大田原市議会 > 2022-09-09 >
09月09日-04号

  • 地震発生(/)
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  1. 大田原市議会 2022-09-09
    09月09日-04号


    取得元: 大田原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    令和 4年  9月定例会(第3回)          令和4年第3回大田原市議会定例会(第4号)議 事 日 程 (第4号)                              開 議 令和4年9月9日 午前10時日程第 1 一般質問                                               9番  櫻 井 潤一郎 議員                                 14番  髙 瀨 重 嗣 議員                         9月9日(金曜日) 出 席 議 員(19名)     1番   伊  賀     純          2番   秋  山  幸  子     3番   斎  藤  光  浩          4番   新  巻  満  雄     5番   前  田  則  隆          6番   大  塚  正  義     7番   菊  地  英  樹          8番   深  澤  正  夫     9番   櫻  井  潤 一 郎         10番   滝  田  一  郎    11番   大豆生田  春  美         12番   中  川  雅  之    13番   前  野  良  三         14番   髙  瀨  重  嗣    15番   菊  池  久  光         16番   君  島  孝  明    17番   引  地  達  雄         18番   髙  﨑  和  夫    19番   小  林  正  勝 欠 席 議 員(なし) 地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名 市     長  相  馬  憲  一      副  市  長  髙  橋  一  成 教  育  長  篠  山     充      総 合 政策部長  斎  藤  達  朗 経 営 管理部長  益  子  和  弘      保 健 福祉部長  益  子  敦  子 市 民 生活部長  松  浦  正  男      産 業 振興部長  藤  田  友  弘 建 設 水道部長  齋  藤  正  広      教 育 部 長  大  森  忠  夫 監 査 委 員 兼  藤  沼  誓  子      政 策 推進課長  磯     雅  史 選挙管理委員会 事 務 局 長 財 政 課 長  鈴  木  浩  行      健 康 政策課長  松  本  通  尚 国 保 年金課長  五 月 女     真      黒 羽 支 所 長  佐  藤  文  晃 農 政 課 長  齋  藤  勝  芳      道 路 課 長  亀  山  義  和 上 下 水道課長  佐  藤  敏  明      会 計 管 理 者  山 下 部  恵 美 子 教 育 総務課長  高  野  浩  行      農 業 委 員 会  伊  藤  甲  文                          事 務 局 長 本会議に出席した事務局職員 事 務 局 長  渡  邉  和  栄      課     長  長 谷 川     淳 主     査  池  嶋  佑  介      主     査  土  屋  大  貴 △開議の宣告                午前10時00分 開議 ○議長(君島孝明) ただいま出席している議員は19名であり、定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  説明のため出席を求めた者は、1ページの名簿のとおりであります。  議会書記は第3日と同じであります。 △議事日程の報告 ○議長(君島孝明) 本日の議事日程は、9ページの令和4年第3回大田原市議会定例会議事日程第4号のとおりであります。 △一般質問 ○議長(君島孝明) それでは、日程に従い議事に入ります。  日程第1、一般質問を行います。  順次質問を許します。 △櫻井潤一郎議員 ○議長(君島孝明) 最初に、9番、櫻井潤一郎議員の発言を許します。  9番、櫻井潤一郎議員。               (9番 櫻井潤一郎登壇) ◆9番(櫻井潤一郎) 9番、櫻井潤一郎でございます。一般質問最終日となりました。お疲れのところ、よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。昨年9月定例会におきまして、鈴木隆議員児童生徒の安全な通学などについて、同じく大豆生田春美議員が通学路の安全、安心についてという内容で一般質問をしておりました。以前から危険箇所になっている場所の工事計画、短期的、長期的な事業を定めて計画的に実施しているという回答がございました。先日、下野新聞9月1日に掲載をされておりましたけれども、栃木市の本年の9月の定例会におきまして、通学路の安全対策ということで転落防止柵ガードパイプ設置グリーンベルトの整備といったことで安全対策の強化ということで載っておりました。また、先日、今週になりますか、9月6日の下野新聞におきまして、相馬市長ですね、9月1日、栃木の道現場検証ということで県道那須黒羽茂木線の河原地区を視察されたということで、歩道が未整備だったり、狭い、カーブが多い、見通しが悪いといったことで、事業化に向けて検討を進めたいというふうな記事が載っておりました。  そこで、質問事項の1、通学路の安全確保について。(1)、令和4年度の合同点検の結果についてお伺いします。  (2)として、これまでの点検結果に基づく危険箇所の対策についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。               (教育長 篠山 充登壇) ◎教育長(篠山充) 9番、櫻井潤一郎議員一般質問にお答えいたします。  質問事項の1、通学路の安全確保についてのうち、(1)、令和4年度の合同点検の結果についてとのご質問にお答えいたします。通学路の合同点検につきましては、平成26年度に策定した大田原市通学路安全プログラムに基づき、基本的に3年に1度のサイクルで実施をしており、加えて必要に応じて実施しております。最近では、令和3年度に千葉県八街市の通学路での交通事故を受け、緊急合同点検を実施いたしました。今年度の通学路の安全確保につきましては、教職員による登下校時の交通量の多い交差点での立哨指導や巡回指導を行うとともに、学校安全ボランティアの方々やスクールガードリーダー、各学校のPTAで組織される安全担当の多くの方々のご協力により登下校のパトロールや見守り活動が行われ、児童生徒が安全に登下校できるよう取り組んでおります。また、見守り活動等で気づかれた危険箇所の情報を学校や自治会を通して市へ提供いただいておりますので、内容に応じて警察や道路管理者危機管理課等関係機関と情報を共有し、順次対応しております。  次に、(2)、これまでの点検結果に基づく危険箇所の対策についてとのご質問にお答えいたします。これまでの点検につきましては、平成24年度に鹿沼市におけるクレーン車暴走事故や京都府亀岡市における無免許運転事故等、登下校中の児童が被害を受ける交通事故が相次いで発生したことにより、警察が主導で緊急合同点検を実施いたしました。その後平成26年には、大田原市通学路交通安全プログラムを策定し、定期的な通学路合同安全点検を開始しております。年度別の合同点検箇所数といたしましては、平成24年度は小中学校等から65か所の危険箇所の報告を受け、関係機関合同での現地調査及び検討会議を行い、それらの箇所についての対応案を作成し、そのうち本市のホームページにて公開している道路管理者対応分である12か所につきましては全ての対応を完了しております。平成26年度は43か所の点検に対し27か所が対策済み、平成29年度には23か所の点検に対し14か所が対策済み、令和3年度は19か所の点検に対し16か所が対策済みとなっており、それぞれの年度において対策が完了していない箇所につきましては整備事業推進中としております。対策方法につきましては、注意喚起の看板設置、横断歩道及び信号機の設置など速度を抑制するための対策や歩道設置カラー舗装などの歩行空間等を確保、そして道路の拡幅など様々でありますが、ハード面で対応できない場合は交通安全ボランティアの配置や児童生徒に対する交通安全指導の徹底といったソフト面での対応を行っております。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) ご答弁ありがとうございました。昨年の回答の中で、歩道の設置ということで一部の路線で地権者の同意が得られていない路線が1路線あったということで、私の方で勝手な勘違いをしました、勘違いというか、こうだろうと思って実は県道滝沢野崎停車場線薄葉小学校近辺の道路なのですけれども、ちょっとカーブがあって、ここの区間だけ歩道が整備されていないのです。未整備ということで、ここら辺ちょっと危険箇所ではないかなということで常々思っておりました。ここ何とかならないのかなということで、以前にも県の大田原土木事務所のほうに行ったりもしたのですけれども、ちょうどこれ10年以上この状態のままかなということで、よく見ますとこの矢印、下の写真のとおり、道が細くなっているよということで矢印が描いてあって、さっき言ったハード面ではこういった注意喚起ということで、こういう注意がされているということで対策が進んでいるというふうに多分取られているのかなということなのですけれども、実際車で通ってみると非常にカーブが曲がりにくい道ですので、私は結構通ったりもしましたので、慣れていますけれども、慣れない方が通ったときにハンドルを切り間違えて対向車にぶつかったり、歩道に乗り上げたりという事故が発生しやすいのではないかということで、多分この工事は恐らく相馬市長が県議時代に担当されていたような感じがしないでもないのですが、そのときも地権者といろいろ問題があったようでございまして、ハンコを押す寸前までいったのだけれども、ちょっと決裂してしまったというふうな情報も聞いておりますけれども、ここを相馬市長、今度は県議ではなくて、大田原市長としてやはり市民を守るということで、この辺のところもう一度後押ししてこの道路を歩道整備をしていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 今ご質問がありました県道滝沢野崎停車場線、この整備につきましては私も要望書を受けて、県に要望した一人としてこの道路整備に関わってまいりました。記憶がちょっと定かでないところがありましたので、過日土木事務所に電話で聞き取りをさせていただきましたけれども、今この事業につきましては薄葉小学校が近くにあって、歩道がないということなので、安全な道づくり事業として事業を開始させていただいたということでございます。