那須塩原市議会 2022-12-05
12月05日-06号
令和 4年 12月 定例会議 令和4年12月
那須塩原市議会定例会議議事日程(第6号) 令和4年12月5日(月曜日)午前10時開議日程第1 市政一般質問 11番 星野健二議員 1.空き家等対策について 2.学校施設の整備について 3番 林 美幸議員 1.
こどもまんなか社会の実現に向けた本市の取組について 2.緩やかなつながりにより社会的孤立を防ぐ地域づくりについて 13番 齊藤誠之議員 1.那須塩原市職員の働き方改革について 2.人口減少社会を迎えた今後の学校運営について 26番 金子哲也議員 1.ぽっぽ通りの花づくりと市内の緑と花のまちづくりについて 2.
那須特別支援学校の寄宿舎について 3.接骨木地区の大規模養鶏場計画について日程第2 議案第85号~議案第90号及び議案第92号~議案第94号の質疑日程第3 議案第101号の質疑日程第4 議案第102号~議案第105号の質疑日程第5 議案第95号及び議案第97号~議案第100号の質疑日程第6 議案の
関係委員会付託出席議員(26名) 1番 堤 正明議員 2番 三本木直人議員 3番 林 美幸議員 4番 鈴木秀信議員 5番 室井孝幸議員 6番 田村正宏議員 7番 森本彰伸議員 8番 益子丈弘議員 9番 小島耕一議員 10番 山形紀弘議員 11番 星野健二議員 12番 中里康寛議員 13番 齊藤誠之議員 14番 佐藤一則議員 15番 星 宏子議員 16番 平山 武議員 17番 相馬 剛議員 18番 大野恭男議員 19番 鈴木伸彦議員 20番 松田寛人議員 21番 眞壁俊郎議員 22番 中村芳隆議員 23番 齋藤寿一議員 24番 山本はるひ議員 25番 玉野 宏議員 26番
金子哲也議員欠席議員(なし)説明のために出席した者の職氏名 市長 渡辺美知太郎 副市長 渡邉和明 副市長 亀井 雄 教育長 月井祐二 企画部長 小泉聖一 総務部長 小出浩美 総務課長 平井克己 財政課長 広瀬範道 市民生活部長 磯 真
気候変動対策局長 黄木伸一 保健福祉部長 鹿野伸二 子育て支援課長 室井 勉 産業観光部長 織田智富 建設部長 冨山芳男 上下水道部長 河合 浩 教育部長 後藤 修 会計管理者 田代宰士 選管・監査・固定資産評価・
公平委員会事務局長 八木沢信憲
農業委員会事務局長 相馬 勇 西那須野支所長 久留生利美 塩原支所長 板橋信行本会議に出席した事務局職員 議会事務局長 増田健造 議事課長 相馬和男 議事調査係長 長岡栄治 議事調査係 室井理恵 議事調査係 飯泉祐司 議事調査係 伊藤奨理
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(松田寛人議員) おはようございます。 散会前に引き続き、本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名で
あります。
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△議事日程の報告
○議長(松田寛人議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりで
あります。
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△市政一般質問
○議長(松田寛人議員) 日程第1、市政一般質問を行います。 質問通告者に対し、順次発言を許します。
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△星野健二議員
○議長(松田寛人議員) 初めに、11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 皆さん、おはようございます。 本日、最終日の一般質問となりました。週をまたぎまし
て、今回は一般質問ということで、初日の
トップバッターのような気
がいたします。
トップバッターをやる方の気持ち
が少し分かったような気
がいたします。 また、本日は、深夜にワールドカップ、日本サッカー界
がもしかしたら新たな歴史を築くかもしれない。そのような対戦もございますので、最後で
ありますけれども、その余力を残しながら一生懸命やりたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 それでは、一般質問を行います。 議席番号11番、公明クラブ、星野健二。 通告書に基づき一般質問を行います。 1、空き家等対策について。 近年、我が国は少子高齢化による人口減少
が急激に進行し、経済成長や産業、社会保障、地域に及ぼす影響
が深刻となりつつ
あります。本市においても例外ではなく、2040年には10万5,503人まで減少すると予測され
ております。人口の5%を占める団塊世代
が75歳以上となり、後期高齢者
が一気に20%近くまで膨れ上がるという2025年問題を間もなく迎えようとし
ています。そして、その10年後には団塊世代
が平均寿命を迎え始め、いわゆる2035年、空き家問題へと突入し
てしまいます。 このような社会情勢の中、国は平成27年に空家等対策の推進に関する特別措置法を施行、本市においても平成29年には、那須塩原市
空き家等対策計画を策定し、空き家の発生、抑制、または、利活用のために様々な工夫、施策を行っ
てきました。 しかし、空き家の割合は年々増え
ている状況で、2019年に公表された最新のデータによると、全国の空き家数は846万件で、全国の家に占める率で見ると、空き家率は13.6%と過去最高となりました。 また、空き家と同様に空き地についても増加傾向で
あり、2008年から2018年にかけて約2倍に増加し
ているとの調査結果
が出
ています。 近年の空き地の増加については、人口減少等に伴い新たな土地需要
が減少し
ていること
が主な要因の一つと考えられ
ています。空き地
が適正管理されなければ、害虫の繁殖、ごみの不法投棄、火災の発生など様々なリスクを抱える状況となり、空き地周辺の住環境を悪化させることになります。空き地の雑草や立木
が管理されず放置し
ていれば、景観を損ねることはもちろんのこと、近隣住民との人間関係も悪化する可能性
があります。本市の今後の空き家等対策について以下の点についてお伺いをいたします。 (1)本市の空き家等の現状についてお伺いをいたします。 (2)空き家バンクの登録状況とこれまでの契約件数についてお伺いをいたします。 (3)空き家等に対する住民の苦情や相談件数、相談内容についてお伺いをいたします。 (4)本市に移住し
てくる人たちの住居等に関するニーズについてお伺いをいたします。 (5)近年、移住促進、
新規就農促進等の理由から
農地付き空き家が全国的に急増し
ています。本市も
農地付き空き家に取り組む考えは
あるかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員の質問に対し答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 一般質問も今日で終わりでございますので、余力を残さず、全力投球し
て、今日で燃え尽きるぐらいの気持ちで、今日燃え尽きちゃまずいかもしれませんけれども、今日は余力を残さず答弁をしたいと思っ
ています。 今、コロナに
あって、移住とか、あとはいろいろな形でワーケーションとか、ちょっとやはり流れは変わっ
てきた中で、先日も空き家をリフォームし
て民泊をし
ている事業者さんとお会いしたこと
がありまし
て、空き家もいろいろなニーズ
が出
てきたのかなという気はしますね。 ただ一方で、そもそも宿泊施設にできるぐらいのクオリティーのもの
がなかったりとか、あるいは結構まだ全然知らなかったりとか、空き家バンクに登録するという人
が少なかったりとかし
て、コロナでいろいろな事業者の方とお話しし
て、新たな課題、あるいは別な方向性も出
てきたのかなという気はいたしますけれども、そういうことを踏まえながら答弁したいと思います。 本市の空き家等の現状についてということで、空き家等ということでございますので、空き家と空き地についてそれぞれ回答します。 空き家なんですけれども、令和3年度に実態調査をしました。2,941件、これ空き家と推定し
ていまし
て、前回、28年度に調査をしたんですけれども、前回と比べると130件ほど減少し
ています。130件ほど減少。 空き地のほうは、総数や面積というのは把握をし
ておりません
が、やはり相談件数、年々増加をし
ておりまし
て、管理不十分な空き地ですね、空き地は増加傾向に
あること
が推測され
ています。 (2)の空き家バンクの登録状況とこれまでの契約件数です
が、令和4年11月末現在で、空き家バンクの利用登録者、利用登録者は38人です。登録物件数は1件です。登録物件のやはり増加を図らなきゃいかんということで、今、みるメールを使っ
て、市民の皆さんに周知を行っ
ているところです。 成約件数は、平成28年度から令和4年11月末までに25件の成約
がありました。令和4年度の成約件数に限っ
てみますと2件です。 (3)空き家等に対する住民の苦情や相談件数です
が、相談内容、空き家の苦情相談件数は、令和2年度40件、3年度は57件、4年度
が11月末までに44件で、これは再相談を含むものも
あります。 主な相談の内容なんです
が、老朽化した建物や樹木・雑草などの管理不全に関するもの
が多いです。 空き地の相談件数は、令和2年度174件、3年度は141件、令和4年度11月末までには147件で、こちらも再相談を含んで
います。 主な内容としますと、隣地からの草とか枝の越境、ちょっとこっちに来ちゃっ
ているよというのと、倒木や落葉、あと木の実といった落下物に関するもの
が主です。 (4)本市に移住し
てくる人たちの住居等のニーズです
が、移住促進センターでは、移住や定住に関する多くの今相談
が寄せられ
ております。移住後の住宅に関する相談では、物件についての相談
が月平均で4件ぐらい寄せられ
ている状況でし
て、内訳は、賃貸物件、中古住宅、土地等の物件の相談になっ
ています
が、最近では、特に中古住宅に関する相談
が増え
ています。 (5)
農地付き空き家、
農地付き空き家に関する取組
あるのかということで、従来より
農地付き空き家も空き家バンクへの登録は可能としては
いるんですけれども、現在は登録された空き家はないということでございまし
て、今後もそういう空き家バンクの登録促進を促し
ていきたいなというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 市長から答弁をいただきました。 それでは、(1)から随時再質問をさせ
ていただきます。 先ほど市長から130件程度の空き家の減少
が見られたということでございますけれども、この調査方法について、調査の方法
が変わったのかどうかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 調査方法は変更になったのかということでございますけれども、調査方法につきまし
ては、那須塩原市内の建物1件1件歩い
ていくといったところで判断し
ておりまし
て、外から見まし
て、例えばその建物に売却だとか賃貸というような表示
があるとか、あとは電気のメーター
が外され
ているとか、あとは窓
が割れ
てそのままになっ
ているとか、そういったものから空き家などと推定し
ておりますので、前回、28年度の調査と同じやり方でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、その130件
が減少した理由についてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 減少した理由ということでございます。こちらについては、平成28年度の調査のときに空き家
が3,073件ございました。令和3年度の調査で、新規に空き家と推定されたもの
が1,105件。前回、平成28年度のときに空き家だった
が、令和3年度のときには居住とか使用され
ていたもの、これ
が前回のやつの26%、約805件ほど
がそういう状態で、さらに、空き地になっ
ているといったもの
が13%、426件ほど
あって、その結果、130件減少し
ていますので、建物
が再利用され
ている。あとは、建物
が取壊しされ
て空き地になっ
ているといったところ
が減少したものというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 現地調査を行ったということですけれども、130件減少したということは確認をいたしました。 それでは、その現地調査で腐朽破損
があるような空き家は一体どれくらい
あるのか。また、その腐朽破損
がある空き家について、地区別で、黒磯、西那須、塩原と、この地区別ではどのようになっ
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 腐朽破損の空き家
がどのくらい
あるのかといったところでございますけれども、令和3年度のときの推定空き家
が全部で2,941件ございました。そのうち、調査拒否とか、あとは腐朽破損の状況
が確認できない物件というのもございましたので、そういうものを除いた件数
が全部で2,757件ございました。そのうち約43%の1,180件に腐朽破損
があったという空き家でございます。 地区別ということですけれども、黒磯地区
が、全部で空き家
が1,579件
ありますけれども、そのうちの約43%に当たります680件に腐朽破損
があると。西那須野地区の場合ですと、空き家
が全部で555件、そのうちの36%の約200件。塩原地区の場合ですと、空き家
が623件、そのうちの約48%で約300件に腐朽破損
があるといった状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 腐朽破損
があったところ
が1,180件
あったということで、3地区ですね、確認したということです
が、その腐朽、いわゆる所有者に対してはどのような対応をし
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 所有者に対してどのようにし
ているかということですけれども、まずは、その建物の所有者というのをうちのほうで把握するということでまず調査をかけ
ていきます。その後、所有者
が特定できた後には、所有者に対して、今後活用するのかどうかといったような
アンケート調査などを出し
ておりまし
て、それと併せ
て、空き家等の対策制度といういわゆるパンフレット、そんなものを同封しながら、空き家にならないと、あとは空き家になっ
ていてもきちんと管理し
てもらうような、そういうふうな周知を行っ
ているといったところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、続きまし
て、腐朽破損
がある空き家
があるということで、本市では
空き家等対策計画で
空き家対策審議会を設置し
ていると思います
が、その中で、今度その中で特にひどい、いわゆる特定空家に認定し
ていくとは思うんです
が、現在、本市では特定空家に認定され
ている件数は何件
あるのかお伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 特定空家の認定件数ということでございます。これにつきまし
ては、空き家の対策審議会の意見を聞い
て認定するということになっ
ております。今まで意見を得たもの
が全部で72件ございます。 ただ、このうちの65件というのは、特定空家などの解体費の補助金、解体費の補助金の関係でちょっと認定したもの
が65件でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) じゃ、その補助金の対象となる空き家は、どのような場合で対象になっ
てくるのか。また、その補助金の交付率ですね、それをお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) どのような場合
が補助金の対象となるかということでございますけれども、対象となるのは、まずは特定空家に該当するというもの
がまず
あります。そのほかに、不動産業を営む者
が所有するものではないこと。また、所有権以外の権利
が設定され
ていないなどの条件
がありますけれども、それらを満たしたもの
が空き家の補助金の対象となっ
てきます。 また、解体費補助金の交付件数でございますけれども、先ほども申し上げました65件
ありますけれども、それの内訳的に申し上げますと、平成30年度
が13件、令和元年度
が15件、令和2年度
が15件、令和3年度12件、令和4年度11月末までですけれども、これ
が10件ということで、合計65件でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、その特定空家に認定をされ
て補助金の対象になるということでございますけれども、実際に見
て、空き家だけじゃなく
て、本市には集合住宅もございますよね。そういう集合住宅も、その特定空家の解体補助金の対象となるのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 集合住宅も特定空家の解体費補助の対象になるのかということでございますけれども、集合住宅も対象とし
ておりますし、あとは工場とか店舗なども対象とし
ているところでございます。 ただ、先ほども申し上げましたけれども、不動産業を営む者
が所有し
ていないことや、あとは所有権以外の権利
が設定され
ていないといったような条件はつくものでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) るる聞かせ
ていただきまし
て、130件減少したということで、いろいろ補助金も使いながら周知もし
て、若干進んだのかなと思いますけれども、これからやはり、先ほども申し上げたように、さらに進むと思いますので、今後の空き家状況を、増加すると思いますので、その今後の空き家対策についてもう一度お伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 今後の空き家対策ということでございますけれども、この空き家につきまし
ては、あくまでも所有者自ら
が管理するというの
が前提でございますので、これからも適正に管理するよう指導、助言等を行っ
ていきたいというふうに思っ
ております。 あと新たな対応策としましては、今年度策定し
ております空き家等の対策計画、その中で固定資産税の納税通知書、これを送りますので、その納税通知書を活用し
て、空き家対策の周知啓発、そういうもの
ができないかということも、この計画の中で施策として上げ
ていますので、今後、これらの具体化、具体的にどうやっ
ていくか、そういうものを検討しながら周知し
ていきたいというふうに思っ
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。よろしくお願いします。 続きまし
て、(2)の再質問に移らさせ
ていただきます。 先ほど市長から1件しか空き家バンクに登録
がないということで答弁
がございましたけれども、この物件
が少ない理由、また周知等についてどのように行われ
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 登録物件
が少ない理由、あとは周知ということでございますけれども、登録するに当たりまして、所有者の意向
があるというのは、それは当然では
ありますけれども、やはり制度の周知不足というのも
あるんだろうというふうに思っ
ているところでございます。 今度、令和3年度、先ほどの実態調査をしましたけれども、その空き家の所有者に対しては、この空き家の活用など、そういったアンケートを今後取っ
ていくというところですので、それに併せ
て、空き家バンクなんかも周知し
ていきたいというふうに思っ
ていますし、そのほか広くやるには、広報、ホームページ、そして先ほども申しましたけれども、今年度、みるメールで空き家バンクの情報を提供したところでございますので、そういったものを引き続きやっ
ていきたいというふうに思っ
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) ちなみに、空き家バンクの登録目標は設定され
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 登録目標は設定し
ているのかということですけれども、登録目標自体は設定し
ていないところ
がございます。その理由としましては、その所有者の意向というか、そういうもの
が働くところ、あとは媒介事業者として不動産業者さんに間に入っ
てもらっ
ているんですけれども、そういった中での査定の違いとか、そんなものも少し
ありますので、外的要因
があって数字
が左右されるといったところから、今回、目標は設定し
ておりませんけれども、なるべく登録数
が増えるように周知等し
ていきたいというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) そうですね、確かに相手
があることですから、一概に目標を設定し
ても、なかなか相手の意向と、なかなか登録もし
てくれないと思いますので、できるだけ物件
が増えるようによろしくお願いしたいなとは思います。 それでは、では、今年度、空き家バンクに登録した件数についてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 今年度、空き家バンクに登録した件数につきまし
ては4件でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 4件ということで分かりました。 じゃ、この空き家バンクに登録できる条件についてお伺いをいたします。 また、平成28年度から現在まで空き家バンクにどれくらいの物件
があったのか、登録
があったのかも併せ
てお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 空き家バンクへの登録するための条件ということでございますけれども、こちらうちのほうで要綱の中で定め
ているところ
がございまし
て、まず賃貸を目的として建築されたものでないこと。あとは主として不動産業を営む者
が所有するものでないこと。そして、もう一つ
が、所有者など
が暴力団関係者でないことなどを条件とし
ているところでございます。 それと、平成28年から今までの登録件数でございますけれども、現在までには44件の物件
が登録されたところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、その44件のうちですけれども、成約に至った件数は合計で何件かお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 成約に至った件数としては25件でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、その空き家バンクの利用者なんです
が、主に市内、市外、どちらの方
が多いのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 空き家バンクの利用者、市外と市内とどちら
が多いのかということですけれども、今まで平成28年から現在までの登録者
が144名の方
が登録し
ていまし
て、市外の方
が86名、市内の方
が58名。あとこれ現時点での登録者数ですけれども、現時点では合計37名おりまし
て、市外
が23名、市内
が14名。 成約した件数、先ほど申し上げました25件ですけれども、これも市外の方の成約
が16件、市内
が9件でございますので、市外の方のほう
が利用され
ている方は多いという傾向に
あるかと思います。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 本市では、空き家バンクの補助制度を何個か設け
ていると思いますけれども、本市の補助制度を利用され
ている内容についてちょっとお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 空き家バンクの補助制度ということでございますけれども、空き家バンクの補助制度につきまし
ては、うちは3つございます。 そのうちの1つ
が空き家バンク登録建物リフォーム補助金といいまし
て、これは空き家バンクを利用し
て空き家を購入した後、建物をリフォームする場合に、その費用の一部を補助するというものでございます。こちらを利用された方
が今までで11件ございます。 もう一つ
が空き家バンク子育て世帯転居補助金、これも空き家バンクを利用し
て空き家を購入した上で、18歳未満の子供
がいる場合、1人当たり5万円を補助するというもので、これ
が4件。 それともう一つ
が空き家バンクの契約媒介手数料補助金、空き家バンクを利用し
て空き家を購入し
て、その後、不動産業者に媒介手数料というものを支払った場合に、その費用の一部を補助し
ているものでございますけれども、これを利用され
ている方
が今までに17件ということで、補助制度についてはそれなりに利用され
ているというふうには思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 3件の補助制度
があるということで、補助制度
が上手に使われ
ているということは確認いたしました。 実は、私、ちょっと調べ
