市貝町議会 > 2022-06-01 >
06月01日-02号

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  1. 市貝町議会 2022-06-01
    06月01日-02号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 4年  6月 定例会(第3回)       令和4年第3回市貝町議会定例会(第2号)              令和4年6月1日(水曜日)午前10時開議出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   教育長       小森祥一  総務課長      軽部 修   企画振興課長    金田道宙  税務課長      滝田弘行   健康福祉課長    小森末夫  農林課長      平野修身   こども未来課長   川上和幸  生涯学習課長兼国体推進室長            渡邉隆憲-----------------------------------本会議の書記  事務局長      関澤孝浩   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開議宣告  午前10時00分            議事日程(第2号)第1 一般質問(5名)    9番 小沢岩夫    1 GS(ガソリンスタンド)の設置について    2 外来生物について    3 太陽光パネル新税について    5番 豊田 功    1 入野町政の今後について    2 小、中学校のプールの活用状況について    1番 荒井和一    1 芝桜公園の運営と周辺整備について    2 みどりの食料システム戦略について    3 重層的支援体制の整備と食の支援について   11番 高徳義男    1 道の駅振興の諸課題について    8番 小塙 斉    1 町長の危機管理意識について    2 道の駅と観光協会について    3 町職員の人事異動について    4 コミュニティ・スクールの推進について第2 常任委員会の閉会中の継続調査の件第3 議会運営委員会の閉会中の継続調査の件第4 議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(山川英男)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △一般質問 ○議長(山川英男)  日程第1、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △小沢岩夫 ○議長(山川英男)  9番、小沢岩夫議員。登壇。          (9番 小沢岩夫 登壇) ◆9番(小沢岩夫)  9番、小沢岩夫です。 皆様、改めましておはようございます。9番、小沢岩夫です。 本日6月議会2日目、トップバッターです。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に基づき順次3点について質問をいたします。 なお、傍聴の皆様には早朝より議会に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。また、天井にはツバメさんも傍聴に来ておるようでございます。 それでは、まず最初の質問はガソリンスタンドの設置についてであります。 今の世の中は車社会です。自動車は女性やお年寄りにとっても、若い人にとっても自分の足代わりとなっております。特に市貝町みたいな農村部、中山間地は車は欠かせません。各世帯大概の家庭には複数の車を所有しております。毎日の買物、レジャー、子供の送迎、お子さんの塾、教室、学校、幼稚園、保育所の送迎と、どこの家でも自動車は必需品であります。今、車のない生活は考えられません。 現在市貝町内にはガソリンスタンドといえば北部には2店舗、中部には1店舗、南部にも1店舗しかございません。その方々はガソリンスタンドとして営業いたしており、それぞれの地域では貴重な存在となっております。しかし、今多くの町民の方から、この市貝バイパス沿いに、この芳賀町から茂木駅までガソリンスタンドはございません。この市貝バイパス幹線道路沿いガソリンスタンドの設置、誘致を待望する声が多く寄せられております。特にこの春、庁舎隣にはJAはが野さんが移転をして、業務を開始いたしました。隣には芳賀消防の分所があり、西には道の駅サシバの里いちかい、近くには市貝中学校、商工会、幼稚園等があり、立地条件としては申し分ないと思います。 町長は以前に私の質問の回答に庁舎下の砂利の部分は土地改良の余剰地で今は町有地となっており、大きな災害のとき、非常時のときの避難用地に取っておくんだというお話でございました。それから時代も変わり、さわやか広場もあり、そのうち備蓄倉庫もできました、役場敷地内に。先頃オープンしたJAさんも非常の災害時には事務所2階建物内、駐車場、それらも非常時には災害用として使って結構ですと申しております。そこで、北部や南部の方は比較的先程申し上げたガソリンスタンドが近いと言えば近い。一番難儀をしておられるのが中部地区の方。先程申し上げましたように西のほうは芳賀町のJA、あるいは東側、茂木中学校のJA、あとは烏山方面、向田方面に行かなければありません。黒田に1店ございます。 入野町長には勇気を持って町民の利益のために利便性向上のために道の駅周辺、できればそこの砂利の部分にガソリンスタンドの誘致をお願いしたい。もし、それが駄目なのであれば、道の駅反対側の畑の部分でもよいので、ガソリンスタンドの誘致をお願いしたい。さらには、今後はガソリン車ディーゼル車は徐々に減少して、ゼロになることはございませんが、電気自動車は増えるでしょう。今後はスタンドをつくるとすれば、電気自動車の充電設備も必要です。もし設置開設の暁には複数の電気自動車の充電機も必要になることでしょう。将来的には水素自動車も普及が見込まれており、これは国の助成金も3億ぐらいは出ますが、総額で5億か5億5,000万ぐらいはかかる。それは先の話です。 先を見込んで先行投資、道の駅周辺に入野正明町長の英断を持って、ガソリンスタンドの設置は可能であるか、またはガソリンスタンドにコンビニを併せ持つ機能を持たせて道の駅の夜間の防犯にも役立つので、町長の決断に期待をしたいと思います。2日前のマスコミではあるメーカーでは1回の充電で走行200キロ前後、車の単価としては200万を切る183万ぐらいの車を販売、売り出しました。 2つ目の質問は外来生物についてであります。 先頃国会衆参両院本会議で外来生物の処分法が成立しました。名前は多少違いますが、外来生物といっても大まかには植物と動物に大別されます。植物としてはほとんどが帰化植物化しており、ちまたで見られる関東地方、市貝町のタンポポも99%ぐらいは西洋タンポポでございます。議会で何度も取り上げられましたセイタカアワダチソウ、オオキンケイギクなど植物部分は数えたら切りがありません。魚類ではオオクチバス、ソウギョ、ライギョ、アメリカザリガニミシシッピアカミミガメ、カミツキガメ、アライグマ、ハクビシンなど動物類も外来生物は多いです。 これらの中で、特にミシシッピアカミミガメ通称ミドリガメ、小さいときはこのコップの底ぐらいに小さいかわいい、が、20年、30年たつと人間の頭ぐらいになります。私も今日1匹控室に持参をいたしましたが、許可を得られませんのでここには持参いたしませんでした。 かわいくて飼うと大きくなって飼いきれなくなると、大概はこれらのものは湖沼や河川に捨てられます。もともとこの市貝町、この自然豊かな市貝町に外来生物たちが捨てられますと、ここに昔から生存をしていたタナゴ、タガメ、ドジョウ、フナなどは姿を消してしまいます。自然生態系も壊れるでしょう。サシバの餌も減少します。 余談ではありますが、町が保護しているサシバ、私たちの住んでいる市貝町はサシバという猛禽類のタカと人間との共生は世界的にもまれな栃木県と市貝町が生んだ奇跡であります。野生の動植物と人間との共生を実現するには、道理が通らないこともあります。地球上では毎年分かっているだけでも50種類の動物、植物が絶滅をしております。これらを止めるために、歯止めをするためには一定のルールをつくって自然の動植物と人間との共生をすることが大事です。 本日の2番目の質問の回答としていただきたいことは、具体的には執行部は何をすべきだと考えておるのかを回答していただきたい。私が申し上げていることは、これは生態系の被害と言います。さらには人間がこれらの外来生物にかまれたり、人への生命、身体への被害も予想されます。そして、町の基幹産業である農林業への被害も十分考えられます。今回特定外来生物は飼養、栽培、保管、運搬、輸入、販売、譲渡、それに野外への放出は原則禁止となりました。これは当たり前と言えば当たり前のことです。これらを放置すれば、我が国古来の希少な動植物は本当に絶滅してしまうことが危惧されます。当町執行部の対策を重ねて伺います。 そして、私の3番目の質問です。これが一番大事。現在太陽光パネルの設置工事は町内至るところで見られます。これは町民どなたが見ても異常な風景、異常な時代であります。役場としては書類が整っておれば許可を出さざるを得ない状況です。町民の方々からは太陽光パネル施設の急増を不安視する声が多く寄せられております。 そこで、私は岡山県美作市が打ち出した太陽光発電設備に課税をする事業用発電パネル税に注目をいたしました。これは、防災や環境対策の財源に必要であるという市に対して事業者側は採算が悪化するとして反発をしております。太陽光パネル新税を認めるかどうか、これは担当の総務省が今年の秋に示す判断が焦点になります。同時に市貝町の判断も求めます。 詳しく申し上げますと、岡山県の北東部に位置する美作市市内を回ると市貝と同じ中山間地に大規模な太陽光発電施設が点在します。市貝町と非常によく似ております。国内最大級のパシフィコエナジーメガソーラー発電所など太陽光発電施設の数は建設中を含めて約300人に上ります。市が2021年12月に条例を制定した新税は、パネル面積1平方メートル当たり50円を課すという法定外の税であります。発電設定容量10キロワット以上の設備が対象です。個人住宅の屋根に設置されたパネルなどは非課税です。税はかかりません。課税対象は約80の施設になると見られ、年間約1億1,000万円の税金を見込んでおります。 美作市の萩原誠司市長は、去年改正されました水防法の改正に伴う想定雨量の引上げがこの税を検討するきっかけになったと話しております。これは市内で想定される最大雨量が18年に従来の2倍以上に変更されたものの、既存の施設は従来想定に基づき対応していない。そこで、追加的な対象の財源としてパネル税を考案したと話しております。 当市貝町でも急増する施設に対して不安視する町民の声も多く上がっております。全国的に見ても豪雨でパネルが崩落したり、強風でパネルがめくれて火災になる事故が相次いでおります。芳賀郡では昨年真岡市で2件発生をいたしました。 その一方では、発電事業者で構成する太陽光発電協会は収益の確保が難しくなり、安定した稼働の妨げになると反発をしております。この協会の試算では税負担は1キロワットの売電収入に対して平均で約0.3円、33銭、22年度の事業下で課す売電の買取り価格に当てはめると、1キロワット10円なので事業者としては収入の3%です。 現在国としては50年に温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げ、30年度の排出量を13年度比46%減らす計画をしております。この実現の鍵を握るのが再生可能エネルギー。特にその中で多いのは太陽光発電です。これは、施工が簡単であるからです。この新税が全国に広がれば、太陽光パネル設置の足かせになります。重ねて申し上げますが、当市貝町の方針を伺います。 ただ、地方税法にはない税金を自治体が条例をつくって課すのは法定外税でありますので、税務課長に伺いますが、これは法的には可能であります。私にこう質問されても困るでしょうが、最後は再生エネルギーの促進か、町長が、税務課長が、総務大臣の立場であったらどのような返答をするか伺います。さらには事業者には3年前からリサイクル積立金が義務づけられましたが、これを太陽光パネル設置事業者ではなく、行政で預かって金の管理をするべきだと考えますが、この件に関しても併せて町の方針を伺います。 時間がなくなりましたので、これを総括質問といたし、あとは一問一答で質問席にて行います。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小沢議員のご質問について、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目のガソリンスタンドの設置についてお答えいたします。 まず、市貝町は首都圏のように交通機関が発達しておらず、生活するに当たっては自動車が必需品でございます。しかしながら、自動車に必要なガソリンスタンドの国内における設置状況は年々減少傾向にあるようでございます。 町内でも近年で廃業された店舗は北部地区で2か所、中部地区では役場の北側になりますが運営母体の大きなガソリンスタンドも撤退している状況でございます。現在の町内のガソリンスタンドにつきましては北部に2か所、中部では2か所、南部には3か所の計7か所と認識しております。 そこで、ご質問にございましたガソリンスタンドの設置についてでございますが、一般的なガソリンスタンドの建設費用につきましては7,000万から8,000万円といわれ、高額な投資が必要のようでございます。また、ガソリン車につきましては2030年代に新車販売が終了する方向であることや、バイパス沿いに隣接町において既にガソリンスタンドがあること、さらには先程も触れましたが運営母体の大きなガソリンスタンドが撤退する状況にあります。 このようなバイパスを中心としたエネルギー、特にガソリン車エネルギー供給に係る市場の将来展望をいたしますと、新たなガソリンスタンドの設置による収益の確保及びその公助は見込めないというのが私どもの観測でございます。このため、民間資本の誘致の可能性は低いと認識しているところです。 当町といたしましては、町民の皆様にはご不便と感じられることは重々承知しておりますが、現在町内で営業しているガソリンスタンドをご利用していただき、町内業者の存続にご支援いただきたいと思っている次第でございます。 続きまして、第2点目の外来生物についてご説明、外来生物についてお答えいたします。 外来種は在来種の数の減少や生息、生育地の縮小原因となっており、生態系に被害をもたらす外来種が数多く定着していることから、栃木県においても外来種対策方針を定め、総合的、戦略的に外来種対策を進めております。特にアメリカザリガニについては栃木県においても優先的に対策すべき外来種とされており、当町においても多数生息していることが確認されております。また、ミドリガメ正式名称ミシシッピアカミミガメについてもその生息状況はまだ十分に把握できておりません。 駆除の鉄則は販売先の洗い出し、発見場所の徹底調査、そして駆除の処置を手早く行うことにかかっています。今後栃木県等関係機関と連携し、繁殖習性を含む生態情報の収集に努め、当町における影響等を調査研究してまいりたいと考えています。 最後に3点目の太陽光パネル新税についてご説明いたします。 地方税法では地方公共団体は法に定められた税目、法定税、正式には法定税以外に行政課題の解決や自主財源確保のため総務大臣の同意を得て、独自に税を創設できることを定めています。これは、法定外税と呼ばれるもので、使い道を特定せずに自由に定められる法定外普通税と、あらかじめ使い道を特定する法定外目的税に区分されます。 議員ご提案の事業用発電パネル税の新設につきましては、岡山県のある市の事例を援用されましたが、防災対策、生活環境対策及び自然環境対策のための施策に充当するという理由が述べられていましたけれども、そのような使い道に充てる法定外目的税として既に条例を制定し、総務省と協議を進めていると伺っています。 当町においても太陽光発電設備が増加している現状がございますので、新税創設につきましては小沢議員ご指摘のとおりソーラーパネルの生態系や環境、景観に与える影響等を鑑み、その規制を図ることは十分重要であると認識しておりますが、ただいまの事例も参酌し、今後国の動向を注視し、県や近隣市町と情報共有を図りながら調査研究してまいりたいと考えております。 また、リサイクル積立金につきましては、廃棄費用等の積立のことと思われますが、令和4年4月1日に電気事業者による再生可能エネルギー、電気の調達に関する特別措置法が改正されておりまして、令和4年7月から、来月からですね、原則電力広域的運営推進機関への外部積立制度が開始されることになっています。そのようなことから、当町で廃棄費用を預かり、管理する制度の創設は現時点では考えておりませんので、ご理解とご指導賜りますようよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長、ありがとうございました。順次再質問を行います。 最初、ガソリンスタンドについてでございますが、設置費用は7,000万から8,000万円かかるというお話でございました。メーカーのエネオスとかJAさん、前は市貝にもございましたが、やはりこれは町民の要望が多いので、道の駅周辺によく交通量調査消費動向調査等を行なって、ぜひともプロジェクトチーム等をつくるような方向にはなりませんか。再度伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  小沢議員の再質問についてお答えいたします。 町民の間でバイパスの北側のガソリンスタンドが廃止されまして、なかなかガソリン、エネルギーの補充が大変不便になってきているというお声はさすがに議員の先生の皆さんが集めていらっしゃるとおりでございまして、役場では今、芳賀町の祖母井にガソリンスタンドがありまして、あちらを職員の公用車などに使わせているところでございますが、町民のそういうお声もございますし、議員からのそういうご指摘もございますので、実は今週、昨日です、昨日市貝町に戦略会議、役場内に、これは外部の方は今のところ、現時点では入れてございませんが、後々専門家の方をそこに入っていただいて、その専門の方についてアドバイスをいただく、弁護士とか学校の先生とかです、そういう先生をその都度そこに参加してお話を聞くということもあり得ると思うのですが、月曜日に市貝町庁内戦略会議を立ち上げたところでございまして、その場で工業団地の拡張の課題、どんどん拡張していきますので、もう面積が足らなくなってきたんです。ですから、拡張に合わせた円滑な物流の確保のために道路等やその工場用地の取得、さらにバイパス沿いの、石井議員から大変ご支援をいただいておりますが、バイパス沿いに住宅を誘致するというようなことも含めて戦略会議をつくることになりました。立ち上げました。 その中で議員のご質問、ご提案は町民の代表であられますので、大変私どもは重く受け止めなければならないというふうに考えています。