当初薄葉工区ということで、薄葉小学校から一般国道461号線の野崎十字路ですか、あそこまでの区間の整備を進めていって、平成18年度に事業説明会を行って、平成24年度に工事完了をしたと。薄葉工区については、そのようにお聞きしております。そして、その翌年の平成25年度には、薄葉工区の南側に新たに中薄葉工区が設定をされ、同様の事業を実施することになったということでございます。近隣で事業が実施され、同意が得られれば工事を実施できることから、中薄葉工区の、今写真にもございます残地権者に対しても継続して交渉を県のほうでは行ってきたということでございます。しかし、中薄葉工区が平成30年度に完了することから、薄葉工区の残地権者に対して再交渉、最終交渉ですね、を行いましたけれども、平成30年10月に交渉を実施したけれども、合意が得られず、未施工の区間として今残ってしまったという報告を聞いております。先ほどご質問にありましたように、この場所、私も地権者の方のご要望をお聞きして何とかご納得をいただいて、整備の方向にご協力をということで活動させていただいた経緯もございますし、今櫻井議員ご指摘のように大変危険な箇所として残ってしまったなということもありますので、改めまして大田原土木事務所に対して要望をしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) よろしくお願いいたします。また、さらに写真ではちょっと写っていないのですけれども、先ほど中薄葉工区ということで中薄葉十文字の先も随分拡幅されて広がってはいるのですけれども、さらにその先で止まっているのです。ちょっとカーブがあるところなのですけれども、そこも何とか併せて構想のほうをよろしくお願いしたいと思います。  それで、また町なかになりますけれども、国道400号線の神明町交差点から蛇尾橋までの間、この辺も大田原小学校区内としまして非常に道路が狭いということで、多分県のほうでやはり検証しているのではないかなということで、この辺の拡幅の計画等が分かりましたらご答弁をお願いいたします。 ○議長(君島孝明) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(齋藤正広) お答えをいたします。  金燈籠から神明町交差点の区間、国道400号線の事業としてやっておりますが、これにつきましては現在説明会を実施する予定でございます。ですから、完了予定についてはいつというお答えはちょっと現時点ではできないのですけれども、そういう状況だということで、あと金燈籠から蛇尾川につきましては事業は実施中ということでありますが、まだちょっと完成予定につきましてはいつというのもちょっと現時点ではお答えできませんので、事業としては着実に進捗しているということでご理解いただきたいと思います。
    ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) ちょっと突然思い出したように再質問してしまいましたけれども、やはり危険箇所ということで挙がっているかと思います。歩道の整備という形で、今後とも検討を含めてよろしく、検討というのは県と一緒になった検討のほうをよろしくお願いしたいと思います。  それから、先ほど危険箇所につきましてはほぼ対策済みのところもあるのですけれども、まだ対策されない部分に関しましては計画的にやってほしいというふうにお願いしたいと思います。それで、プログラムのほうに対策をした結果につきまして、効果はどうなのだ、効果の把握ということで内容がございますけれども、効果のほうの把握をしているかどうかお伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。 ◎教育長(篠山充) それでは、お答えしたいと思います。  効果の把握につきましては、毎年教職員とか学校安全ボランティア、保護者の方々などによりまして登下校のパトロール、それから見守り活動の際に改めて通学路の危険箇所の確認をしていただきまして、学校を通して市のほうに情報をいただいているところでございます。どのような意見が届いているかということにつきましては、よくなったということよりは、どちらかというとまだ危険だからというような意見をいただくことがございます。内容としては、車の通りが非常に多くて危険であるとか、スピードを出しているので危険、あるいはハード面で歩道が非常に狭いので危険であると、そういった意見をいただいているところです。それを基に、さらに対応をどういうふうにしたらいいのかということを検討するというようなことを行っております。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) まだ危険だということを冒頭に申し上げましたけれども、栃木市の場合、安全対策の強化ということでガードパイプを設置したりとかいったこともやっているようでございます。ですから、まだ危険であればそういった対策をして、安全をさらに高めていただきたいというふうに要望したいと思います。子供は地域の宝、国の宝でございますので、交通事故に遭わせないよう、ハード面での対策、またはソフト面でも対策のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。菊でございますけれども、市の花ということで産業文化祭で菊花展ということで開催をしているようでございます。見事な大輪の菊が展示をされておりまして、大変感動的だなということで、毎年楽しみにはしておったのですけれども、ここのところコロナ禍ということで産業文化祭開催されておりませんので、非常に残念だなという気がしております。  そこで、質問事項の2、菊づくりについて、(1)、小中学校活動状況についてお伺いいたします。  (2)として、人材育成についてお答えいたします。 ○議長(君島孝明) 教育部長。 ◎教育部長(大森忠夫) 質問事項の2、菊づくりについてのうち、(1)、小中学校活動状況についてとのご質問にお答えいたします。  小中学校での菊づくりにつきましては、中学校の技術家庭科における栽培の学習として、愛好家の指導を受けながら一部の中学校で行われるようになりました。その後菊づくりの取組は広がり、現在は市内全ての小中学校において菊づくりが行われております。各学校では、地域の方々や専門家の支援を受けながら、教科や総合的な学習の時間などを利用して菊を育てております。また、栽培された菊につきましては菊花展や地域のイベントなどに出品されております。  次に(2)、人材育成についてとのご質問にお答えいたします。本市では、菊関連の事業を実施する金丸菊の会、金丸地区活性化協議会、大田原市菊花展実行委員会の3団体に補助金を交付しており、菊栽培の保全活動や菊花展の運営のための補助金となっております。具体的には菊づくりの勉強会や小中学校における栽培の指導、支援、市内の菊愛好者の丹精込めた作品が一堂に集まる菊花展などを実施しており、このような活動を通して、広く菊への理解や魅力を伝えることにより菊づくりの文化の継承や人材育成につながっているものと考えております。今後も市といたしまして、市の花である菊づくりの活動や人材育成の支援に努めてまいります。  以上です。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) 小中学校全ての学校で菊づくりをしているという答弁でございました。実は体験学習としまして、菊づくりの体験もいいかなと思うのですけれども、実際のところ、こういう言い方は失礼かもしれませんけれども、学校側あるいは地域の方にとっては負担になっている学校等もあるのかなということでこの質問をさせていただくのですけれども、非常に菊に関しましては繊細なお花ですので、手入れが結構大変ということもありますので、例えば夏休みの暑い時期になりますと、朝に、晩に水をかけなくてはいけない、こういったところが逆に負担になっているのがあるのかなということで、地域の方も先生のお手伝いをしたりしています。ところが、やはり地域の方々も結構高齢化していまして、お手伝いがなかなか思うようにはかどらないというところもございまして、学校の先生も気使いながら、花を枯らしたらいけないというようなことで一生懸命気を使ってやっているというところで、非常に負担になっているところがあるのではないかなというところでこの質問をしたわけなのですが、今年はもうやってしまったことなので、来年度以降この辺のお考えについてお伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。 ◎教育長(篠山充) 菊づくりに関しましては、議員のご指摘のとおり、様々な知識とか専門的な技術が必要であるということでありまして、教員の指導だけではなくて、地域の方々や専門家の支援を受けながら、子供たち菊づくりに取り組んでいるところでございます。特に中学生が栽培している大菊、3本立ての大菊というのがあるのですが、やはり専門的な技術が必要となってきております。また、先ほどいただきましたように、菊づくりには毎日の世話が必要でありまして、休日とか夏季休業中、特に学校閉庁日ということで、お盆の期間は教員が学校に来ていないというような、そういう時間帯も教頭先生が学校に行ったり、あるいは地域の方にお願いをして水やりをしていただいたり、あるいは殺虫剤など、子供たちには触らせることができないような、そういった薬も菊に振っていると、それをやっているのも大人がやっているというような状況であり、大変大きな負担になっているというのは承知をしております。特に菊花展に合わせて菊を咲かせなくてはならないということもありますので、ちょっと咲きが早過ぎるなとか、遅過ぎるなというときには夜学校に菊を入れて、蛍光灯をつけて日照時間の調整などもやっている学校があるというふうに聞いております。各地域で行われている学校運営協議会におきましても、委員の方から学校の教職員の負担、あるいは地域の負担非常に大きいのではないかというようなご意見もいただいております。確かに市の花である菊を栽培するということは、子供たちが大田原に愛着を持つという点ではすばらしい活動だと思っておりますけれども、そのようなことを考慮すれば今後学校や地域の意見を参考にして小中学校での菊づくりや菊花展への出品については検討してまいりたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) なかなか難しい問題だと思うのですけれども、負担にならない程度で菊づくりのほうをお願いしたいと思います。また、人材育成につきましても、これ非常に先ほどからお話出ていますように、菊づくり非常に大変だということもございますけれども、やはり市の花ということもございますので、人材につきましても途絶えることなく継承できるような形で育成のほうの補助といいますか、市としても補助していただいていますので、今後とも補助していただいて、人材育成、あとは子供たちにも大田原市の花だよということでPRしながら続けていっていただきたいというふうに思います。この質問は以上で終わります。  次に、最後の質問になります。質問事項の3の農地の有効利用ということで、本年3月定例会の髙﨑議員の代表質問で農業行政ということで、2022年の米づくりと作付の転換について、転作助成水田活用直接支払交付金についてということで質問をされております。