那須塩原市議会 2022-12-02
12月02日-05号
令和 4年 12月 定例会議 令和4年12月
那須塩原市議会定例会議議事日程(第5号) 令和4年12月2日(金曜日)午前10時開議日程第1
市政一般質問 5番
室井孝幸議員 1.学校や家庭におけるふるさとに関する学習と地域との連携について 18番
大野恭男議員 1.
高齢者福祉事業について 7番
森本彰伸議員 1.小中学生の国語力向上について 2.歯及び口腔の
健康づくり推進について 1番 堤 正明議員 1.新庁舎の建設について 2.那須塩原駅周辺整備について出席議員(25名) 1番 堤 正明議員 2番
三本木直人議員 3番 林 美幸議員 4番
鈴木秀信議員 5番
室井孝幸議員 6番
田村正宏議員 7番
森本彰伸議員 8番
益子丈弘議員 9番
小島耕一議員 10番
山形紀弘議員 11番
星野健二議員 12番
中里康寛議員 13番
齊藤誠之議員 14番
佐藤一則議員 16番 平山 武議員 17番 相馬 剛議員 18番
大野恭男議員 19番
鈴木伸彦議員 20番
松田寛人議員 21番
眞壁俊郎議員 22番
中村芳隆議員 23番
齋藤寿一議員 24番 山本はるひ議員 25番 玉野 宏議員 26番
金子哲也議員欠席議員(1名) 15番 星
宏子議員説明のために出席した者の職氏名 市長 渡辺美知太郎 副市長 渡邉和明 副市長 亀井 雄 教育長 月井祐二 企画部長 小泉聖一 総務部長 小出浩美 総務課長 平井克己 財政課長 広瀬範道
市民生活部長 磯 真
気候変動対策局長 黄木伸一
保健福祉部長 鹿野伸二
産業観光部長 織田智富 建設部長 冨山芳男
上下水道部長 河合 浩 教育部長 後藤 修 会計管理者 田代宰士 選管・監査・固定資産評価・
農業委員会事務局長 相馬 勇
公平委員会事務局長 八木沢信憲
西那須野支所長 久留生利美 塩原支所長 板橋信行
子育て支援課長 室井 勉本会議に出席した事務局職員
議会事務局長 増田健造 議事課長 相馬和男
議事調査係長 長岡栄治 議事調査係 室井理恵 議事調査係 飯泉祐司 議事調査係 伊藤奨理
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(
松田寛人議員) おはようございます。 散会前に引き続き、本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は25名で
あります。 15番、星宏子議員から欠席する旨の届出
があります。
---------------------------------
△議事日程の報告
○議長(
松田寛人議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりで
あります。
---------------------------------
△
市政一般質問
○議長(
松田寛人議員) 日程第1、
市政一般質問を行います。 質問通告者に対し、順次発言を許します。
---------------------------------
△
室井孝幸議員
○議長(
松田寛人議員) 初めに、5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) はい、皆様おはようございます。 昨晩というか、今朝方、歴史的な大金星を飾った
サッカー日本代表のスペイン戦の興奮冷めやらぬこの時期、また、私どもの娘から渋谷の
スクランブル交差点の映像を送られ
てきまし
て、私も板室の
スクランブル交差点でちょっと勝利の雄叫びをしたく
て外に出たら、今朝方は板室温泉、今期初雪
が降っ
ていまし
て、めちゃくちゃ寒かったです。なので、その緊張のせいなのか、また、その寒さのおかげなのか、お腹
がちょっとやばい感じ
がします
が、一生懸命頑張りますので、本日もどうぞよろしくお願いいたします。 それでは、議席番号5番、
那須塩原クラブ、室井孝幸でございます。 通告書に従い、
市政一般質問を始めさせ
ていただきます。よろしくお願いいたします。 1、学校や家庭におけるふるさとに関する学習と地域との連携について。 本市では、「
人づくり教育」を推進し
ており、その柱として、「楽しさいっぱい、夢いっぱい、ふるさと大好き、なすしおばらっ子」を目指す子供の像と掲げ
ています。 進学や就職に伴い、本市を離れ
て生活し
ている方々に、将来、本市に戻っ
て住んでいただくための種まきとして、ふるさとのすばらしい環境や歴史、文化を学び、体験し
てもらいたいという思いから、以下のことについてお伺いをさせ
ていただきます。 (1)学校における学習の状況についてお伺いいたします。 (2)家庭教育の状況についてお伺いいたします。 (3)地域との連携についてお伺いいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員の質問に対し、答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 1の学校や家庭におけるふるさとに関する学習と地域との連携について、順次お答えをいたします。 初めに、(1)の学校における学習の状況についてお答えをいたします。 小学校1、2年生の生活科の学習におきましては、地域の人材や環境を活用し
て、自分と身近な地域や郷土との関わりを実感できるような学びを実践し
ております。また、小学校3年生以上の総合的な学習の時間におきましては、郷土のよさや特徴に気づき、進んで地域社会に関わろうとする態度の育成に努め
ております。今後も世代間の交流や郷土に対する理解と関心を深める体験活動を充実させ
てまいります。 次に、(2)の家庭教育の状況についてお答えをいたします。 家庭教育は、親子の絆の形成におきまして、家族との触れ合いを通して、子供たちの「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成するもので
あり、全ての教育の出発点で
あります。 本市におきましては、各公民館において、特に親子
が触れ合う講座に力を入れまし
て、家庭教育を支える基盤づくりに取り組んでき
ております。 公民館などの
社会教育施設におきまして、
地域学校協働本部の活動のほか、地域のお祭りやどんど焼きなどの伝統行事や郷土芸能の発表、自然を体験する事業などの開催及びその支援を通しまし
て、家族でふるさとを「知り・体験」することで、ふるさとを思う心を育んでおります。 最後に、(3)の地域との連携についてお答えをいたします。 地域との連携につきまし
ては、生活科や総合的な学習の時間などで、ふるさとの歴史や文化について地域住民から学び、地域について調べたり、発表したりする学習活動に取り組んでおりまし
て、地域と学校
が連携しながら、ふるさとに関する学びを深め
てき
ております。 以上です。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) すばらしい取組の御答弁ありがとうございました。 それでは、続きまし
て再質問のほうに入らせ
ていただきたいと思います。 学校における学習の状況について、
先ほど生活科や総合的な学習の時間で、郷土や地域社会との関わりを学んで
いるとございました
が、その具体的な内容をお伺いできますでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) それでは、小学校、中学校のように少しちょっと分類しながらお答えしたいと思うんです
が、まず、小学校の1、2年生の生活科の学習というところでは、季節ごとに地域の自然を観察する活動といたしまし
て、学校の周辺を散策したり、地域を知ることを目的にまち体験を行っ
て、地域の人々や場所を知り、触れ合いながら地域に親しむ活動を行ったりし
ております。 私は
西那須野庁舎にふだん勤務し
ております
が、部屋から
西那須野図書館の辺りを見ると、春先に東小学校の子供さんたち
が歩い
てき
て、図書館で本を借りたりするような様子を見たりとかというので、勉強し
ている様子を見たりし
ています
が、そういうようなことをまち体験を行っ
ているというようなことを御理解いただければと思います。 また、小学校3年生以上の総合的な学習の時間におきましては、地域の人々や名産、行事などを調べまし
て、実際に見学する活動を通して郷土のよさを知り、地域社会との関わりを深め
てき
ております。 また、中学校の総合的な学習の時間ということになりますと、議員も十分御存じかというふうに思います
が、
ある中学校におきましては、3年間を通して、地元の名産で
あるソバをテーマにしました学習活動を全校生で行っ
て、さらに一人一人
が自分のテーマを設定し
て探求活動を行っ
ています。それを1年間の成果として、ソバゼミというような形で実際に発表形式で地域の方々に広く公開をしたりというような形で、1年間を通じて地域とこう密接につながっ
ているというような形で進んで
いるというふうに思います。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) 答弁いただきまし
てありがとうございます。 各それぞれの地域によって、地域に合った学びを探求を行ったりしながら取り組んで
いるということですばらしいことだと思います。ありがとうございます。 続きまし
て、郷土や地域社会との関わりを学んで
いる中での成果とその課題
がもし
ありましたら、どのようなもの
が挙げられるかお伺いいたします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) それでは、成果と課題ということでございますので、まず、成果のほうからちょっとお話ししたいというふうに思いますけれども、成果といたしまし
ては、子供たち
が自分たちの住む地域のよさを知っ
て、地域に住む方々とつながることで、郷土、ふるさとへの思い
がより一層深まること
が挙げられるというふうに思います。 このことは、今回の12月議会の中でもキーワードとして度々出
てき
ておりますけれども、那須塩原市の若者
が、外へ出
ていかずに、那須塩原市に残っ
て活躍する、そして那須塩原市を盛り上げ
ていくと、そういう流れにつながるための取っかかりといいますか、最初のところとしてはとても大事なことなのかなというふうに思っ
ています。 逆に課題ということでございますけれども、郷土をよく知るという活動を行うためには、私は2つ必要なこと
があるというふうに思っ
ていまし
て、その1つ目
が地域素材をよく調べ
てリストアップする必要
があるというふうに思っ
ています。ただやみくもに地域に出
ていっ
てというわけにいきませんので、その地域のリストを作ったり素材をリストアップする。 そして次に、この外部人材と呼ばれる地域の方々と接触するためには連絡を取り合っ
て、事前に
スケジュールを組んでアポを取ったりというようなこと
が必要になっ
てきます。突然子供たち
が「こんにちは」と来られ
ても、その外部の方々にとっては困っ
てしまいますので、こういう情報収集で
あったり打合せをし
て、そういう
スケジュールを組んでいく、そういう作業というのは、今般言われ
ている教員の働き方改革という観点から言いますと、作業としては多いところでは
ありますので、その辺をうまく組み込みながら進め
ていく、そこ
がひとつ課題と言えるところなのかなというふうに思っ
ています。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) ありがとうございました。 実は、今年の夏なんです
が、私の娘、長女娘
が25歳、次女
が22歳でそれぞれ神奈川と埼玉に住みながら、東京で仕事をし
ている状態なんです
が、8月と9月にそれぞれの地区の友達を連れ
てこの那須塩原市に毎週のように今年の夏戻っ
てきたんです。 「どうした」という話をしたら、中学校、高校はずっと部活動で忙しかったのでそんなにいろんなところ連れ
ていけなかったんですけれども、小学生のときに、私
がその川遊びだったりいろんなこの地域のところをこう連れ
ていったの
がものすごくいい思い出になっ
て、それを友達に話したらぜひ行きたいということで、今年の8月、9月、9月なんか毎週のように戻っ
てきまし
て、そのときに友達にもいろいろとちょっとアンケートじゃないんですけれども、
ヒアリング調査を行ったところ、いや、こんなすばらしいところ
があるんだったらここで子育てとか、結婚したらこっち住みたいという意見ももらいまし
て、そのときに子供に聞いたの
が、娘たちに聞いたの
が、小学生のときに何か体験したの
がすごいこう思い出に残っ
ていて忘れられなかったので、友達に勧め
て、じゃ行こうという形のきっかけになったというなのを聞いたものですから、そういった流れの中で、その小さい、小学生、中学生ぐらいのときに、何かこの気づきだったり学びみたいなの
が、行く行くで何年間後にたっ
て、もう何年、何十年たつか分かりませんけれども、やっぱりほかの土地のことも学ぶということも大切だと思うんです。やっぱりほかの地に行ったからこそ、この地のよさ
が分かるというなのも
あると思うんです
が、そういった実体験の中で気づきや学びを得
ていただきたいという思いから今回の質問をさせ
ていただきました。 続きまし
て、公民館において、親子
が触れ合う講座に力を入れ
ていると思います
が、その具体的な内容をお伺いできますでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、本市としましては公民館を中心にその親子
が触れ合う講座、こちら力を入れさせ
ていただい
ております。 本市15公民館
がございますけれども、それぞれに様々な講座を実施し
ております。 今年度は、昨年度、一昨年度のコロナ禍から少しでもこう立ち直りまし
て、できることをやろうということで、多くの講座
が開設をされ
ております
が、主な内容といたしまし
ては、
クリスマスツリーづくりですとか、門松づくり、そして木工工作教室といった物づくりに関する講座を多く開催をし
ております。そういう中で、様々な体験と学びを通しまし
て、親御さんには子育てを楽しんでいただく、子供さんは親御さんと一緒にこう物づくりをするときに、お父さんってすごいなというようなそういう思いを持っ
てもらうというようなことで、それ
が少しでも家族の絆を深めることにつながっ
ていただけたらありがたいなという思いで、それぞれの公民館で取り組ませ
ていただい
ております。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) ありがとうございます。 それぞれの公民館、それぞれの地区でいろんなことの取組をし
ているということでありがとうございます。 また、同じようなあれなんです
が、公民館等で親子、また、家族
がこう参加できるふるさとの自然を感じられる講座等
があればお伺いできますでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二)
先ほど物づくりというようなことでお答えいたしましたけれども、議員おっしゃるふるさと、那須塩原市の自然を感じられる講座ということでございますけれども、今年度で申し上げますと、主に那須野
が原博物館におきまして、例えば、今年の5月には化石発掘隊ということで、化石の発掘を小学校3年生以上のお子さんと親御さんで参加人数29名で実施をされたりですとか、今年の6月には
カエル観察会、興味
があるお子さんにとっては楽しいでしょう
が、そうじゃないお子さんにとってはつらいのかもしれません
が、カエルの採集及び各種解説ということで、こちらも小学校3年生以上の保護者同伴の親子で参加人数25人、それから親子昆虫教室というの
が今年の夏休みちょっと前、7月に行われました
が、こちらも親子で参加人数15人ということで、そのような形で那須塩原市の自然に触れる、ふるさとの自然に触れるというような講座としましてはそのようなもの
が開催されたということでございます。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) すばらしいですね。この地の利を生かしたそういった学び、そういったもの
ができると、本当にすばらしいことだと思います。 続きまし
て、地域との関わりについて、地域とのつながり
が希薄になり、親
が身近な人から子育てを学んだり、助け合う機会
が減少し
ていると感じ
ております
が、その点については、どのようなお考え
があるか、所感をお伺いさせ
ていただきたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 地域との連携という中で、今、議員御指摘のようなことにつきましては、確かにこの
新型コロナウイルス感染症の感染拡大も相まって、これまでの地域とのつながりについても希薄になりつつ
あるのかなというふうに思っ
ておりますし、このままの流れ
が続い
ていっ
てしまうと、さらにそういった希薄化ということに拍車
がかかっ
ていっ
てしまうのではないかという危機感は、私自身も持っ
ております。 そこで、本市といたしまし
ては、現在、地域に身近な存在で
ある公民館、こちらを有効活用した地域づくり、これを掲げ
て取り組ませ
ていただい
ておりますけれども、私はその目玉ということでは、その
居場所づくり、これ
が一つのキーワードだというふうに思っ
ていまし
て、地域との
つながりづくりや市民の皆さんの
居場所づくりのための
シェアスペースというものを公民館の中に導入をし
ていきたいというふうに思っ
ております。 そうすることによって、公民館に来やすくなる。そしてそこにDXを活用し
て、公民館の利便性の向上のために、スマートキーを利用するといった
スマート公民館への取組も含めまし
て、こちら今月の12月12日に、まず第1弾として、
西那須野公民館の
スマート公民館オープニングセレモニーというものを行いますけれども、この取組の検証を実施しまし
て、これを可能で
あれば、ほかの公民館にも広げ
ていっ
て、子供たちや地域の方々
が公民館に行けば、そこでいろいろな触れ合い
ができる、そういう
シェアスペースをつくりながら、地域の拠点とし
ていくことで、議員
がおっしゃるような、そういう希薄化に歯止めをかけ
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) すばらしい取組だと思います。ありがとうございます。 また、先ほど
地域学校協働本部の活動と答弁され
ていらっしゃいました
が、私も
地域学校協働本部の推進員として活動に携わっ
ております
が、本年度におけるふるさとを感じられる事業
がもし何かございましたらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二)
地域学校協働本部事業の中でふるさとを感じられる事業ということでございますけれども、まず、挙げられるものといたしまし
ては、
箒川リフレッシュ大作戦というもの
がございます。 こちらは河畔の除草作業ですとか、体験学習を行う
塩原小中学校地域学校協働本部事業でございます。 あと、地域住民の皆様から地域の田んぼをお借りいたしまし
て、田植えや稲刈りについて学ぶ体験学習、これは非常に多くの学校で行われ
ております。 先ほど申し上げました箒川の
リフレッシュ大作戦を少し細かく申し上げますと、こちらは小中学生だけではなく
て、園児や保護者、地域住民など総勢140名程度の参画を得
てき
ておりまし
て、先ほど申し上げました田植えとか稲刈りも、その地域の方々からたくさんの御協力をいただい
て進め
てき
ておりますので、そういった形で、各本部におきまして、子供たちに郷土愛を育む事業
が展開され
てき
ているというふうに、私は思っ
ております。 議員から、そのふるさとを感じられるということでのお話
がありましたけれども、私、ついこの直近で感じたこと
がありまし
て、このふるさと、今、申し上げました箒川の
リフレッシュですとか、田植え、稲刈り体験というの、非常に重要な体験だというふうに思うんですけれども、実は先日、西那須野中学校で、西那須野中学校区の
地域学校協働本部事業の一環で、
齊藤誠之議員が中心になっ
て、防災学習というもの
が行われました。 たくさんのメニュー
があったんですけれども、その中で、実際に車を校庭に持っ
てき
て、水没した車の中から逃げ出すためにどうしたらいいかというの
が行われたんですけれども、選ばれた4人の中学生
が出
てきたんです
が、その中に、女子中学生
がいまし
て、きゃしゃな女の子なんですけれども、ちょっと先のとがったバールみたいなもので、室内からカンとやったら、パリーンといとも簡単にパン。あんなに簡単に割れるんだというので、子供たちもすごく興味を示し
ていたんですね。 これは700人近い子供たち
が一遍に体験するそれぞれのメニューを全部準備する。あの労力というものは、学校の先生だけではとてもできません。それを可能にした地域の大人の方々の力というんですか。 それから、この間、山形議員から消防活動を実際に子供たち
が非常に楽しんだという話
がありましたけれども、私
が住んで
いる地域には、こういうことを可能にする大人の人たち
がいるんだなという、それもそのふるさとの一つの強さというか、自分の住んで
いる地域には、こんなに、こんなことをメニューを準備し
てくれる大人
がいるということを知るということも、議員
が最初からおっしゃっ
ているように、この地域に戻っ
てこようと思う、そういう一つの原動力になるんじゃないのかな。 そういうロールモデルになるといいますか、ああいう大人になっ
てみたいなという大人
がたくさん地域に
いるということ
が、すごく大事なことなんじゃないのかなというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 5番、
室井孝幸議員。
◆5番(
室井孝幸議員) ありがとうございました。 先ほど私の質問の中で、地域とのつながり
がちょっと希薄になっ
ているというようなお話をさせ