てみたんです
が、皆さんも御存じと思うんです
が、今、若者
が車離れし
ているんですよね。その車離れでなく
て、なおかつ、今、免許の取得率も大変に下がっ
ていると。20年前に比べると65万人
が今の若者の10代、20代で免許の取得
が減ったということなんですね。当然少子化ですから、人口
が減っ
てくるわけだから、減っ
て当たり前なんですけれども、それとは関係なく、今、若い人たち
が免許を取らないと、どちらかというと、必要以上に取らないという、今、そういう情勢だそうです。 ひとつ意見なんです
が、私もこの空き家バンク登録制度ですね、今後、若い人たち
が都会に行っ
て、こちらに移住し
てきたいといったときに、免許
がないと、こちらのほうでは大変移動するのに厳しいのは当然分かると思いますので、参考までに、この空き家バンクの補助制度ではないですけれども、移住をし
てくる方
が、もし免許を持っ
ていない方
がいたとしたらば、免許の補助も出しますよというような、そんなような補助も今後検討し
てみ
てくれればいいのかなと思いますので、これは意見としてお伝えし
ておきます。 それでは、(3)の再質問に移ります。 空き家等の苦情の相談についてのどのような苦情の相談対応をし
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 苦情相談にどのように対応し
ているのかということでございますけれども、まずは現地を確認するということ
が一番最初になります。その中で、屋根とか外壁などに損傷
がないかどうか。または、樹木とか雑草、ごみなど、そういう敷地内
が荒れ
ていないか。あとは塀など構造物
がきちんとし
ているか。そういったものを見まし
て、管理
が行き届い
ているかどうか、そんなものをまずは確認させ
ていただきますけれども、その中で管理
が行き届い
ていなく
て、そして周りのうちに、周辺に影響を及ぼすといった場合には、所有者
が適正管理しなければならないといったところから、市のほうで所有者宛てに通知を出し
ているところでございます。 そういった通知を出し
ても対応し
てもらえないといった場合、そしてその周囲への悪影響
が高いというんですか、度合い
が高いといいますかね、重大で
あるというふうな場合には、応急代行措置とか、あとは特定空家等の認定を行いまし
て、空家等の特措法ですね、それに基づいた勧告、命令、そういうものを行っ
ているといった状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 解決を、要するに最終的には法をもっ
て何とかし
てもらうということで分かりました。 では、いろいろ通知をし
て、実際に現実として解決し
ていない事例も
あると思います。そういう中で、特措法を使っ
て解決した件数、また解決しない件数。解決しない場合は、どのような原因
があるのかについてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 今までに解決した件数と解決し
ていない件数ということでございますけれども、今までの中で438件ほど相談ございます。その中で293件につきまし
ては解決し
ていると。継続し
ている案件につきまし
ては、145件
が継続し
ているという状況でございます。 その原因といいますか、解決しない原因、その中で幾つか聞い
ているのは、例えば自分も高齢化し
てき
てしまっ
て、そして資金面といいますか、費用面
が工面できないので、今の状況になっ
てしまっ
ているとか、あとは所有者不明で対応する者
がいないといったもので理由を聞くこともございます。けれども、最も多いのは、所有者に通知し
ても全く連絡
がないといった状況で、そのまま継続し
ているといったもの
が実際には一番多いところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。相続人
がいないについては、なかなか難しいのかなと私も思います。 それでは、当然、現在、本市では特措法を使っ
て措置をされたということです
が、特措法を使っ
ての措置の件数を具体的にお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 特措法を使った件数ということです。空家の特措法の第14条に基づく措置の件数ということなのかと思いますけれども、この中で危険な空き家と判定した特定空家の件数というの
が全部で6件ございますけれども、その中で助言及び指導に関わる措置を取らなかったために勧告したもの、勧告したもの
が3件でございます。その勧告にもかかわらず措置を取らなかったということで命令したもの
が1件でございます。命令したにもかかわらず、その措置を取らなかったということで、代執行を行ったもの
が1件でございます。 また、略式代執行というものを実施したの
が1件ございまし
て、今年度につきまし
ても、この特定空家等の略式代執行については、この後1件予定し
ているといった状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。空き家等については分かりました。 続きまし
て、空き地のほうなんです
が、同じように空き地についての苦情についてはどのように対応し
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。
◎市民生活部長(磯真) 空き地の対応についてお答えいたします。 相談
があった場合には、現地のほうを確認いたしまし
て、その後、登記簿謄本の住所、氏名を調べ
て、そちらに現地の写真、あとは隣の方
がこういった点で困っ
ているというふうな状況ですね、あとは相談の
あった方の連絡先を手紙に書い
て、隣の土地の所有者にお送りし
ているところです。 そちらについては、その後は当事者間でやり取りをし
ていただくということで、ただ、約2割については、市役所のほうに戻っ
てき
てしまうというふうなこと
がございます。そちらについては、御相談
があった方に返戻になっ
てしまった旨をお伝えし
ているところです。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、実際今、先ほどの答弁でも、空き地については大体150件ほどの毎年苦情
があると。小さいという言い方はないんでしょうけれども、その数として、困っ
ている人は本人
があると思います。 私も何件か相談を受けましたけれども、民法上でなかなか難しいところは
あるのは、私も十分承知なんです
が、先ほども空き家の対策については、特措法によって、多少法の力によって管理をされたという、今、部長から答弁
があったので、その空き地についても、例えば那須塩原市の空き地管理条例などをつくっ
て、適正に空き地を管理し
ていただく。もう少し行政として、通知だけでもですけれども、中には来
ても全然見もしない、何もしない。ちょっと行政としての力というか、もう少し管理をするために条例などをつくっ
て、空き地に対しての管理を促すようなことをし
てはどうかと思いますけれども、この件についてはどう思いますか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。
◎市民生活部長(磯真) 空き地につきまし
て、全国の自治体、困っ
ている状況だと思います。 一番の問題は、私有地ですね、私有財産の自己管理というふうなところで、しっかりやられる方とそうでない方
がいらっしゃると。そういった中で、隣の方
がお困りになるというふうな状況かと思います。 各自治体によって取組は様々でし
て、議員おっしゃるように、条例をつくっ
ているところも
ありますし、本市のように行政指導でやっ
ているところも
あるというふうな状況です。 ただ、本市の場合も、条例をつくっ
ているところと同様に、しっかりと対応はし
ているというふうな状況だというふうに認識はし
ております。といいますのも、条例をつくっ
ても、本市の対応と同じように、指導とか相談をしたり、あとは間に入ったりというふうな中までしかできないというふうなところも
あります。ただ、それ以上やっ
ているところも
ありますけれども、どうしても限界
があるというふうな状況です。 そういった中で、法律の改正なんかも進んでおりまし
て、例えばこれまでは境界をまたいで、境界を越え
て枝
が出
ている場合には、隣の方に枝を切ることをお願いすることしかできなかったというふうな状況でした。 ただ、民法のほう
が改正されまし
て、来年の4月からは、一定の要件というふうなことは
ありますけれども、自分の敷地に出
ている枝を切ること
ができるというふうな場合もございます。 また、御相談いただいた中で、先ほど2割ほど返戻
があるというふうな話も
ありましたけれども、こちらの不動産登記法も改正
がありまし
て、再来年の4月からは、相続登記の義務化というふうなの
がございます。 また、その後は、住所の表示
がありますけれども、そちらは今まで義務化され
ていなかったんですけれども、その後は住所の変更のほうも義務化されるというふうな中で、所有者もある程度分かっ
てくるのかなと。 また、自分のところに越境し
ている木、枝については、ある程度対応も可能になっ
てくるのかなと思います。 そういったところ、あとは国のほうのこの後の動きとか、あと法律の改正、あとはほかの自治体の事例なんかも参考にしながら取り組んでまいりたいということで、今のところ条例の制定までは考え
ては
いませんけれども、しっかりと対応はし
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。 国も空き家、空き地等については、やはり考え
ていただい
て、私も自治体だけで、その空き地、空き家を全て解決するのはなかなか難しいので、やはりこれは国の力も必要だと思います。 ちょっと聞いたんですけれども、空き家に対しても、空き家バンクを購入した方には、国も考え
て、税の控除なども考え
ているようなこともちょっと耳にし
ていますので、ひとつその動向を見ながら、空き地に対しても今後ともよろしくお願いしたいなと思います。 それでは、(4)と(5)は関連
がありますので、一括し
て再質問させ
ていただきます。 先ほどは移住の方のニーズだったんです
が、この空き家バンクにおける住居等へのニーズはどのようなもの
があるのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 空き家バンクにおける住居等のニーズはどういうもの
があるのかということですけれども、令和元年から今までここを利用し
ている方には、空き家バンクの利用者カードというものを書い
ていただきまし
て、これによってニーズをつかまえ
ているといったところをやっ
ているものです。 その中の結果を少し申し上げますと、建物につきまし
ては、まず1つ目
が水洗トイレで
あること。そして、2つ目
が平屋で
あることというようなもの
がニーズ
が高いところ
があります。あとは敷地につきまし
ては、家庭菜園
があるところ。また、利便性につきまし
ては、駅に近いところ、あとはお店
が近くに
ある、あとは病院
が近くに
あるなど
がニーズでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、相談の内訳に土地等の物件
があったということでございますけれども、具体的にどのような土地に対してどのような相談
があったのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 企画部長。
◎企画部長(小泉聖一) 移住者ということで、移住促進センターのほうに相談
があった件だと思いますので、私のほうでお答えしたいと思います。 土地等の相談ということなんですけれども、実際には自然豊かなところ、300坪ほどの土地
あるかなとか、あるいはドッグラン
が造れるような200㎡ぐらいの土地
があるかなというようなところ。それから、那須塩原のほう不慣れなので、不動産会社、いいところを紹介し
てもらいたいというようなこと
がありまし
て、移住促進センター自体は、先ほどからの空き家バンクというところにも、登録件数
が少ないというところも
ありまし
て、宅地建物取引業協会、宅建協会ですね、こちらのほうを通して紹介し
ていただけるように案内をし
ているような状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、空き家バンクの利用希望者の方で、
農地付き空き家ニーズは
あるのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 先ほど申し上げました空き家バンクの利用者カード、こちらのほうの記載でいきますと、87名のうち5名の方
が農地付き空き家が欲しいといったニーズ
がございました。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、空き家計画の中に
農地付き空き家の流通促進や周知啓発に取り組むと記載をされ
ているんですけれども、その推進や啓発活動をどのように行っ
ていくのか。また、今まで周知啓発を行っ
てきたのか。そして、今後の周知啓発をどのように考え
ていくのかをお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 流通促進と、あとは啓発をどのようにし
ていくのかということでございますけれども、空き家バンクを利用した
農地付き空き家につきまし
ては、流通促進については、現在、登録物件
がないことから、やはり周知啓発
が必要だろうというふうには思っ
ているところでございます。 今まで
農地付き空き家に関して特化したような啓発とか、そういうものもし
ていなかったものですから、今後は
農地付き空き家の物件も可能で
あるというようなところをもう少し前に出しながら、広報、ホームページ、あとはみるメール、そういったもので周知し
ていきたいというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 先ほども前文でお話ししましたけれども、近年では、
農地付き空き家、いわゆる下限面積を下げ
て農地付き空き家を販売し
ている市町村
がございます。栃木県でも、栃木市、鹿沼市、さくら市、そして隣の大田原市と。 国土交通省では、いわゆる移住に対してのアンケートを取っ
て、農林漁業ですね、それを趣味として考え
ている人は大体3割近く
いると。所得源として農林業を行っ
てみたいという人
が大体29%。やはり農林業、うちでやれば就農ですけれども、就農に対する興味は、やはり若い移住者の中には希望
があるということでございますけれども、そういった中で、そういう自治体
が下限面積を1アールまで下げ
て、
農地付き空き家を購入しやすくし
ているということで、栃木市では7件の
農地付き空き家の物件
がもう完売し
て、さらに新しい物件を探すのに翻弄し
ているという記事も見せ
ていただきました。 本市もこの下限面積を下げ
て、
農地付き空き家を取得しやすくし
てはどうかと思います
が、このことについてはどう思いますか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。
農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(相馬勇) 農地取得の基準となります経営農地面積の下限面積関係につきまし
ては、農業委員会の所管でございますので、私から答えさせ
ていただきます。 空き家に付随した農地に特化した下限面積の引下げにつきまし
ては、那須塩原市においては行っ
ておりません。 なお、下限面積に関します国の動きを申し上げますと、農地法に規定され
ております下限面積の規定を撤廃する内容を含めた改正関連法案
が成立し
ております。令和4年5月27日に公布されまし
て、来年、令和5年4月1日に施行になります。このような状況でございますので、下限面積の引下げは不要となっ
てまいります。 農業委員会といたしまし
ては、今般の法律の改正による下限面積の規定の撤廃に伴いまし
て、現在、農林水産省から示され
ております農地法関係事務に係る処理基準
が改定されるのか、新しい処理基準
が示されるのか、動向を注視し
てまいりたいと考え
ております。その上で空き家の活用促進や移住定住の促進に配慮しながら対応し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。 先ほど事務局長からも答弁
がありましたように、来年から農地の下限面積
が撤廃されるということでございますので、それを受けまし
て、最後に、今後、この
農地付き空き家についてどのように推進をし
ていくのか最後にお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) どのように
農地付き空き家を推進し
ていくのかということでございますけれども、この
農地付き空き家につきまし
ては、移住定住、そして新規就農の促進、そしてまた、遊休農地の発生予防、または遊休農地の活用などにつながるものだというふうに思っ
ているところですので、近隣自治体の事例とか、そういうものを参考としながら、庁舎内の関係各課、あとは関係機関と協議しながら、この
農地付き空き家、こちらのほうの推進を図っ
ていきたいというふうに思っ
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) では、よろしくお願いいたします。 この
農地付き空き家につきまし
ては、都市整備課だけで進めるわけにはなかなかいきませんので、農業委員会や農務畜産課とも連携を取っ
ていただきまし
て、
農地付き空き家にも早く着手し
ていただき、さらにこの本市の空き家等の対策
が進むことを期待いたしまし
て、この項の質問を閉じさせ
ていただきます。 続きまし
て、2番、学校施設の整備について。 公共施設の約4割を占める学校施設は、昭和40年後半から50年にかけて児童生徒急増期に一斉に整備されたもの
が多く、その結果、建築後25年以上を経過した小中義務教育学校の老朽化の進捗
が深刻な状態となっ
ており、安全面や機能面においても改善を図ること
が喫緊の課題となっ
ています。 今後、学校施設の整備を効果的に進め、子供たちの多様なニーズに応じた教育環境の向上と老朽化対策の一体化した整備を推進し、安全・安心かつ良好な環境で活動すること
ができるようにすることは大切に思うことから、以下の点についてお伺いをいたします。 (1)本市の教育施設整備の現状と課題についてお伺いをいたします。 (2)教育施設の老朽化
が進む危険箇所の点検状況についてお伺いをいたします。 (3)小中義務教育学校からの施設に対する要望についてお伺いをいたします。 (4)施設整備の優先順位についてお伺いをいたします。 (5)避難所としての教育施設整備の今後の計画についてお伺いをいたします。 (6)教育施設長寿命化計画第1期の進捗状況と今後の取組についてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、2の学校施設の整備について順次お答えをいたします。 初めに、(1)の本市の教育施設整備の現状と課題についてお答えをいたします。 教育施設整備の現状につきまし
ては、緊急的な改修を除き、令和2年3月に策定した教育施設長寿命化計画に基づき、計画的に整備を行っ
ているところで
あります。 しかしながら、学校だけでなく公民館や図書館、体育施設など教育施設
が非常に多い状況の中、計画し
ている複数の施設を集中的に整備すること
が難しい状況で
あること
が課題で
あります。 次に、(2)の教育施設の老朽化
が進む危険箇所の点検状況についてお答えをいたします。 教育施設の点検については、危険箇所に関わらず、建築基準法に基づく法定点検をはじめ、受変電設備や昇降機など各専門業者に委託し
て実施し
ております。 特に、学校については、これら委託業者による点検以外にも、市職員の建築技師
が毎年行う学校巡回の際に実施し
ているほか、教職員
が日常点検を行うこととし
ており、日々、変化を見つけた際には連絡をもらえるような体制を整え
ております。 次に、(3)の小中義務教育学校からの施設に対する要望についてお答えをいたします。 学校からの要望については、毎年、学校巡回の際にヒアリングを行っ
ているほか、市小中学校長会や市教育振興会事務職員部会など関係団体から要望書
が提出され
ております。 次に、(4)の施設整備の優先順位についてお答えいたします。 学校の施設整備の優先順位につきまし
ては、第1に、児童生徒
が安心・安全に学校生活を送ること
ができるよう、耐震改修補強など児童生徒の命に関わる整備を最優先に実施し
ております。 あわせ
て、新型コロナウイルス感染症対策を目的とした自動水栓の設置や体育館トイレ改修などを行っ
てきたところで
あります。 次に、授業を行う上で必要不可欠なクラス数の増加に伴う特別教室から普通教室への改修などの整備を実施し
ております。 そのほかには、学校生活を快適に送るためにトイレの洋式化やエアコン整備など、学習環境の向上を目的とした整備を実施し
ております。 次に、(5)の避難所としての教育施設整備の今後の計画についてお答えいたします。 有事の際に避難所として活用される公民館や学校体育館につきまし
ては、これまでも新型コロナウイルス感染症対策を考慮したトイレの洋式化を進め
ております。 特に、学校については、屋外トイレも併せ
て改修し
ているほか、今年度から開始した照明器具LED化改修においても、体育館アリーナ部分に常夜灯として使用可能な照明器具の設置を行っ
ているところで
あります。 今後は、避難時の暑さや寒さに対するエアコンの重要性を十分理解し
ていることから、学校体育館への整備について検討し
てまいりたいと考え
ております。 最後に、(6)の教育施設長寿命化計画第1期の進捗状況と今後の取組についてお答えいたします。 現状としましては、市職員による学校巡回や専門業者の点検結果などを参考にしながら、計画期間内に改修予定の施設の劣化状況を把握し、改修の優先度を毎年整理・検討の上、できる限り計画に沿っ
て実施できるよう努め
ている状況で
あります。 今後も、不具合
が生じ
てからの事後補修ではなく、国の補助金を積極的に活用しながら、できる限り予防保全に努め
てまいりたいと考え
てございます。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 教育部長から御答弁をいただきました。ありがとうございます。 それ
ては、(1)から(6)まで関連
がありますので、一括で再質問させ
ていただきます。 まず初めに、現在、先ほど答弁で
ありますけれども、緊急的に改修をしなければならない施設は、今現在
あるのかどうかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 現在、緊急的に改修しなければならない施設
があるのかという御質問ですけれども、1回目の答弁のとおり、第一には、児童生徒の安心・安全、これの確保
が最優先されますので、命に関わるような改修
が生じた場合には、当初予定され
ていなく
ても、緊急的に対応し
てございます。 そういう意味から申し上げれば、現時点においては、緊急的に改修
が必要な施設は
ありませんけれども、例えば学習において支障を来したり、それから学校生活に影響するような事案、例えば、程度にもよりますけれども、雨漏りとか、そういったこと
が発生した場合は、計画的に対応し
てまいりたいというふうに考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) それでは、本市
が40年以上経過した小中学校、これ体育館も含みますけれども、それは実際、現在何校
あるのか。また、その学校の整備状況についてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、40年以上経過した学校に関してです
が、市内30校中、築40年以上経過した校舎、それから体育館ですね、こちらは23校ございます。その整備状況としましては、その中の13校において、過去に実施した耐震補強工事の際に、校舎の屋上の防水とか、それから外壁塗装とか、それから体育館のアリーナの床塗装、こういうものを実施し
ているところで
ありまし
て、また耐震性
が確認され
て、補強工事
が要らなかった残りの学校でございますけれども、こちらは大規模な改修
がまだ未実施で
あるということから、これも計画に基づい
て計画的に進めたいというふうに考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) よろしくお願いいたします。 それでは、例えば現場の学校長さんや、学校の先生からいろいろと御要望
がただただ
あると思います。私も何件か相談も受けさせ
ていただきました。そういった要望について、教育委員会にどのような要望
があるのか。また、その要望に対する対応についてお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 校長会から、それから先ほど1回目の答弁で申し上げました事務部会とか要望はございます。こちらの要望につきまし
ては、例えば特別教室、全教室のエアコンの設置とか、それから体育館のエアコンの設置とか、そういうもの
が実際要望
がありました。 この要望について、一度になかなか対応することは難しいので、こちらは今年につきまし
ては、特別教室において、理科室と音楽室、こういうものを対応し