執行部からの回答としましては、今年の作付としまして前年比682ヘクタール減の4,634ヘクタールが主食用米ということで作付をするということで、参考値ということで発表がされておりました。本当に水田所有面積の半分以上が転作として県、国のほうから来ているという内容でございますので、本当に農家にとっては土地があるのにお米を作れないという歯がゆい思いをしております。過日9月2日の下野新聞ですか、今年のコシヒカリの受入れ単価1万500円ということで、去年よりも9,000円から1,500円上がったということで、農家にとっては少なからず喜びの種ということで喜んではいるのですが、今後……それは後にします。転作助成水田活用直接支払交付金ということで、麦、大豆、飼料作物飼料米等の戦略作物とともに、高収益作物の導入、定着化等の支援として国から支払われる転作助成の交付金ということで、転換作物に対する支援策をしっかり考えていきたいというような答弁もございました。  その中で、質問事項の3、農地の有効利用としまして、(1)、耕作放棄地あるいは遊休農地の推移と転換作物の作付の現状についてをお伺いいたします。  (2)として、人・農地プランの取組の現状と課題についてお伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤田友弘) 質問事項の3、農地の有効利用についてのうち、(1)、耕作放棄地の推移と転換作物の作付の状況についてとのご質問にお答えいたします。  耕作放棄地につきましては、農林業センサスにおいて使用されていた用語でございますが、令和2年の調査から調査項目から外されました。令和3年からは、耕作されておらず、かつ引き続き耕作される見込みのない農地という意味で使用されております遊休農地に一本化しておりますことから、遊休農地の推移についてお答えをいたします。毎年農業委員と農地利用最適化推進委員が市内の農地パトロールを実施し、遊休農地の早期発見とその実態把握に努めております。しかしながら、農業従事者の減少と高齢化、農業後継者不足から遊休農地の面積は令和元年度で13.5ヘクタール、令和2年度で14.9ヘクタール、令和3年度で15.7ヘクタールであり、微増の傾向となっております。耕作面積に対する遊休農地の割合は、県内平均は1.8%でありますが、本市の場合は0.2%と低く抑えられております。今後も農地パトロールや日頃の農業委員、農地利用最適化推進委員による見回り活動からの情報を基に、遊休農地所有者の利用意向を把握し、自作できない方へは農地中間管理機構への貸付けや農地のあっせんなどを進めて、遊休農地の発生防止及び解消に努めてまいります。  次に、本市における転換作物の状況につきましては、令和4年3月議会で髙﨑和夫議員の代表質問にお答えしておりますが、水田を活用した主な転換作物としましては、水稲作付では加工用米、飼料用米、WCS用稲などが見られ、その他の作物では麦、大豆、飼料作物、ソバ、野菜などが挙げられます。野菜につきましては、県の園芸大国とちぎづくり推進方針に基づく園芸作物の加工用トマト、ナス、ネギなどの17品目と本市の地域特認作物として唐辛子を合わせ、野菜18品目として掲げております。転換作物につきましては、今般の人口減少や食生活の多様化による米消費減少や新型コロナウイルス感染症の影響による外食需要の減少、これに伴いまして主食用米からの作付転換をより強力に促進するため、JAなすのや市農業再生協議会などにおいて情報発信に努めてまいりました。その結果、今年度8月末現在の営農計画書の集計では、前年比で主食用米や加工用米で614ヘクタールの減、転換作物の飼料用米やWCS用稲などで587ヘクタールの増、麦、大豆、飼料作物、野菜で142ヘクタールの増となっております。  次に、(2)、人・農地プランの取組の状況と課題についてとのご質問にお答えいたします。人・農地プランとは、5年後、10年後を見据え、地域ごとの農地の集積、集約化の方針や、今後中心的な担い手となる農業者を定めた計画であります。これは、地域農業の将来の方針を定めた計画でありまして、農地の有効利用につながる重要な計画と認識をしております。本市での取組の状況につきましては、プランを作成する範囲を定めるため、農地利用最適化推進委員の活動範囲を参考に市内を41地区に分割し、その後令和2年度から令和3年度にかけまして各地域での話合いを実施してプランを作成してまいりました。現在作成した各地域のプランは、市のホームページで公表しております。また、プランと名がついておりますとおり、作成して終わりではなく、この計画に沿って取り組むことが重要であります。そのため、令和3年度に黒羽地区の北滝、片田地域を市のモデル地域に設定いたしまして、地域の話合いを継続的に支援しております。このモデル区域での取組状況を随時農業委員会だよりなどを通じまして広報をしており、後続の話合いを推進する事例として示していく予定でございます。人・農地プランは、本年5月に農業経営基盤強化促進法等の関連法が改正されまして、地域計画という名前に変更されることになりました。あわせて、今回の改正によりまして農地1筆ごとに将来の耕作者を設定することが必要となりました。農地は所有者にとっても、地域にとっても大切な財産でありますので、地域での丁寧な話合いを重ねることが肝要であります。話合いの中で出てきた営農の様々な不安や課題として担い手の後継者不足と高齢化、耕作条件不利地の活用方法、野生鳥獣による被害、昨今の米価下落による意欲減退等が挙げられておりますので、本市の重要な産業である農業を存続させていくためにも必要な支援を講じてまいります。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) 丁寧なご説明ありがとうございました。微増ではあるけれども、耕作放棄地が増えているという内容だったと思います。なかなか貸手側、借手側ができなくなった土地を借りようと思っても、作りづらかったりとか、遠かったりとか、そういったところでの不具合もあるでしょうからなかなか耕作できない土地を増やさないというのも無理かもしれませんけれども、できるだけ増やさない方向でいっていただきたいということで、お米ではなくて、お米は作れないですから、お米でないものを作るといったところで、先ほど県指定の転換作物17品目に加えて、大田原市の唐辛子を含めた18品目ということでご答弁をいただきました。この中で、18品目全部が全部大田原市の田んぼに適しているかどうかというと、なかなか適していない作物もあるでしょうから、JAなすのさんと協力しながら、その辺こういった作物に適しているとか、そういったところで大田原市のほうもバックアップしてほしいと思っているのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(君島孝明) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤田友弘) 転作作物へのバックアップといたしましてですが、水田のフル活用の推進に向けまして、食料自給率、また自給力、こちらの向上に資する麦、大豆、飼料作物、飼料用米などの戦略作物となりますけれども、これの本作化とともに高収益作物の導入、また定着等を支援することとして、国から定額で支払われる米の転作助成、これの柱となる水田利用直接払いですか、水田の直接払い交付金制度として農業再生協議会で支援をしているところでございます。本市といたしましても今年度新規、単年度の事業でございますが、さらなる支援強化といたしまして大田原市主食用米作付転換支援事業費補助金、こちらを新設したところでございます。対象者において昨年度より主食用米の作付が減少し、作付転換が増えた面積に対しまして、10アール当たり5,000円を支援する事業ということでございまして、現在鋭意進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) 大田原市としましても、主食用米の作付転換支援事業費補助金ということでよろしかったですか、これで10アール当たり5,000円の補助が出るということで、こういった形でやはり支援のほう手厚くといいますか、ちょっと薄いかもしれないですけれども、少しでも農業者の方がそういうことで作付を転換しても大丈夫だと、米作らなくても大丈夫だというようなところで支援のほうをよろしくお願いしたいと思います。  また先ほどの県指定の転換作物以外にも、何か調べていましたら、県のほうの資料なのですけれども、子実用トウモロコシの紹介ということで載っていまして、これは地域としましては真岡、益子、茂木に近い芳賀町、あの辺の地域で何か始まったような作付なのですけれども、ちなみに収入が1反歩当たり8万5,000円ぐらいになるということで、今年の米の単価からすれば若干安いかなと、見合わないかなというところなのですけれども、麦、大豆の輪作に組み入れることで連作障害を回避することができるといったメリットがあるようでございますので、こういったこともPRしながら、市としても応援のほうをよろしくお願いしたいと思います。  次、人・農地プランの課題です。各地区それぞれにいろんな課題がございます。基盤整備がされていないとか、イノシシが出る獣害だったりとか、ハクビシンで作物やられてしまうとか、そういった獣害等もございます。ただ、一番の根本的な問題としましては後継者不足、高齢化して5年、10年先には後継者がいなくてどうなってしまうのだろう、そのときは隣の地区の担い手さんにお願いしようとか、そういった課題等があると思います。そういった解決策につきまして、市のほうはどういうお考えかお伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(藤田友弘) お答えいたします。話合いで挙げられました課題につきましては、それぞれ活用可能な補助金や制度がございます。先ほどご質問にありました担い手や後継者不足、高齢化などにつきましては、例といたしまして新規就農者の経営を支援する新規就農者育成総合対策事業など、そのほかにも認定農業者の経営を継承したものの経営発展の取組を支援します……補正予算のときにご決議いただきました経営継承発展支援事業ですか、こういうものがございます。これらの事業を活用するために、それぞれに要件等確認する必要があったりしますので、本市といたしましては課題の解決、これに取り組みたい地域、また農業者の方には迅速にご案内できますよう、話合いの場に各担当者が同席をさせていただきまして事業の案内などを行い、またさらに作成したプランの関係課で情報を共有してございます。地域で取り組む課題の内容によってよりきめ細やかな継続的な話合いが必要になりますので、引き続きその話合いの場に伴走支援を続けてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(君島孝明) 櫻井議員。 ◆9番(櫻井潤一郎) 北滝、片田地区ですか、ここがモデル地区だということで、市のほうも支援していくという予定でございますので、この結果を見ましてまた次のステップがあるかと思います。