の上越市と板倉区にあった。報奨金については1年前納で0.4%、全期前納で3.8%である。利用状況は、平成16年度の受益者負担金の前納率については、収納額に占める割合が59.4%であり、収納率の向上に寄与している。財源の早期確保のため、また利用状況を考えると、しばらくこの制度の継続をしていきたいとの答弁がありました。  1款1項2目中、下水道センター運転管理費について、委員より、各処理センターの管理委託業者の状況はどうかとの質疑に、理事者より、上越下水道センターは上越市環境衛生公社、浦川原浄化センターは環境サービス、柿崎浄化センターは緑水工業、中郷浄化センターは頚南・中電企業体、板倉浄化センターは中電環境管理社、名立浄化センターは二幸産業となっているとの答弁がありました。  他の委員より、発注単価は具体的にどうなっているのか。設定金額の根拠も処理水量などから設定するなどできないのかとの質疑に、理事者より、各浄化センターの管理委託については、その施設の実情や経過に合わせ、仕様書により契約している。内容的には常駐、巡回等による人件費が主である。管理費及び単価の統一などは簡単に解決できない問題であるが、コストダウンに向け、検討したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第162号及び旧町村の議案第189号、第212号、第219号、第226号、第239号、第248号、第270号について、一括採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第167号平成16年度上越市新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員より、繰り越した調査の現状はどうかとの質疑に、理事者より、測量、実施設計、換地設計の3本の調査委託を繰り越してあるが、測量業務については街区確定などの内業がほぼ完了し、近々に外業となる現地での測量に入るとの答弁がありました。  ほかに質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第171号平成16年度上越市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について及び議案第213号平成16年度柿崎町土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について一括議題とし、理事者の説明の後、質疑なく、議案2件を一括採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第338号字の変更について(犀潟駅南土地区画整理事業区域)及び議案第339号字の変更について(上下源入土地区画整理事業区域)の議案について、理事者の説明の後、質疑なく、議案2件について採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第340号市道路線の廃止について及び議案第341号市道路線の認定について、理事者の説明の後、特別な質疑なく、議案2件について採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第342号工事請負契約の締結について(大潟浄化センター水処理(電気)設備 工事)、議案第344号財産の取得について(関川水辺プラザ整備事業用地)、議案第345号財産の取得について(八千浦地区周回道路新設事業用地)の議案について、理事者の説明の後、質疑なく、議案3件について採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第347号財産の取得について(ロータリー除雪車)、議案第348号財産の取得について(ロータリー除雪車)、議案第349号財産の取得について(13t級ドーザ除雪車)は、理事者の説明の後、委員より、入札結果では辞退者が多いが、経緯はとの質疑に、理事者より、毎年同様に辞退者が出る。指名競争入札の制度上業者の辞退は自由であり、業者から提出される指名参加願は除雪車だけでなく、車両全体の指名参加希望であるとの答弁がありました。  他の委員より、使う側からしたら各機械の操作性などで機種指定をすべきではないか。また、入札が3回行われているが、実態はどうかとの質疑に、理事者より、メーカーにより若干の操作性の違いは承知しているが、特に問題はない。予定価格に達しなかったので、再入札を行った。予定価格については、物品の場合は今後も繰り返し入札執行が想定されることから非公開となっている。なお、工事であれば公開しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第347号、議案第348号、議案第349号を採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、8款5項2目中、区画整理総務費について、委員より、水のモニュメントをやめて、駅利用者送迎用のスペースを確保してはどうかとの質疑に、理事者より、送迎の場合は駅の立体駐車場を利用してもらいたいと考えている。駅前広場ロータリーわきで駐車されると、冬大型バスが回ることができないことがあった。また、訪問者にとっては景観上それなりに評価を受けている。送迎スペースを確保すべきかどうか、もう少し時間をかけていくべきと考えているとの答弁がありました。  また、委員より、立体駐車場やエレベーターの利用者は少ない。駅利用者にもっと便利になるようにすべきではないか。数台の送迎用駐車場スペースがあればよいので、もう一度検討してもらいたいとの質疑に、理事者より、エレベーターについては利用頻度は多くないが、バリアフリーを推進していく上で御理解願いたい。駅前に駐車している車の利用目的を調査して、検討したいとの答弁がありました。  また、他の委員より、市民の代表である議員の建設時の指摘を今回の説明にも盛り込んでいないのはなぜか。タクシープール導流島の取り壊しはどの部分のことか示してもらいたい。水のモニュメントには賛成であるが、キス・アンド・ライドとして送迎用の場所は必要である。基本的な考えと現場の機能について見直し、折り合いをつけていく方向に持っていってもらいたいとの質疑に、理事者より、囲いの中央にある東西に延びる壁2カ所を撤去する。駅正面の桜は残す。キス・アンド・ライドについても、今後の利用方法を考えていきたいとの答弁がありました。  他の委員より、消雪パイプの水の量をふやせばタクシープールを壊す必要はないのではないかとの質疑に、理事者より、今冬では消雪パイプの消雪能力を上回る降雪で、今の規制の中で揚水量をふやすことは難しい状況なので、取り壊すこととしたとの答弁がありました。  他の委員より、タクシープールの囲いは北側も撤去した方がよいのではないか。水のモニュメントにも問題がある。駅前広場を利用しやすくするため、移動式の植栽などを配置したらどうかとの質疑に、理事者より、建設時における景観に配慮するコンセプトを重視しながら、今回は確実に行わなければならない部分を取り壊し、水のモニュメントなどの問題は今後の課題としていきたいとの答弁がありました。  11款2項2目中、河川災害復旧費について、委員より、県管理の道路河川被害の数が厚生常任委員協議会における市民生活部の報告の数と違う。把握していれば教えてほしい。合併前の上越市においてはタイムリーに報告されてきたが、13区については情報提供がない。県と市の連携がうまくいっているのか疑問がある。住民は、県と市とかは関係ないのではないかとの質疑に、理事者より、市の河川災害復旧については2カ所実施したい。質問の厚生常任委員協議会の数字は速報値であり、東頸城の部分の数値がまとまっていなかったため、報告できなかったものであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第277号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第280号平成17年度上越市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者の説明の後、質疑なく、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第353号工事請負契約の締結について(大潟浄化センター水処理(機械)設備 工事)については、理事者の説明の後、委員より、砂地での水処理施設として海岸浸食の懸念、また入札金額が各社50万円刻みは不自然であるとの質疑に、理事者より、浸食については護岸工事がなされており、また土塁の上にフェンスを建て、風対策の防護もあり、安全である。入札については、一般競争入札で適正であるとの答弁がありました。  他の委員より、海岸付近であり、金属部のさびどめ対策はとの質疑に、理事者より、さびどめとしてステンレスを使用しているとの答弁がありました。  ほかに質疑なく、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、ガス水道局所管の議案審査についてであります。まず、議案第174号平成16年度上越市ガス事業会計決算認定について、理事者の説明の後、委員より、特別損失の主な内容は何かとの質疑に、理事者より、料金の時効到来によるもので、倒産、自己破産、死亡などが原因だが、一番多いものはアパートなどの転居先不明によるものであり、使用の申し込み時に住居票を必要としないため、転居しても追及することが難しく、時効が到来したものである。  他の委員より、償還方法が3年据え置き、17年半年賦元利均等償還となっているが、償還期間の20年をもう少し早めることはできないのか。今の経営状況からすれば、期間を短くしても償還は可能と思う。また、新しく借り入れた企業債についても据え置きせず、最初から償還期間を短く設定することはできないのかとの質疑に、理事者より、利率が8%以上のものもあり、委員の御指摘はもっともだと思う。ガス事業は、経営状況が順調であり、できるだけ早く償還したいところだが、残念ながら繰上償還が認められていない。ガス事業の場合、財務省の起債の償還期間はある程度事業者の裁量で決定することができるが、公営企業金融公庫は3年据え置き、17年半年賦元利均等償還と定められているため条件を変えることはできない。また、償還期間を短くしてしまうと、今後の負担が大きくなることもあり、償還期間をうまく利用しながら、償還額を平準化させるよう努力したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第174号を採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第175号平成16年度上越市水道事業会計決算認定について、理事者の説明の後、委員より、旧清里村の簡易水道事業を合併時に公営企業法に適用させたが、他の旧町村を一緒に適用させなかったのはなぜかとの質疑に、理事者より、ガス水道局は公営企業法の適用を受けた公営事業を経営するため設置されているもので、法の適用を受けない簡易水道事業は経営することができない。簡易水道も同じ水道事業であることから、1月1日の合併までに法の適用を受けるよう旧町村にお願いしてきたところだが、間に合わなかったところがあり、このような結果になったとの答弁がありました。  ほかにさしたる質疑なく、議案第175号を採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第176号平成16年度上越市簡易水道事業会計決算認定について、議案第177号平成16年度上越市工業用水道事業会計決算認定について、理事者の説明の後、質疑なく、議案第176号、議案第177号を採決の結果、いずれも全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、報告第5号専決処分した事件の承認について(平成17年度上越市水道事業会計補正予算(専第1号))について、理事者の説明の後、質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第296号上越市水道事業給水条例の一部改正について、理事者の説明の後、委員より、水道料金は可能なところから順次統一していくというが、これは残されたところに不公平感がある。早い時期に一斉に統一したらどうかとの質疑に、理事者より、合併協議の段階で把握し切れなかった石綿管の問題や水質検査の問題が出てきて費用も増大している。今すぐ一斉に統一することはできないが、5年以内に統一できるよう今後精いっぱい努力し、事業の効率化を進めていきたい。統一の時期としては、平成20年度あたりが目途になると思う。また、格差是正については、合併協議の中で皆さんの意見を確認し合い、是正措置を図ってきたところでもあるが、今回の水道料金については企業会計という前提条件つきの対応として扱ったものであり、市としても比較的早い時期に統一できるよう、一般会計からの繰り出しも検討するなど格差是正に向け、取り組むものであるとの答弁がありました。  ほかに質疑なく、議案第296号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第297号上越市簡易水道事業給水条例の一部改正について、理事者の説明の後、質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第298号上越市水道水源保護条例の一部改正について、議案第287号平成17年度上越市ガス事業会計補正予算(第1号)について、理事者の説明の後、さしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第288号平成17年度上越市水道事業会計補正予算(第1号)について及び議案第289号平成17年度上越市簡易水道事業会計補正予算(第1号)については、理事者の説明の後、質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会における審査の結果と概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、建設企業常任委員長報告を終わります。 ○市川文一議長 建設企業常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。  38番、仲田紀夫委員長。          〔仲 田 紀 夫 議 員 登 壇〕 ◆38番(仲田紀夫議員) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。  去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されました議案64件について、9月7日から9日の3日間にわたり委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり認定、可決すべきものと決しました。詳細は委員会記録に譲り、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。  最初に、教育委員会の審査を行いました。まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、教育委員会費で、委員より、合併前の14教育委員会にはそれぞれ地域の特性があったと思うが、合併に当たり、どのように対応したかとの質疑に、合併後の教育行政に反映すべく、合併前14市町村教育長会議を初め合併前上越市の教育委員が3日間かけて13町村の教育委員会を訪問し、意見交換を行い、各町村の実情や要望を把握したとの答弁がありました。  教育相談事業で、委員より、カウンセラー相談回数が16年度は中学生が極端に少なく、来所相談回数が多い。どのように分析しているかとの質疑に、15年度は大規模校にカウンセラーが入って、その連絡という意味で相談があった。16年度は大規模校が抜け、県からカウンセラーが入った分少なくなったとの答弁がありました。  小学校教材費で、委員より、図書充実で学校の要望に基づいて購入とあるが、消極的である。図書標準に達していない学校については、年次的な計画で整備していく必要があるのではないかとの質疑に、8月に学校予算要望の実態調査を行っている。実態を精査した上で、年次計画も含め、新年度予算で検討していくとの答弁がありました。  小学校教育指導研究費で、委員より、16年度全県学力調査で科目別目標正答率が示されたが、授業がわかってもらえないクラスやわかっていないクラスがある場合、もう一人の先生を配置することが考えられるがとの質疑に、今回の調査は正確な実態を把握し、指導に役立てていくこと、家庭学習を把握することを目的としている。今後は内容を分析し、指導方法、少人数学級、家庭学習、生活習慣等に役立てたいとの答弁がありました。  また、委員より、意識調査の内容はとの質疑に、勉強が好きになるには授業がわかること、よい学習態度は学力が高く、よい学習指導の学級はよい学習態度を形成する。家庭学習する者は学力が高い。読書する児童生徒は学力が高いと分析されているとの答弁がありました。  さらに、委員より、正答率アップは悪くないが、無理やり指導するのはいかがなものか。ゆとりある温かい教育はとの質疑に、学力調査は隣のクラスとどうなのか等競争の問題が出てくるが、競争をあおったり、子供を追い込んではならない。教育に地域格差があってはならない等子供一人一人を大切にし、今後の学習指導の参考にするものであるとの答弁がありました。  小学校耐震補強事業で、委員より、年次計画を立てて進捗しているが、少しでも前倒しする考えはとの質疑に、耐震診断が必要な建物は100棟余りある。今年度は体育館を前倒しして実施しており、校舎棟についても努力していくとの答弁がありました。  中学校教材費で、委員より、備品の設置基準はあるのか。また、後援会、地域で購入する実態もある。学校間で格差があるのではないかとの質疑に、基本的に子供たちが使うものは購入している。実態調査を行い、他市との比較をした上で今後の参考としていくとの答弁がありました。  頸城中学校増築事業で、委員より、頸城村の決算書では中学校備品管理費として69万3,000円の予算に対し、37万8,000円支出しているのに、12月補正で65万円補正しており、整合がとれないとの質疑に、頸城村当時は5万円以上を備品としていたが、上越市は1万円以上が備品となるため、頸城村当時の消耗品費から備品流用して支出したため決算が65万円増加したとの答弁がありました。  春日山城跡5カ年整備事業で、委員より、史跡保存をどのようにするのがベターか。杉の伐採を明治末から大正初年の景観に戻すとあるが、その経過はとの質疑に、明治末から大正初年の写真に山城らしい上の屋敷が平らな堀切りが傾斜地にきちんと見えるものがあり、それを基準に考えている。平成10年の春日山フォーラムで、地元から昔あのような四角い格好があった、戻してほしいとの意見が出され、そのことからも春日山の景観を考えてきた。杉は直根がなく、傾斜地に横に張った根が雪の重みで倒され、土砂崩落の原因にもなるので、伐採し、もみじ、カエデ等の落葉広葉樹を残していくことを考えているとの答弁がありました。  体育施設管理運営費で、委員より、第二体育館の廃止について今後の考えはとの質疑に、現在利用者の受け入れ先の検討や地元などと跡地利用方法について十分な協議を行う中で進めていくとの答弁がありました。  学校給食管理費で、委員より、地産地消の考え方、地場産のとらえ方はとの質疑に、合併により広範囲になったが、給食を考えた場合、区単位としたものを考えているが、関係課もあるので、今後検討したいとの答弁がありました。  また、委員より、安全、安心なものを提供することの農業に対し理解する、生産者の姿が見える農産物を大切にすべきではないかとの質疑に、食育はそのとおりである。食育の指定校で研究を進めたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回し。  次に、議案第328号上越市青少年野外活動施設条例の一部改正について審査を行いました。理事者の説明の後、委員より、指定管理者が決定し、協定書を結ぶ中で賠償責任はどうなるのかとの質疑に、指定管理者に移行した場合、施設設置は市なので、その施設を壊した場合は市と利用者との間で処理する。事故で利用者がけがをした場合、指定管理者の場合も施設そのものの管理に瑕疵がある場合は設置者として市に国家賠償法が適用される。賠償責任、損害賠償については、協定書の中にはっきり明記しているとの答弁がありました。  質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、質疑に入り、教育委員会費で、委員より、アスベスト除去について今回の2施設以外の残された分は補正でよいのか。分析中のものがかなりあるが、今後の予算対応はどのようになるのか。今の予算で十分かとの質疑に、分析調査については、予備費対応でお願いしている。分析調査中の建物は、結果が出たものから取りかかりたい。21件すべてに対応できる予算であるとの答弁がありました。  また、委員より、アスベストは産業廃棄物だと思うが、最終処分場はどこか。最終処分費も含まれているのかとの質疑に、専門的なものであり、業者と打ち合わせをしている。最終処分費も含んでいるとの答弁がありました。  図書館管理運営費で、委員より、トイレの改修を必要とする施設の区分けの基準はとの質疑に、高齢者や体の不自由な人のことを考え、公共性や緊急性などの観点から順番をつけ、補正に見合う額を要求したとの答弁がありました。  また、委員より、市民要望もあるが、6ランクの内容はとの質疑に、ランクづけは医療、高齢者、福祉施設、各区の施設、防災避難所、市民が多く集まる集会施設など、17年度末までに可能な限り順番を示したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回し。  続いて、農林水産部の審査に入りました。まず最初に、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、ろばた館管理運営費で、委員より、15年度経費の未払い分を16年度予算の予備費を充用した経緯と金額の相違はとの質疑に、旧名立町の職員が15年度に通常処理せず、他の会計から支出していたことが判明したことに伴い、正規な会計処理を行ったもの。16年度の現計予算で対応し、一部不足分を予備費から充用したことによる差異であるとの答弁がありました。  また、委員より、会計年度独立の原則に反するのではないかとの質疑に、過年度会計の必要な手続を経て適正に処理したものであり、緊急避難的な対応が必要であったことを理解願いたいとの答弁がありました。  園芸振興事業で、委員より、地産地消の推進で給食時間に生産者の顔写真が飾られるなど、教育的に行う場合の産地というのは上越市全域では広過ぎるのではないかとの質疑に、生産者の顔が見えるようにしたいとの答弁がありました。  中山間地域活性化対策事業で、委員より、柿崎区黒岩地区の雪中貯蔵施設は上越産米の品質向上、安定供給と良食味による地域活性化を目的としているが、成果は出ているのかとの質疑に、上越米というブランドの中でも産地を特定したブランド化も必要かと考えられるが、広い上越で平場と棚田、中山間地で荒廃地をふやさないためにもブランド化の戦略が必要であり、さらなる商品の差別化のインパクトになると考えるとの答弁がありました。  農業・農村担い手事業で、委員より、認定農業者は個人829人、法人23で、新規は38人だが、24人やめている。829人の構成はどうか。後継ぎはいるのか。2007年問題に対応できるのかとの質疑に、829人のうち法人が36、個人が793である。認定農業者は5年に1度の更新手続があり、年齢や後継者の関係であきらめる人もいる。2007年対策もあり、認定農業者がふえていくよう取り組みたいとの答弁がありました。  水田農業推進事業で、委員より、米輸出の取り組みで韓国の食品フェア、台湾の物産展の参加の結果、ブランドの評判がよかったということだが、どのような成果があったのかとの質疑に、韓国は米の関税が400%であるが、日本の米は売れる。韓国の米の値段は日本の6~7割で、有機栽培は高く、商機はある。穀物輸入は国策であり、規制緩和が待たれる。台湾の出展では評判、売れ行きがよく、一番可能性が高いとの答弁がありました。  既設林道維持管理事業で、委員より、林道の維持管理をきちんとしないと、廃棄物の捨て場になりかねない。どのような管理を行ってきたか。また、直営方式の管理も検討し、ごみ捨て場にならないような手だてはとの質疑に、林道の管理は原則的には安全施設を含め、業者に委託しているとともに、職員も管理に当たり、区では町内会にお願いしている。また、廃棄物を発見した場合は通報していただくことにしている。事案の発生時はすぐ対応し、警察も含め、所定の手続で処理するとの答弁がありました。  水産業活性化対策事業で、委員より、名立区のアワビ養殖施設の運用はどうか。また、水産業活性化対策事業の目的は水産資源の増大である。その方向はとの質疑に、当初5万個を養殖する予定であったが、海水取水施設が故障していることから、現在2万個を養殖し、全量うみてらすのレストランに販売している。養殖施設の今後の活用については名立区、名立漁協との連携も含め、検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回し。  次に、議案第164号平成16年度上越市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について及び旧町村の議案第182号、205号、211号、218号、225号、233号、240号、249号、256号、263号、271号、計12議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、委員より、実質収支は黒字となっているが、一般会計からの繰入金に依存しており、健全さに欠ける会計となっているのではないか。繰り出し基準の必要性、使用料への転嫁という話にもつながることであり、考えはとの質疑に、総務省通知の繰り出し基準に沿って高資本費対策分等を繰り出ししているほか、建設事業中であることなどから、繰り出し基準に基づく以外のものも繰り出ししている。基本的には、繰入金は圧縮していく必要があると考えている。処理施設建設が終了した後、減価償却費の取り扱いなど特別会計と異なる経理処理を行う公営企業会計への移行を検討していくこととなるとの答弁がありました。  質疑を終結し、採決の結果、いずれの議案も全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、指定管理者制度導入に伴う議案300号、301号、312号~314号、324号~327号及び335号の計10議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、特別な質疑なく、いずれの議案も全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第346号財産の取得について、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、特別な質疑なく、採決は後回し。  次に、議案第282号平成17年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者の説明の後、質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、産業観光部の審査に入りました。まず最初に、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第178号を初めとする旧13町村の各一般会計決算、計14議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、委員より、産業観光部の中で合併したことにより見直しをしなければならない計画、または見直しを行った計画は。