てございます。そういった中で順次対応し
ていきたいというふうに考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) どうぞよろしくお願いいたします。 現場の声というのは、先生も本当に深刻に考え
ていますので、計画も
ありますけれども、計画と、またその要望と、しっかり精査し
ていただきながら、今後も整備のほうをよろしくお願いいたします。 では、最後に、国は令和3年に改正バリアフリー法を施行されました。本市において、学校施設は避難所でも
ありますので、今後、このバリアフリー化の取組についてどのように考え
ているのかお伺いをいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) バリアフリー化の状況なんですけれども、こちらは校舎、それから体育館等、車椅子
が必要な学校については整備され
ているということでございますけれども、まだ全体的なバリアフリー化
が足らないというふうには認識し
てございまし
て、ただ、いずれも整備の費用には多くの費用
がかかるものですから、先ほども申し上げましたとおり、一度に対応するの
が難しいので、こちらも順次計画を立てまし
て対応したいと思います。
○議長(松田寛人議員) 11番、星野健二議員。
◆11番(星野健二議員) 分かりました。 確かに教育施設は大変お金もかかるということで、また、計画と、先ほども申し上げましたけれども、計画も大事なんです
が、しっかり現場の先生の声も聞い
ていただき、要望も聞い
ていただき、精査し
ていただきまし
て、今後も生徒
が健やかに生活できるような教育環境の整備に努め
ていただくようよろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(松田寛人議員) 以上で11番、星野健二議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は11時15分です。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時15分
○議長(松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで皆様に申し上げます。 3番、林美幸議員より一般質問の際に資料を提示したい旨の申出
がありましたので、許可をいたしました。 それでは、一般質問に入ります。
---------------------------------
△林美幸議員
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 議席番号3番、那須塩原クラブ、林美幸。 通告書に基づき一般質問を始めます。 1、
こどもまんなか社会の実現に向けた本市の取組について。 子供や若者の皆さん
が一人一人とても大切な存在で
あり、自分らしく健やかに幸せに成長できるように、社会全体で支え
ていくこと
が重要で
あるとして、国は2023年4月1日にこども家庭庁を設置し、大人
が中心になっ
ていたこの国の社会の形を「こどもまんなか」へ変え
ていく動き
が進められ
ています。 また、子供を取り巻く環境は大きく変化し、課題は多様化・複雑化することから、本市における
こどもまんなか社会の実現に向けた以下の子供支援・子育て支援の取組について伺います。 (1)本市の
こどもまんなか社会の実現に向けた所見を伺います。 (2)分野横断的な連携について。 (3)障害児通所受給者証について。 (4)子育て応援券について。 (5)子育て支援情報のワンストップについて。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員の質問に対し答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) (1)の
こどもまんなか社会の実現に関する本市の所見についてお答えします。 常に子供の最善の利益を第一に考え
て、子供に関する取組・政策を社会の真ん中に据え
て、子供の健やかな成長を社会全体で後押しをする「
こどもまんなか社会」は、もちろん那須塩原市の明るい未来を構築する上でとても重要な考え方だと認識をし
ています。 (2)分野横断的な連携についてで
あります
が、子供の健やかな成長を促進するためには、切れ目のない包括的な支援
が必要で
あると考え
ておりまし
て、那須塩原市
がこれまでも進め
ておりました発達支援システムや、それと児童家庭相談における保健、医療、保育、教育、福祉、就労などに関連する部署や機関
が密接にネットワークを形成し
て分野横断的に支援し
ているところで
あります。 (3)の障害児通所受給者証についてお答えします
が、障害児通所受給者証は、児童発達支援や放課後デイ・サービスなどの障害児通所支援を利用するために、市町村に申請をし
て交付を受けるもので
あります。 (4)子育て応援券。 子育て応援券は、子育て支援サービスの利用促進と経済的負担軽減を目的に、市内に住民登録
があるゼロ歳児を対象として、児童1人当たり1万5,000円分を配付し
ています。 この応援券は、一時保育や産後ケアなどのサービス、ベビーカーや絵本の購入、任意の予防接種など様々な子育てサービスに利用できるもので
ありまし
て、令和3年度の配付実績は709件で
あります。 (5)子育て支援情報のワンストップについて。 子育て支援情報のワンストップについて、市では、各部署で行っ
ている子育てサービスを掲載した「のびのび子育て応援ガイド」や子育て世代のための各種横断窓口を掲載した「相談窓口ガイド」を作成し
て、子育て世代のサービス
がスムーズに受けられるよう配慮し
ています。 答弁は以上です。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 答弁をいただきましたので、順次再質問を行います。 (1)と(2)は関連するので、一括し
て質問します。 来年4月のこども家庭庁の設立は、子供の貧困対策、子供の子育て支援、児童虐待対策などの子供の政策に関する総合調整機能を一元化する司令塔機能を担うことになります。 本市における分野横断的機能の司令塔機能となり、子供を中心に相談全般を受ける窓口はどこになるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 子供の相談全般を受ける窓口ということでございますけれども、現時点では、子供の相談を受ける窓口は主に2つございます。 1つは、子供の健康の維持や増進を目的に相談、支援する母子保健業務を担っ
ている保健福祉部の健康増進課。 そして、もう一つは、子供の養育や家庭内の健全化に関する児童家庭相談業務を担っ
ている子ども未来部子育て支援課の子ども・子育て総合センターでございます。 なお、来年度からは、この2つの業務を統合いたしまし
て一つの課とすることとし
ていますので、子供や妊産婦、子育て世代に関しての相談全般を受けることとする予定でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 就学時健診時に配布された放課後等デイ・サービスの御案内には、発達支援に関する主な相談窓口として、①子ども・子育て総合センター、②西那須野保健センター、③栃木県発達障害者支援センターふぉーゆうの3つ
が窓口として案内され
ています
が、来年4月から組織編成に伴う行政組織機構の一部見直しで
ある子育て相談課、発達支援・ひとり親担当、母子保健担当の役割について伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 発達支援・ひとり親担当、それから母子保健担当の役割ということでございますけれども、発達支援・ひとり親担当の役割から御説明申し上げますと、発達支援につきまし
ては、子供の発達に支援
が必要な子供と、その保護者に対して支援すること
がまず役割。ひとり親につきまし
ては、独り親家庭
が抱える様々な問題に対して相談、保護、情報提供などを行い、自立を支援すること
が役割でございます。 母子保健担当につきまし
ては、子供とその母親の健康の維持や増進を目的に支援すること
が役割ということでございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) では、子供の発達の課題に関する相談窓口は、来年4月1日からは、子育て相談課、発達支援・ひとり親担当
が窓口で、職種はどのような専門職
が担当しますか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 子供の発達の相談担当はどのような専門職かということでございますけれども、今年度と同様に、保健師、保育士、教員、早期支援コーディネーター
が担当する予定でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 理解しました。 続い
て、(3)の再質問をします。 現在、申請の窓口になっ
ている場所はどこか。また、早期に発達支援、療育を受けることで、子供の発達を促す支援を活用すること
ができる、この受給者証はどのような表記なのか伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 障害児通所受給者証についてということですので、保健福祉部のほうからお答えをさせ
ていただきます。 まず、申請につきまし
ては、主に本庁社会福祉課障害福祉係、こちら
が窓口となっ
てございます。そのほか、西那須野支所、市民福祉課福祉係、それから塩原支所、総務福祉課福祉係、こちらにおいても申請書類の受け付けは行っ
ております。 交付し
ている受給者証ですけれども、通所受給者証という名称で、手帳型のものを交付し
ているという状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 手帳型の受給者証は、通所受給者証という名前で発行され
ていて、サービスを活用するに当たり必要な受給者証で
あるという認識で間違いないですか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 先ほど退所受給者証と、もし私言っ
てしまったら大変すみません、間違いでした。通所受給者証ですね、訂正させ
ていただきたいと思います。大変申し訳
ありませんでした。 認識で間違いないかということですけれども、間違いございません。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) この通所受給者証、放課後等・デイサービスや様々な支援を受けるときに必要なものになるんです
が、子供の発達に相談に来た場合、なかなか初めて自分の子供の発達というところに向き合う保護者さん
が、障害児通所受給者証という名前の障害児という部分にどうしても戸惑っ
てしまう部分も多いという声
が多く聞かれ
ています。制度上必要な名称で
あると理解し
ては
いるんです
が、相談を受けた家族等には、そういった親御さんの戸惑うという部分にも寄り添うような対応をお願いしたいと要望させ
ていただき、次の再質問に移ります。 では、この障害児通所受給者証の制度の内容について伺います。 現在の障害児通所受給者証の手続として、就学時健診時に配布され
ている放課後等デイ・サービスの御案内には、手帳の有無は問わず、児童相談所、医師等により療育の必要
があると認められた子供も対象と
あるが、早期発見として、妊娠、出産、乳幼児健診の情報から、発達支援システム、つなぐ支援の同意等としての個別の支援計画とし、医師以外の専門職、リハ職や保健師等の意見書での対応は不可能なのか伺う。また、不可能な場合、他市では早期発見の充実として取り組むこと
ができるのに、本市ではなぜできないのか理由を伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 医師以外の専門職の意見書等により給付決定すること、これ
ができないかということで
ありますけれども、決定することは不可能ではございません。 ただ、実施に当たりましては、必要になること
が、いろいろな分野といいますか、多岐にわたるということから、本市としては、現在としてやっ
ていないということですけれども、他自治体の事例なんかを今後、調査研究し
てまいりたいと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 早期に発見し、早期に療育につなげることは、課題を抱える子供にとって重要と考え
ているのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 議員おっしゃるとおり、市としても重要なことと考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て、再質問します。 令和3年度の障害児通園施設に通所する子供の延べ利用人数と障害児通所受給者証の交付件数、子供の発達についての相談件数について伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 令和3年度の状況ということでお答えをさせ
ていただきます。 児童発達支援延べの利用人数ですけれども、1,235人、交付件数155人、放課後等デイ・サービス利用人数、これ延べですけれども、3,519人、交付件数
が276人ということで
あります。 子ども・子育て総合センターに寄せられました子供の発達についての相談件数、こちらは令和3年度の相談件数で203件という状況でございました。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て伺います。 令和3年度の発達支援システムの登録数について伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 発達支援システムの登録者数ということですので、私のほうから答弁させ
ていただきます。 令和3年度末の登録者数は338人でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て伺います。 この登録数は、現在、障害児通所支援施設や放課後等デイ・サービスに通所する子供の人数に対し、発達支援システムについて広く市民や当事者家族に理解され
ているものなのか。また、何
が課題なのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 発達支援システムへの理解につきまし
ては、システムに登録し
ているお子さんの保護者を対象に、令和3年度に行ったアンケートで、前回、理解し
ていないと感じる方、これ
が約8割で、今回は15%ほど減っ
ているものの、依然、割合は多いため、市民及び障害児通園施設、放課後等デイ・サービス利用者、家族への理解は十分とは言えないと考え
ております。効果的な周知啓発
が課題で
あるというふうに思っ
ております。 次期計画となる第3期計画でも、保護者や地域への周知啓発に取り組んでいきたいというふうに考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て再質問します。 発達支援システムの早期から適切な支援を切れ目なくつなぐという観点から、早期支援コーディネーターの役割
があるが、どのような専門職で
あるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 早期支援コーディネーターは、専門職
が必要かということでございますけれども、年長児巡回相談や就学時健康診断に係る面接等を通じまして、発達に支援
が必要な子供を早期に発見すること
が役割でございますので、小学校や中学校に勤務経験の
ある発達支援に詳しい養護教諭や教諭の資格を持つ人材を配置し
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 第2期発達支援システム推進計画の中に
ある作業療法相談では、運動面での発達
が心配される未就学児のその保護者に対し、作業療法士
が相談援助を行い、年2回と利用人数2人との実績で
あるんです
が、運動面だけではなく、作業療法士は生活全般として早期支援から有効で
あると考えます
が、早期支援コーディネーターとして配置することは可能なのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 作業療法士を早期支援コーディネーターとして配置することは可能かどうかということでございますけれども、作業療法士は、子供たちの発達支援をじっくり行い、自立を促すこと
が本来の役割で
あるため、現在のところ早期支援コーディネーターとして配置することは考え
ておりません。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 令和4年3月の定例会議の一般質問で、私は発達障害児支援に関する教育と福祉の連携についてを質問させ
ていただきました。 乳幼児健診・育児相談などにより、運動・精神面、精神発達面での課題
があった場合は、乳幼児とその保護者に対しては、作業療法士や心理士の指導・相談を行っ
ていると回答
がございました。 しかし、第2期発達支援システム推進計画施策評価では、作業療法士相談は実施2回の人数2人との実績で
あります。 親は子供の発達について悩み、一人で抱え込みがちで
あります。孤立した子育て
が進む中で、親身になっ
て話を聞い
てくれる存在と、早期に療育につなげる仕組み
が進む中で、戸惑いや不安を抱える中、寄り添う存在
が必要ではないかなと考えます。 この早期に療育につなげるということは、子供にとって大きく人生
が左右されることで
ありますので、この通所受給者証を早い段階で取得し、保育所等訪問支援等のサービスを活用することで、課題を抱える子供
が集団生活に適応するための支援とし、専門職
が児童への直接支援だけでなく、訪問先施設への関係者に技術的助言等を行うことは、療育としての障害児の可能性を引き出し、障害児とその子供を取り巻く関係者にとって安心感をもたらすこと
ができることから、障害児通所受給者証の緩和的措置として調査研究を進め
ていただくことを要望し
て、次の質問に移ります。 (4)子育て応援券について。(4)について再質問します。 現在、保護者を支援するサービスの利用、チャイルドシート及びベビーカーの購入、読み聞かせ絵本の購入、任意の予防接種の受診、その他市長
が特に必要と認めるサービス等と
あるが、消耗品は対象外で
ある理由を伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 消耗品
が対象外という理由でございますけれども、子育て応援券は、子育て支援サービスを利用し
て、子育ての負担感を軽減するということ
が目的でございますので、消耗品は対象とし
ていないということでございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 乳幼児に必要となるアレルギー対応のミルクについては、一般の粉ミルクより高額で
あり、コロナ禍で困窮する家庭
が増える中で、子育ての負担感を軽減できるものと考える
が、対象にできないのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 現在、国によりまして、出産・子育て応援交付金事業
が予定され
ております。この事業では、粉ミルクやおむつの購入費用も経済的支援の対象となっ
ておりますので、今後、国から示される交付金事業の詳細を確認しながら子育て応援券の取扱いについても検討し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) この出産・子育て応援交付金の事業の活用から、子育て応援券の子育てをする世帯にさらなる充実した支援につながることを願いまし
て、次に移ります。 (5)について再質問します。 第2期子ども・子育て未来プランの子育てに関する情報の今後の受け取りたい方法として、保護者調査票では、29歳以下の保護者に関しては、SNS、フェイスブックやツイッターなど
が48.4%の回答となっ
ています
が、情報の発信について、現在の子育てに関する発信は、紙媒体、ホームページ
が主なもので
あります
が、これらのニーズにどのように対応するのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(室井勉) 子育て世代への情報発信の方法として、SNSの活用はどうかということでございますけれども、必要な情報を分かりやすく発信し、特に若い世代の保護者
がアクセスしやすい環境にすること
が大切で
あると考え
ているため、アプリ等の活用を検討し
ていきたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) アプリはどのようなものなのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) アプリの導入につきまし
ては、健康増進課、保健福祉部内で検討し
ていることですので、私のほうからお答えをさせ
ていただきます。 検討し
ているアプリですけれども、母子健康手帳アプリというものでし
て、母子健康手帳機能、それから情報発信機能、これらを有し
ておりまし
て、そのほか予防接種のスケジュールの管理、これ
ができるものを考え
ているというものでございます。 母子健康手帳の機能を必要とし
ていない方で
あっても、アプリをダウンロードすることによりまして、子育てに関する情報
が得られるため、情報発信の一つとして有効な手段ではないかと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 理解しました。 母子手帳アプリと聞くと、どうしても母子手帳を取得するために必要なアプリというように認識しがちです
が、母子手帳だという感覚じゃなく、情報発信に必要なツールだという考えで
いると認識します。 障害児施策として、子育て施策と子育ての連続線上のものに置い
て考えること
が、このインクルーシブ教育として必要で
あると考えます
が、そのアプリには、発達や障害についての詳しい情報も掲載されるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) アプリの内容は、導入はこれからということですので、今後、そういったことも一緒に情報として掲載できるかどうか、またはしたほう
がいいのかということで検討させ
ていただければと思います。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 今後のアプリの導入に期待したいところでございます。 では、現在の状況の中で、9月の定例会議でのびのび子育て応援ガイドに、子供の発達や障害について記載
がないことを確認し、次の更新では、全庁を挙げ各課から情報収集したパンフレットを作成し、紙ベースでの情報発信を、情報は限られた紙面の中でどこまで掲載するのか
が分かりやすいか、分野横断的な視点を加えること
が重要だと答弁をいただい
ております
が、2年前より作成準備
が進められ
ている発達支援ガイドブックについては、
いつホームページに掲載されるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 発達支援ガイドブック、こちらにつきまし
ては、那須塩原市地域自立支援協議会、これの全体会におきましてお諮りをし
て、承認をいただいた後、公表することとし
ております。 この会議の開催予定
が令和5年、来年の2月から3月に予定し
ておりますので、今年度中にはホームページのほうにも掲載をしたいと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 重層的支援体制整備事業として現在進められ
ている分野横断的な連携は、
こどもまんなか社会の実現に向け
て必須な条件で
あり、さらなる深い連携
が求められ
ていくことで
あると考えます。 10月25日に会派行政視察として、北海道北見市役所の書かない窓口及び窓口サービスの改善の取組についてを学んでまいりました。 システムの導入
が目的ではなく、何を解決したいのか。
ありたい姿は何なのか。どんな窓口
が利用する市民にとって便利で効率のよいものなのか。何のために、誰のためにと基本に返り、窓口事務改善に取り組むことに着手したとのことでした。 最も重要とするのは、窓口だけではなく、バックヤード業務、すなわち分野横断とした連携だけじゃなく、業務の仕組みや使いにくい点を一つ一つ改善すること
が必要と
ありました。現在、本市でも書かない窓口は実施し
ている状況では
あると思うんです
が、新庁舎建設までの残された時間、
こどもまんなか社会の実現に向けた取組は組織体制と窓口業務の準備態勢を整えつつ、職員にも市民にもよりよい環境で準備できることを要望し、次の質問に移ります。 2、緩やかなつながりにより社会的孤立を防ぐ地域づくりについて。 重層的支援体制整備事業の移行期間とし、本市では包括的相談支援事業として断らない相談窓口を設置し準備を進め
ています。 厚生労働省
が進める施策の中には、市町村全体の支援機関・地域の関係者
が断らず受け止め、つながり続ける支援体制を構築することをコンセプトに、属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた3つの支援を一体的に実施することを必須にし
ています。 現状では、社会的に孤立し、病気を抱え
ている高齢者などに、かかりつけ医