担い手不足ということで、最近女性の農業者の方も増えてきているということで、女性の活躍というのも期待したいと思うのですけれども、今後大田原市民の高齢化とともに農家の担い手も高齢化してきますので、若い世代の方々がぜひ農業をやりたいと思えるようなことで市のほうの支援のほうもよろしくお願いしたいと思います。世界的に食糧不足でありながら生産を調整しなければいけないという矛盾した政策を打破するためにも、国、県と連携を図って持続可能な農業を維持できるような施策を展開していただきたいと要望いたしまして、一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(君島孝明) 暫時休憩いたします。               午前10時49分 休憩               午前11時00分 再開 ○議長(君島孝明) 会議を再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続けます。 △髙瀨重嗣議員   次に、14番、髙瀨重嗣議員の発言を許します。  14番、髙瀨重嗣議員。               (14番 髙瀨重嗣登壇) ◆14番(髙瀨重嗣) 14番、政友会の髙瀨重嗣です。髙橋一成副市長、篠山充教育長、改めてご就任おめでとうございます。親園小学校以来の大先輩に当たるお二人の就任に対しまして、後輩として心よりお祝いを申し上げます。また、大先輩を前に身が引き締まる思いですが、執行部と議会の議員としての関係から、これから、いや、もう既にやってしまっていますけれども、長幼の序をわきまえず発言することもあると思いますが、ご容赦いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  さて、それでは1番、篠山教育長の教育に対する基本方針について。(1)、教育長として基本方針をお伺いいたします。初日の就任挨拶、また昨日の伊賀議員の一般質問で触れられておりますが、よろしくお願いいたします。  (2)として、教育とスポーツの適正な在り方及び中学校における学業と部活動の適正な在り方について伺います。子供たちの適性を伸ばすために最適な環境を整えてあげたいとはいえ、ある程度体力と学力のバランスは取られるべきだと思いますが、いかがでしょうか。  (3)、教職員の働き方改革についてお伺いをいたします。  (4)、郷土愛を育む教育について伺います。  以上、1回目の質問、よろしくお願いいたします。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。               (教育長 篠山 充登壇) ◎教育長(篠山充) 14番、髙瀨重嗣議員の一般質問にお答えいたします。  質問事項の1、教育長の教育に対する基本方針についてのうち、(1)、教育長として基本方針についてとのご質問にお答えいたします。本定例会での伊賀純議員の一般質問にお答えしておりますが、今日の教育界は目まぐるしい技術革新により、様々な課題に対応していかなければなりません。夢や志を持って新たなものへ進んで挑戦していく子供、これを育てることが大切であるというふうに考えます。本市の小中学校におきましては、確かな学力、自他を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力を身につけ、社会の変化に主体的に対応できる生きる力を育む教育を展開してまいりたいと考えております。あわせて、ICTを効果的に利活用した教育や英語教育を充実させ、これからの時代を切り拓いていくための資質、能力を育成することを目指してまいります。また、生涯学習や家庭教育の充実、大田原の豊かな自然と多くの郷土文化や歴史遺産を生かした教育の充実など、本市ならではのすばらしい教育環境を整備、活用し、学校教育を含めた社会教育の充実にも努めてまいります。  次に、(2)、教育とスポーツの適正な在り方及び中学校における学業と部活動の適正な在り方についてとのご質問にお答えいたします。知、徳、体のバランスの取れた心身ともに健康な児童生徒を育成するために、適切な運動環境を整えることは重要であると考えております。そのため、本市におきましては、国や県が作成した部活動ガイドラインに準じた大田原市立学校に係る部活動の方針を平成30年度に定め、適正な休養日や活動時間等について規定いたしました。小学校のスポーツ少年団活動におきましても、那須地区市町教育委員会連合会が作成した「未来にはばたけ」を手引として、地域の指導者と連携しながら発達段階に応じた活動の実施に努めております。中学校部活動につきましては、令和5年度から段階的に地域移行の方向性が示されておりますが、現時点におきましては県教育委員会からの具体的な方針が示されておりませんので、今後国と県の動向を注視しながら対応していきたいというふうに考えております。今後も児童生徒が学業と運動にバランスよく取り組み、生涯にわたって豊かなスポーツライフを実現するための資質、能力を育成できるような環境づくりに努めてまいります。  次に、(3)、教職員の働き方改革についてとのご質問にお答えいたします。本市では、市内の教職員で構成する市教職員働き方改革検討委員会を設置して、県教育委員会のプランを参考にしながら、定時退勤日や学校閉庁日の導入、事務効率化の検討、会議や研修時間の改善などを盛り込んだ市教職員働き方改革プランを策定しております。これまで学校閉庁日の拡大や小学校教科担任制の推進など制度改革を進めておりますが、業務改善に向けてさらに研究を進めていく予定です。また、勤怠管理は校務用パソコンの表計算ソフトに休日を含めた出勤時刻と退勤時刻を各自で入力する形で管理しております。本市といたしましては、教職員が健康で生き生きとやりがいを持って勤務でき、教育の質を高められる環境を構築できる働き方改革に取り組んでまいります。  次に、(4)、郷土愛を育む教育についてとのご質問にお答えいたします。本市小中学校におきましては、令和4年度大田原市立小中学校基本方針にある21世紀の社会の担い手として豊かな心と創造力、そして心身ともに健康で自ら学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対応できるたくましい実践力を備え、郷土を愛し、国際的視野に立って判断できる児童生徒を育成するという基本方針の下、郷土愛を育むための心の教育を推進しております。各学校では、道徳、総合的な学習の時間、社会科等の学習活動において、様々な体験活動も取り入れながら実践しております。今後市で作成し、小学校3、4年生が使用している社会科副読本「のびゆく大田原市」の内容を充実させたり、市の文化財等の見学や体験活動を積極的に推奨しながら、地域と共にある学校づくりとして市内全校区で取り組んでいるコミュニティ・スクールの一環として、地域の行事等への参加や外部人材活用をさらに充実させ、児童生徒が郷土を誇りに思い、大切にしようとする心を育む教育を推進してまいります。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 教育長としての基本方針、また(2)番の教育とスポーツの在り方、これは特に数年前までは中小対策とか、それからやはり教職員の負担、それから父兄の負担というのが問題になったと思うのですが、ここ3年目に入りますが、新型コロナウイルス感染症の対策とかというのが出ていますけれども、そこら辺は対策というのはどのようになさっていますでしょうか。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。 ◎教育長(篠山充) コロナ感染症対策ということでございますが、国や県のほうから部活動に対する指針が出ておりまして、このような対応をしてもらいたいというような内容が書いてあります。それに沿いまして、各学校はしっかりと感染症対策をしながらそれぞれの活動に励んでいるところです。ありがとうございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) (3)と(4)に関してなのですが、6月議会冒頭で相馬市長が述べられた5つの約束の中で取り上げられているところでもあります。市長から教育長のほうへ何か具体的なお話はございましたでしょうか。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。 ◎教育長(篠山充) それでは、お答えをしたいと思います。  市長のほうともよく話をしまして、ぜひ学校のほうの働き方改革、それから郷土愛を育む教育についてはしっかりお願いしたいというような指示を受けております。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 私も「のびゆく大田原市」で習ったのか、その後栃木県のほうで習ったのか、ちょっと曖昧なのですけれども、例えば我々のところだと矢板武、印南丈作というのはもう何か覚えているのですけれども、時々生徒にふっかけるのですが、ちょっと覚えていないのがいて、ちゃんと覚えるのだよというふうにしています。郷土の偉人、こういうものを知ること、それから郷土の特質を考えることというのは、相馬市長がおっしゃっていますこの後の地元の観光とか、大田原の歴史をちゃんと考えて観光に結びつけていくというのにも関係してくることだと思いますし、生きるために基本的なことだと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  また、8月10日に発足いたしました第2次岸田改造内閣で我が大田原市から簗和生代議士が文部科学副大臣という要職に就かれました。国、県とも積極的に連絡、連携を取り、教育行政へ生かしていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  2番に参ります。大田原市の危機管理について。平成26年3月議会で、同年2月の大雪による長時間停電を受けて、今回と同様の質問をさせていただきました。日々バージョンアップに努めるべき危機管理ですが、今回は7月の落雷被害を受け再度質問をさせていただきます。  (1)、災害や重大事故等発生時の市の初動体制についてお伺いをいたします。  (2)、7月27日の北那須水道事務所の落雷による水道施設停止に係る市の対応についてお伺いをいたします。 ○議長(君島孝明) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(齋藤正広) 質問事項の2、大田原市の危機管理についてのうち、(1)、災害や重大事故等発生時の市の初動体制についてとのご質問にお答えいたします。  市では、災害が発生し、または発生するおそれがある場合、大田原市地域防災計画に基づき、配備体制を取り対応しております。地震災害を例に挙げますと、市内で最大震度4の揺れを観測した場合は、第1配備体制として情報収集体制を準備します。震度5弱、強の揺れが発生した場合は警戒態勢をしき、被害情報の収集のほか、人命救助や物資供給などの応急対策業務も必要に応じて行います。震度6弱以上の場合は、災害対策本部に関係する職員全員が参集し、市長を本部長とする災害対策本部を設置いたします。また、台風など地震以外での災害対策といたしましては、気象警報が発令された場合に情報収集体制を取り、予見される被害の程度と状況を鑑みてその都度判断することになります。