ていただいたと思うんです
が、また、
ある一面では、そういった地域の、先ほど言った
地域学校協働本部の推進員の方をはじめ、あとは私ども同じ議員の仲間もそうですけれども、それから、あとは地域によっては郷土芸能、歴史文化とかを伝承されるのに頑張っ
ていらっしゃる方々、そういった方、本当に一生懸命御尽力をいただい
ている方々
が、この那須塩原市にはたくさんいらっしゃると思います。 そういった方と、こういった何か連携を密に取りながら、子育てだったり、そういったところにこれからも力を注いでいただければと思っ
ておりますので、ぜひ引き続き皆様、本市の子供たち、将来を担う子供たちのために、みんなで力を合わせ
ていきたいと思っ
ておりますので、引き続きよろしくお願いをいたしまし
て、私、室井孝幸の
市政一般質問を閉じさせ
ていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
松田寛人議員) 以上で5番、
室井孝幸議員の
市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩をいたします。 会議の再開は11時15分です。
△休憩 午前10時28分
△再開 午前11時15分
○議長(
松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△
大野恭男議員
○議長(
松田寛人議員) 次に、18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 皆さん、こんにちは。 議席番号18番、大野恭男です。通告書に従いまして、
市政一般質問を行います。 1、
高齢者福祉事業について。
高齢者福祉事業は、市の重要な施策で
あると思われます。我が国においては、団塊の世代
が全て75歳以上となる2025年には、高齢化率
が約30%に達し、国民の約3人に1人
が65歳以上になります。さらには団塊ジュニア世代
が65歳以上となる2040年には、高齢化率は35.3%に達し、国民の2.8人に1人
が65歳以上の高齢者という社会
が到来すると予測され
ております。 那須塩原市においても同様の傾向に
あると思われます。現在、「高齢者
が住み慣れた地域で健やかにいきいきと暮らせるまちづくり」という基本理念の下、第8期那須塩原市高齢者福祉計画を実行し
ていることから、以下の点について伺います。 (1)第8期那須塩原市高齢者福祉計画における介護基盤整備の進捗状況と今後の予定を伺います。 (2)介護人材不足
が懸念され
ております。保険者で
ある市として、現状と課題をどのように捉え、今後どのように対応し
ていくか伺います。 (3)地域包括ケアシステムを推進し
ております
が、現状と課題をどのように捉え、今後どのように対応し
ていくのか伺います。 (4)地域包括支援センターの役割と基幹型地域包括支援センターの設置は、今後さらに重要になっ
てくると思われます。市の考えを伺います。 (5)全国的に高齢者虐待
が増加傾向に
あるかと思われます。那須塩原市の現状と課題をどのように捉え、今後どのように対応し
ていくのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員の質問に対し、答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 1番の
高齢者福祉事業について順次お答えします。 (1)の第8期那須塩原市高齢者福祉計画における介護基盤整備の進捗状況と今後の予定について。 計画期間中の整備については、令和4年度に広域型特別養護老人ホーム及び介護医療院の2施設
が稼働し、認知症対応型共同生活介護及び看護小規模多機能型居宅介護の2施設については、令和5年4月からの開設に向け
て、今、事業者と手続を進め
ているところで
あります。 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の2つの施設については、計画期間中に整備できるよう継続的に公募を進め
てまいります。 (2)介護人材不足の現状と課題と対応です
が、昨年度アンケートを実施しました。実態調査アンケートになります
が、回答した介護サービスの事業所の3割以上
が既に介護人材の不足を感じ
ているということでした。 課題としては、介護という仕事の魅力を発信でき
ていないということで
ありまし
て、市としましては、介護人材、介護の裾野を広げるべく、特に介護未経験者の方を対象に入門的研修をしたり、それからパンフレット、リーフレットなどの配布を実施し
ております
が、今後は介護サービスを行っ
ている事業者の方の御意見を取り入れながら、効果的な取組を考え
ていきたいなというふうに思っ
ております。 (3)は地域包括ケアシステムの推進の現状と課題と対応です
が、この現状については、地域包括支援センター
が中心となった地域ケア会議、それと地域住民の方を中心とした協議体から課題の把握や解決に向けた意見の集約を今行っ
ておりまし
て、いただいた意見の中から、実現可能なものから具体的に取り組んでおります。 課題としては、やはり今後、議員御指摘のとおり、高齢者の方増え
てくるわけですので、高齢者の方
が住み続けられるよう、地域住民で支え合っ
ていくような、そんな地域づくりを進め
ていく必要
があるなというふうに思っ
ておりまし
て、やはりその対応としては、今後は在宅医療、それから介護連携の強化、認知症施策の充実や、あと、見守り体制のさらなる充実、それから成年後見制度、これももっと利用促進をし
ていかなきゃいけないなというふうに思っ
ておりまし
て、あと、それとやっぱり高齢者の方
が社会的役割を持っ
ていただくと、活躍し
ていただけるフィールドをしっかり活躍し
ていただけるようにし
て、生きがいづくりだったりとか、それから介護予防につなげ
ていく仕組みをつくっ
ていかなきゃいけないなというふうに思っ
ております。 あとは、介護予防ということに関しては、DXなんかも非常に重要だと思っ
ておりまし
て、今、実証実験では
ありますけれども、そういった御自宅にセンサーをつけ
て、どのように生活され
ておられるかとか、そういうDXによる補完、若い方と違っ
てアプリでやっ
てくれというは、なかなか難しいと思うんですけれども、自宅にセンサーをつけたりとか、あるいはウエアラブルデバイスみたいな、腕時計ですけれども、それをつけ
て、どういう心拍数とか、そういうのをある程度分かるようになっ
てきましたから、それでDXなんかも取り入れ
ていく必要は
あると思っ
ておりますし、今後もどんどん考え
ていきたいなというふうに思っ
ております。 それから、地域包括支援センターの役割と基幹型地域包括支援センターの設置
が重要で
あること、これは(4)ですけれども、今、地域包括支援センター
が8か所ございます。 ただ、やっぱり地域によってクオリティーに差
が出ないように、やっぱりどの地域においてもクオリティーをきちんと提供できるようにしなきゃいかんということで、総合調整とか、後方支援を行うと、そのためには、やはり基幹型地域包括支援センター、これ重要だと思っ
ておりますので、やっぱりクオリティーを地域で各地区でちゃんと担保するためにも必要だというふうに認識し
ております。 (5)の高齢者虐待の現状と課題なんです
が、市
が対応しました令和3年度の虐待件数26件ございまし
て、詳細、種類別に見ますと、一番大きな虐待は身体的虐待なんですけれども、これ
が63.6%、次
が介護等放棄、ネグレクトになります
が、ネグレクト
が27.3%、あと心理的虐待と経済的虐待
が同じ割合で18.2%で
ありまし
て、虐待
が発生した要因は、虐待をした側の介護疲れ、これはケアラーの問題になるわけですけれども、介護し
ている側の介護疲れで
あったりとか、もちろんストレスも
あります。それと、世帯そのもの
が経済的に困窮しちゃっ
ていると、経済的な問題。それとあと本人や家族の障害や疾病の問題、介護され
ている側
が、介護受ける側がより障害
が重くなっ
てきたとか、あるいは疾病
が重くなっ
てしまった。あるいは介護する側もケアラー側
がちょっと病気になっ
てしまったりとか、そういった問題も
あると思いますので、発生をいかに防止し
ていくのか
が課題と思っ
ています。 今後もそういった問題、未然に防ぐためにも、地域包括支援センターやあと民生委員さん、介護サービス事業所、あと自治会、あと地域支え合いの推進員さんと推進し
ていく問題だと思っ
ております
が、やはり虐待の問題は、これはケアラーの対応だと思う。ケアラーの問題
が非常に大きいと思っ
ておりますので、そういう早期発見につなげ
ていけるように、また、議会でもヤングケアラーの課題出
ていましたけれども、ヤングだけじゃなく
て、ケアラーさんのほうの、介護する側のほうも、やっぱりちょっとしっかり考え
ていかなきゃいけないなというのをすごい結果を見
て感じました。 答弁は以上です。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 丁寧な御答弁ありがとうございました。 それでは、早速再質問に入っ
ていきたいと思います。 まず、8期の計画を策定したときの時点で、特養の入居待機者数は234名でした
が、直近の状況を伺いたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 待機者数の直近の数字ということですけれども、少し情報としては古い情報になっ
てしまうんです
が、令和4年4月1日現在ということで把握し
ている数字を申し上げます。201名の待機ということで把握し
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 234から201ということで、33名減ったということで理解しました。 続い
て、その中で、家族の介護力も考慮したときに、在宅で待機し
ている方は8期の計画つくったときには41名でした
が、直近の状況を伺います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 在宅の待機者について、計画策定時以降、家族の介護力、これを考慮しまし
て精査した数字、これはつかんで
いないというの
が現状ですけれども、参考といたしまし
て、その介護力精査前の数字となっ
てしまいますけれども、計画策定時の令和2年5月1日
が69名、令和4年4月1日
が56名ということで、13人減少し
ていると、このような状況となっ
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 在宅で介護され
ている方
が4月1日現在で56人ということで、これを念頭に後の質問をし
ていきたいと思うんですけれども、続い
て認知症対応型共同生活介護及び看護小規模多機能型居宅介護について、令和5年4月からの開設に向け
て協議とか進め
ているかと思うんです
が、こちらの施設は併設を予定し
ているのか、単独なのか伺います。 また、どの圏域に整備予定なのかお聞かせください。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 令和5年度開設予定の認知症対応型共同生活介護、それから看護小規模多機能型居宅介護、こちらについては併設の施設ということで予定をし
てございます。 建設する予定の圏域は、西那須野西部地区、大田原境ですね、400号下がっ
ていきまし
て大田原に近い右側、その辺の地域になるというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 併設ということで安心し
ているんですけれども、単体でやると、要するに人員の配置とかもやっぱり人材不足とか
あって、なかなか行ったり来たりできない部分
あるし、これはもう併設ということでよかったというふうに思っ
ております。 続い
て、定期巡回・随時対応型訪問介護看護--これ本当に最近出
てきたものだと思うんですけれども--についてなんです
が、継続的に公募をかけ
ているということですけれども、多分なかなか決まらない状況で
あると思うんです。原因をどういうふうに考え
ているのかお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) なかなか決まらない原因というところですけれども、原因についてはいろいろ
あるかと思うんですけれども、先ほど議員さんのほうもおっしゃっ
ていました
が、この施設につきまし
ては、市内でも事例
が少なく
て、比較的新しいサービスということで、事業者側にとってなかなか経験のないサービスの事業を展開するということになるため、どうしても慎重になっ
ていると、そのような傾向
があるのかなというふうに考え
ております。 また、どうしてもここ数年、
新型コロナウイルス感染症の影響、こういったことからも既存の事業のほうを継続し
て進めることということで、結果としては新規事業への参入、これを控え
ている傾向
があるのかなと、このように考え
ているところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) このサービス、多分、市内で今1か所行われ
ているかと思います。これ全国的に見
ても、平成25年だと全国で176か所
あって、年々増え
てき
ていっ
て、平成31年だと946か所、でもまだまだ少ないんですよね。すごく、何というんですか、定期巡回・随時対応ですから、人員の配置も難しいと思いますし、ただ、これからこの2施設、もしスムーズに事業者
が決まったとすれば、すごくいいことだと思います。 やっぱり在宅で介護ということになっ
ていますので、なかなか施設に入れない、在宅で介護ということなので、必要なときに必要なサービス、介護と看護、受けられるということで、すばらしいサービスだと思いますので、ぜひとも進め
ていただきたいというふうに思います。 これまで施設整備を行っ
てき
ております
が、施設整備を予定する際、配慮し
ている点ございましたらお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 施設整備計画に際しましては、介護予防、日常生活、圏域、こういったニーズ調査等のアンケート結果を基にいたしまし
て、現在はもちろんですけれども、近い将来、那須塩原市において不足するサービス、これを充実させるためということで配慮し
ているというところでございます。 8期計画におきましても、7期計画で特別養護老人ホーム、こちらへの応募
がなかったということ、こうした反省を踏まえまし
て、ケアマネジャーへの調査、事業者からのヒアリング、こういったことを入念に行いまし
て、より実効性の高い計画、これを策定したというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) いろいろな御意見聞い
て、実現性の高い計画よろしくお願いしたいと思います。 施設整備するに関して、やっぱり土地
が必要になっ
てくる。この土地を探すの
が大変だというのは、やっぱり事業者側も
あるかと思いますので、例えば市有地をうまく利用したり、その辺誘導し
てあげたらいいんじゃないかなというふうには思います。 次に、今後の施設整備に関して、そのときの状況によって変わることも
あるかと思うんですけれども、新規に建設し
て大きな金額をかけるより、既存の施設の空きベッドを利用した増床とか、増改築をし
てベッドを増床し
ていくというのも一つの選択肢ではないかというふうに思います。市はどのように考え
ていくのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 先ほども少しお答えをさせ
ていただきました
が、8期計画こちらにおきましても、既存の施設の一部を増床し
てベッド数を確保する、そういったことも実施し
ているというところで、今後においても必ずしも新規建築に市としてこだわっ
ているものではなく
て、実情に合わせた計画策定、こういったものをし
ていくという考えでございます。 次の計画策定に際しましても、これも少し重複する部分
ありますけれども、事業者からのヒアリング、こういったものを実施する予定をし
ておりまし
て、事業者側の意見、こういったものも十分勘案した実効性の高い施設整備計画をつくっ
ていきたいというふうに考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 那須塩原市の介護保険施設を見ますと、昭和とか平成の初めの頃に建設され
ている施設
が多く
あるんですね。新規に施設整備を行う場合は、建設費や開設準備金、これ補助金
があるんですね。ちょっと難しいかもしれないですけれども、市独自に古くなった施設等を改修する際に援助できないか、また市のほうから国・県に強く働きかけ
ていただけないかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 既存施設の老朽化、この問題は那須塩原市だけではなく
て、全国的な問題ということで、国のほうでも十分理解し
ていることというふうに思っ
ております。 そうしたことから、国・県に強く働きかけということは、なかなか難しいのかなというふうにも思っ
ておりますけれども、さらに市単独での援助というふうなことになれば、これもまた難しいところなのかなというふうには思っ
ています。 今後、国・県の動向、それからほかの市、町、こうしたところの動向、こういったものを注視しながら、必要に応じ
て対応はし
ていきたいと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 難しいのは分かります。ただ、やっぱり建て替えに対しても、施設整備費補助金を交付し
ていただけるよう制度の拡充に期待をしたいというふうに思います。 では、次に進んでいきます。 (2)の再質問に入ります。 実態調査アンケートを昨年度実施し
ているということでした
が、具体的に人材確保の状況、人材
が不足し
ている理由、採用
が困難で
ある理由は、どのようなこと
が挙げられるかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) このアンケートですけれども、昨年の9月から10月にかけて市内の介護サービス事業者宛てに実施したもので
ありまし
て、回答率ですけれども、設問ごとに若干差は
あります
が、およそ50%ということでございました。 このうち、実施し
ているサービス介護人材の過不足についての設問、これ
がございます
が、回答として「やや不足し
ている」、「不足し
ている」というふうに回答した事業所、こちらは36.5%という状況でございました。 これについて、あと何人
いれば安定した施設設営
が図られるかという設問
が同じように
ありますけれども、合計で77人という結果でございました。 このアンケート結果から考えますと、市内で現状既に100名程度は不足し
ている可能性
が高いのかなと、このように考え
ては
いるところでございます。 そうした不足
が生じ
ているところで、アンケートとして、人材
が不足し
ている理由とか、採用
が困難で
ある理由というのは、調査項目にございませんでした。 参考となる設問といたしまし
て、事業所から
あった回答として、時間
がないため人材育成にかかる検討等の時間
が取れない、あるいは効果的な求人の方法を学びたい、そういった意見
が多く
ありましたので、こうしたことも一つの要因で
あるのかなというふうに考え
ているところではございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) アンケートし
ていただい
て、今、既に100人ぐらいは不足し
ているんではないかと、これはすごく大変なことだと思います。今後のことを考えると、本当にすごく不安になっ
てしまうような数字
が出
てき
ているんですけれども、そんな中で、課題として挙げられ
ておられましたけれども、介護という魅力の発信を民間
が行うのは、これもちろんなんですけれども、市として具体的にどのようなことを考え
ていくのかお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) これもどうしたこと
がどれだけ効果
があるのかというところは、すごく難しいところだというふうに感じ
ているところでは
ありますけれども、まずは多くの方に介護という仕事、この仕事を身近に感じ
てもらう、そうしたこと
が重要で
あるというふうに考えまし
て、市長の答弁にもございました
が、令和2年度から市の事業といたしまし
て、介護未経験者、こちらを対象とした入門的な研修、これを実施し
ているというところでございます。 今後、なかなかこれといった解決策みたいのはないところですけれども、若年層に向け
て、積極的なPR、これを行っ
ていければと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 令和2年度から市の事業として入門的研修を実施し
ていただい
ていると、これ本当どんどん続け
ていただきたいというふうに思います。 今、答弁の中に
ありました若年層に向け
て具体的に、どのようにPRし
ていくのか伺いたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) これも具体的にということで、現在こういうふうにやりますという具体例はございませんけれども、介護に関する仕事、これを将来の職業の選択肢の一つとして考え
ていただけるようにというようなことを考えまし
て、例えばですけれども、中学生あるいは高校生、こういった方を対象に、分かりやすい、イラストなどを多く用いたパンフレット、こういったものを作成し
て配布する。こんなところから始められたらいいのかなと、こんなふうに考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 分かりました。 中学生、高校生対象ということで、やっぱりこういった若い方々に介護という仕事を理解し