和久議員からも昨日、答弁をしてもそれが実行に移されていない。ここ数年前までは議会での答弁の内容を全部書き出してきまして、それについて実行したのか継続中なのか、それについては見込みないのかということを洗い出したのですが、今なくなっていますので、それをまた指示しているところでございますので、戦略会議でその一覧表が生かされていませんでしたので、その表に基づいて戦略会議で検討していくということになりましたので、小沢議員のただいまのご提案に対して、戦略会議のテーマの一つとしてきちっと調査研究、そして、誘致の可能性、そういうものを協議に諮ってまいりたいと思いますので、ちょっとお時間をいただきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長、ありがとうございました。 戦略会議を立ち上げて、その中でガソリンスタンドの設置も含まれるという答弁でございました。いつも議会の後では思うのですが、私のあのときのあの質問はあれからどうなったんだということがいつも言われます。そこで、2つ目の質問の外来生物、アメリカザリガニミドリガメ、特に注目をされておりますが、これは多分、農林課の中で行うのでしょうが、農林課長も見えておりますので、これ、調査は農林課内でどのような感じで行うのでしょうか。戦略で順序を伺います。まずは調査が先でしょうけれども、現時点で結構でありますので、農林課内での対策を伺います。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  では、ただいまの質問に対しましてお答えいたします。 ザリガニですとか通称ミドリガメに関する農作物等への被害の報告等が特にないものですから、農林課としては特段調査のほうはこれまでも行ったことはありませんけれども、多面的機能活動を行っている地域におきまして3地区ほど継続的に調査を実施しているということで聞いています。地区的には杉山、続谷、田野辺のほうで生態系調査の中でそういった水中動植物の調査も行っているということでございます。その結果、ザリガニにつきましては当然数多く発見されましたけれども、この3地区に限ってはそのミドリガメについての発見はなかったということでございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  再度課長に伺いますが、課長も他の部署から拝任したばかりで誠に申し訳ないのですが、町の北部ではザリガニは生育しております。特に水田の畔、ザリガニ、サワガニも多少はいたずらをしますが、水田のくろはアメリカザリガニは特に穴を開けて、そこから、田んぼのくろから下の水田に水が漏れます。まれに農家の方は水回りをして穴をふさぐ、それでも駄目なときにはビニールでくろを覆うというようなことも行っております。 私のところでも水田の休耕田でキンブナ、ギンブナもやっておったのですが、最初は原因が分からなかった。どうも、やはりザリガニの子供がキンブナ、ギンブナの小さいやつを食べるんだということで、下にも網を張らないと駄目だということを担当者に言われました。毎年……。
    ○議長(山川英男)  小沢議員に申し上げますけれども、持ち時間がなくなったのですが、最後の質問ですか。 ◆9番(小沢岩夫)  最後です。 ○議長(山川英男)  では、端的にお願いします。 ◆9番(小沢岩夫)  では、これで北部の農家の方も困っておりますので、最後に外来生物についての課長の対策の見解を伺って終わりにします。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  お答えいたします。 これまで町のほうでは調査してこなかったということで、まずは町内の状況把握ということで、獣害に関しましては年に1回認定農業者ですとか、あとは直売所の出荷者の皆様のほうにアンケート形式被害状況等を聞いておりますので、そこに今ザリガニ等の被害状況を聞く欄を設けて、まずは調査から始まって、その分布を研究しまして今後の対策につなげていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  時間が参りましたので、これで私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 職員の入替えがありますので、再開は11時とします。                         (午前10時42分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  全員そろいましたので、時間がちょっと早いのですが再開いたします。                         (午前10時59分)----------------------------------- △豊田功 ○議長(山川英男)  小沢岩夫議員の質問が終わりましたので、次に5番、豊田功議員。登壇。          (5番 豊田 功 登壇) ◆5番(豊田功)  議席番号5番、豊田功でございます。ただいま議長より発言の許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。傍聴席の皆様方、時節柄大変ご多忙のところお出かけをいただきまして大変ありがとうございます。市貝町のコロナ感染者も出たり、ゼロになったりという繰り返しで、なかなかゼロになり切っていない毎日であります。そんな中ですが、早速質問をさせていただきます。 第1点目は入野町長の今後についてでございます。 私が議員になってから幾度となく役場職員の不祥事があったことを記憶しております。特にここ数年、毎年のように不祥事が続いております。このようなことが続くようでは、町民はもとより町内外の皆様からも信頼は薄れ、笑われ者になるようであります。入野町長の長としての能力も問われます。一日も早く信頼を取り戻し、入野町長が考えておられる町民が安心して暮らせ、市貝町に住んでいてよかったと誇りに思えるような町になるように私も真剣に応援するようなつもりで質問をさせていただきますので、ご理解をいただきたいと思います。 まず、このような職員の不祥事が重なっていることについて、町長としての責任をどのように考えておられるかお聞きしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 町長からこのような不祥事を聞かされるたびに市貝の役場職員は公務員として自覚があるのかどうか怒りを覚えることさえあります。役場職員は町民全体の奉仕者であります。公務員として自覚を持って職務を遂行してもらいたい。市貝町職員公務員法の服務規程です、その服務規程をどのように町として、あるいは町長として指導しているのかお聞きしたいと思います。これが2点目であります。 次に、私どもは人事権に口出しすることはできませんが、それぞれの課でスペシャリストを育ててもらいたいです。そして、町民へのベストサービスをしてほしいと願っております。そこで、町長の人事異動の考え方、方針などをお聞かせいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 さらに、不祥事が起きるたびに綱紀委員会を開催したと思いますけれども、どのような方式あるいは、どのような方々で綱紀委員会を開いたのか。その綱紀委員会の実際についてお聞かせいただければありがたいと思います。そして、入野町長には最後です、最後に過去にもお聞きした記憶がございますけれども、入野町政1期目に上げた日本一明るく分かりやすい役場を目指して町政をなさっておられるわけでありますけれども、その進捗度は現在どこまで進んでおられるか、このあたりもお聞かせいただければありがたいと思うわけであります。 次に2点目は、小・中学校のプールの活用状況についてお尋ねをしたいと思います。 市貝町は小・中学校どこにもプールが設置されておりますけれども、プールは天候や特にこの数年といいますか、2-3年は新型コロナウイルスの感染の観点から利用が激減しているように思います。昨年あるいは一昨年あたりどのような利用状況かお聞かせいただきたいと思います。そして、近頃といいますか、現在といいますか、児童や生徒の学校のプールについて、また、水泳の考え方です、そして、さらには指導者の考え方を教育委員会はどのように捉えているのかお聞きしたいと思います。そして、プールは水道代や循環器の修理、プールの漏水の修理など大変お金がかかる施設なんです。そういうことを考慮しまして、今後プールの活用について教育委員会はどのように考えておられるか、このあたりをお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ここでの質問は以上にいたしまして、一般席において一問一答方式でお尋ねをしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  豊田議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の町政の今後についてお答えします。 まず、1つ目の不祥事における責任について申し上げます。今回の件で町民の皆様にご心配をおかけし、町政に対する信頼を著しく失墜させたことは誠に遺憾でございます。この場をお借りいたしまして、改めておわび申し上げます。 不祥事における責任として議会から申入れのありましたとおり風通しのよい明るい職場づくりの推進、職員の健康管理の強化に努めるとともに不祥事が二度と起こることのないよう、再発防止の取組を徹底し、より一層の服務規律の確保と綱紀粛正の徹底、倫理観の向上に努め、町政の信頼回復に全力で取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご指導賜りますようよろしくお願いしたいと思います。 なお、私ごとですがこれらのことを踏まえまして、昨日議案でも審議していただき、議決をいただいたところですが、自らの給与を6月から6か月間2割削減させていただくことになりました。これでは済まないわけですが、徹底して職員の町民に対する信頼の回復に努めてまいりますので、重ねてお願いを申し上げたいと思います。 続いて、2つ目の町職員への指導について申し上げます。 特に私から指示していることは、報告、連絡、相談の徹底です。私への報連相はもちろんのこと、管理職と一般職員との意思疎通を十分に図り、上司と部下が情報を共有するよう指導しております。加えて本年度4月から朝のミーティングを再開し、仕事の進捗状況の確認を怠らないよう指導を再開いたしました。 次に3つ目の人事異動の考え方、方針についてでございますが、原則として同一職場に3年以上在籍する職員を異動の対象としておりますが、資質能力の向上等を考慮し、必要がある場合は在籍年数に関わらず異動を行っております。また、異動に際しては人事評価結果、業務適正、研修等を通じた自己研さん努力及び課の年齢構成等を考慮するとともに、本人の特殊事情や異動希望等の意見等を総合的に勘案し、実施しております。 続きまして、4つ目の綱紀委員会の運営方針についてでございますが、綱紀委員会は市貝町職員綱紀委員会規程に基づき設置しております。委員会の組織は委員長、副委員長及び委員若干名をもって組織し、委員長には副町長、副委員長には教育長を充てており、現在副町長が不在となっておりますので、教育長が職務代理となっています。他の委員は町職員の中から町長が任命することになっております。調査審議する事項は職員の表彰や分限処分及び懲戒処分に関することであり、委員会で調査審議した審議経過及び結果は委員長が町長に報告することになっております。今後の綱紀委員会の運営方針につきましては、審議する案件の重大性及び重要性を勘案し、弁護士等の専門家を委員に招聘してまいりたいと考えています。 最後の日本一分かりやすい役場の進捗度について申し上げます。 平成21年の就任の際に、公約のスローガンに掲げたのが日本一親切で分かりやすい役場です。当時日本一親切で分かりやすい役場を実現するため、職員がプロジェクトチームを立ち上げ、自ら検討を重ね、職員の待遇に関するマニュアルである「さわやかサービス2010年度版」を作成し、有資格者を講師に迎え、研修を実施するなど来庁者が明るく爽やかに感じていただけるような窓口対応を目指してまいりました。また、「さわやかなサービス」のマニュアルはこれまでの新規採用職員の事前研修でも活用し、市貝町職員として必要な心構え、接遇等を習得させております。これからもより一層町民に愛される、親切で分かりやすい職場となるよう引き続き職員研修等の充実を図ってまいりたいと考えています。 現段階では私の目標とする日本一親切で分かりやすい役場までは到達しておりませんが、より目標に近づくよう引き続き改善に努めていくことが親切で優しいまちづくりにつながるものと考え、今後も多くの町民の声に耳を傾け、寄せられたご意見、ご要望を町政に反映させてまいりたいと考えています。 2点目に、小・中学校のプールの活用状況についてご質問されましたが、これは教育委員会の事務に属しますので、教育長がお答えいたします。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  小森教育長、登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  それでは、私からは第2点目の小・中学校のプールの活用状況についてご回答申し上げます。 まず1つ目の小・中学校の過去2年間のプールの活用状況についてでございますが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症予防のため、小・中学校ともに水泳の授業は実施はしておりません。昨年、令和3年度は小学校3校のみ実施をしておりまして、プールの開設日数についてですが、それぞれ学校によって違いはございますけれども、23日間、12日間、10日間等々の実施となっておりまして、中には子供たちの中には10回以上プールを利用できた児童もおりました。 2つ目の水泳の授業に対する教育委員会の考えでございますが、新型コロナウイルス感染症の対策の徹底をしながら遊離塩素濃度など適切に管理することで学校プールは実施可能と考えております。また、平成29年度告示の学習指導要領では小学校で低学年が水遊び、中高学年が水泳運動、そして中学校では水泳として教科の内容が設定されておりまして、この子供たちの発達段階に合わせて計画、発展的な内容となっておりますので、これらをしっかり守っていくよう指導しているところでございます。 また、内容につきましては、水泳の事故防止に関する内容、心得は必ず取り上げることとなっておりますので、この点についても併せて指導しているところでございます。例外としましては、適切な水泳場の確保が困難な場合については、このプールの授業については使わなくてもよいこととなっておりますけれども、町内小・中学校におきましてはプールが整備されておりますので、先程申し上げました学習指導要領にのっとりまして、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら今後も実施してまいりたいと考えております。 3つ目の今後のプールの活用でございますが、議員の質問にありましたように大変プールの運営につきましては予算を多く配しているところでございます。現在町内小・中学校のプールは整備が行き届いておりまして、利用可能な状況になってございます。ということで、現状ではプールの利用については問題ございませんので、市貝町の学校施設長寿命化計画を参考にしながら今後のプールの在り方について検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  端的に、あるいは理解しやすいご説明をいただきまして、ありがとうございます。順を追って再質問させていただきたいと思いますが、確かに服務規程では公務員は上司に従わなくてはならないという規程がございます。先程も、あるいは昨日も、あるいは不祥事のご説明をいただいたときにも町長からは報連相がないという話を幾度となく聞かせていただいておりますけれども、ですから、そのあたりの規程に基づいて町長自ら連絡をさせる、報告をさせる、そして、それを丁寧に職員と相談をしてその意見に対して職員にお返しする、そういうことをすれば報連相がないということはないのではないでしょうか。その辺りの考え方を町長、お聞かせください。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  先程豊田議員からご質問された中で、スペシャリストの養成、また、採用についてご質問ございましたが、答弁書を今見ましたら抜けていましたので、この点につきましてはIoTやAIなどそういう専門的な技能を必要とする方、あとはサービスの提供形態も非常に多様化していますので、そういう地方公共団体や民間のそういう垣根を超えた形で人事交流や派遣など、あるいはこちらからも研修などをするなどして、スペシャリストをきちっと残しながら人材育成を図っていきたいというふうに思っています。先程答弁抜けまして申し訳ございませんでした。 ただいまの報連相についてでございますが、私はこれまで副町長を置かないで仕事をしてまいりましたが、その際はほとんどの案件について決済報告も受ける中で、私のところに呼んで話を伺っていたのですが、ここ3-4年間ですか、副町長を配置したところ、私のところに1つクッションが、副町長というクッションが、これはちゃんとした法律に基づいた役職の設置でございましたけれども、ほとんど任せ、人事、職員の管理については賞罰についても含めてお任せしていたのですが、そういう中で、ここを改めて4月から副町長が来年度、遅くても来年度はこれを配置したいという私どもの考え方ですので、その間しっかりと報連相を定着させるように今、私のほうで意識的に案件が上がってくると呼び出して、それについて説明させたり、また、先程もお答えしましたが、戦略会議の中でそれについて横の幹部職員の間で情報を共有すると。 上下関係ではミーティングをこのところ総務課長に指示しまして、各課から何日の何時にミーティングをやっているので、町長も時間があればそこに参加するということで、私も出るようにしていますので、その中で私のほうから結構厳しい指示も出しながら職員の風通しのよい職場づくりに努めているところでございますので、石井議員からもISOで報告の送りということはご提案いただいておりまして、私の総合計画、町振興計画の中にもございますので、そういう面でできることはしっかりとこの1年試してみたいというふうに思っていますので、そんな中で職員の中で服務をしっかり守りまして、町民の信頼を受け止められるような体制づくりに全力を挙げていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  何か明るい見通しのあるお話を伺いまして、うれしく思うわけであります。内容によってはもう職員、特に課長、課長補佐なんかは町長よりもずっと専門的な知識を持っていることがたくさんございますよね。