さらに、事態の悪化が想定された場合においては、危機管理課から参集対象職員、待機職員、避難所の当番職員に対してそれぞれ参集要請、待機要請を行います。一方、重大事故等発生時については、市民等から消防、警察など各関係機関に第1報が入った後、危機管理課職員が当番制で持つ防災携帯へ各関係機関から応援要請が必要な状況により連絡が入りますので、その状況に応じて対応していくこととなります。  次に、(2)、7月27日の北那須水道事務所の落雷による水道施設停止に係る市の対応についてとのご質問にお答えいたします。当日は、栃木県内に大雨警報が発令されており、午後6時38分に那須塩原市百村にあります北那須水道事務所が落雷を受け、浄水した水質を計測する機器が故障し、水道の浄水処理が停止となりました。大田原市の対応につきましては、北那須水道事務所から今後7時25分に上下水道課職員に落雷の影響による浄水停止の連絡があり、通報時点では機器の破損状況、復旧の見込みが不明なため、水道部門職員を招集いたしました。送水停止による断水事故を想定し、参集した職員により北那須水道事務所及び関係する那須塩原市上下水道部と連絡を取り合い、修理の進捗状況、断水時対応の連携を図り、準備をいたしました。また、北那須水道事務所から取水量の減量の依頼があり、市で県水を使用している水道施設4か所を自己水源に切り替えました。次に、よいちメール、市ホームページにより市民の皆様に事故のお知らせ並びに節水の協力依頼を行いました。あわせて、上石上配水場から給水している区域の自治会長に連絡を取り、状況説明を行いました。そして、県水の送水停止を想定し、給水車の配備及び給水所の設営計画を行いました。そのような作業を行う中で、北那須水道事務所の尽力により、送水を停止することなく応急修理がなされ、翌28日の午前1時46分に浄水処理が再開されたところであります。大田原市では、午前2時25分に北那須水道事務所より、応急の復旧が完了し、浄水が再開された旨の連絡をいただきましたので、施設の再点検を行い、配水池の水位が安定するまで流量を調整し、配水池の水位が安定したことを確認した上で、28日午前7時30分に市長以下幹部職員が出席した会議に経緯を報告いたしました。その後午前8時4分に、よいちメールで市民の皆様へ復旧のお知らせを送信いたしました。議員のご質問のとおり、復旧のお知らせについて那須塩原市と時間差が生じておりますが、当日の上石上配水場の水位、両市の水道施設及び運用の相違によりやむを得ない事情が生じることをご理解いただけますようお願いいたします。今回の対応を踏まえまして、復旧の状況を見極め、随時必要な広報対応を行ってまいります。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 私のテレパシーが通じたのだかどうか、まだ質問していないのですが、どうもありがとうございました、詳細な説明。当日私のところにも8時25分によいちメールが来まして、議長をはじめ一部の議員とライン等を通じてどうなっているのだい、また例えば県議会議員とか、国会議員とか、そういったところと情報交換なんかをしておりました。ちょっと(1)からお伺いしていきたいと思うのですけれども……(2)ですね。(1)については大体理解をしました。いろんな状況に応じて、危機管理課からいろいろ出るのでしょう。(2)の当日大雨警報が出ていたということですが、これに関しては危機管理課で対応はどのような状況だったのでしょうか。 ○議長(君島孝明) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(斎藤達朗) お答えいたします。  7月27日は、20時35分に大雨警報、浸水害の大雨警報の発表がありまして、警報発表後直ちに第1配備体制をしきまして、関係職員集まりまして情報収集に努めました。主に危機管理課、そして湯津上支所、黒羽支所の職員、その他関係部署、危険を感じたところの職員は任意で集まっておりましたし、私も参集して危機管理課に詰めておりました。23時08分に大雨警報が解除になりまして、大雨に対する第1配備体制を23時08分、同じ時間に解除したものであります。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) これは、市長のほうには連絡は当然届いていたのですか。 ○議長(君島孝明) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(斎藤達朗) お答えいたします。  警報が出た時点では参集の必要はございませんが、市長、副市長には私から連絡を取りました。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 雷の中、大雨が降っているのに水が足りないという、水が足りなくなるかもしれないというとても何か矛盾した、こんなに降っているのになと思いながら見ていたのですけれども、翌日朝に、7月28日の朝、那須塩原市のみるメールが送水再開、節水への協力御礼を送ったのが朝の6時のメールでした。よいちメールが同様なメールを送ったのは、先ほど答弁をいただいてしまいましたが、8時4分ですかね。私も8時過ぎかな、気づいたのは。これ2時間のタイムラグ、隣の市の事情はよく分かりませんけれども、8時を過ぎてしまったというのはどうしてなのかをもう一度お願いいたします。 ○議長(君島孝明) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(齋藤正広) お答えをいたします。  28日の朝の時点で、昨日からの県からの要請を受けまして受水量を絞ったことで上石上配水場の水位はかなり下がっておりました。そこら辺の状況もありまして、水位が安定するのを見届けてから市民の方にご連絡を差し上げたいと。連絡を差し上げて急激に使用量が増えたりして、供給が不安定な形にまたなりますと問題がありますので、そこら辺を考慮したということと、あとは先ほど申し上げましたように市長以下幹部職員の出席した会議で報告をした後、了承をいただいて報告したいというようなこともありましたので、そのような時間になったということでございます。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 7時半に会議があったというのも理由の一つだということだと思うのですけれども、昨日の伊賀議員の一般質問のやり取りの中で情報がないと不安になるという話があって、何でもかんでも届いてしまう情報過多の状態もいら立ちを感じてしまうという、情報の扱いというのはかなり難しいと思うのですけれども、この場合は取りあえず何時でもいち早く浄水場が復旧したよという連絡はすべきだったのではないかなと思います。これ正解が前もって分からないことですから、今後の教訓として考えなければいけないことだと思うのですけれども、夏休みで学校もない平日で、6時だと家にいるのです、大概の人は。8時だと家にいないのです。だから、この2時間の差というのは大きいことでございますから、今後市民のことを第一に考える情報提供をよろしくお願いいたします。  次に参ります。3、市長の市政に対する基本方針について。(1)、6月定例会以降、歳出の見直しと無駄の削減はどのような方針で進められているのかお伺いをいたします。  (2)として、地元商店や企業が優先的に仕事を発注できる仕組みというのは6月の市長の方針の中にありましたが、それはどのようなものですか。お伺いをいたします。  (3)、歴史を生かした観光地づくりとしていろいろある中で、宿泊等の利用促進というのがありました。具体的にはどのような手法を考えているのかお伺いをいたします。  (4)として、第三者委員会とは一般的に市政のどのような場所で設置されるべきものなのか、市長の考えをお伺いいたします。  前回もこの質問をいたしまして、再質問でも市政の中のどういう場面で用いられるべきかとお伺いしましたが、条例改正案の案件に関して話がいってしまってご答弁をいただけませんでした。改めて、第三者委員会とはどのような機会にどのような場所で設置されるべきものなのか、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。               (市長 相馬憲一登壇) ◎市長(相馬憲一) 質問事項の3、市長の市政に対する基本方針についてのうち、(1)、6月定例会以降、歳出の見直しと無駄の削減はどのような方針で進められているかとのご質問にお答えいたします。  私は、多様化する市民ニーズや社会情勢の変化に対応しながら、将来にわたる持続可能な財政運営を行うためには基金残高の減少に歯止めをかけ、慢性的な歳出超過を基金の繰入れにより解消してきた本市の財政構造を早急に改善する必要があると考えております。そのためには、これまで取り組んできた行政改革大綱に基づく行政改革や行政評価に加え、公正、中立的な有識者による一部事業の費用対効果を検証し、その結果を踏まえ事業の見直し等を実施することにより無駄をなくし、本市の慢性的な歳出超過という財政構造を改善したいと考えております。なお、私の基本的な方針といたしまして、令和4年度当初予算に計上された歳出予算については、事業の見直し等により歳出の削減を進めることは考えてはおりません。6月定例会において、財政健全化検証委員会を設置するための関係条例案がご議決いただけなかったことから、検証委員会による事業の検証を早期にスタートすることはできませんでしたが、行政改革大綱に基づく行政改革や行政評価以外の取組として交付要綱等が未整備の市単独補助金について要綱等を制定するよう指示したほか、令和3年3月策定の大田原市公共施設個別施設計画において廃止や譲渡とされた施設の処分に関して財政負担の軽減を研究するとともに、公共施設マネジメント推進に必要な組織体制を検討することを目的として公共施設マネジメント推進プロジェクトチームを設置いたしました。さらに、先ほど申し上げましたが、財政健全化検証委員会の設置につきましても第1日目でご説明いたしましたとおり、検証する具体的な対象事業の洗い出しを行い、改めて本定例会にご提案させていただきましたので、大田原市の将来にわたる持続可能な財政運営を行っていくため、議員各位のご理解とご協力を賜りながら、全庁一丸となって歳出の見直しと無駄の削減に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、(2)、地元商店や企業が優先的に仕事を受注できる仕組みについてとのご質問にお答えいたします。大田原市が発注する建設工事、物品購入及び業務委託につきましては、大田原市入札参加業者選定要綱に基づき、2年ごとに入札に参加できる建設業者、測量、建設コンサルタント業者、物品供給業者及び役務提供業者の資格を審査し、一般競争入札、指名競争入札及び随意契約をする場合の業者等の選定を行っております。令和4年度の入札参加業者数は、建設工事が544社、設計、測量等が338社、物品が479社、役務提供が624社、建設資材が36社、合計2,021社が選定されており、内訳は市内業者が176社、市外業者が1,845社となっております。工事等の発注に係る請負業者の選考につきましては、原則として設計額が建設工事は130万円以上、業務委託は50万円以上、賃貸借は40万円以上の案件については、庁内で組織する請負業者指名選考委員会において入札等に参加する請負業者について厳正な選考を行っているところであります。