備前市議会 > 2021-09-10 >
09月10日-04号

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  1. 備前市議会 2021-09-10
    09月10日-04号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 8月第4回定例会              第 4 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)会議開閉日時  令和3年9月10日  午前9時30分 開議    午後6時08分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  病院事業管理者 荻 野 健 次  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部次長   今 脇 典 子  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久                           河 井 健 治  建設部長    淵 本 安 志  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也                           坂 本 基 道  教育部長    石 原 史 章  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・15番 橋本逸夫議員  ・13番 川崎輝通議員  ・10番 尾川直行議員  ・4番 山本 成議員  ・7番 西上徳一議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者1115番 橋本逸夫1 市長選挙の際の公約について  ① 議会との意思疎通を十分図られた市政について  ② 各種実現不可能と思える諸々の公約について 市長 (再質問あり)2 ふるさと納税について  ① 個人版ふるさと納税  ② 企業版ふるさと納税 市長 (再質問あり)3 小・中学校の統廃合について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)4 新型コロナ感染対策について病院事業管理者
    保健福祉部長 (再質問あり)1213番 川崎輝通1 ワクチン接種とPCR検査について市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 旧アルファビゼンの利用計画について市長 (再質問あり)3 再生可能エネルギーの普及について市長 (再質問あり)1310番 尾川直行1 教育大綱、海の見える新図書館建設について  ① 海の見える図書館、市民一体の読書活動、家庭教育への取組  ② 新図書館の管理運営は  ③ まちじゅう図書館の構想とは  ④ 副市長の考える図書館像は市長 副市長 教育長 (再質問あり)2 都市データパックの活用で人口減少問題、地域活性化の取組を  ① 住みよさランキング、人口減少率、新設住宅着工戸数、農業産出額、国勢調査分析からみたまちづくりの施策は  ② 昼夜人口労働力確保対策は  ③ 備前緑陽高校との連携策による持続可能な地域へ市長 (再質問あり)3 教育の諸課題について  ① 学校・園のコロナ感染対策を学校行事、学びの確保について  ② 保護者、司書に対する子どもたちの読書活動推進策は  ③ 学校教育改革学校図書館改革推進を  ④ 文化財保存活用地域計画の取組と国の支援策は  ⑤ 子どもの命を守る体制づくりと推進は  ⑥ 2021年全国学力テストからの課題と取組教育長 (再質問あり)4 行政評価について  ① 行政評価に対する取組について  ② 外部評価に多様な意見を  ③ 行政評価の見直しと充実を図るべき市長144番 山本 成1 人口減少問題について市長 副市長 (再質問あり)2 道の駅について市長3 学童保育について市長 保健福祉部長 (再質問あり)157番 西上徳一1 ポイ捨て禁止条例の制定とブルーライン商業施設跡地の活用について市長 市民生活部長 (再質問あり)2 公共交通について市長 (再質問あり)3 旧アルファビゼン跡地活用事業について(取り下げ)──4 備前市の財政状況について市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、橋本議員の一般質問を願います。 15番橋本議員。     〔15番 橋本逸夫君 登壇〕 ◆15番(橋本逸夫君) 皆さん、おはようございます。 発言通告に従いまして、ただいまより一般質問を行います。 最初の質問は、4月に行われた市長選挙の際に吉村氏が各地で公約をした具体的事案についてであります。 できることはやる。できないことはやらない。しかし、全ての責任はこのわしが負う。以上。この言葉はかの有名な田中角栄が、昭和37年蔵相に就任した際に大蔵官僚を前に演説をした名文句であります。簡潔明瞭、すばらしい言葉だと思います。市長はこの言葉を聞いてどのように感じられますか。 私は、あなたが市長選で約束した多くの公約は、前述のできることとできないことの区別がつかず、その場の雰囲気で手当たり次第に約束をされたのではないかと推察いたします。     〔「議長、動議」と7番西上議員発言する〕 どういうことでしょうか。     〔「ただいまの発言に疑義があります」と7番西上議員発言する〕     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(守井秀龍君) ただいまの発言は、質問に関する動議と認めます。 これに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 所定の賛成者がありますので、動議が成立しました。 対応を協議するため、この際暫時休憩いたします。     午前9時33分 休憩     午前10時25分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 ただいま成立いたしました西上議員の動議については橋本議員の発言に係る疑義をただすものでございましたが、議会運営委員会においては問題なしとの結論に至りましたので、御報告申し上げます。 この際、議長として一言申し上げます。 議員には地方自治法第132条において言論の品位が規定されており、会議においてはその保持すべき良識、礼儀等を重んじた発言に心がけていただきますようお願いします。 それでは、引き続き橋本議員の一般質問を願います。 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、質問を続行いたします。 あるいはあなたは常人の我々では思いもつかない奇抜な頭脳をされているのではと推察いたします。市長候補は、田中角栄のようにできることとできないことを取捨選択するという慎重な姿勢を取るように願うものです。 それでは、順次質問いたします。 まず最初に、吉村さんは議会との意思疎通を十分図られた市政を行うと明言されています。実際はどうですか。8月26日付の山陽新聞に「副市長2人制や土地購入否決議案再提案へ」と大きく取り上げられております。記者メモのコーナーでは、市民ファーストで審議をとの注文がつけられておりましたので、私は周囲の市民に我々が6月定例会等で吉村市長から提案された諸議案を否決したり修正した内容を伝えると、当然だ、次も否決するよう頑張ってくださいと激励を受けます。 また、与党派のある議員にもろもろの再提案について理解を求められたり、説明を受けたかと尋ねると、少なくとも提案前に説明はなかったとのことです。 特に、6月議会で与党派議員の中から4人もの反対が出た吉永のグラウンドゴルフ場と東片上のゲートボール場テント化事業は再提案されております。しかも、吉永のほうは事業費を2,300万円増額しての提案です。さきの定例会で反対をされた4人の議員ときっちり話がついているのですか。 当然ながら、我々野党派には何の事前説明もないのが実情です。口では議会との意思疎通を十分図られた市政を行うと明言しておきながら、このありさまはどうですか。市長は、議会など歯牙にかけないとの方針に思えてなりません。二元代表制の一角である議会をもっと重要視する態度に方針変更しなければ、議会の理解はなかなか得られないと思います。いかがですか。 それでは、具体的な事案について質問していきます。 1点目は、JR赤穂線の香登と長船との間に新駅西鶴山駅とのことでありますが、建設するという突拍子もない構想です。 一昨日の石原議員とのやり取りで、真剣にその実現を考えていると聞かされてまたまた驚きました。よく考えてください。新駅を建設するとなると、NTNの総合グラウンドのすぐ南側か、跨線橋を越えて県道の西側の備前市の土地しかありません。そこなら香登駅を発車して岡山方面に向かう電車は僅か一、二分で新駅に到着します。 市長の答弁では、20年以上も以前、栗山市長の時代から構想があったとのことですが、初耳です。私は、仮に新駅を建設する財源が備前市にあり、住民の多くがそれを望んだとしても、JRが新駅建設に応じてくれる可能性はゼロに近いと考えます。本当に期成会を立ち上げ、新駅建設を進展させるおつもりですか。 次に、街頭演説で福田地区を公共下水道で整備すると公約をされたとのこと。現在、福田地区は公共下水道で整備する区域ではありません。したがって、地区の住民は市から補助金をいただいて合併浄化槽で整備をしているのが実情です。 この制度は、公共下水道で整備するには件数が少なかったり、住戸が密集していなくて効率が悪いと判断し、整備する区域から除いているのです。その代わり、備前市の補助金制度は岡山県下でも最高に近いものにしています。それらを何も考えずに私が当選したら公共下水道で整備しますとの言葉はどこから出てくるのですか。俗に言う、殿御乱心であります。     〔「動議、動議。殿御乱心」と7番西上議員発言する〕 ○議長(守井秀龍君) 何でしょうか、西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 動議です。 ○議長(守井秀龍君) 内容。 ◆7番(西上徳一君) 俗に言う、殿御乱心。殿御乱心はちょっとこれNGだと思いますよ。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(守井秀龍君) ただいまの発言について動議と認めます。 これに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 所定の賛成者がありますので、動議は成立しました。 対応を協議するため、この際暫時休憩いたします。     午前10時31分 休憩     午前11時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 ただいま成立いたしました西上議員の発言取消しを求める動議については橋本議員の発言取消しを求めるものでございましたが、議会運営委員会においては取消しまでは求めないとの結論に至りましたので、御報告申し上げます。 この際、議長として一言申し上げます。 言論の自由が保障される議場での議員の発言に殊さらの制限をかけるべきではありませんが、責任ある発言に心がけていただきますようお願いいたします。 議員各位におかれては、今後の会議の進行には格段の御協力をお願いいたします。 それでは、引き続き一般質問をお願いいたします。 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、引き続き一般質問を続行いたします。 都市計画を変更して福田地区を公共下水道で整備することにされた場合、他の区域外の住民がじゃあ私たちの地区も公共下水道で整備してくださいとの要求が出たときに吉村市長は何と答えるのか、お尋ねをします。 また、福田地区を公共下水道整備地区に編入するためには都市計画審議会を開き、そのことを決定しなければなりません。担当者に指示されましたか。まだであるなら、いつ頃その都計審を開催されるのですか。 次に、JR伊里駅に東口を増設して、駅の東側に広がる田畑に公園を建設するとの約束です。 私は、おもちゃ王国の経営者とお友達ですので、この地におもちゃ王国のような公園を誘致したいと発言をされたとのことであります。この計画もプロジェクトに計上されるのか、お尋ねをします。 私は、本計画も実現性は極めて薄いと考えます。吉村市長は、伊里駅東側公園新設計画を本当に前行きをさせるおつもりなのか、お尋ねをします。 質問の2点目は、ふるさと納税についてであります。 まず、個人版ふるさと納税についてお尋ねをします。 新聞報道によりますと、岡山県下の27市町村で2020年度のふるさと納税収入が平均で18.7%増えたとのことです。我が備前市では、平均を上回る62.8%増の2億6,423万円とのことです。市長は、担当者は何をやっとんならと。私なら年間で27億5,000万円集めた実績があり、もっと多くのふるさと納税を集める自信があると思っておられることと推察いたします。 以前と大きく制度がさま変わりをしています。総務省から多くの制約が出ており、以前のようにふるさと納税を集めるのは難しいと思われます。まず、返礼品は寄附額の30%までで高価な品物は駄目。また、返礼品は地元産品でなければならないとか、市民が備前市に寄附をしても返礼品は出せない等々の制約です。そのような状況で、吉村市長は担当者に具体的に増額を図る計画をどのように指示しておられるのか、お尋ねをいたします。 次に、我々はふるさと納税が幾らになったかをよく話題にしていますが、逆に備前市の市民が他の自治体にふるさと納税をして返礼品を受け取るという話を度々聞き及びます。これらにも大いに関心を持たねばなりません。令和2年度で市民が他の自治体にふるさと納税をしている金額は幾らなのかをお尋ねします。 次に、企業版ふるさと納税についてお尋ねをします。 先般、我々議員グループ企業版ふるさと納税について勉強会を開きました。その結果、企業版ふるさと納税を集めるのは大変難しい。寄附をしてくださった企業に返礼品を出すことは禁じられており、企業にとっても寄附額は全額税控除の対象とはならず、その1割は寄附をする企業が負担しなければならないというものです。 私は、吉村さんが年間で30億円の企業版ふるさと納税を集める(目標)と言っているが、ほとんど不可能に近いと断言します。前述の田中角栄の言葉にもありましたが、できないことはやらない。しかし、全ての責任はこのわしが負う。以上。であります。 この企業版ふるさと納税年間30億円は、さきの市長選で市民に対して最もインパクトを与えた公約であったと認識しております。多大な費用が必要な事業でも、その財源はと尋ねられたら企業版ふるさと納税30億円と答えれば済むわけで、実にオールマイティーであります。 この言葉を多くの市民が信じたわけであります。そういう観点から、以下の事業費が莫大にかかりそうな3つの事業は、現段階で吉村市長の構想ではどの程度の事業費がかかりそうなのか、超々概算で結構ですからお示しをください。 1、海の見える図書館建設。2、旧アルファビゼンを活用して医療・福祉系専門学校を誘致または市立で開設する。3、市民センターを収容人数1,200人規模にしての大規模修繕工事。 以上です。 これらの大型事業を遂行するには財政が乏しい備前市にとってあなたが提唱した年間30億円の企業版ふるさと納税がぜひとも必要です。 ところで吉村市長、あなたは最近いろいろなところで野党派の議員の意地悪い反対で思うような施策が実行できないと愚痴をこぼしているとのことですが、事実ですか。それならば、副市長を2人にしたり、東京事務所や名古屋事務所を開設することが実現したら、企業版ふるさと納税をかなりの金額集める自信があると言われるのですか。 我々は、そのような条件が満たされても不可能と考えます。しかし、あなたの返答次第では私は本心とは大きく異なりますが、それらに賛成をしてもいいと思っております。 前回の定例会での一般質問で、山陽新聞の記者に吉村市長を挑発したと記事になりましたが、あんなものは挑発でも何でもありません。これから本当の挑発をします。 いかがですか。副市長の2人制を認め、東京と名古屋事務所の開設を認めたら、あなたは企業版ふるさと納税を幾ら集めることができると言われるのか。そんなに長い期限を与えるわけにもいきません。来年の3月末までと設定します。残り約6か月です。吉村市長、いかがですか。 私がここまで譲歩するのですから、思うような金額が集められないときは、前述の田中角栄の全ての責任はこのわしが負うとの男らしい言葉と同様に責任を取るとができますか、お尋ねをします。 質問の3点目は、小・中学校の統廃合の問題であります。 7月26日の厚生文教委員会で配付された備前市学校施設長寿命化計画を拝見いたしました。この文書を教育委員会はどのような意図で出されたのか。この計画をまとめたのは令和3年3月ですから、田原市政のときであります。私は、この計画書を高く評価するものです。 計画書を拝見しますと、備前市では学校、園、施設に通園、通学の対象となる年少人口、ゼロ歳から14歳ですが、については平成27年、2015年時点の3,562人から30年後の令和27年、2045年には驚くことに62%減の1,350人になると予測され、人口減少に伴う公共施設等の整理、統合、市民のニーズに即した公共施設等の見直しが必要になると考えられますと記載されております。この記述に大いに賛同です。 備前市は、好むと好まざるとにかかわらず、人口は相当の勢いで減少していきます。新たに子供をつくる世代が極端に減少しており、子供たちが増えるわけがありません。このような条件を認めた上で将来どのように対処すべきかを考えなければならないと思います。 そのような意味から判断するのに前教育長のときに市内東部の4中学校を伊里中学校に統合するという案に私は賛同いたしました。しかし、日生や吉永地区の保護者等々から御理解が得られず、この4校統合案は幻となり、その後三石中学校を吉永中学校に統合する案も、これまた頓挫しました。実に残念であります。 4校統合案の際に、教育委員会がいささか性急過ぎた感があります。しかし、こんなに急速に児童・生徒数が減少していくとの予測を目の当たりにすると、当時の教育委員会の考えを私は理解できます。 先日来のやり取りでは、市長も教育長も現時点では統廃合は考えていないと判で押したような答弁を繰り返していますが、私は今すぐとは申しません。5年先、10年先を見越して統廃合を検討すべきと考えます。それとも、多くの学校施設が老朽化するのを全て改修していくのですか。 私は、4校統合案を中期的な統合計画を打ち立て、改めて市民に提案すべきと考えます。私は、これまで歴代の市長を見てきましたが、西岡市長も、吉村市長も、田原市長も、小学校の統合には後ろ向きでありました。 私は、小学校も前向きに統合すべきと考えます。私の住んでいる日生町地区では、こども園は寒河地区で、小学校は別々に分かれて中学校でまた一緒になるという変則的な形です。町内の有識者の間では、小学校を一つにしてはとの意見もあります。しかし、西小学校、東小学校ともに同じような時期に体育館を建て替え、校舎の大規模修繕を実施しました。将来の生徒数を勘案すればどちらかにされたほうがよかったのではないかと私は思います。 私は、今からでも中・長期的な計画を立て、伊里中学校に4校が統合、日生中学校の校舎等の施設を西小と東小を統合して日生小学校にするのが将来を見据えた計画ではないかと思います。市長いかがでしょうか。 最後の質問は、新型コロナ感染対策についてであります。 新型コロナが世界中に蔓延し、一向に収まる気配を見せません。岡山県でも9月12日まで緊急事態宣言が発出されています。12日以降は、まん延防止宣言に移行するとのことですが、最近はデルタ株がそのほとんどで、感染力は極めて強く、短期間で重症化するのも特徴です。我々のようにワクチンを2回接種していても感染するおそれがあり、重症化はしないものの感染が分からず、他人に感染をさせる可能性があるとのことです。 また、このデルタ株は低年齢の子供たちにも容易に感染し、あちこちの小・中学校で学級閉鎖や学年閉鎖の基準が取り沙汰され、都会のほうでは多くの保護者が我が子を通学させるかどうかちゅうちょしているとのことです。 先日来のやり取りを聞いて落胆をいたしました。教育長は、オンライン授業が実施できるように準備していますとのことです。備前市では、昨年から学校並びに家庭でのWi-Fi環境を整備してきたはずです。教師がオンライン授業を練習するのに十分な期間もあったはずです。いまだに準備をしているとはがっかりです。一体いつになったらオンライン授業が開始できるのですか、お尋ねをします。 できる学校からでもやってはいかがですか。 次に、担当者にお尋ねをします。 備前市では、9月9日現在127人の市民が新型コロナに感染しました。それらの市民がその後どのようになっているのかの情報がありません。 そこで、お尋ねをします。 ある段階で、市民で新型コロナ陽性が確認されたとき、何人が入院をしたり、施設療養や自宅療養になったのか、またその後病院や各施設や自宅療養から陰性となって社会生活に復帰されているのか、あるいは自宅療養から重症化して入院をされた等々、その後の動きがあるはずです。 次に、病院事業管理者にお尋ねをします。 日夜医療に献身的に充実され、本当に御苦労さまでございます。 管理者には医療崩壊についてお尋ねをします。 新型コロナウイルスで、特にデルタ株に関して言えば前述のように高い感染力と重症化する率も高いのが特徴で、岡山県ではまだ医療崩壊が懸念される状況にはないと安心しておりますが、これとていついかなるときに都市部と同じようにならないとは限りません。感染者が入院はおろか施設療養すらできず、自宅で急に症状が悪化して死に至るケースがまれではありますが、報道されています。大変痛ましいことであります。医療関係者も救える命が救えないと嘆いておられます。都市部では、既に医療崩壊に陥っていると言っても過言ではありません。 私は、厚生労働省の対応のまずさに腹を立てています。よいと言われる対処策でも治験がどうのこうのといってなかなか動こうとはしません。