ですから、そうした職員の知識を生かす、そういうことをされるといいのではないでしょうか。やはり、褒められると職員は一生懸命やろうという気持ちも湧いてきます。ですから、そうした職員の能力を生かす、町長はそういうところを今後努力されて、職員の力を利用して助けられて町政に当たられるといいのではないかなと想像をしておりますが、どうですか、その職員の能力を町政に生かすという観点から町長としてのお考えをお聞かせいただけますか。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  職員の能力を生かすということで、大変公務を長くやられてきた豊田議員のそういう経験と知識に基づいてご提案いただきまして、大変参考になっております。役場の職員の課長の中にも、企画振興課の課長の金田課長ですか、大変優秀な課長で、非常に勉強熱心で私どもも調べる前に金田君に聞いて、それから確かめてからというのもありますが、そういう自己研さんをしっかりとしている課長などほかにもたくさんいますが、農林課長も、こども未来課長も、たくさんいますけれども、そういう課長の能力を自己研さんで伸ばしてあげて、私どもがどんどん創意工夫をもって仕事ができるように育てていくことが私の使命ですので、その辺をしっかりとやっていきたいと思います。 新人や人事異動で新しい職場に入りまして、そこが一つの出会いの場ですので、職員にとって、その中で信頼構築するのは課長の手腕にかかっていますから、課長に、農林課の課長にも指示指導をしましたが、とにかく同じように、今豊田議員がおっしゃったとおり職員を褒めてやれというふうに平野課長には指示指導をしているところでございますが、課長のいいところ、あまり課長は褒め過ぎちゃうと駄目なので、結構厳しく言いながらフォローしながら課長に対しては、部下に対しては褒めてやれということで、おっしゃるとおりの指導をしておりますので、豊田議員の造詣の深いご指摘、ご提案を踏まえまして、それをさらに職場で生かしていきたいと思いますので、ご指導賜りますようお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  確かに今、申し上げた、伺ったとおりでありますし、とにかく町長は事あるごとに優秀な課長を具体的に名前まで挙げて褒めていただいているわけでありますが、役場にはそうした優秀な人材、宝がたくさん埋まっていますから、町長としてそれを掘り出して、掘り起こして活用するということを今後ぜひ、努力なさってください。これはお願いでございます。そうした課長がたくさんおられますから、そういうことをお願いしたいと思います。 それから、人事異動のことでスペシャリストを育ててほしいというのは、要するに私は具体的に茂木の役場職員、芳賀町の役場職員、益子町の役場職員、具体的にですよ、その職員から直接聞いたとんでもない言葉をお知らせしますけれども、その3人ともあんな市貝のやつらになんか負けてなんかいられないからななんて、そういうことを私にはっきり言うんです。それは、あまりにも人事異動、回転が速すぎて、昨日もちょっと異動したらばそれは、もう専門的なスペシャリストにならなくてはいけないんだという、努力するんだということを町長はおっしゃいましたが、私はよく分かりませんが、そうした北部のほうの合同の会議や何かがあるのかなんか分かりませんけれども、人事異動で新しく職場が変わった、ポジションが変わったときに答えられない場合があったようなんです。そうすると、市貝だけが分かっていないんだというような解釈をされたようであります。 ですから、そういうことがないようにきちっと後釜、その課のスペシャリストを育ててから課長を異動させるというようなことでもしていただければ、よりよい役場のサービスが町民に行き届くのではないかということでありますので、先程人事異動については、町長の考えをお聞きしましたけれども、それは私は否定はしませんけれども、そういうことを、やはりどの課にも、いざというときにはあの人に聞けば、あの課長じゃなくても、課長補佐でも係長でもいいんですけれども、あの人に聞けば何でも答えてくれるんだよと、そういうような人材を育成してほしいんです。 どこに行っても何だか分からない人らばかりずらずら並んでいても、過日も私のところへ来た町民がおりますけれども、町長とも直接お会いして、そうした話をした方が私のところにも参りましたけれども、やはりそうした、そのポジションでうまく説明できないんです。説明してもらえなかったということで、不満で私のところへ来ました。これはもしあれだったら、後でどなたが来たかお知らせすることはできますけれども、資料もいただきました。こういう回答をいただいたんだというような資料も私のところにありますけれども、そういうことを考慮してこういうことを今日、申しているわけであります。そんなことで、どうしてもそれぞれこの入野町長のときにそうしたポジション、ポジションにスペシャリストを育ててもらいたいという私のお願いなのですが、このあたりの考え方はどうでしょうか、町長。お聞かせください。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  今豊田議員から2つの事例、町外での他町の職員からの評価と、あと、また町民からの議員に対する苦情ということで2つの事例をお伺いいたしまして、大変参考になりました。 先程3年を一つの区切りとして人事異動という話がございましたが、まず、豊田議員がおっしゃるとおりその課、その課にしっかりとその課の事務所掌を把握した人をきちっと残しておくということが大事だということを考えています。特に税務課です。税務課の職員から言われたのは、宇都宮市やそういう大都市、大きな市と合わさった会議に行くと、質問の内容が全然、レベルが違うんだと言っています。すごい高い、分からないような質問を出してくるということで、そういうことで、人事異動は突然私の前に来て、古参も新参者もあなたはどこどこに行きなさいということで、その辞令一本で行くわけですが、昨日も申し上げましたが、引継ぎをしっかりやると。引継ぎが全てではありませんので、その後職場会議などをやりながら、先輩から、に相談したり、先輩から指導を受けると。そのときにその先輩の質問、関わってまいりますので先輩の中にこの徴収に当たっては滞納整理はこういう手段でやる。これについては法令にはないのだが、納める側の方に対する配慮をしっかりしながら、少しでも公平の原則からということで、法令外の、そういう手続等などの慣行もあったり、農林課であればどんなふうに農家の方と接して、どんなふうにあちらからのニーズを引き出すかとか、そういう面でスペシャリストを各局にしっかり残しておくということが大事で、特に戸籍などもそうでした。法務局長が同級生でしたが、9年ぐらいは残してくれよと言われましたけれども、同じ人、そういうこともありましたので、スペシャリスト、経験豊かで法令知識もしっかりとした人を残していくように、今後は人事異動についても、今のところ課長レベルしか私がこの3年間やっていませんでしたので、後は課において平野修身とか金田とかですか、軽部とか川上こども未来課長もいますが、こういうものは私がここにここだというふうにやりましたけれども、その下、こういう優秀な課長はその、今度は一般職、係長、課長が職に就いても来年度から私のほうでしっかりとこういうふうに自分で総務課長と相談しながら自分の方針と意向を反映できるような人事異動にしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  確かに年々いろんな法律が変わってきております。暴露しますと、不満で私のところへ来た方は税務課の問題でありました。要するに対応した方々がころころ変わっちゃう、対応する人の答えが違ってきちゃっているんです。ですから、そこにやはりスペシャリストみたいな方がいれば、その人がきちっと答えれば何ら問題ないのに、対応した人が、言葉は悪いのですが、知ったかぶりをして説明をする。今度は違う人が説明すると違っている。そういうことで、信用性に欠けるということなんです。そういう観点から私はスペシャリストをつくってほしいんです。そして、町民から信頼される課になってもらいたい、役場になってもらいたい、そういうことからこのような質問をさせていただいたわけであります。 そんなことがありましたので、ぜひ、そういう育てれば育つ方々ばかりですから、役場職員は。皆さん優秀ですから、そういうような職員に育ててほしいなと思っております。 それから、綱紀委員会についてでありますけれども、確かに綱紀委員会を開催するときに副町長あるいは教育長が中心で開催したようでありますけれども、やはり、仲間同士では情けがそこに加わっちゃいますから、やや結果的には甘さが出てくるのではないかと思います。ですから、法律の専門家、先程町長がおっしゃったように弁護士とかそうした知識のある方を中心にきちっと綱紀委員会を開催し、指導すれば効果あるのではないかと思います。ぜひ、これからはそのような開催をお願いしたいのですが、町長どうですか。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  今豊田議員から綱紀委員会の在り方について大変重要な指摘がございまして、綱紀委員会の委員長を務められてきました永山副町長からも同じようなご提言をいただきました。懲戒処分、服務です、まず、刑事は刑罰で民事は損害賠償で、そして、服務の場合は懲戒処分ということになりますけれども、その線引き、特に副町長や委員から指摘されたのは、懲戒とその下の線引きが難しいと。今回の入札談合については、これは現職停職なのですが、その区別です、どの辺で区切ったらいいのかとても我々素人には及ばざる範囲内のものであり、ぜひ、同じように専門家を配置してほしいという要望が確かにありました。 それで、今回豊田議員からもご指摘、ご要望を受けましたので、できるだけ早くといいますか、次回からの綱紀委員会では市貝町からも2-3名ほど弁護士になっている方もいらっしゃっておりまして、さじ加減が入らないように法律に基づいてきちっと、これは訓告、これは解雇、これは減給とか、これは町長悪いけれども、これ、停職、免職じゃないですかねとはっきり言っていただいて、それから服務でしたら情状で私が配慮する。刑事、民事は私の及ぶ範囲ではありませんけれども、そういうことで次回から今のお話を受けまして、次回からは専門家を入れて綱紀委員会を開催していきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  綱紀委員会の持ち方について、分かりやすい説明でございました。ありがとうございます。そうした綱紀委員会を開催し、やはり厳しさもあったほうが他の職員のことを考慮しましても効果があるのではないかと思います。こういうことをやったらこうなるんだという厳しい判断も必要だと思いますので、今後そういうことでぜひ、お願いをしたいと思います。 町長が掲げております日本一明るく親切で分かりやすい職場を目指していることについては、過去に私がお尋ねしたときは80%まで来ているんだということですが、なんかそのときの質問よりは、何か率が低下しているのではないかと私はですよ、私は勝手に判断させていただいております。ずっと、1階の通路なんかを通っても明るさは感じませんし、私なんか時々外来者にどういうご用件でおいでになったんですか、じゃ、こちらへどうぞなんて案内するときもあったりしております。私なんかが通っても挨拶もしていただけませんし、そういう点ではとてもとても明るい職場とは言い切れない。ですから、あのとき町長からお聞かせいただいた80%よりはずっと低下しているのではないかと思いますが、数字的に表すのはなかなか難しいですけれども、町長、具体的にどうですか、お聞かせください。 ○議長(山川英男)  入野町長、登壇。 ◎町長(入野正明)  ただいま評価をいただきましたが、おっしゃるとおりでここ直近本当に、3-4年間の間に不祥事が毎年出ていると。一番私たちが大切にしなくてはならないのは、私たちを公僕としてお使いいただいている町民の信頼が一番大事でして、信頼を損ねるようなことがあってはならないわけですが、それから派生して、町民の方が役場に来て、納得して帰られると。行政はサービス業と言われるように町民の方に分かりやすく説明して、納得して帰られると。先程の話があったとおり取り返しのつかない、許認可ですから、あなたは駄目ですよ、これは受けられませんよと言ったら、後で農水省に聞いたら農水省の職員も間違っていて受けられませんよ、私が調べたら受けられると。そんなことになっているような話になっていまして、取り返しのつかない、許認可権を持っていますので、分かりやすく、そして納得して帰られるようにやっていくことが大事です。 そういう面からすると、もう不祥事がここ直近ずっと続いておりまして、しかも窓口が評価の一番のポイントになってきますので、窓口の子がちゃんと挨拶をできるようにと。私が逆に挨拶は職員にして、朝歩いたりしていますけれども、もう一度、今日は課長、局長がおりますので、町民の方がいらっしゃったら「おはようございます、どちらにご用ですか」とか、「では、私がご案内しましょう」とかそこまで言えるようにならないと、サービス業とはとても程遠い話でして、これらを、不祥事が年々続いていると。窓口の評価について、町民の代表の議員の先生から厳しいご指摘を受ける。これ、2点目と。そして、私も職員の挨拶ができていないのを見たりしていますので、大変申し訳ございませんが今年は日本一親切な役場という評価では40点ぐらいだというふうに思っていますので、40点からスタートさせていただきまして、任期中に最後、80ぐらいまで持って行ければと思いますので、全力を挙げて信頼の回復と町民の納得を高められるように頑張っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  冒頭で町長から新採職員の指導や爽やかな窓口に努めているというお話を伺いまして、そうですね、鉄は熱いうちに打てという言葉なんかもありますから、新採のときに役場職員はこうあるべきだということを徹底して指導しておく、そういうことをなさって、やはり一日も早く町民をはじめ町内外からも信頼される役場をつくっていただきたいということから、もしかしたら入野町長にしてみれば、豊田議員の言葉は気に入らないなというところが多々あったかもしれませんが、私たちが、私としてはです、一生懸命、町のイメージを回復するためにお願いした質問でございますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。過日出納室の方々から山口県の阿武町のようなことは市貝はないんだろうななんて話をしましたら、あんなことは絶対ありませんと力強いお言葉をいただきまして、安心もしております。そうした信頼される役場を一日も早くつくっていただきたいと思います。 今日は町長にたくさんお答えいただいてありがとうございます。 続きまして、プールのことについて再度質問させていただきますけれども、確かにコロナウイルス感染症の観点から、なかなか利用できなかったということが先程お聞かせいただきましたけれども、プールというのは水温が低くても、あるいは高くても駄目なんだそうです。水に、プールの中に入っていても水温が高いと熱中症が発生することがあるんだそうです。ですから、熱くても冷たくても利用できない。そういうこともあるんだそうです。 そんなことで、確かに先程教育長からお話しいただきましたように利用数は大変少なかったということです。私の調査ではある小学校では多い学年で5回、昨年度ね、それから、少ない学年はたった2回しかプールに入っていないというお話を伺いました。そんなことでそれから、あのプールに入る前のシャワー、あれは普通の水道水なんです。そうすると、体は温かいのですが、あの冷たい水をかぶる、これが恐怖らしいです。低学年、特にプールというか水泳が好きではない子供たちにとっては、それが恐怖、あれが嫌なんだと。私自身も、私の生まれ育った頃は川や池んぼで泳いでいた温かい、生ぬるい水で遊んでいました。それが、高校のプールでは冷たくて、あのシャワーが高校生にとってもシャワーは恐怖でした。 そんなこと、それからプールがあると、市貝町のどこにもありますけれども、係は管理が大変なんです。塩素を計ったり、水温を計ったりなんていうことで、そういうことで指導者なんかはどう考えているのでしょうかね。教育課程に入っていますからやめる、施設もありますからやめるわけにもいかないのでしょうけれども、そこらのことは教育委員会としてはどうお考えでしょうか。あるから使わなくてはならない、仕方なしに使っているのか、ありがたいと思って使っているのか。そこらのところはどうでしょうか。 ○議長(山川英男)  小森教育長、登壇。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの豊田議員のご質問についてお答えをいたします。 冷たいシャワーということで、確かに私も経験から体はほてっている中で冷たいシャワーに浴びるというのは、家庭の中で温かいシャワーを浴びている、そういうお子さんにとっては非常に抵抗はあるかなというふうに思います。ただ、衛生上シャワーを経て、そしてプールに入るということで、水泳のほうの指導のほうはしておりますので、体を少し慣らしていただきながらシャワーを浴びていただくとか、そういうことで対応できればなというふうに思っているところでございます。 また、昨年度につきましては、やはり水温だけではなくて気候といいますか、気温とそれからその日の天気の具合等によりまして、必ずしも毎日入れるということではありません。気温が35度を超えるような場合には、これは運動等についても熱中症の心配があるということで、基本的に運動は原則中止ということになっておりまして、そういうようなところ、それから逆に今度は雨が降っているような場合には、プールサイド等で滑ったりなんかする危険性も増えるということで、雨の日にも基本的にはプールは中止をしている学校が多いようでございます。 また、プールの安全管理につきましては、先程の答弁にも申し上げましたように残留塩素等の濃度を調べるということは基本的な安全管理をする上で非常に大切になってまいります。特にコロナ禍におきましては、1か所ではなくて4隅とかそういうところの全て基準を上回るような点検をするような形になってございます。それは、教員としてはこれは基本中の基本ということで、子供たちの安全・安心を確保しながら水泳指導を行うということで大原則というふうに私は考えてございますので、点検等については、指導以外にも必要な事項になってきますので、大変な業務の一つにはなってくるかなというふうには思いますけれども、これはやっていっていただかないと困る内容でございます。ということで、これからも指導してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  最後の一つですけれども、学習指導要領の中の小・中学校とも技能の系統表など、消化、どうせし切れませんよね、1回、2回ぐらい実施したのでは。