令和3年度の実績では、請負業者指名選考委員会で対象となった工事のうち建設工事の発注状況につきましては全件数86件中市内業者に発注した件数は76件で全体の88%、また建設工事以外の物品購入や業務委託に係る発注状況につきましては全件数210件中市内業者に発注した件数は74件で全体の35%が市内業者に発注を行っております。請負業者の選考につきましては、これまでも地域経済の活性化や市内業者の健全な発展を図るため、市内の業者の間で競争性が確保できることを基本として選考してまいりましたが、本年度におきましては改めて市内業者が入札等に参加できるかどうかを精査し、参加することができると認められる事業については市内業者が一つでも多くの入札等に参加できるよう努めているところであります。今後につきましても、入札参加業者の選考に当たりましては引き続き市内業者の入札参加の機会を確保できるよう、これまで以上に慎重に審査を重ね選考を行い、公正な競争の確保に努めてまいります。  次に、(3)、歴史を生かした観光地づくりとして宿泊等の利用促進とあるが、具体的にどのような手法を考えているのかとのご質問にお答えいたします。本市の観光資源の特徴は、豊かな里山の自然や清流、市内各地の寺社や史跡、歴史的資源でありますが、首都圏からの交通の便もよいことなどから日帰りの観光客も多く、近隣観光地と比較すると宿泊者数が少ない状況となっております。今後観光施設や文化財群の整備を促進する中で、本市に滞在して楽しめるような観光地づくりを行い、宿泊等の利用促進につなげられるよう取り組むとともに、その取組の中で宿泊者数等が増加することで宿泊施設等が増加するなどの好循環が生まれるような環境を整えてまいりたいと考えております。また、株式会社大田原ツーリズムは交流人口を増やすため、教育旅行による農家民泊を中心に事業を行っておりますが、今年度はアグリツーリズモ、いわゆる長期滞在型の個人旅行客に対応できる農家民宿、ホテルの整備を推進してまいります。引き続き観光関係団体と綿密に連携を図りながら、滞在型の観光につながる魅力ある事業や効果的な観光PRを実施してまいりたいと考えております。  次に、(4)、第三者委員会とは一般的に市政のどのような場所で設置されるべきものなのかとのご質問にお答えいたします。大田原市附属機関設置条例に基づく市長の附属機関の設置につきましては、地方自治法に根拠があり、同法第138条の4第3項の規定により、地方公共団体は審査会、審議会、調査会、その他の調停、審査、諮問または調査のための機関を置くことができるとされております。第三者委員会という名称の機関設置に関し、地方自治法をはじめとする法令等に根拠はございませんが、本市が平成24年4月に大田原市附属機関設置条例を制定して以降、市で発生した重大事態に対処するため、事実関係等を第三者により調査する委員会として設置したのは平成28年に発生した大田原中学校での柔道部の事故による大田原市柔道事故調査委員会のほか、常設の委員会として市立小中学校におけるいじめ問題に対する大田原市いじめ問題対策推進委員会、予防接種による健康被害を処理する大田原市予防接種健康被害調査委員会などがございます。その一方で、本市の附属機関である大田原市行政改革推進委員会では行政改革に関する事項について、また大田原市未来創造戦略推進会議では人口ビジョン及び未来創造戦略に関する事項について外部の委員の方から審議し、政策等の提言をいただいているところでもあります。言い換えれば、広義の意味で第三者から政策等の提言をいただくという趣旨では、これまでも附属機関として第三者による委員会を設置しているところであります。そのようなことから、市政全体の様々な事情に応じて第三者委員会を設置するものであると考えております。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 財政の検証委員会を立ち上げなくてもいろいろできるということが市長の話から分かりましたけれども、公共施設の処分に関してのマネジメントのプロジェクトチーム、総合政策部のほうで部長から先日もご報告がありましたが、これ説明の段階では若い人たちを入れるということでしたが、この前の説明では係長が3人入ったという話でしたっけ。これでよろしいのでしょうか。 ○議長(君島孝明) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(斎藤達朗) 公共施設マネジメント推進プロジェクトチームについてお答えをいたします。  若い職員からの意見を募りたいということで設置いたしましたが、やはり所管の管財係の係長も公共施設マネジメント全般についての知識、今までの経験がありますので、そこに入っていただいて、あとそのほかにも2人ほど係長が入るようになりました。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 議員の中からも、これ専門性がないとちょっと難しい話ではないかということもありましたので、そこは問いません。また、今の市長の答弁の中で洗い出しを行ったと、第三者委員会、財政健全化の検証委員会にかけ、洗い出しを行ったとありましたけれども、洗い出した結果五百数十件だったのですか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) お答えいたします。  洗い出しをした結果、補助費につきましては500万円以上のもので、補助金を含む補助費でございますので、件数的には100件以上ございます。それから、施設のほうでございますが、こちらにつきましては具体的にご説明をさせていただきますと、公共施設300以上ございまして、このうち14の施設につきましては現在民間のノウハウを活用してサービス品質を上げるために指定管理者を導入しております。今後も指定管理者制度を進めていく方針でありますので、費用対効果を検証すること、それと直近の状況でございますけれども、新型コロナウイルス感染症で指定管理者の経営に影響を及ぼしまして一部撤退をいたしておりましたので、急遽直営による運営となる事態も発生いたしました。このような状況を考えまして、老朽化対策に加えて感染症による様々な影響への対策なども含めて、今後の指定管理者制度による公共施設の運営の在り方についても検証すると判断したためでございますので、まずは14か所の施設、それ以外でも年間……ちょっと年度、年度でばらけはするのですが、修繕も含めまして500万円以上の修繕が必要なもの、補正予算にも計上しているのですが、多々ございますので、こちらを検証していきたいと考えております。それから、3つ目としましては全ての出資法人の財政状況を検証していただいて、第三者の立場から分析をしていただき、その結果を踏まえまして今後の法人の経営に役立つ情報として提供していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 私のほうで聞き方がちょっと多分悪かったと思うので、500万円以上の……要するに第三者委員会の中で該当する物件は幾つあったのかと言いましたら、五百数十件という話を確か答弁でされていたと思うので、公共施設に関するものではなくて洗い出しを行ったものが、これから財政検証しなければいけないものが五百数十件なのかという意味で質問したので、それはちょっと間違っていましたか、私の問いが。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 五百数十件ではなくて500万円以上で、補助金につきましては百数十件あるという、500件ではなくて、500万円以上の……               (何事か言う人あり) ◎経営管理部長(益子和弘) そうです。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) まだ(4)番のほうもありますので、先に参ります。  (2)番で、地方商店や企業が優先的に仕事を受注できる仕組み、発注ではなくて受注できる仕組みです。市長のお話の中でおっしゃっていた。受注できる仕組みということは、今のお話でしたら競争性が確保できる、入札に参加できるような仕組みであって、優先的に受注できる仕組みとは違うような気がするのですが、どうでしょう。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) お答えいたします。  受注できる機会をこれまでよりも多くするという考え方でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) これ悩ましい話ですよね。市内業者に仕事が落ちたほうがいいと思うのですけれども、市内業者に落ちてしまうと今度は歳出が増える可能性がある、先ほど市長がおっしゃられたように、競争性が失われて歳出が増えてしまって、地元の企業は利益が上がるのだけれども、市の負担が大きくなってしまう可能性がありますよね。ここら辺、競争性を確保できるとおっしゃってたのですが、市長がおっしゃったのは地元商店や企業が優先的に仕事を受注できる仕組みをつくるとおっしゃっているので、競争に参加できる仕組みとちょっとニュアンスが違うと思うのですが。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 確かに文面から優先的に受注できるということになりますと、市内の業者だけを選んで、地元に本社があるとかいう会社だけを優先的に選んで受注をさせてしまうというか、そういうふうに取られてしまいますが、先ほど経営管理部長もご答弁させていただきましたけれども、受注の機会を今までよりもやはり増やしていくということでご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 例えば大仙市、秋田県ですか、令和2年8月19日市長決裁で、市内業者優先発注に関する実施方針というのがあります。それから、令和2年奈良市市内業者優先発注に係る実施方針ってあって、これ多分コロナ禍で仕事がもう全然なくて、公平な競争性の確保よりはということがあって出たことだと思うのです。ただ、もちろん市内の業者が潤うというのは、我々の生活、市内で働いている人が多いですから分かるのですが、例えば市長はこの前の6月の議会の答弁の中で、いろんなことが自分は思っていないのだけれども、周りの人が言っていると、市民の皆様から寄せられた声の中にそういうことがあったということでございますのでと。市民の皆様、市長の周りの方の意見をかなり重要視されるというような発言もされていますから、この辺も発言は慎重になさらないとあらぬ疑いをかけられかねないので、慎重になさったほうがいいと思いますが、市長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 私の周りの方々からのご意見ということもありまして、髙瀨議員がおっしゃるように、市長としての発言は慎重にすべきだというふうに考えているところでありますが、市内を当時歩いておりまして、入札参加資格があるのになぜ指名していただけないのでしょうかというような声も聞きまして、これは私の周りというよりは市民の方から聞いた声もありましたので、ぜひ参加することができると認められた市内業者には一つでも多くの入札に参加をしていただきたいという思いで答弁をさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 今入札参加資格はあるのに指名されないのはなぜだという話でしたよね。