ていただけるというのは、すごく大事なことだというふうに思います。 今、コロナ禍で中学校だと、マイ・チャレンジ等体験すること
が非常に難しいかと思います。工夫をし
て、興味を持っ
てもらえる仕掛けを何かお願いしたいというふうには思います。 続きまし
て、介護人材不足
が非常に深刻で
あります。介護ロボット導入補助に関し、市独自の施策を考えられないかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 市独自の施策あるいは補助、そういったことになると、またこれも回答としてはなかなか難しいのかなという回答になっ
てしまうんですけれども、現在、県のほう
が介護ロボット導入の支援、これを行っ
ているというところで、市としては適宜そちらのほうの案内をし
ているというの
が現状でございます。 こちらについても今後、国で
あったり、県で
あったり、あるいはほかの自治体の動向、こういったものを注視しながら、必要に応じ
ては、市としても対応し
ていきたいと考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) できるだけ市で持っ
ている情報を事業所のほうに発信し
ていただければというふうには思います。 介護ロボットということで、例えばトランシーバーとかこういうのも介護ロボットの中に入るんですね。あとは人材不足解消に関して言うと、勤怠管理システムですか、を導入したりといろいろ、ただいろいろハードル
が高く
て国の補助の対象にならなかったりする部分
があるんですね。ですから、どうか市のほうでも温かく見守っ
てほしいなというふうには思います。 次に、業務効率の観点から、介護分野の文書に係る負担軽減もこれすごく必要だというふうに考え
ております。この点をどのように捉え対応し
ていくかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 文書に係る負担軽減ということですけれども、議員おっしゃるとおり、負担軽減できることは市としても積極的に進める、取り入れ
ていきたいという考えで
ありまし
て、具体的に、現在も運営指導や各種届出等の書類について、標準様式の活用や簡略化など取り組んで
いる部分は
あるところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 文書に係る負担軽減、これは市の職員さんも介護事業者の職員も本当に同じだと思うんですよね。こういったことに時間
が割かれ
てしまっ
て、お年寄りに寄り添う時間
が減っ
てしまったりとかいうこと
がありますので、今後も積極的に進め
ていただければというふうに思います。 次に、市内事業所における介護職員等の人材募集や職場紹介を、民間独自でもホームページで掲示はし
ているんですけれども、市でQRコードなどを使っ
て一括し
て、どこどこ事業所、何人、介護人材募集し
ていますとかそういうものをつくったらいいんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、考えを伺います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) どの事業所といいますか、市内統一し
てといいますか、このQRコードなどを一括し
て導入し
て同じようにできるという状況で
あればすごく有効だと思いますし、そういった次元に近づけたら市としてもありがたいなという考えはございますけれども、現在は、介護事業者によってホームページ等での情報の発信体系、こういったもの
がまちまちで
あること。それから、事業所によってはホームページを設置し
ていないところ、こういったところもございます。インターネットの回線
がなく
て、IT化対応し
ていない、こういったところも
あるというところから、市で統一したものを作成するということで、かえってこの情報、というかそれに乖離というんですか、差
が出
てしまうと、そんな懸念材料
があるというところもございます。 そうしたことから、今後、効果的な情報発信の仕方については市内事業者と協議しながら検討し
て進め
ていきたいと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 分かりました。 市内事業者とぜひ協議し
てもらっ
て、検討をぜひとも進め
ていただきたいというふうには思います。 次に進んでいきます。 (3)について、再質問入っ
ていきます。 地域ケア会議や地域住民を中心とした協議体から具体的にどのような意見、課題
が出
ているのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 災害発生時、こうしたところにおける連携の仕組みづくり、こういった意見、課題というのは、引き続きといいますか継続し
て挙がっ
てき
ている課題だというふうに思いますけれども、やはりここ数年はコロナ禍の影響ということで、このコロナ禍での高齢者の通いの場の継続、あるいは孤立防止、そういったところ
が多く顕著に見られる意見、課題なのかなというふうに感じ
ているところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 今、中心になっ
て活動をされ
ている方々の後継者づくりというのも大切だと思いますので、その辺も念頭に置い
てお願いしたいと思います。 今後の対応ということで、医療・介護の連携の強化に対して具体的にどのように行っ
ていくのか、また、課題
があればお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 現在、大田原市、那須町、那須塩原市、この3市町で平成30年度に設置いたしました那須地区在宅医療・介護連携支援センター、こちらにおきまして医療や介護の関係者を対象に講演会、研修会、意見交換会等を開催し
ている状況でございます。これらを継続的に実施することで、関係者間の顔
が見える関係、こういったことを築きまし
て、連携しやすい体制、これを進め
ていければと考え
てございます。 課題といたしまし
ては、在宅医療の認知度
が低いということから、在宅医療への理解、これを深め
てもらうための市民向けの普及啓発、これ
が必要なのかなというふうに感じ
ているところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 続い
て、認知症対策の充実に関しては、これに関しても現状と課題、今後の対応についてどのように考え
ているのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 課題といたしまし
ては、家族をはじめといたしました認知症の方との関わり方、あるいは理解
がなかなかされ
ていないというところ
が課題なのかなというふうに捉え
ているところでございます。 対応といたしまし
ては、市として、令和3年度に認知症への対応や支援についてまとめました認知症ケアパス、これを作成いたしまし
て、関係者や関係機関、これに配布をし
ているというところで
あります。 今年の9月21日には、チームオレンジなすしおばら、こちらを立ち上げまし
て、市内に2か所
ある認知症カフェを中心に、認知症の人やその家族などを支援する仕組みづくりに取り組んで
いるところでございます。 今後も、チームオレンジを中心といたしまし
て、認知症サポーターの養成や見守り体制、これを整備し
ていけたらと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 認知症サポーター養成講座を受けた人数と、キャラバン・メイト数及び育成についてどのように考え
ているのかお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 今年、令和4年9月30日現在というところですけれども、認知症サポーター養成講座、これの受講者数は合計で6,862人で
あります。キャラバン・メイト数、こちらについては128人ということでございます。 今後、認知症の人やその家族を支える仕組みづくりを進めるため、サポーター数、それからこのキャラバン・メイト数、こちらを増やし
ていけたらと考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 順調に浸透し
ているものというふうに理解しました。 今後、やっぱりコロナ禍の中、キャラバン・メイト
が出向くこと
ができないとき、例えばDVDとか作成し
て市民の方に見
てもらうとか、そういった方法も考え
ていく必要
があるのではないかなというふうには思います。 次に、高齢者の見守り体制の整備に関して、現状と課題、また今後の対応をお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 昨年、10月末現在ですけれども、市内における見守り組織数、こちらは134か所で
ありました。215
ある自治会の62.3%、このような状況でございます。 課題といたしまし
ては、どうしてもコロナ禍の事業継続の難しさ、こういったもの
が挙げられるのかなということで、見守り側の担い手不足、こういったことも
あるかと、挙げられるかと思っ
ております。 地域支え合い推進員を中心といたしまし
て、社会福祉協議会や民生委員、自治会など、情報の共有を図りまし
て、住民組織の事業の重要性、これを知っ
ていただくことで見守り活動の継続、これにつなげ
ていけたらと考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 10月末現在で134か所ということで、62.3%ということで理解をしました。 今後も、地域支え合い推進員さんを中心に、目指せ215か所ということで何とか達成し
ていただきたいというふうには思います。 次に、成年後見制度の利用状況と周知方法をお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) ちょっと答弁の前に、先ほど、私の答弁の中で、認知症対応型共同生活介護及び看護小規模多機能型居宅介護のところ、看護をつけ忘れ
て答弁したということなので、訂正をさせ
ていただければと思います。大変失礼しました。 成年後見制度の利用状況と周知方法ですけれども、10月1日現在、本市の制度利用者、こちらは継続中の方
が130名ということになっ
てございます。 制度を利用する人
が必要なときに利用できるよう、地域包括支援センターや介護サービス事業所、社会福祉協議会など連携いたしまし
て、チラシ配布やポスター掲示、メール配信などにより周知はし
ていきたいと、このように考え
てございます。 このほか、講演会の開催やPR動画の配信も行っ
ていきたいと思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) この制度に関しましては、なかなか市民の方に周知
が行き届い
ていないかというふうには思います。とても大切な制度ですので、しっかりとお願いしたいというふうに思います。 次に、高齢者
が社会的役割を持つことで生きがいや介護予防につなげ
ていく仕組みをより一層強化することはとても大切なことだと思います。 具体的にどのように取り組んでいくのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 市では、一定の要件を満たす団体
が高齢者の通いの場を開催したり、高齢者の自宅を訪問し
て掃除や洗濯、ごみ出しなどを行っ
ている場合に、訪問型・通所型サービスB事業所補助金、これを交付し
ております。 高齢者
がこうした支援の提供者側、こちらになっ
て社会的役割を持っ
て生きがいや介護予防につなげ
ていくこと
が重要だと考え
ておりまし
て、今後もこの事業の周知を図り、活用を促し
ていけたらと考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 分かりました。 今のところで、訪問型・通所型サービスB事業の実施状況と今後の事業の見通しをお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 令和4年12月1日現在ですけれども、補助金の交付申請団体は2団体
ありました。いずれも通所型の実施団体で
ありまし
て、訪問型の団体からは申請はございません。 コロナ禍において、地域住民によるサービス提供、これも様々な制限
が出
てき
てしまっ
ている状況では
ありますけれども、補助金交付に関する問合せや申請希望者への説明の機会、これは徐々にですけれども増加し
ているということも
ありますので、訪問型・通所型ともに対象団体はこの後増え
ていっ
てくれるのかなというふうに思っ
ているところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 今、なぜこのサービスBを聞いたかというと、厚生労働省の介護保険部会で、2024年度の介護保険制度改正に向けた議論
が、今、多分進められ
ているかと思います。 その中で、要介護1、2の方の生活援助を市区町村へ移行しようとし
ているんですね。でも、今回、見送られたんですね。 恐らくその次の2027年度のときには盛り込まれ
てくるのではないかなというふうに思うわけです。ですから、しっかりと今のうちに総合事業のこのB、住民主体型の準備
が必要だというふうに強く思っ
ております。 次に、圏域ごとに、例えばこの地区、地域にはこんなサービス
がありますよと一目で分かる社会資源マップを作成することも必要だと思います
が、考えを伺います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) こうしたマップの要望といいますか、そういったところは何度か受けたこと
があるように私も記憶はし
てございます。 ただ、今、どうしても紙ベースを中心に考えますと、その最新情報での更新、こういったことの難しさということも
ありまし
て、圏域ごとの社会資源のマップ、これについては作成
ができ
ていないという状況かと思います。 圏域ごとの社会資源の把握、これは地域包括支援センターや地域支え合い推進員、社会福祉協議会、自治会、民生委員、こちらと連携し
て行っ
ておりまし
て、今後も関係機関や関係者、これと情報共有を図りながら、地域住民に対する必要な資料作成、提供については検討し
ていけたらと思っ
ております。 参考までにですけれども、市内各所で実施し
ておりますいきいき百歳体操について、「いきいき百歳体操みんなのいき百集」と題しまし
て冊子にまとめたもの
がございまし
て、市内のどこで体操
が行われ
ているかというの
が分かる資料なんかは配布し
ているという現状
がございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 圏域ごとに社会資源マップ、これは絶対的に必要だと思いますので十分検討し
ていただきたいというふうに思います。 さらに進め
ていきたいと思います。 (4)の再質問に入ります。 圏域ごとに地域包括支援センターを設置し、高齢者の様々なニーズに対応するために日々活動され
ておられます。 改めて伺います
が、地域包括支援センターに今後さらに求めるものは何かお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 失礼しました。 高齢者数及び認知症高齢者の増加に伴いまし
て、地域包括センター
が対応するケースの長期化や困難化
が予想される、こうしたことから、研修や情報の共有、こちらを通して対応力の向上、これを図っ
ていくこと、これ
が重要だというふうに考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 続い
て伺っ
ていきますけれども、数年前から基幹型の地域包括支援センターの設置をするとうたっ
ております。地域包括支援センターの後方支援を行うことは大変重要なことだと認識し
ております
が、改めて現状と今後の見通しをお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 基幹型地域包括支援センターの正式設置には、議員には十分御案内のとおりですけれども、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員、この3職種を配置する必要
がございます。現段階でこの主任介護支援専門員、こちら
が配置でき
ていないため設置できない状況となっ
ているわけですけれども、昨年から一般任期付職員として募集を行っ
てその人材確保に努め
ておりまし
て、今年度、実際に応募
がございましたので、今年度中にセンターの設置、これに向け
て進め
てまいりたいと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 主任介護支援専門員
が配置でき
ていなかったということで理解はし
ているんですけれども、ここで探すのは結構大変だと思うんですよね、実務経験
がなく
てはいけないとか。一般任期付職員ということで募集をかけ
ていらっしゃるんですけれども、何というんですか、例えば職を変え
てこの仕事に就きたいと思ったときにずっと保証されないじゃないですか。その辺
がやっぱり一歩こう前に出
てこないんだと思うんですよね。 やっぱり、これ場合によってはやっぱり正職員としての採用というのも
ありだと思うんですよね。じゃないと長く続い
ていかないというふうに思います。すごく大事な仕事だと思いますので、今までももちろん主任ケアマネ
が不在だっただけで、役割は十分果たし
ているとは思います。ただやっぱり、その辺しっかりと考え
て行っ
ていただきたいというふうには思います。 先に進んでいきます。 (5)の再質問に入ります。 虐待の相談、通報の受理件数と、虐待と判断された件数の推移をお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 相談、通報の受理件数につきまし
ては、令和2年度
が18件、令和3年度
が26件で
ありました。このうち虐待と判断した件数につきまし
ては、令和2年度
が18件のうち8件、令和3年度
が26件のうち11件ということでございました。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 数字は理解しました。 例えば、栃木県なんかは、令和2年だとやっぱり相談通報受理件数というのは443件
あって、虐待と判断された数というのは236件
あって、ここでやっぱり何というんですか、年々コロナ禍とかそういうのも
ありますし、不景気だというのも
ありますし、増え
てくるかと思うんです。やっぱり注意し
て見
ていかなく
てはいけないところだというふうには思います。 この虐待を受け
ている方、通報
があった方の中で認知症
ありの方及び要介護認定を受け
ている方の割合をお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 令和2年度に市
が虐待と判断いたしました8件のうち、要介護認定を受けたのは6件、割合で申しますと75%。この6件全て
が認知症を有し
ていたというところでございます。令和3年度の状況といたしまし
ては、11件のうち全て要支援・要介護の認定を受け
ておりまし
て、そのうち9件
が認知症を有し
ていたというところで、割合については81.8%とこのような状況でございました。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) やっぱり要介護認定を受け
ていたり、認知症の方
が多いのかなというふうにここでまた確認できました。 虐待の相談
があった場合、どのような対応をし
て虐待という判断をし
ているのかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 判断の仕方ということだと思うんです
が、関係者、関係機関からの相談
が入り次第、訪問の実施、ケース会議を開催いたしまし
て、実態把握及び情報共有を行った上で虐待に該当するのかどうかの判断、それから対応方法、これを決定し
ているというところでございます。 ケース会議の出席者といたしまし
ては、個々の案件により異なることは
ありますけれども、市担当者のほか地域包括支援センターや介護サービス事業職員、介護支援専門員、医療機関の職員、こういった方で会議を開催し
ているというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 続い
て、虐待の対応策をお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 虐待対応には、虐待を受けた側の高齢者と、虐待をした側の養護者を分離する場合と分離しない場合、これ
があるかと思います。 分離する場合は、契約によります施設入所、緊急一時保護、または措置による施設入所、これ
がございます。 分離しない場合は、高齢者の福祉サービスや介護保険サービスの利用につなぐこと、これによりまして引き続き在宅で生活をし
ているという状況で
あります。 いずれにし
ても個々の案件によって状況
が異なるため、それぞれによって判断をし
ているというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 適切に判断し
ていただきたいというふうに思います。 また、養護者支援のほうの対応も重要で
あるというふうに思うんです
が、その辺の考えはいかがでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 議員おっしゃるとおり、市といたしまし
ても、虐待をし
てしまった側、いわゆる養護者ですけれども、そちらの支援についても重要だと、このように考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 経済的虐待をし