そういうことで、文科省の職員の机上の計画に過ぎないと思います。それで、そういうこと、それから水道代や循環器の修理、漏水の修理なんかを考えると、もう漏水があったときには修理なんかはしないで、金はかけないでバスで他市町のプールを利用するのも一つの方法かと思いますので、そのことについてお聞かせください。これで最後です。 ○議長(山川英男)  川上こども未来課長。 ◎こども未来課長(川上和幸)  では、ただいまのご質問に対してお答え申し上げたいと思います。 豊田議員のおっしゃりますようにプール運営につきましては消耗品、修繕等々を含めましてかなり膨大な費用がかかっております。小学校3校、大きな改修や工事がない場合で3校で約年間80万から100万程度、水道代、塩素、そういったものを含めてかかっております。改修等があった場合にはそこに何百万、ときには何千万単位で多くかかっております。中学校についてもプールが大きい関係がありまして、1校でやはり50万から80万ということで膨大な費用がかかっております。 幸い市貝では29年度に小学校においては大きな工事を実施しておりまして、今のところ大きな改修はない予定でありますが、先程申し上げましたように市貝町学校施設長寿命化計画において直近ですと市貝小のプールが3年後ぐらいにろ過装置等の更新等がありまして、やはりかなりな膨大な費用がかかってきます。確かにその際には豊田議員がおっしゃいますように他市町の民間のプールあるいはほかの小学校のプールです、そういったところへバスの利用での移動というのも考えながら今後考えていかなくてはならないのかなとは思っております。各小学校とももう、プールがかなり老朽化しておりますので、先程の市貝小の後に今後小貝小、赤羽小、ずっと大きな修繕が入ってきますので、そちら全体的に見ながらちょっと検討していければと思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  私の質問の全て終わりにしますけれども、市貝町は小規模で予算も少ないですから、プールのほうも有効に活用するということや、小さい町であればあるほど役場内もこじんまりとした明るい職場を入野町長にはぜひ、早急につくっていただくようにお願いをしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時とします。                         (午前11時58分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  若干時間早いんですが、全員おそろいですので再開いたします。                          (午後零時59分)----------------------------------- △荒井和一 ○議長(山川英男)  豊田功議員の質問が終わりましたので、次に、1番、荒井和一議員。登壇。          (1番 荒井和一 登壇) ◆1番(荒井和一)  皆さん、こんにちは。1番、荒井和一です。 今日は午後1番ですが、傍聴者の皆様には議会にお出かけくださいまして感謝申し上げます。 コロナ禍も3年を経過し、政府はウィズコロナのかじを切り、社会活動を元に戻そうとしております。まだ日常に戻るのに少し時間がかかると思いますが、緊張感を持って過ごしてまいりたいと考えております。 今回、議長のお許しを得ましたので、3項目にわたり一般質問をさせていただきます。執行部の皆様には簡潔なご答弁をお願いします。 それでは、1項目めから参りたいと思います。 1項目め、芝桜公園の運営と周辺整備についてでございます。 コロナ禍の中、3年続けて芝桜まつりが中止になりました。今年も芝桜がきれいに咲きほこり、公道もあり大勢の方が来場され、にぎわっておりました。芝桜も年々咲く時期が早まり、花の見られる期間も短くなっております。来年は芝桜まつりが開催され、多くの観客が来場されることを期待しております。 そこで伺います。 1点目、公園内の整備は数年前から行われ、植栽や見学通路、産業道など施設(舞台)、直売所整備がなされてきました。今後、ハード面における計画を伺います。 2点目、協議会への指定管理費の在り方について考えを伺います。 3点目、周辺整備について、今回国体が開催される水晶湖周辺、特に第2駐車場整備についてお伺いいたします。 以上3点、よろしくお願いします。 2項目め、みどりの食料システム戦略について伺います。 生産者の減少・高齢化、地域コミュニティの衰退など、農業の現状は厳しいものがあります。こうした状況から農水省は、みどりの戦略を策定しました。低リスク農薬への転換、総合的な病害虫の管理体制の確立、化学肥料の使用料削減、有機農業の面積拡大など、持続可能な食料システムの構築に向け、今後、政策手法にグリーン化を推進し、2050年までにCO2ゼロミッションの目標を立てております。そのため、各市町に理解を得、計画を遂行することをお願いしております。 そこで伺います。 1点目、町では本年度予算に有機農法産地づくり推進地オーガニックビレッジを取り組む計画とお聞きしました。その中身についてお伺いいたします。 2番目、認定農業者や新規就農者に対してのみどりの戦略の関わり合いについてお伺いいたします。 3項目め、重層的支援体制の整備についてお伺いいたします。 長引くコロナ禍の中、休業者や失業者が増加し、非正規労働者やひとり親世帯など社会的に立場の弱い人ほど影響を受けております。日々の食べ物に窮するなど、最低限の生活を営むのに苦労をしております。また、最近の物価高騰により固定費の増加などもあり、新型コロナウイルス感染拡大で減収した世帯に生活支援を貸し付ける緊急保護実施金20万円と総合貸付60万円の返済が迫り、夏以降自己破産などをする方が急増するのかと見られております。 昨年の暮れに社協が行いました食品配布によるフードバンクに400人の方が並びました。一時的な給付では支え切れない生活の困窮、自治体も支援体制を考えなければならないと感じております。 そこで伺います。 町では、他町に先駆けて令和4年度の重層的支援体制整備事業を実施します。そのことについてお伺いいたします。 2番目、ボランティア中心のフードバンクやこども食堂の支援などにどのような助成をするのか考えをお伺いいたします。 以上をもちまして総括質疑は終了させていただきます。 一問一答は再質問席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  荒井議員のご質問について、順を追ってお答えいたします。 第1点の芝桜公園の運営と周辺整備についてご説明申し上げます。 ご質問いただきました芝桜公園の運営につきましては、現在、芳那の水晶湖ふれあいの郷協議会に指定管理をお願いしておりますので、事業報告及び事業計画等に基づき答弁させていただくことをご了承賜りたいと思います。 まず、1つ目の今後のハード面の整備につきましては、芝桜公園活性化整備計画に基づき、平成30年度からの2か年で植栽計画、作業及び見学通路の整備を行い、令和2年度からの2か年でイベントステージの新築、直売所の増築を行いました。その財源につきましては辺地対策事業債を活用し、総額約1億5,400万円を投入し、一定の整備は完了したと考えております。 今後の大きなハード面の整備につきましては、特段の計画はございませんが、引き続き地元協議会と調整しながら公園の将来の在り方について協議してまいりたいと考えています。 2つ目の指定管理費の在り方については、芝桜の土壌改良を含めた除草作業や肥料散布、植栽作業の人件費、資材費の合計額である1,800万円が公園の維持管理に係る経費で、こちらを指定管理料の基本枠としております。今年度の当初予算額につきましては、芝桜まつりを開催した収入を見込んで算出させていただきました。 芝桜まつりを開催した場合のガードマン委託料などの経費を引いた入園料金等の利益を800万円とし、差し引き1,000万円を指定管理料と算出させていただきました。 3つ目の第2駐車場整備についてでございますが、公園を計画した当初は、現在の第2駐車場をフラワーガーデンや農園として整備する計画がございました。しかしながら、芝桜まつり期間中の駐車場不足への対応に加え、時間の経過に伴うフラワーガーデン整備の必要性の変化等によって、当初計画を凍結し、現状のとおり第2駐車場として利用しているところでもあり、計画変更を栃木県と協議している段階でございます。 現時点では、開発基準にのっとり来年度中に第2駐車場内に雨水調整池を整備するほかは、現在の利用形態を変更する予定は当面ございません。本年9月の国民体育祭開催の際にも、現状のままで選手及び来場者等の駐車場として利用する予定でございます。 続きまして、第2点のみどりの食料システム戦略についてご説明いたします。 まず、1つ目の有機農業産地づくりの計画でございますが、農林水産省ではみどりの食料システム戦略を策定し、2050年までに耕地面積に占める有機農業の割合を25%に拡大することを目指しております。 当町では、この戦略に基づく交付金みどりの食料システム戦略推進交付金メニューの一つ、有機農業産地づくり推進に取り組んでまいります。本事業で実施可能な事業は大きく分けると2つありまして、1つ目が有機農業実計画の策定、2つ目が有機農業実施計画の実現に向けた取組の実践でございます。令和4年度におきましては、1つ目の有機農業実施計画の策定に取り組んでまいります。 具体的には、農業者、消費者、事業者、専門家を招いて検討会を開催し、有機農業の作業の効率化や有機農産物の学校給食への導入、さらには有機農業の新規就農者の確保、定着などについて、生産・流通・消費におけるそれぞれの課題を洗い出し、必要な措置を検討してまいります。並行して、検討した措置の実現性や課題を検証するための試行的な取組を実行に移してまいりたいと考えています。 続きまして、2つ目の認定農業者や新規就農者の位置づけについてご説明いたします。 みどりの食料システム戦略に掲げられた耕地面積に占める有機農業の割合を25%に拡大するという目標は、観光農業者、これは従来といいますか、ここ数十年しかやっていませんけれども、戦後農業の展開の中で機械化や化学剤を多く使った現代版の農業に従事している方々の有機農業への変更なしに達成できるものではありません。そのため、計画を策定する検討会には、いわゆる今の農業、人類の農業の歴史の中で本当にわずか数十年の農業ですけれども、現在の観光農業を営む認定農業者の方にもご出席いただくことを検討しているところでございます。 一方で、有機農業の面積の拡大には、有機農業を営む新規就農者の確保が必要です。そのため、令和3年度より運用開始しました地域おこし協力隊の制度を活用した農業研修制度、見習いファーマーを活用し、有機農業を営む新規就農者の確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、第3点の重層的支援体制の整備と食の支援についてお答えいたします。 1つ目の令和4年度の重層的支援体制整備事業の実施についてでございますが、国では、地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、市町村において属性を問わない相談支援・参加支援・地域づくりに向けた支援を一体的に実施する重層的支援体制整備事業が創設されまして、令和3年4月1日から施行されたところです。 町では、これに伴い令和3年度より重層的支援体制整備事業に向けた移行準備事業として取り組んでまいりました。ご質問いただきました令和4年度の重層的支援体制整備事業の実施につきましても、現在事業を進めているところです。 内容につきましては、包括的相談支援事業、地域づくり事業、参加支援事業、アウトリーチ等を通じた継続的支援事業、多機関協働事業の5つの事業で構成されておりまして、相談支援包括化推進員が中心となり、支援を必要とする世界全体の様々な情報を分野横断的に共有し、包括的な支援を協議する重層的支援会議の運営、多機関協働によるチーム支援を行っていくこととなっています。 具体的には8050問題やダブルケア、社会的孤立などの複雑化・複合化している地域生活課題を抱える地域住民に対しまして、制度や分野を超えた関係機関と地域住民等との連携・協働による包括的支援の体制整備と支え合いの地域づくりを推進してまいりたいと考えています。 続いて、2つ目のボランティア中心のフードバンクやこども食堂の支援及び助成の現状と今後の計画についての考えでございますが、町では社会福祉協議会を中心にフードバンク事業を展開し、こども食堂の支援及び助成につきましては多世代交流と地域の居場所づくり補助金を活用して、地域の居場所や交流の機会提供を目的としたサロン活動及びこども食堂等の事業を行っています。 これまではコロナ禍の制限がございましたが、緩和の動きもあることから、今後につきましては定期的な支援や助成を引き続き実施してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  それでは、3項目にわたり再質問をさせていただきます。 最初に、担当所管である企画課のほうからよろしくお願いいたします。 芝桜公園、先ほど町長がおっしゃったとおり、大体の整備は終了しましたという協議会のほうの考え方もそのようなことで一致しております。協議会としましてはこれからどのような方向性を持っておられるのかということをお聞きしましたが、そこでは、やっぱりもうこれからは交流センター施設などのメンテナンスのほうに力を入れていただきたいなという考えだそうです。公園内の側溝などが壊れたり、いろんな細かいところの整備が必要じゃないかなというお考えなので、その点について、まず企画課長にお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 まず、交流センター等の建物は平成16年か18年の頃に建設されたものだと思っております。当然のそうしたことで老朽化ということが出てくるかなと。改修の必要もあると思います。 ちょっと資料を持ち合わせがなくて申し訳ございませんですが、協議会での協定書の中で、修繕費20万円以内は協議会が修理をする、それ以上のものについては町の修繕とする等々の協定を結んでいると思いますので、金額によって町の修繕するもの、協議会が修繕するものというふうになってくるものと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  ありがとうございました。 2番目に指定管理費について再質問させていただきます。 先ほど施設管理費も少額なやつは指定管理の中というお話もありました。そういう考え方も協議会でもあるやに伺っております。この指定管理費、先ほど町長おっしゃったとおり2,800万ぐらいはかかるというお話も聞いております。その金額については町長も本当にご承知くださいまして、ありがとうございますということです。1,800万の中で、先ほどもお話しあったやに思いますが、イベントの収益で何とか毎年、指定管理1,000万円の予算をつけておりますが、そこに近づけるようなことをしてもらいたいという町の考え方じゃないかなと、先ほどの答弁で私は思っております。 なかなかこのイベントをやるに当たっても、かなりの経費がかかるということで、イベント自体が、先ほど一番最初に私の質問からもありましたとおり、最近の温暖化で期間が短くなっちゃっているというお話もありますので、その点についてお伺いいたします。期間をどうするか。1,800万の経費を圧縮するためにも、そういう収入を得るための指定管理費用を圧縮するために必要じゃないかなと考えております。 また、指定管理費の中には固定費、消費税なども入り、大半は公園内の草むしりなどの整備、そういうものに充てているというお話です。その経費を圧縮するためにどのようにまつりの経費を入れるかということについて、何かお考えがありましたら企画課長に答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ご質問に対してお答えさせていただきます。 今年、令和4年の芝桜まつりにつきましては、例年どおり4月の2週目、4月9日からゴールデンウィークの5月5日までとしたところでございます。しかしながら、この暖冬等によりまして満開が20日頃、そして料金徴収したのは、実は4月30日まででした。ということで、これはまつり期間中に会長さん等々にもお話しさせてもらいましたが、開園の時期を早くするということで、来年は4月1日あたりから開園してはどうかという提案もされているところです。 しかしながら、暖冬で早く散ってしまうということを考えると、ゴールデンウィークを待たずに4月いっぱいということで、4月1日から4月30日ぐらいでどうかなということで話はしたところでございます。 そして結局、芝桜公園につきまして費用がかかっているということなもんですから、それに伴いまして、駐車料金での増収を図っていただくことしかないと思っています。なもんですから、今までは来る車両1台500円というものを、今年から1人300円にしたというところです。 昨年もまつりやっていませんけれども、昨年は台数でやったところ、727万円の料金収入、今年につきましては人数でやったところ1,370万ぐらいということで、かなりの増収となったところとは感じております。 結局、この料金も、とある県南のほうの公園なんかを見ますと、満開近い頃は料金が高かかったりしているんですね。そうしたことですから、最初は300円なら300円で取らせてもらって、開花具合によって料金を上げていくとか、そういうふうにして増収も図ったらどうかなということで、それも会長さんとは話してございます。 そうしたことで、駐車料金の増収を目指して利益をいっぱい生んでもらって、かつ会員さんの所得向上ではないんですけれども、年間を通じて草刈り等々もありまして、県の最低賃金等々で支払っているということを聞いていますので、真夏の暑い中、そうした作業をした場合には、ぜひ、最低賃金じゃなくて、もう少し割増しして所得向上にも寄与しながら、上手に利益を出してもらって、指定管理料も少し減らしてもらえるようにご依頼はしたところでございます。 その中で協議会の会長さんも、そういう増収については前向きですので、来年も若干の料金変更等々もあるのかもしれないというふうな感じではおります。 以上です。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  今の答弁で、協議会と企画の係の方のお話の内容などが一致しているというように私も感じておりますので、そのようにやっていただいて、なるべく指定管理費用を減らして、そこで働く協議会の皆様もある程度の収入を得るということが一番、芝桜公園内の指定管理を皆さんが納得していただけるような形になるのかなと、今お聞きしまして私もそのとおりだと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 3点目なんですけれども、先ほどもお話の中で、4月初めから5月最初の頃、1か月ぐらいなんですけれども、結局、芝桜公園自体はその1か月間が主要期間みたいな感じもしております。