ワクチンにしても、十分な量が確保できているのならばどんどん接種してほしいものです。接種するマンパワーは十分確保できているとお聞きします。肝腎のワクチンがなかなか来ません。菅内閣の支持率が最低になり、退陣をせざるを得なくなったのも無理からぬことであります。 さて、私の提案ですが、岡山県では保健所が中心になってPCR検査の陽性者に対処していると思われますが、どのような処置をしているのか、教えてください。 私のような門外漢が言うのはばかられますが、感染初期の段階で抗体カクテル療法や、今注目を集めているイベルメクチンの服用等をどしどし行うべきと考えます。 抗体カクテル療法は、腰の重い厚生労働省が入院患者に限定していたものをやっと施設療養まで拡大されました。この抗体カクテル療法よりももっと簡単で費用も安く、副作用もほとんどないと言われるのがイベルメクチンの投与です。 兵庫県の尼崎市のさる病院では、PCR検査陽性者には本人の承諾を得た上でイベルメクチンを投与しているそうです。これといった副作用もなく、肺炎を起こす率が極めて低いとお聞きします。このような処置は早ければ早いほど有効であるとのことです。備前市でPCR検査が陽性になったらどのような処置をしてくださるのか、お尋ねをいたします。 以上で私の一般質問を終わります。明快なる答弁をお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時52分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、お疲れでございます。 それでは、橋本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、議会との意思疎通を十分に図られた市政についてでありますが、市長と市議会は共に市民の皆様方の意思や思いを受け止め、議場においてそれぞれの立場で政策を論じ合い、共に未来をつくっていく同志であると考えております。私たちは、同じ備前市民であり、この町をよくしたいという気持ちにおいては同じであります。どうかその点を御理解いただき、執行部といたしましても分かりやすい議案の説明に努め、よりよい政策として練り上げてまいりたいと思いますので、御協力のほど重ねてお願いをいたします。 2点目、公約についての御質問のJR赤穂線の香登駅と長船駅との間に新駅を建設することを新たなプロジェクトの一つに加えるかについてでありますが、現在市内に赤穂線の駅は7つあり、JR赤穂線の利用乗客数を増やすため、市内でも多くの従業員を雇用している企業の従業員が便利に利用できる香登駅と長船駅との間に新たに新駅を建設することを考えております。 ここに新駅ができることでパーク・アンド・ライドを活用し、車通勤から列車通勤へ切替えが進み、国道2号周辺あるいは69号線等の渋滞緩和が見込めます。また、長船駅で乗降されている西鶴山地区の方の利用も期待ができます。今後、JR赤穂線の存続に向け、利用乗客数を新たに増やしていくためにも市として建設を推進していく必要があり、新たなプロジェクトの一つに加え、JR西日本や瀬戸内市と協議してまいりたいと考えております。 次に、福田地区の公共下水道整備についてでありますが、議員の情報源がどこからかは私は分かりませんが、事実と違っておると思います。坂根地区、そして福田地区の方からトイレの水洗化の相談がありました。担当課から、合併浄化槽での整備区域であるとの説明を受け、そのようにお知らせをするように指示をしたまででございます。 坂根地区、福田地区の現在の状況について調査を行い、市民の方々へ合併浄化槽の設置について「広報びぜん」9月号にも掲載しているように、設置補助金が多額であることや短期間で設置できることなどの利点をよく強くPRしながら普及促進を行うよう指示をしております。 次に、JR伊里駅に東口を増設し、駅の東側に広がる田畑に公園を建設することについてでありますが、JR伊里駅は西側に改札がありますが、駅の東方面からの通勤、通学で利用する際にJR高架下の幅員が狭い道路を通る必要があり、駅の利用が非常に不便となっております。伊里地区では、この状況を改善することで利便性を向上させ、新たに乗降客数を増やす必要があるため、プロジェクトの一つに加えるべきと考えております。 また、公園の建設につきましては、東側改札口に伴う駅前整備と併せて検討してまいりたいと考えております。 2番、1点目、個人版ふるさと納税の具体的な増額の計画についてでありますが、備前市には備前焼をはじめブドウなどの果物、お米やカキなど全国に誇れる地元産品が数多くございます。寄附をいただいた方々からも、備前焼や果物などの地元産品の返礼品に対して感動したといったお言葉もいただいております。これら誇れる産品、また備前市の魅力を多くの方に知っていただけば、より多くの方から応援いただけるものと思っております。こうした産品や備前市の魅力を知っていただくため、市外から多くの方が訪れる観光施設等での情報発信やイベント等において、備前市へのふるさと納税による応援を呼びかけてまいりたいと考えております。 また、返礼品を提供いただく協力事業者とも連携を図りながら、備前市の魅力ある資源を最大限に活用し、よりよい返礼品を用意できるよう、新たな返礼品の開拓も進めるように指示をしております。 また、令和2年中に市民がふるさと納税により寄附した額は6,768万5,000円でございます。 2点目、企業版ふるさと納税についてでありますが、まず3事業の概算費用について述べさせていただきます。 1つ目、海の見える図書館建設の事業費についてでありますが、海の見える図書館については8月発足したプロジェクトチームと教育部局が役割分担しながら建設に向けての検討を開始したところであります。本検討の過程において具体的な図書館の仕様や規模等が明らかになった時点でお示しをしたいと考えております。 なお、前田原市長時代に取りまとめました備前市立図書館整備事業検討資料においては、人口規模等の類似している近隣市町村等の例を参考にして、床面積2,300平方メートルの図書館を交通の利便性がよい広い土地を確保できるところへ新設する場合の概算工事費として、用地費を除き消費税込み約17億円が示されております。 2つ目、高等専門学校開設の事業費についてでありますが、本市の教育及び雇用に直結し、本市に向けた人の流れを生み出す最優先プロジェクトの一つとして8月発足したプロジェクトチームが医療・福祉系専門学校を念頭に、設立について幅広く検討を開始したところであります。今後、学校の形態と設置学科、定員、施設計画等を策定することとしており、議員御質問の事業費についてはこの過程において学校の施設規模等が具体的に明らかになった時点でお示しをしたいと考えております。 なお、学校候補地は交通の利便性や住環境等も考慮しながら選定することとしており、校舎についても新設のほか既存建築物の改修利用についても検討することとしております。 3つ目、市民センター規模修繕工事費についてでありますが、現在具体的な検討には至っておりません。今後、図書館整備事業の取組を推進していく中で、具体的な検討を進めていきたいと考えております。 また、副市長の2人体制等についてでありますが、令和の時代の行政課題の多様化において、体制の強化が必要であろうと思っております。 また、東京事務所、名古屋事務所についてでありますが、大きな役割の一つは中央省庁や企業等への情報収集と関係づくりであります。リニア中央新幹線の名古屋・東京間の開業が予定されており、都市部の役割等が大きく変わることも想定され、それに伴い地方自治体の役割も変革期を迎えていることも想定されます。これらの変化に対応するためにも、東京、名古屋事務所の開設を望むものであります。 いずれにしましても、ふるさと納税につきましては引き続き多くの皆様からふるさと納税をいただけるよう、働きかけを進めてまいりたいと考えております。 3番、小・中学校の統廃合についてでありますが、星野議員にお答えをしたとおりででございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私からは、橋本議員の質問の2点についてお答えを申し上げます。 最初の3番、小・中学校の統廃合についてでありますが、星野議員に対して市長からお答えしたとおり、今の時点で統廃合を考えるのではなく、統廃合しなくても学校が存続できるにはどうしたらいいかと。地域と学校が共に充実していくことを優先しながら学校の新たな魅力づくりも努力する中で、子供たちの地域にとって望ましい形を今後とも考えながら、検討を進めてまいりたいと考えております。 続きまして4番目、オンライン授業と対面授業の選択制についてですが、星野議員にお答えしたとおりでございますけれども、オンライン授業と対面事業を同時に行う、いわゆるハイブリッド型授業につきましては、Wi-Fiの環境はかなり進んでいますが、そのような物理的条件以外にも実施上の課題もあるということも考慮しながら、市内の学校や他自治体の実践事例の成果と課題を整理しながら、引き続きやむを得ず学校へ登校できない児童・生徒等に対して実施できるように支援をしてまいりたいと思っています。 なお、既にこの夏休み中に中学校の3校において試験的にオンライン授業を行っております。オンライン登校日というのを決めて家庭での様子とか、学校との伝達事項とか、そういうことをやり取りをしながら問題点なく大体順調に進行しているようであります。今まで備前市ではそういうような具体的な事例がなかったかもしれません。これは例外的に今後ともオンライン授業は必要な事例が出てくる可能性がございますので、そのような準備は早急に体制を組んでいるということでございますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 荻野病院事業管理者。     〔病院事業管理者 荻野健次君 登壇〕 ◎病院事業管理者(荻野健次君) まずは平素から備前市病院事業に関しまして多大の御協力、御理解をいただきまして誠にありがとうございます。ここでお礼を申し上げます。 また、このたび備前病院前の用地について、今後起こり得る新たな感染症などに、また地域医療に貢献するための施設補充のための用地確保として市のほうにお願いしているところであります。 それでは、私から4番、新型コロナ感染の対策についての、そのうちPCR検査の陽性者への処置についてお答えしたいと思います。 議員も御指摘のように、岡山県では保健所と県の新型コロナ対策室が陽性患者の采配を全て握っております。私どもには取りあえずの権限がありません。陽性者の患者さんが出た場合、医療機関は保健所に発生報告を行うのみであります。その後患者さんが入院をどこにされたのか、どういうふうな処置をされたのかは一切知らされておりません。 入院を受け入れられた医療機関では、新型コロナウイルス感染症診療の手引きに従い最適な治療を医師が判断し、施行されていると考えております。 治療薬に関しまして、2種類の中和抗体を投与する抗体ロナプリーブが出ております。これカクテル療法ですが、岡山県の医療機関でもうコロナ病床を持っているところは既に投与が始まっております。また、県がカクテル療法の普及に向けて病床を持っている病院について試験的に始めたと聞いております。 そして最後に、議員が御指摘のようにイベルメクチンについてでありますが、この薬剤については適用外であります。国内において治験が実施されているようですが、今後企業治験が国内で行われると発表されておりますので、今後承認が申請され、優先かつ迅速に審査が行われて有効安全性が確認された場合、できるだけ早期に実用化されると認識しております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) それでは、私からは4番の新型コロナ感染対策のうち、感染者の状況と保健所の対応についてお答えをいたします。 感染者の公表につきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律により、発生した地域、検査方法、症状、措置方法等、感染症の発生の予防またはその他蔓延防止に必要な情報を公表することとなっており、岡山県はこれに基づき感染者の情報を公開しております。 備前市では、議員の御質問でもありましたように、9月9日までに127名の感染症患者が発生しております。内訳としましては、入院が30名、宿泊療養施設入所が51名、自宅療養が46名となっております。 感染者の対応につきましては、先ほど病院事業管理者がお答えしましたとおり保健所が担っております。個人情報保護のため、それ以外の情報は私どもにも提供されていないのが現状でございます。 なお、保健所に確認をしましたところ、食事等の日常の支援が必要な自宅療養中の方の支援につきましては、日々の健康観察をその療養されている方の状況に応じて回数を増やすなど、対応をいただいております。 また、療養後自宅に戻られる方等にはメンタル面の相談窓口の紹介や、岡山大学病院に開設されております後遺症の専門外来、コロナアフターケア外来の紹介をしていると聞いております。 療養後の情報につきまして公表はされておりませんので、把握できないのが現状でございますので、この点につきましては御理解をよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) どうも病院管理者にはお忙しい中を御出席いただきましてありがとうございます。職場に復帰せにゃあならん時刻が近づいておられますので、一番に再質問させていただきます。 先ほどの答弁の中で、私は事前に尼崎のほうの病院ではもうPCR検査で陽性が出たら患者さんの承諾を取って、医師が医師の判断ではい、イベルメクチンというような格好でイベルメクチンを渡して投与していると。そうすると、重症化するケースが極めて少ないんだと、肺炎にならないということをテレビで力説されておられました。そういう情報も恐らくもう病院管理者には伝わっておると思うんですが、岡山県ではそういうものを医師の判断で投与することができないんですか。できないんであれば、保健所のほうにこういうもんを投与させてくださいよというお願いをやるべきじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 管理者。 ◎病院事業管理者(荻野健次君) 回答いたします。 公立病院ですので、適用外の薬を使うということはまず公立病院は無理だったんです。ただ、医師が個人的にするということは私は岡山県でしたというのは聞いていないんですけども、もしあったら教えてください。 それから、これがコロナウイルス感染症でこれ手に入りますとずうっと今5.3版です。これにはもうずうっと今現在コロナに関する薬で認可されている薬が4つあるわけですね。それから、認可されていない薬も皆さん御存じのようにアビガンとか、いろんな薬があります。この中にもイベルメクチンも入っています。 これをインターネットとか、これを見ると現在はまだはっきりした証拠がないということになっています。新聞報道ではそういうふうにあったんかもしれませんし、また内閣のほうでは委員会で議論されている最中だと考えております。そういうふうな効くか効かないか分からない、国がまだ認めていない薬に関して特に公立病院が使うことはもし何かありましたら禁忌だと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 私もこれらの情報をインターネット等でいろいろと調べてみました。治験結果を踏まえて迅速に審査をするんだというふうに厚労省は言うておられます。ただ、厚労省の治験結果を待っとったら物すごく時間がかかるんですよ。当初の答弁で病院管理者はイベルメクチンが承認されたら使うんだということなんですけど、先ほど私が紹介をした尼崎のほうのさる病院ではどんどん積極的に使っていると。しかも、これは保険適用になるんだということを聞いています。副作用がないんであれば、いいと言われるもんだったら私はどんどんやるべきじゃないかなと。 今、いろいろな方の御返事の中で、自宅療養者には何の薬も恐らく今行っていないんじゃないかなと、軽症者ですから。ところが、今度のデルタ株は急にそれが悪化して肺炎になって、しかももう入院するところがない、都会のほうでは入院するところがなくてまれに死に至るというようなことはもう非常に悲惨なもんなんですから、ですからいいと思われることは私は積極的にやるべきじゃないかなということを提案しよんですが、もう一度御答弁いただけませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 荻野病院管理者。 ◎病院事業管理者(荻野健次君) 確かに議員がおっしゃられるように、いい薬はできるだけ使うほうがいいと考えておりますが、ただこれアメリカの例で物すごく使っているんですね、これ。すごく使っているんですよ。ただ、アメリカのそのデータでは幻覚と吐き気がある。ちょっと忘れましたけど、かなりの数使っています。だけど、優位性がないという結論だと聞いております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 病院管理者には以上でよろしいですから、ぜひ職場のほうに復帰していただけたらと思います。本当にありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 次に、市長のほうにいろいろとお尋ねをいたします。 挑発に乗っていただけなかったようで大変残念です。私は、いろいろなところから情報も聞いておりますが、先ほどの香登駅と長船駅との間の新駅の建設計画ですけれども、今回これらのことを聞いてびっくりしたわけです。恐らく私が指摘したように、備前市側に新駅をつくるとなると香登を発車して一、二分で新駅に到着するはずです。これらのことをJRが全額備前市が建設費出すからつくらせてほしいといって申込みをしたところで、JRがそれを果たして認めてくれるのかどうか、私はその点を言うとんです。恐らく私は無理だと思います。それがオーケーが取れる自信は市長におありですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今、私はここにJR赤穂線の岡山発、播州赤穂発の時刻表を持っております。一番短いところで駅と駅の間の時刻表では2分でございます。大体3分前後がほとんどであります。 香登駅と、そして長船駅の間が四、五分であります。多分、この西鶴山駅、仮称は畠田でもいいですけども、できれば私岡山・寒河間で西大寺等に匹敵する乗降客がある、通勤のラッシュアワーには起こると思っておりますし、1日の延べ乗降数も多分備前市内では一番多いであろうと、そういうことを私も昔から考えております。 赤穂線の増便運動を我々は商工会議所等が中心になってもう10年以上やっておるわけであります。ぜひとも長船駅と香登駅、線路を見ていただいたら分かると思いますが、長船から直線で参りまして、90度回って香登駅に入っていきます。当然、その直前にはブレーキをかけて車速を落とすはずであります。ちょうど畠田であります。そういうところにNTNという大変大きな会社があり、24時間操業をしておるわけであります。そういうところに駅を1つつくるということは、備前市のまちづくりにとっても、今までにはその発想はなかったかも分かりません。この令和の時代の備前市の特に西方面の活性化や住宅政策を考えますと、香登から長船まで駅がないというような、そのような発想ではなしに、ここにこの駅ができるとこの西鶴、香登地区の発展、人口の増あるいは町の活性化、そのようなことが私は大事と思っております。 ○議長(守井秀龍君) 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 先ほどの答弁の中で、今までにそういう構想はなかったということちらっと言われたんですけど、この間の石原議員とのやり取りでは以前栗山市長からそういうふうなことも打ち明けられて、ええことじゃということでその構想に期待をしておったということを言われたんですが、どっちなんですか。今までそんな構想がなかったのに今回新たにあなたが考えられたんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 栗山さんが市長時代にそのようなお話を私は聞いております。それは大変結構なことと思っております。 そして、今回市長にならせていただいたその一つのまちづくりの形としてこのような駅をぜひともつくりたいということでございます。整合性に何ら問題はありません。 ○議長(守井秀龍君) 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 栗山市長からその当時打ち明けられたということで認識をしておきます。 それで、その構想が私が指摘するように香登駅を出てほんのもう一、二分走ったところでまた新駅に止まらにゃならんというような状況になると、私はJRがちょっと勘弁してくださいということになりゃあせんかなと私は思うんですよ。市長は、いやそれはちゃんとお願いしたら扉は開くというふうに御判断なさいますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども赤穂線の時刻表の一部を御提示しましたけども、2分ないし3分で大体七、八割の駅を赤穂線は動いておるわけであります。可能性がないという前提で何も考えないと。そして、西鶴山の人、香登の人、どちらかの、長船駅か、もう香登駅しかないんだということではなしに、まちづくりのプランとしてそのようなことも可能であるという前提でプロジェクトームに検討をさせ、当然先ほど言いましたようにJRにも相談をし、あるいは瀬戸内市にも相談をしながらこれが実現できれば私はこの地区の活性化や人口増につながる、あるいは通勤者の方がパーク・アンド・ライドで赤穂線を活用する、その時間帯の渋滞等が防げると。私は、検討をしないでいくよりも、まず検討をする、それからスタートしなければならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) よく分かりました。私は、これらプロジェクトチームをこしらえてやっても恐らく徒労に終わると思われますが、やるということですからプロジェクトを立ち上げて、あるいは期成会を立ち上げて頑張ってやってみてください。 それから、次のことに移りますが、福田地区を公共下水道で整備するというようなことは言った覚えがないという御発言でしたが、御答弁でしたが、それに間違いありませんか。再度確認をいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほどもお答えをしましたが、坂根の方、そして丸山の方が、丸山団地の方でございますけども、1名ずつ自分のところのトイレを水洗にしたいというお話を頂戴いたしました。そして、私が市長になってここの地区がどういう地区かということを調べさせました。そして、この浄化槽をもって水洗にできるということをよく教えてあげてくださいという担当課にお願いをしました。そういうところが事実でありまして、その過程において私も改めて備前市の上水道あるいは下水道関係もヒアリングを受けたわけであります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 私は、だからそういうことを街頭演説で私が指摘したような福田地区に公共下水道を整備したいというようなことを言った覚えがあるのかないのか聞いています。イエスかノーかでお答えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 水洗トイレ等をするために必要な措置をいたしますというところを申し上げております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) よろしいです。言った覚えは、公共下水というような言葉を出した覚えはないということで認識しておきます。 それでは次に、JRの伊里駅の東側を増設して、東口を増設して公園を整備したいと、これも検討したいと、プロジェクトに加えるというふうに明言されましたが、そのように認識しておってよろしいですか。プロジェクトに加えるんですね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのように考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 次の質問です。 個人版のふるさと納税のほうなんですが、まず。これ、前年度は2億6,423万円と、結構頑張って60%以上の増ということのようでございますが、さらにこんな金額じゃなしにこういう返礼品を用意したらどうかという具体的な指示、私は今でも備前焼や、それからブドウ等の果物は返礼品で出しておると思うんです。皆さんがそれを欲しくてふるさと納税をされるというのもお聞きしております。 例えばこんなものを返礼品にしてもっともっとこれを増やすんだというような施策を担当者に思いを打ち明けられたというようなことはありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私は、市長に就任しまして担当課、企画課が担当しておりますが、その担当課とこのふるさと納税返礼品等につきまして、勉強会をしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。