おかしくないですか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 資格を持っているのだけれども、指名してもらえないのだということなのです。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) だって、競争性確保できるようにして入札に参加できるようにすると今ご答弁されましたよね。今言われた方は、参加の資格は持っていらっしゃるのですよね。では、ここに当てはまらないですよね。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 今私が話したのは、私が市長に就任する前の話でありまして、資格を持っているのだけれども、なぜ指名してもらえないのでしょうかというような大田原市政に対するご質問がありまして、それはちょっと私はこの場ではお答えはできませんということで、私が市長に就任する前ということでご理解いただければと思います。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 私の頭がおかしいのかちょっと分からないのですが、入札に参加できるようにすると、競争性を確保した上でと市長はおっしゃっていると思うのです、さっき。だけれども、参加する資格はあるのだけれども、指名されないと。これは、その上で地元商店や企業が優先的に仕事を受注できる仕組みとなってしまうと、その話をそのまま実現するかどうか分かりませんが、市長としてまずい発言ではないですか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 参加資格を持っている業者さんですので、指名をした上でそれで競争に付して、落札できるかどうかは別として、指名をして競争に入っていただくということで、その業者に落札させるとか、そういうことではありませんので、ご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 落札ではないということですね。  3番に参ります。歴史を生かした観光地づくりの中ですけれども、里山、清流、歴史的なものとあって、本市に滞在して楽しめるようにしてもらうことが宿泊者の増加につながるとあるのですが、観光客は大田原市内になかなか宿泊しないというのは宿泊先が少ない。それから、那須や塩原という大観光地を控えているというのがあるのですが、これに対してどのような手法を考えているのか、再度お伺いいたします。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長
    ◎市長(相馬憲一) 初日の新巻満雄議員の一般質問にもお答えしたかと思うのですが、今文化財、指定文化財、国宝があったり、県の文化財があったり、市の文化財があったり、また未指定のものもありますけれども、数多くまだ発見されていないもの、そういったものを含めて、それらを洗い出して世に出すという言い方が適当かどうかあれなのですが、皆さんに知っていただいて、そして一つ一つの文化財の持つ意義、歴史的な背景であったり、どのような形でここにあるのかというようなことを一つ一つの文化財、史跡等について説明を多く持てるようにすることによって観光客の方が興味を持っていただいて、大田原に長い時間逗留をして、それで1日では終わらない、やはり2日間いないと全て大田原の史跡は巡れないのだというぐらいのボリュームを持った歴史関係史跡のそういった調査を行って、情報発信をして、歴史を楽しんでいただく観光をしていただきたいと、このように考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) そのために宿泊先を増加させるような施策を何かお考えではないですか。具体的に宿泊先を増やす。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 答弁でも申し上げさせていただきましたけれども、まずは今ある宿泊施設、そちらが満杯になるぐらい来ていただくということを優先させていただいて、これからもっともっと増えるだろうということであれば、これは民間のお力も借りながら宿泊施設を増やすような努力をその後にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 先ほどグリーン・ツーリズムの中の大田原ツーリズムの件について話が出ましたが、市長は大田原ツーリズムについて、今回条例の改正案のほうで対象に入っている組織ではあると思うのですけれども、今後どのように生かしたい、またはどのように扱いたいとお思いですか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 株式会社大田原ツーリズムは、交流人口を増やすために教育旅行などで農家民泊を中心に今までも活動をしてまいりましたし、今年度はアグリツーリズモということで長期滞在型の個人旅行客に対応できる農家民宿、そういったものを整備していくということでありますので、これは大田原ツーリズムに関しましては今まで同様、農家民泊を中心とした観光客と教育旅行、そういった方々の大田原市での誘客を図っていただきたいと、このように考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 大田原ツーリズムをはじめとするグリーン・ツーリズムは、我々の宿泊先がちょっと少なくなってきた、町なかにあったあそこもちょっとやっていないというような状態では有効だということで多分進められてきた政策だと思います。私の地区にも、若い女性、若いと言っておきましょう、若い女性が積極的に農家民泊をしたりしているようですので、ぜひそこら辺も力を入れていただきたいと思います。  (4)番、第三者委員会は一般的にどのような場所でということだったのですが、やはり市長は財政のことが中心になったと思うのですけれども、市で過去に第三者委員会を設置した例というのは、財政のことではないようですが、どのようにお考えですか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) これまでそういった財政に関する委員会というのは設けてはおりませんでしたが、先ほど市長からご答弁ありましたように、いろいろな場面で設置できるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 私自説ですけれども、第三者委員会というのはその組織では対処できないような問題、客観性が問われるような問題、その組織では根絶できないような内部事情がある場合、自浄能力に欠ける組織が必要とするものだと思っております。それとは別に、特に地方自治の根幹である単独補助金に関するもの、補助金に関するものですよね、それは選挙を経た予算の執行者が自らの見識で判断し、議会に問うのが当然であると思うのですが、もう一度お伺いします。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 条例案の説明のときにも同様のご質問をいただきまして、市長の積極性がちょっと足らないのではないかというご指摘をいただきましたけれども、やはり一つ一つ……先ほども500万円以上に絞りましたけれども、百幾つあるということで、私が一つ一つ全てを見てそれをやっていくというのには少し時間がかかってしまうということで、私はどうしても先ほど冒頭に申し上げましたとおり、歳出超過になって、そして基金で補填をしているという状況を早く脱却したいという思いから、私自らではなくて、第三者の方に公平、公正な目で財政を見ていただくということを選択いたしました。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 先ほどから歳出超過という言葉が出てくるのですけれども、前回のときですけれども、歳出超過って財政用語でしょうか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 財政用語というよりは、一般的な感覚で歳入と歳出比較したときに歳入が足りないという状況のお言葉だと思います。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) ということは、結果としては歳出超過というのはあり得ないですね。入るを量りて出ずるを制するのですよね。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 状況を説明するには、その超過というふうな表現を使っておりまして、毎年度の当初予算を編成した最初の段階では歳出の経費のほうが歳入を上回っているというところで、それを何度か調整しても、これまでなかなか歳出を減らしてはいるのですが、それに歳入が追いつかないという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 途中の様子を表すための言葉ですよね。途中の組んで、最終的に組むときの言葉ですよね。500人以上いる市職員に検証できないものが、5人の第三者委員会ならできるのですか。市民でも第三者委員会に、これ言わば責任の所在を分散させて不明瞭にさせるだけのような気がするのですけれども。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 財政につきましては、ここ数年いろいろと聖域のない改革を進めてまいりまして、当然全ての職員が自分たちの手当まで減らすような状況になってしまったので、大分積極的に自らの事業について精査をしているところでございます。ただ、なかなか利害関係の発生するような事業もございまして、特に補助金につきましては団体運営であったり、事業であったりというところが、大田原市の場合はちょっと補助金全体的に多いものですから、それから期間も見直ししないまま、これまでずっと同じような形で補助してまいったというところもございます。他市におきましても、幾つか補助金の見直しを外部の方にお願いしているところでございますので、引き続き職員自らが歳出削減に積極的に取り組むとともに、改めてここで第三者の方にも見ていただくと、そういう考えでございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 第三者委員会というのは、あくまで設置者が依頼者であるために完全な独立性は担保されないし、利害関係がないといっても公平性は担保されない、これは100%かゼロかという問題ではなくて、かなり100%近いことであると思うのですが、と考えられるのですがどうでしょう。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) すみません。もう一度お願いします。