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06月15日-02号

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  1. 阿賀町議会 2022-06-15
    06月15日-02号


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    令和 4年  6月 定例会          令和4年阿賀町議会6月定例会議会議録議事日程(第2号)                    令和4年6月15日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 報告第5号 令和3年度阿賀町一般会計繰越明許費繰越計算書について日程第4 報告第6号 令和3年度阿賀町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について日程第5 報告第7号 令和3年度株式会社阿賀の里の財務諸表の提出について日程第6 報告第8号 令和3年度公益財団法人上川農業振興公社の財務諸表の提出について日程第7 報告第9号 令和3年度一般財団法人三川農業振興公社の財務諸表の提出について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        明間 聡君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      石川憲明君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     阿部有一君 こども・健康推進課長 清野直子君   福祉介護課長     宮澤由佐子君 農林課長       波田野 篤君  まちづくり観光課長  五十嵐伸二君 建設課長       若狹孝之君   消防長        伊藤 忍君 学校教育課長     清野郁男君   農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         上田宏幸 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。 なお、消防本部次長消防本部警防課長の2名は、捜索事案が発生したために本日欠席しております。それから、社会教育課長は健康不良のため欠席しておりますので、伝えておきます。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、3番、阿部義照君及び4番、山口庫幸君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △長谷川智君 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。     〔2番 長谷川 智君登壇〕 ◆2番(長谷川智君) 2番、長谷川です。 本日の一般質問は、山岳観光の勧めと題しまして、幾つか質問させてもらいます。当初の予定よりも少し、山岳観光という名目から幅が広くなっていますが、そのあたりは了承していただきたく、お願い申し上げます。 登山ブームが叫ばれて久しいです。その間には山ガールの流行語も生まれ、健康志向の今、登山人気も定着した感があります。データ的には2009年の約1,230万人をピークに年々減少し、近年の全国の登山者数は650万人前後と推移している感じですが、コロナ禍でアウトドアレジャーが見直され、ここに来て登山者数は確実に増加していると思われます。 阿賀町には、飯豊連峰の主峰、大日岳をはじめ、下越の谷川岳と呼ばれる御神楽岳、日本平山、五頭山、ほかにも多数の登山者からの人気の山があります。町の95%を占める山林を資源として有効活用する意味から、既存の林業とは別に、登山をビジネスとして、数々の山の登山道整備などを考えた町の政策が必要ではないかと思いますが、山岳観光について町長の考えを伺います。 1番、今現在、それぞれの山の登山道の維持管理は、町が業者に委託しているケース、県や町の補助を受けながら、地元住民や山の会のメンバーによって、ボランティアが定期的に登山道整備を行っているケースがあると思いますが、年々ボランティアの人数が減少し、登山道や案内看板の傷みが目立ってきています。今後、ますますそういう状況が増えることは間違いありません。大切な観光資源として必要な維持管理は、町がもう少ししっかりするべきと考えますが、町長の考えを伺います。 2番目、別名、東北のアルプスと呼ばれる飯豊連峰への山岳道路延長の可能性を問います。 阿賀町から唯一の登山口である実川ルートは険しいことで有名で、一般登山者には向かない登山道のため、多くの登山者が福島県か山形県から登っているのが現状であります。また、あまりに大きな山塊であることから、日帰り登山はまず無理です。 しかし、実川ルートの山岳道路を標高1,000メートル以上の高さまで延長することができれば、県内のみならず全国的にも人気の飯豊連峰へ、阿賀町からの登山者を増やすことが可能と考えます。 飯豊連峰は国定公園の中にあるため、山岳道路の延長等、簡単にいかないことも予想されますが、山岳観光の中心になることは間違いありません。時間をかけながら、山岳観光の阿賀町実現に向けて、ぜひとも山岳道路の延長工事を希望します。 以上2つ、町長の考えを伺います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。本日もよろしくどうぞお願いいたします。 それでは、長谷川議員さんの山岳観光の勧めについてお答えをしてまいります。 阿賀町は、ご案内のように山々に囲まれ自然豊かな環境の中にあり、長谷川議員さんの言われるとおり、コロナ禍によりキャンプやハイキングといったアウトドア志向が高まっているという状況もありますので、登山をビジネスとして捉えることは可能性があるものというふうにも考えるところでございます。 阿賀町の登山道の維持管理につきましては、ハイキング的なルートとして親しまれております月山や九才坂峠については集落へ委託をして、三川六名山や万治峠などは地元の事業者に委託をし、下越の谷川岳と称される御神楽岳、日本百名山である飯豊山につきましては、熟達者向けのルートでありますので地域の事業者では作業ができないことから、御神楽岳は新潟山岳会、飯豊山につきましてはNPO法人飯豊朝日を愛する会に行っていただいているところでございます。 また、町が委託等により維持管理している以外にも、地元集落や山の会のメンバーの皆さん等により、ボランティア的に活動していただいているところもございますので、そうした方々にこの場をお借りして感謝を申し上げるところであります。 維持管理の内容でございますが、主に草刈りや倒木の処理としているところでございまして、案内看板の修繕等は含んでおりませんが、管理いただいている方等からの情報では、議員さんご指摘のとおり、案内看板等の中には老朽化して倒れているものもあるというふうに聞いているところでもあります。 観光という観点からは、看板の整備や登山道の整備は当然だという感がありますが、一方、登山道は町の所有でありません。町が管理者でもありません。報道されるだけでも、山岳事故が毎年相当数発生しているわけでございますが、聞くところによりますと、事故に関して看板設置者の責任が問われる例もあるということでもありまして、全国的に登山道の在り方というものは大きな問題にもなっているというふうに聞いているところでもあります。 そうしたところも踏まえながら、一般的に気軽に親しめるコースにつきましては、観光資源として有効活用していただけるよう、遭難の防止等の観点からも、町は主体性を持ってメンテナンスを行っていく立場にあるのかなというふうに思っております。 一方、課題になってまいりますのは、御神楽岳の蝉ヶ平ルート、また飯豊山の実川ルートであります。これらの山々は急峻で、登山に親しむ方の中でも上級者の方が利用するルートであり、登山の知識と作業に耐え得る体力と知識を持った山岳会等の方の協力を得なければ整備できないものでもありますことから、より現状の把握に努め、対応を検討していかなきゃならないというふうに考えております。 続いて、飯豊連峰への山岳道路の延長についてでございますが、実川ルートにつきましては、これは議員さんよくご承知のことでご質問いただいたというふうに思っておりますけれども、標高約600メートルの湯ノ島小屋までは、東北自然エネルギー株式会社によりまして、水力発電の取水施設管理のための管理道路が整備をされているわけでありますが、五十嵐家住宅の先において管理上の問題からバリケードが張られ、一般車両の通行ができない状況にあります。 五十嵐家住宅から湯ノ島小屋までは徒歩でおおむね3時間を要し、車両で湯ノ島小屋まで行ければかなりの時間が短縮できますので、バリケードの撤去等については旧鹿瀬町時代より交渉してきているところでありますが、国有林野内であるということ、また安全性が担保できない等の理由から実現に至っていないという現況でございます。 飯豊連峰の主峰であります大日岳への実川ルートは非常に急峻で、尾根が狭いだけでなく、稜線に出るまでにかなりの時間を要し、熟達した登山者向けのルートでありますことから、一般登山者でも登れるように山岳道路を延長し、山岳観光の阿賀町を実現してはどうかと、こうしたご提案でありますが、湯ノ島小屋を過ぎ、東北自然エネルギー株式会社の管理道路の終点から登山道に入るわけでございますが、すぐに急峻な地形となり、さらに沢もあるということから、山岳道路の整備というものは地形的に非常に難しいものがあるというふうに、これは職員の中でも登山を何回もしている職員もおりますので、聞いたところでもあります。 また、飯豊連峰、ご承知のように、先ほども言いましたが国有林野であるとともに、国立公園にも指定されておりますことから、開発には国の許可が必要となります。また、登山者が増えることで遭難や滑落等の山岳事故の対応も考慮しておく必要がございます。 以上のようなことから、実現には相当難しい課題があるというように思うところでありますが、実現すればまさに観光の大きな目玉となるというふうにも思うところでありますので、その可能性については模索をしてまいりたいと思います。 私は、五十嵐家住宅までしか行ったことがございません。ご案内のように山育ちなので、五頭山、菱ヶ岳の縦走ルートは30年ぐらい、私がリーダーをやりながら登山の案内をしてきているところでありますけれども、私自身、それすらきつくなりまして、今の私では登れる山ではないというふうなことを、実川ルートの経験ある職員から聞いて判断したところでありますので、現場を直接確認することも断念をしているというような状況でございますが、今日の今のご質問とほぼ全くと言っていいくらい同じご質問といいますか、ご提案を5月31日に石間山の会から提案書も頂いて、概略の説明を拝聴したところでもありますが、今日はまた長谷川議員さんからそうした実川ルートの現状、またお考えになっていること等をご指導いただきながら検討していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げ、答弁といたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 町長、詳しい説明、ありがとうございました。 ここでは、先ほどの説明とダブったりする部分はありますけれども、今回、自分がこの質問を上げるに至った流れを、少し話をさせてください。 私自身、登山はもともと趣味というわけでもなく、昨年春から友人や知人の誘いで県内外の山に登る機会があり、石川県の霊峰白山、妙高の火打山、この辺りは非常にきれいに整備された登山道に加えて、ビジターセンターと呼ばれる登山の拠点施設が完備されてあります。 この2つの山は、自分が20代の頃に登った五頭山や二王子岳とは全く違い、完璧に整備された登山道に、擦れ違う登山者の数、驚きでした。コロナ対策の上での登山ということで、通常の半分以下の登山者だったと思いますが、コロナ以前の年間の登山客は、妙高の火打山で1万人以上、白山では6万人前後になるそうです。これは観光面でかなりプラスになっているものと考えます。 先ほども出ましたけれども、我が町にも登山者から絶大な人気を誇る飯豊連峰があります。町長も今おっしゃっていましたが、やはり体力があり熟練した人間でなければ、実川ルートを登ることは不可能だと。 そういうことで、夢のような話とは思いながらも、白山、火打山、あの登山を経験したことによって、もしできたら大きな起爆剤になるのではないかとの思いで、質問に上げさせていただきました。 今現在、県内では1か所、奥胎内ルートというのが人気のルートになっているそうです。自分の勉強のために、少しその辺りを調べてみました。胎内でルートができているのであれば、実川ルートの新設だとかそういったことも可能ではないかという思いで、少し調べました。 昭和30年代に入って、奥胎内への道路や2つの発電所が建設されたことで、登山者が待望していた飯豊連峰への登山道が整備され、昭和35年、胎内口が開設されます。それに加えて、昭和39年の新潟国体で、飯豊連峰が山岳競技コースに選定されたということも、開発に当たって大きな要因になっています。国体開催後、飯豊連峰への登山者が急増し、それによってさらに道路の整備、登山ルートの新たな開設、そういうことに至っています。 胎内ルートを調べたことで、逆に実川ルートの整備には非常に高い壁があると感じました。しかしながら、阿賀町の95%は山林です。いずれにしても、交流人口の拡大を考えたとき、この山林の活用が重要なことは間違いありません。 今話しました飯豊連峰の開発は、現実的に今の段階では非常に難しいということは、皆さんの様々な意見を聞く中で自分も認識しています。それとは別に、町には今すぐにでも整備可能な山も多くあります。 そこで、町長にお聞きします。先ほどの答弁の中で既に答えられているものもありますけれども、一通り再質問という形で上げさせてもらいます。 阿賀町には、1,000メートルに満たない山でもすばらしい眺望の山がたくさんあります。それは、先ほど町長がおっしゃいましたように、地元有志や山の会あるいは地元住民によって整備されている登山道、またボランティアが不足し、数年前から少し荒れてきている登山道。先日、登りました三川地区のある山では、頂上の看板が壊れたままになっている現状など、様々な状況が見られます。 基本的には、登山道の整備は地元のボランティアの方に頼ってきたケースが多いと思います。今、ボランティアの獲得がなかなか難しくなっている状況で、整備にかかる費用など、町として今まで以上に積極的な支援が必要と思いますが、そのあたり、町長はどうお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) 今、県内でも代表するような山のご紹介もいただいたわけでありますし、よく整備された登山道、またビジターセンター等々、まさにそうしたところがあるというところも私も承知をしながら、山岳、登山が大きな観光の中心になっているというところも承知をしているというふうなところでもございますし、またこうした山の活用というようなところはまさにお話しいただいたとおりで、阿賀町にもすばらしい山々があるというふうな、そのとおりでございます。 そうした中で、ボランティアの皆さんから主体的に取り組んでいただいているというようなところについては、先ほども申し上げましたとおりで、私からも本当に改めて感謝を申し上げるところでありますし、町としては、先ほども言いましたけれども、町の予算も使いながら、また近隣とも連携もしながら、登山道をある意味で維持するというふうな面での業務も行ってきているのはご案内のとおりであります。 そうした中で、今言うように皆さんがその維持に向けて、より山に親しみやすいような整備に向けてボランティアでやっていただいている。ここにあっては、私もさっきの石間の山の会の皆さんからも、まさにそうした取組もお聞きをしているところでありますし、今般の補正予算の中にも、実はそうした資材代にあっては、町のほうでも予算化しながらというふうなご要望もいただいておりますので、そうした予算も上げているところでございますので、しっかりそこは、そうした実情と進むべき計画をお持ちの皆さんとよく協議しながら、可能な支援を行っていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 既にいろいろな対応をされているということで、ありがとうございます。 もう一つ質問させていただきます。 山岳という言葉から少しずれるかもしれませんが、5月に阿賀町自然セラピーの会の案内で歩いたたきがしら湿原、ブナの森は、非常に気持ちのよい空間でした。このイベントは、体力に自信がない人でも気軽に参加して楽しむことができます。 セラピーの会では一年を通して様々なイベントを開催しており、参加者の半分以上は五泉市や新潟市から来ていて、皆さん、阿賀町の豊かな自然に満足して帰るそうです。セラピーの会の方の話では、このようないわゆる森林浴のイベントは、間違いなく登山以上のニーズがあるということです。 また、同じ5月に委員会の現地調査で三川オートキャンプ場を訪れたときに、管理人さんから、三川地区新谷にあるこのオートキャンプ場はすばらしいキャンプ場で、キャンパーからの人気も非常に高かったと熱心な説明を受けました。 この2か所を含め、合併前にそれぞれの町村で整備された森林公園やキャンプ場は町内に多数あります。健康志向が高まる今、キャンプブームも考えると、既にある施設をそのまま放置するのではなく、今の時代に合った形に整備し直すことが、人を呼び込む上で重要と感じます。これらを含めた里山の整備は、害獣対策の面からも有効です。そのあたりは町としてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、お話がありましたように、すばらしい、そうしたアウトドアの施設等々についても、阿賀町には何か所もあるわけでございまして、多くの皆さんからご利用いただいて、来ていただいているわけでございます。 一方、そうした維持管理、また運営については本当に工夫をしながら、より気軽においでいただいて、安心・安全に過ごせるようにというふうなところは大事でございますから、そこに関しては、そうしたものの中で現在の施設についても維持管理をしてきている、運営をしてきているというふうに私は思っているところであります。 ご案内のように、三川オートキャンプ場にあっては、まさに現地もご視察いただいたというふうなところでありますし、ご案内のように様々な課題がある中で、ここ何年間か、ここに関しては、今ご指摘のような部分があろうかなというふうに思っておりますけれども、これはやはりトータル的に、ここもまた国有林野の中にあって、国との契約の中にある施設でもありますので、いろんな課題がありながら、なかなか動かせないというふうな部分もあるわけでございますけれども、今おっしゃっていただいたとおりでございますので、そこは有効活用といいますか、そうした中で、本来の目的、設置したところを、やっぱり原点に返りながら、そうした部分で進めていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 セラピーというのは、本当にここはもうかなり前です。セラピーが始まってきたのは平成十五、六年ぐらいかなというふうに思っておりますけれども、平成18年には特に信州が、長野が先進といいますか発祥の地的な部分でありますので、私も信濃町であったり飯山であったり何か所か、私も実際にある意味で見ながら、体験しながら、ここは阿賀町の中で生かせるものはないかなというふうな思いでもいたところでありまして、そうであればここはやはり、いろんな身体の条件の中でも、皆さんが気軽に来られるというような条件の中で、まさにたきがしら湿原は、あそこは木道があったり、車椅子の方でもそうした部分ができると。下に下りれば七福荘もあり、温泉があるというふうな面では、ここは本当に本来のセラピー協会が目指すようなセラピーロードセラピー基地にもなり得る、そうした資源の場所だなというふうに私もその当時から思っております。 そこを活用していただきながら、今、セラピーの会の皆さんの活動が始まってきたというところは、これは非常にすばらしい活動でありますので、ここは町としても連携できる部分、PRでありましたりいろんな当日の運営、またほかの施設との連携等々、情報を共有しながら、その取組を一緒に進めていければなというふうに思っているところでもございます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) もう一つ、持倉鉱山について少し話をさせてもらいます。 ○議長(斎藤秀雄君) 長谷川君、一般質問は通告制なんですよ。通告のないものは質問から外してください。 ◆2番(長谷川智君) 分かりました。広い意味で、山岳という意味での質問のつもりでしたが、それでは次の質問に移らせてもらいます。 今年に入って、観光ガイドの方々からたびたび、阿賀町は宝物がたくさんあると聞く中で、先日、以前から気になっていた、先ほど町長もおっしゃいましたが、実川の五十嵐邸を見てきました。建物もさることながら、近くのつり橋から見える実川渓谷の眺めには圧倒されました。自分自身、まだ知らない阿賀町のすばらしいところがたくさんあるものと感じました。時間がなく、つり橋から続く万治峠のほうには行けなかったんですが、万治峠、会津街道の諏訪峠辺りも歴史と絡めてPRをすることで、今まで以上に観光客が増加するのではと思います。 今後も、SNS以外にテレビや新聞を使っての周知、引き続き積極的に行っていただくことをお願いして、一般質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で2番、長谷川智君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △加藤達也君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、1番、加藤達也君。     〔1番 加藤達也君登壇〕 ◆1番(加藤達也君) 1番、太田区の加藤でございます。 私も今回、大きく2点質問させていただきます。 1つは、阿賀町における2025年問題に対する取組についてです。 3月議会におきまして、いろんな分野における人手不足の問題でありますとか後継者問題などをお聞きいたしました。その際、DXを推進することによって、人手不足の問題でありますとか、多少なりとも解消できるんではないかというふうな提言をさせていただきました。 そして、今、2025年問題というのが取り沙汰されています。