が地域とのつながりをサポートすることで健康を取り戻し
てもらう社会的処方と呼ばれる取組
があります。社会的処方とは、薬を処方することで患者さんの問題を解決するのではなく、地域とのつながりを処方することで、問題を解決するという考え方です。 長引くコロナ禍の中で、人との接触を控えたため、社会的に孤立し、心を病み、さらには運動機会の減少による筋力の低下や気力の低下なども問題になっ
ています。地域資源を通して生活環境を変え
て困りごとを解決する社会的処方のアプローチは、予防健康づくりや、地域共生社会の推進に向けた包括的支援体制構築として関連
があることから、以下について伺います。 (1)本市の社会的孤立に対する現状把握について。 (2)社会的孤立者に対する対策について。 (3)保健センターにおける保健指導業務の現状と課題について。 (4)社会的処方に対する本市の所見について。 (5)孤立し
ている方にコミュニケーションを取り、必要に応じ
て、地域活動などの地域資源を紹介するリンクワーカーの存在と必要性について。
○議長(松田寛人議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 2の緩やかなつながりにより社会的孤立を防ぐ地域づくりについて、順次お答えをさせ
ていただきます。 初めに、(1)の本市の社会的孤立に対する現状把握についてです
が、社会的に孤立し
ている方は、自ら相談できずに
いる状況に
あるため、民生委員児童委員や自治会等、地域における見守り活動を通して把握すること
が多い状況となっ
てございます。 次に、(2)の社会的孤立に対する対策についてです
が、地域における見守り活動を促進することにより、早期に相談支援窓口につながる仕組みを構築することとともに、アウトリーチ等を通じた継続的支援事業や参加支援事業を進めることで、様々な社会資源につなげ、社会参加を促進し
ていくことだと考え
てございます。 次に、(3)の保健センターにおける保健指導業務の現状と課題についてです
が、保健センターの保健指導としては、健診結果に基づきまし
て、受診勧奨や、かかりつけ医と連携し、重症化予防のための生活習慣改善指導などを実施し
ています。 相談の中で、社会的に孤立し
て生活に支障
が生じ
ている高齢者など、継続的な支援
が必要な人については、関係機関と連絡調整をいたしまし
て、必要な支援につなげ
ております。 課題につきまし
ては、かかりつけ医と連携した指導
が、一部の医療機関に限定し
ていることで
あると考え
ております。 次に、(4)の社会的処方に対する本市の所見についてです
が、地域とのつながり
が薄く孤立すること
が、生活習慣病やフレイルなど健康に影響を与え
ていると捉え
ております。社会的処方のアプローチは、地域とのつながりを処方するという点で、地域共生社会推進に向けた包括的支援体制構築のために重要なもので
あると考え
ております。様々な分野の窓口におきまして、社会的処方という考え方を持つことによりまして、よりよい支援
が可能になると捉え
ているところでございます。 最後に、(5)の孤立し
ている方にコミュニケーションを取り、必要に応じ
て地域活動などの地域資源を紹介するリンクワーカーの存在の必要性についてですけれども、人との関わり合いや生きがいを見いだし、健康観を高めるためには、孤立し
ている人を地域とつなげるリンクワーカーの存在は必要で
あると認識をし
ております。 また、リンクワーカーは「我が事丸ごと」の意識を持つことで、誰しも
がなり得るものだと、このようにも捉え
ている。まずは、各分野の相談支援窓口の担当者の意識の醸成を図ることによりまして、より多くの社会資源の情報を共有するなど、スキルアップを図っ
てまいりたいと考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 答弁いただきましたので、順次再質問を行います。 (1)民生委員・児童委員で、どの程度の孤立を把握するのか。また、課題は何なのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) どの程度の孤立を把握するのかということですけれども、これといった孤立を把握するものというのはございません。ただ、そうした中で、民生委員・児童委員を対象にいたしまし
て、昨年度実施をいたしましたひきこもり実態調査、こちらの結果では、回答者の約3割
が担当地区におきまして、ひきこもりの方を把握し
ていると回答
がございました。また、同時に実施した別の調査ですけれども、第4期地域福祉計画、地域福祉活動計画、こちらのアンケートでは、高齢者のほか、貧困や孤立、複合課題を抱えた世帯など、多くの相談を受け
ている状況
が把握でき
ております。こうしたことから、今後一人で抱え込むこと
がなく、的確な機関につなげるよう、そうした流れを構築し
ていくこと、これ
が課題として上げられると思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 先日、地域支え合い推進員を対象に行った議会報告会で、自治会の未加入者の増加や、民生児童委員の成り手不足や欠員、仕事量の負担感、高齢化などの課題
が多く挙げられ
ていました。民生委員・児童委員を対象に、昨年度実施したひきこもり実態調査の結果、回答者の約3割
が、担当地区において、ひきこもり等の把握をし
ていると書い
てあるとのことです
が、この7割の把握でき
ていない状況について、どのように考えるのか伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) このひきこもりについてですけれども、御本人の方はもちろんです
が、家族においても、ひきこもりについては、相談をし
てこない場合、こういった場合も多く見られます。状況の把握
がしづらいということ
が考えられるかというふうに思います。 また、この調査自体
がコロナ禍で
あったということで、民生委員や児童委員、これ
が訪問等の活動、これ
が十分にでき
ていなかったということで、把握
が難しかった状況に
あるというふうに考え
ております。 そうした中ですけれども、県の民生委員を対象にしました同じような調査で何らかの支援を必要とする世帯の把握をし
ているかという設問に対しまして、26%
が分かっ
ているという回答で
あったというところから考えますと、3割の民生員の方
が把握し
ているということで、ひきこもりの方
が地域の中にこれだけ
いるということ
が分かったということですので、対策を検討する上での裏づけ、資料、こういったものにはなったのかなと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) コロナ禍で
あったことも
あり、民生委員・児童委員
が訪問等の活動
が十分にでき
ていなかったという理由だけでなく、民生委員・児童委員の成り手不足や欠員、仕事量の負担感、高齢化なども、そういった課題も考慮しながら、引き続き地域の社会的孤立に対する現状把握に努め
ていただきたいと思います。 続い
て、(2)の再質問を行います。 地域の見廻り活動を促進し、早期に相談支援窓口につなげる具体的な取組として何
があるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 具体的な取組といたしまし
て、社会福祉協議会、こちらに委託をし
ております地域住民助け合い事業、これ
が挙げられると思います。見守り組織といたしまし
ては、民生委員・児童委員、地域包括支援センターと連携する仕組みを構築し
ている場合
が多く
て、見守り活動の報告会等定期的に開催いたしまし
て、課題を共有し、支援につなげ
ているケース、こういったもの
がある状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) アウトリーチ等の継続的支援事業や、参加支援事業等の社会資源につなげ、参加を促進させる役割を担う人材は誰なのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 各分野の相談支援機関、それから、福祉相談窓口、これ
が中心になっ
てということになるかと思うんですけれども、社会参加促進の役割を担うものとして、そのほか、民生委員・児童委員、地域支え合い推進員を初めといたしまし
て、地域住民の誰も
がその役割を担うこと
ができるというふうに考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) おっしゃるとおりで、地域住民
が誰も
がその役割を担えるのではないかなと考えます。 続い
て再質問します。 見守り組織として、地域包括支援センターと連携する仕組みを構築し
ている場合
が多いと
あります
が、現在よき事例として、どのような地域
があるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 見守り活動の中で、支援を必要とする方を地域包括支援センターにつないだり、定期的な見守り報告会に地域包括支援センター職員に参加し
てもらいまし
て、支援策を検討し
ていたりと、このような例
が挙げられるかと思います。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 地域の見守り活動の中からどこかの社会資源で
ある地域包括支援センターなどの専門職等に連携することで、社会との接点
ができた方は、地域の中で役割等を見つけること
ができるので、人々の行動に大きく接点
ができるのか否か、それで大きく影響
が、体の健康や心の健康にも影響
があると思いますので、引き続き連携を強化し
ていただきたいと思います。 続い
て、(3)番の再質問を行います。 保健センターにおける指導業務の現状と課題の、継続的に支援
が必要な人は年間どの程度
いるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 保健福祉部健康増進課のほうで把握し
ている人数といいますのは、受診しない方もいらっしゃいますので、受診者だけの把握ということになりますけれども、現在、母子保健を除きまし
て、かかりつけ医と連携し、継続した相談等を実施し
ている方、こちらを年間に25人程度いらっしゃいます。関係機関と連携いたしまし
て、継続し
て訪問や相談、これを実施し
ている方、これは年間で5人程度ということでございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 健診の受診し
ていない方も
いるということなので、受診をし
ている方だけの問診の中から、社会との接点
がどの程度
あるのかを確認すること
ができるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 社会との接点
が確認できるのかということですけれども、明確に確認できるものはなかなか難しいのかと思いますけれども、75歳以上の後期高齢者を対象といたしました後期高齢者診断の国で統一の質問項目、これ
がございます
が、その中に「週に1回以上外出し
ていますか」「普段から家族や友人と付き合い
がありますか」という設問
がありまし
て、その中で把握し
ているという状況ですけれども、この項目だけでどの程度のつながり
があるかというところまでは確認
ができてないと、このような状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て伺います。保健師の人数、保健師さん
がいると思うんです
が、その地区担当制として、地域包括ケアシステムと連携することは可能なのか伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 保健センターには、母子保健を除く成人保健、健康づくりを担当し
ている、こちらの保健師は5人
います。地区担当制は取っ
ていないという状況でございます。支援
が必要な方を担当する担当制を取っ
ておりまし
て、医療機関や相談機関など関係機関と連携し
て、支援をし
ている状況にございます。 そのため、地域包括ケアシステムの一端を担っ
ていると、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 健康診断は、そもそも健康診断を受診しない、見つけること
ができない、地域の中でまだ潜在的に埋もれ
てしまう、健康という部分に、社会との接点に届かない人も
いるというところも理解しました。また、健康診断で継続的に支援
が必要とする人を限定すること
ができない状況、かかりつけ医と連携した相談を実施し
ているのは、年間で25人程度、5人の保健師
が年間25人を割ると、大体年間5人程度の支援し
ている状況なの
が今なんだなというのは理解したところなんです
が、これらの数は多いのか少ないのかと見たときに、那須塩原市内は健康な人
が多いということを考えられるんでしょうか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 先ほどもお答えしましたけれども、健診を受け
ていただい
ている方だけという数字ということも
あります。そうしたところで、25人という数字
が、あくまでもかかりつけ医と連携した支援をした人数ということで
ありまし
て、この人数から健康な人
が多いという判断はできないものかなと、このように考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 年間に25人しか
いないというところを理解しました。 この健康診断を受けること
がない人、また、継続し
て支援につながらない人
が、どこかに接点
ができるような仕組み、社会との資源につながるような仕組み
が必要なんではないかなというところで、社会的処方に関する次の再質問をします。 子供や高齢者、障
がい者を含めた全ての人々
が暮らしや生きがいを共につくり、高め合う地域社会として、国
が目指す包括システムをさらに進化させた考え方
が重要で
あると考えます
が、その一つで
ある高齢者支援の充実を考えると、高齢者支援ボランティアなども
あります
が、現在の登録者と課題について伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 現在の状況ですけれども、令和4年11月1日現在ということです
が、登録者数は124人でございます。 課題といたしまし
ては、どうしても、ここ3年くらいですか、コロナ禍ということで、コロナ感染対策、このため、ほとんどの介護事業所
がボランティアの受入れを休止し
ているという状況、そうしたことから、ボランティアの活動
ができ
ていないということです。 また、ボランティアを支援する側にとっても、どうしても、いろんな情報から、知らず知らずのうちに自分
が感染をし
てしまうんじゃないかという不安、そういったところから、参加を自粛し
ていると、このような状況も
あるということで、そんなこと
が以前からの課題に加え
ての課題かと、このように捉え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 理解しました。 介護支援ボランティアのポイント制度については、コロナ禍における感染リスク対策から、今後実施
が難しいのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) この事業自体は、今年度も実施をし
ている状況でございます。先ほど言いましたように、活動は活発ではないというところも
ありますけれども、少ないながら活動し
ているという方にポイントの付与もし
ている状況でございます。 今後、コロナの状況も落ち着い
てくれば、事業所側の受入れも再開するものと思われますし、活動し
てくれる方も増え
ていくものと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 続い
て伺います。 高齢者の社会参加促進として、居場所づくり、社会参加の促進を促す存在は、どのような役割の人材
が担うこと
ができるのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 本市の高齢者福祉計画におきまして、基本施策の一つとして、居場所づくり、社会参加の促進、これを掲げ
てございます。その中で、多様な交流の場、多様な活動の支援を実施し
ている活動の場の形態、活動の内容は、就労的なものから、学習、スポーツレクリエーション、趣味の活動など多様で
あります。市ばかりではなく
て、民間団体、高齢者自身
が担っ
ている活動も
あると、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 先日、にしなすケアネットの「子どもの将来の自立を地域でサポートし
ていくために」として、市内の学習支援や生活支援の状況を参加者でグループ協議しました。現在、市内の公民館や自治公民館を活用し
て、子供の居場所や学習支援などをする中で、課題と現状など
が話し合われ、活動され
ている方より、社会経験の豊富な仕事をリタイヤされた方などの知識や経験は、子供たちや社会において貴重な財産で
あるという御意見
がありました。学習支援として協力できる高齢者、送迎担当として移動中に子供の話を聞い
てくれる役割
が地域の中では必要ではないかなと考え
ています。分散化社会として、公民館を基軸に居場所等を進める中、子供の居場所、高齢者の居場所と所管で分けることなく、連携した事業
ができると望ましいなと考えるんです
が、また、学校協働本部事業などでは、子供と大人の交流
が盛んな地域づくりから、ともに学び合う活動を目指し
て、公民館を中心に地域の活性化を目指し
ているところから、次の再質問に移ります。 (5)のリンクワーカー的存在として、地区担当制で支え合い推進員の存在
があります
が、保健師と連携をし
ているのか、また、その必要性を感じ
ているのかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) リンクワーカーといたしまし
て、地域支え合い推進員
が保健師と連携し
ているかというと、現在はそういう状況にはないのかなと思います。高齢者の総合相談窓口といたしまし
ては、地域包括支援センターの専門職
が、様々な関係機関と連携をいたしまし
て、適切なサービス等紹介や見守り、悩み解決の支援を実施し
ているため、個々の案件といたしまし
ては、地域包括ケアシステムの緩やかなつながりの中で、連携
が可能と、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) その緩やかな連携
が重要かなと思っ
ています。それぞれの役割で、少し所管を超え
てはみ出した連携をすることで、分野横断的にやりやすくなるのではないかなと考え
ています
が、さらなる連携を望みます。 また、コミュニティナースとして、地域の中で、様々な社会資源につなぐこと
ができる人材
が、暮らしの保健室として、那須塩原市西那須野地区で毎週火曜日にひきこもり、不登校の集いなどの居場所を実施し
ています。これらの民間
が実施する場所に、地域包括ケアセンターの専門職や、保健師等
が連携し、社会資源の情報共有をしたり、スキルアップをすること
が可能なのか伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) ケースごとに必要な専門職
が連携し
て、支援策を検討することは可能で
あると考え
てございます。 また、複合課題等につきまし
て、相談支援包括化推進員、こちらを通しまし
て、多機関協働につなげ
ていただければ、重層的支援会議、こちらにおいても、多職種で支援方針を検討することは可能で
あると考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) そのように会議等で連携をするという、難しく捉えるのではなく、市民と多く関われること
ができないのかなと思います。保健師の専門職として、百歳体操や地域などに出向き、市民と接することを多くされ
ていると思います。また、那須塩原動画チャンネルとして、ウェブ講座で温泉でフレイル予防などを制作をし
て、公開し
ているのも確認しました。保健師は、受診推奨やかかりつけ医との連携、重症化予防などの、生活習慣改善指導などを実施するなら、市民と近い存在で接することを多くし
て、未病予防として、官民連携
ができないものかと考えます
が、以下について、再質問します。 宇都宮市やさくら市のように、まちなかに保健室を開設し、無料で健康相談など、サロン等で、社会的孤立や社会的処方という考え方で、市民と多く接すること
ができないものかを伺います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 宇都宮市やさくら市を初めといたしまし
て、各地でコミュニティナースによります保健室の設置、これ
が広がっ
ていることは認識をし
てございます。 那須塩原市におきましても、同様の活動を実施し
ている任意団体
があること、そういったことから、住民の身近な相談窓口といたしまし
て、今後そのような活動
が広がっ
ていくこと
が望ましいものとも考え
てございます。 市といたしまし
ても、官民問わず、様々な相談支援窓口
が連携することで、社会的孤立を防げるような、包括的支援体制を、これを構築することを目指し
てまいりたいとこのように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 3番、林美幸議員。
◆3番(林美幸議員) 理解しました。 キーワードは官民問わずというところかなと思います。官民の連携です。これは、予算をつけ
て新しいことをしろと言っ
ているわけでは
ありません。現在
ある資源と連携し、協力し合うことで、それぞれの役割を生かすこと
ができます。 例えば今、公民館で分散化社会として活動
が、地域の課題は地域で解決しようというふうに動い
ている中、教育、福祉、地域づくりを連携させ、官民連携の力から共創の力として、共につくり出し、共に地域で解決する仕組みづくりをできるのではないかなと考えます。 時間
がなくなっ
てしまったので、この後は深掘りはしないんです
が、これから進められ
ていく地域共生社会、また、地域での孤立防止等を社会的処方の観点でさらなる那須塩原市
が進むことを願い、私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。
○議長(松田寛人議員) 以上で、3番、林美幸議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで昼食のため休憩いたします。 会議の再開は1時15分です。
△休憩 午後零時15分
△再開 午後1時15分
○議長(松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△齊藤誠之議員
○議長(松田寛人議員) 次に、13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、齊藤誠之でございます。午後も頑張っ
ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、通告書に基づき質問いたします。 1、那須塩原市職員の働き方改革について。 本市は、那須塩原駅前整備や新庁舎建設、青木道の駅の再整備と、大型の公共事業を控え、さらには市長肝煎りで
ある環境政策など、市の未来を創造し取り組まなければならない施策
が目白押しで
あり、また、それらの施策以外にも、普段対応し
ていかなければならない業務も
あり、中には社会課題の複雑化により、ますます人の力
が必要になっ
ている現状
があると考えます。 これらの施策を展開するためには、行政職員の力
が必要で
あり、その内容によっては、求められる仕事量
が変動し、職員の働き方の課題
がますます懸念されます。今後も課題解決に向けた施策に対し、よりきめ細やかな対応
が求められる中、職員の負担軽減を図りながらも、最大限のパフォーマンスを行っ
ていく環境を整え
ていくことは、本市にとって急務で
あると考えることから、以下の点についてお伺いいたします。 (1)前回9月に行いました代表質問の際、本市の職員の数については、類似団体と比べ
て少ないとの答弁
がありました
が、現状についてお伺い
いたます。また、各部署の不足数もお伺いいたします。 (2)今年の4月に条例改正した職員の定数については上限を定めました
が、現状として変化
があるのかお伺いいたします。 (3)コロナ禍の影響により昨年9月に延長し、令和5年度に見直される第4次定員適正化計画の進捗状況についてお伺いいたします。 (4)業務量の増加に見合う職員の数
が確保でき
ていない現状に、市としてはどのように対応し
ていくべきと考え
ているのかお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員の質問に対し答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) (1)の職員数の現状及び各部署の不足数についてと(2)の職員定数改正後の現状の変化については一括し
てお答えします。 本市の職員数は、令和3年4月1日時点で、類似団体の平均職員数よりも37人少ない816人で
ありました
が、令和4年度の定期人事異動において、現状の業務量を考慮しまし
て、令和3年度から11人増やしまし
て827人としたところで
あります。 しかし、現在年度途中での育児休業や病気休業など、企画部、保健福祉部、子ども未来部、建設部、西那須野支所及び教育部で計9人の欠員