ていた場合、例えばお金、通帳等を引き離され
てしまうというふうになると思いますので、加害者側
がかなりやっぱりそこで、加害者側なんですけれども困っ
てしまう現象
が起きます。その辺の支援のほうもよろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、高齢者虐待防止養護者支援マニュアル
が平成22年3月に策定され
ております
が、当時の状況と大きく変わっ
てき
ているかというふうに思います。今後、見直しも必要ではないかなというふうに思うんです
が、考えをお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 平成22年に策定をされましたマニュアルですけれども、改定
が必要なんじゃないかということです
が、現在はこのマニュアルを使用し
ておりませんで、公益社団法人日本社会福祉士会、こちら
が編集いたしました市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き、こちらをマニュアルとして使用し
ております。これを使っ
て地域包括支援センターとともに共通理解を図った上で活用し
ているというの
が現状でございます。 この手引は、国の老人保健健康増進等事業に基づきまし
て、高齢者虐待対応の標準化などを目的に編集された資料で
ありまし
て、現在はそれを使っ
ているということなので、改定はしないで進め
ているという状況でございます。
○議長(
松田寛人議員) 18番、
大野恭男議員。
◆18番(
大野恭男議員) 了解しました。 この虐待に関しては、虐待の件数、要するに多いから、何というんですか、恥じるとかそういうのはないと思うんですね。要するに目
が行き届い
ているから件数
が多く
てというふうになると思うんです。ですから早期の対応、これすごく大事なことだと思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 平成12年4月に介護保険
がスタートし
て、はやもう22年経過し
ています。介護保険
がスタートする前は措置の時代で、当時は介護度というのはなかったんですよね。比較的元気なお年寄りも特養に入居され
ており、現在と違い人材不足もあまり感じられませんでした。総出で特養入居者の方とその御家族と一緒に1泊旅行などをやったこと
が実は私らも
あるんですね。 やっぱり今後、非常に難しいかとは思うんですけれども、地域の方々の助けもやっぱり必要かと思います。しっかりと今の状況はどうなんだというのを、やっぱり市民の方はまだ分からないかもしれないんですよね。そういうのをしっかりと御説明し
て、共通理解を持った中で介護保険、この介護保険といいますか、高齢者福祉施策をしっかりと進め
ていただきたいというふうに思います。 介護人材不足については、ベトナムのカントー市とかとも交流
があるということなので、期待をし
ております。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(
松田寛人議員) 以上で18番、
大野恭男議員の
市政一般質問は終了いたしました。 ここで昼食のため休憩をいたします。 会議の再開は1時15分です。
△休憩 午後零時15分
△再開 午後1時15分
○議長(
松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△
森本彰伸議員
○議長(
松田寛人議員) 次に、7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 皆さん、こんにちは。 午後1番ということで、質問をさせ
ていただきたいと思います。 それでは、通告書に従い質問を行います。
那須塩原クラブ、議席番号7番、森本彰伸。 1、小中学生の国語力向上について。 母国語は自らのアイデンティティーの中心に
あるもので
あります。ほとんどの日本人にとっては日本語
が母国語で
あり、情報を得るにも、伝えるにも、さらには思考を組み立てるにも日本語を使います。多様性の世の中では、もちろん多様な言語を母国語とする人たち
がいます
が、日本で暮らし
ていくには、やはり日本語の力は最も重要になります。 国語力の向上はコミュニケーション能力や社会性の向上につながります。家族や友人、そして地域の人たちとの人間関係構築にも国語力は必要です。 学校での学習においては、国語力は国語科のみではなく、全ての教科の理解や思考において、より高い力
が求められます。 子供たちの国語力向上に効果
があるとされる読書習慣の推進に、本市では第2期那須塩原市子どもの読書活動推進計画を立て、読書の大切さ、楽しさを伝える施策を行っ
ています。今年度は計画の最終年度となる中、次期の読書計画を実効性の高いよりよい計画にし
ていかなければなりません。 国語力には、読む、聞く、書く、話す、そして考えるなどの総合的な力
が求められます。習熟度は短期間の学習で飛躍的に上がるものではなく、継続的かつ積上げの学習
が必要です。 本市の国語教育
がより充実し、子供たちの成長につなげるために、以下のことについてお伺いします。 (1)国語力の重要性をどのように考えるか。 (2)国語科の授業の重点ポイントについて。 (3)国語科のデジタル化について。 (4)第2期子どもの読書活動推進計画の効果・実績・評価について。 (5)第3期子どもの読書活動推進計画の重点ポイントについて。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員の質問に対し答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) それでは、1の小中学生の国語力向上について、順次お答えをいたします。 初めに、(1)の国語力の重要性についてお答えをいたします。 国語力は、全ての教科の学習における基盤で
あると同時に、児童生徒
が人や社会とつながる力を身につける上でも重要な役割を果たすものと考え
ております。 次に、(2)の国語科の授業の重点ポイントについてお答えをいたします。 国語科の授業におきましては、言葉による見方、考え方を働かせ、言語活動を通じて国語で正確に理解し、適切に表現する資質、能力を育成することを目指し
ております。 次に、(3)の国語科のデジタル化についてお答えをいたします。 本市では、指導者用デジタル教科書を全校に配備をいたしまし
て、電子黒板上で主に読み上げ機能や書き込み機能を活用した授業を展開し
ております。 また、今年度、国の実証事業を活用いたしまし
て、学習者用デジタル教科書を配備し
ておりますけれども、そのうち小学校8校、中学校2校において国語科のデジタル教科書を導入し
ております。 今後、市内の小・中・義務教育学校に広め
ていくために、活用事例につきまし
て検証を行い、引き続き調査研究を進め
てまいりたいと思います。 次に、(4)の第2期子どもの読書活動推進計画の効果・実績・評価についてお答えをいたします。 効果につきまし
ては、読書活動を通じて子供たち
が思考力、表現力、読解力を育むことで健やかな成長を促し、生涯にわたり生きる力や豊かな感性を身につけることを期待し
ておりました。 実績につきまし
ては、保育園等での読み聞かせ、図書の貸出しのほか、小・中・義務教育学校における一斉読書、家族や身近な人と本を読んで感想を話し合う家読の啓発など、子供たちの発達段階に応じまし
て自然に読書を楽しめるような様々な取組を実施し
てき
ております。 評価につきまし
ては、令和3年度において、市内の児童生徒を対象にアンケート調査を実施いたしました。 なお、アンケートでは77%の子供たち
が「本を読むこと
が好き」と高い割合でございましたけれども、読書冊数及び図書館の貸出数
が減少をし
ておりまし
て、読書離れの傾向
が見られました。 最後に、(5)の第3期子どもの読書活動推進計画の重点ポイントについてお答えをいたします。 スマートフォンやゲーム機といった情報機器の普及によりまして、本を読まない子供たち
が増え
ております。 その対策といたしまし
て、第3期計画の重点ポイントにつきまし
ては、子供たち
が読書の面白さに気づき、本に対する興味や関心を持てるよう、児童
が周りの人に宛て
て好きな本や面白い本を紹介するこの本読んでみ
て!コンテストの開催など、第2期計画の下で実施し
てきた様々な取組につきまし
て、家庭、地域、学校など及び行政
が連携しながら継続し
て取り組んでまいります。 さらに、電子化した書籍を自宅や学校で読むこと
ができる電子図書館の推進やSNSを活用し
てお勧めの本を紹介するといった読書に関する情報提供など、急速なデジタル化
が進展し
ている教育現場や子供の生活に適した取組を進め
ていくことだと考え
ております。 以上です。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 教育長から丁寧に御答弁いただきました。 再質問なんですけれども、引き続き教育長のほうにまずはお聞きし
ていきたいなというふうに思っ
ております。 まず、現在、子供たち、本市の子供たち、この子供たちの国語力、これをまず教育長としてどのように評価され
ているのかをお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) まず、私どもは国語力というものにつきましては、先ほどの答弁でも申し上げましたように、全ての教科の学習の基盤になるものというふうに捉え
ております。したがいまし
て、国語力は単なる国語科国語という教科の学力ということではなく
て、例えば理解力ですとか、思考力や表現力などを含めた総合的な力だというふうに思っ
ております。それは議員もそのような多分認識じゃないのかなというふうに思っ
ておりますけれども、そこで、本市の子供たちの国語力の評価はという御質問でございますけれども、現在、実際にどんぴしゃで国語力というものをはかるというテストなどは実際には行われ
てはおりません。しかし、毎年実施され
ております全国学力・学習状況調査ですとか、とちぎっ子学習状況調査の国語のテストの問題の中で、思考力、判断力、表現力、これをはかること
ができ
ておりますけれども、それらの結果で分析をいたしますと、本市の子供たちの国語力の状況は、国や県と同じレベルの力を持っ
ているというふうに認識をし
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 確かにおっしゃるとおり、全ての学習における基盤ということなんですけれども、これ実は運動なんかの部分でもそんなところ
があって、私もミニバスの指導なんかさせ
ていただいたりとか、あと今すごく盛り上がっ
ているサッカーなんかもそうだと思うんですけれども、プレーを言語化することはすごく大切で、自分のミスで
あったりとか、成功体験だったりとかをそれをうまくいったというだけではなく
て、例えば、ディフェンスをうまく抜くこと
ができた。右側をうまく抜くこと
ができ
てパスをもらっ
てシュートを決めること
ができましたとか、そうやっ
て、成功体験で
あったり失敗したことで
あったりとかを言語化することはすごく大切なんですね。そうすると、体育とかそういう部分でも、この言語力、国語力というのの重要性というのを感じるところで
あります。 国語の点数という部分では、標準レベルということだと思うんですけれども、これからこの那須塩原市の子供たちは、生き
ていく中ではいろんな国語力というのは必要になっ
てくる。その中でやはり教育委員会というか学校としては、子供たちのどういうところに力
が足り
ていないのかとか、どういうところにその力は強みを持っ
ているのか。そういう部分というのは、やっぱりできるだけ把握し
ていてもらいたいなという気持ち
があります。 国語力というのはいろいろ
あります。私もちょっと今考えた中だと、聞く力とか、まず話を聞い
て、それをしっかりと理解する力、それとか読む力、本を読んでその内容をちゃんと理解する。これ
が意外と難しいところで、子供たちは本を読んでいくと、ずっと目を通して言葉で読んでいくんですけれども、じゃ何書い
てあったのというと、内容分かっ
ていないとか、そういうこともよく
ある話で、読む力も必要です。 今度、書く力、これは文章として伝え
ていく力、これはちょっと
ある意味、高度な部分になっ
てくるのかもしれませんけれども、大切な力です。 話す力、我々もこうやっ
て皆さんの前でお話をさせ
ていただいたりとか、教育長も今お話をしたりとか、これは今後、仕事に行っ
て自分の仕事のプレゼンテーションをするときとか、話す力というのは大変大切な力になっ
てまいります。 そして、次からは外からは見えない部分なんですけれども、想像する力ですね。これを行ったら相手はどう思うんだろう。相手のことをおもんぱかる気持ちだったりとか、あとは自分の行動の結果を想像するとか、それとか自分は夢
がある中で、その夢を実現するために、現在何をしなければいけないのか。そういった先を想像する力というのも大変大切になっ
てまいります。 そして、あともう一つ、コミュニケーションの力、これは地域で生き
ていく上でも日本語力
が国語力
が稚拙なために人間関係を壊し
てしまうとか、そういうことというのは起こります。 最近よく問題になっ
ているSNSですね。SNSは短い言葉で書きますよね。そうすると、自分
が意図したことと全然違うこと
が相手に伝わっ
てしまうなんていうこと
があります。うまくそれは勘違い
が起きないような人間関係を構築するための国語力、これも大切になっ
てまいります。 そして、先ほどから出
てき
ておりますけれども、論理的思考ですね。例えば数学の勉強をするとか、算数の勉強をするとか、それとか化学のことで論理的にどうなっ
ているのかと考えるにし
ても、じゃ、それは数式だけで考えられますかというと、そんなことはなく
て、言語化し
て考えることによって、次の勉強のステップに行くということ
ができるようになるという意味でも、この論理的思考、そして、それを先ほどのコミュニケーションとかそういうの全てにつながっ
てくる部分だと思うんですけれども、
あります。 そういった中、学校ではそういう個別の例えば今言った中だとどれでもいいんですけれども、個別にこの力を伸ばし
ていこうとか、こういう力を入れ
てこんな手法で教育を行っ
ていますとか、そういうもの
がもし
あれば、御紹介いただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 今議員のほうから、るる様々な国語力に内包されるような内容につきまし
て、御紹介をいただいたところでございますけれども、特に聞く、読む、書く、話すなどは、いわゆる国語科の中では言語活動というふうに総称するんですけれども、この聞くなら聞く、書くなら書く。それをいわゆる特出しし
て力を伸ばそうというよりは、学校としては、その言語活動4つの活動そのものを相対的に伸ばし
ていくというの
が考え方ではございます。 先ほども申し上げましたように、国語力は全ての教科の学習の基盤になるもので
ありますので、この言語活動の部分、聞く、読む、書く、話すことを常に意識しながら日々の一つ一つの授業の中で、この言語活動
がどのように子供さんに定着したのか。これを考えながら年間を通して、その授業を構築し
ていっ
て、先ほど申し上げましたように、全国の学力調査ですとか、とちぎっ子の学力調査などで、この1年間の中でこのお子さんはどのような言語活動の伸び
が見られたのかということをその項目ごとにはかっ
ていく。本校の子供さんたちは全体的に見ると、書く力
が弱いとかという傾向
が見られたときには、また1年間かけ
てそれをどう伸ばすかということを、みんなで戦略を立て
てやっ
ていくというようなことで
ありますので、そういう意味では、現場ではPDCAを回しながらやっ
ているというふうに認識し
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 承知しました。 全体的に広め
ていくというのは大切で、すごく理解できるんですけれども、例えば全国では、私たちも話を聞い
てみると、その国語力を伸ばすためのいろんな施策を行っ
ている市なども
ありまし
て、例えば、私たち
が見
てきた中では、朝、論語の素読を行う学校
があったりとか、漢字をもう徹底的にやる学校
があったりとか、そういうようないろんな例
があるんですけれども、何かそういったような例えば他市の先進事例を学んでいくようなそんな活動というのは行われ
ているのかをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるように、例えば、壬生町さんなんかでは、町を挙げ
て論語を子供さんたちに朗読させるというような形で特化した活動を行っ
ているというのは私どもも認識し
ております
が、現時点で、那須塩原市の子供たちに、この力を伸ばすために、こういう特化したことを全校全てで市教委
が音頭を取っ
てやっ
ているということは現時点ではございません。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 我々議員は、こうやっ
て皆さんに提案をするに当たって、会派で
あったりとか、常任委員会でもそうなんですけれども、行政視察という形で行かせ
ていただい
て、その他市の先進事例を学んでくるんですけれども、そのときに私たち、特に最近議会改革なんかのときなんかでもそうなんですけれども、徹底的にパクれということで、まずはまねをするということというのはすごく効果
があったりするんですね。多分市の政策も市のほうでも執行部のほうでもそうだと思うんですよ。まず、まねし
てみるというのは、その先
が見え
てきたりするという部分も
あるので、ぜひ先生たちもそうなんですけれども、教育委員会とし
てでもそうだと思うんですけれども、他市をまず学んでくるというその姿勢というものを持っ
てもらいたいなと思うんですけれども、今後例えば、そういう行政視察とかを行っ
ていこうというふうな考え
があるのかをちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 今現在は、各学校は例えば教育委員会で何かそういう特定の目的を持っ
てグループをつくっ
て日帰りや1泊などで遠隔地まで行っ
て、そういったものを見
てくるということ
がなかなかできない状況にはございます。ただ、校長先生方
がつくっ
ている会とか、それからいわゆる学習指導主任というような特化した役職を持っ
ている方々を、そういう先進事例の
あるところに派遣をし
て学んでき
て、その中で本市の子供たちにとって、これはぜひ取り入れたほう
がいいなと思われる内容については、積極的に取り入れ
ていくというようなことを行っ
ておりますので、私としては、那須塩原市は様々なところで先進的な施策を打っ
ていると思いますので、ほかの地区からぜひ那須塩原市の教育を見
てほしいと思っ
ておりますけれども、ほかの市町さんの取組などにつきまし
ても、これからアンテナを高くし
て取り入れられるところについては、取り入れ
ていきたいというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 学ぶ必要というのは多分子供たちだけじゃなく
て、我々、そして先生たちも必要だなというふうに思っ
ています。今いろいろ便利になっ
てき
ていまし
て、遠隔地へ行かなく
てもオンラインでつないでZoomで話を聞い
てみたりということもできます。それとか、あとはインターネットで結構文部科学省のホームページとか見ると、事例
がいっぱい載っ
ていたりとかし
て、そういうところから学べる部分というのも
あると思うんですね。 ぜひアンテナを高くするということを忘れずに、本市の子供たちのために、しっかりと研究を続け
ていただけたらなと思うところで
あります。 そんな中で、今ずっと子供たちの力の話を聞い
てきたんですけれども、傾向として本市の子供たちに得意不得意というのは見られるものなのかをお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 本市の子供たちの得意不得意という御質問でございますけれども、先ほど申し上げましたように、言語活動の領域で
ある聞く、話す、読む、書くの中で申し上げますと、今年度の全国学力・学習状況調査、それからとちぎっ子学習状況調査の結果で見
ていきますと、もちろん国や県と大きな差はございませんけれども、強いて挙げるということで
あれば、書くことにおいては、伸び
が見られる状況にございます。それ
が得意ということでよろしいかと思うんですけれども、不得意はといいますか、課題ということでいうと、読むことにおいて課題
があるなというふうに思っ
ておりますので、先ほど議員おっしゃったように、本市として全体的に取り組むということで
あれば、この読むことという言語活動を充実させるために、どんなこと
ができるのかというようなことを今後考え
ていくべきなのかなというふうに思っ
ています。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 多分、先ほどからおっしゃっ
ている国語のテストとか
が出
てくる言葉とかというのも
あると思うんですけれども、得意不得意というのを点数で見るという方法も
あると思いますけれども、私
が思ったのはやっぱり生活し
ていく中で
あったりとか子供たちと接し
ていく中で、感じる部分
があるかなと思っ
て実はお聞きしたんですけれども、全体とかで見
ていく中では、全体で見
ていていただけるということ
が大切なのかなというふうに理解させ
ていただきたいと思います。 国語力は先ほどもおっしゃっ
ていたように、全ての学習の基盤になるということで、ほかの教科でも国語力というのは大切なことなんですね。私の知っ
ている英語を教え
ている人の中では、最近の子供たちに英語を教え