また、観光振興5カ年計画は既に見直されているのかとの質疑に、地域産業再生大綱のアクションプログラムなどがあるが、今後見直しを行う計画である。観光振興計画は、次年度からの第3次計画の見直しは今年度中に行う予定であるとの答弁がありました。  地域産業活性化事業で、委員より、企業誘致の窓口は一つになったが、どのような順序で誘致するのか。また、業種別の団地のすみ分けを考えるべきではないかとの質疑に、順番はない。企業のニーズに合った土地を提供していきたい。業種別の団地のすみ分けについては必要なことだと思う。企業ニーズもあり、難しい面もあるが、検討したいとの答弁がありました。  また、委員より、南部産業団地の分譲率が低迷している中、用途変更の地元要望もあり、県は検討していると聞くが、話はあるのか。また、積極的に推進すべきと思うがとの質疑に、一部の見直しについては県から話があり、現在は地元の要望を聞きながら検討している。また、都市計画審議会に付議する事項なので、地域の意見や要望を聞いて慎重に進めているとの答弁がありました。  イベント推進費で、委員より、観桜会への来場者の滞在時間はとの質疑に、団体バスの来場者で長くて1時間から1時間半、渋滞等の関係で時間が十分とれない場合は十数分の場合もある。ツアーで宿泊が長野県という方が多く、渋滞対策や鵜の浜温泉などのPRで市内の宿泊者を確保したいとの答弁がありました。  また、委員より、上越まつり交付金1,700万円に対し、来場者が少ない。直江津、高田でそれぞれ花火、民謡流しを行っているためではないか。分散開催について考える時期に来ているのではとの質疑に、花火、民謡の一本化については過去にも何度も取り上げられてきたが、みこしが直江津から高田、さらには直江津へと回る伝統がある祇園祭であり、各地区それぞれに誇りを持っていることを理解いただきたい。議会の意見としてまつり奉賛会、協賛会に伝えたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回し。  続いて、議案第161号平成16年度上越市索道事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、特別な質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第170号平成16年度上越市産業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について及び旧町村の議案第246号、264号、計3議案について、理事者の説明の後、質疑なく、採決の結果、いずれの議案も全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第188号平成16年度浦川原村霧ケ岳温泉特別会計歳入歳出決算認定について、議案第203号平成16年度牧村地域振興事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第257号平成16年度清里村観光事業特別会計歳入歳出決算認定については、質疑なく、いずれの議案も採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、指定管理者制度導入に伴う議案第302号、315号~323号、329号~336号、計17議案について、理事者の説明の後、質疑に入り、特別な質疑なく、全員異議なくいずれの議案も原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、新産業振興事業で、委員より、バイオマス事業への奨励金は前向きな直接的な補助であるのか、位置づけはとの質疑に、事業に対する直接補助ではない。投資額に見合った固定資産税を奨励金として企業に交付するものである。企業に直接入るという意味では、補助金と何ら変わるものではないとの答弁がありました。  また、委員より、市が積極的に推進するバイオマス事業への先進的な取り組みに対し、奨励金だけでよいのか。市のバイオマスタウン構想を積極的に支援することで何らかの支援をすべきではないかとの質疑に、奨励制度は製造業などが適用となるが、廃棄物処理業が中心の事業はカテゴリーに入っていないが、新たな産業の発展性を考え、企業振興条例の適用という積極的支援の姿勢を示したもの。先進事例として前向きな検討をしていくとの答弁がありました。  観光振興対策事業で、委員より、フィルムコミッション関係でホームページも大事だが、観光専門誌に掲載することも有効であるとの質疑に、旅行先を決定する手段として旅行専門誌で探す人も多いことから、重要と考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回し。  教育委員会、農林水産部、産業観光部そろって議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決しました。  続いて、議案第178号、184号、192号、198号、206号、215号、221号、229号、235号、242号、251号、259号、266号について採決の結果、いずれの議案も全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算(第3号)について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、9月27日の本会議において付託されました議案第352号平成17年度上越市一般会計補正予算(第4号)について、同日委員会を開催し、審査を行った結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で文教経済常任委員長報告を終わります。 ○市川文一議長 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  この際、しばらく休憩いたします。          午前11時54分 休憩                                    午後 1時 0分 再開
    ○市川文一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  38番、仲田紀夫議員。          〔仲 田 紀 夫 議 員 登 壇〕 ◆38番(仲田紀夫議員) 私は市民クラブを代表して、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定に反対の立場から討論をいたします。  木浦市長は、平成17年1月1日に14市町村という全国一の広域合併をなし遂げ、編入した13町村の事務事業を含む歳出総額737億100万円の平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算を提案をされました。この決算は、新たにスタートした972平方キロに及ぶ広域な市域と、21万人余りの市民がそれぞれの地域の特徴を生かし、融和と自立のもと、今後の市政参加の方向性を見出す第一歩であると認識したところです。このような観点から、私ども市民クラブは積極的に委員会審査に臨み、事務事業の成果と課題に対し、多くの指摘と提言を行ってまいりました。この中でも4款衛生費中、塵芥処理費のごみ処理対策事業の中でどうしても決算を認めることができない事実が明らかになりましたので、以下その具体的な理由を述べ、討論を行います。  4款衛生費中、ごみ処理対策事業決算において、廃棄物最終処分負担金として7,236万円の支出が計上され、その内訳として平成14年度、15年度の事業系一般廃棄物シュレッダーダスト処理委託料6,373万円が含まれていることについて、この決算認定を提案される直前まで議会に何ら説明もなく、16年度予備費を充用し、処理したことが明らかになりました。委員会審査で明らかになった事実経過を申し上げますと、市長は就任されて間もない平成14年3月に、今まで事業者が負担してきた民間の事業系一般廃棄物シュレッダーダスト処分場の処理費用が高騰し、それを負担し続けることは事業活動に影響を及ぼすことになりかねないこと、最終処分場が上越市にないことと、一般廃棄物の処理責任が市にあることから、今まで事業者が負担をしてきたエコパークいずもざきの費用との差額を市が負担することを施策として決められ、同年4月から委託料として支払いを開始されました。しかし、支払い予算が不足すると、何ら肩がわりする根拠がない廃棄物運搬を行っていた中間処理業者に2年分6,300万円余りを肩がわりさせ、この間何ら対応することなく、16年度予算流用で肩がわりを行った業者に支払ったというものです。  基本的な問題点を指摘しますと、14年3月の方針決定は廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例第5条第1項の事業者は事業系廃棄物をみずからの責任において処理しなければならないとの事業者の責務規定にかかわらず、廃棄物処理計画の変更及び予算を計上すべきところ、それを大きく逸脱し、14年度予算を審議しているにもかかわらず、15年度も同様何ら議会に諮ることなく決定したことは全くの議会無視であります。さらに、市が差額を負担し、支払う先は群馬県にある民間最終処分場であり、委託契約に基づき、毎月支払うこととなっていましたが、14年10月の支払いで予算がなくなり、その支払いを行わず、この時点で遅くとも14年12月議会で補正予算を組み、議会の議決を得るべきであったにもかかわらず、15年度も同様にそれを怠り、その間議会に対し、何ら説明もなく、その後の支払いを15年度分のほとんども含め、契約とは無関係である民間中間処理業者に2年間もの間肩がわりをお願いし、支払わせたことは、民間事業者に多大な迷惑をかけたと同時に、市の信頼を大きく失墜したと言わざるを得ません。  次に、中間業者に肩がわりしていただいた6,300万円余りもの多額の金額を何ら処理することなく、最長2年余りもの間放置し、突然平成16年12月24日に支払った不適切な事務処理について指摘をしなければなりません。6,300万円余りもの多額の金額を補正予算に計上し、議会の承認を得ることなく、本来予測できず予算超過に対応するための緊急措置である予備費を一方的な充用で、予算科目にない負担金で支払ったのです。その時期は14市町村もの広域合併直前であり、折しも合併前の事務事業を継続し、新生上越市の一歩を踏み出すまちづくりのための補正予算が審議されていたにもかかわらず、議会には何らの説明がなかったことは、13町村及びクリーンセンターの合併が決定しており、予算の流用ができる状況を予測し、不適切な処理を承知し、行ったと言わざるを得ません。なぜなら厚生常任委員会の審議の中で、支払いに当たっては予備費を充用し、その後科目間流用ができることとなったので、予備費に戻し入れたということが明らかになりました。このような処理について総務常任委員会で、地方自治法第217条、予備費について昭和24年の実例解釈の一たん予備費から充用支出した金額を後日関係科目予算を追加し、これを予備費に繰り戻すことはできないとのことについて指摘を受け、違法ではないが、不適切であったことを認めたのです。そして、監査委員もこの項目について必要があれば監査を行うことを表明をしました。予備費の流用、充用は、ごみ処理事業のみならず、今回提案された事業決算の多岐にわたり、多くの項目で見受けられ、委員会において多くの議員が指摘をされました。  さらに、議会を全く無視した行為に触れなければなりません。具体的には先ほども述べたように、本来であれば事業系廃棄物の処理経費を市が負担すべき根拠が一方的な解釈に基づいているものの、支払いが遅延し、その後の予算執行経過についてあらかじめ議会に報告すべきところ、16年12月24日に過年度支出として予算計上した委託料ではなく、負担金として支払われました。その後少なくとも16年12月、17年3月、同6月の定例議会で報告する機会が3回もあったにもかかわらず、16年度決算審査の議会開催を目前にした平成17年8月19日に議会に報告したことは、決算で指摘されることを恐れたパフォーマンスであり、議会の審議権と議会への報告義務を無視した独断的行為であると断ぜざるを得ません。ごみ処理対策事業で明らかになった予備費充用による予算の執行は、議決された予算の総枠の範囲内であれば議会に諮ることなく、市長の権限でどのような予算執行も可能となり、地方自治法第210条、一般会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければならないと規定した総計予算主義に反し、市民の代表である議会を無視した重大な不適切行為であります。  今回明らかになった一連の事務処理について市長は、その原因は担当職員の新たな施策に対する予算の見込みの甘さと稚拙な事務処理、事務手続チェックの甘さにあったとして、それに関係した部長と課長の職員3人を訓告処分で済ませたのです。このことは、市政の最高責任者として、みずからの政治責任をとらない責任逃れであると同時に、市長みずからの政策をその決定からわずか6カ月で破綻したにもかかわらず、何ら対応することなく放置し、民間事業者に多大な迷惑をかけ、さらに議会を無視し、市民に何らこの内容を明らかにすることなく、内密に処理し、市民をも欺いた行為そのものであることをここで強く指摘しておきます。  以上、具体的な事項について述べてまいりましたが、4款衛生費、塵芥処理費におけるごみ処理対策事業で表面化した議会に提案すべき予算計上のあり方及び予算不足による不適切な事務執行、さらには予備費の不適切流用、充用と、予算執行の最高監督責任者としての木浦市長の認識の甘さに起因した予算執行に対する今回の決算は認めることはできません。  以上、新たな上越市のスタートにおいて合併前上越市の事務事業の不適正を指摘し、今後広域化し、広範囲にわたる事務事業においてこのようなことが繰り返されないよう議会の使命を十分に果たすことを決意し、反対討論を終わります。 ○市川文一議長 31番、江口修一議員。          〔江 口 修 一 議 員 登 壇〕 ◆31番(江口修一議員) 私は政和クラブを代表して、今議会に提案された議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定を初めとする全案件について賛成の討論を行います。  国、地方を合わせた長期債務残高が700兆円を超え、財政の健全化が喫緊の課題とされる中で、三位一体の改革の初年度に当たる平成16年度は、予算編成の最終盤になって地方交付税及び臨時財政対策債が大幅に削られ、全国的に大きな混乱を招きました。木浦市長におかれては、まさに血のにじむ思いをされて、新幹線新駅周辺整備事業など新生上越市のさらなる発展の基礎となる主要プロジェクトの推進を図る一方、事務事業の徹底した見直しを行い、限られた予算の中で市民生活を最優先にさまざまな施策に取り組んでこられました。また、財政状況が厳しいだけでなく、多くの負の遺産を引き継いだこともあり、手かせ足かせの中での市政運営であり、就任以来一貫して財政の健全化に取り組みながら、一方で市民の生命と財産を守るために、身近な市民生活を中心に安全、安心なまちづくりに精いっぱい努めておられることに、まずもって敬意を表したいと思います。さらに、全国一多い14市町村の合併を大きな混乱もなくなし遂げたことも、木浦市長の実直で誠実な人柄と姿勢によるところが大きいと考えているところであります。  それでは、一般会計の基本的な施策を中心に、順を追って賛成理由を申し上げます。まず、安全、安心なまちづくりへの取り組みであります。平成16年度は、豪雨災害や中越大震災、さらに大雪という災害の1年でありましたが、行政の最大の責務は市民の生命、身体、財産を守ることであるという理念に立って、市民が安全で安心して暮らせるために必要な施策に取り組んでこられました。また、増加傾向にある街頭犯罪の抑止対策として、安全、安心まちづくり推進パトロール事業や、地域110番協力車制度等を推進されたほか、インターネットや携帯電話のメール機能等を活用して、市民の皆様に防犯及び防災に関する情報等を提供する実証実験にも積極的に取り組み、安全、安心な生活環境を確立するための地域防犯活動を推進してこられました。特に児童生徒の通学路における集落間の街灯整備について、平成16年度末までに合併前の上越市の区域で計画していた区間すべての整備が完了したことは、市長の安全、安心なまちづくりに取り組む強い姿勢のあらわれであり、市民からも高い評価を得ていると思います。そして、こうした取り組みが平成16年度の犯罪発生件数を前年と比べ、19.5%も減少させる結果につながったものと高く評価するものであります。  次に、介護、福祉の分野では、障害者を対象としたタクシー利用料金等助成で、人工透析を受けておられる方に対し、追加助成を行い、経済的負担の軽減を図ったほか、高齢者が住みなれた地域の中で安心して暮らすことができるよう高齢者の見守りネットワークの構築や、70歳以上のひとり暮らしや虚弱高齢者を対象に開催するのびやかデイサービスの実施会場をふやすなど、閉じこもり防止と高齢者の仲間づくりを一層推進されました。また、児童福祉の面では、大手町小学校と小猿屋小学校で新たに放課後児童クラブが開設されたほか、子育てSOS支援隊を設置し、相談員が積極的に地域に出向くなど、児童虐待の早期発見と相談体制の充実強化を図り、子育てに関する不安や悩みを持つ保護者の支援に努められました。  次に、雇用対策では、上越公共職業安定所と連携し、新たに3,000人近い求人を開拓されたほか、中高年齢者の意識改革を図る中高年齢者就職講座を実施し、雇用のミスマッチの解消に努めるとともに、国、県などと連携し、若者しごと館上越サテライトを設置し、若年者の雇用対策の推進にも努められました。また、みずから先頭に立って、長野県や九州の企業に対する積極的なポートセールスや、中国での経済ミッションを実施されたことにより、ことし4月には上海港との直行航路の開設が実現されるなど、直江津港の振興にも全力を挙げて取り組んでおられることも大いに評価できるものであります。  教育環境の充実については、厳しい財政事情の中で15年度に引き続き大町小学校の校舎改築工事や城西中学校の耐震診断調査を行うとともに、新たに東本町小学校と柿崎中学校の耐震診断調査を行ったほか、春日新田小学校や南本町小学校、城西中学校の耐震補強工事や大規模改造工事を実施され、安全、安心な学校づくりに努められました。  また、身近な生活関連基盤の取り組みでは、市税や地方交付税が大幅に落ち込み、建設事業の抑制を余儀なくされるという状況の中で、市民生活中心の視点に立ち、道路や下水道など身近な生活環境整備を優先して取り組まれたことは十分理解できるところであります。生活関連道路の維持補修、舗装、改良などを積極的に進めるとともに、昨年12月に中田原下箱井線が完成するなど、主要幹線へのアクセス道路の整備にも力を注がれました。また、中山間地域では19年ぶり、平野部でも4年ぶりの大雪となったことから、道路交通や歩行者の安全を確保するために除雪体制の強化に努められ、できる限りの対応をされたところであります。  このほか良好な水環境の保全を図り、快適な生活環境を創出するため、下水道事業及び農業集落排水事業では人口普及率が53.4%になったほか、桑取地区を初めとする西部中山間地の生活環境の保全と公衆衛生の向上を図るため、新たに浄化槽整備推進事業に取り組まれたことに対しては高く評価するものであります。しかしながら、事業系一般廃棄物のシュレッダーダストの最終処分に係る一連の処理において、担当職員の見通しの甘さと職務怠慢が原因で緊急やむを得ない対応がとられたことに理解いたしますが、今後このようなことがないよう職員の能力向上と再発防止に向けた、さらなる努力を求めるものであります。  最後に、協働のまちづくりについてであります。分権社会システムへの転換が求められる中、民間の専門的なノウハウや発想を活用して、公共施設におけるサービスの向上や管理経費の縮減を図る指定管理者制度については、地方自治法の改正とあわせた素早い取り組みで積極的に導入を進めておられます。合併により施設数が大幅に増加いたしましたが、指定管理者制度の導入を進めるとともに、民間への売却も含めて、類似施設の統廃合や施設配置の見直しにも取り組んでいただきたいと思います。このように平成16年度決算は、限られた財源の中で市民本位の政策を展開されたこと、自主自立のまちづくりを進めるため生活圏が同一の近隣町村との合併を力いっぱい推進され、市民の一体感の醸成にも努められたことが見てとれる内容であり、賛同するものであります。  次に、議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算についてであります。将来の税源涵養につながるフィルム・コミッション設立に向けた取り組みや、地域食材のブランド化を図る取り組み、さらに観桜会への誘客拡大策に積極的に取り組まれているほか、中小企業支援コーディネーターの増員や、バイオマス利活用施設への補助などは、地域産業の育成につながるものであります。また、アスベスト対策に早急に取り組まれる姿勢や災害復旧経費など、市民の安全、安心を守るための補正予算計上であり、評価できるものであります。さらに、板倉区の統合保育園整備事業につきましては、新市建設計画に登載された事業であり、地域住民の強い要望でもあること、保育園だけでなく、子育て支援機能を持った施設であることなどを総合的に判断され、予定していた国庫補助金がつかなくなったことに対して地域事業の見直しを前提に事業継続を決定されたことは、合併協議を尊重し、誠意ある対応をしていく姿勢のあらわれであり、高く評価できるものであります。  以上、平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定を中心に、市民生活中心の施策を重点的、積極的に推進されている木浦市長の誠意ある市政運営を認め、賛成理由を申し上げましたが、そのほかの議案も適切かつ妥当であると認めるものであります。市長におかれては、逼迫した財政状況の中で、地域や市民の多くの要望にこたえたいという気持ちと、将来の上越市を支える子供たちに過大な債務を残してはならないという思いのはざまで苦渋の選択に迫られる毎日であろうと推察いたします。こうした中にありましても日々東奔西走し、できる限り地域や市民の声を聞き、市民本位の市政を貫く姿勢を高く評価するものであります。  最後に、引き続き財政の健全化に努められるとともに、活力ある上越市を取り戻すため、施策に力強く取り組んでいかれることを御期待申し上げ、賛成討論を終わります。 ○市川文一議長 34番、樋口良子議員。          〔樋 口 良 子 議 員 登 壇〕 ◆34番(樋口良子議員) 私は日本共産党議員団を代表して、今議会に提案された議案の一部に対して反対の立場から討論を行います。  私ども日本共産党は、議会で提案される案件に対して、何でも賛成の立場でも、何でも反対する立場でもありません。市民の役に立つかどうか、むだがあるかないか、市民の負担をふやさないかどうか、国の悪政の防波堤になっているかどうかなどを主な基準にして、賛成か反対かの判断をしています。そして、役に立つものに対しては積極的に推進し、賛成しますが、役に立たないものや、むだな事業には改善を提案したり、反対してまいりました。今議会に提案されたそれぞれの議案についても、このような基準で判断した結果、以下三つの議案について反対討論を行うものであります。  まず、議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定についてと、議案第167号平成16年度新幹線新駅地区土地区画整理事業については、関連がありますので、あわせて討論いたします。新幹線新駅の開発については、この事業の大前提となる駅の乗降客数の予想3,000人は余りにも過大過ぎるということであります。我が党の杉本議員の直江津駅の乗降客数は約6,000人なのに、なぜ新幹線新駅の利用者を3,000人と見込んだのかとの質問に対して、木浦市長は百年の計だとか、駅勢圏だとかを繰り返すだけでした。また、市長はこの地区に商業用地を造成すると言っておられます。市内の大型店の売り場面積は全体の75%を超えており、これ以上の大型店はもう必要ない状態であります。加えて、高田、直江津商店街の営業に今以上の悪影響を及ぼすことは、既存の大型店出店時の状況から見ても明らかなことであります。高田、直江津商店街の振興に努力すると木浦市長はおっしゃっていますが、おやりになることは全く逆であります。またさらに、財政難を強調しながら、市の負担だけではありませんが、総事業費110億円は余りにも膨大であり、市長も認められている点であります。このような新幹線新駅に便乗した過大開発は見直して、その分の財源を福祉、教育、市民生活に直結した部分に回すべきだという立場は予算議会で主張したとおりで、その考えには変わりなく、賛成するわけにはいきません。反対であります。一方、平成16年度から高齢者の生きがい、楽しみであり、かつ介護予防の面でも効果のある趣味の講座、フラワーセンターの教室などの受講料、そして春日山荘の入浴料が有料となりました。1回につきわずか100円の有料化ではありますが、市民からこのような高齢者の楽しみを奪うような姿勢は許しがたいと大きな批判の声が上がりました。木浦市長は、機会あるごとに高齢者福祉の充実を強調されていますが、この点においてもおっしゃることとおやりになることは、全く矛盾していると言わざるを得ません。春日山荘の入浴料が市に入ってくる額はわずか19万円足らずであります。先ほど述べた新幹線新駅地区の開発事業のように巨額の税金を投入する公共事業は見直さず、一方で高齢者の生きがいを奪うような姿勢は、理念も根拠も全く理解できず、賛成することはできません。  反対の理由の二つ目は、14市町村合併を推進する立場であったということであります。私たち日本共産党は、合併について何でも反対という立場ではありませんが、今回のこの合併は上越市民にとって何ら利益がないということであります。市長は、市民に対する説明会を開き、アンケートもとって、市民の声を十分聞いた上で合併を決めたと言われていますが、市民説明会への市民の参加数は少なく、十分な人数ではありません。また、その中身も合併ありきの説明に終始したものでありました。アンケートの回答率は50%を切っております。なぜ市民が望んだ住民投票を正々堂々と実施しなかったのかという不満の声も大きく上がりました。今回の合併で地方交付税は約60億円以上減少することも明らかになり、加えて財源として当てにしている合併特例債は借金には変わりないものであり、借金をしてむだな開発を促進する原因にもなります。東京都の半分と同じ、それも中山間地が圧倒的に広がる970平方キロメートルという広大な上越市となります。それなのに、職員を10年間で500人、600人と減らしていく計画も明らかになりました。市域が広くなり、逆に職員数が減らされれば、きめ細やかな行政サービスが提供できなくなるのは火を見るよりも明らかなことであり、賛成することはできません。  反対の理由の三つ目は、一般廃棄物最終処分費用の支払いの遅延について認められないということであります。これは、事業者が一般廃棄物を処理する費用を市がその一部を負担することを決めた。これ自体私ども日本共産党議員団は問題ありと考えますが、さらに平成14年度、15年度の事業者への支払いをしないで、平成16年12月末、すなわち合併する直前にやっと支払ったという中身であります。このような考えられない事態を議会に報告しない、議会軽視であること、事業者に迷惑をかけたこと、そして会計処理に適切さが欠けていること、このような重大な事態を引き起こしたにもかかわらず、関係職員に対する処分のみで、最高責任者である市長はこのようなことが二度と起こらないよう職員を指導することとみずからの処分には言及しなかったこの姿勢、これらの点は到底認めるわけにはいきません。  