管理は1年やっているんですけれども。 それで、3点目の第2駐車場、大きな面積があり、年間の利用は少なめです。町有地なので活用してはいかがだというお話なんですけれども、先ほど町長がフラワー、それは前に県に出した計画だとは思いますが、今になってみると、やっぱり今どきに合ったようなもの、あの広い施設に対して、グランピング施設にするとか、中にはトレーラーハウスを置いてキャンプをしていただくとか、あの広大な敷地において推奨交付金の散歩コース、野外舞台、じゃぶじゃぶ池、またフェンスに囲まれている散歩道路もあります。そういう施設がありながら、なかなか活用していないのももったいないんじゃないかなという、これは私だけの意見ではなくて、やはり近隣のお住みになっている方もあそこを散歩しながら、そういうお話もしております。 結局は、時代が変わればやり方も変わるという方向性も必要ではないかなと思っております。上質なアウトリゾートを目指してお客を呼ぶ、そして芝桜公園内の交流センターには飲食店もありますので、1か月ではもったいないので、今も土・日、平日もやっておりますが、お客さんが多少少なめですので、そこら辺をもうちょっと活性化したらどうかなと思っております。民間の経営者にお聞きしますと、やっぱり先見力を得て、その場所の魅力をもうちょっと上げていったほうがいいんじゃないかななんていうお話も聞いております。行政の企画力と財源も必要なので、その在り方についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 まず、ご質問の中でグランピング、トレーラーハウスというようなお話が出てきました。ちょっと記憶で申し上げますが、近隣市町でも道の駅やら、また森林的なリゾート地でグランピングなんかもはやっている規模で、私も1回視察させてもらいました。グランピングなんかは施設整備がかなり費用がかかるのではないかというところで、イメージ的には木質のウッドデッキのようなものを建てて、そこに丸型のドームやテント型のやつを造って、その中にベッドやソファーなんかを置いて、そして外でバーベキューなんかをやるようなところでグランピングなんていうのも、今非常におしゃれではやっているというのは重々承知しております。 そこで、そうした形で第2駐車場をどうするかというところなんですけれども、水道施設も引っ張ってきたり、そうしたグランピングのような常設的なものをするとなると、第2駐車場としての本来の機能も使えなくなってしまうということが考えられます。とすれば、お金をかけずにやるとするならば、オートキャンプ的な家族車1台で、その家族が持っているキャンプ用品やバーベキューセット等々で自由に来てもらって、食事等々して一晩過ごしてもらうというのも、区画だけつくってやればそういったものも可能なのかなと感じたところでございます。 特にあの場所というのは、八溝山系も眺めがきれいなところです。朝日を見たり、そして夕日、さらには、夜は何も遮るもののない星空を眺めるとするならば、そうしたキャンプ的な場所でもいいのかなということは何となく感じております。協議会のほうでやってもいいということになれば、そういったものも提案させていただきたいとは考えています。 ただし、先ほど言っているように、極力お金をかけない方向でそういうふうなことができればいいのかなと考えているところです。 あともう1点は、飲食店がちょっとお客が少なめということなんですけれども、これは今ふと思いついたところでもあるんですけれども、やはり県道から入り口、曲がり角がどうも通り過ぎやすいんではないかということは常々気になっております。ですから、一つのPRとすれば、そこの県道のところに大きな看板を設置するというのも一つの方法かなとは思いついたところではございます。そういったことで看板の設置なんかもいいのかとは感じました。 答えになっていないようですけれども、そんなことかなと感じているところです。 以上です。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  今、課長からいろいろ提案をいただきましたので、一歩前進して、第2駐車場を11か月も空き家というか、駐車場に使用しないのに何もないのはもったいないなという、そういう感じでおりますので、先ほどおっしゃった個別のキャンピング施設とか、あそこに来ていただければ、まだあそこの地域の活性化とともに、あの公園全体の利用価値も上がると思いますので、その点よろしくお願いいたします。 それでは、2番目のみどりの戦略についての再質問をさせていただきます。 1番目としましては、まずは農家の皆様の理解を得、生産・消費・加工・流通の一貫した取組についての支援について検討委員会などを発足させるようなお考えもあるようなので、その検討委員会はどのようなものになるのか、ちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  では、ただいまの質問につきましてお答えいたします。 今回の国庫補助金を使った事業に関しましては、有機圃場の団地化を図りまして、そこで生産した農産物につきましては学校給食へ提供したり、干芋を作るための、今年度は試験の試作なんですけれども、それとかあとは、地元のスーパーへの提供なども考えておりますので、こういった内容の検討をするための協議会のメンバーにつきましては、まずは消費者の方ですとか、町の病院組合、給食のほうに提供を考えているということで学校栄養士等々の幅広い分野の方に委員になってもらいたいと考えてございます。 それと、当町の現状ですと、有機農業に取り組んでいる方はごくごくわずかということで、観光農業に従事している方が圧倒的に多い状況でありますので、こういった方への理解促進が事業の成功につながると考えておりますので、町内の観光農業の大規模経営者ですとか、JA、それと関係機関の振興事務所等の参加も考えているところでございます。 さらには、議会のほうにも協議会への参加を要請したいと考えておりますので、その際にはどうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  再質問の2問目に入りたいと思います。 農・食・環境を全体として、地域としての面を広げる、これはどうすればいいのかというのが有機農業の振興と環境保全型農業の二正面作戦が有効なのではないかなというふうに私は考えております。これを実現した例としましては、わずか4年で学校給食の全量有機米使用を実現した千葉県の有名ないすみ市というところもあります。また、行政とJAがタッグを組みまして、これは有名な産地はそうですけれども、自然栽培の聖地プロジェクトで多くの新規就農者を招いている石川県羽咋市の事例があるそうです。 また、反面としましては、なかなか有機農法は難しいという面もありまして、稲作農家で、端的に言うと10へクタールの水田に対して2ヘクタールの水田に挑戦してみたところ、なかなか減収で難しい。野菜農家に至っては、なかなか1年性の野菜を作ると、これも病虫害でかなり苦しんでいます。葉物野菜を作ってもなかなか容易ではないので、年間何回も収獲できる野菜に取り組んでいるようなお話もあります。 この有機農法システムに関しましては、やはり2025年までに100の地域を宣言していただきたいというお考えが国にありますそうなので、市貝町としましては、このオーガニックビレッジ宣言をするのかどうなのかということもお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  では、ただいまの質問に対しましてお答えいたします。 面的な広がりということでございますが、現在、当町のほうで有機農業を行っている方が7名、それと、現在はまだ米だけなんですが、特栽農産物の生産者が7名ということで、人数もそうなんですが、栽培面積も非常に少ないのが現状でございます。 今回の事業の一つの目玉でございます学校給食への食材提供でありますけれども、こちらはある程度面積を確保しないと提供できないと思っておりますので、現在取り組んでいる方の規模拡大と、併せて新規就農者の確保を同時に並行して行っていきたいと考えております。 新規就農なんですが、新たに農業を始めるということで、農地ですとか農業用機械、あとは引っ越してくるような場合は住まい等が必要になってまいります。今、町とか県のほうでは、こういったいろんな問題を解決するような支援チーム、町と農協、農業委員会、それと県のほうでつくっておりますので、こういった支援チームできめの細かい支援を新規就農者に関しましては行っているところでございます。 それと、今現在取り組んでいる方につきましても、同じような支援のほうは図っているつもりですので、関係機関一同協力しまして、今回の有機農業の推進に取り組んでいきたいと考えております。 それと宣言でございますけれども、この宣言に関しましては、今回受けました交付金の採択の要件となっておりますので、予定しております計画が全て策定が完了した後に、公表につきましては国のホームページを活用して公表するそうなんですけれども、そちらのほうを活用しまして宣言のほうはしたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  これからの国の方針が急に決まったような感じもしますので、ばたばたというようなオーガニックビレッジ計画なんですけれども、推進するに当たってはちょっとご苦労も多いかとは思いますが、国としては年次ごとにちゃんと決められたことに関してはやってくださいというお話もありますので、よろしくお願いいたします。 時間を経過しましたので、最後に重層的体制の整備についてお伺いいたします。 まず、この事業に関してはほとんど社会福祉協議会の委託が多くなると思いますので、この会議の構成メンバーなどはどのようになっていくのか、第1点お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  小森健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小森末夫)  それでは、今の荒井議員のご質問にお答えしたいと思います。 確かに事業主体が社会福祉協議会という団体が中心で活動してまいることになります。当然、町と協議会と、それと関係する社会福祉事務所、県東健康福祉センター、それと障害児相談センター等々を含めまして、関係する機関が協力して事業の推進のほうを図っていきたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  2番目にフードバンクについてお伺いしたいと思います。 フードバンク、全国に各都道府県並びに大きい政令都市や、ここらで言えば宇都宮、足利、小山など大きな市がありまして、フードバンクを利用される方々に関して支援をしているということです。当町も、なかなか社会福祉協議会自体も人員が少ないので、フードバンクに関しても苦労していると思います。もう一度、行政のほうからのアプローチはどのようなものがあるかお伺いしたいと思います。 ○議長(山川英男)  小森健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小森末夫)  それでは、今の荒井議員の質問にお答えしたいと思います。 フードバンク事業につきましては、昨年、社会福祉協議会のほうで実施しておりまして、1人当たりお米のほうを5キロ配布したということで実施されたと。人数につきましては400人程度参加されたというか、来られたというふうに聞いております。 確かに社会福祉協議会のほうでは、それに続く事業というか、コロナの影響もありまして開催が難しいところもありましたので、連続してとか、続けてというのも難しいところはあるのかもしれませんが、本年度においても実施予定をしているようでございます。備品というか、米の貯蔵のための冷蔵庫というんですか、保管庫を社協の駐車場にあります倉庫に最近、納品したというか、設置をしたところでございます。町のほうとしましても、社協のほうと協力しながら、補助金等もし協力できるところはそういう形で協力していければというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(山川英男)  荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  時間がもう参りましたので、最後の質問とさせていただきます。 このフードバンクに関しまして農水省がフードバンク活動強化緊急対策事業というものを令和4年度から発足する模様だとお聞きしております。この事業に関しましては、農水省が民間事業に委託してやるそうなので、ぜひともこういう事業があるということを踏まえて、そこにお願いすることもあるんじゃないかなと思っておりますので、これは私からの要望なのでお答えは要りませんけれども、なるべくこういうものがあるんで、活用などはぜひお願いしたいと思います。 時間も来ましたので、私の一般質問は終わりにしますが、執行部の皆様にはご丁寧な、またかつ簡便なご答弁をいただきまして誠にありがとうございます。 それでは、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後2時10分とします。                          (午後1時55分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                          (午後2時09分)----------------------------------- △高徳義男 ○議長(山川英男)  荒井和一議員の質問が終わりましたので、次に11番、高徳義男議員。登壇。          (11番 高徳義男 登壇) ◆11番(高徳義男)  傍聴者の皆様には大変お忙しい中、議場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。 議長より発言の許可が出ましたので、通告書に沿って質問を行います。 道の駅振興の諸課題について総括質問をいたします。 本町の道の駅は、平成26年4月20日に県内22番目の道の駅としてオープンをしております。5年間JAに指定管理者として委託をし、その後、平成31年4月より第3セクターである株式会社サシバの里いちかいが管理運営をして8年目を迎えます。 令和3年度の全体売上量3億5,500万円で、昨年比で115.3%増の実績であります。また、農産物特売所を見ても、昨年比109.2%増の2億9,400万円と、第三セクター以降右肩上がりの傾向で推移しております。 また、令和4年3月には113.6%、4月においても103.9%の増加もあり、今後の運営次第では当町の道の駅もまだまだ伸びしろのある道の駅との期待と評価を得ております。 しかし、その反面、道の駅間の競争も激化を増して、これからの戦略も知恵と創意工夫をしっかりと高めることなどが求められてくると思います。そこで、これらのことを少しでも振興拡大し、解決すべき諸課題について、時間の都合もあり6項目について鑑み、質問をいたします。 まず、第1項目は、イベントの対策について伺います。 4月の8周年記念祭や5月の田植えまつり体験会、先日の5月28日に開催された初夏のサシバの里、野菜フェスタなど、1年を通しイベントの催しが計画されています。魅力ある道の駅と集客がイベントの趣旨となりますが、今後の見通しと対策を町はどのように考えているのか伺います。 次に、大型スーパー等の対策について伺います。 本年3月10日に道の駅の近くに大型スーパーがオープンをいたしました。地場野菜や加工品など競合が予想され、売上げも少なからず影響があるのではないかと思います。そこで町は、地元野菜や物産品等の差別化などの対応が当然必要になってくると思います。どのような対策を考えているのか伺います。 次に、3項目として、冬期間の生産物の対策について質問いたします。 12月から翌年の3月頃までの冬期間は、どうしても品薄な状況になり、仕入れ野菜等が多くなってしまいます。少しでもお客様のニーズに応えるために、会員である生産農家にパイプハウス等の設置補助や、最近のウクライナ情勢による原油等の燃料油の高騰など、あらゆるものが値上がりをしております。こうした状況を踏まえ、生産物が増加できるよう農家の支援が必要であると思います。それらについて、町はどのように考えているのか伺います。 次に、遊具類対策についてであります。 現在、道の駅さわやか広場アクセス通路整備事業を計画して事業者の利便性を高めようとしております。以前からドッグランの計画や滑り台、ブランコなどの整備の要望が数多く出ておりました。そこで、これらの声として、利用者へのアンケート調査を改めて取る必要があると思います。当面そのような計画があるのかないのか、考えを伺います。 次に、5項目めとして、ふれあいスペース対策について伺います。 町長は以前から、年間の客数が関東一を誇る群馬県川場村の川場田園プラザの道の駅を引き合いに出されております。当駅の建物は順次建て増しで建てられておりますが、大変なにぎわいを創出しております。 本町の道の駅にも、ふれあいスペースにレストラン構想の計画がありました。その後、計画の話が薄れてしまいましたが、夏は暑い、冬は寒いの施設では、お客様の満足度は高くなりません。利用度を高め、リピーターになってもらうためにも、きちんとした施設にする必要があるのではないかと思います。財政やテナントのことなど問題もあると思いますが、改めて町の考えを伺います。 最後に、東側駐車場の有効利用について質問をいたします。 現在、道の駅の東側に広い、いわゆるサブ駐車スペースがあります。年間を通しても全く利用されていない状態であり、周辺の草刈りや除草対策の管理を十分にされていない現状であります。 そこで有効利用の一つとして、入野後援会のほうからも、保健福祉センターの移転をしたらどうかという要望の声が多くあります。保健福祉センターは昭和60年3月に建築され築37年が経過して老朽化が進んでおります。出入り口も狭く、役場から遠いという不便な場所で、利便性を高める移転の声も多く聞かれております。移転には国や県の要件や条件があると思いますが、この際、シルバー人材センターの事務室等も加え、新築移転の計画はあるのか、町の考えを伺います。 以上6項目を伺いまして総括質問といたします。 再質問は、質問席にて一問一答方式で伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  高徳議員のご質問について順を追ってお答えいたします。 ご質問いただきました道の駅の運営につきましては、現在、株式会社サシバの里いちかいに指定管理をお願いしておりますので、町に提出された事業計画に基づきまして答弁させていただきますので、ご了解いただきたいと思います。 まず、1つ目のイベント対策につきましては、昨日ご報告させていただきました経営状況説明書のとおりでございますが、参加型の農業体験や地元産野菜、健康を重視した野菜フェスタ、好評を得ておりますかかし祭りを計画しているようでございます。 