が生じ
ているところで
あります。 (3)第4次定員適正化計画の進捗状況について。 現在、第4次定員適正化計画の策定を進め
ております。12月市議会定例会議の常任委員会において計画の案を説明する予定となっ
ております。 (4)番、職員数の確保のための対応について。 今のところ、現状の業務量や定年の段階的引上げの影響などを考えた上で、第4次定員適正化計画の策定を進め
ておりまし
て、その中で今後5年間の定員管理の方向性と職員数の目標値を定める予定となっ
ています。この目標値を基に、計画的に職員を採用し
ていくとともに、現状に応じた必要な体制の確保に努め、柔軟に対応し
てまいりたいと考え
ています。 答弁は以上です。
○議長(松田寛人議員) 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 大変失礼しました。 (1)の職員数
が令和3年4月1日時点で類似団体の平均職員よりも37人少ない816人でした。答弁のときに令和4年と言っ
てしまったので、ごめんなさい、令和3年4月1日時点では、37人少ないということで、令和4年度はさっきの答弁したとおりでございます。失礼しました。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 今回の一般質問は、森本議員と私は、議会運営委員会の取組で職員の指名
ができるというシステムを採用し
てやっ
ておりますので、先に指名をいたします部長さんの名前を言った後に、再質問とかを行いますので、お聞き
がちょっと違うと思うんです
が、御理解いただければと思います。 それでは、答弁をいただきましたので、各自、順次再質問をし
ていきたいと思います。 まず、総務部長にお伺いいたします。 類似団体の平均職員数よりも少ないとのことでした
が、どういった行政分野の職員
が少ないのか、お伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 類似団体の比較で、どういった分野
が少ないのかということでございますけれども、行政分野ごとの比較は、類似団体ごとに人口密度や施策の取組状況など異なっ
ておりまし
て、単純な比較はできないというところ
がございまし
て、一つの基準として、総務省の類似団体職員数状況という、令和3年4月1日の資料
がございまし
て、その資料に基づきますと、主なところで、総務企画
が23人、土木
が13人、本市は少ないといった状況になっ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 引き続き令和3年度は、どの部署の時間外勤務、時間
があったのかも、併せ
てお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 時間外勤務の多い部署ということでございますけれども、令和3年度の時間外の多い部署、こちら、まず新型コロナウイルス感染症対策室、こちらは76.8時間という形で最も多く
て、次いで、秘書課、財政課、企画政策課、教育総務課といったような順になっ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 今説明をいただいたんですけれども、となると、今現在、そのくくりで言った、総務省のくくりで言った人材
が少ないと思われる場所と、この時間外勤務
が多い部署というものは、新型コロナの場合はどうしようもないと思うんですけれども、その相関関係は
あったのでしょうか。お伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 時間外数と、それから、少ないといった分野の時間の相関関係といったことでございますけれども、申し上げましたとおり、総務企画部分の人数
が少ないということに該当する秘書課、財政課、企画政策課の時間外
が多いという現状を見れば、ある程度の相関関係は
あるのではないのかというふうには感じ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 かねてから、那須塩原市の職員の数というものは少ないという話を我々は理解し
てき
ていたのです
が、今回第4次定員適正化計画を出すまでに、このような状態
が続い
てき
てしまったことについて、原因は何だったのか、改めて総務部長にお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) このような状態
が続いた原因は何かということでございますけれども、様々な要因
があると思います。1つ申し上げれば、本市の場合、これまでの行財政改革の効率化、行財政改革という流れの中で、最少の経費で最大限の効果を挙げるという大原則、それから、民間にできるものは民間へとの考えの下、人件費の抑制に取り組んできた結果、他団体より少ないような現状になっ
ているのではないかというふうに感じ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) どうしても、企業でも同じなんですけれども、少数精鋭でやっ
ていくというものは、きれいに聞こえるんですけれども、今の働き方、世の中を全体で見
てみると、大変な状況だったのかなとは思います。 ここで、副市長にお伺いしたいと思うんです
が、これまで、この大きな事業、今年も国体も含め
て行われ
てきました中で、これらの業務量だと、大抵人
が足らない現状で
あったと捉えること
ができ
ております。職員の現状について、私的にはまだまだ人数
が足り
ていないのではないかと思うんです
が、どのような認識をお持ちでしょうか、お伺いしたいと思います。 また、このような状況で、安定的な市政運営
が図られるとお考えでしょうか。併せ
てお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 副市長。
◎副市長(渡邉和明) 副市長にということでございますので、私のほうから答弁させ
ていただきます。 適正な職員数というのを見極めるというというのはなかなか難しいわけですけれども、業務量から見れば、法制度の改正
があったり、それから、権限移譲というものも
ありますので、新たな業務
が発生し
ているというふうな状況にございますし、それから、新型コロナウイルス感染症とか、物価高騰対策など、予期せぬような事態も生じ
てき
ておりますので、全体として業務は増え
ているんではないかなというふうに感じ
ております。 これに対して、職員数ということですけれども、各部局では欠員も生じ
ておりまし
て、正直職員数は厳しい状況に
あると認識し
ております。 また、安定的な市政運営についてお尋ね
がございましたけれども、市政運営
が滞る、停滞するようなこと
があってはいけませんので、各部署の業務実態を踏まえ
て、年度途中でも時限的な職員の配置を行うとか、あるいは、任期付職員を採用するなど、柔軟な対応というのを図っ
ているところでございます。 あわせ
て、仕事のやり方そのもの、これについても見直すこと
が必要でございますので、DXによる業務の効率化というのを進め
ておりますけれども、業務自体、正職員
がやらなければいけないものと、そうではないもの
があると思いますので、それを振り分けた上で、会計年度任用職員の活用とか、業務の外部化というのを図りまし
て、負担の軽減を図っ
ているところでございます。加え
てですけれども、質の高い行政サービスということになれば、当然ながら、優秀な職員の確保というの
が大前提でございます。採用方法の在り方についても、いろいろ研究を進めながら、持続的な市政運営
が図れるように努め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 突然の指名で申し訳ございません
が、市長に聞けば簡単なんですけれども、基本的に、距離的に、前回9月のときには、ガバナンスの統治の体制ということで、市長以下、問題なく全然動い
ていて、これだけ業務をこなし
て、市民福祉の向上プラス国の事業で
あったり、県の事業で
あったりというのを市の職員本当に頑張っ
てきたと市長から答弁をいただきました。 ただ、実情は休んで
いる方とか、無理をなさっ
ていたんじゃないのかというときには、やっぱり業務分掌として、お二方の副市長
が市長の下にいらっしゃっ
て、各部長に采配し
ているということで、改めてお聞きしたいということで、今回指名させ
ていただきました。 おっしゃるとおり、危惧はされ
ているという解釈で、私も捉えさせ
ていただきました。そのような中で、順次また再質問に入っ
ていきたいと思います。 それでは、また総務部長にお伺いいたします。 育児休業や病気の休職により各部局で欠員
が生じ
ていると先ほど答弁
がありました。病気休職となる前の、職場でのケアはどのようなことをし
ているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 休職前の職場のケアということでございますけれども、病気休職に至る理由は個人ごとに様々な原因
がございます。例えば時間外勤務の増加ですとか、職務内容の適性、それから、職場の人間関係、あるいは家庭の状況といったプライベートの要因なども
ありまし
て、あとは本人の資質です。様々な要因
があります。 そういったもの
が複合的に作用しまし
て、ストレス
が増加し
て休職というふうなことになるのかなというふうには考え
ております。 そのケアとしては、一般的に職場として取り組んで
いるものとしましては、日頃からの上司の声かけ、それから、相談、あるいは専門医によるカウンセリング、そういったものを促し
ているというような日常的な対応を行っ
ております。それから、本人の業務量の見直しですとか、事務事業の適正な管理、あるいは年度途中の業務分担の調整あるいは見直しといったものを、なるべくそういうストレス、あるいは休職に至らないような配慮はし
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 適宜対応し
ているという答弁にお聞きすること
ができました。 となると、病気休職ということで、体のケアに関しましてはどうしようもないですけれども、心のほうですよね。こういったものは様々な要因
があるということで、先ほどの御家庭でのとなっ
てしまうとどうしようもないんです
が、職場内でのケアとしては、今の部長の答弁
があったということで、理解をいたしました。 そこで、病気で休むことになったというのは、先ほども言ったとおり、仕事上のストレスも要因の一つで
あると思います
が、予防には、職場内での良好な人間関係やコミュニケーション
がとても重要で
あると、言わなく
ても分かっ
ているとは思うんですけれども、まず、現在の職場環境として、何点か
あるんですけれども、職員は、例えば適正な場所という観点から、希望部署に行けるような取組は行っ
ているのか。また、コミュニケーションをより一層図るためにも、職場内の提案制度みたいなものを活用し
て、上司と部下
が、さらに部課内でより緊密にコミュニケーションを取りやすい関係を築い
ているのでしょうか。お伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 職員の希望部署への異動、それから、職場内でのコミュニケーション、それをどのように取っ
ているのかということでございます。 まず、異動、そちらについては、毎年年末に、職員一人一人から個人ヒアリング調書というものを出し
ていただい
て、そこに異動希望先といった書く欄
がありまし
て、そこの希望の
ある職員の意向というものの把握はし
ているところでございます。 それから、職場内のコミュニケーションですね。議員から提案制度といったものもございました。職場全体としては、職員提案制度というもの
がございますけれども、各部署で、そのような提案制度
があるかどうなのかというところはちょっと把握し
てございません
が、各部署内の対応としては、課内会議というのを、どこの部署でも年に1回は開催し
ていると思います。その中で、課全体で集まっ
て、様々な意見交換を行っ
ていると思いますし、それから、年に2回、人事評価の中で、上司、係長だったり、課長だったりという方と、ヒアリングということで、一対一でいろんな業務上の悩みごとですとか、職場の管理ですとか、そういった話し合う場を設け
ているといった状況でございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) どちらも行っ
ているという解釈と、あと回数の問題だと思うんですけれども、前回の質問で、林議員
が、多分職員の働き方ということで、ウェルビーイングという話
ありました。職員
が快適に働くためには何
が必要かといったときには、言いたい環境をつくっ
てあげるということと、あと、人それぞれ
が対話をし
て、その施策をどうするかというものをもうちょっと展開的にやるべきだと、その中で参加し
ていない人は、部長、課長クラスは見
ていれば分かると思うので、その中で何か不満
があるのか、体調
があるのかというのは分かると思うんですよね。 要は人に対して、市民サービスを展開し
ていく市役所ですから、まず、課内の人たち同士
が対話をし
てつくり上げ
ていかない限り、誰か
が責任を背負っ
て、誰か
が負担
が多くなり、そして、不平不満
が増えると、これ決して不平不満だけを言う質問じゃないんですけれども、逆を言えば、みんなに認められ
て、みんなでやろうと思った課内の施策は、すごく伸びるんではないか。渡辺市長は、間違いなくそちらを、ワクワクドキドキの市政づくりだから目指し
ているということを僕解釈の下で言っ
ているので、できればそこの回数を、時間外とか、そういうのを言われちゃうときついんですけれども、課内
が率先し
て、部課内というんですか、課内会議をし
て、今の施策はどうなんだというような環境をつくり上げれば、例えば心で痛むような人たちは
いなくなるのかなと。 あとは相談しやすい、部長に関しても、課長に関しても、相談しやすい体制をつくっ
てあげること
が、特にこの市役所内に
いる人のみならず、よその地域、支所で
あったり、公民館で
あったり、そういった人たちの話も
あるので、ぜひちょっとそこは展開し
ていっ
ていただきたいと、ここは要望し
ておきたいと思います。 それでは、(3)に移りたいと思います。 第4次適正化計画の進捗についてです。答弁については常任委員会で行うということで、今実際これから、総務、山形委員長にお任せしたいと思うんです
が、取りあえず、4次の話を聞く前に、現行の第3次定員適正化計画の進捗状況及びそれに対する市の総括を総務部長にお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 第3次適正化の進捗、それに対する総括ということでございますけれども、第3次適正化計画は、こちらにつきまし
ては、平成28年度4月1日の職員数809人を基準として、令和4年4月1日現在の目標職員数を810人とし
ておりました。しかしながら、実職員数は827と目標職員数を17人超過し
ているということでございます。この動きにつきまし
ては、3次計画立てましたけれども、実態に合わせ
て職員数は極力合わせ
てまいったというところ
が総括かなというふうに感じ
ております。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 適宜現場を見
ての数字ということなので、理解をいたしました。今、部長の総括を受け
て、今般やっ
ている第4次定員適正化計画には、その部分はしっかりと反映させ
ているのかお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 第4次への反映は適切に行っ
ているかということでございますけれども、先ほど申し上げました、第3次定員適正化計画の計画を踏まえ
て、第4次計画は、喫緊の行政課題、こちらへの対応、それから、職員の段階的な定年引上げの影響を踏まえつつ、長期的な視点に立った計画的な採用といったものを基本方針としまし
て、令和9年4月1日現在の目標職員数を令和4年4月1日現在の職員数から19人増やしまし
て、846人というふうにし
ております。 また、こちら、目標値
ありきではなく、新型コロナウイルス感染症対策のような新たな行政需要では、必要体制を確保するためにも、状況に応じ
て柔軟な体制を取っ
ていきたいということでございます。 それから、1点、答弁の訂正をさせ
ていただきたいんですけれども、先ほど、異動希望の把握、私年度末と申し上げたようなんですけれども、年末の12月にその把握を行っ
ているということでございます。すみません、訂正させ
ていただきます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 何月でも大丈夫です。聞い
ているかということだったので、聞い
てそれ
が反映できるかどうかは、またその市役所内の都合でしょうから、そういったものも
あればいいなと思っ
て聞いただけです。 あと、今、第4次適正化計画の話は、これから、常任委員会で行うと言いながら、ちょっと細かく言っ
てもらっちゃっ
て委員長に申し訳ないんですけれども、849人、令和9年までを想定し
てつくっ
ていくという話
がございました。今年度の4月でしたか、那須塩原市の職員の数の条例を定め
て、888と定めたと思います。それに向け
てやっ
ていくという話は、今、部長の答弁に
あったとおり、退職者の定員延長
が絡んで
いるということ
がありますので、その辺もちょっと踏まえ
て、定年延長のためだけの増加なのか、それ以外にも、職員をおさめ
ていくのかという話も含め
て、(4)の再質問に入っ
ていきたいと思います。 それでは、先ほど副市長のほうの答弁にも、人材の確保のお話
がございました。計画的に、第4次適正化計画を基に職員を採用し
ていくとのことです
が、これからは、いかに優秀な若い人材を育て
ていくということ
が大きな課題となっ
てくると思っ
ています。その中で、過去3か年の25歳以下の採用試験の受験者数をお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 過去3か年の受験者数ということでございますけれども、25歳以下、若い受験者数ということでございますと、令和2年度
が78人、それから、令和3年度
が95人、それから、令和4年度
が60人といったような人数でございました。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 人数をお聞きいたしました。これは、受験者数ということで、令和4年の話
が今、60人と
ありましたけれども、1次試験を受験した人数と捉え
て、最終試験に行った方、合格率と、あと、採用人数についてもお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 最終的な合格者数、合格率ということでございますけれども、令和4年の最終合格者数は18人のうち、16人
が25歳以下ということでございました。合格率は26.7%。しかしながら、このうち16名のうち2名
が採用を辞退したということになっ
てしまいまし
て、25歳以下の採用人数というふうに、人数で申しますと、現時点では14人となる見込みでございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) この14人という、25歳以下の人数としては妥当なのかどうか、ちょっと一つ確認をさせ
ていただきたいんですけれども。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 人数として妥当かどうかということでございますけれども、16人採用するということで、合格させたわけですので、14人になっ
てしまったということは誠に残念で、2人現状足りなくなっ
てしまうというふうに認識し
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 定員適正化計画は多分全体の数字の職員の管理ということで示し
ておりまし
て、私あえて25歳以下という話にしたのは、若手ですよね、これから育て
ていかんと、中途の年齢の方も今入られ
て、技術職とかは年齢
が高いという話はヒアリングでお聞きしたんですけれども、若者
がこの那須塩原市役所に夢を持っ
て入っ
てき
てもらうために、どれだけ応募
があるかというのをちょっと聞かせ
ていただきたかったということになります。 その中で、今回言っ
ているとおり、優秀な人材の確保をするのに当たって、面接等々、試験をクリアし、職員との面接をクリアし
て、ヒアリングのときにお聞きしましたけれども、第3次まで、試験の行程
があるとお聞きいたしました。その中で、16人のかた
が25歳以下で受かっ
てきたということは
あるんですけれども、応募者自体
が60名
いる中での14名という話ですから、今年度に関しては。ですから、その中でもう少し頑張れば入れたような子
がいたんじゃないのかと自分は思うんですけれども、ちなみにその1人を新規採用として採用した場合、大卒とか高卒の新人の方というのは、どのくらい費用
がかかるのかをざっくり教え
ていただけると助かります。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 職員採用した場合の費用ということでございますけれども、大学新卒者の場合だと年間360万円、それから、高校新卒者の場合ですと年間約310万円というような経費となっ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 私何
が言いたいかといいますと、先ほど言った14人というもの
が多いか少ないか
が、ちょっと部長の答弁
が2人減っ
てしまったの
が残念ということだったんですけれども、若い人たち
が、定員適正化計画内で納めようとしての16人だったのか、それを超え
てでも、弾力的に採用したのかというの
がちょっと見え
てこなかったので、今の時期、職員の争奪戦
が行われ
てもおかしくないと。例えば那須塩原市の面接をここに
いる皆様のどなたか
が面接をし
て、言い方は悪いですけれども、若者を落っことし
てしまうわけですよね、将来を1回芽をつんじゃうわけです。また再チャレンジし
てくる子というのは、もちろん根性
あるなと思うんですけれども、駄目な子はいろんなところまた行っちゃ
いますよね。 せっかく那須塩原市に来たのに、自分の思い
が足りなかったのか、それはちょっと分かりませんけれども、そういった子たち
が再度チャレンジできる場ということを作り上げることもいいんですけれども、何か足りなかった点数というのは、皆さんの評価の中に
ある中で、多分優秀な職員候補だった子
が落ち
てしまっ
ている可能性も
あるということを鑑み
て、ちょうどコロナ禍の対応として、教育委員会
が行っ
ていた、コロナの臨時交付金かなんかを使っ
て、まだ正教員になっ
ていない、市の教員の卵、先生の卵さんを各学校で使っ
ている制度
が今も
あるんですよね、たしか。それに倣っ
て、那須塩原市役所も若い人材の確保ということで、若者を対象として、落ち
てしまった方を会計年度任用職員として、1年間採用し
てみ
て、各部署に配置し
て、一緒に使っ
てみたらどうでしょうかと。 その後に、例えばその動き
がよかったり、しっかりとした連携
が取れ
ているようで
あれば、次の年の試験のときに、例えば2次試験免除とか、そういったインセンティブをつけ
て、何か1回でこの時代、1人を切っ
てしまうのはすごくもったいないと思うんですけれども、これはちょっと提案なんです
が、こういった取組をやっ
ていくべきだと思うんですけれども、ここをちょっと総務部長に改めてお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 不合格になっ
てしまった受験者を会計年度任用職員等で雇用し
て、働かすというか、実際その人物をよく評価する機会を設け
て、優秀な人材を確保し
てはどうかというようなことかと思いますけれども、現状の試験制度の中は、そういった制度は今設け
ておりませんけれども、やはり優秀な人材をいかに取れるかというの
が、非常に苦慮し
ておりますし、土木技師なんかは、なかなか、電気技師もそうですけれども、募集し
てもなかなか応募
がないというような現状
がありますので、どのようにしたら職員
が確保できるのか、様々な観点で今後検討し
てみたいと思います。会計年度職員雇用するというのも一つの方法かと思います。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) それで、総務部長に最後お聞きしたいんですけれども、この定員適正化計画を定め
て、令和4年度、令和5年度に向け
て、どのように職員管理をし
ていきたいかという話をお聞きしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 総務部長。
◎総務部長(小出浩美) 定員適正化計画を受け
て、令和5年度に向け
て、どのように職員確保し
ていきたいかということでございますけれども、やはり来年の募集職員の数というのは、採用試験
が終わりましたんで、もうあらかた頭数は決まっ
てしまったということでございます。 今後につきまし
ては、その限られた人数の中で、いかに効率的に業務をし
ていくかというところを、今後の人事配置ですとか、業務の分担とか、そういった中で検討し
て、先ほど冒頭に申し上げました最少の経費で最大限の効果を挙げる行政運営というところを目指し
てまいりたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) そういっ
て人を採用しながら、60人の中の14人以外の子たちは涙をのんで
いるわけですから、そういった後ろに背景も
あるというところも鑑み
て、僕からすれば、今のうちに多く採っ
て、5年後に少なくするべきだと思います。それだけ人を育てるのは大変ですし、人の意識も、生涯雇用を今求めない若者
がたくさん
いますから、その雰囲気
が悪ければ、3年
いたらすぐ辞めちゃ
いますからね。安定した雇用とかという言葉
が、今の若者には通用しないので、できるだけ早くやっ
ていったほう
がいいかなと自分は思います。 最後に市長にお伺いいたします。 職員一人一人は市の貴重な財産で
あるとともに、市政運営の根幹で
あるということは言わなく
ても分かると思っ
ております。定員の適正数の確保と、組織の円滑な新陳代謝
が、市長
が目指し
ている持続可能なまちづくりの礎となると考え
ておりますけれども、職員の働き方とか、そういった話を市長の考えをお聞きしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 本当に最近はコロナ対策も
ありましたし、やっぱり国体なども
あって、かなり職員も忙しいと。実際、傷病休暇とか、私
が判こを押すんですけれども、かなり多いんですね。若い優秀な職員なんか
が結構辞めるということで、私非常に危機感
があります。 幾らこれ私
が言っ
ても、職員の皆さん
がいなかったら何もできないですし、本当にすごい危機感
がありまし
て、ただ、私とし
ても、いろいろできる限りのことはしたいと思っ
ていて、今回カムバック制度というものを設けました。これは育児などで、家族の介護とかで、やむなく退職をせざるを得ないという人に対しては、条件を設けますけれども、戻りたい方は戻れるようにという制度をつくりました。 あと、やっぱり、今DXとか、要は今までのやっぱり従来の行政経験では得られないような知識も求められ
ているわけですから、そういう方々に関しては、例えば学校を卒業し
て、新卒で役所入っ
て、何年もかけたという人よりかは、専門的知識の
ある人に来
てもらえないかとか、あとはやっぱり国なんかでは、結構官民で行ったり来たりし
ていますから、やっぱりそこら辺、民間企業から出向みたいな形できないかとか、あるいは新陳代謝をもっとよくし
ていかなきゃいけない。さっきのカムバック制度じゃないですけれども、やっぱりどうしても辞めざるを得ないと、あるいは辞め
てみ
て、今って結局片道なんですよね。辞めちゃったらもう終わりなんで。そうじゃなく
て、やっぱり一回やむを得ない事情で戻っちゃっ
ても、例えばまた戻りたいというふうになれば、ちょっと融通利かせられないかとか、結構そこら辺は慎重にやらなきゃいけないんですけれども、やっぱり時代は非常に変化をし
ていると。 それから、やっぱりかなり自分
が市長になったときに、これは市役所
がやる仕事かみたいなの
がいっぱい
あるわけですよ。やっぱり合併したまちなんで、昔の事業とか残っ
ているんですよね、結構。お祭りなんかも、結構昔の市町村のお祭りを今でもずっとやっ
ているわけじゃないですか。それは逆に言うと、那須塩原市のでき
てからのお祭りはないわけですよね。そこでもうちょっと考えるべきだと思うし、今なんて、逆に言ったら、民間でいろんなイベントやっ
ているわけですから、それを旧市町村単位のまま残し
ておくべきなのかとか、いろんな細かいもの
がずっと残っちゃっ
ている。そこにDXやれとか、コロナやれとか来
ているから、もうぱんぱんなんですよね。 だから、そこは本当に行政
がやらなければいけないことは何よと、そういったやっぱり業務の見直しもし
ていかなきゃいけないなと思っ
ておりますので、ちょっと秘書課も残業時間長いんで、ちょっと申し訳ないという思いで聞い
ておりましたけれども、こちら働き方改革については、非常に危機感を持っ
て今後も対応し
ていきたいと思っ
ています。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 市長から御答弁いただきました。 おっしゃるとおりなんですけれども、先ほども言ったとおり、僕
がなぜわざわざこの質問を出し
ているかということになりますので、新しい人材を入れ
て、職場内でも、正直やる気
があるないというところの差で、特にそれ
が職員にとって年齢
が上がっ
ていけば上がっ
ていくほど若者はやりづらいというのは、どの社会でも、どの人間構図でも分かると思うんですよね。定年の延長化ということは、今まで頑張っ
てこられた先輩方はあと5年
いるわけですから、そこに職員
が相対し
ていくのに、その年に若い子を入れ
ていっ
ても、全然教え
てくれる存在だったらいいんですけれども、何か引け目を取るような存在になっ
てしまうといけない。職場関係
が良好で
あれば、のびのびと職員もやっ
ていけるだろうし、言い方これは当たっ
ていないと思うんですけれども、多少の残業はへっちゃらだと、やる気
あればどんどんいきますみたいな、そういったの
があってもいいんじゃないのかと。 時間とか、環境とかというところにフォーカスし
てしまうと、働き方改革はその言葉定義で直し
ていかないといけないというもの
があるんですけれども、簡単に言えば、人
がしっかりと、人の意見を聞い
てあげ
て、物事をやっ
ていけば、その環境の改善は自分たちでできるんじゃないかとも思いますので、ぜひ職場内の環境は、各市長、副市長以下、各部課長
がしっかりと職員の面倒を見
てあげ
てくれ
て、課長
がきつければ部長
が面倒を見
て、うまく回転し
ていっ
ていただきたいと思います。 以上で、1番の質問を終わらせ
ていただきます。 続きまし
て、2、人口減少社会を迎えた今後の学校運営について。 本市の教育は、これまでも子供たちの学ぶ環境を最も重要視しながら、ハード整備、ソフト整備、さらには職員の負担軽減を図るなど、様々な施策を展開し
てき
ております。しかしながら、市の人口ビジョンにおいては、人口減少
がうたわれ、特に今年度においては、少子化
が顕著で
あったことも
あり、現状への対応と未来を見据えた学校運営を計画し
ていかなければなりません。 本市の目指す教育方針
が、将来社会に出
ていく児童生徒にとって最適な学びへと展開させ
ていくことはとても重要で
あることから、以下の点についてお伺いいたします。 (1)児童生徒数の直近3か年の推移をお伺いします。また、今後の児童生徒数の見通しについてもお伺いいたします。 (2)本市の小規模特認校の現状についてお伺いいたします。また、どのような特色を出し
て学校運営を行っ
ているのかお伺いいたします。 (3)小規模特認校の児童数の減少を踏まえ、市独自の思い切った特色を出し
て、通いたくなる学校へとシフトさせ
ていく考えはないかお伺いいたします。 (4)学びの公平性について、考えをお伺いいたします。 (5)今後の小中学校適正配置基本計画についての考えをお伺いいたします。 (6)市採用教員及びICT機器関連など令和5年度予算要求についてはどのように考え
ているのかお伺いいたします。 (7)人口減少社会を迎えた今後の学校運営について、教育委員会の考えをお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 2の人口減少社会を迎えた今後の学校運営について、順次お答えをいたします。 初めに、(1)の児童生徒数の直近3か年の推移と今後の児童生徒数の見通しについてお答えをいたします。 本市の小・中・義務教育学校に在籍する児童生徒数は、毎年度5月1日現在で、令和2年度は小学校
が6,164人、中学校
が3,063人、合計9,227人。 令和3年度は小学校
が6,044人、中学校
が3,068人、合計9,112人。 令和4年度は小学校
が6,077人、中学校
が3,076人、合計9,153人となっ
ておりまし
て、令和2年度より小学校で87人の減少、中学校で13人の増加となっ
ております。 また、出生児数を基に算出します児童生徒数の推計調査では、令和10年度の児童生徒見込数は、小学校
が4,897人、中学校
が2,987人となっ
ておりまし
て、今後大幅な減少
が見込まれます。 次に、(2)の本市の小規模特認校の現状と特色
ある学校運営についてお答えをいたします。 本市では、現在、小学校6校、中学校2校、義務教育学校1校で小規模特認校制度を導入し
ております。各学校では、少人数での教育のよさを生かした、きめ細かな指導の実践や、地域の特性を生かした特色
ある教育活動
が展開され
ております。 次に、(3)の市独自の特色
ある学校へとシフトさせ
ていく考えについてお答えをいたします。 今後も、それぞれの小規模特認校のよさを最大限に生かした、魅力
ある取組の一層の充実に向けまし
て、さらに研究を深め
てまいります。また、小規模特認校制度や各学校の特色を広く理解し
てもらえるよう、情報発信の強化を図り、制度を活用する児童生徒数の増加につなげ
ていきたいと考え
ております。 次に、(4)の学びの公平性について、お答えをいたします。 少子化
が進む中で、一定規模の集団を前提とした教育活動
が成立しない状況に陥ることも考えられます。常に子供を中心にした視点に立ち、学校生活に影響
が及ばないよう配慮し
ていくこと
が重要で
あると考え
ております。 今後も国の学校適正配置の考え方を参考にしながら、より公平性の高い教育環境を実現し
てまいりたいと思っ
ております。 次に、(5)の今後の小中学校適正配置基本計画について、お答えをいたします。 本市では、児童の減少に伴う複式学級の解消
が学校運営上の重要な課題と捉え、平成31年3月、那須塩原市小中学校適正配置基本計画(第二段階)を策定いたしまし
て、箒根地区の4校を1つにした施設一体型の義務教育学校を設置するという方針の下、箒根学園の開校に向け、現在準備を進め
ているところでございます。 本計画は令和4年度末で終了となります
が、今後につきまし
ても、各学校の児童生徒数や学級数の推移を見守るとともに、将来推計や課題の分析を行いまし
て、児童生徒の実情に応じたよりよい教育環境を提供できるよう、必要に応じ新たな小中学校適正配置基本計画の策定を進め
ていきたいと考え
ております。 次に、(6)の市採用教員及びICT機器関連など令和5年度予算要求について、お答えをいたします。 児童生徒
が学校で心豊かに学び続けるために、また、教職員の働き方改革のためにも、市採用教師等の配置、ICT機器の維持・更新
が不可欠だと捉え
ております。 引き続き学校の実情の把握に努め、適切に予算要求を行っ
てまいります。 最後に、(7)の今後の学校運営について、お答えをいたします。 集団の中で切磋琢磨しつつ学習し、社会性を高めるという学校の特質に照らし、学校は一定の児童生徒の規模を確保すること
が望ましいと思っ
ております。今後、少子化のさらなる進展により、学校の小規模化に伴う教育上のデメリットの顕在化や、学校
がなくなることによる地域コミュニティの衰退
が懸念され
ており、実情に応じた活力
ある学校づくりを推進し
ていく必要
があると考え
ております。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 人口の推移
が大きく10年間、10年後の見込数、小学生はなんと1,180人も減るということで、すごく大きな数だなと今思いました。 それでは、再質問し
ていきたいと思います。 まず、教育部長のほうにお伺いしたいと思います。 本市では、社会動態として、移住者
が増え
ているという話
が、過日の一般質問でも
ありました。児童生徒については、転校され
ている人数等
がどのくらい
いるのか分かれば教え
てください。 また、あわせ
て、そのエリアはどの学校なのかも、分かれば教え
ていただきたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、児童生徒についての転校し
てきた数、それから、どのエリアかという御質問でございますけれども、まず、転校し
てきた児童生徒数です
が、ほかの県、それから、ほかの市町、それから、外国籍、そちらの児童生徒
が本市に転校し
てきた人数です
が、令和元年度から令和3年度まで、それぞれ毎年100名は超え
ている、そういう状態でございます。 それから、転校し
てくる子供たちのエリアはどこら辺になるのかという御質問ですけれども、転入され
ている方、いろいろな、様々な事情
がございますので、ここ
が多いとか、ここ
が少ないとか、特別なエリアはございません。また、小規模特認校、こちらも、特に転入者
が多いというわけではございません。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 じゃ、満遍なくということですね。それをちょっとお聞きし
て、私てっきり、先ほど言った移住者は、結構都会を好まず自然豊かな場所とお聞きし
ていたので、特認校のほうに結構来
ているのかなと思っ
て、ちょっと確認したかったんで、させ
ていただきました。 それでは、(2)のほうの再質問に移りたいと思います。 教育長のほうにお伺いいたします。 今言った小規模特認校の特色を出し
て学校運営を行っ
ている答弁をいただいたんですけれども、現状の課題について、お伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 特認校の課題ということでございますけれども、まず御案内のように、小規模特認校に通っ
ているお子さんは、保護者の送迎
が絶対条件ということになっ
てございますので、学校で突発的に下校時刻を変更するというようなときに、保護者の方のお迎えの時間を調整するようなことになっ
てしまうので、そういったところに課題
があるかなというふうに思っ
ております。 また、いわゆる同じ特認校でも、交通の利便性の高いところ、例えば黒磯にお住まいで、西那須野に職場
がある方は、黒磯から西那須野の職場に行く途中の特認校に子供さんを下ろし
て、仕事に行っ
て、また帰りも乗せ
て帰るということ
ができるんですけれども、そういうルート上にない特認校、大体はそうだと思うんですけれども、そういうところだと、ちょっと利便性
が少なく
て、特認校を利活用し
ていただくこと
が難しいというようなところ
があるのかなと思っ
ています。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 保護者側からのということで、現状の課題1つお伺いいたしました。 続け
てなんです
が、小規模化により教職員の数も減少し
てしまう課題
があると思います。現時点での課題解決の方法としてはどうしていったほう
がいいか、もし教育長のほうで考え
があればお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) こちらもそれぞれの各学校の教職員の数というのは、県の教育委員会の配置の定数というの
が決まっ
ておりまし
て、それはもう学級数
が何クラス
あるのか、それで全て
が決まっ
てしまいます。 全部のクラス
が30人以上の学級なのか、5人ずつしか
いない学級なのか関係なく、学級数で来るものですから、小規模化したときの教職員の数というのは非常に厳しい問題でございます
が、現状やれることは、市の採用の職員を適宜配置し
ていくということかというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) とにかく教育長を筆頭に市採用の職員、頑張っ
てつけ
ていただい
て、那須塩原市本当に多いんですよね。非常にありがたいと思っ
ております。そういった形によって、小規模特認校の課題を解決に近づけ
ているということで理解をいたしました。 それでは、3番のほうに移っ
ていくんですけれども、これまでも特色
ある特認校の活動というものは、今回の一般質問にも出
てき
ていたとおり、地域との連携で
あったり深い学び
ができるということで、私からすれば、大規模校の保護者からすれば、ゆっくり学べ
ていい環境で
あるというところをないものねだりになっ
てしまうんだけれども思っ
ています。 そういった取組
がある中で、もっと特色を出し
ていかなければならないのではないかというふうに考え
ているんですけれども、例えばちょっと行き過ぎ
ているかもしれないんですけれども、ALT、今、全校配置にし
ていると思います。そういったALTを全校、1校に置いとくというもの
が前教育長から
あって、コミュニケーション力とか英語力向上ということで言っ
ているんです
が、これをもうちょっと極端にシフトし
て、もう少しALT
がたくさん
いるような学校にし
て、英語教育を特化するような、そういった思い切った方向で考え
ていけるような考えも
あるんですけれども、そういった考えに対してはどうお考えかちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 御案内のように、既に塩原小中学校はいわゆる義務教育学校として立ち上がったときに、もう英語活動、英語教育をもう最前線に打ち出すということで進め
ておりまし
て、ALTを集め
てのサマーキャンプをやったり、また、後期課程の子供さんたち
が修学旅行で関西方面に行くときには、英語で作成した塩原温泉のパンフレットを自分たちで持っ
ていっ
て、いろんな外国人の方々に話しかけるというような作業を行っ
ております。 ですから、那須塩原市のALTの配置というのはもう全国でも例を見ないほど入っ
ているわけですから、そういう土台というのはもう私は整っ
ていると思うので、各学校
が今
あるALTの配置の状況を活用し
て、もっともっと英語教育を前面に打ち出し
ていくということは、各学校
がやろうと思えばできることですので、それを積極的に取り上げ
てやっ
ていっ
てくれる学校さん
が増え
ていったらいいなというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) すみません、ちょっと組み立て方
が下手くそなんで。 小規模特認校というものは人口
が減っ
ていくイコール児童生徒数
がなくなっ
ていくということで、私
が今提案し
ていくというものは、何かに特化し
ている活動を出し
ていくというわけではなく
て、何かに特化した活動をし
ていかないと人
が集まらなくなるということで聞かせ
ていただい
ております。申し訳ございません。 確かにALTは活用し
て、那須塩原市の教育に合っ
ているということは分かるんです
が、塩原小中
がそれだけ力入れ
ているんで
あれば、もっと広報し
て、英語を学びたい人は塩原小中に来させようと、そういった考えで
いてくれればいいかなという思いでの質問になっ
ています。 続きまし
て、多分、前、昔、星議員
が質問したと思うんですけれども、イエナプランという教育を取り入れ
ている学校
がありました。長野県で私立
が1校、昨今、今年の4月に広島県福山市の常石小学校というところが、公立で初めてイエナプランを導入しました。 これは先ほど教育長の答弁に
あった複式学級の解消の逆バージョンで、各学年
が1、2、3、4、5、6ということで、普通に小中一貫と変わんないんですけれども、義務教育と変わんないんですけれども、その中で取り入れ
ている教育でございます。 そういった新たな取組、こういったものも小規模の特認校ならではの考えとして、今後5年間、例えば先ほど言ったとおり10年後の人数で、10年間の間にはこういった特色も考え
ていくべきだと思うんです
が、ひとつ御意見聞かせ
てください。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるとおり、今、長野県に私立の学校
があって、これは私立ではそれを追随するような動き
が出
てき
ているというふうに認識し
ておりますし、公立では広島県のところで1校、公立
がということなんです
が、これはちょっと情報を調べ
てみますと、民の力
が後ろで入っ
ていて、廃校になった学校の施設を利用し
てというようなことなので、いわゆる純粋にイエナプラン教育そのものを展開するためにということと違った働きも
あるのかななんていうふうに想像はし
ているんですけれども。 議員おっしゃるとおり、授業展開の中でそういう異学年集団をつくっ
ていくということは、今後、研究
が進んでいくというふうに私は思っ
ています。 本市でも今は授業ではないところで、例えば清掃活動ですとか、班活動ですとか、そういったところで縦割りで異学年集団をつくっ
て、その子たちで様々な活動をするというような取組を行っ
ていますので、それを授業の中で展開し
てくることでもいわゆるイエナプラン的な授業展開にはなりますので、その辺いわゆる特色として打ち出せる内容としては、非常に興味深いものかなというふうに思っ
ていますので、今後、研究をし
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 取っ
て使うみたいな感じに聞こえたんですけれども、イエナプラン自体
が子供たち
が全てカリキュラムを決め
ていくので、今、学校で使い出し
ている主体性に関しては、もうめじろ押しで育つと。 ただ、学力
が教え
ていくというよりも、自分たちから、みずから学ぶので、学力の差
が出るとかというの
があるんです
が、これから社会に送り出す子供たち
が勉強
ありきでいいのかという時代に突入し
ていくんじゃないのかなと。 イエナプランの話を見
ていたときの移住者に関しては、子供たちに最適な環境で学ばせ
てあげたいという親の思いは、決して勉強だけじゃないという話をし
ていた移住者のコメント
がありました。 なので、10年後ですから、あくまでそういった研究に入っ
ていかないと、形式張った学校でどうしたらいいという話ばかりをやっ
ていくと、ないものねだりになっ
てしまうので、ぜひちょっと研究に入っ
ていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、教育部長にお聞きいたします。 例えば部活動やクラブ活動で特色を生かした取組で、小規模特認校に児童生徒を呼べたらなと思うんですけれども、何かそういった考えはございませんでしょうか、お伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 部活動やクラブ活動を活用した特色
ある学校づくりということでございますけれども、これにつきまし
ては、小規模特認校に限らず取り組んでまいりたいと考え
ております。 特に小規模特認校につきまし
ては、今度4月に開校する箒根学園、こちらにつきまし
ては、準備委員会の中で部活動班というの
がございまし
て、その中で4月からの部活動
が決まっ
ていくわけなのです
が、その中でもやはり今後は特色
ある部活動として、例えばほかの中学校にはないバドミントンとか、それから武道関係で柔道とか、それから将来的にゴルフなんかも創設できればいいのかなというふうには感じ
ております
が、取りあえず4月以降につきまし
ては、今まで
ある部活動で継続するということで考え
ているところでございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) ぜひそういった取組を一緒に併せ
てやっ
ていっ
てみ
てください。大規模校にはもう場所
がないのでできませんから、しっかりと生かし
てやっ
ていっ
ていただければと思います。 先ほど教育部長のほうから御答弁
があったと思うんですけれども、工夫を凝らした場合、通学
が一番大変だということで、市のほうでは今、各学区エリア内では遠距離の通学の補助金出し
ていると思うんです
が、多分、西那須から黒磯の学校に行くのには出し
ていないと思うんですよね。そういったバックアップも
あれば、そういった小規模の環境を望む保護者って出
てくると思うんですけれども、そういったのも考え
ていけませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 現在は議員御指摘のとおり、区域外就学、それから通学指定校の変更許可を受け
ている児童生徒の保護者は、対象とはし
ていないというところでございますので、今後は小規模特認校の児童生徒を増やす中で、この在り方も踏まえまし
て、実態調査のほうもし
てみたいというふうに考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) ぜひよろしくお願いいたします。 時間
がなくなっ
てしまったので、学びの公平性も聞きたかったんです
が、ちょっと飛ばさせ
ていただきまし
て、先ほど答弁
がありました(5)の小中適正化配置基本計画、こちら最初の答弁で
あった10年後の児童生徒の減少を見越し
て、今後どのような状況に陥ったら新たな適正配置検討に動き出すのか、タイミングを教育長にお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 国
が示し
ている手引によりますと、学校規模の適正化につきましては、12学級を下回るか否かではなく
て、1学級当たりの児童生徒数や学校全体の児童生徒数、それらの将来推計、これらを総合的に検討すべきというふうになっ
ております。 先ほど答弁で申し上げましたように、令和10年度にはかなりの減少
が見込まれますので、今から6年
ありますので、適正な配置計画をもう進めるとともに、今日、議員から御指摘の
あった小規模特認校をもっと活用し
て、そこに子供さんたち
が広く通っ