一般会計の決算に対する反対の理由の最後は、議会費において市民から観光的要素が強く、いまだに上越市の議会は税金を使って行っているのかと大きな批判が上がっている海外視察。本年、17年度はとりやめになっていますが、この年度、16年度は批判が上がっているにもかかわらず実施している。この点についても認められません。  議案第159号平成16年度上越市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。国保税が高くて、払いたくても払えないという加入者の悲鳴が続いております。このような加入者の切実な声を無視できずに、平成15年度では所得割部分を約10%引き下げられましたが、まだまだ上越市の国保税は県内トップクラスに高くなっています。16年度の滞納額は10億円以上という異常な状態で、ますますふえてきているではありませんか。国の指導による平準化、すなわち応能と応益の割合を半分半分、50%と50%にするということも低所得者世帯にとって払いづらい要因の一つであり、この点についても応益部分を縮小するように改善すべきであります。滞納者もふえて、その結果、資格証明書の発行が200人以上になっています。資格証明書というのは保険証を持たない状態と同じであり、病気やけがなどの際、安心して医療機関に行けない、まさに命にかかわる事態であると言わざるを得ません。滞納者に対して通知したり、訪問したりの手だてをして、その結果、相談ができない、連絡がとれない世帯のみこの資格証明書を発行しているとの答弁がありましたが、安易に発行するのではなく、面談し、状況を把握することにさらに努力して、慎重に対応すべきであります。県内トップクラスに高い国保税は、一般会計からの繰り入れなどを行い、引き下げるべきであります。  以上、三つの議案に対しての反対討論を終わります。 ○市川文一議長 37番、大島武雄議員。          〔大 島 武 雄 議 員 登 壇〕 ◆37番(大島武雄議員) 私は政新を代表して、今議会に上程された議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定を初めとするすべての案件について賛成の立場から討論を行います。  昨年は7.13水害、たび重なる台風の上陸、そして新潟県中越大震災と、災害の多い年でもありました。当市においては、幸い甚大な被害は発生しなかったものの、県内外の被災地は今なお災害のつめ跡がいえないのであります。私たちは、被災地の状況や行政の初動対応などから多くの教訓を得るとともに、平素から備えの重要性を改めて認識したのであります。  それでは、一般会計の施策について申し上げます。木浦市長は、市民の生命、身体、財産を守ることは行政の最大の責務であるとされ、殊のほか予防行政に力を入れてこられました。中長期的な視点に立った防災対策に意を用いられる一方、災害が発生するおそれのあるときは迅速かつ適切な対応をとられました。犯罪、火災、交通事故などの減少、抑制に向けた数々の取り組みをも含め、大いに評価するとともに、今後さらに推進していただくことをお願いするものであります。  また、いわゆる上越ブランドの確立に向け、バイオマス産業の育成や中小企業者の新製品、新技術開発に対する補助等の産業振興、高田城百万人観桜会などの観光資源の全国発信による観光振興、地域間競争に勝ち残れる売れる米づくりの推進の農業振興など各種施策を推し進め、確かな成果を上げられました。企業誘致では、各種の優遇制度などをアピールしながら積極的な誘致活動を展開した結果、7社の進出があったとお聞きしております。  一方、住みなれた地域で自分らしく健康で自立した生活を送ることができるよう保健、医療、福祉が互いに連携したサービスの充実に努められました。高齢者福祉では、ひとり暮らしや虚弱な高齢者が地域において安心かつ自立して暮らすことができるよう高齢者の見守りネットワークの構築に着手するなど、心温まる対策は特筆すべき事柄と言えるのであります。  また、次代を担う子供たちが1日の大半を過ごす学校の環境整備を推進されました。小中学校の耐震化事業では、小学校3校、中学校2校で耐震診断や耐震補強工事を行うとともに、南本町小学校や城西中学校での大規模改造事業を進めたほか、大町小学校の校舎棟や頸城中学校の増築工事が竣工したのであります。また、中郷中学校の改築事業も順調に事業が進捗し、本年8月に校舎棟が完成し、2学期から新しい校舎での学校生活が始まっているのであります。  このほか生活関連道路の維持補修や除雪体制の強化など、市民の目線に立ったきめ細かなサービスの提供や、指定管理者制度の導入を初めとした数々の改革を推し進められたことに対し、衷心から敬意を表するとともに、より一層の推進をお願いするものであります。  また、ごみ処理対策事業における廃棄物最終処分負担金の支出についてであります。このたびの案件は、職員の見通しの甘さから迅速かつ的確な予算措置を講じず、支払いが遅延となったものであります。こうした過ちが二度と再び繰り返されることがないよう、職員の事務管理能力の一層の向上を図っていくことこそが市長の責務であると考えます。今後の厳しい教訓としていただきたいと思うのであります。  次に、平成16年度の歳入についてであります。歳入の根幹をなす市税は、合併した13町村のことし1月から3月分の収納額が加わり、当初予算を17億3,000万円余り上回る193億9,445万円の決算となり、前年度に比べ、19億1,579万円、11%の増となりました。しかし、厳しい経済環境や雇用情勢、不況の長期化に伴う営業不振などが影響し、収入未済額の増加に歯どめをかけることができず、一般会計の収入未済額は13町村との合併により前年度に比べ、2億9,000万円余り増加して16億8,615万円余りとなりました。厳しい財政運営を余儀なくされている今日、市の自主財源を確保する面からも、税の公平性を維持する面からも滞納者の状況把握に一層努め、個々の事案ごとに厳正かつ適正な対策を講じながら、安定的な税収の確保に鋭意努めていただくよう要望いたします。  また、木浦市長は就任以来一貫して新たな市債の発行額が元金償還額を上回らないよう抑制に努めてこられました。合併に伴い、市債残高が膨らむこととなり、また特別会計の部分では下水道事業や集落排水事業など生活基盤の整備を進めるための市債がふえていることから、表面的には市債残高が減っていないようにも見えますが、市債残高の内容は確実に変わってきており、大いに評価するものであります。市債の増加は財政の硬直化につながりますことから、市債の発行については今後も適正かつ慎重に対応していただきたいとお願いするものであります。  次に、平成17年度一般会計補正予算についてであります。板倉区統合保育園整備事業では、国の三位一体改革により当初見込んでいた国、県補助金が交付金として大きく減額となったことから、実質的には市費単独事業に近いものとなったわけであります。木浦市長は、板倉区地域協議会の意見を聞かれた上で、これまでどおりの計画で整備することとされました。このことは、この事業が旧板倉町において設計まで終了し、その実施を当市に引き継いだ事業であるという経過と、3年間に及ぶ合併協議のポイントの一つであった地域事業をめぐる協議の経過を尊重された上での英断と高く評価し、事業の推進を支援するものであります。  また、このたびのアスベストによる健康被害が全国的な問題となる中、いち早く合併後の上越市が所有、または管理する全施設についてアスベストの使用状況を調査され、緊急を要するものは予備費で対応する一方、今後アスベストの含有が判明した場合の除去、または囲い込みの対策費用として総額1億6,000万円の補正予算を計上されました。厳しい財政状況下にあっても、行政の責務を素早く、そして確実に実践されたことは、まことに心強い限りであり、大いに称賛するものであります。  新生上越市の誕生から9カ月。一体感の醸成を進められることはもちろんのこと、21万市民の共通の財産である豊かな地域資源を生かす取り組みを今後さらに力強く推し進めていただくことをお願い申し上げ、今定例会に提出されたすべての案件について、いずれも適正かつ妥当であると判断し、賛成討論といたします。 ○市川文一議長 18番、上松和子議員。          〔上 松 和 子 議 員 登 壇〕 ◆18番(上松和子議員) 私は公明党を代表して、今議会に提案された議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定を初めとする全案件について賛成の立場からその理由を述べ、討論を行います。  本年1月1日に14市町村が合併し、早くも9カ月がたちました。全国最多と言われておりましたが、各地域のすばらしい文化、特色が大きな財産となり、上越地域の将来に向け、大きく歩みを始めました。合併に至るまで木浦市長におかれましては、他の旧町村の関係者の方々ともども大変御苦労があったと思いますが、合併に向け、真剣に取り組んでこられたことに対し、高く評価をいたします。  さて、我が国の経済は緩やかながらも確実な回復基調にあるとされ、明るい兆しが見えつつあると言われておりますが、地方経済は依然として厳しい状況にあるように思います。このような中、市長におかれては、市政運営にも大変御苦労があったと推察しておりますが、事業の必要性や緊急性を見直し、市民本位の市政に取り組んでこられたことに対し、大いに評価をいたします。  それでは、一般会計の施策を中心に賛成の理由を申し上げます。安全、安心のまちづくりにおいて、平成15年度から重点的に取り組んできた児童生徒の通学路における集落間の街灯整備事業については、平成16年度末までに合併前の上越市の区域において計画していた区間すべての整備が完了いたしました。これは、子供たちの安全を考える上で大変評価されることだと考えます。  介護、福祉の分野では、高齢者が日常生活の中で介護予防を実践するほのぼのステーション事業を新たに実施、また70歳以上のひとり暮らしや虚弱高齢者を対象に開催するのびやかデイサービスの実施会場をふやすなど、高齢者の閉じこもり防止と仲間づくりを一層推進しました。これからの高齢化社会に向け、大変重要な施策だと考えます。タクシー利用券の助成については、以前身体、知的、精神の三障害の方が対象でしたが、人工透析を受けている方にも枠が広がり、経済的負担の軽減を図りました。大いに評価をいたします。  児童福祉では、市街地の保育園で入園児童数の増加や保護者の多様な保育ニーズにこたえるため、北本町保育園、春日保育園、中央保育園の3園で定員を増員して受け入れ、また三郷保育園で乳児保育も開始いたしました。ファミリーヘルプ保育園では、日中の保育に限り、育児疲れの解消等の理由も新たに利用条件に含まれました。保護者の心身の負担軽減となり、大変評価しております。放課後児童クラブでは、新たに大手町小学校と小猿屋小学校で開設、保護者が安心して子育てができる環境が進むことは、少子化対策にとって非常に重要なことです。今後も保護者のニーズを的確に把握し、子育てしやすい環境づくりに取り組んでいかれることを要望いたします。  教育環境では、大町小学校の校舎改築工事が平成15年度から引き続き行われ、2学期から児童が新校舎で学ぶことができました。耐震診断調査は順次進めておりますが、この診断を受けて春日新田小学校、南本町小学校及び城西中学校の耐震補強工事及び大規模改造工事を実施いたしました。本年4月1日現在の小中学校の耐震化率は、県平均43.4%、全国平均51.8%を上回る53%となっています。このことは高く評価いたしますが、さらなる調査を徹底して進めていただき、安心、安全な学校づくりに取り組んでいただけるよう、これからもよろしくお願いをしたいと思います。  以上、平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について、市民生活に最も身近な問題を中心に賛成の理由を述べさせていただきましたが、そのほかの議案についても適切かつ妥当であると判断し、賛成討論といたします。  以上です。 ○市川文一議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  まず、決算について採決いたします。  議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○市川文一議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第159号平成16年度上越市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○市川文一議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第160号平成16年度上越市診療所特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第161号平成16年度上越市索道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第162号平成16年度上越市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第163号平成16年度上越市老人保健特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第164号平成16年度上越市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第165号平成16年度上越市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第166号平成16年度上越市地球環境特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第167号平成16年度上越市新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○市川文一議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第168号平成16年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第169号平成16年度上越市住宅団地事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第170号平成16年度上越市産業団地事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第171号平成16年度上越市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第172号平成16年度上越市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第173号平成16年度上越市病院事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第174号平成16年度上越市ガス事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第175号平成16年度上越市水道事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第176号平成16年度上越市簡易水道事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第177号平成16年度上越市工業用水道事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  次に、議案第178号より第276号までの99議案については、合併前13町村等の平成16年度打ち切り決算であり、議会運営委員会の協議に基づき、一括採決を行うことといたします。  