過日、5月14日には道の駅南側の圃場で田植え体験を開催し、宇都宮市などから6家族、約20名のご参加をいただき、都市と農村の交流を図ったところでございます。 今後につきましても、コンサートのような単にお客様を集めるだけでなく、サシバの里づくりの一環として生産者と消費者の交流、ひいては農村と都会の人々が協働することによって、汗と涙を流しながらお互いを理解し合い、人口減少する地域農村の持続可能な社会の発展のために協力し合えるようなイベントを取り組んでまいりたいと思っています。 例えば、農地歴に従いまして、田植え、田の草取り、生き物とのふれあい、稲の開花の観察会、トンボやバッタ等との遊び、稲刈り・収穫祭、どんど焼きなど参加型体験農業の提供を運営会社に提案してまいりたいと思っています。 2つ目の大型スーパー等の対策についてでございますが、運営会社に確認したところ、現在、大幅な売上減少などの大きな影響は受けていないとのことですが、危機感を持って出荷者、生産者との連携の強化をさらに図りながら、安全で新鮮、良質な農産物を提供していただけるようお願いする方針です。こうすることによって、量販店との差別化を図り、道の駅としては地域に根差したおらが道の駅ということで、地域に愛され、都会の生活者にも頼りにされる道の駅となり、違った形での競争のほうに転換していきたいというふうに思っています。 続いて、3つ目の冬期の生産物対策についてお答えいたします。 指定管理は2社目でございますが、1社目の際にも、また指定管理の前においても、冬期の生産物の品ぞろえに大変苦労した経験がございます。そのような経験を踏まえまして、パイプハウス等の補助をし、農産物直売所の野菜不足を補うための方策として、令和3年6月に市貝町道の駅農産物安定供給対策事業費補助金を創設し、パイプハウスの造成とともに出荷物を冬期に出していただくということを推進したところでございます。これまでにも推進していたところでございますが、この令和3年6月の補助金では50万円を限度に農業用ハウスの新設に要する資材費等の購入経費の2分の1を助成するものでございます。今回のものはですね、これ前からやっていましたので。 令和3年度におきましては、本事業を活用し、3つの経営体が道の駅で販売する農産物の生産拡大に取り組んでもらっているところでございます。 今後も、本事業を活用し、野菜が不足する冬季時の農産物直売所の品ぞろえの確保に努めていただき、ひいては地域振興、農業所得の向上に結びつけていただきたいと思っています。 このためには、申し上げるまでもなく、生産計画、出荷計画をしっかり策定していただきまして、需要に沿った取組、品ぞろえを図っていただけるように改めて要請していきたいというふうに思っています。 燃料油高騰支援対策につきましては、昨日可決いただきましたが、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用し地元農家応援金を予算化したところでございます。また、燃料油のほか肥料や飼料等も同様に高騰している状況にありますので、農産物の安定供給及び農家所得の向上を図るため、国や県の補助金の活用なども含めまして必要な対策を講じてまいりたいと考えています。 4つ目の遊具類対策につきましては、昨年度、役場さわやか広場に大型遊具を整備させていただいたところです。今年度は、そのさわやか広場と道の駅との間に回遊性を持たせるため、道の駅裏庭からさわやか広場へと至る通路の整備を予定してございます。 道の駅の遊具広場は面積的に狭く、再整備は難しいと感じますので、長時間利用する場合にはさわやか広場をご利用いただけるようご案内申し上げたいと思います。そのためには、看板等の設置なども考えてまいりたいと思っています。 5つ目のふれあいスペース対策、農村レストラン構想につきましては、第三セクター設立準備検討委員会において当初、現在のふれあいスペースの場所に農村レストランと既存の飲食テナントを含めた一体的な建物にすることが望ましいとされておりましたが、現在のところレストランの建設は見送っている状況でございます。 理由といたしましては、道の駅の飲食テナントと町内の飲食店との共存を図るため、また建設費用につきましては国庫補助金を活用しながらの建設となろうかと存じますが、その費用の裏負担部分を町の一般財源を持ち出さなければならないことを考えれば、まだまだ道路や福祉教育、学校とか、多田羅の大橋・篭堰線なども残っておりまして、そういう部分で財政出動が考えられますので、レストラン建設は当面の間見送りたいと考えています。 6つ目の東側駐車場の活用についてでございますが、近隣には広大な駐車場がなく、特に昼食時間帯などには大型トラックなどの車両が数多く駐車され、本来の道の駅休憩機能にも役立っていることは事実でございます。さらに、大規模災害時には仮設住宅用地として指定している状況でもございます。この駐車場につきましては社会資本整備交付金という国庫補助事業を活用し整備しておりますので、整備後10年間は法令により目的外使用ができないことから、引き続き駐車場として利用していくことが前提となっています。 しかしながら、ハード面、農村レストランや、この駐車場のお客様並びに町民のニーズにお応えして、この駐車場の高度利用を図っていくことについての要望等がございますので、そういう町の多額の財政出動を伴い、そして大きくその施設の機能を変更することについては、先ほど小沢議員から質問もございまして、その際にお答えしましたとおり、町内戦略会議などで練っていきたいと思っています。 このような大きな事業や新たな追加構想などについては、荒井議員からも芝桜公園の第2駐車場の跡地利用といいますか、変更利用について、先ほど金田企画振興課長からすばらしい提案もありましたが、あそこにトレーラーが来て星を見るとか、あの地元協議会に全体公園の管理をしてもらうと、町の職員が考案したそういうアイデアなどについても、課長などとこれらの問題についても真剣に議論していきたいというふうに思っております。結果については、後ほどお伝えしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  答弁、ありがとうございました。 通告に沿って再質問をいたします。 まず、1点目のイベントのほうから。 マルシェは年4回、野菜フェスタは年2回、かかし祭りは継続だと1年を通してイベントを催しておりますけれども、今後は観光協会や出荷組合とタイアップしながら集客する必要があるんではないかと思っておるんですが、そういった対応・対策をどのように企画振興課のほうでは計画しているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対しお答えさせていただきます。 まず、基本的に観光協会が町おこしセンターに入っているということから、道の駅で行うイベントにつきましては各媒体、観光協会ではホームページやSNS等々でその都度周知していただいているところでございます。また、出荷組合関係につきましては、野菜フェスタ等々で、個別にはなりますけれども店頭で商品の販売等も実施していただいている状況ですので、こうしたことは引き続き協力し合いながら実施していければと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  町長の答弁では参加型で道の駅をやるんだということなんですが、それにはいろんな団体、もちろん出荷組合とか、あとはうちのほうにもあります営農組合、そういった人にも協力してもらう。家族で収穫祭、いろんなものをするんだというような町長の答弁なんですが、こういうものを催すための周知をしっかりとする必要があるんではないかというふうに思いますので、課長のお考え、説明、答弁、よろしく願いします。 ◎町長(入野正明)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  ただいま企画振興課長からも説明があったかと思うんですが、餅は餅屋で、道の駅の支配人とか直売所の所長がPRするといっても、もともとその分野にはたけているわけではありませんので、町観光協会が同じ寝ぐらに入っていますので、そういう餅は餅屋で自分の専門性を生かしてPRは役割分担してやっていただけるように、町としては、今の状態は高徳議員がおっしゃるとおり分離といいますか、壁があるような、お互いに役割が浸透しないような形で遠慮してやっていますので、町のほうで背中を押してやって、そういうPRなどについては町観光協会のほうで受けてくれないのかどうかということで、町のほうでちょっと背中を押していきたいというふうに思っていますので、そんな考えをしています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。
    ◆11番(高徳義男)  一通り再質問していきますから、次に、スーパーとの対抗対策について。 今町長からも答弁があって、大幅な影響は今ないと。確かに数値的に、私も総括で見るとおり、パーセンテージも100超えていますので、そういう影響はないのかなと、こんなふうに思います。私も生産者の一人としてそんなふうに捉えているんですが、やはり量販店(スーパー)と対抗していくには、生産者、出荷者には加工施設を利用したもの等、いろんな特別に自分で生産したもの、差別化というか、そういったものをするために特別のシールをつけた生産物に付加価値をつけて、買った人にもポイントがあるように、生産者のほうにも何かしらのポイントみたいなものを付与して差別化を図ることも必要じゃないのかなと、こんなふうに捉えるんですが、そこら辺の考え方は担当のほうではあるのかないのか、ちょっとまた、これは課長のほうにお答えお願いしたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 確かに前の直売所の指定管理者さんのときには表彰制度というのがあったような気がします。年間を通じた出荷日数とか、あと品種、種類を多く出してくれた人なんかには、そういった表彰をしてもらっていたというような記憶はございます。それが株式会社になってからはそういったことがなくなっているというのは実際のところではございます。 そういったことで、生産者にも出荷に対する喜びというのは、そういった何らかのものでお応えすればよろしいのかとか、あとは、逆に言うとちょっと販売価格も安過ぎるのではないかというのは少し気にしているところはあります。なので、そういったことで安くて新鮮でおいしくてではなくて、これはその所得で反映されるようなあれで生産者の所得向上というのも一つの方向で考えられますので、そういったことを管理者のほうには提案していければとは思いました。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  やっぱり差別化して、どうしても量販店と対抗していくという方には何がしかのポイントを設ける必要があるのかなと、こんなふうに考えております。ただ、余り価格を低く設定したんでは、やはりスーパーとの兼ね合いもあって、安けりゃいいというもんでもないし、また高いなというイメージを植えつけては、市貝町の道の駅は何か物がみんな高いんだというような、そんなふうなことでも困る、こういうふうな感じも見受けられますので、今後、そういった点ではよく検討していただきたいと思います。 次に、冬場の対策です。 今総括で言いましたように、どうしても冬場は品物が非常に少なくて、売り切れている、野菜不足というふうに考えております。それには、今、町長も安定対策事業、パイプハウス等の事業で取り組んでいるんだというような説明でございますけれども、この対策事業、令和3年度ではあるんですが、今後そういうパイプハウスの補助は令和4年度もずっと計画しているのか、これは農林課長にお尋ねします。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  では、ただいまの質問に対しましてお答えいたします。 道の駅の冬場の農産物の確保を図ることを目的といたしまして、昨年度からハウスの補助を実施してございます。補助対象事業につきましては、当然、新設するハウスへの補助、それと、多分、以前はなかったかと思うんですが、長寿命化を図るための補助ということで、ビニールは対象外なんですが、パイプの部分の交換につきましても補助対象としております。それと冬場の農作物の確保という目的がありますので、ハウスにつける暖房器具につきましても補助対象ということでございます。上限が50万円で、2分の1補助という内容でございます。 こちらは昨年度新設しまして、そのときの附則要件といたしましては、令和6年3月いっぱいというようなことで区切ってはございますけれども、今後の状況を見て、また延長等につきまして検討はしていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  町長の答弁で、今回補正予算で認定農家さん、そして法人等には支援を講じている、確かにありがたい話でございますけれども、本来、道の駅直売所に出荷している生産者への対策、これも冬場の野菜の品薄を解消するためにもそういう支援も必要なのかなと、こんなふうに思います。上限50万円という金額も今ありましたが、そういう意味で、本来の出荷している生産者の対策、これはどのように捉えているのか、考えているのか。そこら辺答弁お願いします。 ○議長(山川英男)  平野農林課長。 ◎農林課長(平野修身)  それでは、お答えいたします。 農業者への支援ということでよろしいですか。 まず、最近の物価高騰関係につきましては、今回の補正で地元の応援金第2弾、第1弾は3月の補正を活用して行っております。また多分、今後、県のほうでも現在、県議会のほうで予算審議がなされておるようでございます。その中で幾つかの農業支援策も検討されておるようですので、今後報道されると思います。 それと、併せて国のほうでも幾つかの支援策、原油高騰に絡んだ対策等もありますので、そういった県とか国の支援策もうまく活用しながら、当町の農業が衰退しないような取組を町としても考えて、振興策を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  3年度の、これは直売所に限ってちょっと言いますと、やはり2月は非常に品物がない、こんなふうにデータを見ると思います。そういった中で、町長の答弁の中に生産計画といったものをしっかりと出してもらいたいと思っているんですが、そこら辺の指導をどういうふうに捉えているのか。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えいたします。 これもちょっと記憶で申し訳ないんですけれども、年間の出荷計画を出させてもらうと、本来であれば、例えば同じ野菜を作る時期というと大体皆さん同じであって、本当はそれを全部チェックして一覧表にして、1週間でも10日でも先送りするとか、前もって作付してもらうとか、そういうふうにして少しでもずらせば、少しでも長く同じ品種は出せると思うんですね。今は多分、ただ単に出荷計画を出してもらっているだけで、そこまでの分析は実施していないところが実情だと思っています。 したがいまして、常時野菜を置いておくためには、そういった調整をして、ご理解いただければ、その作付の時期を早める、遅めるということで商品を長く出していけるようになるのかなとは感じておりますので、その辺は会社のほうと相談させていただきたいと存じます。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  遊具類のことでちょっと質問をいたします。 今、町長の答弁だと、現状の遊具類で大丈夫だというふうな話なんですが、やはり子供さんが来るということは親も一緒に来るんですね。そういったもので、遊具類の設置というのは集客するためにも非常に目的があります。そういう意味で遊具類も大変貴重な道具なんですけれども、見ると、本当にささやかな感じでの遊具類なんで、これでお客様はどうしているのかなとは思うんですけれども、今、さわやか広場への遊具類の設置はこれ以上しないというような話なんですけれども、そういう意味を含めて利用している公園ぐらいは私は必要かなと思って、アンケート調査というような形でしたんですが、これは1回ぐらい、さわやか広場の大型の遊具を利用してくださいというふうなことでも、ある程度分かれば、PRというようなことでどういうふうに考えているか、ここら辺のところちょっと企画課長のほうにお願いします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 結論から申し上げさせてもらうと、さわやか広場は道の駅の遊具は現状維持でよろしいのかなということで考えております。町長答弁のとおり、道の駅と役場、さわやか広場をつなぐ通路を造って、なおかつ看板で案内、そういったことによって道の駅から役場の遊具はこっちですよ、役場のさわやか広場の遊具から道の駅はこっちですよということで看板等々を設けていって、それぞれ車を止めたところであっても散歩しながら、それぞれの場所で遊んでもらって、買物をしてもらうと。しかも、さわやか広場も散歩できますので、そういったことも含めて一体感を持たせたような遊び場所というふうになってくれればいいのかなというふうに感じております。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  ぜひともそういう意向調査ぐらいしていただきます。これは要望です。 次に、ふれあいスペース対策について。 これ町長のほうに考えをお尋ねしますが、先ほどの答弁で、財源の持出しも非常にあるんで当面は見送るというような話なんですが、食べ物というか、それは器で買わせるという、こういう昔のことわざみたいなものがあるんですね。やっぱりお客様もきちっとした施設を利用したほうが、食べている人でも気持ちいいと思いますよね。現在のテナントをしている方への要望や希望を聞いて、そして理解をしていただいて、新たな方向へ進むべきと思いますが、予算など財政的な問題もあると思いますが、改めてこの見通し、これは町長にお尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  当初の計画では、私の前任者の計画では、フルセットで道の駅を設置するということでございました。両側に道の駅がある中で、市貝町が道の駅をつくることのリスクは非常に高かったわけですが、そういうことで私のほうは一つずつ段階的に、先ほどの川場村方式というんですが、川場村も段階的にそういう施設を増やしていったんですね。今のビールから焼肉からブルーベリー畑まであるということで、あれはニーズとお客様の入り込み数を見て、段階的に信州大学の教授を入れて、毎週のようにやっていたというんですが、1回自己倒産しちゃって、もうやめるということだったんですが、そういうことで成功した。 それの分析の仕方や、お客様を見て全部そろえたからお客さんが来たんだと。