てもらえるような、そちらの動きも活性化しながら、10年度に向けた動きを進め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 続きまし
て、(6)番です。 令和5年度の予算要求、こちらについて、市採用教員等々について、教育長ではどのような予算要望をし
ていくのかお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) 間もなく提出させ
ていただきます
が、適切に予算要求をさせ
ていただきたいと思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 1つだけ確認したいと思います。 これ例えば市で市採用ばかり使っ
ていたら、お金
が経常経費かかるんで、県の要望などは行っ
ているのかどうかも確認させ
てください。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(月井祐二) そういう採用関係で国や県の補助の
あるものにつきましては、もうこれはありとあらゆる団体を通して、要望活動を行っ
てき
ております。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) 教育部長にお伺いいたします。 ICT関連機器についての予算要求についてもお伺いしたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) 現状としましては、児童生徒に配付し
ているタブレット、こちらの故障
がだんだん増え
てき
ておりますので、そちらに関する修繕に要する費用、こちらをお願いしようかなというふうに考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 13番、齊藤誠之議員。
◆13番(齊藤誠之議員) また時間の配分を間違っ
てしまいまし
て申し訳ございません。 私、小規模特認校というものはすごく可能性を秘め
ていると思いまし
て、今後の可能性、公平性を考えたときに、人は何
が必要かと言ったのは、先ほど言ったとおり対話できる環境ですよね。必ず先に生き
ている人
がこれから育つ子たちにどれだけ愛情を注げるかという時代に入っ
てくると思います。これは機械じゃできない環境ですから、それをしっかりと生かした中で、さらに特色を生かさないと、人口減少、課題解決できないのかなと思います。 これからも子供たちの学びを支え
ていただく教育委員会の取組に期待を申し上げまし
て、質問を閉じさせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(松田寛人議員) 以上で13番、齊藤誠之議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は2時30分です。
△休憩 午後2時15分
△再開 午後2時30分
○議長(松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△金子哲也議員
○議長(松田寛人議員) 次に、26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 11月26日のガストロノミーウォーキング
があるということで、それまでにぽっぽ通りを少しきれいにしようということで、両脇の花壇の草刈りをし
て、30年、40年放りっ放しで固くなっ
ていた土を掘り起こし
て、草の根を取り除い
て、土をならし
て、そしてパンジーの花を5,000株ほど植えました。そして、菊の花を2,000株ほど飾りつけたんです。そして、その間、大分天気
がよかったので、連日水やりをし
ていました。 ただ声をかけただけなのに、草刈り、掘り起こし、花植え、それから水やり、延べ約150人の人
がボランティアでやっ
てくれました。これは
ある意味、奇跡で
あるように思いました。26日のウオーキングまでに間に合わせること
ができました。これはブラボーですね。ガストロノミーウォーキングで花のぽっぽ通りは果たしていかがだったでしょうか。 11月1日から始まっ
て、1か月間でしゃにむにやりました。11月29日、ついに1日だけ、私、体調を崩し
て議会を休んでしまいました。自分の弱さをつくづく感じさせられたところです。 さて、前置き
が長くなっ
てしまいました
が、質問に入ります。26番、金子哲也です。 1番、ぽっぽ通りの花づくりと市内の緑と花のまちづくりについてということで、前々回の6月の一般質問で3kmにわたるぽっぽ通りを花の散策道にできないかという質問をしました。そして、9月の一般質問で試験的に花を植えさせ
てもらえないかと尋ねました。道路課と都市整備課の許可
が下り
て、乃木緑地公園及びぽっぽ通り300mの両側の花壇帯にパンジーと菊の花の試験的植栽をすること
ができました。 これで3回にわたってぽっぽ通りの花づくりの質問をするなんていうことは、今まで多分あまりなかったのかなと思っ
ています。しつこくやっ
ています。その結果、散策する市民からは、花を見
て称賛の声
がたくさん寄せられ
ています。 現在はぽっぽ通りの花の会ということで、賛同者、協力者のボランティアと寄附金で進め
ています
が、最終的には市
が本腰を入れ
てくれなく
ては、日本一の花の道にしたり、また、100万人の観光客を呼び寄せるには難しいかなと思っ
ております。 花の維持管理は、長続きしにくいと思われます。多くの市民による花植えボランティアは、市民間のコミュニケーションづくりに物すごい効果
があることは受け合いです。 そこで、伺います。 (1)ぽっぽ通りを花で満たす試みに市
が支援できないかということ。 それから、(2)花と緑を市民生活の中に取り入れる取組のために、専門的に行う緑の課とか、または花の係をつくることはできないかということ。 (3)市内の花と緑を専門的に担当するために、地域おこし協力隊を導入すること
ができないかということでお伺いします。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員の質問に対し答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) まず、ONSEN・ガストロノミーウォーキングにお力添えをいただきまし
て、本当にありがとうございます。 このONSEN・ガストロノミーは、ガストロノミーは美食学から来
ていまし
て、美食を通じてその地域の歴史と文化を知るという試みで、板室、塩原、今回、西那須野で行われました。 これはただのグルメウオーキングではなく
て、食を通じてその地域の歴史と分化を知るということで、本当にふだん公開できないような施設も公開し
ていただい
て、大変おいしい食事やワインとかを食べながら歩い
て、もちろん板室、塩原もすばらしかったんですけれども、どちらかというと自然
がメインだったんです。 今回は、でもそういった明治時代の日本遺産、大山別邸とか墓所で
あったりとか、そういう本当に文化財
がメインででき
ていて、ぽっぽ通りも歩かせ
ていただい
て、本当に参加者皆様から大変評価をいただきまし
て、私も参加しましたけれども、やっぱりやっ
てよかったなというか、やっぱり西那須野は本当に魅力
がたくさん
あるなというのを改めて感じました。 やっぱり文化財見
て、おいしいお酒飲んで歩い
て説明を受けるという、もう本当に理想のようなガストロノミーウォーキングできまし
て、さっき議員
が「ブラボー」と言いましたけれども、ブラビッシモでございます。本当にすばらしい取組ありがとうございます。 こうした様々な取組、ONSENガストロノミーとかいろんなウオーキングを入れ
て、やっぱり西那須野を回遊するというのも非常に今後楽しみだなと思いまし
て、引き続き様々な点で御一助いただければなと思います。 答弁に入りたいと思いますけれども、ぽっぽ通りの花づくりと市内の緑と花のまちづくりについてですけれども、(1)ぽっぽ通りを花で満たすことへの支援についてです
が、道路に対する緑化については、緑地帯や空きスペースなどに花を植える道路の花いっぱい事業により、今、支援を行っ
ているところで
あります。 また、市内の緑化推進を図るための支援策としては、緑化事業助成制度や市民提案型協働のまちづくり支援制度
が挙げられます。 (2)花と緑を市民生活の中に取り入れる取組のために、専門的に行う緑の課又は花の係をつくること
ができないかについてと、(3)の市内の花と緑を専門的に担当するために地域おこし協力隊を導入すること
ができないかは、一括し
てお答えします
が、本市では緑の募金や緑化事業推進に関することを農林整備課で行っ
ています。公園の整備や管理に関することは都市整備課で、道路の花いっぱい事業に関することを道路課で所管をし、現在、連携を図りながら事業に取り組んでおりまし
て、新たに担当課等を設置する考えはございません。 答弁を終わります。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 考えはないということなので、これで質問を終わりますとはちょっと言いたくないので、これから質問し
ていきます。 まだ花植えを始め
て約1か月になります。なんとぽっぽ通りの世界
がどんなに変わっ
ていったか。散策する人たち
がみんな笑顔になっ
て、多くの人
が挨拶をするようになっ
て、挨拶だけでなく
て声をかけたり話をかけ
てきたりという、みんなそういう気持ちになっ
てくるんです。 特に高齢者は立ち止まっ
て話しかけ
てきます。それこそ仕事にならないぐらい話しかけ
てきます。みんな
が笑顔になっ
ていきます。たった1か月の効果です。花
が咲いた効果以上に、人々の心に花の咲く効果のほう
が大きいということ
が分かりました。 朝と午後には、朝早く小学生
が結構大勢通ります。通学です。それで、高校生も自転車で大勢利用し
ています。 私
が目指すのは、年間100万人の人
が来ることです。そして、取りあえず最低50億の経済効果を上げること
が目標です。それは、市にとっては非常に貢献になると思います。それはそんなに難しいこととは思っ
ていません。 先日、志絆の会で新潟県の十日町市に行っ
てまいりました。十日町市の大地の芸術祭、これを見学し
て、視察し
てまいりました。これはまた約5万人の人口のまちですけれども、世界中から芸術家を集め
てトリエンナーレを開い
ているんです。 トリエンナーレというのは3年に一遍、芸術祭を開くわけなんですけれども、舞台をまちのあちこちに広げ
て、隣のまちまで一緒になっ
て大地の芸術を展示し
ているんです。このエネルギーの大きさに感動し
てきました。これ
がなんと65億の経済効果をもたらし
ているそうです。大変参考になりました。 しかし、経済効果もあれですけれども、それよりももっと大きな大切な効果は、市民
が明るく楽しく心を踊らせることです。暗いニュース
が多いこの時期に、人々
が笑顔になり、どんなにか心を解きほぐすことでしょうか。このぽっぽ通りの世界
がそこだけにとどまっ
ておらず、どんどん広まっ
て、笑顔
がほかの地域に広がっ
ていくことは必至ですよ。 私の目指したいのは、経済効果よりも、観光客効果よりも、市民の笑顔で
あり、美しいものをめでる心の効果です。これ
が金銭には代えられない人間生活の中の向上につながるんです。 そして、経済効果も観光客効果もその後から必ずつい
てくるんです。もちろんスポーツもよいですし、それからイベントもいいんですけれども、こんなところに美しい1輪の花
が咲い
ていたり、また、たくさんの花で満ち
ていたりする社会をつくろうでは
ありませんか。 そして、これを持続するために、今の言葉でいえばSDGsするために、市も少しだけ力を貸す必要
があるんです。私もあとこれから50年も生き
ているわけにいかないんです。後継者も必要ですし、資金も必要なんです。資金のほうは10倍、もしくは100倍、いやもっとかもしれない。そういう100倍になっ
て市に戻っ
てくるんですよ。それはもう返っ
てきますよ。 それは市民
がみんなでつくっ
ていくんですから、それには先ほど質問した私の3つの質問
が、これ必要なんです。1つは、やっぱり市
が支援しないと、これから5年、10年続くもの
が途中で続かなくなる可能性も
あるんです。それからもう一つは、やっぱり花と緑の課、そういう窓口
が市には必要なんですよ。 この間の質問のときにも話しましたけれども、静岡県の富士市、それから三島市、この間視察に行っ
て、そこでももう緑の課というの
があって、そして花を一生懸命まちもそうだし、あちこちに花を広げ
ている。そういう専門の課
があって、私はもうその課のところへ飛んでいっ
て、どういうことをやっ
ているかといっ
て聞い
てきましたけれども。 やっぱりそういう専門にやる課
があって、そしてそういう花
がまちじゅうに広がること
が、これ
が私は一つの文化だと思うんです。それ
がやっぱり那須塩原市の文化のレベルを上げ
ていくことということだと思うんです。 そして、これはそんなにお金のかかることでもないし、そんな大変なことではないので、こんな簡単ですばらしいこと
ができないなら、もはや市長はとは言いませんけれども、私は若い市長ならこれは勇気を持っ
てやれると思うんです。このロートルだってできるんだから、若い市長
がそんなことできないなんていったら、もう本当に、何をか言わん。 鉄道跡のこんなすごい宝を放っ
ておく手はないんですよ。市内のまちの中
が本当に変わっ
てきますよ。10年後には市長
が在任中の最も大きな遺産になっ
ていくと思うんです。よろしく御答弁をお願いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 先の言葉
がちょっと気になるんですけれども。「若い市長
が」の先
が気になるんですけれども。 本当に私ももう幼少の頃からぽっぽ通り、よく遊びに行っ
ていたんで、すばらしいところ
が上がったと思います。 ただ、やっぱりもうまちの開発については、どうしても順番といいますか、リソース
が限られ
ております。 これは私はこの議会でもいつも言っ
ております
が、まずは那須塩原駅前、駅前をしっかり行わなければならないというふうに思っ
ておりますので、まずは駅前のほうをしっかりやりたいと思っ
ております。 ただ、今回やっぱりガストロノミーウォーキングでぽっぽ通りを含めた西那須野の魅力というのはすばらしいなというふうに思っ
ていますので、何かいろんな形でぽっぽ通りの魅力、西那須野の魅力を感じ
ていただけるような、そういったイベントで
あったり、考えというのは引き続き続け
ていきたいなと思っ
ておりますので、議員におかれまし
ては、引き続き議会等を通じて御指導を賜りたいなというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) ちょっと先ほども言い忘れましたけれども、西那須野駅の東口にケヤキの木
が2本、東口の広場のところにケヤキ
が立っ
ているんです。これ
が先日、ぶっつりぶっつり切られ
ているんです。それを見
て、造園業者の人
が一体あんたらは何をやっ
ているんだという電話
が私のところに入りました。 そして、すぐ見に行ったら、確かにぶっつりぶっつりぶった切られ
ているんです。あれも多分シルバーでやったんだと思うんだけれども、シルバーの人はあれを、枝を切れと言われれば、言われたとおりに切るだけなんですよ。 だからこういうところで緑の専門の人
がいれば、どういう切り方をするかということを指導できるんです。それ
が那須塩原市には誰も
いないんですよ。葉っぱ
が落ちるから、枝
が落ちるから、邪魔だからといっ
てぶっつりぶっつり切れとただ言えば、もうお構いなしにぶった切っちゃうわけです。 だからそういうこと
が、やっぱり文化のレベルのあれになるんです。やっぱりきれいに切るか、ぶった切るか、そういうところに専門の誰か
がいないと、いいまちづくりにはなっ
ていかないということを先ほどちょっと言い忘れたので。 取りあえずは、これからぽっぽ通りは全部花で埋め尽くしますので、それも3kmの道
があるんで、水やりなんかは大変なんですよ。もうそれこそ水を運ぶだけでも、300m運ぶのも結構大変なんです。それ
が3km
あるわけですから。 そして水道
が1本しかないんです、あそこの乃木参道のところ。周りの人
がもちろん皆さんどうぞ使っ
てくださいとくれるんですけれども、それは頂きますけれども、それもやっぱりもらうのにも大変なんです。そこに人
がいるか
いないかということも
あるし。 そういう点で、例えば水道の設備を何か所かぽっぽ通りにつけ
てもらうとか、それからトイレも1か所しかなく
て、それも和式便所のトイレ
があるだけですから、それをやっぱり洋式化の改修、それこそ二、三万でできちゃうような改修ですけれども、そういうのをし
てもらうとか、市のほうでも少しずつそういうことを考えながら、やっぱり花を埋め尽くす活動に応援し
てもらいたいと。そうすれば、非常にやりやすくなると思うんです。 ついでにPRし
ておきますけれども、12月10日、11日には今年最後の花植えを行いますので、どうぞここにいらっしゃる部長さんたちも時間
がありましたら、ぜひ花植えの応援に来
てくださるとありがたいと思います。 ということで、1問目の質問はこれで終わります。 2問目に入ります。
那須特別支援学校の寄宿舎について。 県の教育委員会は、寄宿舎を存続させ
てほしいという保護者の悲痛な叫びや多くの市民の声を無視し
て、保護者との話合いも拒否し
て、再三の説明会の要求も受けることなく、取りつく島もない状況と思われます。県は寄宿舎を造らなければならないという学校教育法も無視し
て、建物の老朽化と昨今は教育的目的
が重要視され
ている寄宿舎生活なのに、単に通学困難だけを取り上げ
て、閉舎にしようと言っ
ています。 半数以上
が市内の、那須塩原市の子供を占め
ていることから、障害者福祉を大切に考える那須塩原市は、もはや県に頼ることなく市単独で、もしくは近隣4市町で寄宿舎を設けること
ができないかお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 2の
那須特別支援学校の寄宿舎についてお答えをいたします。 特別支援学校の寄宿舎の設置目的につきまし
ては、自宅
が遠隔地に
あり、学校までの通学
が困難な児童生徒の通学保障で
あると、このように認識をし
ております。 9月の定例会議でもお答えをいたしました
が、本市において代替施設の建設など、直接支援できるものはございません。引き続き利用可能な障害福祉サービスの案内や相談の受付、こういった支援を行っ
ていきたいと、このように考え
てございます。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) いまだに県の教育のほうもそうですけれども、通学困難な子供だけを取り上げ
て、そういう認識をし
ているんだということをおっしゃっ
ていますけれども、今どきはもう、後からこれお話ししますけれども、通学困難な問題よりも教育問題としての寄宿舎ということ
が重要になっ
てき
ているんです。 それは後から言うとして、先日の朝日新聞のインタビューによると、県の指導主事は教育を目的に寄宿舎を設置し
ているのではなく--これも同じことですね--あくまでも通学保障のための寄宿舎と我々は整理し
ていますと、まだそんなことを言っ
ているんです。教育の指導者
がこのように言うのは、もはや何を言っ
てももう始まりません。 多くの子供
が那須塩原市民で
あることから、もはや県に頼らずに市独自で寄宿舎を造ろうでは
ありませんか。市独自で特別支援学校を造っ
ているところもたくさん
あるんです。 だから寄宿舎を造ることなんかは、本当に簡単なんですよ。大したことではないと思うんです。例えば、廃園にした保育園なんかを利用すれば、もう今すぐでも寄宿舎にできるような状況ですよね。 保護者の悲痛な叫び
が聞こえない県の教育委員会では、それに関わっ
ているわけにはいかないんですよ。いくら言ったって聞く耳持たないんですら。 この問題は県のこととして黙っ
ているの
が正義なのだろうかと。これからの長い将来に向け
て、知的障害者の自立のための教育を考えたら、市独自の寄宿舎を造ることぐらい大したことではないと思うんです。お伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(鹿野伸二) 先ほどもお答えをいたしました
が、議員さんもおっしゃっ
ていたとおり、特別支援学校につきまし
ては、県
が対応すべきことということ
が市としての判断ということから、市独自の特別支援学校、そういったことを建設するということは、現在のところ考え
ているわけではございません。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) こんなに多くの市民
が寄宿舎の存続を希望、要望し
ているのに、耳を貸そうとしない県の教育委員会には逆らっ
ても仕方
がないとあきれるばかりですよね。教育的入所を認めない考え方は、今どき考えられないですよ。 大田原市の教育長は県教育委員会との会合で、ぜひ存続をお願いしたいと言っ
ているんです。今後、県教委の出先機関との会合で要望するということだったのです
が、さらに4日前の大田原市議会答弁の中で、大田原の教育長は、寄宿舎生26人のうちの8人は大田原市在住の子供で
あり、県教育長にも直接面会し
て、存続に関する意向を伝え
てきたと答弁し
ています。これ
が当たり前で、本当に勇気
ある行動だと思います。 また、朝日新聞によると、36の道府県で寄宿舎は
あって、今では単に通学困難な子を対象にするのではなく
て、寄宿舎の生活そのものに教育的効果を見いだす県
が少なくないと。 長野県には、知的障害者の子の特別支援学校
が10校
あるんです。全てに寄宿舎
があって、通学困難者以外にも門戸を開い
ているんです。今年度の利用者は、246人のうち9割
が通学困難者じゃないんですよ。それ以外の教育的な子供を預かっ
ているんです。 宮城県では、148人の中で通学困難者はたった28人なんですよ。これ2割弱です。千葉県では34人中、通学困難者たった2人です。新潟県では198人中、通学困難者37人、山梨県では36人中24人、佐賀県では45人中8人と。そういうように、通学困難者は今はもう少なくなっ
ているんです。栃木県では56人中8人です。これ約1割5分です。8人
が通学困難者。 特に宮城県では、通学困難かどうかにかかわらず、学校生徒に3年間入る全寮制度にし
ているんです。そして、集団生活を通して自立する力を高めるんだと。社会人として独り立ちできるようにするんだと言っ
ているんです。日本人はなぜこういう考え方
が生かされないんだろうかと悔しさ
がよぎります。 また、千葉県では自立に向け
て、掃除も洗濯も全部自分でやる寄宿舎は教育資源として使えるんだと。これは一時的な宿泊学習では身につかないんだと。寄宿舎は老朽化し
ているけれども、修理しながら使っ
ていくんだという話をし
ています。 また、同じ学年同士で1泊する宿泊学習と寄宿舎とでは、友達関係を通して自己肯定感を高めること
ができるんだという。文科省も通学困難者のためという視点に加え
て、自立と社会参加に向けた日常生活の指導をするという観点から、寄宿舎機能を設定することも有効だというふうに言っ
ているんです。 昨年開かれた県の有識者会議、これで県立特別支援学校運営会議
が開かれたわけですけれども、それを開示した新聞の報道によりますと、障害者福祉の切り捨てとも取れる心ない言動
が見られるんです。 栃木、それから那須の寄宿舎の役割は終わったと言っ
ています。そして、時代の変遷に応じた対応で、閉舎は理解
ができると言っ
ています。これ
が教育の立場に立つ人の言うことだったんだろうかと愕然とします。少しでも人の痛み
が分かる社会にし
ていきたいと。教育者はそれだけの責任を背負っ
ているはずじゃないですか。 さて、栃木県の特別支援学校に対する経費は、全国でも最低水準で
あると朝日新聞
が報じ
ています。2016年から18年までは、特別支援学校に対する経費
が全国で47位だったんです。そして、2019年では46位、2022年は44位と少し上がっ
ています。本当に残念なことです。 栃木県特別支援教育室長は、寄宿舎は原則として通学困難な子供のためのもの、寄宿舎の廃止後は子供たちを送り迎えするスクールバスを拡充するんだと。家族でできることを寄宿舎でやるという考え方ではないということを言っ
ているんです。いまだにこんなことを言っ
ているんです。 これ
が栃木県の教育者で
あるとは本当思えないですよ。机の上だけで物を考え
ていて、現場の状況、それから障害者の苦しみや痛みなどどこにも感じ
ていないようですね。やっぱり誰も
が取り残されないような社会とは全くほど遠いと思われますよ。 県のことだからとか、国のことだからと言わずに、やっぱり勇気を持っ
てまずいところは指摘し
て、みんな
が過ごしやすい社会をつくろうでは
ありませんか。教育長、県を恐れることは何もないのではないですか。勇気を持ちましょう。よい社会をつくりましょうよ。 4市町、那須地区の教育委員会をリードし
て、イニシアチブを取っ
て、これから社会でますます知的障害の教育的目的のための寄宿舎は重要な、必要な施設で
あること必定ですから、ぜひこれもし廃止になるとしたら、地域でぜひとも寄宿舎を造っ
てもらいたいということで、教育長のお考えを伺えれば、指名ではないんですけれども、伺えればありがたいのです
が、よろしくお願いします。
○議長(松田寛人議員) 金子議員に申し上げます。 質問通告書に答弁者の指名を行っ
ておりませんので、その点留意し
ていただい
て、質問をお願いいたします。
◆26番(金子哲也議員) 指名でなく
て、伺えればありがたいという要望なんですけれども、いかがでしょう。