ていると、形容詞とか副詞とかいっ
ても、この形容詞、副詞
が何か分からない。英語の授業として形容詞は何ですか、副詞は何ですか。動詞とか名詞は結構分かるらしいんですけれども、そういう意味
が分かんない、副詞は動詞を修飾するので、修飾って何ですかみたいな、なかなか言葉
が日本語
が通じなく
て、英語の授業
が進まないみたいな話も聞いたりするものですから。やはり、今の子供たち語彙力的な部分とか、そういうところとかも鍛え
ていく必要
があるのかなと。そうなっ
てくると、やはり子供によって習熟度
があると思うんですよね。すごく語彙力を持っ
ていて理解力も高く
て、例えば、授業の中では教科書を読んでもすらすら読めると。分からない漢字も少ないとか、すごくその習熟度に差
が出るのもこの国語科、なぜならば、この国語科の教科というのは、積み重ねの学習
が必要ということで、例えば、下の学年の授業の内容
が分かってなかったら、上に行くと困っ
てしまうということ
があると思うんですけれども、そういう習熟度の差に対して、学校でサポート体制というのはどんなふうにされ
ているのかをお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるとおり、実は子供たちはそれぞれの生まれ育った環境によりまして、また、生活の習慣なども影響するというふうに思うんですけれども、国語力に大きな差
があるということは事実だというふうに認識し
ております。 実は算数のテスト、理科のテスト、英語のテスト、社会のテストをやったときに、白紙でまたは全然答えないで答案用紙
が出
てくるということ
がよくございます。または、非常に点数の低いお子さんになぜこの問題
が分からないのかと聞くと、その中身ではなく
て、その手前の問題文の意味
が分からない。
ある調査によりますと、テスト問題
が3行
あると、もう何を問われ
ているのか
が分からない。ただその後で、足し算なのか引き算なのかという手前に、その文章を読み解く力に決定的に違い
があるということ
が分かっ
ています。 したがいまし
て、その語彙力も
あって、国語力も
あるお子さんについては、それぞれの発達の状況に応じ
て支援をし
ていくということは十分に可能なんですけれども、そのように国語力、語彙力に課題の
あるお子さんにどう対応するか。これ
が議員のお尋ねの習熟度に対するものだというふうに思っ
ているんですけれども、実はそういう文字を読んでも、ほとんど理解にちょっと困っ
てしまうようなお子様方は、学習障害という言葉
があるんですけれども、このLDといいます
が、この学習障害の子供さんたちは、実は通常の学級の中に約4.5%の割合で在籍するというふうに言われ
ています。そういう子供さんたちは、平仮名を読んだりとか、あるいは小さい「っ」ですとか、「きょ」とか「きゃ」とかというそういう言葉に非常に抵抗
があったりするという、そういうお子さん方をできるだけ小学校の1年生、2年生ぐらいのときに、スクリーニングをかけ
て拾い上げ
て、そのお子さんたちに適切に身ぶり手ぶりなんかも含め
て理解できるようにし
てあげる。多層指導モデルというもの
があるんですけれども、そんなものを活用し
て、できるだけそういう困り感
がない形で、少しでも早い段階でそういうお子さんたちに手を差し伸べ
ていくということ
が必要だなというふうに思っ
ていますので、それを今現在、現場でも一生懸命取り組んで
いるところで
あるということで、ご理解いただければと思います。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 例えば、読むことに対する障害
がある子
がたまに
いるということは聞いた。俳優のトムクルーズは、あの人は字
が読めないというか、それは字を知らないんじゃなく
て、字
が読めないという障害
があって、耳で聞い
てせりふを覚えるんだという話を聞いたこと
があるんですけれども、中にはそういう子も
いるのかもしれない。そういう子に対しては、多分理解でき
ていないわけじゃない。例えば読んであげるとか、そういうことで解決するケースも
あるのかと思うので、柔軟な対応というの
が求められるのかなというふうに思います。なぜその子
がそれ
ができないのか。同じように授業を受け
て、同じように先生から説明を受け
ているのにできない理由というのをある程度、その先生たちのほうでも考え
てあげ
て対応し
てあげるということは必要なんじゃないのかなと思いますので、その辺は柔軟な対応を先生たちにお願いするようにし
ていただけたらなというふうに思います。 続きまし
て、デジタル化のほうに入っ
ていきたいと思います。 今、GIGAスクール構想とか
ある中で、子供たちもタブレット
が配られ、学校内でのデジタル化というもの
が進んでおります。 今現状、子供たちのデジタル化に対する反応というか対応力というか、その辺はどんなような状況なのか、お伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 例えば、国語科の授業で申し上げますと、今までも電子黒板でいわゆる先生のほうの側の教科書というのは電子黒板に映っ
ていました。でも、子供たちの手元に
あるのはあくまでも紙ベースの教科書ということでしたけれども、今答弁でも申し上げましたけれども、小中学校の実証実験で国語のデジタル教科書を導入し
ています。その様子を見
ていますと、やはり子供たちはタブレットを使っ
て、それを操作しながら授業を受け
ていますので、総じて学習に対する意欲の高まり
が見られると。ワクワクドキドキしながら授業を受け
てくれ
ているなというふうに認識し
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 今の子供たちは親もタブレット、スマホを持っ
ている。そういう状況で子供たちの中でも持っ
ている子も結構
いるという中ですので、そこに対するアレルギーはないのかなというふうには私も想像したところなんですけれども、デジタル化
が進むというのは、やはりその学ぶ手法
が変わっ
てくる。
ある意味、過渡期に
あるのかなというふうに思っ
ております。 今、図書館では、電子書籍のほうですね、こちらのほうも推奨し始め
ているという中で、あとオーディオブックなどというのも出
てき
ていたりとかし
て、スマホで聞いたりとかし
て、実際私も今本を読むとなると、電子書籍とオーディオのほう
がオーディオを本読むというのかどうかちょっといまいち分からないんですけれども、それのほう
がはるかに紙のほうを読むよりも多いです。本当に毎日聞い
ていますし、毎日指でこうやっ
て本読んで
います。そういう社会になりつつ
あるんですけれども、学校として、オーディオブックだったりとか、デジタル書籍、これは進め
ていくような方向というふうな考えでよろしいんでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) まず、言えることは、議員おっしゃるように、子供たちにとって紙ベースの本を読む。それから電子書籍を読む。耳からオーディオブックを聞くというか、読むというか、読書というカテゴリーの中に選択肢
がたくさん出
てきたということそのものは、私は歓迎すべきことだというふうに思っ
ています。ただ、これ
が紙ベースの本を読んで
いたときと比べ
て、子供たちに与える影響はどうなのかということについては、まだ国からも特段の方向性も示され
ておりませんので、そういったものも注視しながら、子供たちに推奨し
ていくかどうかということについては、今後、確認をし
ていきたいというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) なかなか分からない部分は
あるんですけれども、唯一言えるのは、先ほどおっしゃっ
ていた読むこと
が苦手な子、この子にとってオーディオブックというのはすごくプラスになります。やはり本との出会いのきっかけというのは、すごく大きく
て、その子の人生を豊かにしますし、国語力の上昇には間違いなくオーディオブックでも、いわゆる聞き取るという力にもプラスになるし、考える力にもなりますのでいいのかなと思っ
ていますし、視覚障害の
ある子なんかもオーディオブックというのは、まさに救世主というか、すばらしいシステムなのかなというふうに私は思ったりもしますので、私としてはですけれども、進め
ていっ
ていただきたいなという気持ちでおります。ただ、進め
ていく中で、オーディオブックは字を見ないんですけれども、デジタルの場合でも、紙の本じゃない本で読んでいくということで、例えば漢字
が書けないとか、そういうような弊害とかというのは出るものなのかどうかというのは、どんなふうに感じ
ているのかをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) これはデジタル化の議論をし
ていくと必ず突き当たる
あるあるだというふうに思っ
ております。 現状の学校現場で申し上げますと、漢字の学習、漢字の書き取り、練習につきまし
ては、これまで同様、時間をきちんと割い
て子供さんたち
が練習する書く時間というものは確保し
ております。また、文や文章の中で学習した漢字を使うこと
ができるように、いわゆる意味の通じる漢字を使うこと
ができるように、意図的な指導も実践、強化はし
ておりますので、子供たちは大丈夫だと思うんです
が、私自身も含め
て大人のほう
が危険なんじゃないのかなというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 私も反省するところで、まず文章を書くとき、何か例えば、この通告書を書くときなんかもそうなんですけれども、ほぼほぼ100%パソコンで書きます、私も。そうなっ
てくるので、漢字
が出
てこないんですね。こうやっ
てメモするときに、漢字でメモを書い
ていると、もう平仮名だらけになっちゃうようなそのぐらい漢字
がなかなか出
てこなくなっちゃうと反省するところで、でも、やはり手で書くということも私も重要なのかなというふうに思っ
ていますので、そこは並行的に子供たちの学習という意味では進め
ていっ
ていただけたらと思います。 そして、デジタル教科書、こちらのほうの実証実験を行っ
ているということなんですけれども、どんな内容をその実証実験の中で、どんなことの確認事項
があるのか。それをどのくらいの範囲で
ある程度の答えを出そうという考えなのかをお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) まず、本市ではないんですけれども、他の自治体で、国語のデジタル教科書のほうを使用し
ている自治体さんの報告をちょっと見たんですけれども、その学校では、デジタル教科書の文を子供たちにいろいろ読ませ
ているときにアンケート調査をしました。 デジタル教科書と紙ベースの教科書も含め
てどんなふうにしたいですかといったときに、1つ目、紙の教科書で今までのように読みたいというふうに答えた子供
が3分の1、それから、デジタル教科書で読みたいというふうに答えた子供さん
が3分の1、そして、デジタル教科書の読み上げ機能を使っ
て、読めないわけじゃないんだけれども、読み上げ機能も使っ
て、目と耳両方で読みたいといったお子さん
が3分の1、つまり、それぞれの子供さん
が一番自分
がいいやり方というのは3通り
あるという状況
がございます。 したがいまし
て、これをこれからも、もうちょっと時間をかけ
て実証実験をし
ていく中で、子供たち
が自分
が一番やりやすい形といいますか、そういったものを身につけ
ていける。またはチョイスし
ていけるような方向性をどうやっ
てつくっ
ていくのかというようなことを、これからやっ
ていく必要
があるのかなというふうに思っ
ています。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 多分そういう部分だとは思うんですけれども、やっぱり実証実験というからには、いつぐらいまでに結果を出すということ
がある程度必要かと思うんですけれども、どのぐらいの時期を考え
ているのかお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 今年度、先ほど答弁で申し上げましたように、学校を絞っ
て特に国語の教科書については導入し
ておりますけれども、これ今年度中に実証実験の成果と課題をまとめまし
て、これは国のほうにも報告をしながら、最終的には全ての学校に導入し
ていくという方向の中で進め
てまいりたいと思っ
ています。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 承知いたしました。 それでは、次に、その中でも読むという部分なんですけれども、読むことに本との出会いという部分もつながっ
てくる部分かと思います。読書推進計画について、こちらは教育部長のほうにお聞きしたいというふうに思うんですけれども、計画期間中の図書の貸出し実績、市内の貸出し実績の推移というものはどんなふうな状況になっ
ているのかをお伺いしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、図書の貸出しの実績ということですので、お答えいたします。 図書館3館の合計貸出し数の実績ですけれども、平成29年度67万1,067冊、平成30年度66万811冊、令和元年度58万4,771冊、令和2年度37万7,428冊、令和3年度
が57万2,025冊となっ
ておりまし
て、令和2年度については
新型コロナウイルス感染症によりまして休館、それから人数制限
がありましたので減少しましたけれども、令和3年度は令和元年度並みに戻っ
てき
ているという状況でございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 29年度からくるとちょっと下がっ
てき
ているのかなという全体で見ると下がり傾向なのかなというふうな印象を受けます。これは教育長かな、学校のほうの、学校図書の貸出し状況というのは、これは分かるものなのか、教育部長の方にお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 学校の図書館の貸出しの実績の御質問だと思いますけれども、教育委員会では、貸出しの実績数の報告はいただい
ておりません。ただ、各学校において、貸出しの実績のほかに蔵書数とか、それから児童生徒
がどんな本を借り
ているかなど把握はし
ております。それぞれの実態に応じまし
て、読書に係る子供たちの目標を設け
て取り組んで
いるというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 学校の図書については、ちょっと難しいかなと思いながら聞かせ
ていただきました。 この計画の中で、やっぱり子供たちの読書活動の推進ということですので、まずは読書、これは勉強というよりは楽しみなんですよ。本との出会いで
あったりとか、作家の出会いというのをその本の中で得られるという部分で楽しみだということを感じ
てもらいたい。現在、行われ
ている計画の中では、その楽しみを伝える工夫というのには、どんなもの
があるのかをお聞かせください。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 読書
が勉強ではなく
て楽しみで
あるということを伝える工夫という御質問だと思いますけれども、読書
が子供の成長に重要な役割を果たし
ているということは認識し
てございますので、2期の計画でも読書環境の整備ということはうたっ
ておりまし
て、その中で読書活動の楽しさ、すばらしさを啓発する取組を進め
てき
ているというところでございます。 例を申し上げますと、図書館でのイベント開催、それから読書通帳の発行、それから学校で言えば、一斉読書活動というような読書に親しむ、楽しむ機会を提供できるような工夫をし
ているというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) これ
が結構難しく
て、学校で皆さん、本をみんなで楽しく読みましょうというと、子供たちは学校で読まされ
ているというふうに感じること
が私は多いと思うんですね。やっぱりポイントは、保護者
が本を好きになることかなというふうに思っ
ていまし
て、ぜひ親に読書を勧めるというその部分をこれから次期のほうも聞きますけれども、その部分というのをもうちょっと取り入れ
ていただけたらなというふうに考え
ております。 それで77%の子供
が読書は、読むことは、本は好きだというふうに答え
ているというふうに聞いたんですけれども、この77%というのは高いというふうなお話だったんですけれども、これは上がっ
てき
ているんですか、それとも下がっ
てき
ての77%なんですかね。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) こちらにつきまし
ては、読むこと
が好きなパーセンテージにつきまし
ては、率は上がっ
てき
ているというふうに認識し
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 77%の子供
が本を読むこと
が好きというのは上がっ
てき
ているというお答えなんですけれども、上がっ
てき
ているのになぜ図書の貸出し数
が減っ
ているのか。読書の習慣というのは、離れ
ているのかというのをどのように認識し
ているのかをお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 好きな子供たちの率
が上がっ
ているのにもかかわらず、読書の冊数
が減っ
ているという実情
があるんですけれども、こちらはこれだけ情報化社会となっ
ているということで、子供たちもインターネットとか、それからスマートフォン、こういうものを使いこなし
ているということで、テレビとかそれから情報メディアの発達ですね、これ
が以前と生活環境の変化、これを様々ないろんな要因
がありまし
て、好きなんだけれども、やはり実際に本を借りるというの
が減っ
てき
ているというような認識でおります。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 私この数字を聞い
て、もしかしてとちょっと思ったこと
がありまし
て、私もそうなんですけれども、デジタル書籍で
あったりとか、それとかオーディオブック、こっちに走っ
ているということも
あるのかなと思うんですね。読書習慣の変化ですよね。昔だったら図書館で借りる、本屋さんで買う。そういうのだけでし
て、もしかしたら子供たちは、そのアンケートで、本を読んで
いますかと聞かれた場合に、オーディオブックで
あったりとか、そのデジタルブックを省い
ているんじゃないのかなと。それとかあと漫画、漫画は読書と考え
ていないというケースも
あるのかなと思うんですけれども、まず漫画は読書でしょうか。そこをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 漫画は読書かという御質問ですけれども、計画の定義から申し上げますと、栃木県の子どもの読書活動推進計画では、読書の指標として漫画、それから雑誌は除くというふうになっ
てございまし
て、本市の計画においても、漫画を読書としては数え
ておりません。しかしながら、歴史や文化、社会情勢といった難しい内容を分かりやすく漫画タッチにした書籍、いわゆる学習漫画ですか、こちらについては図書館には置い
てありますので、こちらについては児童生徒にとっては、大きな効果
があるのかなというふうには思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 私は漫画は読書だと思っ
ています。漫画もいわゆる歴史漫画だったりとか、そういうものだけじゃなく
て、漫画はいろんな漫画
ありますけれども、ギャグ漫画で
あろう
が、スポーツ漫画で
あろう
が、私はあれは1つの文学として認め
ていいんじゃないのかなと思っ
ているところ
がある。これは個人的考え方では
あるんですけれども、そう思っ
ています。子供たちには漫画を読むというのも、私は自分の娘にも漫画も買い与えますし、普通の本も買い与えますし、本を読むという意味では、そんなに差はない。差は種類としては違いますけれども、多様化し
ていく中の1つなのかなというふうに考え
ております。それは私の考えということだけで聞い
ていただければと思います。 それでは、次期計画のほうに進んでいきたいというふうに思います。 次期計画、次の計画の中でのポイントの部分なんですけれども、この本読んでみ
て!コンテストというものを行うということなんですけれども、この本読んでみ
て!コンテストは、どのようなコンテストなのかをちょっと説明いただけますか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) この本読んでみ
て!コンテストにつきまし
ては、自分
が読んで周りの人にお勧めしたい本について、その内容、それから好きなところをまとめたことを、カードの中に1枚の中に表現しまし
て、読書の関心を深めるということを目的としてやっ
ているコンテストでございます。こちらせんだって、なしお博でも表彰しましたけれども、市内の児童生徒の応募作品の審査を行いまし
て表彰をし
ているという、そういう事業でございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) これは言っ
てみれば、本の楽しいところを周りに伝えることによって、本の楽しさを友達と共有するという部分なのかなというふうに思うんですけれども、本を好きになっ
てもらうための施策としては、例えば、そのほかにも何か考え
ていることは
ありますか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) そのほかの施策ということでございます