私どもとか高徳議員は一緒に何回もあそこ視察に参りまして、2つの分析でいいんだなと思って、段階的にやっていってお客さんを増やしたのか、あるいは一気にあるものをつくったら、池をつくってビールを飲めるようにして、自家パンまでつくったら一気に増えたのかとか、いろんな分析ありますけれども、当町の場合、先ほども申し上げましたとおり、議員の先生方のご要望に全部お答えしたいというふうに思っていて、いろんな予算をちりばめています。道路も大分直ってきたし、今度は町道の細い、狭いところに入っていきますけれども、さらに下水道も市塙の町の中までばっと入れていきたいと思っていますので、小学校とか、学校はじめいろんなインフラもありまして、様々な分野にお金が入っていますので、補助金は農水省のほうで、市貝町さんということで取っていただいていますけれども、当面、経過的にも検討委員もやらせていただきまして、あそこは除いたままでやるんですが、お客さんの入りが少ないということで、ふれあいスペースをやりまして、農村レストランができたら、あれは廃止ですねというのが、あのときの皆さんの声だったというふうに思っています。議事録にも載っているかとは思うんですが。 そういう中で、調整も必要になってくると思うんですが、加工場に入った1社が月数百万も売上げていますけれども、そういう中で農村レストランをつくるということについての合意形成といいますか、しっかりと積んでいかなくちゃならないと思うんですが、民営化検討委員会で中村教授のときに宇大の教授がもう一人入っていましたが、そのレストランの話になっちゃいまして、そうすると農村レストランをつくるとすれば有機野菜で、大分県のすごい農村レストランだけで7億円売り上げたところ、私見てきたんですが、田舎の山は宝の山といって、有機野菜とかそういうものをやっていました。 そういうもので差別化も図りながら、周辺にある飲食店にも影響がないようにやっていきたいというふうに思っていますので、そのためには、平野君がこれから大変ですけれども、有機農業の面積を拡大しながら、しっかりそういうものをここで使えるようにやっていきたいというふうに思っています。 そうすると、もう少し準備期間が必要ですので、農村レストランについてはもう少し検討期間を置かせていただいて、道の駅のテナントの方々との協議や、また町の財政担当の農林とか企画との職員とも協議しなくちゃならないので、もう少しお時間いただきたいと思います。 将来的には、農村レストランはつくっていくものだというふうに思っています。直売、加工、そしてレストランです。そういう流れですので、そうすると売上げは数千万上がってきて、いよいよ4億円突破の5億円近い売上高に迫るんじゃないかと思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  確かにない袖は振れません。ただ、そう言っても、やっぱり必要なものは本当に必要になってきます。町長は農村レストランという言葉を出しましたけれども、別に農村レストランじゃなくても、私はいいのかなと。そういうきちっとしたある程度施設の整ったところで提供してやったほうがいいのかなと、こんなふうに捉えたもんですから、そこら辺のところ、基本計画に沿って財政措置をして、だめなら少しでもいいから積み立てていくとか、そういったものの方向性を少し言っていただければと、こんなふうに思います。これは要望になっちゃいますが、ひとつよろしくお願いいたします。 時間も迫ってきましたので、最後に、東側の駐車場の有効利用のことで再質問をいたします。 これは土地改良整備事業によって、あれからもう10年になりますかね、地元の受益者の負担軽減のために取得した土地で、およそ8万平米ぐらいあるのかな、そんなふうな感じと捉えていたんですが、西側にもその駐車場、ちょっと利用しない土地があります。東側にも非常にある。その中で、いわゆるこのサブ駐車場という第2駐車場、大体どのぐらいの面積があるのか分かれば、ちょっと課長、教えていただきたい。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 東側ですね、細長いところ、計画上はイベント広場兼駐車場という目的になっております。合計しまして1万2,800平方メートル、1町2反8畝です。 現地を想像していただきますと、周回が緑地帯になっていると思います。緑地帯が6,600平方メートル、砂利になっている駐車場の部分が6,200平方メートルということで数字上なっております。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  ありがとうございました。 そういう課長からの答弁、非常に土地がある。本来の質問は、保健福祉センターが移転したほうがいいんじゃないか、こんなふうな声も多くあったんで、私は今回質問に取り上げたんですが、町長答弁で、非常に制約があってなかなか難しいというふうな話なんですね。だけど、新しい役場周辺にJAはが野さんも来ている、いろんな施設の中で、役場周辺に随分そろってきます。そういう意味で、将来は、この福祉センターも何がしか方策を考えていかないとだめなのではないかなと、こんなように思うんですが。 最後に、箱物的な形の捉え方になっちゃうんですが、ここら辺は長期見通しとして、町長に改めて考えをお伺いをいたしまして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  先ほどの農村レストランは大分県大山町でした。私と副町長で見に、1日で、飛行機で行ってすぐ帰ってきました。すばらしいところでした。 それで、先ほどもこれ答弁差し上げましたが、駐車場と今の健康福祉センターも実はまちづくり交付金が出ていまして、そういうところで10年間の移動はなかなか。でも、国交省に行って首長が事後の責任は全部とりますと言えばやってくれるという、そういうふうに私は可能性はあるというふうに見ていますが、そういう一方で、豊田議員からも健康福祉センターのアクセス道路も非常にアクセスが危ないということで、農家のあちらを利用されている方のそういう話を私も受けていました。 そして、地域包括ケアシステムとか、先ほどの荒井議員からの重層的支援事業の話がありましたが、そういうものを含めると、今の手狭でございますから、学童保育も含めて、やるんだったら砂利の6,000平米あるようなところに持っていくんだろうと思いますが、残念ながら、私の在任期間中はできないと思いますので、次期の方に申し送りして、さっき言った農村レストランと健康福祉センターをしっかりとやっていただければなというふうに思っているところもあります。 いずれにしろそういうことで、統合した多機能な施設をつくるほうが町としてはいいのではないかというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  要望的な話になっちゃいますが、ぜひとも町民のニーズに応えるために、しっかりそこら辺のところを考えていただいて、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後3時20分とします。                          (午後3時07分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                          (午後3時20分)----------------------------------- △小塙斉 ○議長(山川英男)  高徳義男議員の質問が終わりましたので、次に、8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  本日は、傍聴に来ていただきました皆様に感謝を申し上げます。 議席番号8番、小塙斉でございます。 6月定例議会、最後の一般質問者であります。よろしくお願いいたします。 私は、町民の生命、町の経済のため、そして未来を担う子供たちのため、是々非々の立場で数々の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして、4件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 一般質問の1点目は、町長の危機管理意識について質問いたします。 さきの3月の真岡鉄道の会議、また、栃木県庁での会議の際、町長の公用車を使わず、自家用車を使い会議に出張されていますが、危機管理意識は大丈夫なのでしょうか。 町長は通常、公用車で移動をします。それは大切な町政を担う首長の安全確保のため、公務における自動車の使用は、町長公務の遂行のため、機動的な交通手段を確保するとともに、危機管理を徹底するため、町長公用車を設置し、使用しています。町長の危機管理意識について伺います。 町長の毎日の行動予定は誰が把握されているのでしょうか。町長の公用車、過去5年間、どのくらい使用されているのでしょうか。公用車の管理規程や運転日報の記載は義務づけされているのでしょうか。公用車の維持管理はどのようにしているのでしょうかについてお聞きをしていきます。 2点目の質問は、道の駅と観光協会について質問をいたします。 先程同僚議員が1時間にわたり、道の駅の質問があったところですが、私は違う角度から、道の駅の今後の展開等について伺いたいと思います。また、観光協会の事務局長の人事も代わり、これからどのような事業展開をしていくのかについてお聞きをしていきます。よろしくお願いいたします。 3点目の質問事項は、町職員の人事異動についてお聞きをいたします。 町職員の異動は、例年4月ということで行われておりますが、これも先程異動に関しての質問も同僚議員からありましたが、また違う質問、別の角度からということでお聞きをしていきます。 異動の基準、年齢の目安についてお聞きをします。今回のこの4月の異動は何名が異動して、同じ部署には何年いたのでしょうか。役場職員の健康状態、メンタル面も含めてどうなっているのでしょうか。役場内でのパワハラやセクハラはないのでしょうか。長期休暇の状況にある職員は現在何名いて、どのようにあるのかお聞きをしたいと思います。 役場の働き方改革等、コロナ禍に直面して新たなる日常に対して、職場の環境を変えるどのような取組をしているのでしょうか。 また、昨日、役場の職員等の不祥事がありましたが、国体準備室が総入替えのような状況になっておりますが、準備や栃木県との信頼関係は大丈夫なのか、その点についてもお聞きをしたいと思います。 また、本来なら職員や各事業をまとめる副町長が必要と思いますが、どのように考えているのかをお聞きしていきます。 4点目の質問は、文部科学省が推進している、地域とともに学校運営を行うコミュニティ・スクールについてお聞きをしていきます。 コミュニティ・スクールについては、以前も何度か議会で取り上げさせていただきましたが、コミュニティ・スクールとは、学校や保護者、地域の皆さんが共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら、子供たちの豊かな成長を支え、地域とともにある学校づくりを進める、法律に基づいた仕組みでございます。地域と一体となって、特色のある学校づくりを進めていくことができます。 私はこの取組は、子供の教育という観点だけでなく、地方創生の観点から考えても、学校という場を核に、子供と大人、地域というものをつなげていくすばらしい取組だと思います。 現在は、希薄化している社会の中です。地域への愛着、誇りを育みながら、地域の中で多世代交流をすることにより、今以上につながりも深めることができます。地域の特色を日常の中で継承することで、持続化する地域をつくるとともに、地域のつながりを深めることにより、防災、減災にもつながることと想像いたします。また、子供を安心して育てやすい環境づくりは、産みやすい環境にもなっていくと思っています。 本町におけるコミュニティ・スクールの推進の状況、現状と課題、今後について伺っていきます。 以上で、この場での質問を終わります。町長、教育長をはじめ、所管課長の皆様には、簡潔、明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙議員から4点ご質問を受けましたが、そのうちコミュニティ・スクールの推進については教育委員会の事務に属しますので、最後に教育長から答弁いたしますので、ご了解いただきたいと思います。 それでは、小塙議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の町長の危機管理意識について、お答えいたします。 1つ目の、町長の毎日の行動予定は誰が把握しているのかについてでございますが、会議や出張、来客等が数多くあることから、公務につきましては総務課で把握し、管理しているところでございます。 続きまして、2つ目の町長の公用車、過去5年間どのくらい使用されているのかでございますが、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前の平成29年度から令和元年度につきましては、年間を通して15日程度使用しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症蔓延後の令和2年度及び令和3年度につきましては、外部での会議等がほとんど中止になったことから、10日程度となっております。しかしながら、町長車を他の公用車と同様に、職員の移動等にも使えるようにしてありますので、新型コロナウイルス感染症蔓延後での使用日数については、ほとんど変動はない状況となっております。 3つ目の公用車の自動車管理規定や運転日報の記載は義務づけられているのかでございますが、公用車については、市貝町町有車管理規定を定め、運用しております。また、運転日誌については、市貝町町有車管理規定の中で、公用車に乗車するたびに日時や使用者氏名及び距離数等を記載するよう定めております。 4つ目の公用車の維持管理はどのようにしているのかでございますが、役場にある公用車は、役場庁舎北側の公用車用の駐車場に駐車し、管理しており、その他の公用車についても、定められた場所に格納し、管理しております。また、公用車の損害保険につきましては、総務課で一括で加入しておりますが、日々の清掃や修繕、タイヤ交換などについては、使用している各局に任せているところです。 続きまして、第2点の道の駅と観光協会についてお答えいたしますが、両機関とも町内にある会社組織並びに任意の団体でありますので、事業報告及び事業計画などを基に町の考え方をお答えさせていただきますので、ご了承いただきたいと思います。 1つ目の売上げ実績と課題については、道の駅近隣に大型の量販店が本年3月中旬にオープンしたところでございますが、株式会社サシバの里いちかいの3月の直売所売上げについては、昨年同月比約340万円増の約2,880万円、会社全体といたしましても、約890万円増の約3,730万円となっています。したがいまして、売上げ減少などの深刻な影響は受けていない状況にあることが確認できております。 また、課題といたしましては、町としての分析では、各飲食テナントのメニューのマンネリ化の改善並びに農産物の調理法や栄養素などの情報発信の強化が必要であると考えています。 町としては、飲食テナントに対してメニュー開発を引き続き行ってもらうとともに、生産者には消費者を第一に考え、新鮮、良品質、旨味のある地場商品を出荷していただき、生産者と利用者が相互に喜び合える施設になってほしいと希望しています。さらに、農業体験等などの充実により、都市と農村の交流拠点として、地域の皆様に愛される施設となるよう、運営会社に対し、町の考えを伝えるとともに、支援してまいりたいと考えています。 続きまして、2つ目の観光協会の事業展開についてご説明いたします。 まず、観光協会については、本年4月より新たな事務局長の就任とともに、新たな職員も採用され、新体制での運営がなされております。観光協会の今後の事業展開につきましては、町の情報発信拠点として、町の観光イベント、道の駅等、民間のイベントなどの情報収集を行い、ツイッターやインスタグラムといったSNSなどによる情報発信や、プレスリリースなどのメディア向けの情報発信に力を入れてもらいたいと希望しています。 さらに、市貝町の魅力再発見事業として、貴重な文化遺産や文化財に案内看板等を設置しておりますので、以前作成したウォーキングマップとともに周知に努め、ウォーキングを通じ町の魅力を感じていただけるよう、活動に対し支援してまいりたいと考えています。町といたしましては、当町の地理や観光情報を改めて再確認していただき、町の自然、文化、歴史を発信する本来あるべき観光協会としての機能を十分に発揮できるよう、協力、支援してまいりたいと考えています。 続きまして、第3点の町職員の人事異動についてお答えいたします。 まず、1つ目の異動の基準や年数目安についてでございますが、職員の人事異動につきましては、町民サービスのさらなる充実に向けて、適材適所を基本に、人事評価の結果や業務に対する適正、在職履歴等を考慮するとともに、本人の異動希望等も参考にし、おおむね3年を目安に行っているところでございます。 2つ目の本年の4月の人事異動について申し上げますと、本年4月の異動者総数は44名で、異動前の部署での勤務年数は、5年以上が3名、4年が5名、3年が9名、2年が8名、1年が12名、組織改編に伴うものが3名、育児休暇からの復帰が4名となっております。 3つ目の職員の健康状態についてでございますが、職員の健康管理につきましては、町職員安全衛生管理規定に基づき、健康診断、メンタルヘルス職場研修、カウンセラーによる相談業務及びストレスチェック等を実施しております。また、各職場におきましても、所属長や安全衛生推進者を中心に、日々職員の健康の確保と働きやすい職場環境づくりに努めているところでございます。 4つ目の役場内でのパワハラやセクハラについてでございますが、ハラスメント問題は被害者の心身に支障を来すだけでなく、職員の労働意欲の低下や業務の円滑な遂行の妨げとなるなど、職場全体の環境悪化にもつながる重要な課題であります。本町では、令和2年度に職場における総合的なハラスメント撲滅のための基本方針を策定し、職員に対しハラスメントに対する正しい理解を促し、上司と部下、同僚間をはじめ、職場内で常に良好なコミュニケーションを維持できるよう、職員倫理の確立に向けた研修を行うほか、ハラスメントの相談窓口を業務委託し、職員のサポートへの取組も実施しております。 5つ目の職員の長期休暇の状況についてでございますが、現在、育児に伴い休暇を取得している職員が3名、病気により休職している職員が3名でございます。休職している職員につきましては、定期的に所属課の職員が面会し、状況確認をしております。職場への復帰につきましては、主治医の診断と本人の意思を確認しながら対応しております。なお、どのような症状であるか等につきましては、この場で申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。 