    ◆15番(橋本逸夫君) ですから、もっと抜本的に、抜本的にというてこんな2億6,423万円みたいな小っちゃな金額じゃなくって、こういう返礼品を新たに加えたらこれがもっと増えるんじゃないかというような具体的に指示をなされていないのかということを聞いています。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 5月から企画課及びその係にふるさと納税の返礼品については検討をし、そして私もアイデアを上げております。議員のおっしゃる今何をどのような形でどのような返礼品をつくるかという具体的なところまでには至っておりません。 ただ、昨日もWBSという10時からのニュースを見ますと、例の大阪の泉佐野市が大変立派な企画をしておるというところを見ました。昨年、全国でたしか6,700億円に返礼品総額がなっとるように昨日ニュースを見ました。そして、約500億円等を集めた泉佐野市が大変な注目を受けた年もありました。 昨日のWBSというニュースでは、クラウドファンディングをして、企業誘致をして、そしてそこでできたものを返礼品として3割出すという、ふるさと納税のやり方を企業誘致を絡ませて始めたんだというようなニュースでございました。これも一考に値すると思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 次の問題に移ります。 3つの大きな事業についてお尋ねをしたら、まだ今のところ検討中でそういう規模も何も決まっとらんからお答えはできないというのが2つほどありました。 1つは以前のことで、図書館建設については類似団体でざっと2,300平米で、土地代を除いて17億円ほどかかっとるというようなことも答弁にございましたが、私は2点目の旧アルファビゼンを活用して、恐らくそうじゃないかなと思えるんですが、医療・福祉系の専門学校と。以前にはたしか保育士も含まれておったように思うんですが、医療・福祉系ということで限定されますか。ここでは保育士は、資格を取るというような学校は考えられていないんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 含まれております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 分かりました。 それから、私は質問の中に、次の問題ですが、野党派の議員の反対で思うように私は施策が実施できないんだとあちらこちらで発言をされておるということを私は耳にしたんですが、市長はそれを事実として認められますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の今の発言を私は理解した上で申し上げますが、そのような考えは持っておりません。     〔「持っとる」と呼ぶ者あり〕 持っておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 私は、そのように聞いたんです。橋本議員が副市長2人制に反対したり、東京事務所や名古屋事務所の開設に反対するからふるさと納税企業版がなかなか集められんのんだというふうに言われたということを聞いた人から私は聞いたんですけどね。 ここで今日こういうふうな提案を、じゃあ私がそれらを認めて、今8人が反対している、私が認めたら7人しか反対する者がいないから議会が通過します。それを認めたら、じゃあ半年の間で幾ら集める自信があるのかというのを聞きましたが、働きかけを続けたいという返事で、具体的な金額は答弁されませんでした。私は、そういうふうな形であれば賛同するわけにまいりません。やっぱり同志と共々反対してまいりますので、それはもう御承知おきください。 それから、これはあと教育長にお尋ねをしたいんですが、この備前市学校施設長寿命化計画なるものを、これこの前の7月ですか、7月の厚生文教委員会に出されています。取りまとめとんのは3月なんですよ。ちょっと遅いんですけれども、私は大変すばらしいことを書いとるなと思うんです。教育長はこれを見られてどう思われましたか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 3月の時点で細かい点は承知しておりません。申し訳ございません。 統廃合その他までは含んでいないことであるというふうな認識をしておりまして、10年ごとに見直しをしていくとか、そんなことの大まかな方向性は出されていると承知しておりますが、細かい点については教育部長から答弁をします。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えします。 議員御指摘のとおり、7月26日の厚生文教委員会にて御報告をさせていただいております。先ほど教育長も申し上げましたとおり、統廃合の、今後の統廃合についての計画を盛り込んでの計画ではないという趣旨のことも、この同委員会でも質疑の中で担当が申し上げているように伺っております。令和3年度から令和12年度の10年間を1期としての計画、おおむね10年ごとに見直しをするということで、本計画の対象施設は現状の学校、園というふうに計画のほうではなっておりますので、そのように理解をしているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 教育長、ここで29ページに大変すばらしいまとめがあるんですよ。このように今後においては人口減少に伴う公共施設等の整理、統合、市民のニーズに即した公共施設等の見直しが必要になると考えられます。これ、取りも直さず全ての教育施設関係の施設を老朽化に伴う修繕しとったら備前市大変なんですよ。だから、児童数がうんと減るんだから将来的にはですよ、私はすぐにせえとは言いませんが、将来的にはやっぱり統廃合を検討せにゃあかんということをここにうたっていると思うんです。だから、私はこれはすばらしいと。 ところが、統廃合を具体的に校名を上げて書いとらんからそんなことは関係ないんだというふうに思われとるとしたら私はちょっと不思議でならんのですが、もう一度答弁ください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 先ほども申し上げましたとおり、基本的なところは書かれておりますけども、具体的なところまでは書かれていませんので、今後公共施設全てについて何が必要で何を廃止といいますか、老朽化にどこまで対応するかついては適材適所といいますか、適宜考えていかにゃいけない問題で、この学校の統廃合に関しては今すぐ何年先にはどうこうということは今は計画はないけれども、一応統廃合もそれは5年、10年先にはどうなるか分かりません。けれども、今はそれを先に考えるんじゃなくって魅力化をしていったり、学校が存続している方向を必死でみんなで地域の人たちとも、学校とも、市の職員みんなとで英知を集めてやることが最優先されるべきであるという答弁の仕方をしておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 教育長、私も今すぐにやれと言っとるわけじゃないんです。質問書にも書いてあるとおり、5年先、10年先を見据えてと。これには各学校で5年先、10年先にどれぐらいの生徒数になるよということがきっちり予測されとんですよ。今の教育長のお答えでは5年先、10年先は分かりません。分からんのじゃないです。これで予測をしてあるんですよ。だから、中・長期的な対策を打ち出して、市民の皆さんに了解を得るべきじゃないかということを私は提案しとるわけで、これは私の希望的な観測なんで、ひとつよろしくお願いをいたします。 それから、先ほどの答弁の中でオンライン授業の件で、いつやれるともはっきりと答弁されんのですよね。もう今の答弁のやり方だったら試験的に実施したと。順調だったと。ほいじゃあ、例えばあしたからでもオンライン授業をやれと言われたらやれるんですか、やれないんですか、どっちですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) いろいろなWi-Fiについてはルーターを必要なところは補正予算にも出していますし、そういう環境を整えることもありますが、あしたでもすぐやれるという状況にあるように、万一のために試験的にも行っているところがあるので、できるだけ喫緊に行えるようにしたいと思っています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) だから、あしたからでもやれと言われたらやれるのかどうかというんですから、イエスかノーかで答えてくださりゃええんです。 私らは、今まで昨年来予算を言われるだけ認めてきたんですよ。期間も十分にあったんですよ。その間に練習もできたはずなんですよ。それが、今やれと言われたらやれるのか、あるいは、いやまだこういうもんが不足していますからやれませんと言われるのか、どちらなんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 学校差やソフト面、ハード面いろいろな状況がありますので、いずれでもやれますというふうには今答えることはできませんが、これもあくまで臨時休業とか出席停止などのやむを得ず学校に登校できないような場合ですので、今備前市がすぐそういう状態にならないことを願っていますけども、そうとはいえ将来のことですから、明日何が起こるか分かりません。しかし、それだけの準備をできるだけするということでしか今はないと思っていますので、できるともできないとも、それはできるところはできるし、できないところはできないと言わざるを得ないと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「なし」と15番橋本議員発言する〕 以上で橋本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時53分 休憩     午後2時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、一般質問、3項目ほどしていきたいと思います。 時間がずれまして、傍聴者の方には御迷惑をかけておりますが、もうしばらくの間御清聴をよろしくお願いいたします。 それでは1項目め、コロナ感染症対策に関連した質問をさせていただきます。 今やこのコロナ感染症対策、日本だけでなく世界的な最も大きな政治的行政課題ではないかと思っています。そして、いかに早く解決していくか、これは国の仕事であると同時に現場である末端自治体の最も緊急かつ大きな課題だと考えております。 そういった中で、私はこのコロナ対策、ワクチン接種をいかに早く進めていくか、そしてその接種にはどうも菅内閣責任を取ってやめるというようなことで、この1年間見ましてもいかに感染症、コロナに対する対策は弱かったかということが明らかではないでしょうか。 しかし、国がそういうことだから仕方ないということで諦めるわけにはいきません。ワクチンの接種状況、まず7月期限だったろうと国も思いますが、現実に65歳以上の接種2回済まされた数がどれぐらいの方おられるのか、また65歳以上で希望者の中にまだ接種できない人がいるのかいないのか、100%希望者は接種が終わっているのかどうか、確認したいと思います。具体的な数字をお願いしたいと思います。 どうも何割済んでいるというのは実感として湧きません。備前市民3万2,000台でしたか、今。私はいまだ古くて3万4,000人ぐらいいるんじゃないかなと思っていたんですけど、たしかそれを相当前からもう切っているという状況ですので、具体的な直近で結構ですから分かる範囲の数字を答弁をお願いしたいと思います。 同じく64歳以下の方たちが今予約したり、1回目が終わった方、早い方は2回目終わったというふうなことも聞いておりますが、2回とも済んだ64歳以下の人は一体どれぐらい到達人数いっているのか、またワクチン接種を希望している方は64歳以下でどのくらい今残っているのか、具体的な数字も分かれば答弁していただけたらと思います。 同時に、今東京、大阪など若者が非常にこの変異株というのは流行の中心になっているということですので、64歳以下10年ごとで結構です。接種済みの方は一体10代幾ら、20代、30代、50代ぐらいまでの構成人数なり、パーセントが分かればお知らせいただきたいと思います。 そして3つ目は、いよいよ2学期が始まっておりますが、12歳の小学生と中高生は一体どの程度進んでいるのか。どうも同僚議員の質問の中身からいくと、あまりこの夏休み中に接種が進んでいないと。これは在庫がなかったからなのか、それとも体制が取れなかったのか、その辺についても分かる範囲で説明をお願いできたらと思います。 そして、ワクチンの在庫状況によりますが、なかなか働き盛り、20代から50代までの方は日頃は仕事をしているわけですから、なかなかかかりつけか近所の病院での接種というのは難しい方もおられるんじゃないんかなあと。そういう方たちのために、希望者は夜間も集団接種できるような会場が必要ではないか。そういう意味では、今提案しております備前病院前の土地を購入して、マスコミ、国会でも取り上げておりますが、野戦病院的な、ワクチン中心に、できればPCR検査もできるような会場として位置づけていただき、立派な建物じゃなくて結構だと思います。プレハブまたはテントでも結構だと思いますが、そういったワクチンの在庫状況に応じて適時そういう希望者にはより早く接種することが、感染をこれ以上広げなくて済むんではないんか、そのように思います。 そして5つ目は、そうはいっても今の状況は最終的に11月頃までに全国民の希望者が終わるんではないかという、何となく私はのんびりしたように思います。どれだけこの非常事態の中でより多くの飲食店、またそれに関連した業者が本当に経営危機、そしてそこの従業員の方も本当に生活苦で苦しんでいる報道はたくさん耳にします。そういった意味では、いかに早く日常の、感染前の日常生活と経済活動ができる状況に地域経済をするのかというのがこれは市長、同時に我々議員の責任だと思いますので。 希望していない方を中心に、ワクチンは無料でやられていますんで、なぜか当初6月でしたか、PCRについては有料なんで、幾らか補助をするというようなことでありますが、私はワクチンを希望しない方については全員無料でPCR検査を完全に1回通りすることが非常に大切だと考えております。 私自身、この機に四、五回PCR検査をして、陰性だということで非常に個人的には安心感を持っておりますし、他にうつさなくていいという、そういったあらゆる不安感がPCR検査結果陰性ということで体験してきました。 1回でも市民のワクチン嫌いの方にPCRで陰性だということが体験していただければ、絶対に陽性にならないように日常生活防衛的な密にならないような、またより感染者が多い関西、東京方面の方とは接しないと、そういう防衛本能というのは自然に働くだろうと思います。もし働かないとしたら、小学生及び幼児ではないかと思いますので、その辺については保護者の責任が大きいのではないかと思います。 ですから、保護者の方たちがまず自分たちは地域でも家族でも感染、陽性にはならないと、そういう意思を固める意味でもワクチンかPCR検査陰性という証明を1回は体験していただくことが非常に重要な時期が来ていると思いますんで、できるだけそういうことを完全にやって、備前市というのは、全国的にいろんな自治体ありますが、本当にこのコロナ対策ではすばらしい町だと報道していただけるように頑張ることこそ、結果的には市民の皆さんは元気を出し、そして地域経済も活性化できるというふうに考えておりますんで、答弁をよろしくお願いします。 続きまして、同僚議員からもありましたが、旧アルファビゼンの利用計画についてであります。 私は、今市長が検討しております専門学校の構想というのは非常にいいんではないんかなあと。これだけ人口が減って備前市というのは高齢化が進んでおります。そういった中で医療・福祉、そういった専門学校ができれば多くの若者が集まっていただき、そこでカップルが生まれればより多くの子供たちも生まれる可能性が出てきます。一体専門学校の中身としてどれぐらいの科目と人数を想定して検討しようとしているのか、分かる範囲で答えていただけたらと思います。 同時に、地域の市民の方から夜間中学についても検討したらどうかというような要望がありまして、市長室で同じように私も参加いただいて傍聴をしました。 本当にこの備前市というのは夜間高校があります。その予備生として夜間中学のどの程度の入学希望があるか、これはやはり真剣に調査していく必要があると考えております。今すぐにではなくても、やはり夜間高校をより充実していく意味でも次の中学生というんですか、夜間中学生がぜひとも元気を出して夜間高校へ行っていただくと、そのような流れをつくることは本当になかなかいろんな条件の中で中学の学力、高校の学力のない方が備前に行けば学べるんだと、立派な社会人へと成長できるんだと、そういう教育のまち備前にふさわしい、旧アルファビゼンなどは教育ビルというんですか、教育の塔というんですか、そういったものに改修なり、建て替えなり、費用面でどちらがいいのか、安いほうで結構ですので、そういう位置づけで旧アルファ利用計画を立てていただくことを要望したいと思います。答弁も簡単で結構です。 それから、調査事項、同僚議員の森本さんが言われていますので、この点についての答弁など取り下げておきますので、よろしくお願いします。 3つ目は、再生可能エネルギーについて、同僚議員から水素についての質問がありましたが、私はもう少し具体的な2050年カーボンゼロということを目指すということを前市長が掲げております。非常に結構だと思います。 今や国際的に見て、私はこれに後れることは非常に将来の日本経済にとっても大きな打撃になると思います。日本の今の科学技術からいえば、ヨーロッパ、アメリカに負けないように先駆けて今再生エネルギーを使った経済構造に替えていくことが必要だと思います。 私は、ここに至ってこの何年間か化石燃料費用を産油国に毎年30数兆円もの莫大な富が海外へ流失しております。これをいかに抑えるか。せめて3分の1で10兆円でも国内にとどまれば、どれだけ日本経済の活性化につながるか。これは経済理論ですので。しかし、非常に単純で分かりやすいと思います。外へ出ていくより財布が国内にとどまれば、国内経済にいろんな意味で経済活動が活性化すると思いますので、そういう立場で質問をさせていただきます。 当面、2050年ゼロを目指すとなれば、この2030年までにあと10年ですか。日本は2013年度比46%温暖化ガスを減らすということですが、今国際的には2010年度を基準にして2030年で45%減らすというのが大きな目標になっているようです。なぜ日本は10年ではなく13年かなと非常に疑問がありますが、これを10年度に直しますと残念ながら46%ではなく、42%に落ちるようであります。