2025年問題、つまり団塊の世代と言われる約800万人の方々が75歳以上、つまり後期高齢者になることによって、様々な社会的影響を及ぼすことでありますが、ただでさえ少子高齢化が進み、現時点でも人手が足りないでありますとか後継者問題を抱える阿賀町にとって、そしてまた今後の神田町政にとって大変な足かせになるんじゃないかというふうに私は思います。 阿賀町の人口推移を見ても、超高齢化社会が訪れることは間違いありません。悲しいかな、これが現実であります。その中で、懸念されている医療と介護の需要と供給のバランスが逆転もしくは崩壊する危険性も秘めているわけです。 自分も、自分なりに勉強したりいろんな方の話を聞いたり、今後どういうふうにしていったらいいかというふうに考えた中で、やはり私にはDXを推進するしか、もう業務を効率化して最少人数でやっていくような形を取るしかないんじゃないかなというふうに、私自身はそう思っているんです。ただ、いろんな意見もあるでしょう。いろんな意見もあるかと思いますが、私にはもう正直、ちょっと今は対処法はそれしか浮かばないんです。 その対策などを踏まえた上で、町長にお考えをお聞きしたいと思います。 次に、人手不足の対処法として、今、働くシニアですとか働く女性などが挙げられています。阿賀町においては、働くシニアに関しましては、シルバー人材センターさんが大変活発な活動をされています。ただ、今後を見据えた上で、今まで以上にシニアの皆さんが活躍できる場、そして女性の方が活躍できる場というものを構築しなければならないというふうに考えますが、この点はいかがお考えで、そしてまたこれに対してはどのようなアクションをお考えでしょうか。 先ほど、神田町政にとって大変大きな足かせになるというふうに申しました。私は、議会議員になってようやく1年過ぎましたが、その中で気づいた点でありますとか、逆に疑問点でありますとか、そういうことを確信したことと、そして今までの自分の考え方、認識が間違っていたなということ、様々なことをこの1年で学ばせていただきました。 その中で、私はこれが一番の疑問であり確信でもあるんですけれども、恐らく神田町長はこの4年の任期中に、ご自分の理想とした阿賀町づくりといいますか、今後の阿賀町の構想といいますか、こうしよう、ああしようという構想にひょっとしたら着手できなかったんじゃないかなというふうに、私はずっとこの1年考えておったんです。その町長がお考えになる阿賀町の未来構想を実現するためには、超高齢化社会を迎えるという問題に対しては、私は早期に、すぐにでもやっぱり着手しなくちゃいけない、今でも着手しているとは思いますが、着手しなければならないような重要な案件であると私は考えております。 その観点から、町長のお考えをお聞きしたいと思います。 次に、阿賀町観光の進むべき方向性について伺います。 私は常々、阿賀町というのは宝の山であり、生かすも生かさぬも阿賀町次第というふうな考えを持っています。それは今でも変わりません。 阿賀町観光というのは、点の観光です、今まで。いろんなイベントを各団体、やっておられますが、結局、その1日の集客イベントで終わってしまう。ただ、ほかの市町村では、歴史文化と観光を融合させて、観光業として成功されているところというのもあります。 私は、チャンスというのは、今までたくさんあったとは思いますが、ただ未来の阿賀町を考えたときに、やはりこれを推進していくべきではないかなというふうに考えるんですが、その辺もお聞きいたしたいと思います。 次に、私は今の阿賀町観光というものは、阿賀町役場のまちづくり観光課がイニシアチブを取らなければならないというふうに、私は今考えています。方向性ですね、阿賀町観光が進むべき方向性というのは、私は阿賀町役場のまちづくり観光課が先導を取ってやるべきだというふうに今考えています。 阿賀町観光の進むべき方向性でありますとか道筋を示した上で、先頭に立って旗振りをしてもらわなければ、今後の阿賀町観光はないというふうに考えていますが、その辺のお考えもお聞きしたいと思います。 最後になりますが、観光戦略についてでありますが、日報さんのasshに代表されるように、SNS発信というのも大事ではありますが、紙媒体の発信力、影響力というのは大変大きな力を持っています。 昨年、asshさんに七福荘さんでありますとか赤湯さんを紹介していただいた際には、おのおの入場制限をかけなくちゃいけないくらいにお客さんが来場されて、阿賀町に来町されたわけですよね。そのくらいのにぎわいを見せました。阿賀町に来られるお客さんの年代層とかというものをリサーチ、考えたときに、今後どのような戦略をお考えかというのをお聞きしたいと思います。 以上、大きく2点、お答えをよろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、加藤議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、人口の関係等からの部分で、5月末の状況では住民基本台帳でもう1万人を割り込んで9,933人。高齢化、65歳以上は4,918人、高齢化率49.5%でございます。 超高齢化社会と、まさにここが言われて久しいわけでございますけれども、この超高齢化社会という当初の定義が、高齢者の割合が人口の21%を超えたというふうな定義づけの中で行われてきた部分でありまして、まさに団塊の世代の皆さんの年齢が進むことを想定しながらでございましたけれども、これが言われ始めたのが、平成18年頃かなというふうに思っているところでございますが、阿賀町の人口推計というようなものも、町の総合計画でありましたり介護保険の計画の中で行ってきているわけでございますけれども、2025年の段階の、現在のまさにそうした計画の中では、高齢化率51.95%を想定しながら、またそうした中で、介護の要支援または要介護の皆さんの推計等々も行ってきているわけでございます。 ですから、介護保険というのは平成12年に始まったわけですけれども、当時、既に高齢化率34%でありました。ゆえに、もう既に国でいう超高齢化社会に突入した中での介護保険制度というふうなものを進めてきたわけでございます。 先ほど言いましたように、将来の推計を見ながらも、今後は現状の供給量というふうなものは、しっかりまた維持をしていかなきゃならないというところでもございますし、サービス、いわゆる需要と供給のバランスというふうなものはしっかり見据えながら、ここは続けていかなきゃなりませんが、今ほど申し上げましたように、もう既に超高齢化社会になって阿賀町は久しく、まさにそうした推計の中で、介護にあっては計画を進めているところでございまして、国が想定するような、今後大きく逼迫していくというような状況には、阿賀町にはもうないというふうなところは、私もある意味ではっきりと申し上げていかなきゃならない。 むしろ、これから人口減少がさらに続いていけば、都市部と逆の状況になってまいりまして、逆に供給能力はあるけれども町内での需要が少ないといいますか、介護需要が少なくなるというようなところもある意味で想定をしながら、様々な計画を進めていかなきゃならないというふうに思っているところでありますが、現サービス体系というのは、さっき言った大分先まで見据えても、やはりそう大きな需要の変化はないというふうなところで考えておりますので、しっかりここは維持、継続をしていかなきゃならないというふうに思っております。 そのためには、やはりマンパワー、人材の確保というようなものは絶対的に必要なわけでございますので、この人材の確保の中には、これから、先ほどお話しいただいたシニアの皆さんも含めながらでございますけれども、もう外国人の労働者といいますか、外国人の人材の確保も含めながら、ここは今からまさに、そうした皆さんと連携しながらそこを進めていかないと、本当にサービスの維持といいますか、そこにもやっぱり大きな支障が出てくるというふうに思っておりますので、町としてはサービス事業提供者の皆さんと情報を共有しながら、連携しながら、人材の確保、人材の育成に関する必要な支援を行っていくというふうな考え方で私はいるところであります。医療にあってもまさにそうしたところであります。 逆に言えば、津川病院の存続、これはもう極めて基本的な部分でありますし、むしろ私は充実をしていただくように、引き続き要望しているところでもありますけれども、こうした中で津川病院あり、町の診療所あり、保健、福祉、医療、介護、こうした関係者の連携というものはより図りながら、安心できる体制を継続していかなきゃならないというふうなところでございます。 具体的にいただいた、働くシニア、働く女性、そして3点目の町の将来構想といいますか、ここにとっても極めて大事だというふうなお話をいただいたわけでございますが、人材というものはいろんな分野で全国的にも不足している業界、建設業であったり、情報通信であったり、医療・福祉であったりという報道もある中で、阿賀町にあってもまさに同様で、これはそうした分野にかかわらず、農業であったり1次産業においても同様の状況を認識しているところでございますが、そうした中で、シニアといっても、例えば65歳と区切っても、そうした高齢者というふうな区分じゃなくて、むしろまさに現役的に能力と経験とむしろ技術がある、極めてすばらしい年齢層の皆さんだと私は思っておりますので、本当にそうした皆さんから特にこの町の中で、おっしゃる分野の中で広く働いていただくというか、そうした労働力ばかりじゃなくて、そうして働いていただくということは極めて、地域社会にとっても、職場にとっても、町全体にとっても大事なことであるというふうに認識しておりますので、皆さんからそうして活躍をいただきたいというふうに思っております。 65歳といいますか、定年延長等々、当然国のこうした大きな流れがありますので、その流れにそれぞれの事業所も、企業の皆さんもそういう流れでありますけれども、町もそうした中で一緒になりながら進めていきたいと思っております。 女性の雇用拡大、ある意味で本当にここは極めて大事なことであります。むしろ男性、女性というと、少し時代遅れなことを私も言っているかなというふうにも思うわけですが、まさに町の人口でも半分以上は女性の皆様でもありますし、健康のデータからも女性の方が健康寿命も長くて元気でいらっしゃるし、また地域も家庭も職場も女性の皆さんの活躍で成り立っているわけでございます。 気配りであったり、優しさであったり、器用さであったり、そうしたある意味で女性の皆さん、男性よりも優れているような部分が、非常にこれまた多くあるわけでございますから、そうした皆さんに活躍をしていっていただいてこそ、町のまさにそうした将来といいますか、あるんだというふうに私も認識をしているところでございますので、そうしたシニアであったり女性の方々であったり、こうした皆さんから活躍していただくには、やはりいろんな労働の形態もあるわけですけれども、そうした部分をより広く皆さんから取り込んでいただけるようなところで進めていくというようなところは、町としても極めて大事でありますし、特に育児、介護の分野にあっても、家庭にあれば特に女性に比重があるといいますか、お願いしている部分があるのかなと思っておりますけれども、そうした部分を町全体で、社会全体でやはりもう少し支えながら、社会進出をしていただけるというふうな環境整備というものは、町にあっても大事な部分だなというふうに思っているところでございます。 そうした中での、そこを解決していくといいますか、DXの推進については、私もまさに議員さんと同様の気持ちを持っているところでありますので、そうした部分をいろんな分野でDXの技術で補いながら、やはりそこを補完していくというふうなところだと思っております。 また、一方、これは人でなければ進められない分野も当然あるわけでございますから、そうした部分のある意味ですみ分けといいますか、DXでできる部分は、まさにそこを後れないように私は進めていくというところだと思っております。 これは、医療や介護やそうした分野もそうでありますし、農業であったり、そうした分野もそうでありますので、しっかり進歩している技術というものを、私としてもよりよい、みんなで把握をしながら、情報インフラの整備も含めながら活用していくというところを、一層また進めていきたいと思いますので、ぜひここについても加藤議員さんから引き続き、またそうしたご意見、ご指導をお願いしたいというふうに思うところでございます。 続きまして、2点目の阿賀町観光の進むべき方向性と題したところでありまして、加藤さんからはっきりと見えてきたと、こういうふうなところでお聞きをしておりまして、私もぜひ、まさにはっきりと、もう少しお聞かせいただく中で、ここは本当にそうした認識の中で進めていきたいなというふうにも思っているところでございます。私も、いろんな反省といいますか、そうした部分をかなり多く持ちながら、職員とも話しているところでございます。 点の観光、本当に長く久しく言われている部分なんですけれども、なかなかそこからつなげていけないというところが、本当に今も続いているなというふうに私も認識をしてきているところなので、それぞれすばらしいものをどうつないでいくかと。1日じゃなくて、そこをつなぎながら複数日滞在もしていただける、いろんなところを回っていただけるという取組をより一層進めていかなきゃならない。 そうした中で、文化財であっても、本当に阿賀町では国の指定文化財というもの、また天然記念物といったものも数多くあるわけでございますし、歴史上の人物、以仁王、まさに今、NHKの大河でも出てきた以仁王のこうした伝説もあったり、平維茂というようなところもあったり、本当にいろんなものをつないでいくというところの工夫といいますか、そこの連携した取組というものを一層進めていくというふうなところは絶対に必要になってくると思っております。 先般、先ほど長谷川議員さんから少し話がありましたけれども、持倉鉱山の遺構を守る会というすばらしい会の設立にも、私も冒頭、参加させていただきましたし、そうした皆さんの動きといいますか、計画というところはそういう面でも非常に役立ってくるなというふうに思っているところなので、より連携を深めていかなきゃならないと思っていますので、そこの中でつなげるストーリー性といいますか、つなげていく魅力のアップというふうなものを、みんなでよくよく協議しながら、ばっと今度はそこをPRしていくというふうなところだと思います。 佐渡の世界遺産、ここに向かって県民が一体となって進めていくというふうなところだと思っていますので、今、会津と佐渡が結んでポスターを作っているんです。私も佐渡の市長さんにも、真ん中だから、いろんな歴史もあるんだから、会津、佐渡の間に阿賀町を入れてくださいと、こういうお願いを具体的に話しかけているところもありますので、やはりそうした意味での、もう少し広域的な動きというところも阿賀町にとっては大事なことかなというふうに思っています。 観光ガイドの皆さんで、今、イザベラ・バードをテーマに、阿賀町からスタートして、沢海であったり新潟であったり、まさにそうした中での連携した活動もしていただいておりますので、そうした部分も大事なところかなというふうに思っているところであります。 今、団体旅行から、本当にコロナ禍で、より一層家族単位といいますか、友達単位というか、そして車での旅行というものがより主体になってきているところでもあるので、そうした形態もやはりよくよく考えながら、従前のところを一歩、二歩進めていかなきゃならないというふうに思っているところであります。 そこには、やはり推進する、町は、行政は、そうした全体のコーディネートをしながら、より皆さんが一緒になって連携しながら進めていくというふうなところは、私は町の大事な役割だというふうに思っております。 そして、個々にあってはそれぞれ皆さんが発揮していただく。そして、ある意味でPRというようなものにあっても、やはり私は町の大事な役割であるというふうに思っているところでございまして、紙媒体といいますけれども、ここは幾らSNSになっても、やはり若い人にとってはまさにそうした部分に移行している部分があろうかと思いますけれども、私もそうですけれども、本当にやっぱり紙媒体の力というのはまだまだというか、極めて大きな宣伝効果がありますので、私も総合的にテレビ局、また新聞社、雑誌等々、私も自分で会社を訪問しながらも、ぜひ阿賀町を取り上げていただきたいなという思いで、報道の皆さんともお付き合いをさせていただいているところでありますので、特にまた新潟日報さんの、新潟県内では極めて読者の多い中でありますので、ここに記事を上げていただく、この影響の大きさは、私も職員も本当に実感しているところでございます。 asshのお話もいただいて、まさにそのとおりでありますし、ほかのいろんな記事も、日報さんに、また日報さんばかりじゃない部分もありますけれども、そうしたところに出していただくと、本当に反応が速い。 いろんな部分で、そうしてお客さんに来ていただいておりますので、ここは私としても引き続き、そうした部分の関係の中でお願いをしていきたいといいますか、むしろ記事に取り上げていただくというふうな魅力ある企画であったり、そうしたものがあってこそ、掲載していただくというところだと思っておりますので、しっかりそうしたところを引き続き取り組んでいきたいというふうに思っております。 asshについては、新潟地域振興局のそうした支援といいますか、むしろそこでの新潟県の力をもらいながら、全面、あれだけ大きく出してもらっているところもありまして、今年も7月には、asshの中でまた取り上げて大きな記事になるように、今、県のほうとも調整しながらお願いもしているところでございますので、ここのPRにあっては引き続き私も、みんなで一緒に頑張っていかなきゃならないというふうに思っております。 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、2025年問題から再度伺っていきたいと思います。 私は、全ての根本というのは、少子高齢化対策というのを国が怠ってきた結果が今の問題を引き起こして、地方自治体を苦しめているんじゃないかなというふうに認識しています。 今、町長からもお話がありましたとおり、私にはDXを推進して業務の効率化を図り、その中でうまく回していくというふうな対処しか浮かばないんですが、町長は今年度、DX推進室を開設されました。私は、個人的に非常に期待しているんですけれども、ちょっと今、進めている状況というか内容とか分かれば、さわりでも結構ですのでお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの4月の中で、総務課にDX係を設置させていただきました。正職2人、臨時職員さん1人と、昨日お話があったカシックスさんの外注というふうな部分での、まだ少人数での取組ではありますけれども、今やらなきゃならないのは、国が求めているような、まずは我々、組織としての、庁内としてのDXに向けたシステムであったり機器であったり、そうした部分の統一といいますか、そこを進めていかなきゃならない部分なので、やらなきゃならないそこは、まず今年度はそこを先行しながらやってまいりますけれども、やはり大事なのは、私はその先でございまして、そこの先にやはり本当に進歩している中で、これをどう活用していくかというふうなところは、様々な分野の中で極めて大事なところなんです。 昨年、年度末の3月にドローンを飛ばしながら、ああいうふうな形でやった、あれもDXの一つですけれども、いかにそうした部分でいろんな分野で活用していくものがあるか、阿賀町にとって何が課題になっているかというところの課題を整理しながら、そこにDXをどう活用していくかというふうなところを、ここはそれぞれの係でやるというところもやっているわけですけれども、やはり専門的な部分の中で調査研究しながら進めていく必要があるという思いで、新しい係の設置に至ったところであります。 ここは、いろんなところから、カシックスさんも当然そうですけれども、むしろもういろんなところから情報をいただきながら、私自身も情報をいただきながら、試行でもやっぱり取り組んでいかなきゃならない部分がそれぞれありますので、そうした部分をまず担いながら、一歩でも二歩でもやっぱり進めていかなきゃならないというふうな思いの中でございまして、職員からも、そうした中で私もかなり細かく、いろんな分野を職員に研究をお願いしているところでございますので、一つ一つですけれども目に見えるような形の中で、具体的な取組を今後は進めていきたいというふうにも思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、今は本庁内、庁内DXの構築をして、今後は例えば阿賀町の企業さんでありますとか、農業DXですとか、そういうふうなものの展開をしていくという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそこを目指していきたいと思います。 そうした中には、やはりこれまた町民皆さんの生活にも関わる部分でございますので、情報の、5Gになってもなかなか5Gを使える区域が限られていたりするわけですから、それはやはりどうしたところでどう使っていくか、そうしたインフラの整備というふうなものも、必要な整備があったらそこもより整えていかなきゃならないと思っておりますし、具体的に言えば、もう西会津さんもまさに隣ですけれども、接しているわけでございます。西会津さんのケーブルがすぐそばまで来ているんです。例えば、ここと一緒につなげた場合に、町民のメリットというものもあるんじゃないかと、むしろ西会津の町長さんから具体的にそんなご提案もいただいているところもあるんです。 いろんな分野で私は、そうした中で可能性を探りながら、必要なところの整備にスピード感を持って臨んでいかないと駄目だなというふうに思っておりますので、まさに民間の皆さんの必要としている部分、これ等々もよくよく意見交換しながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) DX推進係、私も非常に期待していますので、ぜひとも進めていっていただきたいんですが、そこで、先ほど申しました医療、介護の問題なんですけれども、起こり得るだけに非常に心配な部分でもあるんですが、やっぱり介護DXでも何でもそうなんですけれども、DXの成果が現れるのは3年から5年というふうに言われています。 企業DXが何で浸透しないかというと、やっぱり民間企業の社長さんはもう待てないんです。成果が出るという、すぐ成果が欲しいということで、待てない部分があるんですけれども、やっぱり介護の分野においてもDXを導入している部分はありますし、成果を出しているところもあります。 ただ、そこら辺はやっぱり、そういうところは行政主導で全部進めているんですよね。ベンチャー企業さんでありますとか社会福祉法人さん、介護事業所さんを全部ひっくるめて、行政が中心になって進めているんですけれども、介護DXに関して行政主導で進めるということに対して、阿賀町としてはどのようにお考えか教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 宮澤福祉介護課長。 ◎福祉介護課長宮澤由佐子君) 今ほどのお話なんですけれども、申し訳ありません、私、ちょっと具体的にまだDX、介護をDXで行政が主導していくというところが、いま一つつかめていないところではあります。 事業者さんはそれぞれICT、今、ICTというのがようやく事業者さんにも入りまして、それぞれタブレットを使ったり、そのようなことで介護の現場とそれから事務室あたりがつながるということがようやく浸透してきたところでもありますので、今言われているDXというものがそれをさらに上回って、包括的なものだと思うんですけれども、それを今、ちょっと具体的にと言われましても、申し訳ないんですけれども案は出ないんですけれども、以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、担当課長、一生懸命取り組むというふうなところを申し上げたと思いますので、やっぱり先進的な部分はいろんな分野で、まさにモデル的にこうした部分がありますよと、国の支援の制度があるわけですから。私は、そこは町内の事業者の皆さんとよく協議をしながら、本当にここは高齢化が進みながら、そうした部分の町でございますから、私も皆さんと一緒になりながら、よし、ここで進めてみようというようなところがあったら、まさにそこは、それを行政主導というかどうか分かりませんけれども、私も積極的に事業者の皆さんとは連携しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私も町長の考えと全く同じなんです。 私は、どこどこでやっているから阿賀町でやらなくちゃいけないとか、どこどこで成功しているから、もうこれも阿賀町で入れましょうというふうな考えじゃなくて、阿賀町独自のやり方でいいと思うんです。いいやり方があればそれを参考にして、阿賀町独自のやり方をやればいいと私は考えていますので、もう極端な話、新潟県の介護ロボット等支援補助金なんてありますけれども、そういうのを利用して先端を行くぐらい、どんどん入れたらいいんです。よそから視察に来るぐらいの、やるのであれば徹底的にやるというのが一つの考え方だとは思うんですが、その点はいかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 宮澤福祉介護課長。 ◎福祉介護課長宮澤由佐子君) 今ほどお答えいただきました介護ロボット等につきましては、まだ開発段階のものが多くて実用化になっていないところがたくさんあるんですけれども、必ず施設さんとか事業者さんに、よりよい介護の手助けになるものがあると思いますので、そのあたり進めてまいりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ぜひお願いします。 先ほど津川病院の話もありました。医療関係でも、誤解を恐れずに言いますと、津川病院もただの存続だけでは私は足りないと思うんです。県立がんセンターでありますとか大きい病院との連携を取りながら、例えばリモート診療をするでありますとか、そういうリモート診療が浸透していったら次の、今までやったことない5Gを使ったリモート手術とかというふうな段階を踏んでいって、ほかの市町村の先端を切るような、モデルタウンになるような阿賀町になってほしいなというふうに私は考えているんです。それが、今、阿賀町が抱えている様々な問題を解決してくれるんじゃないかなというふうに私は考えているんです。 そのためには、町長と県とのつながりでありますとか、町長と国との、花角知事でありますとか国の国会議員の先生方との連携とかお力添えというのはやっぱり当然必要なわけで、そのためには、町長、早く出馬表明をしていただかないと、もうその時期なのでよろしくお願いしたいと思うんです。 先ほどの働くシニア、働く女性です。これもまた同時に推進といいますか、していただきたいと思います。 私は、能力とやる気、気持ちさえあれば、男性であろうが女性であろうが登用されるべきだというふうに考えます。ただ、女性の場合は家庭の事情などで、やっぱり就労できない女性というのが働ける環境を、家庭の事情で就労できない女性が働ける環境を整備するというのは、私は行政の大事な仕事だというふうに思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、前段の医療について、私もここは思いがかなり強いものがありますので、おっしゃるとおりなんです。 ここはやっぱりこうした中であって、津川病院をある意味で存続しながらより充実していくためには、阿賀町ならではの医療を、県立病院の中で取り組んでもらうというところがあってこそだというふうに思っておりますので、町はまさに県と一体になりながらそこを進めていくと。 この阿賀町がこれだけ広いところで、集落が119点在して、香川県の半分あるところで1万人なわけです。ここは、国際的に見たら医療の縮図だとおっしゃるんです、厚労省の人も。 こういうふうなところで、まさに遠隔診療を主体とした医療を進めることによって、国際的な医療のモデルになり得るというふうなところを、私は3年前から、コロナの前から、実は国立国際医療何とかセンター、旧陸軍病院の理事長さんのところへ行って直接乗り込んだり、いろんなお話をして、現地にも来ていただいていると、コロナで中断しておりますけれども、しっかりまさにそうした部分も進めながら、私はやっていきたい。むしろ阿賀町が、そうした研究のグラウンドになるぐらいの、私はそこを目指していきたい。そうであれば、その中核に県立病院があったら、もうすばらしいものになっていくんだというふうに思っております。 ですから、研修医の先生方も、今も3人来ておられますけれども、本当にここは、県内ばかりじゃなくて、東京大学の先生もおいでいただくというようなところでございますから、しっかりそうした連携の中で、私も阿賀町の医療の分野でもそうしたDXも取り入れながらの部分を一緒に連携しながら進めていくことが大事であるというふうに認識をしているところであります。 もう一つ、大事な部分の働ける環境というのは、本当におっしゃるとおりだと思いますので、そこにはやっぱり家庭の事情、子育てであったり介護であったり様々な、まさにそうした中で、より仕事ができるんだというふうな環境を整えていくというふうなところは、私どもの役割だと思っておりますので、しっかりそこへのより前向きな部分の中でいろんなところ、新しくこれをまたつくり上げていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) いろいろな支援というのは考えられますし、それこそ女性にしか分からない苦労でありますとか、就労までの障壁といいますか、そういうのがあると思います。やっぱり、その際には役場勤務の女性の貴重な意見が非常に参考になると思いますので、その辺、よい方向に向かうようにお願いしたいと思います。 さて、阿賀町観光でございます。 点を線の観光に変える、宝を生かす観光には、方向性が定まっていないと各団体はやはりばらばらな動きをしてしまう。 阿賀町には観光用のDVDがあるというふうに伺ったんですが、今、どのような活用をしているかというのを教えていただきたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 観光のPR動画ということですね。 これは令和元年度に作ったということを聞いておりまして、ただ、7分と3分と、ショートとロングということで3分と7分のDVDなんですけれども、これは今、一部、阿賀の里のほうで常時流しているところでありますし、あとイベント等で活用しております。 今現在、社会教育課のほうに貸出ししまして、ふるさと村で実施しています阿賀町の写真展、その中で映し出しているというところでございます。 ただ、内容が阿賀町の四季を撮影したものと、あと若干、狐の嫁入り行列の部分があるというような内容でありまして、いまいち阿賀町の大きな観光施設を巡るような形での動画ではないというふうに聞いています。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 観光DVD、ブルーレイでも何でも良いんですけれども、やはり作るべきだと思うんです。 私は、各温泉施設がありますけれども、そこの例えば休憩所とかそういうところでリフレインで流してもらえばいいと思うんです。例えば、津川だったら津川、三川だったら三川、上川だったら上川というふうな地域限定でもいいですし、阿賀町全体でもいいですけれども、そうすれば、例えば上川の温泉に行った、休憩所で休んでいる間に動画を見る。動画を見て、ここに行ってみようというふうになるじゃないですか。やはり、ここの温泉に来たら、次はここに行ってという、そういうルートをつくるのってお客さんは結構好きなんですよね。やはり、温泉だけ入るんじゃなくて、温泉にどうせ来たんだから、じゃ、どこか見ようとか。来る前に、1回来てここに行ったから、そのときにここもあるからここに行ってから温泉行って、帰りにここに寄ってから帰ろうとか。 七福荘が、私はいいモデルだと思うんです。例えば、午前中にわらび園に行ってワラビを取って、そして昼に七福荘に行ってお風呂に入ってご飯を食べて、それで帰りにたきがしらに行って滝を見て、それで帰るという流れの観光といいますか、一日のルートができるわけですよね。 私は、そういうふうな形でまず観光DVDといいますか、お勧めスポットDVDみたいな形ですかね、お勧め観光スポットのDVDを作ったほうがいいんじゃないかなというふうに考えるんですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) おっしゃるとおり、先ほども何回か出ていますけれども、阿賀町の観光は点だというところでありまして、今おっしゃいましたとおり、七福荘を起点として七福神巡りもありますし、それらを活用した中での周遊ルートというか観光施設を回るという、そこに食と宿泊等を入れたら、なおさら町の活性化につながるというような感じがありますので、その辺をどういう形で、動画を作ること自体は私も賛成でありますし、これから作っていこうとは思っているんですけれども、その中でどういうものを作り上げるかというのをまた検討しながら、皆さんの意見を聞きながら進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) そこで、やはりasshさんでありますとか、そういう紙媒体の力とリンクさせながらやったほうがいいと思うんです。 先ほども言いました、阿賀町に来られるお客さんの年代層でありますとかそれを考えると、やはり紙媒体の力というのは結構、SNSよりも私は個人的には高いと思うんです。なので、やはりどちらもリンクさせるような形でやったほうがいいんじゃないかなというふうに考えるんですが、いかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 日報さんの力というのは、本当にすごいかなというふうに思います。 昨年、七福荘の冷泉を取り上げていただいたら、七福荘がすごかったと。また、阿賀の里のおこげせんべいもすぐに売り切れたというような情報も入っておりますので、その辺はやっぱり日報さんの力をお借りしながら、またいろんな意見を聞きながら進めたいというふうに思っています。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 歴史文化と観光の融合というふうな件でいえば、来年の朝ドラの前期の主人公が牧野富太郎さんに決定しました。ご存じのとおり、牧野さんはユキツバキの命名者でもあります。これは、私は阿賀町にとって非常に大チャンスだと思うんです。 これに関してのまちづくり観光課といいますか、阿賀町としての今後の見解でありますとか、具体的ではないかもしれませんが、どのように進めていこうかというふうにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 初めて聞いて申し訳ございません。もうどきっとして、私の情報の遅さに。本当にすばらしいことです。ぜひやっぱり、少しいつも本当に大分遅いんです、私がこうだからかもしれませんけれども。 これはやっぱりテレビ等々、まさに皆さんが視聴率、特に高いようなところは早く情報を得ながら、逆にこっちからアプローチしていくというようなところが極めて大事になってきまして、八重の桜のときも、私は一職員であったわけですけれども、情報を持ってきて、いろんな部分でもう進んでいくという中で、何とかやっぱり阿賀町のここを取り上げていただきたいと。私も係長で、NHKの局長さんのところへ観光協会の会長さんと2人でお願いに行ったことがあるんですけれども、やっぱり遅かった。遅いけれども、ただそういうようなところをやることによって、逆にNHKさんは当時は気を遣っていただいてというか、よく分かっていただいて、阿賀町でシンポジウムというか、そこを文福で、NHKさんにやっていただいたと。 いろんなことを働きかけていけば、そこにつながってくる部分もいろいろありますので、まさにユキツバキの命名者、すばらしい方のご登場だと思っておりますので、しっかり今のうちから、むしろ今からそうした部分の中で、一緒に働きかけていきたいと思ったところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 今「峠 最後のサムライ」でしたか、河井継之助の映画上映に合わせて長岡市が大々的なPRをしています。駅にガトリング砲を2つ置いたり、あと講演会をやったり、最近、名前が出てこないんですけれども、何とかタイシなんていう人が講演会をやったりいろんな、やっています。新潟日報さんでも大々的に記事が載っていますが、やはりどの地域もこういうチャンスを生かそうというふうに必死なんです。 なので、阿賀町にもチャンスが目の前にあるので、ここはやっぱり予算を使って、専門家の力を借りてでもいいですから、大々的に進めていったほうがいいんじゃないかなというふうに考えるんですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) おっしゃるとおり、毎日のように日報さんも、今日の日報にも峠というのが出ていましたけれども、やはり大々的に行うことで町をPRしていきたいと思いますので、おっしゃるとおり、専門的な知識を持った方の助言をいただきながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 我々も当然一緒になって、行政だけじゃなくて我々議会も町民も全部、オール阿賀町として大々的に盛り上げていきたいと思っていますので、一緒に頑張っていきましょう。 ちょっと話は変わるんですけれども、先ほど、私は毎回議会の下打合せといいますか準備で風舟に行きます。清川高原さんの風舟で最終的な打合せといいますか、自分で仕上げをするんですけれども、そのときに風舟のスタッフの方としゃべったときに、最近、郊外の方が増えてきたと。この前なんか、五泉の方が1か月の契約をしていったと。ああ、それはすばらしいですねなんていうふうな話をして、そういうふうに、はたと考えたときに、風舟って国道から入りづらいんですよね、全然看板がないんです。どこから曲がっていいかも分からない、国道からどこから曲がっていいかも分からないし、それで麒麟山を通り越して大牧のほうに行って、左に京ノ瀬のほうに曲がるときも、右側に古い、目を凝らさねば分からないような、清川高原保養センターなんていう青いのがあるんですけれども、そういう看板しかないんですよね。 先ほど、町長からもお話ありました観光の観点から、看板というのは私は必須だと思うんです。必要だと思うので、これはぜひ看板をつけていただければなというふうに考えているんですが、その辺いかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 観光を推進するには、やっぱりどこにあるのかという明示をして、例えば今、グーグルマップとかナビで分かる部分もありますけれども、やはり本当に通るだけで分かるような形で道案内ができたらいいなというふうに思っていますので、その辺、また道路管理者と協議しながら進めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 交流人口を増やすという点から、私はあそこは重要な拠点になり得る場所でもあると思うので、ぜひお願いしたいと思います。 先ほども話が出ました持倉鉱山の話なんですけれども、遺構を守る会が設立されました。その2日前には阿賀ふるさとカレッジがありまして、探索に行ってきたんですが、参加して自分の目で見て、あのスケールの大きさに圧倒されたんですけれども、私、初めて見てきたんですけれども、圧倒されました。圧倒されたとともに、何でこれがここにぽつんとというふうな気持ちですね。観光につなげられないのかなと。 最近では文化遺産にも登録されましたが、基本的に持倉鉱山を観光につなげようというお気持ちがあるかどうか、お考えをお聞きしたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 私も、遺構を守る会の総会に参加させていただきまして、皆さんの熱い熱意を感じ取ったところであります。私も、現場へ昨年も行かせていただきましたけれども、やはり行くと圧倒的な建物であって、多分、初めて行かれる方は本当にすごいというふうに思われると思います。 ただ、道路の状況が悪いというところもありますし、大きな観光の目玉になるとは思いますけれども、その辺の道路整備とかいろいろな絡みが出てきますので、その辺をまた遺構を守る会の皆さんと協議しながら、進めていきたいというふうに思っています。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私もぜひあれは守っていただきたいし、文化遺産にもなったものですから、観光としてやっぱり利用してもらいたいなというふうに考えています。 そこで、この前行ったときに、カラミれんがの目地の部分のところに草が生えてきているんですね。お話だと、目地の部分に草が生えると、根っこの関係で、そこから腐食が始まってくるというふうな形になると、ここがもう全て亀裂が入ってきているんです。この部分に亀裂が入って、最終的には右半分が崩壊してしまうというふうな可能性があるわけなんです。 これは、一緒に行った中で若い女の子がいたんですが、その子たちは、「天空のラピュタ」なんてありましたよね、ラピュタみたいなんて言ってすごく興奮していました。私もラピュタなんて分からなかったので、すごく興奮して、何で、何でなんていうふうな形でもうばちゃばちゃと写真を撮っていたんです。それだけの、我々も含め、若い人たちも含め、ラピュタなんていうとスタジオジブリじゃないですか。年代層が結構幅広いと思うんですよね。そういうふうな観光拠点としてなり得る文化遺産をぜひとも阿賀町観光として、私は生かしていただきたいなというふうに考えます。 先ほど、道路とかの整備云々というふうな話もありましたが、私もそのとおりだと思います。私は、基本的には近くまで行って、車で行ければ一番最高だけれども、でなければ手前でもいいので、歩いて平たんに行ければいいと思うんです。 ただ、今ははしごでありますとか崖の縁を歩いて行ったりというふうな形で、やはり観光ルートというふうな形ではちょっと厳しいと思うんです。なので、そこら辺の整備とかその辺をちょっと、今後いろいろ考えていってほしいなと思いますが、その辺いかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 私も行って、斜面を歩いたり、はしごを下ったり、沢を渡ったりという形でのルートになります。昔は道路で近場まで行けたということなんですけれども、水害とかで削られて今の状況になったというふうに聞いております。 車でそこまで行ければ当然いいんですけれども、そこまで行くことで逆に荒らされたりとかいうふうな考えもありますので、できる限り車で行けるところまで行って、そこから歩きのルート、ただ、歩きのルートも、安全面を考えた中で整備していかなきゃいけないというふうに思っておりますので、またいろんな道路関係者、考えとかいろんな方に聞いた中で、整備を考えていきたいと思っています。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私の考えを少し、時間になったら恐縮ですけれども、私もいつも言っているように、私は結構積極的にこれを活用していけたらというふうな考えを基本的には持っているところでありますが、そうした中で今回、遺構を守る会というふうな会を皆さんで立ち上がっていただいたわけですから、ここは町がどうしてというふうなところで進めていくという進め方もあると思いますけれども、私はまずそうした皆さんのお考えを大事にしながら、そしてご質問にもありますけれども、宝の山を生かすも殺すも所有者次第と書いてある部分が、私はここにも一つあるのかなというところで、これまた所有者の皆さんがある、そして地元の皆さんがいらっしゃる。 また、道路の部分は、あそこまでは林道ですから、やっぱりそこまでの道路は町としてしっかり維持管理していくというのが町の役割だと思っておりますので、その辺の役割分担等々もよくよく、会の皆さんを中心に地元の皆さんも入っていただきながら、そうしたところを詰めながら進めていくことが大事だなと思っています。 昨年からまさに盛り上がっていただいている部分ですから、私もすぐに言ったのは、安全面の確保というふうなところは皆さんの力に頼ってきた部分が主でありますけれども、そこはやっぱり町としても支援していくんだというところで、しっかり話合いをしながら進めるように指示してきたところでございますので、今言う安全面の確保は、まさに何より優先すべきところだなというふうに私としても考えているところでございますので、ぜひここは連携をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 町長のおっしゃるとおり、連携してやっていくのが私も大事だと思って思っておりますので、今後ともご支援をよろしくお願いしたいと思います。 最後になりますが、コロナウイルスがようやく収束の兆しを見せてきました。昔に戻れる日を願いながら、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうざいました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、1番、加藤達也君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時32分 △再開 午前11時32分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △阿部義照君 ○議長(斎藤秀雄君) 次、3番、阿部義照君。     