が、今回の3期の計画では、発達段階に応じた読書活動の推進、それから、子供の読書環境づくり、それから子供の読書活動推進体制の充実といった3本の基本方針を基に、本を好きになっ
てもらうために様々な取組を内容に盛り込んでございます。 例えばを申し上げますと、図書ボランティアによる紙芝居、それから、お話し会の開催、それから対象年齢ごとのお勧め本リストの掲示とか、それから、先ほども申し上げましたけれども、読書通帳の発行といった取組をし
ていきたいというふうに考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 新しい計画では、どんどん子供たちに本を好きになっ
てもらう。先ほど現行の計画についての中でも申し上げたんですけれども、そういったところにやっぱり重点を置い
て子供たちの読書活動というものを本当に推進し
ていけるような、そんな計画にし
ていただけたらなというふうに思います。 その中で、電子図書の部分というのは、今、図書館電子図書とか使えるようになっ
ていて、私もこの間、実は登録させ
ていただい
て、電子図書を、図書館電子図書ですね、これを見させ
ていただいたりしたんですけれども、これ仕組みをちょっと簡単に手短に御説明いただけますか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 電子図書の仕組みという御質問でございます
が、こちら電子図書を登録することによりまして、スマートフォンとかタブレット端末等で自宅とか外出先から電子書籍を読むこと
が可能なサービスとなっ
てございます。 こちらは利用登録し
ていただい
て、市の電子図書館のホームページからIDとパスワードを入力しまし
て、読みたいタイトルを選択し
て借りると。借りるボタンを押しますと、1人5点まで、それから14日間、電子書籍を借りること
が可能ということになっ
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) ぜひそういったシステムを活用し
て、本を読むことということを勧め
ていただけたらなというふうに思います。 最後に、ちょっと市長にお聞きしたい。市長は慶應義塾大学の文学部を卒業ということで、そして、その後、政治家になられ
て、政治家というと、やはり言葉という部分をすごく大切にされ
てき
ているのかなというふうに考え
ているんですけれども、この国語教育、国語力の向上というものに対しての市長の考えも一言お聞かせいただければと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 私は国語
が中学校ぐらいまであまりできなかったんですね。ただ、高校になっ
てから非常によくし
ていただいた先生
がいて、それから結構国語
が得意になりましたね。歴史はもともと得意だったですけれども、でも、まずやっぱり国語を好きになっ
てもらうと。きっかけは何でもいいと思うんですよね。僕の場合はたまたま先生に恵まれ
て補習をやるよというふうになっ
て、やっぱりまず国語は字面だけだと結構苦手意識持つ方も多いと思うので、やっぱり何でもいいと思うんですよ。さっきおっしゃっ
ていた漫画でもいいと思いますし、何かいろんなきっかけ
があって、何かパーソナルな理由でもいいと思いますから。何か好きになっ
てもらうと。国語そのものではなく
ても国語の先生とかでもいいと思うんですよね、最初ね。そういう入り口をつくっ
て増やし
ていくことは僕は大事だなというふうに思っ
ています。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) ありがとうございます。市長からもお言葉をいただきましたけれども、国語力というのは、やはり人
が生き
ていく中で、社会の中で生き
ていく中で、とても大切なものだというふうに認識し
ています。ぜひ学校中心になっ
てくるとは思うんですけれども、我々大人
が子供たちに国語力というものを日本の文化という部分も含めた中で伝え
ていければ、子供たちの表現力で
あったりとか、想像力で
あったりとか、そういうものにつながっ
ていくと思いますので、お互い頑張っ
ていけたら子供たちに伝え
ていけたらなというふうに感じます。 この項の質問を終わらせ
ていただきます。 2、歯及び口腔の
健康づくり推進について。 歯及び口腔の健康を維持することは、口の中の健康だけでは
ありません。子供にとってはしっかりそしゃくし
て食事を取ることを学び、強い顎をつくり、生涯の健康維持の基礎となります。大人になり、ケアを怠れば歯周病や虫歯により歯を失うことにつながり、人とのコミュニケーションに支障を来すことも
あれば、不潔な口腔によりウイルスへの感染など大きな健康被害につながることも考えられます。高齢者になれば、誤嚥性肺炎や認知症の原因にもなると言われ
ています。 生涯を通し、歯と口腔の健康を維持することは、豊かで健康な生活を守ることで
あり、市としてしっかりサポートし
ていくべき問題で
あります。 令和2年12月定例会の
市政一般質問において、私は本市の歯と口腔の健康づくり指針における考え方と施策についてお伺いし、歯と口腔の
健康づくり推進条例の制定を提案しました。 本市の市民は、虫歯も少なく口腔ケアの意識も高いということは理解し
ています
が、市
がより一層サポートし
ていくことで、市民の理解をさらに深め、市民一人一人
が豊かで健康的な生活を送ること
ができるように願い、以下のことをお伺いします。 (1)2年前から現在の市民の虫歯の保有率と口腔内の有病率の推移について。 (2)2年前から現在の小中義務教育学校の子供たちの虫歯の保有率と口腔の健康状態の推移について。 (3)県内他自治体の取組をどのように把握し
ているかについて。 (4)本市として、歯と口腔の
健康づくり推進条例を制定する考えについて。
○議長(
松田寛人議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 時間も限られ
ていますから手短に言っ
ていきますけれども、(1)番ですけれども、まず、乳幼児の健診を基に令和元年度から令和3年度までの虫歯保有率推移申し上げます。1歳6か月では1.3%だったの
が0.7%となり0.6ポイントの減になりました。2歳では2.7%
が4.7%、これは令和元年度から令和3年度の変化ということですよ。2ポイントの増、3歳は10.3%から11.5%となり1.2ポイント増え
ています。 また、歯周病検診受診者を基にした市民の口腔内有病率の推移、これは同じ時期ですよ。令和元年度から3年度までですけれども、要精検者46.2%
が42.9%になりまし
て3.3ポイントのマイナス、要指導者40.8%
が40.2%になりまし
て0.6ポイントの減。 (2)令和元年度からやはり3年度における小・中・義務教育学校の児童生徒の虫歯の保有率、小学生と義務教育学校の前期課程では31.5%
が27.2%になっ
て4.3の減、中学校及び義務教育学校後期では24.6%
が20.4%になり4.2ポイントの減、また歯肉炎、歯槽膿漏などの歯周疾患、歯並びかみ合わせといった虫歯以外の何らかの疾病児童生徒、小学校と義務教育学校前期では7.6%
が7.3%になり0.3ポイントの減、中学校及び義務教育学校後期課程では8.6%
が8.8%になり0.2のプラスです。 (3)県内他自治体の取組をどのように把握し
ているかというかということです
が、県
が公表し
ている歯及び口腔の健康づくりに関する報告書の内容から、各自治体におけるライフステージに合わせた健診や相談などの取組
が実施され
ているのを把握し、市の事業を検討する際に役立て
ています。 また、これから後期高齢者を対象とする新たな歯科検診の必要性を感じ
ておりますので、次年度の事業化に向け
て今は協議を進め
ているところです。 (4)本市として、歯と口腔の
健康づくり推進条例、議員からも御提案をいただきましたこの推進条例です
が、令和5年3月、那須塩原市議会定例会議の議案提出に向け
て今作業を行っ
ているところで
あります。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) まず、今、令和3年、令和5年の間違いでよろしいでしょうか。令和5年の3月定例会議提出ということですね。大丈夫です。そのように把握しました。 それでは、まず2年前から見
てなんですけれども、市民の虫歯の保有率で
あったり、有病率、そして、子供たちの口腔の健康状態なんですけれども、一般市民のほうは、これからちょっと質問を
保健福祉部長にお聞きしたいと思うんですけれども、ほぼ変わり
がないという状況、そして、まず市民のほうですね、一般市民のほうは、ほぼ変わり
がないというような状況ということでよろしいでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) 議員おっしゃるとおりで、多少の前後といいますか、そういったことは
ありますけれども、ほぼ変わり
がない状況かと、このように把握し
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 次に、教育長にお聞きしたいと思うんですけれども、学校の子供たちの口腔の状況、これは改善され
ているようには聞こえたんですけれども、やっぱり指導によって改善され
てき
ているというふうな考え方でよろしいですか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるように、指導によって改善し
ているというふうに信じ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 承知いたしました。 条例はつくっ
ていくということで、私、提案させ
ていただきまし
て、ほぼ満額回答をいただけたかなと思っ
て、そんなに聞くことはない状況では
あるんですけれども、ひとつお聞きしたいのは、そんなに変わらない状態、学校のほうはよくなっ
ていく状態、この中で条例
が必要で
あると考えるようになったきっかけや要因は、どんなこと
があったのかをお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) タイミング的にたまたまですけれども、今年度
が第3期の那須塩原市健康いきいきプランの最終年で、来年新たに策定をすると、このタイミングで
あるということで、健康づくりには歯の健康、口腔のケアですね。そういったこと
が非常に重要で
あるというようなこと、あるいは県内で制定し
ていない市町というの
が、本当に那須塩原市を含め
て3つしかないというようなこと、そういったこと
がきっかけとなっ
て条例制定という運びになりました。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) たまたまと言われ
てしまいますと、私の提案したこと
があまり意味
がなかったのかなというふうに聞こえ
てしまうんですけれども、一般質問でやっぱり我々提案するときというのは、必要だと思っ
て提案し
ていますので、そこをたまたまではなく
て、ぜひ考慮し
ていただけたらというふうに思います。 今回の条例なんですけれども、条例制定した後にそれに沿っ
て計画をつくっ
ていくと思うんですけれども、その中でのポイントをどのようなところに置い
ているのかをお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(鹿野伸二) たまたまは大変失礼いたしました。更新時期
がたまたま今年度だったというそういう意味でございます。大変失礼しました。 条例のほうですけれども、基本的に理念条例といいますか、考え方を示すもので
ありまし
て、市の役割、市民の役割、それから歯科医師、そういったことの役割、それをうたった条例ということで考え
てございます。
○議長(
松田寛人議員) 7番、
森本彰伸議員。
◆7番(
森本彰伸議員) 条例をつくるというのはとてもすばらしいことだと思うんですけれども、条例をつくった中で、今度その計画をいかに市民に発信し
ていくのかという部分をやっぱりちょっと大切にし
ていただきたいなと思っ
ていまし
て、例えば、後期高齢者の定期的な健診というお話も
あったんですけれども、一般の人もこれ大切なんですね。私も半年に1回は歯医者に行っ
て健診を受け
ています。健診を受け
てクリーニングし
てということを行っ
ているんですけれども、そういうことの大切さを意外と市民の方は知らなく
て、私2年も3年も歯医者に行っ
ていない。虫歯できたことない、歯痛くないからという方
がいるんですけれども、そういうのは意外と例えば私ぐらいの年代になっ
てくると、歯周病だったりとか、そういった歯槽膿漏だったりとか、その虫歯以外のことにつながっ
ていることも
ありますので、ぜひその市民に発信する、これを大切にし
ていっ
ていただけたらなというふうに思っ
ています。 今回、2年前に私
が提案させ
ていただい
て、それ
が条例
ができるというふうになったということですので、私としては大変うれしく思っ
ております。 以上で私の質問を終わらせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(
松田寛人議員) 以上で7番、
森本彰伸議員の一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。会議の再開は2時30分です。
△休憩 午後2時15分
△再開 午後2時30分
○議長(
松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△堤正明議員
○議長(
松田寛人議員) 次に、1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 議席番号1番、日本共産党、堤正明でございます。 皆さん、こんにちは。 先ほど、森本議員の質問の中で、他市の先進事例を学ぶというお話もございました。私も建設経済常任委員会の一員として、この7月に所管事務調査として新潟県の長岡市を訪問させ
ていただきまし
て、この長岡市役所、これを視察し
てまいりました。 この長岡市役所は、JRの長岡駅から屋根つきのスカイデッキと申しますか、2階建てのデッキです
が、スカイデッキで駅から直結をされ
ております。その直結先には、市民活動、それから市民協働の拠点として設けられたスペース
がございます
が、その市民活動の拠点のスペースの中に長岡市役所
が存在し
ております。 シティホールというところで
あるんです
が、このシティホールは広場も設けられ
ていまし
て、この広場からは長岡市役所を眺めること
ができるんですね。2階部分から長岡市役所の1階部分、2階部分を全て眺められると。なぜ眺められるかというと、長岡市役所の壁
が全部透明の壁になっ
ておりまし
て、全部透明性
が確保され
て市民に開放され
ていると。そういうような市役所を見
てまいりました。 それに基づきまし
て、今回、
市政一般質問を通告書に基づい
てさせ
ていただきたいと思います。 1、新庁舎の建設について。 新庁舎建設は、市民の関心
が高く、本市の分散型地域づくりとの整合性や今後の行政サービスに大きく関わるものと考えます。しかし、進捗について、市民への情報提供
が遅れ
ていると考えることから、以下の項目についてお聞きします。 (1)新庁舎建設は、どのような組織、どのような場で検討され
ているのか。 (2)確保済みの建設用地及び建物の延べ床面積について。 (3)基本構想当初より計画
が遅れ
ている要因並びに今後の
スケジュール及び完成時期について。 (4)新庁舎建設基本計画の見直し内容について。 (5)設計の発注方法と工事の発注手法について。 (6)新庁舎は、市民サービスの向上に寄与できるもので
あるのか。また、市民の意見・要望
がどのように取り入れられ
ているのか。 (7)新庁舎は、主にどのような構成・構造になっ
ているのか。 (8)現在の問題・課題について。 よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員の質問に対し、答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) それでは、堤正明議員の1、新庁舎の建設について順次お答えいたします。 初めに、(1)の新庁舎建設はどのような組織、どのような場で検討され
ているのかについてお答えいたします。 新庁舎建設については、現在、新庁舎建設基本計画の一部改定を行っ
ているところで
ありまし
て、庁内検討委員会などの庁内組織で検討し
ているほか、市議会におきましても庁舎建設検討特別委員会
が令和3年の6月議会、こちらのほうで設置されたところでは
あります。 次に、(2)の確保済みの建設用地及び建物の延べ床面積についてお答えいたします。 確保済みの建設用地については、2万9,674.87㎡で
あります。建物の延べ床面積については、基本計画ではおおむね1万7,000㎡を基本とし
ております。 次に、(3)の基本構想当初より計画
が遅れ
ている要因並びに今後の
スケジュール及び完成時期についてお答えいたします。 計画
が遅れ
ている要因については、東日本大震災に起因する東京電力福島第一原子力発電所の事故や東京オリンピック・パラリンピックなどの影響による建築費、労務単価の高騰など
が基本構想からの
スケジュールの変更に影響を与え
ております。 その後、「那須塩原駅周辺まちづくりビジョン」を策定し、現在は、
新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化を踏まえた基本計画の一部見直しに取り組んで
いるところで
あります。 今後の
スケジュール及び完成時期については、現在、基本計画の見直しを行っ
ている状況で
あり、令和5年度から設計業務に着手し令和9年度の完成を想定し
ております。 次に、(4)の新庁舎建設基本計画の見直し内容についてお答えいたします。 平成30年度に議決を経
て策定しました現在の基本計画における基本方針は変えずに、デジタル化への対応、環境負荷軽減に関する項目、概算建設工事費、建設
スケジュールの見直しなど
が主な内容で
あります。 次に、(5)の設計の発注方式と工事の発注手法についてお答えいたします。 発注方式には、基本設計や実施設計、建設工事などを個別に発注する方法やそれらを全て一括で発注するなど様々な方法
があります
が、本市にとって最適な時期に最適な手法で発注すること
ができるよう検討を行っ
ているところで
あります。 次に、(6)の新庁舎は市民サービスの向上に寄与できるもので
あるのか。また、市民の意見・要望
がどのように取り入れられ
ているのかについてお答えいたします。 新庁舎においては、複数庁舎にまたがる本庁機能の集約や窓口機能の低層階集約など、機能的な窓口環境の整備、バリアフリー・ユニバーサルデザインの積極的な導入など、親しみやすい便利な庁舎の建設を目指すほか、交流によるまちづくりの拠点となる庁舎、防災拠点となり、市民の安全を守る庁舎などとすることを基本方針に掲げ
ており、市民サービス
が大きく向上するものと考え
ております。 現在の基本計画については、市民検討懇談会の開催などを通して、市民の意見・要望を取り入れたものとなっ
ており、今回の見直しにおいても、現在、パブリックコメントを実施し、幅広く意見の聴取を行っ
ているところで
あります。 次に、(7)の新庁舎は主にどのような構成・構造になっ
ているのかについてお答えいたします。 構成については、複数庁舎にまたがる本庁機能を集約した上で、窓口や執務を行うスペース、会議や相談室などの共有スペース、議場など議会に関連したスペース、市民
が来庁時に気軽に立ち寄り、懇談、打合せ等
ができるスペースなどを想定し
ております。 構造については、建築基準法を上回る重要度係数1.5の耐震性能を確保することを目標とした上で、免震構造または制震構造の採用について建築物としての構造特性や合理性などの観点から判断し
てまいります。 最後に、(8)の現在の問題・課題についてお答えいたします。 各種建設資材費の高騰のほか、燃料費、輸送費、人件費等の上昇の影響による建設工事費の上昇
が続い
ていることから、いかにコストを意識しながら必要な機能を整備し
ていくか
が課題で
あると考え
ております。 以上です。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) それでは、順次、再質問に移らせ
ていただきます。 この新庁舎建設、これは先ほど述べられたように那須塩原市の新庁舎建設基本計画、これに記され
ておるところでございますけれども、この基本計画の中では、新庁舎建設における基本的な方向性を述べられ
ております。5点
ありますので、少しそれをおさらいしたいと思います。 1つ目は、親しみやすい便利な庁舎、2つ目は、交流によるまちづくりの拠点となる庁舎、3つ目は、防災拠点となり市民の安全を守る庁舎、4つ目は、環境負荷の低減に配慮した経済的で効率的な庁舎、最後5つ目は、市民に開かれた庁舎、このように基本方針
が記され
ております。 これにしたがっ
て、再質問を行っ
ていきたいと思います。 まず(1)の新庁舎、どのような組織、どのような場で検討され
ているのかということについて答弁
がございました。それぞれのメンバー構成についてお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 検討の組織、庁内の組織ということなんです
が、庁内の検討組織、こちらにつきまし
ては、両副市長とここに
いる部長、局長というような構成で検討委員会のほうは組織され
ております。また、その具体的な細かい点等については、幹事会やワーキンググループというところで部長、局長よりも年齢的にもっと若い職員の意見も取り入れるということで、そういう組織もつくっ
ております。 そのほかに先ほども申し上げましたように、議会としましては、特別委員会を設置し
ていただい