先進ヨーロッパ、アメリカなどは確実に45%をクリアしようということで頑張っているところであります。 少し具体的な中身を調べますと、現在住宅関係でCO2は全体の5%、事業用ビルで6%、ですからビルと個人住宅を合わせて11%、1割強のCO2を出している現状があるようであります。 これは2019年度のことでありますが、一番大きいのは何といっても発電所です。現在、石炭火力、石油火力、そして天然ガス、その合計で39%、約4割が発電所関係で大気中にCO2を出していると。そして、産業、生産活動における電気が中心ですが、CO2に直すと25%、4分の1産業活動によって出ているようであります。そして、つくられた製品を運ぶ運送関係、それが18%、その他が7%の現在CO2の排出の構成バランスとなっております。 そういうことですので、私たちは直接家での省エネなら少し努力はできますが、ほとんどは事業用ですから直接関係ありません。今できることは、この自治体が備前市として何ができるか。どう考えてもすぐにできることがあります。それは一つは、今使用しているエネルギー、電気を再生エネルギーに100%替えるのが一つだと思います。 同時に、私は日生という狭いところで育ちまして、本当に日当たりが悪いんです。しかし、旧備前になると吉永も、この旧備前市も相当日当たりがいいところ。特に、公共施設があるところは1日見れば6時間以上日が当たっているところが多いんじゃないんかな。そういった意味では効率がいいですので、まず市民に見本を見せる意味でも公共施設、6時間以上屋根に太陽光が当たるところは太陽パネルを2030年度までには100%設置できるようなまず努力が備前市としての、自治体としてのCO2削減の最も有効な、より簡易にできる方法ではないかと思っております。 そして同時に、今一部小型水力発電もありますが、風力、そしてごみなどを中心として、また産業廃材、森林組合から聞いているのは間伐材を何とかしてほしい。私地元では、カキいかだが大体3年から5年以内に弾力性がなくなって更新しなければなりませんので、そういったものをまとめてバイオ発電としてやったらどうかというふうなことを考えております。 これは1期4年などではできる仕事ではありません。幸い2030年までまだ9年間ありますので、ぜひともこれに接近することが地元各企業さんがSDGsに基づいて少しでも地域貢献と同時に地球環境を守る、人類存亡の危機だとあの高校生のグレタさん訴えました。本当にあの若者、21世紀、もしかしたら22世紀まで生きていただく若者たちがこの21世紀の最大の課題だと提起していること、非常に感動を覚えておりますので、我々もあとはそうありませんが、確実に子孫のためにも頑張る課題だと考えております。 それから、国も大きく小泉大臣などは言っております。国のほうでは、来年度予算に再生エネルギーを導入する自治体に対しては、設備投資の50%から75%まで補助金を出すというようなことも計画、予算化されようとしております。当面は、そういった自治体というのは20から40の自治体ということのようであります。省エネ住宅にも50万円から100万円ぐらいの補助をするというようなことは検討されているようであります。 前回6月議会でも、私は全日本の電力エネルギーの需要の倍ぐらい畑を全面的に太陽光にやるだけでも需要の2倍ぐらいのエネルギー、再生エネルギーを確保することができると言いましたが、今日本列島全体では再生可能エネルギーの潜在力というのは現在使われている電力総需要の5倍あるそうです。ですから、いかに頑張って太陽光をはじめ風力、バイオ、そういったものをやれば、本当に原発は早いうちに全面的にストップさせることも可能ではないかと考えております。 ちなみに、現在の再生エネルギーの比率も我々は一つ参考にして頑張らなくちゃならないというように考えていただけるんではないかと考えております。 現在、日本は再生エネルギーの比率は水力を入れまして22%だそうです。その点、ヨーロッパ・ドイツは48%、スペイン44%、イギリス43%、アメリカの中のカリフォルニア州は53%と5割を現在超えております。ですから、完全に2030年の目標クリアですから、2050年ではなくより早い時期にカリフォルニアは100%に接近できるんではないんかと考えております。 それと、残念なことに日本の22%は中国の29%にも劣っております。日頃、本当に中国というのは後れた国だとか、いろんなことは政治体制いろいろあるといいますが、エネルギーの経済構造でいえば7%も引き離されているのが現状のようでありますので、私はせめて早く30%を超えて中国を、まずアジアではトップになることが求められているんじゃないんかというふうに考えております。 それから、具体的な発電コストの比較は太陽光が今やもう物すごくあのパネル、1枚のパネルが値段下がりましたんで、太陽光発電が最も安いそうです。次に、少し高いのが風力発電。石炭火力になりますと、太陽光の3倍もの費用コストがかかるようです。そして、原発はああいう悲惨な事故、事故処理とかいろんな自然対策を考えますと太陽光の4倍ものコストがかかっているのが現状であります。やはり、太陽光を中心に風力などしっかりと再生可能エネルギーを設置をしていくことを市民、企業にも求めていくことが今求められていると思います。 それから、一企業さん、ヤフーは有名でありますが、この8月24日に企業版ふるさと納税制度を活用して脱炭素化再生エネルギーに取り組んでいる全国8自治体に合計で2億5,000万円もの企業版ふるさと納税を寄附しているようであります。トップは、北海道三笠市の1億円、次に鹿児島県大崎町に4,599万円というふうに続いているようであります。もう今年は一応打切りで、来年度はまたやっていただけるんじゃないかというふうなことも聞いております。 備前市も、ぜひともこういった企業版ふるさと納税ということになれば100%自己資金使わなくていいわけですから、こういうものをどんどん活用して2050年カーボンゼロにするためには、クリーンなエネルギー、水素社会をつくることこそ最も未来永劫経済活動、地球を守ることにもつながります。 再生エネルギーによってできた電気を電気分解、その他いろんな方法があるようですが、水素を蓄積し、その水素を使って自動車も産業も活動できるようなクリーンな社会を次の世代のために残すことこそ最も今我々次の世代に残すべき大きな課題であり、より解決の道筋をつけていくことが重要と考えております。 以上で質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、川崎議員の御質問に順次お答えいたします。 2番、1点目、専門学校の規模についての御質問でありますが、本市の教育及び雇用に直結し、本市に向けた人の流れを生み出す最優先プロジェクトの一つとして、医療・福祉系の専門学校の設立を念頭に、幅広く検討を開始したところであります。設置場所や規模等につきましては、学校形態と設置学科、定員等により変わりますので、そうしたことも含めて現在調査業務委託費を本定例会に補正予算計上させていただいておりますので、具体的になった時点でお示しをしたいと考えております。 2点目、公立夜間中学校設立調査については、今回は予定をしておりません。 3番、再生可能エネルギーの普及について、3点の御質問がありましたが、全て関連した取組として考えなければならないため、一括してお答えをいたします。 現在、地球温暖化対策実行計画の事務事業等、あるいは区域施策編策定の基礎となる市内の温室効果ガス排出量及び再生可能エネルギー賦存量調査、課題の整理を実施しており、2050の二酸化炭素排出実質ゼロの実現に向けたロードマップ作成に取り組んでいるところであります。 議員御指摘のとおり、国の補助金や交付金を最大限活用するため早急に計画策定を進め、公共施設等の省エネ改修、太陽光発電設備、再生可能エネルギー導入を計画的に実施してまいりたいと考えております。 また、2030年の温室効果ガス削減目標、2050年の二酸化炭素排出実質ゼロの実現に向け、市民の皆様や民間事業者との連携、協力は必須であることから、国の補助制度の詳細が示されれば市民等への周知徹底と補助活用に努めるとともに、国の動向も注視しつつ本市独自の補助制度についても検討してまいりたいと思います。 御報告できる段階ではありませんが、新しく設置したプロジェクト推進課には太陽光発電、バイオマス発電、水素サプライチェーン構築など、ゼロカーボンシティの実現に向けた再生可能エネルギー導入の調査研究を指示し、事業化に向けたプロジェクトを進めているところであります。 これらのプロジェクトが進めば単に再生可能エネルギー導入による脱炭素化だけでなく、人口減対策、雇用創出など、地域課題解決や防災力向上、交通システムの改善、新電力会社設立による地域経済循環等といった将来に向けたまちづくり事業になるものと確信をいたしております。 いずれにいたしましても、事業実施には国の補助金、交付金、民間資本の活用、議員御提案のヤフー株式会社等の企業版ふるさと納税への応募等を積極的に活用してまいりたいと思っております。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) それでは、私からは1番、ワクチン接種とPCR検査についてお答えいたします。 まず1点目、65歳以上の接種者数と未接種者数についてでありますが、こちらは9月7日現在で1回目の接種者数でございますが、1万1,918人、こちらの接種率のほうは91.3%、2回目、1万1,862人、90.9%です。 接種を希望しない方につきましては、6月に接種勧奨を行ったときに実施しました調査で回答があった方だけになってしまいますが、196人希望しないという結果がございました。ですけれども、それが全てとは言い切れません。ただ単純な引き算をしますと、196人の方をその未接種者の方から引きますと934人でございます。これはおおよその数字となりますので、御理解を願いたいと思います。 続きまして2点目、64歳以下の接種者数と未接種者数についてでありますが、1回目の接種者数は1万1,005人で接種率は62.3%、2回目、こちらのほうは9,081人で50.4%であります。1回目の方からの対象者を引き算しますと7,010人の未接種のまだ方がいらっしゃいますけど、このうち1,700名程度もう既に予約済みというふうな状況でございます。 接種を希望しない方、こちらのほうについてはこの若い世代については把握できておりません。 次に、年代別の感染者数、こちらのほうですが、9日現在、10歳未満5人で3.9%、10代が18人で14.2%、20代が37人で29.1%、30代が13人で10.2%、40代が20人で15.8%、50代が16人で12.6%、60代以上が18人で14.2%となっており、20代の方の感染率が高い状況でございます。 3点目、中高生の生徒の接種希望者は完了しているのかについてでございますが、中高生の年代別の接種者数ついては詳細には把握できておりません。年齢構成としまして12歳から19歳、こちらのほうの接種者数につきましては、これ1回目の接種のほうが909人、これは接種率47.9%です。うち12歳から15歳の方、こちらは232人で接種率のほうは25.8%でございます。ですから、19歳以下の若い世代の方につきましては、全体では47.9%となっておりまして、約半数の方が接種している状況でございます。ただし、小・中学生の接種のほうはかなり低いというふうな状況でございます。現在も引き続き予約受付のほうを行っておりますので、さらに広報等で接種を促していきたいと考えております。 年代別の接種ですけれども、年を追うごとに、年齢が高くなるごとに接種率のほうは上がっております。ですから、大体20代、30代が51%ぐらいです。40代のほうが63%、50代が73%というふうな割合となっております。 次に4点目、労働者と勤労者の接種向上のために集団接種会場が必要という御提言でございますが、現在市立備前病院におきましては、17時以降19時30分まで接種のほうを行っております。また、土曜日、休日に接種可能な医療機関も複数準備しておりまして、一定の勤労者へ配慮した予約枠を設定しているところでございます。今後において、さらに必要であれば休日等において集団接種等も検討してまいりたいと考えております。 次に5点目、接種を希望しない市民にPCR検査を無料で実施してはという御提言でございますが、市民それぞれ社会生活を営んでいらっしゃいまして、PCR検査につきましてはその瞬間の結果ということでございます。これで全て完全に安全とは言い切れない状況でございますので、まずは新型コロナワクチンをできるだけ多くの方に接種いただくよう勧めて、感染拡大防止に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、順番に行かせてもらいます。 備前市、相当ワクチン接種も進んでいるようであります。あとはどれだけワクチンが来るかということがこれ決め手だろうと思いますんで、13か14病院でしっかりと接種をやっていただいているようですので、順調にいっているというふうに思います。 ただ、残念ながら感染者、陽性患者がそれなりに出てきていると実情見ますとですね、市外との行き来が仕事上せざるを得ない方が中心ではないかなあと思っていますけれども、残念ながら中身についてはほとんど県の保健所が握っているということで、非常にもう雲の中という雰囲気なんですけれども。 私は、先ほど1回目で言ったようにワクチンを気持ちよくして、少しでも重症化を避けようという方はそれで結構なんですけれども、ワクチンによる重症化なり、全国には死亡例もあるということで、怖がっている方たちというのはなかなか強制もできないんで、やはりPCR検査を受けて、まず今んところ感染していませんということが、これは12歳以上はワクチンですけれども、小学生となると相当社会的な行動範囲というのが広がります。幼稚園まではそうでもないんかなと。保護者がしっかりと感染しないようにしておれば広がらないと思いますが、小・中学生になると相当広い行動範囲ですので、もしかしてそういう方がなっていて無症状であればそれが原因で家庭に広がり、地域に広がるという可能性が残るわけなんですよ。私は、そこをいかに抑えるかということが、私は岡山市や倉敷市と違ってはるかに患者数が少ない備前市としてはいかにPCR検査をやるか。ですから、最低1回目は無料でやることが、ワクチンが無料で何でPCRが無料でないんかなというのは、私は感染症の一番肝腎はマスコミ、いろんなゲストの方の意見を聞いているところで言いますと、徹底したPCR検査で無症状の感染陽性患者を隔離することが最大の解決策、非常に単純な論理で分かりやすいと思います。 世界的には各国ロックダウンなどといってほんの数人出ても徹底的なロックダウンとPCR検査をやり抜いているところは順調な経済活動が回復に向かっているようです。ですから、国全体ではどうもテンポが遅いんですけど、せめて国のそういった少しでも感染者数を減らすことに貢献できるとすれば、この備前市でもそういったできること、まず1回目などは私は全て国のワクチンは無料でできているんかどうかよく、財政的な側面はあまり発表がないんで、よく分かりませんが、PCRについても2回目以降は前回6月議会でしたか、一部財政補助をするということですが、私はワクチン接種をしない方についてもより平等な権利を与えるという意味でも、1回目は無料にしてより自覚を高めて不安な方、旅行だとか、仕事で東京、大阪行くとか、そういう方は一部負担していただくというふうな流れこそ、今備前市で最も望ましいんではないかと考えております。その辺いかがでしょうか。担当部長答えにくいと思いますので、市長答弁をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の御意見全く賛成であります。ただ、今国は11月頃をめどにワクチン検査パスポートというんですか。そういうものを検討中だというニュースもここ1日、2日、聞いております。 我々は、ウイズコロナの中でどのように健康な社会生活を送るかというところが一番だと思います。特に、子供たち、ワクチン接種のできない子供たち、今回の補正で実はPCR検査に必要な費用を上程しておるところであります。もちろん全ての市民の人が、ワクチン接種をしない人については今議員の言われるように最低限一度PCR検査を受けてもらいたいというようなことも本当に大事なことだと思っております。残念ながら、今議会には予算上の計上をしておりませんが、国、県の動向も調べながら、これから考えていきたいと思っております。 なお、今日入りました県からの情報では緊急事態宣言が解除されましたけども、蔓延防止地域に岡山市、倉敷市をはじめ実は備前市も指定をするという情報が入っております。よって、9月30日まで蔓延防止等の地域に入っておりますので、市民の皆さん方にもう一度緊張感を持った社会生活等をお願いをしなければならないと思っております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ありがとうございます。 ぜひ私は感染者の中身、全国的にも、備前市でも同じだろうと思いますが、20代、30代の最も活発に仕事もし、飲み食いもするだろうし、遊ぶこともするだろうし、どうしても確率的には高くなっていると思いますんで、そういう方たちが感染源、経路不明もたしか今日のニュースでも全体で三十数人が経路不明だというようなことを発表されとったと思いますが、やはり危険回避では病院内でPCR検査というのは危険が伴うなと。そういう意味では、今備前病院前を跡地を確保しまして、野外でのPCR検査を中心に、どうしても病院開いている間に行けない勤労者の方たちにはその野戦病院的な要素を強めまして、PCRとともにワクチンも接種できるような体制づくりはぜひとも私は必要だと思います。 というのは、専門家によると完全にこのコロナ感染症が終息するのに二、三年かかるというふうな警告も出ておりますんで、今の新しい型のコロナ、それがまた変異して、この5波以上に広がる可能性はまだまだ残っていると思いますんで、そういった受皿づくりというんですか、野戦病院というのはもう私も人生70で初めてこの感染症というのはいかに人命を失うかと同時に経済的打撃がこれだけ世界的に打撃を与える、それはもう戦争どころじゃないなという感想を持っておりますんで、準備は幾らしてもし過ぎということはないと思いますので、少ないゆえに野戦病院をつくって一切普通の病院にはコロナ陽性者を入れないということ一つでも大きく市民に元気づけて、毎日の生活が少しでも沈んだ、もう自粛ということを聞くと本当に精神的に落ち込む。我々、この年でも落ち込むということになれば、本当に若者や子供たち、小・中学生なんかはもっと落ち込むんではないんかなあと思いますんで、そういう若者たちが元気よく備前で育つ意味でも、そういう対策を強めていただくということをお願いしておきます。 続きまして、アルファビゼンのことですが、専門学校というんですか、そういったものは大学ほどじゃないにしても、多くの若者が、男女が集まっていただければカップルも生まれることもあるし、大体若者が遊んだり、行き来しているだけでもその町の雰囲気というのはすごく変わると思います。私も、岡山大学津島で5年ほど勉強しましたが、全然違いますよ、はっきり言いまして。10代後半から二十二、三、大学院まで行きますと24歳ですか、そういった世代が、男女が本当に活発に出入りしているということはもう地域経済にとってはこれぐらい明るい空気を振りまく、環境にとっても、地域環境にとってもよいことはないと思いますんで、高校までではなく、よりその1ランク上の専門学校をぜひつくっていただきたい。 同時に、経済的に困っている方たちのために夜間高校ありますんで、その予備生としての夜間中学もぜひ長期的な視野で結構です。今通っている夜間高校生におまえたちの後輩、そういった生徒はいないか。夜間行きたいというような子はいないかというような、そういったものを地道に情報を集める、それと同時にエリアを広げていただきまして、隣の夜間中学は県境を越えるんかどうか分かりませんけど、定住自立圏で赤穂市や上郡、そして和気町、瀬戸内市などにも呼びかけて、視野を広げて教育の機会均等、教育のまち備前と周辺からも本当に賛同していただけるような教育政策の充実をこのアルファ跡地を利用して、跡地か、建物か、まだよく分かりませんが、利用計画を立てていただくこと要望したいと思いますが、今のところないということですが、今後ぜひこの具体的に専門学校を詰める中でそういった夜間中学の希望者がいるかいないか、地元企業、周辺企業とも情報交換して情報を集めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) まず、前半のところでございますが、専門学校、医療・福祉系、ぜひとも議員の皆さん方、市民の皆さん方の御理解でつくっていきたい、そういうプロジェクトを今進めておるわけであります。 これもどういうところでどのような形がいいのかというところでございますが、民間の専門学校も進出をしたいというお話もございますし、また大変有名な総合大学ではありませんが、公設民営で看護学部をつくりたいというような申出も実は内々来ておるわけでございます。これからの社会福祉というのが我々国民、市民、県民にとっても大事なところでございますので、雇用あるいは定着、人口減を止めるというような観点から、積極的にプロジェクトチームにいろんな検討をさせていきたいと思っております。 また、議会におきましては委員会等で御説明をすることも多々あろうかと思いますので、ぜひとも議会と共々備前市の将来の道筋を考えていきたいと思っております。 また、今夜間中学につきましては学び直しという観点からの学校形態を模したものと純粋に中学卒業証書を発行する夜間中学校、2つの考えがあります。岡山県においても岡山市が来年度夜間中学校をつくる方向で検討しておるというニュースも流れております。よく周辺の自治体でも検討しながら、備前の片上高等学校の存在が生かされればそのような検討もできるであろうと思っております。これからもどうぞよろしく御指導願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 川崎議員、一問一答方式で簡潔な質問でよろしくお願いいたします。