〔3番 阿部義照君登壇〕 ◆3番(阿部義照君) それでは、よろしくお願いいたします。 阿賀町議会6月定例会議におきまして、会議規則第61条第2項の規定により通告した内容、大項目ですが、2点質問させていただきます。 まず、1点目でございます。令和3年度に町が実施しました空き家調査の活用についてであります。 空き家問題、特に危険空き家と言われる建物につきましては、都市部のみならず地方部においても全国的に大きな問題となっております。当町でも、令和3年度に当初予算で200万円、空き家調査を実施し、3月議会の町長の施政方針で、町内の空き家戸数は、速報値ではありますが1,097戸とのことでした。この数字を見て、私自身、かなり空き家が多いと感じております。 今後も、少子高齢化から来る人口の減少に伴いまして、空き家が増えていくものと予想されます。このことから、私自身、この調査は今後の町において大変重要な基礎資料となるものと考えております。 この調査の空き家の中で、特に危険空き家と言われることについてですが、住宅等が隣接している住民は、自分のところに被害が及ばないか心配しているところであります。また、対応したくても個人資産なので対応できない。町としても同様なことが言えます。個人資産なので対応ができないと。しかし、今後町において何か対策をしてもらえるのではないかと、住民は大変期待しているところであると思います。 この調査は、大きく分けて危険空き家とそれ以外の空き家の分類とのことでしたが、次のことについてご質問いたします。 阿賀町における危険空き家とそれ以外の空き家の数とその主な内容、2番目に、調査方法はどのように行ったのか、3番目に、今後、このデータを町としてはどのような活用を考えているのかという点をお願いいたします。 2点目におきまして、阿賀野川における水門管理の体制についてでございます。 平成23年度の新潟福島豪雨災害におきまして、三川地域では早急に復旧作業が進み、現在は釣浜地区が今年度に完了予定となっており、三川地域での復旧工事は全て終えることとなります。 今後は、津川、鹿瀬、上川地域において、河川整備計画に基づいて計画が整備されていくことになるわけですが、これらを踏まえ、以下の3点について質問いたします。 1点目につきましては、昨年6月議会におきまして質問しました阿賀野川における樋門の管理について、その当時は新潟県と調整中だということでしたが、現在どのような形で進んでいるのか。 2点目に、樋門の管理に当たり、設置されている区に対して操作体制等のマニュアルは作成されているのか。あるのであれば、新しく樋門が設置された区につきまして、周知されているのか。 3番目に、平成29年度に阿賀野川河川整備計画が作成されましたが、阿賀野川ダム上流部では21計画があり、そのうち計画が完了したところは中岩沢地区のみであります。ほとんどの場所で用地取得について進んでいないのが現状であります。私自身、なかなか進んでいないというふうに感じておりますが、町長はどのように考えておられるか伺いたいと思います。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それでは、阿部議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 初めに、空き家調査の活用についてのご質問をいただきましたが、昨年度実施いたしました調査による空き家の件数でございます。3月に速報値で申し上げましたけれども、そこから町の所有の公共施設や町営住宅、教員住宅等を除外して数字をまとめたところでございますので、ですからトータル的には1,097とそう違わないところでございますけれども、この調査に基づく実績といたしましては、945件を確認したところでございます。ですから、先ほどの数字から、町の管理のもの及び民間のアパート等の集合住宅、これを先ほどの件数から除いております。 危険空き家というふうなところ、いわゆるこの調査の中での分類でございますけれども、屋根、外壁の損傷及び敷地内の門扉、ブロック等の損傷が目視で確認できる物件を空き家、危険空き家候補という形で絞り込んで確認をしたところでありまして、全体945件のうち、危険空き家候補が410件でございます。その他、それ以外が535件という状況でございます。 調査方法でございますけれども、総務省におきまして5年ごとに住宅・土地統計調査を実施しておりまして、そこで定義されている空き家を対象として調査を行ったところでございますが、プロポーザル方式によりまして株式会社ゼンリン、地図で有名なゼンリンさんに委託をしたところでございます。ゼンリンさんは、日本全国の地図を作成しておる会社でございまして、全国で約1,000人の調査員がいるというところで、阿賀町でも地図情報の更新の際には、約200時間かけて町内をくまなく歩いているというふうなところでもございました。 そうしたところから、調査員は現地で空き家の把握もしているというところもございまして、既に会社独自で空き家情報、おおむね900件分を独自で持っていたというふうなところも確認をしております。 今回の調査では、その会社独自の情報に加えまして、町が令和元年度に区長さんからご協力いただいて実施しました空き家調査情報、601件でございましたけれども、その情報及び水道の閉栓情報を併せて、あらかじめ空き家候補となるものを把握した中で現地調査を行ったというところでございます。 現地調査の際は、国土交通省で、地方公共団体における空き家調査の手引というふうなものがございまして、ここでは郵便受けにたまっているチラシ等々の状況、窓ガラスから確認できる中の状況、また、門から玄関までの草の生え方、さらにプロパンガスの設置の有無などから総合的に判断をするというようなところでございます。ゼンリンさんは、既に国の調査方法によって、全国300を超える自治体の空き家調査を受注しているというようなところでもございまして、そうした中で実施していったところでございます。 次に、今後のこのデータの活用という面でございますが、まずは空き家の利活用というふうなところも推進をしていきたいという中で、移住・定住につなげていきたいというところで、空き家バンクの登録業務というふうなところも、今年度新たにそうした面からの活用での業務委託をしている部分がございます。 町民の皆さんにとりましては、空き家問題はまさにお話しいただいたとおり、他人事ではありません。また、地域で解決できることがあるというところも知っていただくためにも、行政区単位で空き家対策セミナーを順次開催をしているところでございます。 既に、3つの区におきまして、区の役員さん向けの事前の説明会を開催しております。そのうち1つの区ではセミナーを開催したところでございます。そのセミナーの際には、空き家候補の、先ほど調査のデータを持参いたしまして、区の皆さんにも確認をいただいて、誤りがあればデータベースの修正にもつなげていきたいと、より正確な空き家の把握に努めていきたいというふうに思っているところでございます。 また、危険空き家につきましては、この候補、先ほどのとおり410件、データベースから絞り込みながら、さっきの候補の中から410件絞り込みを行いまして、阿賀町空家等の適正管理に関する条例を既に制定しているわけでございますので、この条例に基づく実態調査を今後進めてまいります。この実態調査では、管理不全な状況に該当するかどうかの判定を行いまして、該当する建物については危険度の判定を実施いたし老朽危険空き家リストに登載し、空き家認定台帳を作成するという条例に規定した調査事務を進めてまいります。 これまでも、人や車が通行する道路脇の危険な状態になっている空き家などについては、所有者に解体、適切な管理等をお願いしてきているところでありますが、条例による危険空き家台帳に掲載されるというふうなことになりますと、条例に基づく助言、指導、勧告、命令といった順次の手続を執行するというようなことが可能になってまいりますので、これは平成25年に制定した条例でございますが、ようやくその条例の現実的な第一歩を踏み出すというようなところで準備をしているところでございます。 続きまして、2点目の阿賀野川における水門の管理体制についてでございます。 1点目の新潟県との交渉といいますか、そうした管理のどのようになっているかというふうなご質問でありますが、ご質問の樋門については、現在24基設置をされております。 設置当時の管理協定には、まさに阿部議員さんからも関わっていただいて進めてきた部分であるわけでありますが、県・町双方において協議がされたものでありますが、町としては設置者である県と、昭和47年の建設省発出の通達に基づいて改めて協議を行い、管理者を確定していきたいというふうに考えながら県と協議しているところでございますが、県からは、本年度中に管理者を確定していきたいというふうな回答を得ているところで、詰めのそうした協議を行っているところでございますが、まさに国の通達があるわけでございますから、町としてはそれを主張しながら交渉しているというふうなところでございます。 そのほかにも、新谷川、常浪川、姥堂川等の一級河川に設置されている樋門、水門におきましても、設置当時の河川占用、協定の手続を再確認して、管理責任の所在を順次見直しを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 2点目の、樋門の管理に当たり、設置されている区での操作体制等のマニュアルに関してでございますが、樋門の操作管理及び連絡体制等につきましては、洪水時における水門等操作マニュアルの作成と、操作基準を設けて運用しているところでございます。 このマニュアル等につきましては、町から委託料を支払っております津川、三川地域の樋門等31施設の操作管理をお願いしております地元の消防団及び区長さん、全ての皆さんに配付をして、操作関係者の安全の確保と適切な操作対応ができるように努めているところでございます。 なお、洪水時の緊急操作に備えまして、マニュアル及び操作基準に基づき、年に4回、四半期ごとに訓練も兼ねて定期操作を実施していただいているところでもあります。 3点目の河川整備計画、三川ダム上流は完了したが、上流部は完了したところがないと、進まない理由というふうなところでございますが、まさにお話しいただきましたように、23年の新潟福島豪雨によります三川地域の堤防については、釣浜の工事が今進んでいるところでございますが、年度内でほぼ完了するというようなところで進めていただいているところでございますが、揚川ダム上流につきましては、本当に現場の工事はご案内のとおり、まだ着手されておりません。姿は現れておりませんけれども、調査、設計は順次進められているところでございまして、一部終了しながら、整備内容について検討を進めているというところでございます。 町としても、まさにここは早く、地域の皆さんの安心・安全のために現場着手、早期に着工、竣工していただけるよう、これは随時要望しているというようなところでございます。 津川、鹿瀬両区長会並びに麒麟橋工区、栃堀区の関係住民の皆様にも、津川地区振興事務所から出席をいただく中で、進捗状況の説明会も開催をしたというふうなところでもございます。 また、前年度からの進んでいる部分としましては、お話しいただきましたが、中岩沢地区、ここは設計も完了し用地測量に入っております。また、平堀地区におきましても、用地測量が一部発注されたところでございます。 今後は、それらの状況に応じて随時、関係の区へ説明を進めていくというふうなところでございますが、私もまさに安心・安全を高めていくためには、早期の事業推進を県のほうに要望しているところでございまして、5月も一昨日も金子土木部長においでいただき、河川管理課長にもおいでいただく中で、私共々現地に行って、また深く懇談しながら要望をしているところでございますので、ここは本当に進捗を図っていかなきゃなりませんし、また一方、県も国の予算が必要でありますから、北陸地方整備局長、また国会の先生にもお願いをしながら、先般、北陸地方整備局の河川部長さんにも来町いただいて、まさにそうした要望を直接ここで申し上げたというようなところでございますが、引き続き関係する区の皆さんともしっかりとコミュニケーションを取りながら、地域に寄り添った整備、早期の整備を要望してまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中ですが、ただいまから午後1時まで昼食休憩とし、一般質問を引き続き行います。午後1時まで昼食休憩とします。 △休憩 午前11時50分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 3番、阿部義照君の一般質問を続けます。 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それでは、午前中に引き続きまして再質問をさせていただきます。 まず1点目の空き家、危険空き家とそれ以外の空き家ということで数字的に教えていただきましてありがとうございました。それでも特定空家というんでしょうか、目視でやったやつだけでも410棟、かなり多いなというふうに思っております。 それで、今回の調査につきましては総務省の土地統計調査に基づくものというような説明でしたが、私もちょっとこの空き家のことについて調べますと平成27年2月に施行されました内容で、空家等対策の推進に関する特別措置法というのが、国土交通省だったかと思うんですけれども、そちらのほうで制定されました。これにつきますと、調査ではなくてある程度の特定空家に対する、制約とかその他もろもろあるんですけれども、まず今回のやつにつきましては総務省の調べということで、私、1点伺いたいんですが、この危険空き家というのは住宅のみなのか、それとも小屋、隣接する小屋とかありますけれども、そういうのは含まれているかどうかというのをちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 小屋とか作業所については基本的には含めておりません。ただ、車庫の2階に部屋を造って、そこにたまに居住できるスペースがあるという場合については含めておりますが、今回のように単純な小屋、作業所については含めていないということです。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 危険空き家といいますと、私たちが多く考えるのは倒壊のおそれがあるとか、それによって二次的に被害が起きる建物というふうに考えるわけですけれども、それには小屋も含めるべきじゃないかなというふうに私は考えております。 今後、こういう危険空き家というものについて再度、そういう小屋も含めた調査をやる予定、考えはありますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今般、まさに空き家というふうな定義、総務省または国交省のそうした定義の中での調査をいたしておりますけれども、まさに今回歩く中でもそうしたところはやっぱり同様のことであるというふうに認識をしておりますので、住宅でない部分もあって、今現在、皆さんご案内のそうした建物もあるわけでございますから、今回のこれを基に条例に基づきます危険空き家を分類していくわけでございますので、その際には今言うようにここは元住宅であったかというふうなところばかりじゃなくて、広い範囲の中で町民の、住民の皆さんから見て、また周りから見てまさに同じように分類される、該当するというふうなものについてはしっかりそうした調査に基づいて台帳に登録していく中で条例に沿った手続きを進めていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 町の条例で、空き家調査のやつがあるわけですけれども、先ほど言ったように国土交通省のほうでも空家等に関する特別措置法、これはかなり厳しい措置が示されているのがあります。これにつきましては、空き家の定義というのがなかなか難しくて、今回も空き家というのをどういうふうな定義で調査したのかといいますと、例えば1年のうち1日でも管理されていれば空き家ではないと。例えば正月とかお盆とか帰ってくれば空き家ではないという考えなのか、それとも完全にもう誰も入らない、生活形態が全然ないというようなのが空き家なのか、その空き家の定義というのも本当に難しいと思います。 それで、町のほうでゼンリンさんに示した空き家の定義というのはどういうふうなのを考えているか教えていただきたいのですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これについては、先ほども私の中で触れたところでございますけれども、国の定義の中には郵便受けの状況、また窓ガラス、透明なところがあったら中を、ここもやっぱり許可が必要かもしれませんけれども、中が見える部分があったら中を確認する。またはガス、この辺ですとプロパンガスが多いわけですから、ガスボンベがあるかどうかと、まさにそうした基本的な部分は、国のそうした基準に沿った中でございますけれども、ここは1年に例えば1回、2回来ても、これはもうやっぱり空き家というふうなところに分類をしながらでございますし、町の条例では、空き家ばかりじゃなくて、さっき言ったように空き家等というふうな中で条例を定めているわけでございますから、常時無人の状態にある建物、その他の工作物を空き家等というふうに定義をしているわけでございますので、そうした中で通常の判断の中で、調査の中で把握していったというようなところでございますから、そこから今度はいよいよ空き家の候補をそこから出したわけですから、今度条例によって、その条例が定める空き家に該当するかどうかをさらにもう一回といいますか、今度精査をしながら台帳掲載をしていくというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それで、先ほど、数を945棟というふうにありましたけれども、それ以外に町が管理するもの等が、それには含まれないで別にあるという話でした。町で管理するものに危険空き家というのはありますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。
    ◎総務課長(野村秀樹君) いわゆる危険空き家というものの定義も、これまた非常に難しい部分がありますが、基本的には町の町有財産ということでお話をさせていただければ、危険なものについてはすぐに撤去するという考え方で整理しておりますので、今現在危険空き家というものはないというふうに理解しております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 町で委託した空き家の委託ですので、危険空き家がこの中に含まれて、危険空き家はこういうものだというふうに書かれておりますので、それを把握してもらった上で、ないものと考えているというふうなことであれば、それでは、またほかの人にもいろいろ指導できるかと思いますので、それは理解しました。 それで、3年ほど前に区長に依頼した経緯があるというふうに伺っております。それで、今回の調査は、今、町長が申し上げましたように総務省に基づくもので、空き家とかそうでないものを一応判断したというふうに伺ったんですけれども、私も実際、日中、今の時点歩くと本当にこれが空き家かどうかというのが分からないような状態の建物が本当に多いんです。そうしたときに、今回、その3年度のやつは区長等への聞き取りとか隣接者への聞き取りみたいなのも併せてやっているものかどうかというご質問をします。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) あくまでも今回は調査員の目視という形で行っております。平成元年7月に1回空き家調査をしておりますけれども、そのときは区長さんにお願いしてやったところですが、中には個人の財産なのでちょっと協力できないよという区長さんもいらっしゃいましたので、統一した見解というか、統一した定義の中での調査ということではできなかったので、今回こういった形で進めさせていただいたところです。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私、当初質問の中でも話をしましたように、この空き家の調査データというのは、今後の阿賀町において相当重要な調査になるのではないのかなというふうに考えております。そうなれば、ある程度の制度も必要だというふうに考えますので、今後また再度調べる機会というのがあるみたいな話も、今後煮詰めていくみたいな話があるということなので、町長にはぜひともその精度を上げた調査をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、これからも空き家が増えていくというふうなところが、ある程度また見込まれるような部分もあるわけですから、今回の調査はそういうことで、地図を作っているゼンリンさんに委託したところでございますので、ゼンリンさんもその住宅地図の更新というのは、先ほども言いましたけれども、全国で1,000人の調査員がいながら、阿賀町でも200時間かけながら調査をしているというところですから、しっかり、逆にそうしたところとも連携しながら、そして今まさに区長さんをはじめ地元の皆さんとの共有というふうな部分もこれまた大事になってくる部分があるかと思いますので、しっかりそうした観点の中で今後も引き続きここは進めていくというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それで、3番目に、今回これの、このデータをどのように活用、どのように考えているのかということに対して、今空き家バンク等に問合せするとか、その他もろもろ出ておりますが、私自身はこの空き家バンク定住促進サイトですか、阿賀町で暮らそうというのがありますけれども、それは登録の推進は必要だと思います。しかし、空き家というのは、それ以上に住民に直結した問題だと思うんですよね。家が倒壊とか、何か破損が起こると。そうした場合、公道とか住宅に直接危険がありそうなものに対して所有者に改善等の働きかけ等を行っていただきたいというふうに私は思うんですけれども、そのことについて町長はどうお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そこはまさに、そうした危険性というものを払拭していくというか、そういうふうな安全性を高めていくということも極めて大事なところでありますから、今までもご案内のように三川温泉である大きなかつての旅館さんを、これは町のほうから働きかけした中で解体をしていただいたり、またさらにそうした部分が必要なところを具体的に私どもも承知をしている部分もありますので、そこには今おっしゃっていただいたような道路であったり、隣家であったりというふうなところの危険性があるものについては、台帳登録も今のところ正直言えばないわけですけれども、そうしたことをある意味抜きにしながら、ここは所有者を把握しながら、そこに連絡を取りながら、適切な管理、また、もう倒れそうであったら解体まで、これはお願いするということを今も繰り返し行っている物件もありますので、これは住宅にかかわらず、そうした建物等にあっては、この条例の精神はそこに乗りながら、今度もそうした協力をお願いしていくと。