お諮りいたします。  議案第178号より第276号はいずれも認定することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、議案第178号より第276号はいずれも認定することに決しました。  次に、報告について採決いたします。  報告第4号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は承認することに決しました。  報告第5号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は承認することに決しました。  次に、条例関係等の議案について採決いたします。  議案第290号上越市大規模開発行為の適正化に関する条例の制定についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第291号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第292号上越市議会議員及び上越市長の選挙における選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第293号上越市老人デイサービスセンター条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第294号上越市吉川地域情報通信施設条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第295号上越市国民健康保険診療所条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第296号上越市水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第297号上越市簡易水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第298号上越市水道水源保護条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第299号より第336号までの38議案については、いずれも指定管理者制度導入に伴う条例改正でありますので、一括採決することといたします。  各議案はいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、議案第299号より第336号はいずれも原案のとおり可決されました。  議案第337号字の変更についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第338号字の変更についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第339号字の変更についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第340号市道路線の廃止についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第341号市道路線の認定についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第342号工事請負契約の締結についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第343号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第344号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第345号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第346号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第347号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第348号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第349号財産の取得についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第350号財産の処分についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第351号上越地方広域事務組合規約の変更についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第353号工事請負契約の締結についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、補正予算を採決いたします。  議案第277号平成17年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第278号平成17年度上越市国民健康保険特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第279号平成17年度上越市診療所特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第280号平成17年度上越市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第281号平成17年度上越市老人保健特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第282号平成17年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第283号平成17年度上越市介護保険特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第284号平成17年度上越市地球環境特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第285号平成17年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第286号平成17年度上越市病院事業会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第287号平成17年度上越市ガス事業会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第288号平成17年度上越市水道事業会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第289号平成17年度上越市簡易水道事業会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第352号平成17年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                        〇 △日程第4 議案第354号及び第355号 ○市川文一議長 日程第4、議案第354号及び第355号を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。  木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 本日追加提案いたしました案件につきまして、その理由を御説明申し上げます。  議案第354号は、平成17年度上越市一般会計補正予算であります。特別職の職員の給与に関する条例の一部改正に合わせ、私と助役の給料の減額分を補正するものであります。なお、歳入歳出差し引き17万1,000円は予備費に計上して収支の均衡を図りました。  議案第355号は、特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。今定例会で多くの御議論をいただきました一般廃棄物最終処分費用の支払い遅延につきましては、議会並びに関係者の方々に御迷惑をおかけいたしたことに対し、深く反省いたしております。これまでの議論の内容を重く受けとめ、私自身と事務方の責任者である助役の責任を明らかにするため減給10分の1、1カ月を提案させていただくものであります。また、10月1日付人事異動で関係職員の更迭を行うとともに、日常の業務管理と予算の執行管理を一層徹底し、再発防止に努めてまいります。  なお、本年7月にこのような事案を未然に防止する意味合いをもって制定いたしました職員の懲戒処分に関する指針や懲戒処分等の公表基準のさらなる徹底を図り、厳正な綱紀の保持と質の高い公務の推進に全力で取り組む決意でありますので、議会並びに市民の皆様のさらなる御指導をお願い申し上げます。  以上、提案理由を申し上げましたが、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。 ○市川文一議長 これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  43番、水澤弘行議員。          〔水 澤 弘 行 議 員 登 壇〕 ◆43番(水澤弘行議員) 私は、さきに通告したとおり追加提案のありました議案第354号及び第355号に係る市長及び助役の減給処分につきまして、政和クラブを代表して総括質疑を行います。  この案件につきましては、さきの総括質疑及び厚生常任委員会の審議の過程で、廃棄物最終処分の負担金に関する問題が明らかになったものであります。そもそもこの案件は、職員の見通しの甘さから迅速かつ的確な予算措置を講じず、また上司への報告を怠った結果、事業系一般廃棄物の最終処分業者への支払いが遅延となったものでございます。さきの総括質疑の答弁の中で市長は、結果として関係者の皆様に大変御迷惑をおかけしましたことをまことに申しわけないことと感じておりますと述べられました。市長が本会議でこれだけのことを言われたということは、相当の責めを負われ、責任をとられたと言えるのではないでしょうか。今後市長がとるべき行動は、こうした過ちが二度と繰り返されることがないよう職員の事務管理能力の一層の向上を図っていくことであると考えております。事務方の拙劣な事務執行に対して、市長及び助役がこの間の事態の推移を重く受けとめ、みずからの襟を正すことはまことに潔く、評価するものではありますが、しかしながら事務方のミスでみずからの給料を減給までするということは、余りにも重過ぎるのではないかと考えるものでありますが、市長の見解をお聞きしたいと思います。  以上です。 ○市川文一議長 木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 議案第354号及び議案第355号につきまして、市長、助役の減給処分は必要ないと思うがどうなのかとの御質問についてお答えいたします。  このたび追加提案いたしました案件につきましては、提案理由の中で申し上げましたとおり一般廃棄物最終処分費用の支払い遅延に関し、さまざまな御意見をいただくとともに、今議会での総括質疑や各常任委員会を通じ、多くの御議論をいただく中、熟慮の結果判断いたしたものでありますことをまずもって御理解いただきたいと存じます。私は、これまでも職員には市民の皆さんのための行政運営に全力を挙げて取り組み、議会初め市民の皆さんとの信頼関係のもと適正な事務の執行をとり行うよう繰り返し指導してまいりましたが、このたびの事案により議会を初め関係者の皆様に御迷惑をおかけいたしましたことはまことに残念であり、行政事務の全般を総括する責任者として言葉だけではなく、目に見える形で私の責任をお示ししたものでございます。また、助役につきましても私に最も近い補助機関であり、市の事務執行が私の意図するものと相違することのないよう私を補佐する立場にありますことから、私同様減給が相当であり、御提案申し上げたものでございます。