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、3つ目の再生可能エネルギーの普及について、再度質問させていただきます。 私は、何といってもこの再生可能エネルギーをより早く導入して経済活動をやる地域自治体が、最もこの21世紀で発展する地域、町になると確信しております。もうこの異常気象、私も70年生きましたが、お盆に1週間以上も雨が降るとか、春の梅雨前線と秋雨前線が一緒になんか今も続いているような状況、そしてゲリラ豪雨。若干、この岡山県には台風が上陸するのは少なくなっているようですが、その分日本列島のほかの部分に甚大なる台風被害が風と豪雨によって起きているようですので、いかに止めるか。特に、私はヨーロッパ、アメリカと同じように先進国としてこの経済発展、今までに大量のCO2を出してきた責任というのは非常に大きいものがあると思います。後進国や中進国のようにこれからCO2を出す国も責任がありますが、今まで出してきたことがもっと大きな責任があるのではないかと考えております。ですから、ヨーロッパ、アメリカにも負けずに、経済学者によりますと技術的なものは日本がトップクラスだと聞いておりますので、それをいかに地域で企業が導入するかにこの20世紀の将来発展がかかっていると思います。 私は、最終的には先ほども言いました水素社会、水素を中心にしたエネルギー社会をいかに構築するか、それだと思いますので、まず私は再度言いますけれども、太陽光ぐらいが最も安くて発電コストが低いということですので、自治体が見本を示して各家庭と各企業の工場の屋根全て代表者、取締役以下従業員含めてうちの会社の屋根にも太陽光つけようや、再生エネルギー、化石燃料をエネルギーとする電気ではなく、再生エネルギーによって地域に貢献しようと、そういうことが必要だと思います。 そういった意味では、目標と計画を地方自治体でつくると同時に地元民間企業、市民代表とも協力して地域の目標と計画も立てることが必要だと思います。そして、いろんな専門知識も、コスト面でも、設備投資の面でも必要だと思いますので、そういった窓口を行政の中にもすぐにとは言いませんが、アドバイスできる専門家を確保できるなら、そういった窓口もつくっていただくことが必要だと考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 8月末に締め切られました各省庁の概算要求によりますと、太陽光等については相当数の実は補助がつくそうであります。また、電気自動車等につきましても、相当の台数二、三十万円の補助が追加でつくそうであります。 また、環境省におきましては200億円等のファンドで太陽光の発電を促す、まさしく来年度国挙げてカーボンゼロのスタートを切ることだと思っております。 また、備前市におきましても、実はお盆明けに東京のほうから水素ステーション、あるいは水素の立地等について専門家の人も内々に入っていただいておりまして、実はもう既に調査を始めていただいております。また、昨日は大手の商事会社の水素担当の人にも東京で会っていただいております。エネルギーと水素のまち備前というような形でこれから令和3年をスタートとして備前、雇用にもなりますし、そして人口増にもつながります。いろんな意味におきましてターニングポイントだろうと思っております。市議会ともよく協議を重ねながら、市民の皆さん方の備前市の将来像を大いに御説明をしていきたいと思っております。これからも御理解、御指導を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 最後にします。 私は、水素社会、産業構造をいかに変えるかによって持続、発展、雇用の確保、いろんな意味でこの備前が何となく人口減でもう衰退しかないというようなことを言っている方もおられますが、私はやることをやればそれなりに人口の維持もできるし、どんどんいい産業構造になれば岡山市、瀬戸内市、赤穂市からも若者が就職していただけるぐらいエネルギッシュなまちづくりはできると思います。 そういった意味で、今カーボンゼロ、2050年をゼロを表明している全国の市は268市あるそうです。市長、このトップを切ってより早くカーボンゼロを目指して頑張っていただけたらということを要望して、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後3時07分 休憩     午後3時20分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。 長時間でお疲れのことと思いますが、本日予定しております15番目西上議員の一般質問まで行いたいと思います。つきましては、予定しております一般質問を終了するまで会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日予定しております西上議員の一般質問が終了するまでの間、会議時間を延長いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、教育大綱、海の見える新図書館建設について。 先日の総合教育会議で備前市教育大綱の協議が行われ、教育のまち備前市の姿を感じました。教育のミッションとは、子供たちが社会に出たときに一人前になる、知的に自立する、その支援をするというのが学校教育の重要な役割であると片山善博早稲田大学大学院教授は話しました。教育のまち備前市に必須な施設、知の拠点として求められる図書館の建設が第1優先の重点施策と認識しています。 備前市教育大綱、新図書館建設の取組、家庭教育等について、市長、副市長、教育長にお尋ねします。 1点目、基本理念はみんなでつくる教育のまち備前市、全ては子どもたちのためにとなっています。重点施策に地域の教育力向上に欠かせない魅力ある図書館をつくるとあります。今度こそは新図書館建設実現に向けて正面から取り組んでいただけると市民は大いに期待しています。このことで、備前市の方向が定まると考えています。吉村市長、杉浦副市長、松畑教育長という三頭立ての布陣は今までにない強力な陣立てで、そして山動くと考えています。 吉村市長は、就任以来半年、スピード感を持って課題解決を進められており、具体的な取組、構想、日程等も既にお持ちであると推察いたします。海の見える図書館建設の構想、市民、家庭、地域、学校及び市が一体となってのまちづくりとしての読書活動推進と教育大綱にあまり触れられていない家庭教育の施策、文部科学省は家庭は全ての教育の出発点と定義づけ、岡山県も第3次岡山県教育振興基本計画に家庭、地域の教育力の向上による子供たちの生活習慣、学習習慣の定着の取組が掲げられ、家庭教育の充実のため、様々な施策を進められています。備前市教育大綱に家庭教育について明確に方向を示すべきではないかと思います。市長にお尋ねします。 2点目、図書館の管理運営について。 私は、図書館、博物館などは指定管理にはなじまないと考えています。2012年にカルチュア・コンビニエンス・クラブが佐賀県の武雄市図書館で指定管理者となり、佐賀県初のスターバックスを併設しましたが、多くの人が来てお茶を飲んでいるけれども、ほとんど本を読んでいない。図書館をただの集客装置としか見ていないのではないか。また、グループ企業から無駄な蔵書の購入など不透明で不適切な運営にも批判が集まりました。 本や図書館が持っているつなぐ機能など、地域づくりの核、知の拠点となって課題解決に積極的に取り組む、さらに図書館運営そのものが人、物、事の新しいつながりを創出し、地域の核となる図書館を目指すべきと考えます。吉村市長は、管理運営をどう考えておられるのか、お尋ねします。 3点目、教育大綱にまちじゅう図書館等により地域の教育力を向上させ、リーダーとなる人材を育成しますとされています。まちじゅう図書館の言葉が発せられていますが、具体的にどのような内容で、目指しているところはどんなことなのか、また参考とされた事例はありますか。 また、政務報告で備前市まるごと大学校の構想について松畑教育長にお尋ねします。 4点目、杉浦副市長は真庭市立中央公民館長、備前市教育長、マスコミといったすばらしい経歴をお持ちですが、教育長時代に学校図書館司書全校配置など多くの実績を残されています。真庭市立図書館で図書館基本構想への取組もされたとお聞きしています。備前市の図書館構想、あるべき姿について副市長としての考えと、どのように進められるのか、取組についてお尋ねします。 2番目、都市データパックの活用で人口減少問題、地域活性化の取組を。 東洋経済新報社発行の都市データパック2021年度版から備前市の課題の発見、施策の方向と住みよさランキングについて質問いたします。 この報告に一喜一憂すべきでないという考えもありますが、私はこのデータを分析し、地域活性化などの施策に活用すべきであると考えます。この報告は、1989年、平成元年に創刊、32年を経ています。会社四季報の自治体版のコンセプトの下、全ての自治体の姿をデータで解き明かすとのことです。 住みよさランキング、人口減対策について市長にお尋ねします。 1点目、備前市のデータを見てまず気になることは人口です。近隣の自治体との比較でこれほど大きな差が出てきているとは改めて驚きました。2021年度版から備前市の人口3万4,265人、瀬戸内市の人口3万7,268人、比較しますと3,003人の差が生じております。昨年の2020年度版では備前市の人口が3万4,781人、瀬戸内市の人口3万7,411人で、比較すると2,630人の差で、2020年と2021年との差が大きく開いております。 今年の住みよさランキングを見ると、備前市は全国で総合評価315位、昨年は351位です。岡山県内で15市中7位、2020年岡山県内15市中8位というふうな数字で、備前市のランキングは横ばいといえば横ばいですし、上がっているといえば上がっています。 今回のデータで着目した項目は、人口減少率、新設住宅着工戸数、農業産出額です。このことについて視点を置き比較しますと、人口減少率が2020年がマイナス4.83%、2021年がマイナス4.56%、他市の自治体で瀬戸内市が2011年がマイナス1.86、赤磐市が2021年でマイナス0.95というふうなことで、少し水があいております。 また、新築住宅着工戸数について見ますと、備前市が2021年82戸、2020年が108戸、24%の減となっております。瀬戸内市が、2021年が164戸、2020年が176戸、6.8%の減、赤磐市が2021年158戸、2020年が206戸、23.3%というふうな数値になっております。 新設住宅着工戸数について分析し、対策を考えるべきではないか。減少傾向にある理由と新築補助制度のデータをどう評価、分析され、今後の取組についてお尋ねします。 また、農業産出額では備前市が8億円、瀬戸内市44.7億円、井原市が96.6億円、浅口市が12.2億円、玉野市が11.7億円、岡山県内で一番少ないという報告になっています。備前市として農業にもっと力点を置き、地産地消、自給自足のアップを図る、また自然環境を保護する、自然環境を守る持続的な生活を目指すべきと思います。都市データパック令和2年の国勢調査結果の人口、世帯数、速報から現状を分析し、今後の取組について市長にお尋ねします。 2点目、コロナ禍、新型コロナ感染拡大で企業等の事業活動が縮小してきています。物づくりの盛んな備前市では、雇用状況に変化はないのか、雇用情勢悪化と高卒、大卒の新規の採用、中途採用の状況を把握し、その対応を考えられていますか。 都市データパックの昼夜人口比率の出典は国勢調査となっています。昨年の調査結果はどうか、これからの労働力確保対策の必要性を感じます。近隣自治体等通勤可能範囲に広く雇用開発活動を行う必要をと考えます。市長に昼夜人口、昼夜人口比率などから労働力確保についてお尋ねします。 3点目、びぜんのまち活性化プロジェクトを備前市と備前緑陽高校とで立ち上げ、取組されています。その一つとして、備前市総合計画の策定で生徒たちの意見を反映しています。 過日、山陽新聞主催で持続可能で活力ある地域づくりを考える連続シンポジウムに参加いたしました。山陽新聞に、7月31日の紙面に「教育の環境、チーム化が好循環生む」と題して報告もありました。 県北では子供が減少し、新たな高校再編が進みつつある状況下であるが、学校の学級人口や再編の基準を県北、県南で柔軟に変えるべき。学校をどう支えていくか。子供たちが地域社会とつながる環境があり、教育の場としてローカルを生かす。地域に暮らす人々と在学中から連携することが持続可能なものにするといった指摘もありました。 東備地区にもそういった傾向があります。岡山県に高等学校の再編の問題について再編基準の見直しの要望、そして地元の備前緑陽高校との連携を今後どのように行い、持続可能な地域につなげていくのか、市長にお考えをお伺いします。 3番目、教育の諸問題について。 松畑教育長の座右の銘は踏まれて育つ麦魂とお聞きしました。備前市の教育、子供たちのため取り巻く種々の課題について、この考えで取組していただけると期待していますが、教育をめぐる諸問題についてお尋ねします。 1点目、新型コロナウイルス感染の第5波で罹患しにくいとされていた子供にも感染が広がっています。文部科学省は、緊急事態宣言対象地域の学校で感染者が出た場合、学校が保健所と協議しなくても休校を判断可能とするための指針をつくるとのことです。 萩生田光一文科相は、夏休み明けの全国一斉の休校要請は否定。宣言地域の一斉休校にも慎重な考えを示していると新聞報道されていますが、備前市の休校措置の判断、休校後の対応、学校行事、修学旅行など重要な学校行事、学びの確保にどう対応していくのか、どのように決めていくのかについてお尋ねいたします。 2点目、読み聞かせボランティア活動の参加者から、子供たちの読書について長い文章を読むことに苦手な子供が見受けられる。子供の頃から読書に親しんでいないからではないか。子供を読書好きにするには親の姿勢、子供に本を読んで聞かせる、子供を図書館に連れていくことが大切ではという御指摘がありました。このような指摘に子供の親、学校図書館の司書、市立図書館の司書に期待すること、またこれからの読書について教育長の具体的な施策をお聞かせください。 3点目、学校教育改革、学校図書館改革というと広島県教育委員会教育長平川理恵さんのことを思い起こしますが、平川さんは横浜市立中川西中学校の校長時代に学校教育改革、最初に着手したのが図書館改革だったそうです。 まず、図書館改装を手がけ、昼休み五、六人しか来館者がいなかったが、図書館を改装後、毎日150人を超える人気スポットとなった事例をお聞きしました。校長の取組の一つで改革は進むことを学びました。備前市で学校図書館の改革、まず図書館の改装、そして学校教育改革への取組について、教育長のお考えをお尋ねします。 4点目、備前市文化財保存活用地域計画のパブリックコメントが、本年4月26日から8月25日の間行われました。意見の応募状況、主な意見の内容、文化庁長官からの認定時期はいつになるのか、教育長の地域計画への考え、学芸員に期待するところ、そして計画に対する国の支援策をどう生かすのか、市長部局との連携についてお尋ねいたします。 5点目、子供の命を守る、子供の安全というと20年前、2001年6月に起きた児童8人の命が奪われた大阪教育大学附属池田小学校の事件を思い起こします。今年7月、千葉県八街市で発生した下校中の小学生5人が大型トラックにはねられ死傷した事故など、学校内、登下校中に子供が犠牲になる事件や事故が今も相次いでいます。 備前市で池田小学校の教訓は生かされているのか、学校における不審者の校内侵入への防止対策、登下校中の子供が犠牲になる事件や事故防止などの危機管理マニュアルは整備され、訓練は行っているのか。保護者や地域住民にマニュアルを周知し、協力が得られる体制はできているのか。また、新たな課題への対応、子供を守る体制づくりについてお尋ねいたします。 6点目、2021年度全国学力・学習状況調査、全国学力テスト結果が公表されました。教育関係者から、昨年の一斉休校以来家庭の学習環境の差が学力格差に一層つながりやすくなったと懸念されています。文科省は、全体として休校の影響は見られないと分析していますが、休校の影響で学力低下となっているのではないかと考えます。備前市の平均正答率、学習状況結果の評価から見える課題は何か、学習支援の在り方を含めてこれからの学びへの取組について教育長にお尋ねいたします。 4番目、行政評価の運営について。 備前市では、仕事の成果やコストの情報を説明、職員の意識改革や政策形成能力向上、効率的、効果的な行政運営、総合計画の進捗管理を目的に、行政評価を行うと定められています。 行政評価について、吉村市長にお尋ねします。 1点目、市長の行政評価に対する捉え方、スタンスはどうか。 令和3年度の行政評価対象施策の選定が行われているのか、報告書に学識経験者による意見、総括がないが、報告していただくべきではないか、お尋ねいたします。 2点目、外部評価について客観性及び信頼性を高めるために行うことになっていますが、委員の公募の基準は明確になっていますか。 ホームページの令和2年度行政評価市民委員会報告書などのページを読みますと、構成委員について市と利害関係のあるような人や同じ人が6年、あるいは4年されています。多くの市民に機会を与え、多様な意見を求めるべきではないでしょうか。また、外部評価の客観性、信頼性は確保され、公平公正な評価が行われているのか、お尋ねいたします。 3点目、行政評価業務推進は業務委託されていますが、より予算編成に活用できるよう、より専門的な立場から評価シートのフォーム、外部評価の手法、評価会議の見直し、充実を行うべきではないかと考えます。その点についてどう対応していくんか、お尋ねいたします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 それから、資料請求しておりまして、資料を用意していただきましてありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 お配りしております一般質問通告表の訂正をお願い申し上げます。 尾川議員の通告事項の2番目、新市データパックとなっております通告事項は、都市データパックの誤りであります。謹んでおわびして、御訂正をお願い申し上げます。 続きまして、ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、海の見える図書館、市民一体の読書活動、家庭教育への取組についての1点目、新図書館建設の方針につきましては、プロジェクト推進課と教育委員会や関係部署とプロジェクト会議を進めております。 また、現基本構想を基に景観やまちづくり等の視点からさらなる見直しを行うとともに、関係部署と連携を図りながら用地選定及び建物整備、運営を含め、ハード面だけではなくソフト面での特色ある準備を進めていければと思っております。 備前市教育大綱での家庭教育の位置づけは、生涯学習の充実の区分に整理しております。 2点目、新図書館の管理運営につきましては、県内外の運営状況や課題等を十分検討し、備前市に合った運営方針を決定してまいりたいと思います。そのときには、議員にも御協力をお願いをしたいと思います。 2番、1点目、住みよさランキング、人口減少率、新設住宅着工戸数、農業産出額、国勢調査分析から見たまちづくりの施策についてでありますが、令和2年国勢調査の本市の速報値は3万2,345人で、5年前の平成27年調査から2,834人が減少となっており、本市の人口は依然として減少が進んでいる状況であります。 平成27年国勢調査結果を基準に国立社会保障・人口問題研究所が推計した令和2年の人口が3万2,350人であり、5人の差であり、ほぼ推計と同じ減少幅が進んでいると考えております。 人口減少、少子・高齢化を克服するには若年女性を含め定住人口を増やす取組が不可欠であります。子育て支援の充実、教育のまち備前の発展、持続可能な雇用の創出、安定、住宅施策の推進の4本柱を軸に、少しでも人口減少が緩やかになるよう取り組んでまいりたいと思います。 次に、新設住宅着工件数についてでありますが、平成28年度から令和元年度の本市の着工件数は、近隣の瀬戸内市、赤磐市の着工件数に比べ低い状況となっており、非常に厳しい状況が見てとれます。この結果から、人口減少と同様の傾向が見られ、総合的に条件に合った場所へ住居を構える傾向があるのではないかと想定されます。これまでも住宅施策に関する各種補助事業に取り組んでまいりましたが、併せて安価な宅地分譲地の提供や子育て支援や教育の充実など、総合的に住みやすい魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。 2018年には年間228件ありましたが、2019年にはその半分以下の101件、2020年には108件、2021年には82件と激減をしております。憂慮すべき状況であります。その政策は待ったなしと思っております。諸制度を改めて設計をするように進めてまいります。 次に、農業産出額についてでありますが、備前市の農業産出額が県下15市で一番少ないという点で、当市においては専業農家が少ないため、数字にカウントされにくいと考えております。また、基本的に農地が少ないことが大きな原因であろうと思いますが、御指摘のように農業にもっと力点を置いて所得の向上、環境の整備、後継者の育成、補助金等の創設を図り、関係者とも協議をしながら取り組んでまいりたいと思います。 2点目、昼夜人口と労働力確保対策についてでありますが、雇用状況についてハローワーク備前管内就職件数を参考に前年度と比較すれば大きな変化はありません。労働力の確保につきましては、地元高校生を対象に就職説明会を開催しております。また、岡山市と合同で企業説明会、東備地域においても企業説明会を開催し、雇用の確保を図っております。多様な働き方改革を促進し、女性や若者などの就職促進にハローワーク等関係機関と連携を取りながら、就職支援対策にも努めてまいりたいと思っております。 