ここの条例に乗った手続をしていけば、命令まで順番のものがあるわけでございますから、まさにしっかりそうした部分の中で、皆さんの安全性、危険性を可能な限り少なくしていくというようなところで取り組んでいかなきゃならないというふうな決意でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それでは、この調査を生かして隣接する住民の不安等を解消するような対策を進めていただきたいと思います。 続きまして、2点目の阿賀野川における水門の管理体制。先ほどの質問の中で、私は昨年の6月に、樋門のことで、これは本来であれば、私も後で知った話なんですけれども、樋門の管理については、一級河川を管理する自治体がそれを、樋門を管理するというふうになっておりますので、町長の先ほどの答弁で、今新潟県のほうに管理移管というんですか、今まで阿賀町になっていたやつを管理移管するという説明を受けましたので、ひとつ進めていただければと思います。この管理に当たっても、財政的に厳しい阿賀町ですから、その管理費、幾ばくの管理費も少しでも県のほうから、してもらえるものは管理していただくということは大切だと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 それと、2番目の樋門の管理に当たりまして、操作マニュアルということにつきまして、先ほど水門の操作規程というのがございました。この操作規程の中にいろいろ書いてあるんですけれども、私がこの中で本当に実現していただきたいのは、23年の水害だか、その後の水害だかちょっと定かでないんですが、ある集落において水門を閉鎖すると。ところが、そこの消防団はいたんですけれども、閉鎖すると中からの水が出ていかないと。でも外からの水が来ると。じゃ、閉鎖したらいいのか、しなくてもいいのかということで相当論議されて、結局は閉鎖しないままでちょっと大きな被害を受けたという集落がございます。これにつきましては、やっぱり現地を見て判断できる、指示できる体制というのが必要なのではないかと思いますけれども、これにつきましては町長、どのように考えますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれは、そうした樋門が大きい部分も含めながら、洪水の都度、まさにテレビにも出るような部分で、どこまで来たら水門を閉じるかというようなところをもう専門に、大きなところにあっては職員がいながら判断しながら、もうぎりぎりのところで調整をしているというようなのも私も報道の中で見ておりますけれども、ここなかなか今のような、そうした今のような、ある意味で阿賀町の現状の部分ではそうしたところを1基1基というのはまた、これはまた極めて難しいところにあるのかなというふうにも思いますので、そうしたところも含めながら、状況によって、状況の判断じゃなくて、ある意味でそのガイドラインというか、そうした部分の中で、こうなったらこうするんだというふうなところを定めて、より分かりやすい操作方法にしていくというところが基本なのかなというふうに私も思って聞きましたので、そうした部分も含めながら、これは実際に阿部議員さんも区長さんとしてそこの部分をお願いしているお一人かなとも思いますけれども、実際にまさにそうやって管理をして操作していただける皆さんから、そうした話をより聞きながらというか議論しながら、統一性というようなものを取っていくというようなところが大事なのかなと思っております。私もまさに雨のときに閉めずに、逆に、変なところを、現地のことも承知をしたような記憶もありますけれども、そのようにしていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 当初の質問のところで、23年の水害、阿賀野川の河川整備計画、今、揚川ダム下流域は全てのところ終わりました。それで、従前より水門のあったのは谷沢地区と五十島地区です。それ以外の地区につきましてはほとんどが新しくできた水門で、そういう水門に対してどのような態勢で操作するかというのは、ここの阿賀町の水門操作規程というのはありますけれども、現実にその場に行き当たると、どうしたらいいかと。私自身は思うのは、やっぱりそこで指示する人と操作する人、これはもう別々にいるのかなと。周りの意見を聞いていたらなかなか、閉めたらいいか閉めなかったらいいかというようなことが出てきますので、私自身の考えでは、もう例えば区長さんなら区長さん、消防団長なら消防団長で結構ですけれども、閉めるんだというような指示ができる人がいたらいいなと。そういうのがあればいいなというふうに思っている次第ですので、それについては今後検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。 それと、③で、平成29年に阿賀野川圏域河川整備計画が作成されました。揚川ダム上流部では21計画があります。そのうち、計画が完了したところにつきましては、先ほど町長が申されましたように中岩沢地区のみで、ほとんどまだ用地取得にまでにはいっていないというのが現状であります。 それで、計画期間は、被害のあった集落で、30年以内に輪中堤や堤防の計画等ありますけれども、今のこのペースでいくと、工事がその30年後に終わらないんじゃないかという。今工事が始まっていないところが大半ですので。 そこで、町長には、県には、先ほども申されましたけれども、要望活動を常に行っていただいて、今までもやっていますけれども、それ以上にまた行っていただいて、住民の安心を得るための町長の手腕を振るっていただきたいのですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、自分で言うのも変ですけれども、私ぐらい一生懸命というか、頻繁に会っている市町村長っていないんじゃないかなと思うぐらいです。土木部長さんをはじめ県の幹部と、また北陸地整の皆さんと。それぐらい今も、非常に大事な問題だと。河川と道路と、そうした認識の中で私もやっておりますので、引き続きそこはそうしたところで緩めずに行きます。 もう一つは、やはり私が要望しているのは、私が言って予算が大きく、例えばつくかもしれませんけれども、現場の事務所の対応が、人員の整備があってこそ進むというふうな部分があるので、私がお願いしているのは、むしろ金は、私どもも一生懸命になって国から予算を頂くようにしますし、県では事務所の体制をよりしっかりと充実していただきたいというところを、むしろそこが一つの大きなネックと言ったら変ですけれども、そうした課題になっているというふうに私も認識していますので、そうした部分も含めながら、本当にこれからも引き続きそうした中では努めてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 今、町長がおっしゃったとおり事務所の充実というのは、これは本当に大切だと私も思っております。 ちょっと私もつい最近知ったことですけれども、津川振興事務所の用地担当、用地はやっぱり工事始まる前に、本当に事前の準備のために用地取得というのは大切ですけれども、昨年度まで職員が4人いたのが、今年3人に減ったそうなんですね。そういうのも踏まえて、町長、またひとつ頑張っていただければと思いますが、よろしくお願いします。 それで、最後にですが、阿賀野川河川整備計画に伴いまして三川支所から白川トンネルまでの区間、それから川口地区の中ノ沢川沿い、あとほかにあるかも分かりませんけれども、そこに特殊提といって、堤防の代わりにコンクリートの擁壁が建っているんですよね。あそこは走るたびに、私ちょっと違和感を感じてはいるんですけれども、目に優しい道路にするためにそこのところに緑化等を県に要望していただけませんか、いかがなものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 当時、阿部課長さんがご尽力いただいて、今のすばらしい安全な堤防ができているなというふうに感謝しているところでございますので、私もそこを引き続き、今度は人に優しいようなところで、またご意見いただきながらひとつお話を、要望もしていきたいと思いますので、引き続きまたそうした分野のご指導をいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) どうもありがとうございました。 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、3番、阿部義照君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、入倉政盛君。 8番、入倉政盛君。     〔8番 入倉政盛君登壇〕 ◆8番(入倉政盛君) 入倉です。 それでは、2点ほど一般質問をさせていただきたいと思います。 最初に、小・中学校給食への無償化をしていただきたいと。2点は、今回の物価高騰の対応はどうかという2点ですが、まず1番目は、町で学校給食の半減助成を行っておりますが、小・中学校の関連費用の中で大きな割合を占めているのが学校給食費であります。無償化を導入した場合、継続的な予算の確保や住民の理解も必要で、課題も多くあると思います。無償化をした場合、保護者負担の軽減、子育て支援、少子化対策、定住・転入などの促進などの効果も考えられます。 新潟県では無償化を行っている自治体はないが、一部無償化は3自治体、10%にすぎません。文科省の各自治体の学校給食費の無償化の実施調査についての調査結果によると、人口の少ない過疎地域で給食が無償化されているケースが多いという結果が出ています。特に1万未満の自治体という。今年度は円安による食料品の高騰が続き、家庭への負担が大きくなっています。一部無償化などいろいろな対応の仕方で、負担軽減について当局からの答弁を求めます。 2番目は、政府は総額2兆7,000億円の2022年度の補正予算を、僕がこれを出したときは閣議決定なんですけれども、決定になりましたけれども、内容は6月から9月に支給する石油元売会社への補助金など、燃油価格抑制策に1兆1,739億円、物価対策のために使用した予備費1兆5,200億円を予備費の中に埋め戻す内容になっております。施策内容を示さない予備費が半分を占めております。 値上がりしていない食品はないと言っていいぐらい値上げラッシュです。町としては、具体的な施策を待つのではなく、生活必需品の高騰に対して町民の生活確保のため、特に低所得者に支援策として町はどのような対策を考えているか答弁を求めます。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは入倉議員さんの質問にお答えをしてまいります。 1点目の学校給食費の一部無償化など負担軽減についてというご質問でございます。 児童生徒がひとしく食べる学校給食には、栄養面ばかりでなくおいしさ、食べる楽しさなども高めながら保護者負担を軽減するということは私の公約でもありましたので、議会のご同意をいただいて、令和2年4月から全児童生徒一律に保護者負担の半額化を実施しているところでございます。 令和3年度の学校給食実施状況調査によれば、1食当たりの負担額は県の平均で小学校284円、中学校337円というふうになっているところでありますが、阿賀町は小学生140円、中学生160円と、まさに県平均の半額以下でございます。この調査によれば、県内で一部無償化を実施しているのは5町村ありますが、対象が第3子以降など、ある意味で一部の児童生徒に対する無償化でございます。全児童生徒を対象に軽減、半額化をしているのは阿賀町、県内では阿賀町だけであり、この分野では、県内では先駆けた支援を実施しているというふうに私も認識をしているところでございます。 また、1食当たりの食材料費でございますが、小学校が300円、中学校を340円として、従来より1食1円ずつ増額をしながら、給食材料の価格上昇にも対応していっているところでございまして、その食材料費と保護者負担額との差額、これも町で負担させていただいているというのが実態でございます。 今月1日には、帝国データバンクが食品の主要105社、ここでのアンケート調査の状況が新聞紙上で報じられておりますが、ロシア、ウクライナ情勢もありながら、メーカーとしては原材料高や燃料高で価格に転嫁しなければ耐え切れない、むしろ代表的な品目となっている食用油の最大手は、価格を上げても材料費の高騰に追いつかず赤字決算になっているというようなところも続きながら、今後もさらにそうした値上がりが続くだろうというふうなところでありますが、まさに私たちの生活もそれを実感する日々ではないでしょうか。 こうした状況下にありまして、今後も食料品の価格上昇が予想されるところでありますが、阿賀町としては保護者負担額の増額は行わないで、食材料費の不足分、引き続き町の予算で対応していきたいというふうに考えているところでございますが、まさに今後上がっていきますと、現在の予算に不足が生ずるという可能性もありますが、その際はご相談させていただく中で補正予算を頂戴していきたいと考えているところでございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げるところでございます。 2点目の物価高騰に対する低所得者への支援策でございますが、お話しいただきましたように4月26日に、このコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策が閣議決定をされたわけでございます。町としては、国の施策として昨年度から実施している住民税非課税世帯等に対する10万円の臨時特別給付金、これに関しては対象者の約98%の方への給付を終えているところでございますが、今般の議会で令和4年度新たに非課税となった世帯等に関しまして、1世帯10万円、これを国の基準に基づいて、このたびの補正予算にも計上させていただいているところでございますので、よろしくご審議をいただきたいと思います。 また、5月31日の議会でご決定いただきました低所得者の子育て支援に対する特別給付金、これにつきましては6月30日に口座に振り込むというところで準備を進めているところでございます。 これら全国一律の国の対策だけでは不十分であるというふうに私も考えましたので、このたびの補正予算には、行政報告でも申し上げましたが、また新聞でも早々と案が報道されたところでございますけれども、町独自の対策、施策といたしまして町民1人当たり一律に1万円の支給、そこへ高校生以下の子供及び町内外で生活している学生には2万円を加算した町民の生活支援の予算を計上させていただいているところでございます。あわせまして、1世帯6,000円分の商品クーポン券、商工会の支援、プレミアム飲食券の発行など、このたびの補正予算案に計上させていただいているところでございますので、よろしくご審議を賜りますようにお願いを申し上げるところでございます。 こうして、国による低所得者への支援に併せまして町独自の全町民、事業所、店舗等への支援を行うことで、町民皆様が少しでも安心した生活が送れるよう、また事業所や店舗等の経営持続を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 なお、今後も物価等の高騰には注視をしながら、さらなる対策が要するというふうに判断した際には、ちゅうちょなく支援策を検討しながらご相談をさせていただきたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 今、先ほど町長から1食単価がありましたけれども、これ文科省の県内市町村の給食一覧の決定なんですけれども、これちょっと古いんですけれども、26年のあれで、小学校が290円、町長はさっきこの半額というふうな値段を言われたと思うんですけれども、中学校で330円、それで26年の給食費の順位、高いほうから順位、阿賀町は6番目なんですよね。年間額が5万5,000円、中学校で6万3,508円になっていますけれども、さっき町長が言われた1食単価は半額減免の金額なんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほど申し上げました1食当たりの単価を県平均、県が毎年こうした学校給食費の、新潟県が調査を実施しておりますので、その調査に基づいて私どものところにも県内の一覧が報告的にあるわけでございますけれども、それの令和3年度、直近の新潟県の学校給食実施状況調査の県平均を申し上げました。県平均を再度申し上げますと、小学校284円、中学校337円、これが1食当たりの新潟県の平均でございます。しかし、阿賀町におきましては小学校300円、中学校340円、むしろ県の平均単価よりも食材費にはお金をかけているわけでございます。 一方、保護者から頂きます負担金はそうしたところで半額化をしているというようなところでございますので、保護者の負担で見れば阿賀町が新潟県内では最も低いと。極めて低いというふうな、まさに半分になっているというような状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) そうすると、町長の今の話と、この県で調べた、これ26年度ですけれども、ちょっと古いことは古いんですけれども、それどもほとんど変わっていないということですよね、金額は。その辺のところがちょっと町長の話と違うなと。なぜ、半額しているのは阿賀町だけだというんですけれども、それはいいことなんですけれども、これは中学の、あと年額もちょっと教えてもらえればいいんですけれども、小学校の年額はこれだと5万5,000円、中学だと8万500円になっているんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ちょっと計算機を持っていないので後で、申し上げますから議員さんのほうでおおむねですけれども、これ平均がまさに出ているところですから、小学校が保護者負担が月に2,418円、これの掛ける12で年負担額になります。中学校が2,778円でございます。県の平均が小学校で5,008円、中学校で5,819円ですから、本当に半額以下になっているというようなところですから、阿賀町はそうした面では保護者負担が本当に、極めてこれ皆さんの議会のご理解をいただく中で、こうした子育て支援といいますか、そこに取り組ませていただいているところでございますから、私からも感謝を申し上げるというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) このたびも新発田市の市長さんが、無償化はしないんだけれども上がった食材費分は助成すると言っておられましたので、そこで、全国で阿賀町は、この表だと相当、ほとんど無償化していないんですよね。全国だと半分ぐらいは無償化されている都道府県が多いんですけれども、本来ならば憲法26条、4条、6条で無償化が求められているんですよね。ただ、実際問題として、学校給食法では11条、16条では保護者負担が決められているわけなんですけれども、その辺のところをやっぱり改善していかないと、ますます保護者の負担が、家庭が大変になってくると思うんですよね。今後、町長はその辺のことについてどう考えておられるか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 繰り返しで私も申し訳ありませんが、阿賀町ほど保護者の負担が少なくて、そういうところはないんです。今、新発田市さんであったり、佐渡市さんであったり、今後、食材が上がっている分を市で、それぞれ補助金で出しましょうとありますけれども、これは給食費の会計って今2通りありまして、阿賀町の場合はしっかりと一般会計の中に食材を買う価格、また保護者の負担金の歳入、一般会計の中で明確化しております。ですから、購入するのは全部予算化した中で、町の予算化をした中で学校給食を運営しているわけですけれども、今言った新発田市さん等々は、これは別会計でやっているんです、別会計で。かつては阿賀町もそうだったわけです。 ですから、そこの会計で買う予算が足りなくなるので、市の一般会計からその分を補助しましょうと、こういう形になっておりますけれども、阿賀町はですからそうした補助じゃなくて、予算が不足したらそこの分は予算の補正を、先ほども申し上げましたけれども、お願いをしながら町の一般会計の中で必要な部分を購入していく、そうしたところでございますから、むしろ阿賀町がすばらしく明確化と、進んでいるというふうなところはご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) その部分については私もよく分かります。だけれども、今後無償化の方向に行かれれば、保護者の皆さんも大変助かると思うんですよね。全国でも無償化を進めているところはかなりあるんですよ。76自治体かな。それで、あとパーセンテージからいうと、阿賀町は実施していないのが90%なんだわ。そのほかのところは30%、沖縄県だとか鹿児島県だとか、ある面では23%か30%まで無償化が進んでいるんですよね。新潟県は90%も無償化していないというのが、ちょっと異常だと思うんですよね。その辺も含めて、県や国のほうに無償化の要請などをしていかれたらどうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これ、無償化というのは、全部無償化と、さっき言いましたように新潟県の場合はもう第3子以降は無償化だと。ごく一部の無償化なんです。それもある意味で一律の、今数字の中で含まれている部分もあるのかなと思いますけれども、私も今後については、よりまた皆さんとよくご相談をした中で検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) これは、国会で国会議員の方が無償化の要求をされたあれなんですけれども、学校給食無償化の早期実現のために政府は必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の見解を明らかにされたいということで、答弁が答弁らしくない答弁なんですけれども、お尋ねの学校給食無償化については、学校の設置者と保護者との協力により学校給食が円滑に実施されることが期待されるとの学校給食法の趣旨に基づき、各教育諸学校の設置者において検討されることがふさわしいと。これは町長もそのように対応されてきているところだと思うんですけれども、政府としては生活保護制度とか教育扶助、就学援助助成などによる学校給食費の補助を通じてやっていると、それだけなんです。だから、これも含めて、将来無償化になるように努めていただきたいと思います。 