議員からは、結果責任のとり方が重過ぎるのではないかとの御指摘と受けとめておりますが、市長としての責任の重さを考えるならば今回の措置は妥当なものと考えておりますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。いずれにいたしましても、このたびの事案を教訓に、厳正な綱紀の保持と質の高い公務の推進に向けて引き続き職員に対して指導してまいりますとともに、私自身も全身全霊を打ち込んで市民本位の行政運営に取り組んでまいりますので、皆様方のさらなる御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○市川文一議長 43番、水澤弘行議員。          〔水 澤 弘 行 議 員 登 壇〕 ◆43番(水澤弘行議員) 市長の大変な生まじめさ、余りの生まじめさに私はほとほと驚きました。私も結構まじめな人間だと思っておりましたが、市長ほどではないかなと、そういうふうに思います。しかし、市長がこのように責任を感じておられるというのであれば、今回の決断につきましては了としたいと思っております。  しかし、関係の職員のさらなる処分と申しますか、それにつきましてはぜひ寛容にお願いしたいと要望いたしまして、質疑を終わりたいと思います。 ○市川文一議長 39番、近藤彰治議員。          〔近 藤 彰 治 議 員 登 壇〕 ◆39番(近藤彰治議員) 私は市民クラブを代表して、議案第355号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について質疑を行います。  まず、市長、助役の減給10分の1、1カ月の根拠は何かについてであります。私は、さきの議案第158号平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定についての総括質疑で、4款衛生費中塵芥処理費、ごみ処理対策事業の事業系一般廃棄物シュレッダーダスト処分委託料の支払い遅延について、2年間もの間議会に補正予算も何ら提案することなく放置し、議会を無視し、当初契約では何ら関係のない中間処理業者に6,300万円余りもの金額を肩がわりさせた一連の経過は、単に担当者の事務処理の甘さだけではなく、政策決定及び市政執行の最高責任者である市長の責任を明らかにすべきと申し上げてまいりました。しかしながら、市長はこのような業務処理を行い、市民及び業者に多大な迷惑をかけたのは、事業所ごみの分別、リサイクルの推進による排出量の抑制を抑えることで既決予算で対応できるものとしたとの見込みの甘さ、適切でない事務処理及び事務チェックが原因であるとし、当時関係した職員3人の処分のみにとめ、みずからの責任については、私の再三にわたる指摘に対し、予算管理の稚拙な対応を繰り返さないよう実務研修の強化、職員の事務管理能力の向上が私の責任であると言明され、再三にわたり繰り返されたのでありました。そして、付託された厚生常任委員会の審査で、市が負担する根拠、支払い遅延に至った詳細が明らかになり、再度多くの同僚議員から市長の責任についての指摘に対しても、助役からは先ほどの市長答弁と同じ繰り返しでありました。このような経過があったにもかかわらず、なぜこの9月定例会最終日において、市長と助役の責任を明らかにするため報酬の10分の1、1カ月の減給を提案されたのか十分な理解ができません。その根拠を明らかにしていただきたいと思います。  次に、提案理由の中で、10月1日付の人事異動で関係職員の更迭を行うとともに、日常の業務管理と予算の執行管理を一層徹底し、再発防止に努めるとしていますが、先ほど申し上げたように市長の当初の方針は予算管理の稚拙な対応を繰り返さないよう実務研修の強化、職員の事務管理能力の向上であったわけでありますので、みずからの責任とあわせ、関係職員の更迭とはどのような理由からか、またどのような処分なのか明らかにしていただきたいと思います。  以上でございます。 ○市川文一議長 木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 議案第355号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、減給10分の1、1カ月の根拠は何かとの御質問についてお答えいたします。議員も御承知のとおり私を含め、特別職の職員は地方公務員法の適用を受けないことから、同法に基づく懲戒処分自体の適用も受けないものでありますが、職員の懲戒の手続及び効果に関する条例で一般職に対する減給の上限を給料月額の10分の1と規定しておりますこと、また労働基準法におきましても減給の制裁を定める場合は賃金総額の10分の1を超えてはならないとの規定がございますことから、減給10分の1とし、みずからの責任を考えますと、1カ月が妥当なものと判断いたしたものでございます。  次に、関係職員の更迭とはどのようなことかとの御質問についてお答えいたします。一般廃棄物処理費用の支払い遅延は、担当職員の見通しの甘さから適切な予算措置を講じないなどに起因した不適切な事務処理であったことから、既に公表したとおり当時の担当職員に対し、去る7月に文書により訓告したところであり、これは職員が行った行為に対する注意処分でございます。これに対し、御質問の更迭とは読んで字のごとく、一定の職務にある職員を他の職員とかえることであり、例えば減給や降格といったような処分とは違い、人事配置上の措置でありますので、そのように御理解賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○市川文一議長 39番、近藤彰治議員。          〔近 藤 彰 治 議 員 登 壇〕 ◆39番(近藤彰治議員) 再質問させていただきます。  私どもは、市長と助役の減給10分の1、1カ月は、市民と業者に多大な迷惑をかけて、市の信頼を大きく失墜させたのに対し、みずからの責任としてはまだまだ軽いと思われております。今市長の答弁の中で規定内と、特別職はそういう規定がなかったとおっしゃいました。市長、それではあなたにお伺いします。自分の本心ではまだまだ低いと、軽いと思われているのか。それとも、先ほど水澤議員言われたように重たいのか。自分の本心、それを再度お聞きいたします。  また、関係職員更迭についてでありますが、この関係職員は今市長答弁されました、7月20日付で一回文書により訓告処分を科されているわけであります。今回また更迭するという処分が科されれば、二重処分となるわけであります。これについても、これとこれは別だよと今市長は申されました。確認であります。配置がえだけで、降格はないということで確認させていただいてよろしいのか、その辺についていま一度御見解をお聞きいたします。 ○市川文一議長 木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 再度の御質問にお答えをさせていただきます。  10分の1、1カ月では軽過ぎるのではないかという質問でございましたが、今回の事案と私の責任を十分に考えた上で妥当なものと判断した結果でございますので、そのように御理解賜りたいと存じます。  2点目は、降格人事なのではないかというのを確認ということでございますが、これは先ほどの答弁でも申し上げましたように降格するものではなく、職の身分を保持したまま他の職に異動させるものでございます。  以上であります。 ○市川文一議長 39番、近藤彰治議員。          〔近 藤 彰 治 議 員 登 壇〕 ◆39番(近藤彰治議員) 最後になります。市長、この議案につきましては市民も多くの関心があります。また、注目されております。議会では、この後採決があり、結果が出ます。市民の皆さんはどうでしょうか。そうです。10月30日、結果が出ます。私はこのことを申し上げ、質疑を終わらさせていただきます。 ○市川文一議長 ただいま議題となっております議案第354号及び第355号は、総務常任委員会に付託いたします。  この際、委員会審査のためしばらく休憩いたします。          午後2時39分 休憩                                   午後4時 5分 再開 ○市川文一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど付託いたしました案件について、総務常任委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  45番、小林克美委員長。          〔小 林 克 美 議 員 登 壇〕 ◆45番(小林克美議員) 本日追加提案され、当委員会に付託されました議案2件について報告いたします。  まず、議案第355号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、理事者の説明に対し、委員から、市長は何に対する責任をとるのかとの質疑に、理事者から、市長は行政事務全般を統括する市政の最高責任者としての責任のとり方と理解しているとの答弁がありました。  また、委員から、本当の意味での再発防止についてどう考えているのかとの質疑に、理事者から、組織のあり方、また再発防止のためのプロジェクトチームというような方向性がぜひ必要だと考えている。いずれにせよ、今回のこの事案を教訓にし、この議会終了後直ちに事務管理、契約等々について職員研修会を予定し、職員のトレーニングから始め、このような対応が二度と起こらないように事務管理能力の向上を図っていきたいと考えているとの答弁がありました。  さらに、各委員から、単なる精神論だけでなく、科学的な手法なども検討し、再発防止に取り組んでいただきたいとの要望がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第354号平成17年度上越市一般会計補正予算(第5号)については、理事者の説明に対し、質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会における審査の概要と結果について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○市川文一議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入りますが、ただいままでに通告はありません。  よって、討論はないものと認めます。  これより議題を採決いたします。  まず、議案第355号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第354号平成17年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                        〇
    △日程第5 同意案第4号及び諮問第5号、第6号 ○市川文一議長 日程第5、同意案第4号及び諮問第5号、第6号を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。  木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 提案いたしました案件につきまして、その理由を御説明申し上げます。  同意案第4号は、上越市オンブズパーソンの委嘱についてであります。上越市オンブズパーソン、五十嵐力氏は、本年9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を委嘱いたしたいので、上越市オンブズパーソン条例第8条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  諮問第5号及び第6号は、人権擁護委員候補者の推薦についてであります。人権擁護委員、中江輝男氏及び武内玲子氏は、本年12月31日をもって任期満了となるため、その後任として新田正隆氏及び髙橋子氏を人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦いたしたいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  以上、提案理由を申し上げましたが、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。 ○市川文一議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております同意案第4号及び諮問第5号、第6号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、同意案第4号及び諮問第5号、第6号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 討論なしと認めます。  これより議題を採決いたします。  まず、同意案第4号を採決いたします。  同意案第4号はこれに同意することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、同意案第4号はこれに同意することに決しました。  次に、諮問第5号を採決いたします。  諮問第5号はこれに同意することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、諮問第5号はこれに同意することに決しました。  次に、諮問第6号を採決いたします。  諮問第6号はこれに同意することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、諮問第6号はこれに同意することに決しました。                        〇 △日程第6 発議案第12号より第14号 ○市川文一議長 日程第6、発議案第12号より第14号を一括議題といたします。  まず、発議案第12号の説明を求めます。  36番、古澤弘議員。          