3点目、備前緑陽高校との連携策による持続可能な地域についてでありますが、議員が聴講されましたシンポジウムでの地域に暮らす人々と在学中から連携することが持続可能なものにするという御指摘のように、備前緑陽高校では総合的な探求の時間をびぜんみらい学と位置づけ、市内各種機関と連携を図り教育活動を展開されているところでございます。その活動で市内事業者への職場体験や地域の行事等に多くの生徒がボランティアとして参加し、活動されています。 また、8月中旬に高校の存続に向けて市内中学校校長と備前緑陽高校による意見交換を行ったところであり、引き続き続けてまいります。 備前緑陽高校では、今年度より学校運営方針や年間計画、取組に対する提言、意見交換する場として学校運営協議会を立ち上げられました。私もその一員として参加をしております。この協議会の中で市として協力できることを提言しながら高校が取り組む学校の魅力発信の充実や、市内唯一の県立高校として地域に根差した高校となるようこれからも協力をしてまいりたいと思っております。入学奨励金や学用給付金も政策として導入を考えなければならないと思っております。 4番、1点目、行政評価に対する取組についてでありますが、令和3年度の評価対象施策の選定は、今月27日の行政評価市民委員会において決定する予定としております。また、外部評価報告書への学識経験者による意見、総括につきましては、今月開催の委員会において協議検討をさせていただきます。 2点目、外部評価に多様な意見を求めるべきではないかについてでありますが、委員公募は市内に1年以上在住または通勤、通学している18歳以上で市政に関心のある方を要件とし、広報紙及び市のホームページにおいて公募をしております。 多数の応募があった場合、応募動機、年齢、地域などのバランスを考慮して選考することとしておりますが、近年は応募が少なく、同じ委員が続投する状況にあります。 委員会では、各委員より明確で市民に分かりやすい成果指標や事業構成の妥当性、施策の有効性等について活発な御意見をいただいており、行政の説明責任の貫徹と透明性の確保に寄与していただいているところでございます。 3点目、行政評価の見直しと充実についてでありますが、行政評価の手法や年間の作業スケジュールについては職員に浸透しておりますが、評価において最も重要な指標の設定や評価の視点については一定以上の質を確保していくことが必要であります。より客観的な精度の高い行政評価を行うためには議員御提案のとおり、専門的な立場から職員への研修を実施し、助言をいただく必要があると考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) 私からは1番、4点目についてお答えをいたします。 図書館長を経験いたしました私が、最も感じて、痛切に感じていることは、備前市にしかない、備前市ならではの図書館を目指すべきだということです。 議員もよく御存じのとおり、全国には優れた図書館の先行事例が多々あります。よくどこそこと同じ図書館が欲しいという声もお聞きするんですが、よその町を羨みまねするだけでは結局それらの二番煎じ、3番煎じ、縮小再生産にしかなりません。備前だけのオンリーワンの図書館づくりは、まず市民一人一人が主役となって議論に参加することが大前提だと私は考えます。 これまでの図書館計画では、あらかじめ結論が決まっていて市民の声が届かなかった、これは実際に議論に参加された市民からお聞きした生の声です。こうした反省点を踏まえ、松畑教育長を先頭に関係部署が市民の声を生かす取組を進め、図書館づくりを経験した私が後方支援すると、そんなイメージでおります。 今日の図書館は、単に図書を貸し借りするだけの場所ではありません。地域における課題を解決し、未来をつくるための情報が集まる場所、そしてその情報を通じて多くの人々がつながる交流拠点だと私は考えます。備前市民が地域のことを我が事として話合い、考え、力を合わせて地域に必要な取組を行っていく、すなわち市民による地域自治を生み出す舞台が図書館だと言えると思います。 学校教育、社会教育、そして家庭教育、地域をつくる教育の3本柱を軸に市民同士、そして市民と行政が緊密に連携、協働しながら人と人とがつながる場としての図書館、これを備前市につくるお手伝いをしたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私から、尾川議員の御質問に対して順次お答えをいたします。 最初に1番、3点目、まちじゅう図書館の構想についてお答えいたします。 この件は、掛谷議員にお答えしたとおりでございますが、少しだけ付け加えさせていただきます。 現在、図書館とは何か、非常に新しい見方で図書館像は大きく変化をしております。全国や世界の状況も参考にしながら、本当に新しいデジタル社会での図書館、AI時代やダイバーシティ優先の観点から新しい地域の核となる図書館のどのようなものであるかということいろいろな点から考えております。私も個人的に県内外の約30の図書館を巡って調査をし、あるいは図書館関係の本も約40冊は読んだりして調査研究を進め、全国の先例事例も一部ございます。小さな町である例えば長野県の小布施町、あるいは島根県の海士町などの小さな町においてはまちじゅう図書館的なものが少しございますが、これだけ私が発想しているご近所図書館、あるいはおうち文庫、あるいは縁側本棚というように本当に地域に根差した広範囲なまちじゅうどこでも図書館という新しい構想は、全国に事例がないものだと考えております。そのようなものを新たに構想して、皆さんとともに地域で育てていく、地域の核となる、そのような図書館になるように議員の御指定のように努力したいと思っています。 2点目のまるごと大学校についても掛谷議員に一部説明させてもらっております。これも備前市全体を大きな一つの大学と考えて、今まで既存の学校、園、あるいはもう全ての図書館や公民館や、そういう生涯施設、社会教育施設、スポーツ施設、文化施設、広い意味の教育施設全てを連携統合して、例えば地域学校協働本部のような中核をつくって、それが全体を統一して備前市全体がまるごと大学校として前進していくようなものにしたいと。これも全国に例がないものと考えております。 このような点、詳細につきましては、構想案につきまして16日の厚生文教委員会で説明をしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、3番の教育の諸課題についてお答えします。 1点目、学校、園のコロナ感染対策と、学校行事とか、学びの確保という問題についてでありますが、青山議員をはじめ今までにお答えしたとおりでございます。コロナ対策等学校行事とか学びの確保、これは本当両立していかなきゃいけない。どっちかだけになるわけにまいりませんので、コロナ対策を十分図りながらも、子供たちの本当に重要な学校行事とか学びが確保できるように、さらに努力をしていく所存でございます。 それから、3番の2点目、図書館では毎月4か月健診時にブックスタート事業を行っています。これは絵本を開く楽しい体験と、絵本をセットでプレゼントする活動ですが、保護者に絵本の楽しさと読み聞かせの大切さを伝えていけるよう、今後とも努めてまいります。 また、図書館司書に期待することは、そのような読み聞かせのボランティアの方とともに子供と一緒に気軽に図書館へ来てもらうように、もう子供も親もみんな、おじいちゃんもおばあちゃんも本当にそういう児童書を一つの核として充実させていき、参加型のイベントの開催も含め、子供と図書館だよりの発行などを行って本を本当に身近に感じてもらえるような活動を展開してまいりたいと思います。 続いて3番、学校教育改革、学校図書館改革推進についてお答えいたします。 学校図書館司書は、各校において図書委員の児童・生徒や地域ボランティアの方々とも連携協力をしながら子供たちの読書環境を整え、読書活動の一層の充実に向けて中心となって取り組んでいます。 また、家庭での読書活動を促すような工夫を凝らした図書だよりを配付することも読書活動の推進につながっています。 このように、各校に1人ずつ配置されている学校図書館司書の活用によりまして、魅力ある図書館あるいは図書室、図書館づくりを進めるとともに活躍の場を広げ、子供たちの読書活動をさらに進めてまいりたいと思っております。 次に、3番の4点目、文化財保存活用地域計画についてでありますが、現在令和3年12月認定を目標に、文化庁地域創生本部、岡山県の両方からの指導を受けながら作成を進めております。 8月25日に締め切りましたパブリックコメントでは、2件の意見もありました。それは地域のバランスを取った記述をしてほしいとか、耐火物関連、植生に関する記述の追加をしてほしいというような意見もございましたので、今後このような御意見を、内容に関しては市のホームページに掲載してまいります。 策定後はこの地域計画を文化財行政のマスタープランと位置づけ、学芸員をその計画を実施する要と考えまして市長部局をはじめ関連団体、市民、専門家の協力を得ながら計画を進めてまいりたいと考えております。 その後は、文化庁の地域文化財総合活用推進事業を活用いたしまして、地域に残る祭礼とかをはじめとしたいろいろな伝統文化の継承、基盤整備事業に今後ともしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 引き続きまして5点目、子供の命を守る体制づくりと推進についてお答えいたします。 今年度も全ての学校で不審者が校内に侵入した場合の避難訓練とか防犯教室を実施しております。また、実施予定も今後ございます。その際には、備前警察署から警察官とかスクールサポーターの方々とも来ていただきまして、対応方法についての指導を受けるようにしております。 また、各校には危機管理マニュアルが整備されておりまして、保護者等に対しても引渡し訓練などの機会を通じて情報共有を図っているところでございます。 次に6点目、全国学力・学習状況調査からの課題と取組についてお答えします。 現在は施行間もないものですから、調査結果の分析を行っている最中でありますので、詳細についてはお伝えすることがまだできませんけれども、正答数を申し上げますと、小学校、中学校とも全国平均と比較して誤差1問以内ということで、全体として全国並みの結果となっております。学校をはじめとする地域の努力のたまものだと思っております。 なお、今月28日に計画しております令和3年度備前市学力向上協議会において市内の小学校、中学校の学力向上担当者とこれらの課題を共有いたしまして、さらに具体的な取組をどのように進めていくかを皆さんで協議してまいりたいと思います。 以上の点でいろいろと教育の点について申し上げましたが、よろしくお願いします。 以上でお答えとさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それではまず、順番に行きたいと思うんですが、新図書館の建設についてかなり踏み込んで答弁いただけたんですけれども、先ほど同僚議員の質問で広さが2,300平米で17億円というふうな具体的な数値が出てくるとは想像していなかったんですけど、そこまで言われるんでしたらもっと踏み込んで全体的な構想で、今副市長の話聞きよるともっと市民の声を聞いていくんだというふうなスタンスでありがたいなあと思っとったんですけど、ですから17億円とか、その数値の根拠まで言うとまた時間もかかると思うんですけど、その全体像についてもうちょっと踏み込んだ説明していただけたらと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この数値は、田原市政において出された一つの計画案でありました。その案を御説明しただけであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 2,300平米というたら瀬戸内市が2,400ほどで、赤磐市が2,900、3,000弱、真庭市が3,900ぐらいで、その広さの問題じゃないんですけど、妥当だとかというふうな表現は避けたいと思うんですけど、そんな比較、2,300というのをお聞きしてそんな感じはいたしました。 場所について、市長ですからもう既に考えられて、そこに決まるか決まらんかはまたろいろあると思うんですけど、海の見えるというてもいろいろあちこち海が見えるわけですけど、それはもっと踏み込んだ答弁できませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、市長になりまして私の描いております海の見える地域をお持ちの会社の子会社に既に当たっております。そこの所有者であります本社は東京にありまして、このコロナ禍でまだ訪問はしておりませんけども、岡山県の国会議員にもその話を通しておりまして、東京での緊急事態等が終わりましたらイの一番にお願いに参りたいというところでございます。 それが片上湾を考えた海の見える図書館の一つの構想でございます。民間企業の持ち物でありますので、今私がそれをとやかく言える立場ではございませんけども、一日も早く東京での緊急事態が解除されましたら県選出の国会議員と同行いたしまして、ぜひともお分けいただきたいというお話ができれば、また議会と委員会等にも中間報告ができるのではないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、プロジェクト一覧表を頂いて、同僚議員から。この中に海の見える図書館の建設というのがあるんですが、ちょっと気がかりなのがどういう構成でどういう組織、市長の指示で全て動くんかどうか分かりませんけど、私はプロジェクトというといろんな形の組織がはっきりしてメンバーも明確になって、ある程度見える形になっとると思うんですが、そのあたりは公表というのはなかなかしてもらえんのんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今現在、8月末現在で御案内の11のプロジェクトが始動しております。一つ一つ幹部職員が丁寧に事業規模あるいは時期、その内容等を今精査、検討しているところでございます。その時期が来ましたら必ず議会にも御報告をさすようにいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 どうぞ。 ◆10番(尾川直行君) 今、遊技場跡地の問題も出ていますけど、そこは図書館は今のところ、では今の話聞くとないという判断なんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりでございます。あそこはもう備前市の中心地の角地でございますので、次の時代の備前市民の皆さん方にその活用を最終的に決められるように先行取得をしたいと思っております。海の見える図書館と同一場所ということは今現在考えておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 副市長の話聞くと、要するに市民の要望というんか、市民の意見をどういうふうに聴取するかということ、図書館の設置及び運営上の望ましい基準というのが平成24年に出ておりまして、そういう市民の要望、社会の要請をどう受け止めて、建前的な話なんですけど、そういうことも、ですからその図書館についてのある程度決まった形、今副市長の話と市長の話と、市長は場所の話だけされとるんだと思うんですけど、そのあたりもうちょっと踏み込んで具体的に話ししてもらえませかね。無理ですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう幸いにも現備前市の副市長は真庭市の図書館長をされておりますし、備前市の元教育長でもありました。また、現教育長は岡山大学の副学長で大変図書についての造詣が深い方でございます。また、今議員御案内の平川さんも立派な業績を残されておることも伺っております。 私は、あまりソフト面については詳しくありませんので、教育委員会と、そして副市長によく意見を聞きながら、そして市民の皆さん方がこのような図書館をつくりたいといういわゆるソフト、そういうものは実は図書館ができたからというてすぐにそれが対応できるわけじゃありません。ソフト面においては、運営におきましては、ボランティアをはじめ十分な時間が必要だと思っておりますので、この秋以降教育長や副市長と相談の上、そのようないわゆるソフト面についてもこれから考えていかなきゃならないと思っておりますが、私は立場上どのようなところに図書館をするかという、民間企業の土地であれば市長がトップセールスをしなきゃならないと思っておるわけであります。ソフト面につきましては、備前市内の有識者及び議会、そして市幹部、みんなでこれからの50年間の図書館づくりを考えていかなきゃならないと思っております。議員も大変造詣の深いということは以前からお聞きしておりますので、その節は十二分な御意見等を賜りたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 先ほど、運営の問題が出たんですけど、私も質問、管理運営の問題でさせてもらったんですけど、私が聞き漏らしたかも分からんのすけど。要するに、指定管理にするか、直営かということについて答弁願いたいと思うんですけど。図書館の管理運営ですね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) それについては、実は市長、副市長、教育長で若干協議をしたことがあります。基本的には、議員がおっしゃる民間企業に丸投げというようなところは今のところ我々の3人の合意ではありません。あくまでも備前市に合った図書館の運営ができればというようなことで我々は考えております。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 今の市長の答弁のとおりなんですけど、ちょっとだけ補足させてもらいます。 これからどのように進めるかということに関しては、一番大きなポイントは地域の方々の意見をどう吸収といったら言葉は悪いですけど、意見を反映した図書館にするかということだと思うんですね。それはできるだけ早く新しい図書館をつくる会というようなものを公民連携で進んでいかなきゃいけないと思っています。 それの中で、一つはそれと同時にボランティア育成、今頃図書館コンシェルジュというんですけども、単に本を紹介したりするだけじゃなくて、その本の紹介、展示、あるいはそれを通してのガイドツアーの紹介をする、非常に観光的な面まで含んだ新しいボランティアの育成をできるだけ早い時期から育成して、図書館の運営もボランティアの人が、職員の半分ぐらいはボランティアの方がやっているような、そういうイメージを持ってこれから準備を1年、2年かけて新館ができるまで努力したいというふうに考えています。ちょっと付け加えさせていただきました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 非常にそういう力強いお話をお聞きして、また市長に再質問をさせてもらいたいと思っとんですけど。 1番が、海の見える場所にこだわっとるわけじゃないんですけど、他市の図書館を見ても、自治体の首長さんにお聞きしたらやっぱり高校とか学校の近くというような話もお聞きします。そういったことで考えていただきたいということで。 次に、質問参りますけど、教育長から先ほどまちじゅう図書館について小布施町というのを話をお聞きしまして、私も同僚議員の答弁と、先ほどの答弁と違うというんじゃないんですが、こっちの理解がそごがありまして、何か所というふうな限定を最初からするんかなということを。たしか同僚議員には10か所と、それから私設の2館程度とかというふうな特定した数値が出てきて心配な、後質問しようかなあと思うたら答弁でそういう話があって、その点確認させてもらったらと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 申し訳ございません、私の不十分な説明によるところもあるかと思って反省をいたしますが。基本的には数にこだわっていません。ご近所図書館というのは10地区はあるわけですから、各地域から2か所程度は満遍なくあることが望ましいよねと、ぐらいの気持ちです。それが2か所、合計20ぐらいになるのか、30になるのか、あるいはさらに発展して数年後には50になるのか、そういう限定は特に考えておりません。 ただ、ご近所図書館は数百冊ぐらい以上の少し大きな規模、それからおうち図書館は何十冊ぐらいの小さなところでいいと思っていますので、そういうことで調整をしながら、ご近所図書館については教育委員会認定という形を取らせてもらおうかなあというふうにも考えたりしておりましたので、数その他にはこだわっておりません。そのような形が全国に例がないもんですから、新しいものをつくって皆さんに了解を得ながら進めていきたいと考えております。失礼しました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育長に続いて。まちじゅう図書館で、私も小布施とか、それから恵庭というの、あそこも市長が変わった市長がおられまして、付き合いもあったことあるんですけど。その方が、図書に物すごい力入れとったというふうなことで、小布施のまねを恵庭がしたという。あまり教育長とか副市長の言われるようにあまりよそのまねばっかしではいかんし、そうかというて先輩というか、先人のいいところを取っていくという必要もあるような気がしたりするんですけど。 いろんな形が山口市にもあったり、もう御存じだろうと思うんですけど、海士町とか。一番こっちは管理をどうするんかという。市が直接口出してやるんか、それともそのあたりはどういうふうにお考えなんかなあというふうな。そうしたら光明が見えるかなあと。 それから、管理をもう市のほうで司書が完全にやって本を回収したり、配置したり、そういうことをやってまちじゅうか、それともその経営者というか、商店とか好きな本を並べて協力してくれえと。そういう場所でいろんな会話、コミュニケーションができたりするようなのを狙っとんか、そのあたりもう少し踏み込んで。 厚生委員会で話しされるんでしょうけど、あんまり気にされとんじゃねえかなあと思うたりして、もっとずばり先に行き過ぎるとあんまりようねえんかも分からんですけど、あまりこっち、また逆に委員会、委員会、教育委員会とか、厚生委員会とか言われるとそんなにこだわり持つんかなあというふうな感じがあって、その辺は私もどっちがええとも言えんですけど、その辺で小出しにするよりはぴちっと教えてもらえたらなあと思うんで。