次に2番目ですよね。これも町長が言われましたように1,500万で10万円で、1,500人の10万円給付ということになりましたけれども、今年だとたまたま15日、0.4%引き下げた年金の給付日です。それで、10月には後期高齢者の2割負担の方も増えてくるわけですよね。そういう中で、さっきも言われたように今後の情勢を見ながら独自の支援をしていくということなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはまさに、本当に阿賀町のそれぞれの世帯、いろいろ分析しますと、やはり高齢者の独り暮らしも非常に多い。収入も国民年金という皆さんも本当にこれ多いわけですから、これはやっぱり所得の関係というようなものはしっかりと生活を、安心して生活していただくためにも、私も極めて大事な部分だと思っております。 今回もそうしたところから、当然、国もそうした観点の中から、この物価高騰、これを支えるために住民税非課税の皆様方に対する給付を行っているわけですけれども、やっぱりそこだけでは私も、1人1万円がというふうなご判断も、お考えもあるかと思いますけれども、ここはやはりそうした線引きじゃなくて、可能な部分で、みんな同じ条件の中で一緒になって頑張っていきましょうというふうな意味合いも込めた補正予算でもございますけれども、ここはやはり町の財政にもなかなか非常に厳しいところもありますから、さらに言えば、やっぱりもう少し国のほうでそうした部分の充実というふうなところも、ここはまた状況を見ながら考えていくというところだと思いますし、今日の新潟日報の一面にあっては県も独自にそうした対策を打ち出しているようでございますから、しっかり今後も検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 今回、その私のほうのところに来た人は、非課税世帯の方。自分は対象になると思って町へ行ったんだけれども、駄目ですと。実際に非課税世帯なんだけれども、何でなんだろうと。それはやっぱり2人家族と3人が、皆さん非課税世帯だけれども、上限額が超えているので断られたんだと。だから、今回の給付に関してはそういう人たちに対しても範囲を広げて給付していただきたいんですけれども、その辺の考えはありませんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは国の、今のは10万円の話かと思いますけれども、国の制度でございますから、やっぱりそこはしっかり、その基準というふうなものは、これは守っていかなければ駄目な部分でありますので、今お話を聞くと、少し私も疑問を持ちながら聞きましたけれども、当然そうした中で、特にご相談いただく中で該当になる、該当にならない、これも金額も大きいですし、ここは極めて大事なところですから、しっかりそうした部分は説明をさせていただきながら進めていかなきゃならないと思いますし、今回の補正の分につきましては、これはそういうことで令和3年度は非課税、課税だったけれども、このコロナによって令和4年度に入って生活が厳しくなった、苦しくなった、いわゆる住民税非課税と同程度以下の収入になったという方も対象にはなってくるわけでございますので、まさにそういうところで、ただここは申請をいただかなければ分からない、相談をいただかなければ分からないところでございますから、しっかりそうした部分も町としても周知、お知らせをしながら、ぜひご相談いただくように、これまた入倉議員さんからもお話をいただければありがたいと思います。しっかり丁寧に対応してまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) そうですね。町民の皆さんというのは、非課税世帯だというと、文言に書いてあると自分もそうかなと思うんだけれども、その辺のあたりの非課税世帯に対する、ちゃんと本人が理解できるような表現の仕方でやってもらえれば助かると思うんですけれども、自分が非課税世帯だと思って、町に行って対象になりませんと言われたと。何でだねなんて言っていたんだけれども、その人の所得の上限が決まっていると思うんですよね。     〔何事か言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 宮澤福祉介護課長。 ◎福祉介護課長宮澤由佐子君) 今ほどのご質問なんですけれども、まず、非課税世帯の方で該当されるとこちらのほうで判断できたところにつきましては、皆さんのところに漏れなく確認書というものをお送りしています。ですので、ご自身が非課税だと、うちは非課税世帯なんだということで、もし疑問に思われて来られたときに、例えばお子さん、同じ世帯じゃないお子さん、別な世帯に住んでいるお子さんから扶養されているとか、そういった条件もありますので、そういった方はちょっと非該当になってしまうという制度ですので、そのあたりでもしかするとその方は非該当となったかもしれないんですけれども、こちらのほうにおいでいただければ、先ほど町長も申し上げましたように、きちんと対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 分かりました。じゃ、そのことも含めて、来られた方にお話をしておきますので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、8番、入倉政盛君の一般質問を終わります。---------------------------------------長谷川良子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、7番、長谷川良子君。 7番、長谷川良子君。     〔7番 長谷川良子君登壇〕 ◆7番(長谷川良子君) 既に通告している阿賀町の、平成3年度に生産されたコシヒカリがベルギーで受賞、商品が優秀、金賞以上の賞をもらったので、それを阿賀町役場の前に垂れ幕として出してもらいたいという件と、あと阿賀町の阿賀の里の舟下りを、三川から麒麟橋の辺りまで、平成26年に、前の神田町長と16名の議員が1回乗ったことがあるんですよね。それから、その当時の人の話を聞くと、前の町長は揚川発電所の上から、小花地の辺りから麒麟橋の辺りまで3回くらい、26年に3回くらいそこを試運転したのかな、町民を乗せて運航したそうですけれども、そのとき私も未熟だったから、当時は私の記憶では町長が一生懸命それをやろうとしたのに、誰もその件で一般質問しなかったと思うんだわ。それで、私は未熟だったということだけでなくて、反省はしています。 その件で一般質問の通告を出しましたので、最初はベルギーでのコシヒカリの受賞の垂れ幕を阿賀町役場に出すようにということです。それで、出すということを私一般質問しようとしているんですけれども、今ウクライナ、ソ連が軍事介入して戦争を勝手にやったりして、あとコロナの、全世界でコロナの被害も出ているし、阿賀町も昨日の話では162人かな、感染したということでありますので、今回、その垂れ幕を、阿賀町の49号線を通っている県外の人らの、町民の方々に元気と希望を持って、あと米の販売、販路拡大を考えて垂れ幕を出してもらいたいと思っていますので、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 初めに、モンドセレクション2022の最高金賞及び金賞受賞の宣伝PRに関するご提言、ご意見を頂戴したところでございます。 このモンドセレクションの出品につきましては、昨年度の事業で実施をさせていただいたわけですが、JA阿賀支店の東蒲幻米が最高金賞、越後ファームの雪室米、三川農業公社のみかわ稲穂の舞が金賞をそれぞれ受賞し、阿賀町産コシヒカリの品質の高さと食味が世界基準で証明をされ、米価下落など暗いニュースが多い農業関連の中におきまして明るい話題になったんじゃないかなというふうに私も思っているところでございます。ここには水稲生産者のたゆまぬ努力と、出品された各法人の努力に敬意を表するところでございます。 これまでも、阿賀町産コシヒカリの評価につきましては、ふるさと納税サイトのレビューなどからもかなりの高い評価をいただいているところでありますが、今後はこの受賞を契機に、さらに宣伝PRを強化していきたいというふうに考えております。こうしたことから、このたび、今議会の補正予算案の中におきまして、この宣伝PRに係る予算も計上させていただいているところでございますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 このPRの方法、いろいろこれまたあろうかと、あるわけでございますけれども、今、役場庁舎に垂れ幕をという具体的なご提案もいただいたわけでございますし、阿賀町を訪れる方が、まさに一目見て阿賀町産コシヒカリがモンドセレクション受賞というふうなところ、これは少しでも多くの方に伝わるような企画実施をしていきたいというふうにも思っているところでございますし、この受賞というふうなものを一つ、やはり阿賀町のお米の消費の拡大と、PRというふうなところにつなげていきたく、これはインスタグラム等々も活用しながら、お米だけじゃなくていろんな阿賀町の料理とも一緒になりながら、そうしたPRもしていくというような、そうした予算案にもなっておりますので、これまた予算審議の際にご説明を申し上げながらご理解をいただいていきたいというふうに思っております。 続きまして、遊覧船のコースの変更、また、今の言葉では触れていなかったようですが、阿賀の里でのジビエというようなところが質問書に触れておりましたのでお答えをさせていただきたいと思います。 まず麒麟橋から小花地までのコース、お話しいただいたように平成26年、狐の嫁入り行列に合わせまして3日間限定で嫁入り屋敷下の津川港を乗下船場として本尊岩までのコースで運航したことがございました。そのほかにももう一回実施をしております。 これらのコース、まさに雄大な阿賀野川を、麒麟山を見ながら麒麟橋をくぐって、また本尊岩を間近に見られるなど、まさに魅力的なことであるというふうに私も認識しておりますが、ここにはやはり、船の遊覧船の運航には海上輸送法という法律に基づいた許可が必要となってまいります。平成26年の3日間運航というところも、年間3日間以内であれば海上輸送法の許可が必要ないというようなところもありまして、まずは3日こうした中で運航したというようなところでございます。 この海上輸送法の許可を得るというためには、乗船のための桟橋の整備、船を係留する設備の整備、営業所や待合室等の整備、運航するコースや水深の測量など、様々な施設整備や手続が必要となりまして、国が設定する基準をクリアしなければなりません。さらには、今般の知床の遊覧船事故等もありましたことから、安全性の確保という観点の審査はさらに厳しくなっていくというふうにも認識をしているところでございまして、この許可を得るというようなところは、なかなか現実的に難しい課題があるというところでございます。 ジビエについてもご提案いただきまして、また今年の3月の定例会議においても、議員さんからも同様のご質問をいただいたところでありますが、やはりこれは阿賀町にあっては、本当に周りから見ればかなりの数のイノシシ等々がいるというふうなところでありますけれども、そこを食肉にして適切にジビエとして調理、販売するというふうな面では、なかなか、まずは頭数の問題、また当然ながら調理、販売するには食品衛生法等に基づく許可を取得していく等々の課題があるわけでございますが、私としてもここはぜひそうした部分の中での需要化が図れれば、町としてはある意味でその計画が、このジビエとして利活用できるような条件が整って、採算性というふうな面でも見込みが立つというふうな計画をされるという事業体の皆さんがいらっしゃれば、私は、町としてはぜひ一緒になりながら、ご支援もしながら進めていければというふうにも考えているところでもございます。 今、議員さんからの全体のご提案は、モンドセレクション含め阿賀町ならではのすばらしいそうした食べ物や景色、いろんなものを組み合わせながら町の産業、観光等も活性化をというふうなことでお聞きをしましたので、そうした分野の連携も一層進めながら取組を進めていきたいというふうに思います。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) それで、この前、町長は阿賀の里の件で国の特定財源、地方創生予算を利用したい、進めていきたいとは言っていましたけれども、これは、この前は前の町長のときは3日間だったけれども、今度は定期的にSLが通っている頃、また四季を通してSLが通っている頃、それをちゃんとした、港といえば係留場所を造って麒麟橋の狐の嫁入り屋敷か、そこから三川の揚川発電所の上流の船着き場まで、短いけれども本当に絵に描いたようなコースになりますので、これを地域再生予算で利用していったらどうなんでしょうかと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに私もそうした中で、今のご提案含めながら、過去にもそうした部分で取り組んで、試行的に運航した経緯もあるわけでございますので、この景観、まさにそうした部分は、すばらしさは、今お話しいただいたとおりだというふうにも思います。 一方で、年に3日までならそうした運航も可能だというふうな今の法律の規制の下でありますけれども、本格運航していくと、先ほど言ったとおりの本当に管理の具体的な条件が、そこを整えていかなければ許可が出ないというふうなところでございますから、そこはやっぱりよくよく内容を検討しながら、いろんな調整がまたそこの間でも必要になってまいりますので、例えば漕艇場でも当然あるわけでございますし、いろんな面でも調整も必要となってまいりますから、予算だけの話でない部分も出てこようかと思いますので、そこも踏まえながらここは、このご提案についても検討しながらというようなところで進めて、進めるというか検討をしてみたいというふうに思いますが、そこには繰り返しですけれども、これ安全運航というのが、川の上ですから、安全運航、これは何より大事な部分でありますので、そうした、私としてもしっかりした認識を持ちながら、職員は多分検討しながら、私も当時のことをよく知らないと。今の課長も多分よく知らないというふうに思いますので、当時の部分も記憶、また知っている人等から聞き取りをしてみたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) それで、私、たまたま阿賀の里に行ってその話をしたら、そのとき、本人が、私と話をした人が船頭をやったと言っていました。だから、それがもし可能であれば、いいというかやってもいいというようなことは言っていましたので、それを、あと阿賀町はその地域再生予算を取り入れて、それをやらなければ、阿賀町はもう米だけではどうにもならないし、やっぱり濃縮、本当に短いコースだけれども春夏秋冬、本当に濃縮された景色全てが、SLだの、あそこには濃縮されている、短い、だけれども、そういうコースなので、これは何とかそれを実現できるように、行政からも働きかけをしてくださいと私はお願いしたいです。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず昨年も、今年もこれから実施を予定されておりますけれども、観光ガイドの皆さんによるイザベラ・バードのまさにそうしたイベントの中で、ここを実際、ああした遊覧船ではありませんけれども、川の上からぜひそうして見ていただくというふうなところも、そのコースの中に今年も組み込まれているんじゃないかなというふうにも思っておりますけれども、そうした形の中で、可能な形の中で、やはり丘から見る部分と川面から見る景色、これまた全然違うものがあるわけでございますから、今のご提案の趣旨についてはしっかりそうしたご意見をいただいた中で、さっきも申しましたが、当時の資料もよくよく見ながら、また阿賀の里で実際船頭をされたという方がいらっしゃればよくお聞きしていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) 総合的に、お米も、米の関係も、ジビエの関係も、遊覧船の関係も、それが国内ばかりではなく、今は国外までそういう観光の時代だから、国外まで客を呼び寄せることもできるし、それを何とか成功できるように、町長ほか、職員が四苦八苦して、それが成功できるように私はお願いしたいと思います。 これで一般質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、7番、長谷川良子君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いますので、副議長と議長を交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後2時07分 △再開 午後2時07分 ○副議長(石田守家君) それでは、休憩を閉じ会議を再開します。 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、議長の職務を務めさせていただきます。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○副議長(石田守家君) それでは、一般質問を行います。 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) 12番、斎藤です。 3つ出しております。町長の政治姿勢を伺うということと、町の地域再生と、それから、長寿命化社会に向けてという大項目にさせていただきました。 まず、私ども議員は、議員になるとき、何を目指すかといいますと、将来的には自分も町長をやってみたいなという思いがあるはずです。そして、この町を何とかしたい、どうするかというところが町長と同じ方向だというふうに思っています。町を何とかしたい、そういう思いがあればこそ、議員にもなるし、町長にも立候補するんだというふうに自分としては思っています。 町長は平成30年、あの激戦を勝ち抜き、町長に就任され、私はその年の12月の議会のときに町長に、阿賀町の将来についてどう思っているのかということをお伺いしました。そのとき町長は、身を粉にして働くと。そして、選挙公約でありました若者が残れる町をということで頑張るんだという表現をされました。 その中で、多くの選挙がありました。昨年の衆議院選挙。そして、先般の県知事選挙。そして、今日で国会が閉じる予定でありますが、7月には参議院選挙が控えています。そうした中で、やはり国・県と連携をした町政をしていかないと、この町政はできないんだというのを肌に感じたんではないかなというふうに思っているところであります。 その連携の中で、町長はいまだ、昨日の朝は、五十嵐議員から若干のジャブがありましたが返事をしません。そして、今日午前中、加藤議員からもちょっとしたフックが入ったんですが、答えが出てきません。 そこで、私は極端に言わせていただきます。町長が出る気があるのかないのか。あなたが出る気がなければ私は出ますよというところを言いたいというふうに思っているんですが、やはり私も歳が歳ですから、そうはいきません。ですから、私はあえて、今、ちまたの町民は、このコロナの中で、町長は就任後、阿賀の里、そして、上川温泉、困難な課題を一つ一つ解決しながら、そして議会と連携を組みながらやってきたというふうに思っています。 そして、新規コロナウイルス感染症対策、これも町長のたゆまぬ努力、そしてフットワークの軽さから、阿賀町はワクチン接種、県内でトップを走らせていただきました。町民はこの手腕を多く期待しています。そして、やり残したものが多くあったはずだというふうに思います。これもワクチン接種に関しては、町職員、医療関係者、保健業務を担当された職員、皆さんが町長の指示の下、能力を遺憾なく発揮されていただいたから成果が上げられたんだというふうに思っています。 そこで伺います。町長、本当に出る気はないんですか。このことだけをお願いしたいというふうに思っています。もう今、言わなければまずいんですよ。6月22日は参議院が公示になります。そうしますと、公表する時期が逸してしまいます。7月10日以降になってしまいます。議会は9月しかありません。臨時会議のときに緊急質問をする、得意の副議長がいますから、やるかもしれませんけれども、今ここで表明をしていただきたいというのが私のお願いであります。意欲があるならば、速やかにやるべきだというふうに思います。 次の質問は、本当にやる気があるのかないのか分からないので、やめたいんですけれども、提出してありますので話をさせていただきます。 町長はやる気があるからこそ、地域再生計画に取り組んだんではないかなというふうに思っています。 そこで私は、平成31年の3月の議会のときも、川を生かしたまちづくりを町長に提案しています。ボートの町として、活用政策等含めて問い資したところ、町長からは、阿賀野川舟下りも含め観光資源として取り組みたい、誘客を図っていきたい。これは全て阿賀の里の再生につながっていくんですということを町長は述べています。ですから、地域再生計画の中で、ボートの町だけではない、河川利用の水辺整備もある。そして、ボート場の脇の河川広場の活用ももう少し、みんなでよく考えていかなきゃならない。そして、阿賀町は自然エネルギーが豊富な町であります。水力、太陽光、バイオ発電などが考えられます。これに対しての考えを伺いたいというふうに思っています。 そして、あわせて、稼げる農業、農林業への投資はどう考えているのか伺わせていただきます。 3点目が長寿社会ですが、これは町の健康診断助成等についてであります。 町では町民の健康診断を実施しています。受検者状況や健康管理情報はどのように取扱いして、町の医療費削減にどのような効果を生み出しているのか伺いたいというふうに思っています。 そしてその中で、女性のがん検診助成についての考え方を伺いたいと思います。なぜ私がこの女性のがん検診をテーマにしたかというと、6月にがんを患った方が、乳がんを患っているというふうな演題で講演を聞く機会がありました。 それとあわせて、この6月19日かな、これからテレビ放送されるんですけれども、やはり同じくがんを患っていて、自ら発信している女性の方がいらっしゃるんですよ。そんなときに阿賀町では、この女性のがん検診についてどのようなことを考えているのかなという、ちょっと疑問があったので、あえてお聞かせ願いたいということで質問させていただいております。 町長の決断、出るのか出ないのか、最初に答弁願います。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思います。 叱咤激励をいただきましたが、私もこの通告書を、全議員さんの通告書を見た中で、まさに具体的にこうしたところに踏み込んだのは議長さんの質問でございますので、ここは今までもお二人からもそうした部分がありましたが、そこで答えては議長さんへの失礼な部分に当たりますから、私はまさに今朝まで熟考してまいりました。 