て、議員さん方の意見を取りまとめいただい
ているというところで、今後、今回、今ですね、パブリックコメントも行っ
ている中で、議員の皆様の御意見等も取りまとめ
ていただい
ているというような状況になっ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 答弁ございました。 今後の予定を含め
て、これまでの検討の回数等をお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) まず、今回の見直しに当たっては、庁内で先ほど言ったワーキンググループ等、細かい部分検討する集まりとしまし
て、大きく集めたものとしては4回実施し
ております。そのほかに各部課から意見を聴取するというような作業を行いまし
て、庁内の検討委員会というところで最終的な素案というのをまとめたところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) (2)のほうの再質問をさせ
ていただきます。 建設用地
が約3万㎡、建物の延べ床面積
が1万7,000㎡という御答弁
がございました。この建設用地3万㎡の使い道についてお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 建設用地の中の使い道ということなんですけれども、主に庁舎の部分、それから駐車場、それと一部駐車場の中には緑地的なところでいろいろなイベント的なスペースとして使えるような部分も設けたいということで考え
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 今、お聞きした中では公共事業のための用地というような内容でした
が、実際にこの土地を売った方からお聞きしたところ、公共用地以外にも民間の用地に使うような内容の契約になっ
ているというふうにお聞きし
ております。それについてはいかがでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 民間の用地ということでお聞きし
ているということなんですけれども、実際にさっき言った庁舎のスペースという中の基本計画のほう、以前議決いただいた基本計画もそうなんです
が、今回もその部分については、特段修正はし
ていないわけなんです
が、売店で
あったり喫茶スペースで
あったり、そういう庁舎の中で民間的な活動
ができるようなスペース
があると、行政機能だけじゃないというところでの取扱いという意味だと思います。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) この税法上、公共事業の土地に建物を売った場合には、収用などの課税の特例
が受けられるということで、譲渡所得から最高5,000万円までの特別控除を差し引くということです
が、しかし、今回は先ほどお話
があったように、市庁舎の中に売店とか、そういうの
が含まれるということで、民間の施設
が入るということで、この土地の利用用途
が公共事業だけでなく、民間施設
が入るということになっ
て、特別控除額
が5,000万円から1,500万円に下がっ
ているということで、この実際売買契約をした方からはせっかく協力したのに、さらなる協力を強いられたというようなお話
が届い
ております。それで、そういう内容で売店だけなのかというような話
が今後ちょっと
あるかと思います
が、これはまた別途、別の項目でお話しさせ
ていただきたいと思います。 次、(3)の基本構想
が当初計画より遅れ
ている要因、先ほど、原発事故とか東京オリパラと資材高騰、コロナ禍の現状等、お聞きしましたけれども、これは今後
スケジュールの詳細について、お尋ねをしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 今後の
スケジュールの詳細ということなんです
が、先ほど申し上げましたように、現在パブリックコメントのほうで素案の提示をし
ております。その素案の中では、令和5年度から設計に入りまし
て、最終的には令和9年度に完成というような想定で進めるということで計画のほう見直しを行っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) パブリックコメントは今行っ
ているということです
が、パブリックコメントの後は多分この基本設計に向け
て、どのように基本設計をやっ
ていくのか。発注をし
ていくのかということにつながるかと思いますけれども、パブリックコメントの期限時期と発注方式
が決まる時期についてお尋ねをします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) パブリックコメント自体
が12月から始まりまし
て1月というところで、これはもうこのパブリックコメントの時期に合わせまし
て議会の特別委員会のほうからも議員の皆様の意見を提言としていただくというような
スケジュールになっ
ております。 また、発注方法ですね。これにつきまし
ては、9月の議会で補正予算ということで承認いただきました予算、これCM業務委託というところで、実際どういう手法
がいいのか。どういう設計の方法、設計の業者の応募の仕方
がいいのか、こういうところについて、現在契約の中で協議を進め
ているところでございます。それ
が決まり次第、発注方法とか
が最終的には決まっ
てくるということになります。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) それでは、あと発注方式について、また別途詳しく質問させ
ていただきたいと思います
が、取りあえず(4)番、新庁舎基本計画の見直し内容について、まずお聞きしたいと思います。 先ほど、デジタル化対応、環境負荷の低減、工事費
スケジュール等の見直し
がこの基本計画の見直しの主な内容だというお話でした
が、デジタル化の対応の具体的な内容についてお尋ねをします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) この見直しの内容というところなんですけれども、まずデジタル化の内容ということなんです
が、こちらにつきまし
ては、今回この基本計画の基本方針、こちらのほうは見直し
ておりません。その下に整備の方向というもの
がそれぞれ
あります。 先ほど、堤議員さん、質問の中でも説明いただきました基本方針
があります。その下に、まずデジタルに関しては、窓口サービスの利便性向上、将来の変化にも柔軟に対応、情報通信技術の有効活用、このような整備の方向性というところ
があります。これにつきまし
て、この対応の中で具体的に盛り込んで
いるような状況になっ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 窓口サービスは、利便性の向上にデジタル化を対応するというお話ですけれども、この前も渡辺市長から答弁
がありましたように、デジタル化というのはあくまでも現業の補完だというお話
がございました。やっぱり対面を基本として、それぞれの業務対応
が行われるべきだと思います
が、それの対面
が基本だという点には変わりはないかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 基本的にやはり対面というもの
が必要なもの、手続の中にはそういうものも
あると思いますけれども、先ほど、一番初めに、この基本計画の見直しの中で、この
新型コロナウイルス感染症対策というところも考えますと、できるだけ接触をしないというものも一つの考え方、今後ともこういう感染症、はやってきたときに、対面じゃなくちゃできないというと、そういういろんな申請手続等
ができなくなっ
てしまうということで、それについては、窓口のデジタル化、オンライン化というところをやっぱり進め
ていかなくちゃいけないというところで、実際には新庁舎
ができ
てからやるんじゃなく
て、できる前からもう既に書かない窓口で
あったり、オンライン化というところについて進め
てはおります。新庁舎はもちろんですね、そういう形は踏襲し
ていくというところでの基本計画の中の盛り込み方という形になっ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) コロナの情勢も
あるから全て
が対面というわけにはいかないということで、デジタル化も含め
て対応をし
ていくという答弁かと思います。さらに、環境負荷の軽減に配慮した経済的な効率的な内容というのを、もう少し具体的にお尋ねをしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 環境負荷の軽減に対する対応というところなんですけれども、こちらにつきまし
ても、やはりこの基本計画の中の基本方針というところで、環境負荷の低減に配慮した経済的、効率的な庁舎とうたっ
ている中で、省エネルギー化の推進、あるいは緑化の推進というところで、議決いただいたときに盛り込まれ
ていなかった部分について、今回盛り込ませ
ていただいたということになっ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) この中には再生可能エネルギーの使用とか、あるいはいろんな機器の省エネ化とか、そういう点も含まれ
ているかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 新庁舎については、省エネ、創エネというところを両方やはり盛り込んだような形で環境負荷の低減というものを考え
ていくと。創エネについては、再生可能エネルギーの活用で
あったり、省エネについては、省電力で
あったり、あるいは断熱、そういう効果
があるようなものを使うとか、そういうふうなところで省エネというところはちょっと考え
ていきたいというところ
がございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 会派代表質問の眞壁議員の中でも明らかになっ
ております
が、基本計画見直し後の事業総額
が113億5,000万円ということでございました。内訳
が建築工事費
が108億5,000万円、外構工事
が5億円ということで会派代表質問の中で答弁
があったと考え
ております
が、この大体10%
が総工事費
が最初の基本計画より増額になっ
ております。この事業費さらなる増額となることはないのか、お伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 総事業費、現時点で113億5,000万円というところで、先日、眞壁議員さんのところでもお答えをしたところなんですけれども、これについては、平成30年度に議決いただいた基本計画、この事業費、ここに現時点までの物価上昇分などを含めまし
て再計算した金額ということになっ
ております。 この後、これ以上、上がらないのかというところなんですけれども、実際のところ、物価上昇
がどこまで上がるのかどうか。これは私ははっきり分かりません。実際なかなかそこまで想定
ができないというところで、現時点ではというような表現で、この113億5,000万円というところ、どこかのタイミング的なところを決めないと、総事業費
が示せないというところで現時点ではという金額で今回、基本計画の見直しのほうの数字とさせ
ていただい
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 事業費
が113億5,000万円ということです
が、この数字に至るまでにいろんなコストの削減
がそれぞれ考慮されたと思います
が、削減されたコスト、どのようなもので、どれぐらいの金額のもの
があったか、お尋ねをします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) この113億5,000万円になるまでに、どのようなものをコスト削減したかということなんですけれども、先ほど申し上げましたように、まだ基本設計入っ
ておりません。基本計画自体で以前示し
て議決をいただいた金額、こちらのほうに物価上昇分を上乗せしたという形の数字になっ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 全体規模をダウンサイジングし
て、もう少し小さくするというようなお考えはございませんか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) ダウンサイジングし
て今のこの総事業費落とすこと
ができないかということなんですけれども、これについても、先ほど1回目の答弁でも申し上げましたように、コスト削減というのは、やはり目指すところでは
あるんですけれども、必要なものを、それを削っ
てまでコスト削減というところにはやっぱりならないのかなと。これから基本設計やっ
ていく中で、その中で実際には今、総延べ床面積基本的な数字として上げ
ていますけれども、この面積自体も実際に設計をし
て積み上げた数字ではないというところで、これから基本設計をつくっ
ていく中で、小さくなるか必要なものを入れ
ていくともう少し大きくなっ
てしまうかというところも分からない。ただ、できるだけコストを下げるという意識は持ちながらはやっ
ていかなくちゃいけない中で、必要なものを削るということは、やはりできないかなというところで考え
ていますので、単に面積を削っ
てダウンサイジングというところには、ちょっと今の時点では考え
ていないというところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 先ほどの中で、パブリックコメントを今やっておると。あと、かつ市議会議員の皆様への意見も紹介し
ているということです
が、この2点については基本方針の見直しに反映されるということで考え
てよろしいでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) パブリックコメント、あるいは議員の皆様からの提言というところについては基本計画に反映されるのかと。その提言の内容によってということになっ
てしまうかと思います。 この新庁舎とは違いますけれども、この議会初日に議決をいただいた総合計画の後期基本計画、こちらにつきまし
ても、提言のほうをいただきました。その中でその提言をいただいたものについては、こういう考えで盛り込んで
いますよ。あるいは、提言いただいたものについては、こういう対応をし
ていますよ。こういう部分で盛り込んで
いませんよというようなことで説明をさせ
ていただいたと思うんですけれども、その辺については、やはり中身を提言の内容によって盛り込めるもの、盛り込めないもの、こういうものは
あるかと思います。 実際に、今回例えば土地のほう、先ほどの面積購入したところ、土地をもっと増やせとか、そういう提言
があったところで、もうなかなかそれは土地を増やすのはできないよとか、そういうようなことになると思いますので、できるもの、できないもの、その提言、パブリックコメントの意見、それを受け
てからの対応ということになると思います。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 了解いたしました。 それでは、(5)番の設計の発注方法と工事の発注手法について、先ほど個別発注、あるいは一括発注、今検討され
ているということでございます
が、個別発注もいろんなパターン
があるかと思います。その内容をお聞きするのと、その発注方法をどのパターンで取るのかによって、コストにどういうふうに影響
があるのか、お伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 発注方法につきまし
ては、今回見直しでパブリックコメント等で示し
ています計画書の中に、4通りほど記載させ
ていただい
ています。 1つ
が設計施工分離方式、これは従来型というんですか、基本設計をやっ
て実施設計をやっ
て工事にというようなやり方になります。 それから、設計の段階から建設業者の技術の協力を得るというECI方式というもの
が2つ目として
あります。 3つ目としては、基本設計を行った後に、実施設計と建設工事を一括で発注するという方法、基本設計先行型デザインビルド方式というもの
があります。 また、もう1点
が、一括発注するものですね。基本設計、実施設計、工事発注を全部一括し
て発注する方式、設計施工一括発注デザインビルド方式という4つのものを今回の基本計画のほうには想定し
ているものということで盛り込んで
います。 その中で、経費的に安いだろうと言われ
ているのは、一括発注のデザインビルド方式ということなんですけれども、実際にこれ本当に安くなるかどうかというところについては、ある程度やっぱり精査し
ていかないと分からないという部分なんで、極端なところで、どれ
が今一番安いですよというところまでは、ちょっとお答えできない現状では
あります。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) いろんな発注方法
があるというお話です
が、令和5年度に設計を発注するということは決まっ
ているというふうに、先ほど答弁
がありましたけれども、まだ発注方法
が決まっ
ていないから、設計発注はあくまでも基本設計を発注するのか、あるいは実施設計まで含め
て発注するのかというのは、まだ不明だということでよろしいでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) はい、発注方式についても先ほど申し上げましたように、現在CM業務、コンストラクション・マネジメント業務ということで、事業者にちょっと委託をし
ている中で、どういう方法で発注し
ていくのか、どういう金額になるのかというところ、また、その基本設計を発注するときのやり方、こういうものについて、ほかの事例なども合わせた中で提案等をいただい
て決め
ていくということで、まだその段階でございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 令和5年度に設計を発注するということは決まっ
ていると。これは今、設計支援業務ということでコンサル会社
が入っ
ているかと思いますけれども、どのようなコンサル会社
が入っ
ているのか。また、これ
が入っ
て設計支援業務、どこまで進んで
いるのか、お尋ねをしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) どのようなコンサル会社
が入っ
ているのかと。これについては、東京の大手の会社ということで契約のほうを結んで進め
ております。 今、進んで
いる内容としまし
て、先ほど言いましたように、発注の手法によってどのぐらい、今、基本設計
ができない段階なんですけれども、大まかなところで、どのぐらい発注の手法によってコスト的に違うのかとか。あるいは先進の事例というところで、どうだったかというところについて、資料の収集等、集め
ていただい
ているような状況でございます。一応この業者委託につきまし
ては、今年度と来年度というところで契約のほうをし
ているような状況でございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 基本的には、基本設計には多分1年ぐらいかかると思いますので、次の実施設計に入っ
てもらう場合、1年間を要するかと思います。令和5年度にこの設計業務を発注するということになると、やっぱり令和5年度の早い段階に設計業務を発注する必要
があるかと思います。今、何月ということはお伺いはないと思いますけれども、上旬に発注するという考えでよろしいでしょうか。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) ただいまの堤議員さんのほうから基本設計に1年、実施設計に1年ぐらいかかるということではないかということで、どの時期に発注するんだということなんですけれども、繰り返しになっちゃ
いますけれども、今のパブリックコメントに上げさせ
ていただい
ている基本計画の素案につきまし
ては、基本設計と実施設計でちょっと時間
がかかるだろうなというところで、トータルで3年間というところを予定し
ているという状況になっ
ています。ですから、1年1年もしかかったとしても、ちょっと余裕を見
ての
スケジュールにはなっ
ているような状況でございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) はい、基本設計、実施設計足し
て3年というような答弁だと思いますけれども、これは当然設計の発注を令和5年度にすると。そこから設計を開始するということになろうかと思いますので、上旬・中旬・下旬はまだ答えられないというお話なんですけれども、たまたま答え
てしまったということはないですかね。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) たまたまということですか。今のところ、基本計画のほうに掲載し
ているような形で、内部のほうではちょっと皆さんのほうに提示し
て御意見をいただい
ているという状況でございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 了解しました。 取りあえず(5)まで終えたいと思います。 それから、次(6)に入りたいと思います。 新庁舎は、市民サービスの向上に寄与できるものかどうかということで、いろいろ御答弁いただきました。 その中で具体的に少し内容をお聞きし
ていきたいと思います。まず、行政サービスの集約と各地域の窓口分散の具体的な内容についてお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 行政サービスの集約と窓口の分散ということなんです