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 大変失礼いたしました。小出しにするつもりはないんですけれども、本当に今の管理運営に関しましては、私は中央図書館・分館のレベルまではきちんと市が管理運営を中心になってやるべきだと、もちろんボランティアの人たちも入ってもらうにしても。ご近所図書館からは基本的にはもう私設で、教育委員会が認定はするけど、あるいは必要な補助金といいますか、助成はするにしても基本的にはもうその地域のボランティアの皆さんが管理運営してもらえばいいんじゃないかなあというふうに思って、もちろん公設民営的なご近所図書館もあり得るでしょう。基本的にはご近所図書館とおうち文庫、縁側本棚などについてはもうそれぞれの地域のそれぞれの形があるでしょうから、それはもう自由にやってもらう方法を原則としたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) お聞きしたいんですけど、市長も含めてですけど、そのあたりのソフト面のそういう啓蒙していくとかというのはハードと考えとんですけど、そのすみ分けというのはどういうふうに。もう三頭立てですばらしいメンバーでこっち側も後へ寄るんですけど、そのあたりのすみ分けというのを、かえってまた群雄がおられて困るんじゃねえか、すみ分けが難しいんじゃねえかなあと思うたりするんですけど、そのあたりのソフト面で例えばこれからどういうふうにしていくとかという面はどういうふうな役割、その辺の役割分担を明確にしてもろたほうが。 例えばこういうことをやって、今教育長の話があるように市民の関心というか、理解がなかったらなかなか前へ行かんと。そうすると、そういったことの啓蒙をするというたら、啓蒙というたらまた言葉が過ぎるかも分からんのですけど、市民の方々にそういう。アンケートを見ても、昔のアンケートですが、あんまり回答率は図書館のことについて高くなかったという記憶があるんですけど、そういうものをもっと関心みんなが持って何とかしようというふうな雰囲気になるためにも、そしたらどこでどういうふうにこれから啓蒙してムードを上げるというんですか、そのあたりはどういうふうにされとるんですかと。首がきょろきょろするようなるんですけど、その点をお示しください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 就任してまだ4か月でございますので、早過ぎるとか、あるいは遅過ぎるとか、いろんな意見があります。ただ、私は本当に真剣にこの備前市の文化あるいは市民生活考えると、この中央図書館をはじめとする構想は大切な実は備前市の施策になろうかと思っております。 合併20周年に向かって大きなエポックに、これらの施設が開業できれば市民の皆さん方に喜んでいただけるんじゃないだろうかというようなことでございますが、幸いにも先ほど言いましたように副市長も教育長もその道ではそれぞれの大きな経験をしておられますので、むしろ私は皆さん方の意見を聞きながら、一つ責任は持ちますけども、ソフト面においては多くの意見、市民の意見を参考にしながら、最終的には議会と相談をしながら合併20周年には皆さん方に喜んでいただけるようなものができればということで、まだ就任4か月でございますけども、あまり多くを今言いますと早過ぎるんじゃないかと御指摘も困りますので、着実に大事な施策の一つでございます。これからの50年、備前市の合併20年、それからこれからの備前市の50年に向かって多分図書館1つ、中央図書館1つというのは大きな事業だという認識の下、皆さんと市民の皆さん方とも御相談しながら進めていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
    ◆10番(尾川直行君) もうあまり時間がなくなったんですけど、杉浦副市長の今さっきお話聞いて、ぜひいろんな今一生懸命言われたところは、あとは具体的にやっていただきたいなというふうな思いはあります。 また、機会を得て質問させてもらいますけど、今、後へ行かせて、時間がないんで。 ほいじゃあ次に、人口問題でいろいろ、最近日経新聞に「人口と世界」というふうな特集記事が1週間でしたか、7日、7回ほど連載されてそういうのを見たんですけど、大きな話で人口が半減すると、もう時代に、百年の計と、もう全世界的に人口減少だというふうな話なんですけど、そういった形の長期の、市長も長期的な視野でやられるというふうなことで、具体的に新聞にもいろいろと書いてありまして、明石市の要するに若い人のニーズ、これも感心したんですけど、明石市で子育て支援、これもうこれしかないんじゃないかなと思うとんです、人口減少、ある程度子供を増やすということになると。ばらまきじゃないんですけど。 その中で、ただ明石市でやっとる、あの市長さんも変わった市長ですけど、子育て支援にゼロ歳から5歳の就学前児童の保護者3,080人ぐらいの人とか、小学1年生から4年生の保護者等3,162人を対象に子育てというか、子供、いろんな子育て支援事業計画策定のためにニーズ評価をしとるというふうな話をお聞きしまして、そういった形でぜひそんな、市長にお聞きしたいんですが、そういった考えはないんでしょうかね。 要は、若年者に直接ニーズを聞くと、市長の考えだけじゃなしに直接ニーズ聞いてみるというのがええんじゃねえかなあと思うたりするんですけど、いかがですね、その辺は。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大変示唆に富むことでございます。明石市の市長さん、本当に次から次へ新しい政策を出しておられます。私もよく勉強してまいりたいと思います。 特に、若い人のニーズを聞く、これからは若い人がこの備前市の主役になるわけであります。我々は後ろ、後ろに下がっていくわけであります。そして、人口減を少しでも緩やかなカーブに持っていくには先ほど申しましたように例えば備前市に住んでもらわなきゃならないんですね。そのためには、例えば住宅をつくってもらう、先ほど言いましたように2018年に比べてもう半分以下の昨年度の住宅着工数であります。備前市に住んでもらえる、そのためには何が魅力があるかということは、これは本当に若い人が何を望んでいるかというところにつながっていくと思っておりますんで、そういうようなニーズ調査も必要かと思っております。検討させていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 新築住宅の、市長もう何でもよう知っとられるんですけど、笠岡市が、あそこもちょうど西のほうで、備前市と大局的な場所に、岡山県の。あそこも100万円を限度に住宅新築助成制度というのが、ある時期は900件あったらしいんです。その後、利用があっても人口減が歯止めがかからんというふうなことが報告があって、共通する何かあるかなあと。そこまで私も踏み込んで調べていないんですけど、そういったところの参考、されとんじゃと思うんですけど、そのあたり今さらそんなこと言うてもらわあでもよう知っとるというて言われるかも分からんのですけど、そういうことは研究されたことあるんですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 小林市長とは大変懇意に以前からさせていただいております。私どもの政策も小林市長には就任直後から情報交換をしております。よって、そのような補助金等の制度設計もしたと思いますが。 笠岡は福山市が隣にありまして、どうしても福山が広島の東側というようなところでなかなか人口増につながらないということは小林市長から聞いたことがございます。岡山県の東の玄関口、西の玄関口である備前市、そして笠岡、岡山の場合は岡山市の東側にあるわけですから岡山市内に居住する人が残念ながら利便性を考えて多くおられるわけであります。我々は、そういう都市と一緒にまちづくりを今進めるようなっておりまして、お互いに東備地区においても岡山市を中核にした都市圏構想という中で備前市が埋没しないようにこれからも頑張っていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育長に、もう時間もありませんので教育長にお願いかたがたお聞きするんですけど、ぜひ教育現場にせっかくですからお話に、保護者に対して。コロナで非常に大変な困難な時期なんですけど、強制的に教育長が話しするからということで時間と場所をつくれえというぐらいで働きかけてもらえんですか。そんな考えはお持ちでないですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。もう願ったりかなったりでありまして、今市長にはもう話をして了解はもらっていますけども、教育長を出前しますという出前講座を企画しておりまして、また教育委員会で正式には話をして認めてもらってからと思っているもんですから言っていなかったんですけど、今せっかく言われましたから。私はもう本当にじっとしておる、現場第一主義ですので、学校はもちろんのこといろんなところに手が挙がったらここにこういう話聞きたい人がおったらいつもで行きます、もう公務で差し支えない限り。 ほいで、学校に、既に中学校で最初は三石中学校ぐらいから始めたいと思って、もう計画を進めつつあります。もうこの議会が終わり、10月ぐらいからは月に2回ぐらいは現場に行って話をさせてもらったり、それからぜひ私は子供の意見を聞きたいと、あるいは先生方や地域の。教育行政を現場第一主義で皆さんに望ましい教育をする努力をしていきたいと思います。ぜひ今尾川議員から言っていただけたので、大変うれしく思います。ぜひよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) ぜひもう押しかけてください。呼んでくれたらじゃなしに行ってください。よろしく。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後4時38分 休憩     午後4時55分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、山本議員の一般質問を願います。 4番山本議員。     〔4番 山本 成君 登壇〕 ◆4番(山本成君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。 1、人口減少について。 若年女性にスポットを当てて質問させていただきます。 備前市に限らず、地方の自治体では人口減少が加速しています。幾つかの地方自治体では人口を増加させている自治体もありますが、その多くは外国人によるものです。人口減少問題に特効薬はないと思います。地方の自治体から何ゆえ人口が減少したか、根本的な原因を検証し、それに沿った効果的な施策を何年、何十年もかけて地道に続けていくしかないと思います。 増田寛也氏、現日本郵政社長が日本創成会議座長として出版した著書「地方消滅」では、若年女性人口などから予測して消滅可能性都市を指摘しています。著書では、備前市は若年女性人口減少率が岡山県内で2番目に高い町と記されております。私も、若年女性人口を増やすことができれば、人口減少を少しでも穏やかにすることができると思います。 何ゆえ地方の若年女性人口が減少したのか。私の個人的に調べた見解ですが、都市部への若年女性の流出です。特に、東京エリアへの転入超過で注目されるのは女性の転入超過です。戦後の東京エリアへの人口流入の高まりは、高度成長期、バブル期、90年代後半以降と3度ありますが、90年代以降は女性の東京エリアへの転入超過が多く、この背景としては女性の高学歴化を上げることができます。 女性の4年制大学進学率を見ると、1975年、昭和50年には12.7%であったが、90年代に入って女性の同進学率が上昇し、2018年には50.1%になっています。この地方から都市部の大学に進学した女性が地方に戻ってこないのです。 その理由として、4年制の大学を卒業した女性はIT関連、サービス業への就職を志向する傾向があり、それらの職種が地方には少ないため、IT関連、サービス業の職種の集中度が高い東京エリアでの就業が目指されているものと思われます。活況を施している製造業を抱える名古屋エリアでも女性は転出超過です。4年制を卒業した女性に備前市に戻ってきてもらうためには、IT関連、サービス業の振興、企業誘致が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 それと同時に、若い女性がわざわざ都会に出なくても済むように、備前市で満足の得られる教育や就職の機会を増やすことです。また、それと同時に若い女性を備前市に呼び込む施策を考えなければなりません。非常に難しいことだと思いますが、このままでは備前市は衰退の一途をたどると思います。 吉村市長におかれましては、備前市で中興の祖になっていただきたいと思っておりますので、長期的な全体構想をお持ちであると思いますので、その構想の一端でもお聞かせください。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、道の駅について。 道の駅は、1993年に道路利用者の休憩機能、道路利用者や地域の人々のための情報発信機能、道の駅を核としたその地域の町同士が連携する地域の連携機能という3つの機能を併せ持ち、令和3年6月11日現在で1,193駅登録されております。中国地方では107か所、岡山県内で17か所登録されています。 また、2004年の新潟県中越地震において、被災地及びその周辺の道の駅が避難場所や災害復旧、情報拠点施設として活用されました。この経験から、国土交通省では休憩、情報提供、地域連携の3つの機能に加え、一部の道の駅について防災拠点化を進め、令和3年6月11日、都道府県からの提案を踏まえ重点支援対象となる防災道の駅として39駅を初めて選定しました。 そして、私が道の駅に期待するのは、地域マネーの域外流出を道の駅で食い止めることです。そして、地域マネーの流出を食い止めるとともに、域外マネーの吸収を図り、地域の資産を形成し、雇用に地域産業を活性化すること等を通して地域活性化、地方創生を図るという地方創生イノベーションを期待しています。今の備前市にとって道の駅の制度活用は必ず必要なものです。現在の進捗状況を御説明願います。 次に、学童保育について質問させていただきますが、今学童保育、コロナウイルスのクラスターが発生して私の質問とは別の意味で旬の話題になっておりますが、人口減少を止めるためには子育て世代が住みやすいまち備前市を目指さなければなりません。子育て世代が小学校を選ぶとき、見落としがちなのが児童が放課後を過ごす学童保育、放課後児童クラブの条件です。伊部小学校の学童保育3施設は現状受入定員を既に超過しており、各クラブの努力で乗り切る工夫が続けられていますが、限界に達していると思います。小学校近隣の自治公民館を借りて運営している学童保育施設は老化して狭いです。厚労省の参考にするべき基準である学童保育の児童1人当たりの広さ、おおむね1.65平米以上を具現化できる状態ではありません。 保育、就労のニーズの増加、高学年化があり、このままの施設では来年度以降多数の待機児童が発生することが避けられない状況です。このような状況をどのように考えているか、お聞かせください。 以上です。御答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、人口減少問題についてでありますが、本市は製造業が中心であり、第3次産業などの就職の場が少ないことから、多種多様な企業の誘致に努めるとともに、市内従事者のワーク・ライフ・バランスが実現できるよう働き方改革を促進し、女性や若者の就労に結びつくような多様な働き方の普及促進に努め、雇用の場を確保していくことが重要であると考えております。 また、市内の空き施設や空き家などを活用してIT企業やサテライトオフィス等の創業支援に努めてまいります。 さらに、備前市で教育の機会を増やし、同時に若い女性を呼び込むプロジェクトの一つとして、医療・福祉系の専門学校の設立を念頭に検討をしております。卒業後には地元に就職する、就職を促すことで若年女性の人口減少に歯止めをかける効果を期待しております。 また、企業誘致、オーダーメード方式の工場団地の造成、固定資産税の終期免税あるいは減税を県とも共同で行うなどの備前市におけるエネルギーと水素の町備前をつくらせていただきたい、そのような考えで人口の減少の歯止めになればと思っております。 2番、道の駅についてでありますが、現在の進捗状況は国土交通省と適地について協議を行い、防災上安全な地形である場所を選定するようにとの意見を受け、事業化へ向けて候補地の選定を数か所行っているところであります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 私からは3番、学童保育についてお答えいたします。 議員御指摘のように、伊部の放課後児童クラブは入会希望者が多く、また小学校の教室をさらに利用することが困難なことから近隣の自治公民館をお借りして運営している状況であり、この状況を永続的に見込むことは困難でございます。このようなことから、今後において安心して事業が継続できるように関係機関と協議を行い、施設整備について検討してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 一般質問も14番目と来ましたら質問ももう大分かぶりまくりになりますんで、かぶらないように質問させていただきますが、かなり視点を変えて質問させていただきます。 最初に、人口減少問題なんですが、若年女性に備前市に定住・移住してもらうためには、備前市を女性に活躍の場を提供する町にすべきだと思います。女性の個性と能力が十分に発揮できるような環境を整備し、昇進、職種や雇用形態の変更、その他の機会を平等に積極的に提供することだと思います。 それは市長、まずは行政が見本となってやっていくべきだと思うんですけど、今この議場で執行部の方見回していましたら女性は総務部長代理で出られとる方1名なんですけど、市長この現状についてどう思われますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 6月議会でも御指摘を受けております。備前市市役所には優秀な女性がたくさんおられます。これからも市役所での公平で公正な人事運用をしながら、有用な女性には管理職、幹部職をお願いをすると、そのようなつもりでこれからも心がけていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございます。 例えばの話をして申し訳ないんですけど、もし副市長2人制になったとして、多分今吉村市長の隣に女性が座っていたら非常に華があると思うんですけど。杉浦副市長が華がないとは言っておりませんから。 副市長のほうからもこの件に関して御答弁いただきたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。 ◎副市長(杉浦俊太郎君) やはり象徴的なポジションに女性が就くというのは大変重要なことで、当然市長も考えられていると思います。 それと、この際言わせていただくと、議員さんも女性がもっと増えてほしいというふうに申し上げたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 質問がもろ刃の剣でしたね、本当に。 変わりますけど、国がつくった女性活躍推進法がありますが、あれたしか従業員数が300人とか301人以上の企業を対象にしたちょっと大きい話ですが、それを参考にした企業に対して強制力あるなしは別として、備前バージョンの女性活躍推進法などを考えてみたらいかがでしょうか、提案ですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今言われておりますのは、少なくともクオーター制、4分の1は幹部職に女性を登用する。できれば3分の1以上、そのようなことが国から推奨されておりますし、大手企業では多くの取締役が女性で占めております。備前市も開かれた市として民間企業をはじめ我々も真摯に女性の平等な登用を考えていかなきゃならないと思っていますが、子育てとか、あるいは家事とか、いろんな件においても我々もそういうことを十分にしやすいまちづくり、あるいはそれが当たり前なノーマライゼーションといいますか、そのような町をこれからも目指していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございました。 次に移らせていただきまして、道の駅なんですけど、今からまだまだ検討という段階なので、提案だけさせていただきますが、先ほど私が述べたように防災の道の駅を検討していただきたいのと、よくある道の駅で小規模的な産直市場みたいな道の駅をよく見かけるんですけど、そのような小規模な道の駅ではなく、広域な観光や大型のショッピングモールみたいなものを検討していただきたいと思いますんで、提案させていただきます。 続けてよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) はい。 ◆4番(山本成君) 学童保育についてですが、すいません、確認なんですけど、先ほど小学校の空き教室を使うのが難しいと言われたと思うんですけど、私の感覚からしたら小学校は空き教室たくさん余っているような気がするんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) これは教育委員会と協議の中で今1教室をお借りして実施しておりますが、さらに追加で教室をお借りすることは難しいというふうにお答えをいただいているところで、こちらのほうとしましては新たに整備のほうを検討していかないといけないというふうに考えているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 今、私伊部地区のことを質問させていただいたんですけど、定期的に調査されていると思うんですけど、他の地区ではもう学童保育、放課後児童クラブについては皆さん充実して満足されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 現状、面積が狭い、厳しいという学童保育もございます。