〔古 澤 弘 議 員 登 壇〕 ◆36番(古澤弘議員) 発議案第12号道路特定財源に関する意見書の提案について、お手元に配付してあります案文を読み上げ、提案説明にかえさせていただきます。道路特定財源に関する意見書  道路は、地方の生活を支える最も重要な社会基盤として、地域交通の円滑化に資するほか、地方と都市の交流・交易基盤として、その必要性はますます大きくなっています。  当市においては、全国でも有数の豪雪地帯で大半を中山間地で占める中、市民が安全安心な生活及び地域経済活動の大部分を自動車交通に依存している状況にあり、市町村合併後の道路整備に対する要望は、極めて強いものがあります。  しかしながら、当市の道路整備状況はいまだ不十分であり、新市の市民生活を支える最も重要な道路整備は、なお一層推進することが求められています。  これら道路整備の財源的基礎である道路特定財源制度は、受益者負担の原則の下に成り立っている制度であり、依然として非常に大きい道路整備の必要性にかんがみ、その使途については、あくまでも道路に関する事業に充てることが適当であると考えています。  よって、政府におかれては、地方における道路網整備の実態とその必要性を認識され、その財源を確保する道路特定財源制度を堅持し、地方の道路整備が遅れることのないよう強く要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成17年9月29日                                   上 越 市 議 会 ○市川文一議長 次に、発議案第13号の説明を求めます。  38番、仲田紀夫議員。          〔仲 田 紀 夫 議 員 登 壇〕 ◆38番(仲田紀夫議員) 発議案第13号公教育である私立高校を守り発展させるため、私学助成の増額・拡充を求める意見書につきましては、お手元に配付の案文を読み上げ、提案説明にかえさせていただきます。             公教育である私立高校を守り発展させるため、             私学助成の増額・拡充を求める意見書      日本の公教育は、公立学校と私立学校の両輪によって支えられ、発展してきました。今日、全国では約3割の高校生が私学で学んでおり、私立高校は公教育に重要な役割を担っています。  しかし、私立高校における平成16年度初年度納入金の全国平均額は68万円と公立の5.8倍にも上り、保護者の学費負担はもはや限界の状況となっています。さらに今日、長引く不況は保護者の家計を直撃し、学費の長期滞納や経済的理由による退学など、深刻な事態を引き起こしており、公教育である私立高校の存在さえも危ぶまれる状況となっています。  こうした状況にもかかわらず、今年も政府による「三位一体改革」で国庫補助の削減・廃止、地方交付税交付金の縮小が進められており、私学助成へも影響しかねない状況が続いています。  そもそも私立高校への国庫助成は、1975年の私立学校振興助成法の制定により、「教育条件の維持・向上、学費負担の軽減、私学経営の健全性」を目的に実施されてきました。これによって、各都道府県間の私学助成格差は5.5倍から現在では1.5倍にまで縮まっています。このように、国庫助成は各都道府県の私学助成を引き上げ、私立高校の振興を図る上で極めて重要な誘導的役割を果たしています。  よって、政府並びに国会におかれては、教育条件の向上・改善、保護者負担の軽減及び私学経営の健全化を目指してきた現行の国庫助成制度を尊重しつつ、私学助成の増額・拡充に努力されるよう強く要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成17年9月29日上 越 市 議 会      なお、裏面に県関係についても同様の趣旨でありますので、読み上げは省略させていただきます。全議員の皆さんの御賛同をお願いいたします。 ○市川文一議長 次に、発議案第14号の説明を求めます。  32番、佐藤敏議員。          〔佐 藤 敏 議 員 登 壇〕 ◆32番(佐藤敏議員) 発議案第14号自治体病院の医師確保対策を求める意見書につきまして、お手元に配付の案文を読み上げて提案説明にかえさせていただきます。              自治体病院の医師確保対策を求める意見書  自治体病院は、地域の中核病院として、高度医療、特殊医療、小児医療、救急医療など多くの不採算部門を担いつつ、地域における医療提供体制の確保と医療水準の向上に努めています。  しかしながら、昨年4月から実施されている新たな医師臨床研修制度の必修化に伴う大学による医師の引き揚げや、医師の地域偏在、診療科偏在等により、地域医療を担う医師の不足が深刻化しています。  特に、小児科や産婦人科については、過酷な勤務条件、医療訴訟の多さなどの要因により医師希望者が減少しており、医師の確保が極めて困難な状況にあります。そのため、各地で診療の縮小・休止や廃止に追い込まれる病院が相次いでいます。  このような中、各自治体は医師確保に向けて懸命の努力を続けていますが、医師の確保は大変困難な状況にあり、地域医療の確保・継続が危ぶまれています。  よって、政府並びに国会におかれては、行政、大学、学会、医師会等との連携のもと、地域の医師確保対策として下記事項について早急に実現されるよう強く要望します。                       記 1 地域医療を担う医師の養成と地域への定着を促進するため、奨学金制度の構築や医学部入学定員における地域枠の設定・拡大、一定期間の地域医療従事の義務化など、新たなシステムを構築すること。 2 深刻化している医師不足を解消するため、診療報酬等のさらなる充実を図るとともに、行政・大学・医療機関等の連携により抜本的な対策を講ずること。 3 地域間医療格差を解消するため、中核病院を主軸とした医療ネットワークの構築と連携の強化、医師を初め看護師、助産師等の医療従事者の必要人員の確保と養成など、地域医療の充実に向けた諸施策を確立すること。   以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。    平成17年9月29日上 越 市 議 会      全議員の皆様の御賛同をお願いいたします。 ○市川文一議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第12号より第14号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、発議案第12号より第14号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番、橋爪法一議員。          〔橋 爪 法 一 議 員 登 壇〕 ◆1番(橋爪法一議員) 私は日本共産党議員団を代表して、発議案第12号道路特定財源に関する意見書の提出について反対の立場で討論いたします。  我が党は、1981年に揮発油税、自動車重量税などを一般財源化し、社会保障、福祉、生活密着型公共投資などにも使えるようにすることが緊急に必要であるとの提言を行うなど、道路特定財源の一般財源化を早くから主張してまいりました。  2005年度の国の予算につきましても案の段階で抜本的な組み替えを要求して、その中でガソリンや自動車に課税されている道路特定財源は、地方分を含めて5.8兆円の巨額に上っている。これらの財源の使途を道路関係に限定するという時代おくれの制度はむだな道路、公共事業の自動膨張装置の役割を果たしてきた。与党道路族議員の縄張りとなり、利権と政治腐敗の温床にもなっている道路特定財源制度は廃止し、一般財源化すべきである。当面国税分について直ちに一般財源化し、年金国庫負担を初めとした社会保障などの財源にも充てられるようにするべきと主張してまいりました。  ここでも触れておりますように、私どもは道路特定財源全体について直ちに廃止すべきだとは主張しておりません。問題が多いのは、5.8兆円のうち約3.2兆円を占める国税分であります。ここでむだな事業がたくさん行われてまいりました。例えば東京湾アクアライン、通行量が当初予想の3割しかなく、巨額の赤字を毎日生んでおります。本年7月、文教経済常任委員会の視察で、本州と四国を結ぶ連絡橋の一ルートをバスで走りましたが、三つのルートの通行量も予想を下回り、100円の収入を得るのに211円かかると言われています。昼食をとった今治市のあるお店の従業員さんの一人は私たちに、橋は三つも要らなかった、橋ができたことでお客がふえるどころか減った、こういうふうに語られました。私たちは、こうした国民の声を大切にしなければならないと思います。  現在国の道路特定財源は、揮発油税、自動車重量税、石油ガス税の三つで構成されています。その道路特定財源が2007年度からは、約4,500億円の余剰金が発生すると言われています。この余剰金に見られるように、今この道路特定財源の制度の見直しが緊急に求められています。  マスコミの社説でも、道路特定財源は一般財源化を基本に見直せなどと訴えておりまして、道路特定財源の堅持を訴えるものはほとんどございません。読売新聞は社説で、使い道は大幅に拡大すべきではないか、緊急課題なのに財源不足で進んでいない事業に集中配分するのも一考だ、震災に備えた学校や病院、市町村役場の耐震化、保育所増設といった少子化対策などが候補となろうと書いておりますけれども、私も同感であります。  言うまでもなく、意見書に書いてございます当市における道路整備の必要性は私どもも認めます。平成16年度末現在の新生上越市の市道は5,412路線、実延長は2,719キロメートルにもなります。市道の改良率は72.4%、舗装率は77.2%という水準であります。それだけに私どもは、今ほど述べたようなむだな公共事業を削り、身近な道路整備に力を注いでまいりたいと思いますが、こういうときにあくまでも道路に関する事業に充てることが適当、道路特定財源を堅持という文言を盛り込んだ意見書を出すことは、時代の流れに逆行するばかりか、市民の利益、国民の利益にも背くものと思います。よって、本意見書には反対いたします。  以上で討論を終わります。 ○市川文一議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  まず、発議案第12号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○市川文一議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、発議案第13号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、発議案第14号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  ただいま可決されました意見書3件の提出先、その他の取り扱いについては、議長に一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川文一議長 御異議なしと認めます。  よって、意見書3件の提出先、その他の取り扱いについては、議長に一任と決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際、木浦市長から発言を求められておりますので、これを許します。  木浦市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎木浦正幸市長 議長のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  議員各位におかれましては、先月31日の開会以来30日間の長きにわたりまして、平成16年度上越市一般会計歳入歳出決算認定を初めといたします数々の案件、そして本日追加提案させていただきました案件も含めまして、多くの案件につきまして慎重に御審議を賜り、いずれも原案どおり御承認をいただきまして、まことにありがとうございました。今定例会におきまして、議員各位から賜りました貴重な御意見や御提言などを十分に尊重させていただきまして、市政運営に取り組んでまいる所存でございます。  早いもので、この9月定例会が私の市長としての任期の最後の議会となりました。思い起こせば4年前、新しい世紀の扉が開いた2001年に、私は多くの市民の皆様の力強い御支援をいただき、市長に就任させていただきました。時あたかも心の世紀と言われる21世紀を迎え、心の豊かさや満足感が新しい価値観と言われ始めた時代でもございました。私は、こうした時代背景をしっかりと見据え、変えるべきもの、そして変えてはならないものを適切に見きわめながら、一貫して市民の目線に立ちました市民本位の市政を貫いてまいりました。その根底にあるものは融和と協調であり、すべての市民が誇りと愛着を持ち、安心して暮らしていける上越市を築きたいとの一心で、誠心誠意ひたすら走り続けてまいりました。もとより私個人の力は大変微力でございますが、こうして多くの施策を実行させていただきましたのも、ひとえに議員各位並びに市民の皆様方の温かい御指導、御協力のたまものと、改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。  新生上越市の船出から9カ月、14市町村による合併の実現は、私のこれまでの任期中で最も大きな成果の一つでありました。これからは、それぞれが持つ地域資源という宝をさらに磨き、それらを紡ぎ、そして新しい価値をつくり出す大切な時期でございます。私は、この地域の持続的発展を目指した市町村合併を推し進めた責任者といたしまして、上越市のさらなる発展に責任を持ち、気持ちを新たに邁進する覚悟でございます。  今後とも議員各位、そして市民の皆様のより一層の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手) ○市川文一議長 これにて平成17年第5回上越市議会定例会を閉会いたします。  長期間慎重御審議大変御苦労さまでございました。                                      午後4時30分 閉会...