が、行政サービスの集約じゃなく
て、本庁機能の集約ということで答弁差し上げたかなと思っ
ています。行政サービスは集約するんじゃなく
て、行政サービスは身近な地域でサービス
が受けられるようなことでということで、基本計画のほうでもそういうふうに示し
ていると思います。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 新庁舎の建設計画は、この用地は東那須野地区に位置し
て、まちづくりの目標として、この東那須野地区、新たな文化の創造と発信により、多くの人を引きつける出会いにあふれたまちで
あり、また県北の玄関口にふさわしい本市の顔づくりというふうにございます。 そのようなふさわしい新庁舎、どのようにし
て造っ
ていくかという点で、もう少し細かい点をお聞きしたいと思います。バリアフリー化、ユニバーサルデザインの具体的な配慮についてお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 新庁舎のバリアフリー・ユニバーサルデザインについてということなんですけれども、基本的に新築する庁舎ということなんで、当然ながらユニバーサルデザインというのを考えた中での新庁舎の整備ということになっ
てくると思います。 例えば、段差をできるだけなくすとか、通路の明るさで
あったりとか、道路幅とか通路幅とか、こういうところについての配慮とか、こういうところなんかは当然ながら初めから考え
ていかなくちゃならないと。高齢者でも障害をお持ちの方でも、安心に使えるような施設というところ
がこのユニバーサルデザインへの配慮というところかなと思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 庁舎には多様な来庁者の方
が来られるかと思います
が、今、お話聞い
て、ましてや障害者の方への配慮、特に目の不自由な方、耳の不自由な方、あるいは手足の不自由な方、それの具体的にどういう配慮をされようとし
ているのかお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) どういう配慮かといいますと、どういう配慮をし
ていくのかと。当然ながら足
が不自由な方、車椅子の方、こういう方には段差じゃなく
てスロープというもの
がある程度高さ
が違うところなんかは必要なのかなと思います。また、目の不自由な方については、点字ブロックで
あったり、これどこまでできるかどうかというのは
ありますけれども、音声でのガイド案内とかそういうものもほかの庁舎なんかで入れ
ているようなケースも
あると思います。いろいろそういう障害の程度によって配慮し
ていかなくちゃならない部分、これについては新しい庁舎というところで、初めからできたものに対してバリアフリー化の工事をやるというようなこと
がないように配慮し
て造っ
ていかなくちゃならないかなと思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) はい、了解しました。 さらに質問を続けます。 交流によるまちづくりの拠点となる具体的な内容についてお尋ねをします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 交流によるまちづくりの拠点というところの庁舎ということなんです
が、新庁舎については、那須塩原駅からほど近いところに新庁舎建設予定地というところを確保し
ております。 この新庁舎だけじゃなく
て、渡辺市長
が来
てからもつくりましたまちづくりビジョン、こういうようなものを那須塩原駅から新庁舎までの間、ある程度人
が行き来できるようなそういうところ、あるいは那須塩原の駅周辺の地区で人
が交流できるようなそういうようなことの拠点になるようなところということで、ちょっと先ほど一番初めにもお話ししましたように、庁舎のほかに駐車場、あるいはイベント等でも活用できるような緑地帯、こんなものもちょっと設け
ていきたいというところで、その緑地帯というところについては、ふだんからイベント等でも使えるし、車で来庁する方
が多い場合には駐車場に使えるようなことで、自由な使い方をし
ていきたいというところで考え
ています。 交流という点については、広い敷地というところも
ありますので、そういう一部を使っ
て人
が集まるようなイベント、こういうようなもの
が開けるようなところ
がひとつ交流の拠点かなということで考え
ております。 実際に、今回11月にも市民活動センターのイベントに合わせ
て、これ宇都宮大学の大学生の協力をいただきまし
て、新庁舎の予定地、今空き地になっ
ている状況です。こちらのほうで青空図書館というような形のイベントもやっ
て、少しずつ庁舎
ができる前から、そういう人
が集まれるような興味を持っ
てもらえるようなイベントもということで、ちょっと取組を始めたところでございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) これまでこの新庁舎建設に関わっ
てパブリックコメントは今やっ
ている最中ですけれども、それまでに今まで寄せられた市民の意見
がございましたらお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) パブリックコメントを現在行っ
ています。この基本計画の見直し自体
がパブリックコメントに合わせ
て広報で
あったり、ホームページでちょっとお知らせしたというところで、この中身についての御意見については、今までのところは受け
ていない状況になっ
ています。ただ、意見としていろいろ市政懇談会等でも
あるのはいつ造るんだろう、早く造っ
てくれとそういうような意見
が多いのは確かでございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) それでは、(7)番の新庁舎はどのような構成・構造になっ
ているのかについて、先ほど御答弁
がございました。 当然、窓口、執務、会議室、相談室、それから議場に市民の懇談打合せコーナー、あるいは構造では耐震性を確保、要するに免震構造、制震構造等を取り入れ
ているというふうにお話
がございました。 この新庁舎の中で主に職員
が働く場ですので、職員の働く環境
がしっかり確保され
ているの
が一番の前提かというふうに思います。職員は今収容人数880人でよろしかったでしょうか。さらに1人当たりに換算すると何㎡を確保されたのか、お聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 職員の数と何㎡ぐらい確保したのかということなんですけれども、恐らく880というのは市の職員全員の数かなと思います。 実際に今のところ、現時点で想定し
ているもの、これ開庁するのは5年後になっ
てくるので、職員数
がどのぐらい増え
てどのぐらい減っ
てというところまで想定というの
がちょっと難しいので、現時点での職員数というところで722というところで執務スペースのほうは計算のほうをし
ております。議会のスペースで
あったり、市長、副市長、教育長などの特別な部屋を除い
て、職員としての執務スペースについては722人ということで想定し
ていまし
て、1人当たりの面積7.74㎡、ちなみに現庁舎ですね、今のこの本庁舎、執務スペースについては4.85㎡というところになりますので、今よりも少しスペースは広くなっ
てというようなことで考え
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 十分な業務空間を確保し
ていただきたいと考えます。 それでは、この8番なんですね。現在の問題・課題について、工事費
が上昇し
ているということでコストをこれからも意識をし
ていくという答弁
がございました。 再度この中で、もう少し具体的課題等をおさらいさせ
てお聞きし
ていきたいと思います
が、コロナ対策について、もう一度、具体的にどういうような内容なのかをお聞きします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) コロナ対策というところを新庁舎はどのように考え
ているのかということなんです
が、先ほど行政機能を集約するんじゃなく
て、本庁機能の集約だよと。行政サービス的には、各地域のほうに分散した形でのサービス
が受けられるような状況を進め
ていきたいというところを考え
ているの
がまず大きなところ、庁舎そのものとしては、今回のコロナ対策の臨時交付金を使っ
て学校とか公共施設に整備したような非接触型のスイッチで
あったり、あるいは自動水栓とか、できるだけ触らない、人
が触ったところに触れないような配慮、そういうものとか、あとは抗ウイルスの素材を使うとか、そういうところで考え
ていくと。あとは換気ですね。昔のエアコンじゃなく
て今のエアコンだと空気の換気をしながら温度のほうを調整
ができると。そういうようなものも
ありますので、できるだけそういうようなところ、コロナだけじゃなく
て感染症対策という中でも配慮
が必要かなということで進め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 当然コロナ対策、密を避けると、大前提だと思います。当然あとみんな
が触らないように、触る共有物をなくし
ていくということで先ほど答弁
ありました。非接触型ということですので、当然水道の蛇口はひねらずに自動のセンサーで水道の水
が出ると。ドアはノブを触らずに自動でドア
が開くと、そういうの
が理想かなというふうに考えます。 それから、この新庁舎
ができれば、当然現在
ある本庁舎、ここですね、ここの場所とあと
西那須野庁舎、塩原庁舎、それぞれの役割
が変わっ
てくるかと思います
が、この本庁舎の扱いはどのようになるかお伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) この本庁舎、新庁舎
ができた後の扱いということなんですけれども、これにつきまし
ては、先に議決をいただいた基本計画のほうでも同じようにうたっ
ているわけなんです
が、新庁舎
ができた後、この庁舎については解体するということで考え
ています。理由としては、昭和58年に建築した建物ということで、これから4年、5年後、もう既にその時期になりますと、築45年、46年という時期になっ
てくると。RC自体の建物自体は耐用年数60年と言われ
ていますけれども、年間大体1,000万とか2,000万とか修繕
がかかっ
ている中で維持し
ていくのには、これだけ大きな建物、ある程度、財政的なところも考えた中で、解体し
ていきたいというの
が以前の計画に盛り込んだとおり、また、この後も同じような考えでございます。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 本庁舎はコスト面から解体し
て跡地を売却するということかと思います。 この新庁舎はそれぞれいろんな本庁機能を集約という側面も
ありますので、来庁者
が増えるかと思います。来庁される方の交通手段はいろんな形態
があるかと思います。それぞれ私
が考えるには、今の車社会からやっぱり人優先の社会にそれぞれ来庁者の方へも配慮をする必要
があるかと思います。 そこでお聞きしますけれども、車から人へという面では、JRの駅で降り
て、そこから歩い
て来られる方、あるいはゆーバスを使っ
て来る方、自転車で来る方、いろんな形態
があるかと思いますけれども、来庁者への対応はどのように考え
ておるか、お伺いします。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 来庁者への対応と、配慮というとこなんですけれども、今、堤議員さんおっしゃったように、新庁舎について那須塩原駅の駅から近いところにできるということで、特に那須塩原駅についてはJRで
あったり、公共交通バス、タクシー、こういうもの
が那須塩原市内からもあちこちからも路線
があるというところで、公共交通を使うと集まりやすい場所だというところでの配慮というものもひとつ
あると思います。 そのほかに、本庁に先ほど言いましたように、本庁機能を集約すると。新庁舎に本庁機能を集約するということで、必ずしも例えば市民課で
あったり国保年金課で
あったり、そういう窓口については、本庁じゃなく
てもその地区で西那須野地区、黒磯地区、塩原地区というところで行政サービス
が受けられる。窓口サービス
が受けられるというところを今回の基本計画の中でも盛り込んでおりますので、そのようなことで、わざわざ遠いところから公共交通を乗り継いで市役所の新庁舎まで来なく
ても通常受けられるサービスについては、そういうセンターで受けられるというようなところも考え
ております。 デジタル化への対応ということで、オンラインでのサービスというところについても、やはり進め
てまいればわざわざ来なく
ても済むというようなところも
あるかと思います。そういうところ
が人への対応というところで考えられるところかなと思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) せっかく那須塩原駅に近いところに新庁舎を建設するという土地の利点もございますので、やはり駅と新庁舎の間、自転車で来られる方には安全に配慮し
て、そこの間は市道ですので、自転車道を整備すると。あるいは歩きで来られる方は雨天等も配慮し
て屋根つきの遊歩道を整備するとか、そういうことも考え
ていただきたいというふうに、ここで要望として述べさせ
ていただきます。 それから、市民の意見も早く取り入れ
て、この計画具体化を詳細なところを早く市民に明らかにし
ていただきたいなというふうに考え
ております。 先ほども述べました長岡市でも開かれた庁舎ということで透明性を確保し
て、それぞれ業務内容
が市民に分かりやすくなっ
ているという側面もございますので、この新庁舎、今後どのように進め
ていくのか。市長の見解をお聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 議員と執行部のやり取りで、ほとんどつまびらかになったのかなという気
がしますけれども、本当に現状今こんな感じでございまし
て、新庁舎というのは本当にこれまでずっと議論になっ
ていたわけですよね。市長選挙のたびにとか、様々なところで議論になっ
ていて、ここから先はもう遅らせられないぞみたいなところまで来
てしまっ
て、これ以上遅らせたらもう合併特例債発行できないですから。もうそうしたら新庁舎造れないんで、だから造らないわけにもいかないわけですよね。もう決議も出
ていますし、議会の議決をもっ
て用地も買っ
ているわけですから、もう引くことはできないと。個人的には何でこの時期にみたいなのは
あるかもしれませんけれども、もう引くことはできないわけですよ。とはいえ、那須塩原駅前の非常に重要な要素でございますので、もちろんコスト面も重要では
あるんですけれども、中途半端なものを造っ
てもかえってマイナスになっ
てしまうと思っ
ていますから。しっかりいいものを造っ
ていきたいというふうに思っ
ております
が、ただ一方で、これまで駅前の周辺の議論をし
てまいりました。 私
が就任し
て最初に、まちづくりビジョン有識者会議で庁舎だけではなく
て、庁舎を含んだ駅前をどのようにしたほう
がいいかと。翌年からちょっとコロナになっちゃったんですけれども、市民の方の意見とかも聞けるようにしまし
て、やっぱり内側と外側の話で駅前を造っ
ていくと。今サウンディング調査もし
ておりますけれども、逆に言うと、今までいろんな議論を積み重ね
てきましたので、ちょっと外部の環境、外の環境はちょっとあまりよろしくないですけれども、いろんな議論は結構でき
て、よいもの
が造れるのではないのかなと。それは庁舎単品ではなく
て、駅前をどのようにし
ていくかという議論から始まっ
て、それにふさわしいような重要な構成要素としてふさわしいそんな庁舎を造れると。議論はかなり積み重なっ
ておりますので、しっかりお示しをしたいなというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 今後、内容の詳細をしっかり示し
ていきたいということで市長から答弁
がございました。 それでは、2番の項目に移らせ
ていただきます。 2、那須塩原駅周辺整備について。 那須塩原駅は、本市及び那須塩原地域への玄関口と位置づけられ
ているが、新幹線の駅としてはにぎわいもなく店舗数も少ない。 新庁舎建設と併せ、今後どのように整備をし、本市の発展につなげ
ていくかについてお聞きをいたします。 (1)駅周辺整備のコンセプトについて。 (2)現在の検討状況について。 (3)新庁舎建設と一体的に整備する考えは
あるか。 (4)市民の意見・要望をどのように聞い
ているか。 (5)現在の課題と今後の進め方について、よろしくお願いします。
○議長(
松田寛人議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 今日、私の答弁かなり時間限られ
ているなと思いますけれども、時間限られ
ておりますので、本当、簡潔にお答えしますけれども、コンセプトについてはまちづくりビジョンプロジェクトの中で、新しい時代にふさわしい行政機能とそれから公共サービスの効率化で
あったりとか利便性の向上、またレジリエンスの強化、災害対応力の強化で
あったり、あと那須塩原市だけではなく
て栃木県北の玄関口としてふさわしいものを造らなければならないというふうに思っ
ております。 現在の検討状況ですけれども、那須塩原駅周辺のイメージのビジュアル化を図りつつ、あと民間企業のサウンディング調査を行っ
ているところでございます。 3つ目、新庁舎建設と一体に整備する考えももちろん当然で
ありまし
て、那須塩原駅周辺ビジョンつくっ
て、ちょっと時期的はずれるかもしれませんけれども、那須塩原駅のビジョン
があって、新庁舎というのは駅前の中に
ある重要な構成要素で
あるという立ち位置でございます。 市民の要望をどのように聞い
ているかということでございます
が、やっぱり駅周辺のイメージをまず具現化し
て分かりやすく造らなければいけないと。それから適宜、まちづくりビジョンに関しましては、様々な御意見伺っ
ております。外部の方の意見も聞きました。民間企業の方の意見も聞きました。市民の声も聴きました。ちょっとコロナ禍だったので、もうちょっといろいろやりたかったんですけれども、適宜、今後もやっ
ていきたいなというふうに思っ
ております。 今後の課題ですけれども、やっぱり駅前はほかの町の駅と違っ
て那須塩原駅はほとんど市
が持っ
ている土地はないわけですね、民地
がほとんどなんで、もし開発する場合、1個1個買っ
ていかなければいけないということで、やっぱりいかに民間資本の参入を得
てやるかということで、官と民
が一体になっ
てできるように民間活力の誘致にしっかり尽力をし
ていきたいなというふうに思っ
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 那須塩原駅周辺整備ということで、整備という名前
がつい
ておるんですけれども、まだちょっと絵に描いた状態で整備まで進んで
いないということですよね。当然まだ基本構想もでき
ていない、基本計画もでき
ていないと。これから構想をしっかり詰め
ていくという段階かと思います
が、やはり新庁舎を建設
が、もうほぼ路線に上がっ
ているわけですので、令和5年度設計、令和9年度完成という
スケジュールですので、それに合わせ
て一体的に整備するという考えになっ
ているかと思いますので、いやどこまでこの那須塩原駅周辺を早期に整備を進め
ていくかということかと思います。 新庁舎の建設を契機として、この県北の玄関口としての整備、それを構想あるいは計画に早く格上げをし
ていただきたいと思います。 そういうことに関して、さらに市長の見解をもう一度お聞きしたいと思います。
○議長(
松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 時間も限られ
ておりますので、簡潔にというか、時間オーバーしないようにしたいと思っ
ていますけれども、やっぱり那須塩原、実は東北新幹線那須塩原駅できたのって僕と同い年なんですよね。僕は子供の頃からよく那須塩原、当時は西那須野、黒磯でしたけれども、来
ていましたけれども、ほとんど変わっ
ていないわけですよ。もちろん家
が増え
ているとかは
ありますけれども、やっぱり変わっ
ていないと。すばらしいやっぱり駅を持っ
ているんだけれども、乗降客数もまだまだですし、観光客の方もほとんど車で来
ているという状況で、非常にもったいないというふうに思っ
ています。 那須塩原駅というのは、今移住者増え
ていますけれども、やっぱり駅
があるから物すごく那須塩原魅力
があるわけですよね。この魅力をもっと向上させ
ていきたいと。やっぱりちょうど庁舎でほかの答弁で
ありましたけれども、民間活力を入れるためには、那須塩原は変わるんだぞという機運を醸成しなければいけないわけですよ。やっぱり最初から民間企業
が分かった那須塩原はいいから俺ら
が金を出し
てやる。そういうのは
あり得ないわけですから。まずは我々
がしっかりと那須塩原市は変えますと、変わるんだとそういう機運をつくっ
て、ああじゃ、そうすると民間企業ももしかしたら那須塩原変わるんじゃないか、そういった機運をしっかりつくっ
ていくのは必要ですから。庁舎で
あったりとか、それからアンダーで
あったりとか駅前のビジョンだとかしっかりつくっ
て機運を醸成し
て民間企業と一緒にやっ
ていきたいと、そのように考え
ております。
○議長(
松田寛人議員) 1番、堤正明議員。
◆1番(堤正明議員) 答弁ありがとうございます。 やはり、この那須塩原駅新庁舎と一体に整備し
ていくということで、その那須塩原駅の周辺整備、まず市
が1本引き金を引い
ていただくとさらに民間の投資を促し
ていくと。 一般質問を終わります。