家で相談すると、これまた別な意見が出てくると悪いので、孤独の決断をといいますか、思いを固めてまいりました。就任して3年半、本当に残す任期が半年となりまして、お話しいただいたように、私も就任直後、これは解決済みかなと思っていた阿賀の里、上川温泉、あれだけ町のほうから財政支援した中でございますので、私はもうそうした思いの中で就任をしたわけですけれども、全く違う。むしろ問題が複雑化していたというふうな中で、私も驚きのスタートといいますか、そうした部分もありました。 それから、令和元年の10月の台風19号の災害、そうした中で突如として津川病院の問題の報道、それから昨年、一昨年来の新型コロナウイルス、本当にこうした大きな課題が生じてきているわけですが、私としては、町民皆様の命、生活に関わるというふうなところは何よりも重要なところでございますから、そこは全力で取り組んできたという思いの中でいるところでございますが、特にこのコロナワクチンの接種等々にあっては、町民皆様、医療従事者の皆様、また町職員から、しっかりこれは理解とご協力をいただいた成果だというふうに思って、深くまた感謝を申し上げるところでございます。 一方、こうした課題への対症療法だけでは、町は前に進んでいかないというふうに私も認識をしております。 一つの柱は、当初から子育て、教育環境の整備でありましたが、ここにあっては、先ほどの給食費をはじめ、医療費助成、また、今、遅いと言われながらも、学校の整備等々、これはもう進めさせていただいてきているところでございますが、一方、次の質問にも関連する産業の面等々にあっては、なかなか町長、見るところがないぞと、成果がないぞと、私もある意味でそこを自覚しながら、ただ次につなげるというか、見えない部分の中で、私もそこは議長さんにもよく相談をしながら進めている部分もあるわけでございますけれども、しっかり進めていかなきゃならない。 もう一つは、これ就任してすぐは磐越道の4車線化でした。私も正直言って訳の分からない中で、その月から要望に行けと。私はまさに、はい、当時の建設課長さんとも一緒になりながら、その年の暮れから、財務省、国交省、NEXCO等々、年度のうちに何回も来て、何回来るんだと言われるぐらい、まさにそこで覚えていただいた部分もあれば、佐藤信秋先生はじめ、斎藤洋明先生、そうした先生方のご支援もいただく中で、本当にここは目に見える事業化が進んでまいりまして、ここの私、1年生の私が引き継いで、同盟会の会長でございましたけれども、坂下から新潟中央までの間の、特に安田インターから三川の5.1キロをはじめとして3年連続1,790億円、この全体の区間で予算がつきました。 しかし一方で、大事な管内の三川インター、津川インター間の5.1キロ、津川インター、西会津インター、県境間の9.7キロ、この事業化がまだ残っております。私の大事な役割はまだ残っておりますというふうな思い、また先ほどの河川整備の計画、459などの道路整備、インフラの整備、ICTの活用等々、まさにこれからのまちづくりというふうなところが、極めてまだ課題が、私としての課題が残っている部分もございます。 そして何よりも、阿賀の里のリニューアルだ、再生だと、議会の皆様にご相談している。これがやっぱり私も、今、議長からご指摘いただいたように、あなたどうするのか分からない中では、議会の皆さんの、これをまたご審議にも影響があるというふうなところも、本当にこれいろいろ考えてまいりましたが、熟考してまいりました。 次、11月、まさに選挙も予定されているところでございますけれども、私は、そうした部分の中の、ある意味で手がけてきた部分を進めたいというふうな思いが強くございます。 しっかりと引き続いて、町民皆さんの生活に寄り添った、そして少し希望の見えるようなまちづくりを議会の皆さんと一緒に進めていきたいなというふうな思いでございますので、許されるものなら、再度、そうした中で、町民皆さんのご判断をいただくようにというふうな決断をしたところでございますので、斎藤議長さんはじめ、議員各位から、引き続きのご指導、ご支援を賜ればというふうなところで、答弁とさせていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。 一方また、こうした中で、先日、日経新聞で、今の日本は何かあったらどうなるんだというような症候群に陥っているんじゃないかと。予測しないことも、必ずこれはあるのが常だから、安定と現状の維持だけを無意識に優先する今の日本の社会があるんじゃないか、それが世界に追いついていないんじゃないかと。あの終戦のどん底から、失うものはもうないんだと、果敢なチャレンジを続けて、この国を再生した先人たちの存在を思い起こしたいと。未来は予測もコントロールもできないことを覚悟しながら、リスクを認識して最小限に抑える備えを怠らないことが大事だというような編集委員さんの記事がありまして、私も本当にこれに感銘を受けながら、今もまさに継続だけでは前に行かない、むしろ衰退をしてしまうと。時代の変化にも的確に対応しながら、ある意味でチャレンジ、また、リスク管理というふうなものをしっかりと認識をしながらまちづくりを進めていきたいなという覚悟に至ったところでございますので、何とぞよろしくご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 次に、2点目の地域再生、特に川に関してでございますので、ある意味で絞った中でお答えをさせていただきます。 まさに、いろんな阿賀町の総合計画、後期計画を基に、そこを実施に移す計画の中で進めてきているわけでございますけれども、今般の地域再生計画、この地域再生計画もある意味で様々な分野があるわけでございますけれども、今般取り組ませていただいているものは、遊休施設、空いている施設を活用していくというふうな趣旨に沿った中で、阿賀の里のリニューアルも含めながら、そうした計画を策定させていただいているところでございます。 その阿賀の里にもまさに関連をする、議長さんがおっしゃる川を生かしたまちづくり、私も同感であります。まさにここは進めていくこと、この自然、この活用があってやっぱり阿賀町だと思います。阿賀野川、常浪川、新谷川、すばらしい河川があるわけですが、一方、ここでいう魚の状況も、これはかつてと違う状況があります。そこの豊かな川、自然というふうなものを生かしながら、外からも、観光の皆さんにも、釣りでも訪れていただけるような、そしてまたその魚も活用した中でも、新しいやはりそうしたチャレンジというふうなものも、私も取り組んでいきたいなという思いの中で、ここはなかなかまだ具体的に申し上げられないところでもありますけれども、やはり私は、ここは町主体で事業を進めていくというふうなところじゃなくて、民間活力をこの町の中で、やはり導入といいますか、民間の皆さんから来ていただいて、民間の皆さんの発想と、ある意味で資金計画と、それによって町は国の制度等も使いながら、そこで支援できるものは、そうした中での支援をしていくというふうなところで、そうした事業については組み立てていきたいなというふうにも思っております。バイオ等々、この発電等々、これにあっても全く同様でございます。特にバイオ発電であれば、これは94%の森林資源というふうなものを活用した中での事業になってまいりますから、ここが、山が回るというところは林業の活性化にもつながっていく部分があれば、今、国全体で、世界全体でこのウクライナ、ロシアの状況からも、原油、米の調達の難しさ、まさにこのエネルギーの地産地消というふうな部分も、これは我々国民に突きつけられている課題でもありますから、しっかりそうした部分も見据えながら、阿賀町の資源の中で生かしていけるというものは、これもある意味で民間活力というようなものを狙いながら、積極的にここは私も進めていきたいというふうな思いでおります。 そうした中で、ここはやはり必要な部分は、町の予算というのがあって、国の予算を引き出してくるといいますか、活用させていただくことだと思いますから、次の地域再生計画、まさにそういうふうな分野に絞りながら、地方創生推進交付金でありましたり、過疎地域の持続化交付金でありましたり、デジタル田園都市構想による補助金でありましたり、まさにそうした国の予算というふうなものも積極的に活用しながら、財源の確保を図りながら、そうした部分が民間の皆さんでも、また町も連携しながら進めていくというふうなところは、私も目指していきたいという一つでございますので、そこは、ただ民間の皆さんは、まさにこれは、しっかりとした事業計画、資金計画というふうなものを立てながら、採算性を重視しながら取り組んでくるわけでございますから、そこへの連携といいますか、そうしたものの条件が整うというふうなところが大前提になってくるわけでございますので、今、水面下の中で、そうした計画というようなものも、私もお聞きもしている部分であり、ぜひ実現をしていきたいというような部分もあるわけでございますので、新潟麦酒さんのように、これまたおおむねの条件が整うというふうなときに至るというところを私も早期に、そこを期待しながらですけれども、議会の皆さんにまずは、そうした場合は個々にご報告、ご相談をしながら進めていきたいと思っておりますし、そうした際の資金確保には、まさに新たな地域再生計画の策定というところにも着手していかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 3点目の長寿社会に向けた検診等々の関連でございます。 町が実施をしております健康診断は、国民健康保険加入者の40から75歳未満の方の対象とした特定健診、また、39歳以下及び75歳以上に実施している住民健康診査でございますが、国は国保保険者に対しまして、健康医療情報を活用したデータヘルス計画の策定と、これに基づく保健事業の実施及び評価を義務づけているところでございます。 国保医療費や健診結果等の医療情報は、国保データベースシステムによりまして、町の経年データの比較、国や県、同規模市町村の傾向と比較した健康結果や、医療費の分析を行いながら、例えば脳血管疾患や糖尿病、心不全といった阿賀町の健康医療費上、課題となっているような疾患等々に対しましても、保健事業の実施、評価につなげているというところでございます。 なかなかこの医療費の抑制、一朝一夕に効果を得ることが難しい課題でありますけれども、まさにそうしたデータ等々にも基づきながら、指導も行いながら、今のところ1人当たりの医療費も減少傾向に向かっているというようなところも、そうしたデータもあるところでございますので、引き続きここは、このコロナ禍、なかなかそうした健診というのも難しい時期でもありましたけれども、そこも引き続き、今後はやっぱり重視をしながら進めていきたいと思っております。 女性のがん検診費用の、いわゆる助成、補助についてでございますが、町で実施をしている女性のがん検診は、子宮頸がん検診と乳がん検診でございます。私も議長さんと一緒に、お話も聞きながら、町の検診の状態はどうなっているのかというふうなところを気にしながら、多分こうだと思いながらも、お話もしてきたところでございますけれども、やはりここは、基準の年齢等々あるわけでございますけれども、一歩それよりも先んじて前にできるような、そこには、医療、個人の負担金の関係もあるわけでございますけれども、ただそこにはやはり、そうした検診を受けていただくというふうなところが極めてこれ大事になってくるわけでございますので、今の状況を申し上げさせていただきたいというふうに思います。 県のガイドラインで、対象者は、子宮頸がんの検診が20歳以上、乳がん検診は40歳以上、同一の方に対しては2年に1回というふうになっているところでございまして、阿賀町では、これは便宜上ですけれども偶数年齢の方を対象として実施をしているというところでございまして、子宮頸がん検診、乳がん検診とも、70歳未満の対象年齢の方、自己負担1,000円でございます。 また、対象外の年齢の方も、希望すれば年齢に関係なく、子宮頸がん検診は町の集団検診で3,500円、乳がん検診は2,500円の自己負担で受けていただくことができるようになっています。ここはやっぱり少しは進んでいるところかなと思いますけれども、ただ、こうした町の集団検診の中でというふうなところは、やはりそこでも制限が私としても感じる部分がありますので、ここは、そうした別の検査機関の中でも、それぞれのご都合に応じて検査ができる、そこを助成できるというふうなところを整えるというところも次の課題かなというふうにもなっているところでございます。 若い人ががん検診に関心を持っていただいて、受診していただくきっかけとなるように、初めてその検診の対象年齢となる方、子宮頸がん検診については二十歳、乳がん検診は40になられる方には、それぞれ今、無料券を送付しているところでございますし、子宮頸がん検診は20代、30代、乳がん検診は40代の偶数年齢の方への割引券の交付を行っているところでございますが、ほかにも啓発活動にも十分努めながら、私も先般の話は胸を打つお話でありましたので、町として、そうした部分をよりしっかりと整えていきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 長くなりまして大変恐縮でございますが、お願い申し上げます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長が決断されたということで、私の出る幕はありませんので、今後はいろんな形の中で、町長は、やはりやり残した部分が多くあったんではないかなというのが、今の11月に向けての意欲を表明されたんではないかなというふうに思っています。 町長が就任したときは、私はいつも、常に反町長派でいるんですよ。というのは、議会議員というのは、執行部と議論し、政策提案をし、それを議論するのが議員の仕事だというふうに自分は教わってきた経緯があります。そうしないと御用議会になってしまうんだよというのが先達の私への教えでありました。ですから、どんなときでも、質問するときも、皆さんから言われるのは、あれだけ町長いじめることねえろと言われるんですけれども、いじめているんではない、自分の思いを伝えて、それが町長に響いて、町長が施策として取り入れてくれるかどうかの話なので、一つ町長にはやっていただいたことがあります。 私は三川地域、社会資本整備ということで、中ノ沢石戸間を町道認定せいと、これは前神田敏郎町長のときから、口を酸っぱくするほど言ってきたんですけれども、やってくれなかったんですよ。そして、なぜやらないのかを問い詰めていったんですけれども、あれは林道として開設した道路だからという言い訳だけだったんです。でも、認定することによって、ほかの地域の林道も、住民生活のための施策の中で認定し、そして町の財源確保にもつながったということで、町長就任後、我々、議論した中でやっていただいたことには感謝しているんですけれども、中ノ沢の、今、県道改修が進められているのもその一端かなというふうに思うんですが、町長、どうなんですか、それは。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もここは、林道、道路の種類もまさにそうしたいろんな区分があるわけですけれども、ここは町民の皆さんの生活道路というか、そうした活用がある部分にあっては、ここはやはり町道としてしっかり維持管理をしていくというふうなところが基本だと思いますので、私もそうした観点の中、もう一方は、町道認定すれば、当然そうしたそれにふさわしい維持管理が必要ですから、経費もかかってまいりますけれども、その部分については普通交付税の中で、延長割、面積割、まさにそうした算定がある、むしろ財政メリットが大きいというふうなところも私の経験上、これ知っている部分でございますので、そうした中で抽出しながら、農林道の町道認定を先般もお願いをしてお認めをいただいたところでございますけれども、これはやはり道路というのはまさにそうした部分の中で、つながっていくというとことろが大事ですから、町民にとって、町道である、林道である、県道である、まさにここの区分よりも、生活上、やっぱりどうつながっていくかというふうなところだと思っておりますので、今、そうしたところから、石戸中ノ沢線、私も地元でなかなか言いにくいところもありますけれども、そこが町道だと、いわゆる県道を改良しなくても、なかなか今までできなかった部分ですけれども、今度は迂回路として、しっかりした町道があるというふうなところが、事業のああした進捗といいますか、着手をしていただいているところにもつながっている部分があるのかなというふうに思いながらでございますので、これはほかの地域にありましても、やはりそうした考え方を持ちながら、農道、林道、そうしたある意味で変な、造ったときの、変なといいますか、そうした意識は少し払いながら、やはり進めていくことも大事だなというふうに思っているところでございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それで町長は、再挑戦される一つの課題として、磐越道の4車線化、当時、阿賀町町長が会長でありました。ところが、自分が抜ける段階で、阿賀野市の田中市長に渡そうというような気配もあったんですよ。それは駄目ですということで、我々議会も、磐越道は阿賀町が会長でなければ駄目だということで、神田町長に、現町長には就任していただき、それこそ今、議員でいる、阿部、当時の建設課長があっちこっち引っ張り回したというような経緯はお聞きしていますけれども、やはり、三川から西会津までの間の、この4車線化が、次期、選挙に出られる、町長になられるのであれば、これは必ず、この4年の間に事業化するんだということをお願いしたいんですが、いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは私も悲願でありますので、ある意味で、長い延長、この期成同盟会の区間でありますので、ここはしっかり、まず予算をつけていただく、そして、そこの延長、だんだんこれは延長を広げていっていただくというようなところに努めてきたわけですが、残ったのはさっき言った阿賀町管内でございますから、むしろ今度は、私がそうした中で、しっかりと町の部分での働きかけをしていかなきゃならない。 そしてもう一つはやはり新潟中央から安田までの区間、当然これはトンネルが多い、この磐越道の区間でありますから、そのずりの処理等々も、今、国交省、またNEXCOでも課題として検討しておりますけれども、そこもほぼ、ある意味で、どこへどうしようというようなところの部分が整いつつあるというところもお聞きをしておりますし、この磐越道、本当にここは私の悲願でありますから、県の土木部の皆さんとともに、全国のそうした大会にも、私は欠かすことなく行っております。県のチェック、国のチェックを全部丸で通るように、正の字が新潟県内で一番多い自治体となるように、村上市に負けないように、私と高橋市長さんは大体セットでございますけれども、そうした中で、これは春秋の大会も出ておりますし、まさにそうした面で先般も、道路局長さんをはじめ国交省の関連の皆さんにも、忘れてもらうと困りますので、しっかりご挨拶しながら、そして国会の先生方のお力をいただいていかなければなりませんので、そうした中で、ここは私も早期の事業化、予算をつけていただくというふうなところを目指しながら、ここは気を緩めることなく進めてまいります。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長が一生懸命やっていただくと、我々議会も、文句がいっぱい言えるので、一生懸命働いてもらいたいというふうに思っています。 というのは、お互いに議論をし合うと町も活性化していくというふうに私は思っています。そうでないと、行政側の言いなりの議会になってしまっては困るというのが私の持論でありますので、いろんなところで町長と意見の食い違うところも出てくるかもしれませんけれども、やはりそこはお互いにどういうふうに組み合わせていったらうまくいくのか対応していきたいというふうに思っています。11月の選挙には必ず立候補していただくことをお願いしておきます。 そこで地域再生計画ですが、川を生かしたまちづくりは、ずっと私が平成31年の一般質問でも町長にぶつけている状況の中で、ようやく地域再生計画の中に、阿賀の里を含めたいろんな計画を今、練ってきています。 ただ、それがいいのか悪いのかではなくて、町有財産の活用ということを考えれば、阿賀の里のリニューアルもやる、やらなければならない仕事だというふうに私は思っているんですが、町長の信念はどうなんですか。本当に、町の施設としてリニューアルするのか、しないのかという判断なんですが。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今般の再生計画、まさにこれ繰り返しですが、今の阿賀の里にあっても、かつての魚匠の半分の大きな建物が空いているわけでございますので、やはりここを活用しながら、あそこは道の駅でありますから、せっかくある施設、建物でありますから、やっぱりそこへのにぎわい、それが町の、皆さんから利用していただける、観光客からも利用していただける、そうしたにぎわいをやっぱり私はもう一回、あそこに取り戻していきたいなというふうに思っております。 道の駅としての機能というふうなものを十分、ここをまた考えながら、そして観光というふうな分野、また今、私どもが計画しているのは、そこに子供たちを含めながら、そうした大勢の皆さんがそこに来て過ごしていただけるというような空間というところを考えているわけでございますけれども、私はしっかりそれらがうまく連携した中で、あそこが道の駅阿賀の里として、やっぱり再びここは、元気のある、活力のある、阿賀町の一つのそうした拠点になるような部分で、ぜひ私は進めていきたいというふうな、そういう決意を持ってアイデアをみんなで出し合いながら進めているところでございますので、これまたまさに議会の皆さんからのご意見というものは極めて大事でありますから、しっかりそうした中で、方向性プラス、実際の具体的な部分まで、よくよくこれはお話合いをさせていただきながら、みんなで阿賀町として同じ方向を見ながら、これは極めて難しい部分に私も、難しいところへの挑戦だというふうに思っておりますけれども、しっかり私は取り組んでいきたいというふうな決意でおります。
    ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私が地域再生計画の質問の中で、河川利用の水源整備あるのかと、ここがそうだったんですよ。具体的に書くとまずかったので、阿賀の里の周辺の水辺整備することによって、建物の中に、例えばリモートワークするスペースをつくるだとか、いろんな形が考えられると思うんです。皆さんが我々議会に示された、阿賀の里のリニューアルプラン、基本プランがありますけれども、これの中で、我々が言いたいこともまだまだ議論していないので、あした全員協議会を開いて、中期再生計画等の再度説明も受けますけれども、その辺を含めて議論していきたいというふうに思っています。 そこで、河川広場、ボート場の脇の広場、芝生がようやく根づいていい環境になってきたんですが、下流域のリギング場とボート場の間、あそこをどう使うかによって、例えば駐車スペースがあります。勝手にキャンプに来る人もいるんですよ。お金の取れる方法を考えてみませんか。どうお考えですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、そうですよね。あそこもかなり広い空間でありますので、まさにそこの活用というようなところもした中で、あの地域のにぎわいというか、まさに利用につながってくる部分があると思います。 このゴールデンウイーク等々も本当にここは、いろんな場所で、ある意味でキャンプ場でないそうした広場も、皆さんから来ていただいて、テントを張ってもらって、車止まって過ごしている姿を私もあちこちで見ているところでありますので、これがある意味で一過性なのかというようなところもよく見ていく必要もあるかなというふうに思っておりますけれども、その全体の敷地の中での在り方というふうなところも、今後の具体的な検討をしていくという中での課題の一つとして捉えながら、ぜひこれはいろんな皆さんのアイデアを、区長さんをはじめ皆さんのアイデアを、意見をひとつこれはお聞きしていくというところで進めていければというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私ども、いろいろ提案させていただきますので、職員の皆さんと議論、詰めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから、ここの中で稼げる農林業への投資ということで、先ほど民間活力の導入をしていくという町長のやんわりとした答弁があったんですけれども、やはり先般、漁協の総代会に議会としては初めてお呼びがあって、私、挨拶する場と、それから総代会の会議、終わるまでいたんですが、やはり、鮎の放流量が少ないと。約600キロ、568キロぐらいしか放流しない。だんだん衰退してきているという話があったんですけれども、ここに対して、やはり町の予算のときも、漁協への支援が少ないんではないかという話をさせてもらいましたけれども、これに対して農林業への投資の促進方策、どうお考えですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) かつて、あのすばらしい川なので、常浪の鮎はまた特別おいしいというふうなところでも、私も食べながらそう思っている部分もありますので、それがやはり一つは、揚川発電所の魚道といいますか、あそこの在り方がやっぱり課題になっているというようなところもあれば、鮎を食べる鵜の繁殖といいますか、こうした課題になっているとこもあれば、まさに鮎釣りも思うようにいかないというか、そうした現状も、私もお聞きをしているところでございますので、そこはやはり、この川が生きていくというふうなところは、地元の皆さんばかりじゃなくて、かつては、この川に外から泊りがけにも来ていただいた部分だと思っておりますので、そうしたところも復活をしながら、みんながそうした親しめるような、また楽しめるような、そうした川にしていくというふうなところの中で、鮎というという、具体的には極めて大事なところだなというふうに、私自身も認識しているところでございますので、この放流量、昨年から比べて漁協さんで2倍にされる計画だというところも私もお聞きしましたけれども、そこの中で、地域の活性化と、そうした部分での兼ね合いの中で、これはやっぱり町の在り方といいますか、関わり方というふうなものは、私としては、より積極的に、もう少しの支援があってもという部分は思っておりますので、単純に多く放すというよりも、それが次にどうつながっていくかというようなところを目指しながら、そこはより漁協の皆さんをはじめ、私も聞きながら、私も初めて総会に出席させていただいたので、町長と議長さんと、こうやって呼ばれるというのはかなり珍しいことかなと私も思いながら、私は冒頭だけで失礼したわけでありますけれども、町の職員の組合員も幹部もいますので、しっかりそうした情報も聞きながら、今後の在り方を協議していきたいというふうに思っております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) じゃ、地域再生計画について終わらせていただきますが、次に町の健康診断の関係で、医療費の削減に向けて減少傾向にあるというお話をさせていただきました。 そこで、先ほど私が言ったように女性のがん検診については、町の基準は、子宮頸がん検診、町長が答弁したとおりの内容なんですが、先般テレビを見ていましたら、五泉の中央病院の検査システムというのが、4回目のコロナワクチンのスケジュールの相談で清野課長さんがちょっと議会にこられたとき、宮沢氏と来られたんですが、そのときにちらっと言ったんですけれども、無痛のシステムがあるそうなんですけれども、それの費用が2万2,000円ほどかかるというふうな話があったんですけれども、やはり若い女性の場合は、マンモグラフィーでやると激痛があったりして受けたくないというのが多いというふうな話を聞いたんですよ。これに対して町としての考え方はありますか。何か助成する方法といいますか、支援する方法は、検討する余地はありませんか。 ○副議長(石田守家君) 清野こども・健康推進課長。 ◎こども・健康推進課長(清野直子君) 今ほど、議長さんからご紹介のありました五泉中央病院での無痛MRI乳がん検診について少しだけ補足をさせていただきます。 私も詳しい部分、分かりませんでしたので、五泉中央病院のほうに直接問合せをしております。 こちらは日本海側で初めて導入された機器でございます。無痛MRI乳がん検診ということで、現在、週9人から10人の方が検査を予約されているとのことでした。検査費用は、お一人2万2,000円。ただ、2人セットで予約をされれば4万円、お一人2万円になりますよというPRはされておりました。 あと、福島県、秋田県などから、ほかにもない機器でございますので予約が入っておりますということもおっしゃられておりました。 ただ、こちらのような検査、まだ特殊なものかと思っておりますので、地元の五泉市でも、まだ助成を行っていないということで、阿賀町では、まだ助成の対象とは考えておりませんが、乳がんの発生は、30代から増加を始めて40代でピークを迎えるということですので、若い方の検診も重要なことと認識しております。 今後も啓発等も力を入れてまいりますが、助成に関しまして、また40歳以降、町も乳がん検診をやっておりますが、年齢の引下げに関しましては、今後の課題として検討してまいりたいと思っております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私が一番心配しているのは、40歳以上は、町の検診だとか健保だとか、いろんな助成があるんですよ。それは受けると、自己負担1,000円程度なんですよ。 ところが、発症のピークを見ると、今、課長が言ったとおり三十、四十、若くして発症して、早期発見・早期治療すると、5年生存率が94%以上というようなことも聞いています。そうしますと、若い人たちですと、やはりなかなか検診は受けない。よっぽど自覚症状が出てからとか、何かのほかの病気があってということで検診を受けるそうです。 この点について、町として率先して、私らの仲間うちでも乳がんで亡くなった方々が、仲間うちに何人か地元でいるので、その辺を考えるとやはり早期発見・早期治療のために、町としてちょっと考えていただけないかなと思うんですが、町長、いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 担当課長はなかなか、予算なので言いにくかったことだと、私もそう思って聞きましたけれども、この必要性というか、これはやっぱり、みんなが認識するところだと、こういうふうに思います。 今のとおり、30代ぐらいが一番そうした、発症者が多いというところであれば、逆に言えばそれより前から検診をしていただくようなシステムをつくることが、そこへの対策になるわけでございますから、そこは本当にそうした中で、ある意味で恥ずかしさもあったり、なかなか行きにくさもあったり、お金がかかったりという面だというふうに思いますので、ここは、私も今、聞きながら、ぜひそこは新年度に向けながら、具体的に、ある意味で、補助の対象も含めながら、さっき言ったように町の集団検診の中だけでは、少し機会としても、年齢は引き下げていても、実際の検診につながるというようなところが、やっぱりなかなか難しい面もあるのかなというふうにも思いますので、すぐ隣で、そうしたすばらしい検査機器があるわけでございますし、またほかのがんにあっても、まさに先端の検査機器を五泉中央病院さんはそろえているわけでございますし、高橋姿前新潟大学の学長先生、私もそうした昔からの面で、いろんな話も先生からも聞きながら、また阿賀町の町民も本当にお世話になっている部分でございますので、より具体的に考えながら、やはり皆さんから、より受診をしていただけるような、お金の面も含めながら、体制の整備というようなところは、新年度に向けて具体的な検討を進めていきたいというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 男性議員が多いもんですから、なかなかこういう話はしないんですけれども、あえて、自分にも仲間うちばかりじゃなくて、このコロナの関係で診察を受けずに亡くなったり、そういう者が周りに多くいたものですからあえて聞かせてもらいましたけれども、やはり阿賀町が生き残るにはこういう医療体制への助成、そして地域の皆さんが健康で過ごせる町をつくるためにということで町長は就任されているというふうに自分としては思っているので、私どもも積極的に支援等提案をさせていただきながら、町民の安心・安全なまちづくり、そして若者が残って、そして、町長の最初の話にありましたように、若者が残れる町、そして子育てのしやすい町、いろんな町民の生命財産を守る、安定志向に向けた町、そしてその中であえてチャレンジをしていく。これは国の施策とは相反する、40歳以上の人に出すときに、どこから財源を持ってくるかというのがありますので、その辺は、先ほど私が述べましたけれども、多くの選挙に関わってくる、今の体制の中で、やはり町長が動きやすい体制をつくってやるのが我々議会の仕事かなというふうにも私としては思っていますし、あえてそういう環境をつくるためにも、国・県との連携を町長が身を粉にして動いていただいているおかげで、阿賀町への注目度が上がっています。 例えば、先般の知事選では、花角知事が81%超える得票率でありました。これは、沢野県議でさえ、ようやく82を超えたパーセントですから、それが阿賀町から県議の火を消すなという思いでの82であって、単なる知事選であれば60から70がいいところなんですが、今回81%を超える得票率を花角知事はいただいています。 そういう思いを考えると、町長の行動力と合わせてチャレンジしていく。職員の皆さんにも、今、清野課長が優しく言われましたけれども、やはりこういう女性問題は、担当課長の女性になられた清野課長、宮澤課長が、課長会でどんどん発言していただきたいんですよ。我々議会も応援しますので、元気を出してチャレンジしていただきたいと思いますが、宮澤課長、何かありますか。というのは介護の関係で、私、宮澤課長に議論させていただいた認定の関係があったので、健康なまちづくり、年寄りにも子供にも優しい町のために、両課長には頑張っていただければなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 男性課長たちは、女性に負けないように、奥さんの話をよく聞いて、どんどん出していただければなというふうに思っています。というのは、私が先日、8、9と、ちょっと留守にした経緯があったんですが、やはり女房の言うことを聞かないと続けられない。要するに日本は、女性上位ではない世界なんですけれども、やはり女房の言うことを聞かないと男は何もできない。町長も大変かなと思いますが、これから再度挑戦されることで、町長には奥さんを大事にしていただいて、来る11月には頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(石田守家君) これで12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代します。 ここで暫時休憩をいたします。 △休憩 午後3時03分 △再開 午後3時20分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △報告第5号の上程、説明、質疑 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、報告第5号 令和3年度阿賀町一般会計繰越明許費繰越計算書についてを議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、報告第5号 阿賀町一般会計繰越明許費繰越計算書についてご説明を申し上げます。 議案書の1ページをお願いいたします。 本案につきましては、令和3年度阿賀町一般会計補正予算におきましてご決定いただきました繰越明許費の報告でございます。 内容につきまして、2ページをお願いいたします。 2款総務費、1項総務管理費の庁舎管理費から11款災害復旧費、2項公共土木施設災害復旧費の河川災害復旧事業まで26の事業につきまして、合計5億479万3,000円の繰越明許費を設定させていただきましたうち、年度内の執行額を除きました4億2,887万円を翌年度へ繰越しをさせていただいたものであります。 以上、大変雑駁でありますが、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、令和3年度阿賀町一般会計繰越明許費繰越計算書についての報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま報告第5号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、これで質疑を終わります。--------------------------------------- △報告第6号の上程、説明、質疑 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、報告第6号 令和3年度阿賀町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてを議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、報告第6号 阿賀町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてご説明を申し上げます。 議案書の4ページでございます。 本案につきましても、3月の定例会議でご決定をいただきました令和3年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算(第3号)の繰越明許費の報告でございます。 内容につきまして、5ページでございます。 2款1項維持管理費の津川地区公共下水道施設維持管理費及び3款1項建設改良費の農業集落排水施設長寿命化対策事業の2事業につきまして、合計で1,641万円の繰越明許費設定額全額を翌年度へ繰越しをさせていただいたものであります。 以上、雑駁でありますが、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、令和3年度阿賀町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についての報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま報告第6号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 1点お聞かせください。 維持管理費、津川地区公共下水は分かるんですけれども、農集の場合はどこか限定されて、地区は分かりますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) お答え申し上げます。 この農集につきましては石間農集、それから綱木農集の2地区でございます。その中での維持管理適正化計画策定委託料並びに機能強化実施設計委託料という事業を繰越しさせていただいております。これにつきましては、国補正予算の前倒し予算ということで、昨年度末に、国から補正をいただいた件でございますので、それを前倒し予算ということで、繰越しをさせていただいた件でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、これで質疑を終わります。--------------------------------------- △報告第7号~報告第9号の一括上程、説明、質疑 ○議長(斎藤秀雄君) お諮りします。 日程第5、報告第7号 令和3年度株式会社阿賀の里の財務諸表の提出について、日程第6、報告第8号 令和3年度公益財団法人上川農業振興公社の財務諸表の提出について、日程第7、報告第9号 令和3年度一般財団法人三川農業振興公社の財務諸表の提出について、以上3件は関連がありますので一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、日程第5、報告第7号から日程第7、報告第9号までの3件を一括議題といたします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、報告第7号から第9号につきまして、地方自治法第221条第3項の規定による第三セクター1社及び農業振興公社2法人について、地方自治法第243条の3第2項に基づきます経営状況の報告を申し上げさせていただきます。 議案書は6ページから8ページとなります。別冊の各法人の決算報告書も併せてご覧いただきたくお願いをいたします。 なお、本案件につきましては、後日開催予定の全員協議会におきまして、所管課より詳細な説明を申し上げますので、私のほうからは事業の概要と財務内容の大まかな報告を1,000円単位で申し上げさせていただきます。 初めに、報告第7号の株式会社阿賀の里でございます。 議案書は6ページ、別冊の阿賀の里決算書の2ページ、損益計算書をご覧いただきたくお願いをいたします。 売上高でございますが、前年度比で9.4%、1,159万1,000円増の1億3,485万9,000円でございました。前期と比較いたしまして、ほぼ横ばいの売上げでございますが、令和2年度からの長く続きます新型コロナウイルス感染症の影響により観光客の移動自粛が続き、営業面に大きく影響してきたところでもございます。 令和3年4月から10月までの新型コロナ第4波、第5波に加えまして、オミクロン株の拡大、12月から決算期であります3月までの蔓延防止対策など、観光業を取り巻く環境は極めて厳しい状況にございました。そうした中でありますが、阿賀の里では、新たな商品、パフェの販売、新米フェアの開催など、誘客に取り組んできたところでございます。 また、国の支援の持続化給付金も活用するなど、経営持続に努めてまいりましたが、令和3年度の純損益につきましては、決算書の2ページ最下段、当期純損益に記載のとおりでありますが、616万5,000円の赤字となりました。 本年度に入り、全国各地に出されておりましたまん延防止等重点措置や、各都道府県による警戒宣言がようやく解除されてまいりました。依然として人の動きはまだ鈍い状況が続いていますが、売上げの回復、経営改善に向けた取組を進めているところでございます。 大変雑駁でございますが、次に、報告第8号の公益財団法人上川農業振興公社の事業内容でございますが、稲作支援事業といたしまして、水田耕作の部分作業受託が55.9ヘクタールでございます。その他の事業といたしましては、ソバや雪下にんじんなどの栽培によって農地を保全する管理耕作を25ヘクタール実施しております。 また、農閑期の事業といたしまして、シイタケ等の生産、販売のほか、ごみ収集、町道除排雪事業を町から受託しているところでございます。 それでは、別冊の決算報告書の18ページから19ページの収支計算書をご覧いただきたいと思います。 事業活動収入が8,209万3,000円、事業活動支出が7,811万2,000円、投資活動収入が300万円、投資活動支出が538万5,000円、財務活動収入が1,000万円、財務活動支出が1,143万6,000円でございまして、法人税等を計算しますと、令和3年度の収支差額はプラス8万9,000円となりまして、次期繰越しは1,146万8,000円でございます。 次に、報告第9号の一般財団法人三川農業振興公社でございます。 稲作農家支援事業につきましては、全面作業受託が53.8ヘクタール、部分作業受託が4.8ヘクタールでございました。そのほかといたしまして、液化石油ガス販売事業、町道除排雪委託、農産物加工販売等、各事業を行っております。 決算報告書の23ページ、収支計算総括書をご覧いただきたいと思います。 事業活動収入が1億1,549万9,000円、事業活動支出が1億1,600万1,000円、投資活動収入はゼロ円、投資活動支出が314万1,000円、財務活動収入・支出はそれぞれ1億円であり、令和3年度の収支差引額はマイナス368万3,000円となりまして、次期繰越しは589万7,000円でございます。 以上、雑駁でございますが、報告第7号から第9号の第三セクター1社及び農業振興公社2法人の財務諸表につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきまして、令和3年度の収支状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま提案理由の説明を受けました。 本件に関しましては、後日全員協議会を開催して審議をいたしたいと思います。本日は若干の質疑にとどめたいと思います。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、以上で報告を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) これで本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とし、休会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後3時35分...