○議長(松田寛人議員) 要望として承りましたので、質問を……
◆26番(金子哲也議員) なければないでいいですよ。
○議長(松田寛人議員) 教育長、お願いいたします。
◎教育長(月井祐二) 今、金子議員のおっしゃったこと、るる拝聴し
ておりました。 あと、大田原市の教育長
が先ほどのような御発言をなさったのも、新聞でしか分かりませんけれども拝見し
ております。 議員の御存じのように、先週の金曜日、県の阿久澤教育長は延期を決定するというようなこと
がございましたので、今後、何らかの動き
があるのかなというふうに思っ
ておりますので、私もそれを注視し
てまいりたいというふうに思っ
ております。 9月の議会のときにも申し上げましたけれども、
那須特別支援学校が本市に立地し
ていることも
ありますので、本市の子供たちは
那須特別支援学校の子供さんたちと定期的に交流活動を行っ
ております。 コロナ禍でなかなかできない部分も
あったんです
が、それも再開し
ておりますので、私は
那須特別支援学校の子供さんたちも本市の子供たちもともに成長し
て育っ
てほしいというふうに思っ
ていますので、もちろん
那須特別支援学校の子供さんたち
がすばらしい環境で教育を受けられること
が一番いいなというふうに思っ
ていますので、そこは先ほど申し上げました
が、注視し
てまいりたいというふうに思っ
ております。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 当然いろいろな形で特別支援学校との交流なり、協力はぜひやっ
てもらいたいと思います。 しかし、寄宿舎問題はまたそれとは別に、やっぱりもう大変、寄宿舎にぜひとも入れなくちゃならないと思っ
ている家庭もたくさん
あるので、これからそれ
が全くなくなっ
てしまったら、3年後も5年後も、そういう子供たち
が一切もう10年後も100年後も入れなくなっちゃうんです。これは大変なことだと思うんです。ぜひともそれを考慮し
てもらいたいということで。 ただいま教育長
がお話
がありましたように、さて一昨日、各新聞で寄宿舎の廃止
が延期だという見出しで一斉に報道されたんです。しかし、閉舎決定の見出しについては、県教育長は多くの児童生徒
が利用できる環境をつくることは困難だとして、存続に否定的な考えを示し
ていたんです。 取りあえず延期になったことにはほっとするんですけれども、寄宿舎問題もこれからそれを含め
て、栃木県の障害者福祉
が何
が何でも後退し
てはいけないと。もう本当にこの障害者福祉問題どんどん悪くなっ
ていったんでは、県北地区の文化
が衰退し
ていっちゃ
いますよ。しっかりとこの件については訴え
ていきたいと思います。 那須塩原市の教育委員会と、それから保健福祉部にもそれをぜひお願いし
ていきたいと。市長ともども子供たちを1人も残さずに、我々の手で守っ
ていきましょうよ。 最後に市長の見解
が聞ければありがたいんですけれども、これも要望でお願いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 寄宿舎だけではないと思うんです。那須塩原市は、昨年のオリンピックでは栃木県内で唯一、共生社会ホストタウンへ登録をし
て行いました。20名を超えるパラリンピアンと地元の小中学生の皆さん
がオンラインで交流をし
て、大臣も来ました。国からも表彰を受けました。 今年のいちご一会栃木国体・とちぎ大会についても、とちぎ大会・障害者スポーツ大会のボッチャの会場として那須塩原市
が行いましたので、こうしたダイバーシティとか共生社会については、那須塩原市はかなり力入れ
ているというふうに思っ
ております。 寄宿舎は、これ栃木県の管轄になるわけです。管轄になるというのは、単に何か、いや俺ら関係ないよという話ではなく
て、やっぱり財源の問題
があるわけですよね。 もしこれ那須塩原
がやるとしたら、那須塩原
が本来やらなければいけない事業を削らないといけないわけですから、そこは慎重に考えないといけないと思っ
ていますし、寄宿舎だけ
が共生社会ではないと思っ
ていますので、さっき教育長
がおっしゃったように、様々な交流をし
ておりますので、現時点では例えば大田原と協議するとか、広域で協議するといったことは考え
ていません。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 福祉の問題は本当に幅広いんで、もちろん寄宿舎だけの問題ではないんですけれども、しかしこの寄宿舎
がなくなるかどうかということは大問題なので、これについては考え
て、そして深く考え
て考え
て、その上でどうしてもできないということで
あれば、それはそれで仕方
がない面も
あるんですけれども、あれは県のことだから県に任せとけと、我々の考えることではないよということでは、ちょっとやっぱり市政を守っ
ていく人たちにとっては、それではいけないと思うんです。 やっぱりしっかりと考えた上で、これはやっぱりやめますよということで納得する結論を出し
てくれれば、そうなのかと私も納得したいと思います。 これはこれで、この項を終わります。 3番目に入ります。 接骨木地区の大規模養鶏場計画について。 前回の一般質問において、接骨木地区のとてつもない大規模養鶏場計画に関して、田園空間博物館地域にこんな大規模な養鶏場
が接骨木住民にとって果たして適切で
あるかどうか、至急、調査検討するべきではないかという質問をいたしました。その後の経過をお伺いしたいと思います。 (1)新設計画について、進展は
あったかどうか。また、申請は提出されたか。 (2)現在の養鶏場と新設計画の養鶏場の調査をしたかどうか。 (3)この大規模養鶏場
が接骨木地区にふさわしいかどうか、判断されたかどうかお伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。
◎産業観光部長(織田智富) それでは、3の接骨木地区の大規模養鶏場計画について、順次お答えいたします。 初めに、(1)の新設計画について進展は
あったか。また、申請は提出されたかについてお答えいたします。 新設計画の状況につきまし
ては具体的に変わっ
ておらず、現在のところ申請はございません。 次に、(2)の現在の養鶏場と新設計画の養鶏場の調査をしたのかにつきまし
てお答えいたします。 現在の養鶏場につきまし
ては、今年9月の定例会議の一般質問で答弁しましたとおり、9月3日に行われた地元自治会の既存施設の視察に同行をし、調査をし
ております。 また、その際に確認された要改善箇所の対応を図るため、県那須農業振興事務所と連携をしまし
て、9月8日及び10月4日に改めて調査、指導を実施し
ております。 新設計画の養鶏場につきまし
ては、申請
がございませんので、調査は実施し
ておりません。 最後に、(3)のこの大規模養鶏場
が接骨木地区にふさわしいか判断されたかについてお答えいたします。 (1)で答弁しましたとおり、新設計画の進展
がない状況では
あります
が、今後も法令に基づきまし
て、関係機関と連携しながら対応し
てまいります。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) まだ申請
が出
ていないということで、農業事務所と連携し
ていろいろ検討し
ていくという。そこに何か検討結果
があったでしょうか、お伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。
◎産業観光部長(織田智富) まず、先ほど答弁申し上げました9月8日、こちらの調査時点での事業者側とのやり取りでございますけれども、8月19日に現地調査を県の那須農業振興事務所と実施しまし
て、その内容につきまし
て、県
がまとめた内容をフィードバックし
てございます。 主な内容につきまし
ては、脱臭槽、こういったものの機能についての指摘をさせ
ていただい
ております。 また、10月4日にも現地に赴きまし
て、これも県の那須農業振興事務所の専門職の方と同行し
ておりますけれども、この日は9月8日、先ほど申し上げました脱臭槽等の指摘について、またフィードバックをし
てございます。 内容については、脱臭装置の改修、またそういった専門の機関、こちらに指導、アドバイスを求めるよう、さらに指導し
てきた次第でございます。 以上です。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 私の養鶏場の質問は、前回9月にほとんど言い尽くし
てしまったんですけれども、同じような質問になりますけれども、実際に市の担当部署としても、実態をなかなかつかめないんですよね。ですから、当然、確信の
ある答弁
がなされるわけ
がないわけです。なかなか畜産業というのは難しく
て、ただ中を見
て歩いただけでは、簡単には判断できないんです。 今までの養鶏場についても、前任者の養鶏場
が30万羽だったんです。そこ
がやめることになっ
て、そして今の養鶏場
がそれを買い取るというか、多分、買い取ったんでしょう。それで、いつの間にか170万羽になっ
ているんです。それも前回お聞きしましたけれども、あまりそれについても分かっ
ていなかったというの
が現実だと思います。 市は県の指導にお任せ状態で、状況をあまり把握し
ていなかったと。これはなるべく触れたくないというのも分かります。触れ
ても結論
が出
てこないんですよ、なかなか。まず、家畜業界では調査をしようと思っ
ても、本気でやらない限り簡単にいつでも現場に入ることはできないし、本当に隅々まで見せ
てもらうということもなかなかできない。そういうの
が現状ですよね。 9月3日に地元住民を中心に養鶏場視察会
が行われ
て、相当大勢の人
が、おそらく30人ぐらい視察したんですけれども、七、八人の職員
が視察にやっぱり同行しましたよね。もちろん私も同行したんです
が、素人で
ある職員
が2時間程度視察し
ても、現場、現状
がこんなものかと思うだけで
あって、どこ
がよく
てどこ
が悪いのか、ほとんど明確には分からないの
が当たり前なんです。 私は20年間、3,000頭の養豚場をやっ
ていたものですから、養鶏場と養豚場と違うからもちろん分からない面も
ありますけれども、ほぼ分かるんです、一目見ただけで。ふん尿処理問題、それから多頭飼いによる廃棄による臭気問題、また家畜の騒音問題、それから運搬による騒音問題も
あります。これらの問題は専門家で
あってもなかなか明快に判断できる問題ではないんです。 現在の状況でも悪臭問題や騒音問題や汚染水の流水問題など、地元住民からは多くの苦情
が出
ていても、ほとんど
が何もできない状況で終わっ
ているんです。というのは、よほど悪質な状況でない限り、取り締まること
がなかなかできないんです。地域住民はほとんどの場合、泣き寝入りさせられるんですよ。 ただ、今回の問題は、今でさえ苦情
が絶えないのに、今170万と推測される飼養頭数ですけれども、それ
が400万羽になろうと。日本一と言われる養鶏場
が田園地帯で
ある接骨木にできようとし
ているんです。市はこれをただ黙っ
てできるのを見
ている、待ち構え
ているだけで本当にいいんだろうか。もしかしたら大変な問題
が起きかねないかもしれないのをじっと様子を見
ているだけでいいのかと、私はそれを懸念し
ているんです。 市
が動かなく
て、誰
がそんじゃ動くんですかと。西那須野地区には1万羽の養鶏場
があるんです。それ
が400集まったの
がこの400万羽なんですよ。その大きさの養鶏場というのは、簡単に想像
がつかないんです。40集まるんじゃなく
て、400ですよ。これは想像できないですよ。そのことを市は重く受け止めるべきと思われるんです。 先日の山本議員の質問の答弁の中でも、施設の拡張に対して地域経済の活性化
があるんだと。それから、雇用創出
があるんだと。それから、近隣住民の理解とかという答弁
がありましたけれども、それ前に果たして地域住民の生活の安心・安全
が得られるかどうか、こっち
が先です。 それですから、事前に調査し
てそれを予測しなければ、出来上がっ
てからでは、もし何か問題
が起きれば取り返し
がつかない事態になるのです。これを誰
が責任取るんですかね。本当に地元住民にいろいろな問題
が起き
ても、相当悪質でない限り何もできないままで終わっちゃうんです。泣き寝入りですよ。 こんなとてつもない大きな養鶏場については、それ
がこの場に適当で
あるかどうか、調査をしないほうはないと思われるんです。調査をし
て、これ
が適当だというんで
あれば、これはいいですよ。堂々と、これは雇用創出も
あるし、それから市としても、税金も入っ
てくるしということで。ただ、それを判断しなく
ていいのかということなんです。 以前、まずタカムラ養鶏場は前任者の養鶏場の経営者を継承し
ているとの答弁
がありましたけれども、一切継承ではなく
て、新しい経営者で行われ
ています。前任者の敷地に新規に始まったものと思われます。タカムラ養鶏場
が最初に来たときに、六、七年前になるわけですけれども、そのときの集落での説明会の議事録を見ると、鶏ふんは凍らせるから悪臭は出ないという説明
がし
てあります。しかし、それは全く実行され
ていません。 また、タカムラ養鶏場の答弁書では、現農場の浸透槽はコンポストと飼料センターの間に設置され
ていると。浸透槽
がコンポストと飼料センターの間に設置され
ており、機能され
ていると認識し
ていると言っ
ています。 9月3日の視察では、役所の職員も見たとおり、浸透槽らしきものは見当たりません。垂れ流しとしか思われない状況で、草むらと林の中に流され
ている状況で
あったことは、市の職員も見
てき
ていると思われます。そのときの事業者の説明では、新しい農場は今の農場とほぼ同じ方式で
あるとのこと。この汚れを含んだ雨水の処理方法については、改善対策
が必要で
あり、それを確認する必要
があります。 地域住民の視察結果からは、今のままで安心と感じる人は誰も
いないと、地元の人
が言っ
ています。400万羽近い養鶏場
ができると、直径2mも
ある排気口
が1,000個以上できるんです、排気口
がですよ。いや、それじゃなく
て1,500個かもしれないですね。1棟10万羽の鶏
がいる鶏舎から排気される空気はどれほどすごいものか、私には想像
ができないんです。これは地元住民にとっては恐怖を感じずには
いられないと思います。 ただ、一般住民はその現場の様子とか、そういう予想は全く分かんないんです。 どうかどうか、市民の安心した生活を守っ
てもらいたいんです。それだけ
が私の願いなんです。このまま調査もせずに出来上がるのを待つだけでいいんでしょうか、お伺いします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。
◎産業観光部長(織田智富) まず、調査等、また指導等につきまし
ては、先ほど答弁の中でも県の那須農業振興事務所、この専門職の方々と専門的な知見もアドバイスもらいながら、事業所の相手方とお話合いをさせ
ていただいたという経緯
がございます。 今現在、議員
がおっしゃるのは、新しく建設を予定し
ているというか、計画を持っ
ているで
あろうというふうなこの農場だと思うんですけれども、こちらについては、今現在、申請
が出
ていないという状況、これには変わらないというところでございます。 ただ、市としましては、当然、不安そして心配で
あるというふうな住民の方々のお気持ち、こちらには寄り添う。これ
が大切で
あるということの考えには変わりはございませんので、今後とも事業者側も住民との対話というものもやる考えでおりますので、そういったところに同席をしながら、対応については考え
てまいりたいと思います。
○議長(松田寛人議員) 市長。
◎市長(渡辺美知太郎) 市としては、いや俺ら関係ないよと何もやっ
ていないわけではないです。かなりもう本当に、我々も気に留め
ているというか。 本当に今部長からも
ありましたけれども、一緒に同行したりとか、あと事業所の方にも住民からこういう声
が上がっ
ているということは伝え
ていますし、我々も本当にできる限りのことはやっ
ておりますので、何もし
ていないわけではないと。 それから、ちょっとたとえは悪いかもしれないですけれども、要は申請もし
ていないのに調査をするというのは、令状もないのに家宅捜索するようなものですから、これは法令違反になっちゃ
いますので、やっぱり行政というのは法律に基づい
てしかできないので、そこは御理解いただければなというふうに思っ
ております。 市としては、もう本当にすごくこの点については留意をし
ております。
○議長(松田寛人議員) 26番、金子哲也議員。
◆26番(金子哲也議員) 確かにまだ申請は出
ていないんですけれども、地元住民の説明会というのは行われ
ているわけなんです。そして、この前の見学会というか視察会のときも、そういうことでこういうものを造るんだということで、図面もでき
ているし、そういう状況だものですから、ぜひとももう一歩踏み込んでやっ
てもらいたいと。そのぐらいのことはやっぱりやるべきだなと考え
ております。 私はこの接骨木・横林地区へ来ると、いつもほっとするんですよ。本当にこの那須地区の私の生涯の生活の地盤、それをよみがえらせ
てくれる気分になるんです。大好きなふるさとの一部なんですよ。 接骨木地区の田園空間博物館という穏やかな農村地区を地域住民とともにこれからも先々、30年も、それから100年にわたっても、私はその頃
いませんけれども、本当に住みやすい地域として守っ
ていこうでは
ありませんか。 本当にこの地域はすばらしい田園地域だと思っ
て考え
ていますので、ぜひともそこをこれから未来永劫いい地域として守っ
ていっ
てもらいたいということで、私の質問を終わります。
○議長(松田寛人議員) 以上で26番、金子哲也議員の市政一般質問は終了いたしました。 市政一般質問通告者の質問は全て終了いたしました。 市政一般質問を終わりたいと思います
が、異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、市政一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。会議の再開は3時45分です。
△休憩 午後3時29分
△再開 午後3時45分
○議長(松田寛人議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------
△議案第85号~議案第90号及び議案第92号~議案第94号の質疑
○議長(松田寛人議員) 次に、日程第2、議案第85号から議案第90号まで及び議案第92号から議案第94号までの条例案件9件を議題といたします。 以上に対し、質疑を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(松田寛人議員) 質疑
がないようですので、議案第85号から議案第90号まで及び議案第92号から議案第94号までの条例案件9件に対する質疑を終了することで異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、条例案件に対する質疑を終了いたします。
---------------------------------
△議案第101号の質疑
○議長(松田寛人議員) 次に、日程第3、議案第101号 一般会計補正予算案件を議題といたします。 以上に対し、質疑を許します。 12番、中里康寛議員。
◆12番(中里康寛議員) 教育費についてお尋ねいたします。 補正予算執行計画書16ページでございます。 体育施設運営管理費の指定管理者への委託料でございますけれども、440万円の増額補正となっ
ております
が、その理由についてお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、体育施設管理運営費の440万円の増額についてお答えいたします。 こちら補正の理由としましては、西那須野地区、塩原地区、黒磯地区の体育施設の電気料ということで、原油価格の高騰によりまして電気料金の値上げ
がございました。そちらの電気料金の不足
が見込まれるための補正でございます。 内訳としましては、黒磯・塩原地区の体育施設に100万円、それから西那須野地区体育施設に340万円という内容でございます。
○議長(松田寛人議員) ほかにございませんでしょうか。 10番、山形紀弘議員。
◆10番(山形紀弘議員) 同じく予算執行計画書13ページになります。 箒根中学校整備基金積立金ということで、今回、基金の増設を1億9,000万円、この内容を教え
ていただけますか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) それでは、箒根中学校整備基金積立金の1億9,000万円の内容ということでございますけれども、今回、現在整備を進め
ている箒根学園、こちらの整備費用、こちら来年度はもう体育館の整備を予定し
ているところでございます
が、その必要な財源の原資とするものでございまし
て、教育委員会と財政部局で調整しまし
て、お願いしたものでございます。
○議長(松田寛人議員) 10番、山形紀弘議員。
◆10番(山形紀弘議員) 今回、初日に即決で1億1,000万また別にし
て、今、多分3億だと思うんですけれども、合計でこの積立金額
が幾らぐらいになっ
ているのかお伺いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) お答えいたします。 初日に議決いただきました基金と今回お願いする基金、合計3億円ということと、今、基金の残金
が1,100万円ほどございまし
て、今のところ今回補正をお認めいただければ、約3億1,000万の基金ということになります。
○議長(松田寛人議員) 10番、山形紀弘議員。
◆10番(山形紀弘議員) 合計で3億1,000万ということで分かりました。 それは全て箒根学園の体育館に充当するということでよろしいんですか。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 教育部長。
◎教育部長(後藤修) はい、議員のおっしゃるとおりでございます。
○議長(松田寛人議員) ほか、ございませんでしょうか。 19番、鈴木伸彦議員。
◆19番(鈴木伸彦議員) 13ページの8款土木費、2001事業、新規の烏ケ森公園木道新設工事設計の概要についてお願いいたします。
○議長(松田寛人議員) 答弁を求めます。 建設部長。
◎建設部長(冨山芳男) 烏ケ森公園の木道の新設工事でございますけれども、今回、工事請負のほうに木道の撤去というものを入れ
てございます。こちら木道のほう
が老朽化し
てき
ているということですんで、今回改めてこちらを撤去いたしまし
て、設計を今回いたしまし
て、来年度、新築の工事に入っ
ていこうというものでございます。
○議長(松田寛人議員) ほか、ございませんでしょうか。 〔発言する人なし〕
○議長(松田寛人議員) 質疑
がないようですので、議案第101号 一般会計補正予算案件に対する質疑を終了することで異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、一般会計補正予算案件に対する質疑を終了いたします。
---------------------------------
△議案第102号~議案第105号の質疑
○議長(松田寛人議員) 次に、日程第4、議案第102号から議案第105号までの特別会計補正予算案件4件を議題といたします。 以上に対し、質疑を許します。 質疑ございませんでしょうか。 〔発言する人なし〕
○議長(松田寛人議員) 質疑
がないようですので、議案第102号から議案第105号までの特別会計補正予算案件4件に対する質疑を終了することで異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、特別会計補正予算案件に対する質疑を終了いたします。
---------------------------------
△議案第95号及び議案第97号~議案第100号の質疑
○議長(松田寛人議員) 次に、日程第5、議案第95号及び議案第97号から議案第100号までのその他の案件5件を議題といたします。 以上に対し、質疑を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(松田寛人議員) 質疑
がないようですので、議案第95号及び議案第97号から議案第100号までのその他の案件5件に対する質疑を終了することで異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、その他の案件に対する質疑を終了いたします。
---------------------------------
△議案の関係委員会付託について
○議長(松田寛人議員) 次に、日程第6、議案の関係委員会付託についてを議題といたします。 ただいま上程中の各議案については、議案付託表のとおり、関係委員会に付託したいと思います
が異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(松田寛人議員) 異議なしと認めます。 よって、議案付託表のとおり、関係委員会に付託いたします。 関係委員会は、委員会日程に基づき審査を行い、本会議最終日、委員長は登壇の上、審査結果の報告を願います。
---------------------------------
△散会の宣告
○議長(松田寛人議員) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労様でした。
△散会 午後3時51分...