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 完全な独立性は担保されないし、公平性は担保されないですがどうですか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 第三者の方に検証していただくことで担保されるというふうに考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 行政改革推進委員会で公募しているので、公募の考えはないという質疑のときの答弁をいただいたのですが、公募がなく、もし同じような内容でしたら今回の改正条例はやはり不要ではないでしょうか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 第三者委員会等につきまして外部の方にお願いするときは、大体委員については公募という考え方が多いのですが、特定の事情によりましては公募によらず、市長の指名する者というふうに理解しておりまして、今回の健全化財政の健全化に関する第三者委員会につきましては専門的な知識を有する方々にお願いすべきという判断で、公募のほうではなくて市長の指名する委員というふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 公開されない場合、議事録が出ると言いましたが、どのぐらいの時間で出てきますか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 今後どのようなスケジュールで進めていくか、なかなかまだ決まっていないのですけれども、できるだけ会議の都度おおむね目途がついた段階でお知らせしたいと考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 公開するのが手っ取り早いと思いますけれども、先に参ります。  市長は、補助金を交付している事務事業で疑義を持ったものはないと答弁されていますけれども、本当は疑義を持ったものがあったのではないですか。ご答弁願います。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 今のは、現時点で疑義があった補助金があるかというご質問でよろしいでしょうか。今私のところにいろいろな補助金の申請が来ておりますが、内容を全てちょっと把握しているわけではないので、その疑念を持つとかということではなくて、どういう目的でこれは補助金を出しているのというところは確認をさせていただいておりますが、その内容まで確認をして今補助金を出しているというところではございませんので、内容を聞いて今は決裁をさせていただいているということでございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 疑義を持っていらっしゃらないのなら、疑義がないものに委員会設置はやはり必要ないような気がするのですがどうでしょう。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 事業がこういったものをやる、こういったものをやるための補助金ですということで来ておりまして、その内容につきましてまだ検証、自分でしっかり決算の内容であったり、使われ方等々について説明を受ける機会がちょっと持てませんでしたので、これからそういう機会を持ちながらやっていきたいとは思いますが、しかし一つ一つの事業を見直すことによって、少しでもこの事業においてこの部分は予算がもう少し少なくても済むのではないですかというようなところを第三者委員会の方々に見つけていただいて、そしてご提言をいただきたいというふうに考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) これ前回の答弁なのですが、私が選ぶのではなくて、私から離れて行政のほうで選んでいただくと市長はおっしゃった。多分口が滑ったのだと思うのですけれども、議事録載っていますので確認してください。行政の執行者は市長本人ですから、そこら辺の責任を持っていただきたいと思っております。私には市長にかかるべき責任の所在を分散させるために設置する組織に思えてならないのです。議事録も音声も確認する手段を持ち合わせていませんので、正確ではないかもしれませんが、昨日斎藤議員の大田原市の子供の未来を守るについて具体的な市長の考えを伺うという質問に対して、今行われている教育行政プラス来年度アンケートを取り云々という答弁がされました。これ市長もしかしたら、何で今年度に繰り上げてやろうとなさらないのでしょう。もしかしたら市長が掲げられた公約の多くに具体的な案はなく、ほぼノープランで、ですからこれから第三者に考えてもらう、もしくはこれからお考えになるということなのですか。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) 昨日も斎藤議員の答弁でそのようなことを申し上げさせていただきました。実は具体的には、本来であれば今までアンケートでいろいろ意見を聴取をして、そこにプラスアルファでというようなことを昨日申し上げさせていただきましたけれども、本来からちょっと思っていたのは、実はアンケートだけではなくて、直接対話をする機会を設けたいというのが心の中にあったのですが、それがうまくちょっと表現できなかったことはちょっと力不足であるというふうにこの場をお借りしておわびを申し上げたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 市長が執行する政策の責任の所在がほかの誰でもなくご自身にあること、第三者委員会のように耳当たりがよさそうな政策より実効性を伴った政策の推進をお願いして次に参ります。  4として、国旗の取扱いについて伺います。(1)、市はどのような基準の下に国旗を取り扱っているのかお伺いをいたします。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 質問事項の4、国旗の取扱いについてのうち、(1)、市はどのような基準の下に国旗を取り扱っているかとのご質問にお答えをいたします。  本市におきましては、国旗の取扱いについて、その基準を明文化したものはございませんが、外交の場における国際的な基準や手順、それから国旗の取扱いの基本をまとめた国のプロトコールというものがございまして、その基本の中で国旗の取扱いが示されておりますので、プロトコールに従い、市の各施設において国旗の掲揚を行っているところでございます。本庁舎におきましては、雨天時を除き、休日も掲揚ポールに国旗を掲揚しており、屋内で開催する式典などの行事の際には会場正面の壁面中央部もしくは旗立て台を使用して国旗、市旗を掲げております。半旗につきましては、3月11日の東日本大震災発生の日、3月27日の大田原市防災安全の日、8月6日の広島原爆忌、8月9日の長崎原爆忌、8月15日の全国戦没者追悼式の日に本庁舎をはじめ、市の各施設で半旗を掲げているところでございます。  以上でございます。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) もう無理なこと言いませんので。市長は以前ご一緒した際に、あれの国旗は上下が逆だよと教えてくださって、国旗はちょっと上とかという話がありましたが、市長、国旗の掲揚の仕方について何かご教授いただければと思います。 ○議長(君島孝明) 相馬憲一市長。 ◎市長(相馬憲一) ただいま経営管理部長からご説明がありましたように、プロトコールというものがございまして、これは国際儀礼で決まっているものがございます。国旗の中には、縦に掲揚することができない国の国旗がございます。そういったものをしっかりこのプロトコールを読んで把握をしておかなければ、外国からの来客があった際に大変国を侮辱するというようなところまでのものになってしまいますので、このプロトコールはしっかり職員の方に分かっていただくようにしていきたいと、このように考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 例えば大田原市の戦没者の追悼式とか、それから名誉市民の方が逝去された際、過去にもあったと思うのですけれども、そういうときに例えば弔意を半旗を使って表すということはございますか。 ○議長(君島孝明) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(斎藤達朗) お答えいたします。  ちょっと私が記憶している限りでは、そのようなときには半旗を上げた記憶がございません。申し訳ないです。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 大喪の礼の際はどうでしたか。 ○議長(君島孝明) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(斎藤達朗) 大喪の礼のときは半旗を上げていると思いますし、国から国の行事等でそういう通達があった場合にはそれに準じて対応を取っております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) ある中学校で、市外なのですが、生徒が亡くなったと。その際に学校の国旗を半旗にした。説明を求められて、たまたま知っていた、妻なのですが、妻がみんなに半旗の意味を説明した例というのはあるのですが、学校施設への国旗の取扱いはどのようになっていますか。 ○議長(君島孝明) 篠山充教育長。 ◎教育長(篠山充) 市内の小中学校の半旗の掲揚につきましては、基本的には国や県のほうからの通知を受けて、その通知に従って半旗にする、あるいは半旗にしないというようなことで実施をしております。ただ、当該校の児童生徒が亡くなったときの半旗につきましては、恐らく各学校の判断で実施しているのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) すると、学校では各学校長のご判断、教育現場でご判断で、市では市長の判断で国旗の取扱いはできると考えてよろしいですか。 ○議長(君島孝明) 経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) はい、市長の判断で取り扱うことができると考えております。 ○議長(君島孝明) 髙瀨議員。 ◆14番(髙瀨重嗣) 適切な時期に、適切な方法で粛々と国旗が取り扱われることを深く願いまして質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 △発言の訂正 ○議長(君島孝明) 経営管理部長から発言の訂正を求められておりますので、これを許可いたします。  経営管理部長。 ◎経営管理部長(益子和弘) 髙瀨重嗣議員の一般質問、大きな3番の(4)で、補助金の件数の件で私500万円以上を数百件と申し上げましたが、正しくは500万円以上は数十件でございまして、その500万円以上を含めて全ての補助金が百数十件でございますので、よろしくお願いします。申し訳ございませんでした。 △散会の宣告 ○議長(君島孝明) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  9月20日は午前10時から本会議を開きます。  本日は、これをもちまして散会いたします。               午後 零時15分 散会...