ですけれども、特段緊急性という意味では現場から伺っているケースは今のところないですけれども、ただこういった世の中の状況ではございますので、順次そういったものについても現場を見ながら、それからこれから子供さんの状況も見ながら検討していかなければならないというふうには考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございます。 今、備前市の場合民間に任せているところはないと思うんですけど、民間に任せるのも私は一つの手法だと思うんです。突拍子もないことを言いますけど、都市部では大手の学習塾が学童保育を経営しているところもあります。学習塾のノウハウを生かして習い事や学習サポートしていまして、もう予約をしなければ入れないぐらい盛況ぶりだと聞いております。 ですから、そういうふうな学習塾とタイアップするのも一つの手法じゃないかと思うんですが、突拍子もないことでお答えにくいかもしれませんが、御答弁できましたらお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、今議員がお住まいの伊部地区でございますが、先ほど部長が言いましたように施設の老朽化あるいは面積の最小化で十二分に効果が上がっていないということを聞いておりました。実は、今回県のほうへ補助申請をさすように指示をしております。県の補助等がつきましたら新しい施設が伊部にできるだろうと思っております。 また、現在地元の元地域協力隊の隊員の方、あるいは地元のお住まいの皆さん方もそのような要望を既にいただいておりますので、ぜひともそのような問題を、一つ一つ各地区にある問題をこれからも解決をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 子育て世代を支援していく上で学童保育は大切なものであると思いますんで、よろしくお願いします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後5時21分 休憩     午後5時35分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、西上議員の一般質問を願います。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) それでは、重複する質問は取り下げながら、そのほかは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず1点目、ポイ捨て禁止条例制定とブルーライン商業施設跡地活用についてお伺いいたします。 空き缶やたばこの吸い殻等の、いわゆるポイ捨てを禁止する条例が、多くの自治体で制定されています。ポイ捨てとは、空き缶、紙くず、プラスチックごみ、たばこの吸い殻、そのほかのごみを回収容器及び定められた場所以外にみだりに捨てること。環境省環境再生資源循環局廃棄物適正処理推進課が令和2年3月に制定されたものを御紹介させていただきます。 令和元年度、ポイ捨て条例に関する調査報告書です。 国の法令では、ポイ捨てという用語は一切使用されていません。ちなみに国語辞典の広辞苑では、ポイ捨てを所構わずごみを投げ捨てること、大辞林では物を無造作に捨てること等としています。条例でポイ捨てを例えば空き缶やたばこの吸い殻等をみだりに捨てることなどと定義づけた上で条例本文で使用し、またポイ捨て等防止条例など条例名で使用するものもあります。また、ポイ捨ての禁止や防止に特化した条例もあれば環境美化条例、環境保全条例、町をきれいにする条例等において飼い犬等のふんの放置の禁止、落書きの禁止、路上喫煙の禁止等とともにポイ捨ての禁止を規定するものがあります。路上喫煙及びポイ捨て防止条例等路上喫煙とポイ捨てを同一条例で禁止の対象とする条例も少なくありません。こうした条例は、通常路上喫煙等を禁止するだけではなく、路上喫煙等を防止するための自治体制の責務や取組等を規定しています。 環境省は、ポイ捨てを禁止する条例の制定状況について調査をしています。直近の調査報告書は、令和元年7月末時点で全国1,741市町村を対象にアンケート調査をした結果(回収率100%)、1,074市町村が条例等制定済みと回答しています。全国の6割以上の市町村で制定されていることとなります。 条例等に罰則規定を設けているのは535団体である。条例等を制定している市町村のうち、5割を上回る団体で罰則規定を置いていることとなっています。 そこで、本市には2つの日本遺産を有しております。市内の方はもとより、他県、他市の方々に美しい備前市を見ていただきたい。備前市でも罰則規定を設け、路上喫煙禁止も含めたポイ捨て禁止条例制定はできないでしょう。 また、鶴海に至る県道39号線や岡山ブルーライン周辺でのごみポイ捨てが多く見受けられます。以前には、国道2号沿いでごみが散乱しておりましたが、現在は地元の方々により環境整備され、きれいになっておりますが、ほかの路線ではごみの散乱も見受けられます。ぜひともごみのポイ捨て禁止条例の制定により備前市の環境を保全する必要があります。いかがお考えでしょうか。 次に、岡山ブルーライン沿いにあり、備前市と瀬戸内市の境界付近に位置する旧備前シーサイドプラザについてお伺いいたします。 2番目、岡山ブルーラインは1974年、昭和49年に開業され、沿道の緑と海が美しい道路であります。西端の君津ジャンクションでは国道2号岡山バイパスに直結し、東端の蕃山インターチェンジは岡山県道260号八木山日生線を介して国道2号及び山陽自動車道の備前インターチェンジと接続しているため、2004年に無料開放されて以降は国道2号の迂回道路としての役割を担っています。 旧備前シーサイドプラザがありましたが、廃業し、建造物が現存しております。跡地を再利用して、レストランを核とした複合施設等岡山連携中枢都市圏において瀬戸内と、また県と共同で事業が取り組めないでしょうか。あるいは所有の民間業者に再利用をお願いすることはできないでしょうか、市長のお考えをお聞きいたします。 大きな2点目、公共交通についてお伺いいたします。 6月定例会でもバスの路線について御質問させていただきました。東鶴山地区から乗り継ぎなしで備前病院または日生病院に行くことはできないかという質問でございました。 今回は、乗り継ぎ料金100円について御質問といたします。 東鶴山地区から備前病院または日生病院に行くには乗り継ぎ料金100円が必要で、往復合計600円が必要です。乗り継ぎなしの地区の方より200円多く必要でございます。また、市営バス停留所までグリーンスローモビリティーを利用するとさらに往復400円が必要で、最大で1,000円の往復交通費が必要となります。備前市人口ビジョン総合戦略の基本的な考え方にも備前市ならどこに住んでも安心という町を実現したいと考えていると書かれています。吉村市長の公正公平の信念とリンクしています。 そこで1番目、高齢者が多く利用する病院等の乗り継ぎ料金は無料にして、利便性も、経済的にも市民に寄り添った市営バスにしていただきたいが、いかがでしょうか。 2番目、グリーンスローモビリティーが導入したくてもできない(困難な)地域には、バスを小型化して狭い道路まで入る路地裏路線はできないでしょうか。例えば2号線沿いの旧山陽道一本松辺りでございます。 最後に、備前郵便局に設置されましたバスの待合室が再開され、利用者は喜んでおります。ありがとうございます。 3番目、旧アルファビゼン跡地活用事業につきましては、川崎先輩がしっかり御質問なさってくれましたので、取り下げたいと思います。 4点目の備前市財政状況につきましても、3点通告しておりましたが、2点は重複のため取下げしますので、1点のみ質問させていただきます。 第4次備前市行財政改革大綱・備前市行財政改革プランについて、未来基点の発想、未来基点で施策を見直す、将来世代が安心して暮らせる持続可能な町の具現化などが上げられていますが、改めて吉村市長の第4次備前市行財政改革大綱・備前市行財政改革プランの取組について御所見をいただきたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、西上議員の質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、ポイ捨て禁止条例についてでありますが、議員御提案のとおり、本市は2つの日本遺産を有し、豊かな自然と歴史的遺産や伝承文化が数多く残る町であり、この美しい備前市を守ることは責務であると考えております。本市には、ポイ捨て禁止条例に代わるものとして備前市環境美化の促進に関する条例を制定しており、空き缶等の投棄による散乱を防止し、快適な生活環境の保持と環境美化の促進に努めております。本条例には路上喫煙の防止やコロナ禍で話題にされる路上での飲酒行為の問題など、それぞれに対する罰則規定がないため、他の自治体の条例を参考に、今後検討してまいりたいと思います。 2点目、ブルーライン商業跡地の活用についてでありますが、岡山連携中枢都市圏での取組としては難しいかと思われますが、民有地であることから、この機会に直接所有者に提案をしてみたいと思います。 2番、公共交通について、市営バスの乗り継ぎ料金を無料にすることについてでありますが、現在東鶴山地区から市営バスで備前病院または日生病院へ行く場合、東鶴山線または南北のぞみ線から三石線、日生線に乗り継ぐ必要があります。東鶴山地区の皆様には御不便をおかけしていることは重々承知しており、乗り継ぎ料金も御負担をいただいておりますことにつきまして、直行便も含めてその方法等を検討してまいりたいと思います。 今回、一部病院、医院をつなぐお医者バスを近く運行するように計画をしております。その後、拡大を考えております。 2点目、市営バスの小型化により生活道路まで乗り入れできないかとの御提案でございますが、路線の見直しと併せて現在検討を指示しておりますので、もうしばらくお時間をいただきますよう御理解をお願いいたします。 また、片鉄片上バス待合所を御利用の方には喜んでいただきありがとうございます。 3点目、第4次備前市行財政改革大綱・備前市行財政改革プランの取組についての所見についてでありますが、まちづくりのために必要な施策や市民が重点化を求める事業を実現させるには、経営資源である予算、職員、施設の適切な配分、配置が重要であります。将来世代が安心して暮らせる町を築くために、10年後、20年後の明るい未来を想像し、それを実現させるために今何をすべきかが重要であります。事業の縮小や廃止の判断も適切に行っていく必要がありますが、削減だけを中心とした行財政改革ではなく、デジタル技術や業務プロセス改革を駆使した新たな行政改革手法も取り入れながら市民満足度向上、持続可能な住みよい町を目指してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 1点目からお願いいたします。 私もこの一般質問をするのに当たりまして、備前市のホームページで先ほど市長の御答弁にありました環境美化の促進に関する条例を見させていただきました。それは平成17年3月22日と日付がありまして、もう16年も前の作成でありました。 その中で、物足りないなと感じたものが、今の中で思っておりますものが、飼い犬等のペットのふん尿のこと、また落書き。市長、今先ほど言われました路上喫煙の禁止等もございますけれども、それなどももう16年もたちますと条例の見直し、また改正が必要な時期じゃないのかなと、そういうふうに思っていますけれども、市長も罰金、罰則も含めましていかがお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。時代が変わってきております。これらの条例につきましても執行部でよく検討し、議会とも相談をしながら改善のあるところは改善をし、そして皆さん方に美しい町備前を体現していただきたいと思っております。しばらくお時間を頂戴したいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) よろしくお願いいたします。 その一方、令和3年度の行政評価シートを読ませていただきましたけれども、その中で空き缶やたばこのポイ捨て、人目につきにくい道路沿いや河川などで不法投棄が発生しており、防止のためのモラル、マナー向上や環境美化への意識を高めていく必要があると課題が上がっております。 意識を高めていくためのこの施策、これはまた課題に向けて今後どうされるのか、市長の御所見をいただきたいが、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) ポイ捨て等に関します、そのモラルというものに関しましては、子供のときから家庭や学校、そういったところで意識づけをされているとは思いますけれども、個人差があるというのが現状でございます。市としましては、あと広報紙で不法投棄とかごみの分別とかといった周知とか、あと今年度4月から始めましたパッカー車に園児とか児童による環境美化に関するポスターの掲示をしたりするようなことも、これから拡充も検討しているところでございます。 あとストップポイ捨てとか、ポイ捨て禁止、不法投棄禁止といったその看板の設置とか、地区市民の方への無料の配付も行っております。 それから、地区団体によるボランティア活動に対しましても、こちらのほうもボランティア袋の無料提供であるとか、できるだけ協力をさせて、支援をさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 部長、ありがとうございます。 広報紙、またパッカー車等で周知していくということでありますけれども、場所が県道なんですけれども、県道はやはり県のことなんかなと思うんですけれども、幾ら県道であっても場所は備前市ということなので、備前市の罰則というんか、備前市の条例で処罰できるとか、備前市の条例は対応できるというような格好で考えとって市長よろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) そういったことに関しましても、他市の条例等を参考にして研究してみたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) そして、次の2番目の旧備前シーサイドプラザについてお伺いいたしたいと思います。 市長は、今さっき所有者の方にも働きかけていただけるということで。私も思うに飲食店の第一番の悩みは交通量だと思うんですけれども、その交通量を私この少し古いデータですが、ネットで調べてみますと、2010年度なんですけれども、24時間の交通量で一番西端か、君津では1日で2万7,000台、1日で2万7,000台です。鶴海・蕃山間では1万台を少し超えるぐらいの交通量が24時間でございます。 それを掛け算いたしますと、月で30万台、年間で約360万台と、このような数字が掛け算すりゃあ市長、出てくるわけで、こんなに情報、360万台も超える車に情報を伝えアピールすることができる。私たちは、飲食店を探すときは歩きながら、また車を運転するときは看板を見ながら運転するわけで、つまり動きながら見ておるわけですけれども、よい看板を設置すれば十分採算が取れる店舗となると思いますので。ここに車が駐停車できるとごみのポイ捨てもブルーラインに至っては減るんじゃないかと思いますので、ぜひ市長よろしくお願いいたしますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私もオープン当時は何回か利用しておりましたけども、残念ながら思うよりも早く閉店をし、今現在の姿になっております。シーサイドプラザを運営しておられた会社も大変親しくさせていただいておりますので、先ほど申しましたように民有地でありますので、今現在の社長さんのお考え等も早めに聞いてまいり、また御報告をさせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 続きまして、公共交通のほうへ移らせていただきます。 東鶴山地区は、御存じのように昭和29年までは、以前は邑久郡鶴山村ということで、昭和30年に邑久郡鶴山村から和気郡備前町に編入され今日に至っておるわけです。こちらに編入されてから66年の月日がたっておりますけれども、我々東鶴山地区からこちらの備前市の市街地に行くには非常に県道も狭く、備前市立病院、また日生病院までには先ほど言いましたように直行便がなく、その上乗換えが100円ということで、あまりにも我が東鶴山地区民はつらい思いをしておった地域でございます。 我が東鶴山地区は、吉村市長を4年間待ちに待ち望んだ人だと。待ちに待ち望んだ市長でありますので、東鶴山地区をぜひ慈しんでいただき、ぜひ安全・安心な町にしていただきたいと思うのでございます。 そこで、先ほど市長は直行便とか医者バスとかというような御提案をしていただきましたが、もう少し市長、医者バスとはどういうものなのか、お伺いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) まず、根本は行政は公平公正でなければなりませんので、一部の地域に限られた行政サービスは難しいと思いますが、実は今市民生活部におきまして、公共交通を担当する課を新しく8月からスタートさせました。その中で、地域の皆さんからの要望のある小型で新しい路線をつくれないかということで検討させておりまして、今公共交通の会議に書面決議を実は回しておるところでございます。そして、これが終わりますと備前病院を中心とした伊部、片上地区の病院、医院を巡回する初めてのお医者バスを実は公共交通会議等に改めて提案をしようということで今進めております。 これは当然香登から、あるいは三石、吉永、日生にも多くの病院、医院があるわけですから、そのような直行バスが回数ができれば高齢者及び市民にとっても早く行けるんじゃないだろうかというところで指示をしているところであります。間もなくそういう会議を通じて委員の皆さん方の意見がまとまれば新しい路線、そして多くの議員の皆さん方が小型でもう少し奥に入ったバス路線をぜひともつくってもらいたいということでございますので、そのようなバス路線ができますように考えております。 ただ、小型バスとしてはあまり台数を備前市の市営バス持っておりませんので、予算措置等も必要になろうかと思いますが、そのときはまた議会に御提案をさせていただきます。 いずれにしましても、市民の皆さん方がこの公共交通バスを便利でよかったというような生きた路線、便数にしていかなければならないと思っております。市挙げて高齢化社会に対応するショッピングセンターあるいは病院等にスムーズに行ける方法、あるいはよくその他も総合的に考えていきたいと思っております。これからも御意見等を市民の皆さん方からも賜りたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 公正公平の理念の下、ぜひこのお医者さん巡回バスを実現していただきたいと思います。よろしくお願いします。 そして最後に、4番目の備前市の財政状況について最後にお伺いいたします。 今後も市税収入が減少する一方で、社会保障関連経費は増加すると見込まれております。このような状況下においても持続可能で魅力あるまちづくりに向け必要な施策を実現していくためには、行政資源の最適化を図ることは言うまでもなく、歳入確保の着実な実施をしなければなりません。ふるさと納税以外に税収を増やす取組について市長のお考えをいただきたいのですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今、コロナ禍でございます。一昨年に比べて昨年、昨年に比べて今年度、多分税収は減るであろうということが想定されております。たまたま今回、今年度の地方交付税が約61億円強を考えておりましたけども、国のほうから約4億円ぐらい多めにいただいて65億円(「61億円強」と後刻訂正)になろうかとしております。地方交付税は大切な財源でありますが、もともと市税を中心に備前市がどのようにしていくかということはやはり経済活動の活性化、そしてこのウイズコロナの中で市民の皆さん方が適切な市民生活を送れる、そして備前市は市民サービスができる、継続できる、そのように大きな曲がり角であるとともに、挑戦ができる私はそういう年でないだろうかと思っております。 行財政改革待ったなしであります。スクラップ・アンド・ビルドで市民の皆さん方に若干御迷惑をおかけするかも分かりませんけども、削れるところは削り、削れないところは削らないで弱い人の立場に立った、そのような市政がこのコロナ禍でもできるように、皆さん方にも御協力をお願いをしたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆7番(西上徳一君) 最後に、ありがとうございます。61億円強の予定が65億円ということで、これも市長の本当に手腕のたまものかなと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたしまして、私の一般質問の再質問とさせています。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で西上議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全て終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、申し上げます。 明日と明後日の2日間は、市の休日のため会議規則第10条第1項の規定により休会といたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後6時08分 散会...