6つ目の働き方改革とコロナ禍における職場環境についてですが、職員の健康増進や充実した生活の実現を図るため、ノー残業デーの徹底、男性職員の育児休暇取得の促進及び夏季休暇や年次有給休暇の連続取得促進に取り組んでおります。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、感染症拡大防止と職員の感染リスクの低減を図るため、マスクの着用徹底、窓口へのアクリル板の設置等、及び毎日の検温等を通した健康管理を実施しております。今後もこれらの取組を継続していくとともに、安全衛生管理委員会などの意見も聞きながら、職員が安心して仕事に取り組める環境づくりに努めてまいります。 7つ目の国体推進室の人事異動による準備や県との信頼関係についてでございますが、本町の国体推進室につきましては、令和3年度に新設し、正職員2名、再任用職員1名、会計年度任用職員1名の4人体制により、いちご一会とちぎ国体開催に向け準備を進めてまいりました。 いよいよ開催年次となり、4月の人事異動において、他の担当との兼務ではございますが、正職員5名、会計年度任用職員2名の7名の職員を配置し、推進体制を強化したところでございます。令和3年度に担当していた正職員2名は他の部署へ異動になっておりますが、これまでに国体の業務を経験し、内容を熟知する職員を新たに配置しております。また、前任者と細部にわたり事務引継ぎを行っていることから、滞ることなく準備が進められているものと見ております。 新体制においても、国体障害者スポーツ大会局をはじめとする県の関係部署との連携が取れるよう、連絡や相談をこれまで以上に密にしており、また、本町で開催される競技の関係団体との協議や打合せを幾度も実施しており、信頼関係と協力体制を築きながら、一丸となって取り組んでいるところでございます。 町といたしましても、県同様、一心をかけて国体開催を成功させたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましても一層のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたしたいと思います。 8つ目の副町長の配置についてでございますが、以前の助役と変わりまして、副町長として町長に代わって職務を遂行するということから、慎重に人選を進め、他の議員の方からのご質問にお答えしましたように、来年度当初までには人選を終えまして、議会の皆様に人事案件としてお諮りしたいというふうに思っておりますので、ご協力方よろしくお願いしたいと思います。 最後のコミュニティ・スクールの推進につきましては、教育長がお答えいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私からは、4点目のコミュニティ・スクールの推進についてご回答を申し上げます。 本町では、地域とともにある特色ある学校づくりを目指し、学校と地域が協働していく仕組みとして制度化されました学校運営協議会制度、いわゆるコミュニティ・スクールの導入に向け、現在取組を進めているところでございます。 学校運営協議会は、学校と保護者や地域住民が共に知恵を出し合い、学校の運営に意見を反映することで、一緒に協働しながら、地域とともにある学校づくりを推進していく仕組みでございます。その仕組みを導入することによりまして、学校と地域の連携、協働体制が組織的、継続的に確立され、協働の基盤が確固たるものとなり得ると考えております。 これまでの取組といたしましては、令和3年度に学校運営協議会の導入に向け、県が行う事業、頑張る学校・地域!応援プロジェクトのモデル校として市貝中学校をその協力校として、町内3小学校を指定し、地域連携を推進するための取組を行いました。また、その前年には、モデル校実施に向けた体制整備を図るため、先進地視察を重ね、研究を進めてまいりました。 令和3年度の頑張る学校・地域!応援プロジェクトの具体的な取組としましては、芳賀教育事務所主催の連携推進会議と市貝中学校主催の連携会議の2つの会議が開催されました。連携会議には、市貝中学校PTAの正副会長、地域コーディネーター、学校支援ボランティア、校長、教頭、地域連携教員などが参加し、学校と地域がともにある学校づくりの構築のためにできることについて話し合われ、まず既にやっていることを充実、発展させていくことを心がけていくということで、図書ボランティアと図書委員の協働活動をすることになりました。 また、中学校の特設美術部と道の駅との連携も行いました。具体的には、かかし祭りへの参加や野菜の直売所への看板、ポップの依頼がありまして、製作を行いました。このような活動を通して、道の駅や野菜生産者との連携を図り、学校と地域がウィン・ウィンの関係を持てたというふうに感じておるところでございます。 そのほか研修会を開催し、町内学校や町内地域コーディネーターなどに声をかけたところ、多くの方々に参加をいただき、学校と地域との協働について理解を深めることができました。 今後の課題といたしましては、地域や教職員の理解の促進、委員の確保や研修の在り方などが上げられます。これらの課題を解決していくために、本年度は学校運営協議会準備会を立ち上げ、学校と地域との調整を図り、令和5年度の学校運営協議会の設置、本町でのコミュニティ・スクールの開始に向けて準備を進めております。なお、本町では町全体で1つの学校運営協議会を設置しまして、生きる力と生涯にわたって学び続ける意欲と夢を持ち、温かくたくましい子の育成を目的とした協働する組織としていく予定でございます。 今後、これらの進捗状況やコミュニティ・スクールに関する情報を広報紙や町のホームページを通して発信してまいります。これらの情報を発信していくことで、コミュニティ・スクールへの理解を図り、各学校の地域連携、協働への推進に結びつけ、地域とともにある学校づくりに寄与してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  順に再質問させていただきます。 まず1点目の、町長の危機管理意識についてお聞きをしたいと思います。 公用車があるということで、町長の身の安全を考えて、そういう公用車を使ってくださいというようなことで設けられていると思うんですね。使わないんだとしたら、ほかの部署等のことも考えてというんでありましたら、もっと使い勝手のいい車に換えるということも1つありではないのかなと思うんですが、その点はどんなふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(山川英男)  軽部総務課長。 ◎総務課長(軽部修)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えをいたします。 現在の町長車でございますが、令和元年の7月に購入したものでございます。中古で購入したものでありまして、その当時の走行距離は4万5,000キロでございました。購入金額は、車両本体が120万円でありまして、諸費用が8万8,950円ということで、購入金額は128万8,950円でございました。現在の走行距離は5万2,450キロということで、3年間で7,450キロの走行でございます。年間にしますと、約2,500キロの走行となっております。町長車としてあまり利用していないものですから、職員の出張のときにもこの車は使用している状況でございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  あまり使用していないということでありますが、もしも公務中に町長が事故に遭って、万が一執務が取れなくなったりすることもあるかと思うんですけれども、今、副町長もいない状況で、その点どう考えているのかなと思うんですが、どうなんでしょう、その辺の危機管理の意識というのは、町長。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  首長の危機管理ということで、公用車を使用することで、機動性を高め、安全確保ということも十分図れるかと思うんです。私の概則で、芳賀町の直井政一郎という町長がおりましたが、何と公用車で正面衝突で、運転手が即死で、下半身も付随で、杖をついて3期もやりましたけれども、公用車が必ずしも安全ではないというふうには思っておりますけれども、その一方で、以前は議員の質問の中で、何で公用車に乗るんだということで、ずっと古参の議員から私は追及されていましたが、今回小塙議員から大変ありがたいことに、公用車をもっと職員とシェアしながら生かしたらいかがかというご助言をいただきまして、遠方に行くような公用がありましたら、ぜひ公用車を使わせていただきまして、安全確保、警護を含めまして安全を図らせていただきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  それでは、2つ目の質問にいきたいと思いますが、道の駅と観光協会についてお聞きをしていきたいと思います。 道の駅、先程同僚議員からたくさん質問出ましたので、1-2点なんですが、質問させていただきます。 敷地の東のほうに、トイレの近くに農産物加工所とありますが、そこに新しい店舗も入ったということで、名前が農産物加工所でないほうが、店舗とお客様のイメージとして違う名前のほうがいいんではないかなと思うんですが、それは変えることができるんじゃないかなと思うんですが、その点について、まずお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えさせていただきます。 新しく入った店舗につきましては、ご存じだと思いますが、隣町のほうで営業していた店舗がそのまま入ったということになりますので、そこでご使用されていた店舗名称がそのまま来たというふうには解釈しております。 また、加工所ということですね、品目の中に何かしら町内産、県内産の物を使ってもらうのが条件でございますので、町内産の牛肉を使ったメニューがあるというふうには聞いております。店舗名につきましては、そういったことがご指摘もあったということで、会社のほうには伝えさせてはいただきたいと考えます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  もう1点なんですが、道の駅の支配人が6月で辞める、退職というようなことを伺っているんですが、今後の道の駅の体制はどういうことになっていくのか、その点についてお聞きをいたします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えさせていただきます。 議員ご指摘のとおり、退職されるような話は聞いておりますので、会社のほうで今後、支配人の募集をかけていくというふうに聞いてございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  道の駅ができて丸7年ということで、支配人も毎年のように代わっているわけなものですから、7年の間に6人というような支配人の数でありますので、対外的にもちょっと悪いイメージがあるんではないかなと思いますので、また道の駅にいらっしゃるお客様とほかの県内各地の道の駅等の駅長さんとの関係とか、そういういろんなつながりがあるかと思いますので、これから募集ということであれば、よく人選をしていただいて、しっかりとした経験のある支配人を選んでいただければと思います。 それから、そうしますと、観光協会についてお聞きをしたいと思います。 来週が総会ということではありますが、書面議決というようなことで、総会資料等が届いておりますが、新しい事務局長に大塚さんという方がなるようでありますが、観光協会の会長さん、副会長さんはどなたになるんでしょうか。ちょっとお聞きをいたします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えさせていただきます。 観光協会の役員さんにつきましては、2年が任期ということで、昨年役員改正させてもらいましたので、今年は2年目となりますので、引き続き継続となりますので、会長が川上豊さん、そして副会長が稲村さんと遠藤さんという形になっております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  川上会長さんは今お幾つになるんですか。それと、稲村副会長さんについてもお幾つなのか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えをさせていただきます。 会長につきましては、94歳、稲村さんにつきましては、80歳手前ぐらいで、正式な年齢は確認しておりません。遠藤さんについても、私は承知しておりません。すみませんです。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  観光協会の事務局のスタッフにつきましては、大塚さんが事務局長にあるということで、それと以前からいらっしゃる山菅さんと、今度新しく入った浅田さん、3名いらっしゃるかと思うんですが、大塚事務局長と山菅さんについては真岡市の方で、今度いらっしゃった浅田さんは宇都宮市の方らしいんですよ。そうしますと、道の駅に訪れて、観光協会に、ここ行きたいんだけれども、どんなふうに行ったらいいのと聞かれたときに、案内ができない、そう私は思っているんです。その辺はどうなんでしょうか。お聞きをいたします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えさせていただきます。 おっしゃるとおり、町内の方でも、町内全部網羅しているのかと言ったら、そうでもないと考えれば、町外の方ですから、なおさら分からないのかなというふうなのは、当然な考えになってくるかとは存じます。そういうことなものですから、私も浅田さんですか、4月に採用になりましたが、新年の早々に観光協会のほうに出向きまして、まずは時間があったら、町内を歩いてください。そして、観光地、史跡、覚えてくださいということで、お願いはさせてもらいましたということで、当人たちには大変かもしれませんが、地道に現場を歩いて地域を覚えてもらい、会員さんなんかにも顔を出して、自分の顔を売ってもらうということで、お願いはしているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  去年の12月18日の土曜日に、私が所属しています文化財ボランティアの会の研修会に、前の事務局長の添田さんがいらっしゃって、これから町内にある文化財等を案内するような企画を考えている、そして看板は設置するというようなことで依頼がありまして、その添田事務局長がいなくなって、その話は文化財を案内するボランティアに関しては、今のところ中断したままとなっておりまして、総会資料の3年度の事業報告には未実施でありますが、こんなことを考えているというようなことで書かれておりますけれども、これ、町として本当にそういうスタッフ、役員含めて体制で、本当に観光事業ということを本気で町長、進めていこうと思っているのか、ちょっと私は首をかしげるところなんですが、その辺について町長、どういう考えなのか、お聞きをします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  小塙議員から大変厳しいご指摘を受けまして、観光協会、県で一番最後にできた市貝町の観光協会ですが、そのときには市貝町の魅力を発信し、観光資源の紹介、宣伝並びに観光客の誘致に努めるということで、先程ご質問にございましたが、本当に町のことを知っている方で、文化的にも歴史、自然も分かっていて、ちゃんとガイドもできる方なのかという大変厳しいご指摘を受けましたが、もっともなご質問とご要望でございますので、地元雇用も含めまして、今後任期の変わりにおいても、議員のただいまのご指摘を踏まえまして、町のほうから観光協会の人事権を持つ会長様のほうにしっかりとお伝えしてまいりたいと思います。 ただいまの観光協会の、それよりももっと大事な観光協会の実際の事業の進捗状況でございますが、ただいま企画振興課長も答えたように、また、議員も指摘していただいたとおり、市貝町に入ってどこに何があるのか分からないというのがまず1つです。 役場に来て一生懸命見ている方がいるんです、こういう看板。本当に最近増えてきまして、道の駅に行ったらどこにあるんだと言ったら、場所がなかなか説明できなかったとか、そういう看板、説明、さらに名所旧跡のそういう説明文、私と小塙議員の恩師である関澤先生が協力していただきまして、看板設置をしているところですが、これを滞ることなく、市貝町の名所旧跡については看板設置を進めていけるように、文化、歴史、そういう部分に町の予算をしっかりと確保していきたいと思っています。予算を取ってくれるとすれば、補正なりも考えながら進められるように、私のほうでしっかりと対応してまいりますので、今後ともご指導賜りますようよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ぜひ観光協会をうまく回してほしいと思っています。観光事業がうまく乗れば、町の経済がよくなる、そう思っています。よろしくお願いいたします。 それでは、3点目の町職員の人事異動につきまして、お聞きをしていきたいと思います。 今回、課長で動かなかったのが、企画振興課の金田課長だけなんですよ。あとは全部代わっちゃっている。そういった中で、各事業を課長がまとめるのは大変しんどい仕事だと思っておりますし、今日も下野新聞に、昨日の賠償金の記事等が、国の補助金返還というようなことで載っておりますが、だからそんなことが起きてしまうんだと私はいつも思っているんですよ。だからこれは、最低3年間は同じところで育てないと、仕事は覚えないんじゃないかなと毎年思っています。ですから、毎年この6月議会においてこの質問をさせていただいているわけなんですが。 また、先程税務課さんの職員に関しては、あまり動かしていないようなお話もありましたが、税務課の仕事は本当に5年いないと、なかなかほかの町の職員さんと話しても通じていかないんじゃないかなと、私もそう思いますので、なるべく長い、最低3年間使っていただけるような職場づくりにしていただきたいと思っています。 それで、今現在、正職員が町に114人おりまして、短期間勤務の職員が79名ということで、合計193名いるわけなんですが、このスタッフでやっていて仕事が適当な職員数なのか、足りないのか、少ないのか、その辺はどうお考えなのかについてお聞きをしたいんですか、よろしいでしょうか。 ○議長(山川英男)  軽部総務課長。 ◎総務課長(軽部修)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答えを申し上げます。 まず、人事異動について、全体的な話になるわけですが、毎年定期人事異動方針というのを町で策定いたしまして、職員の異動をしている状況でございます。原則としましては、3年以上の在籍の職員が対象になるわけです。必要がある場合には、希望の有無、それから在籍年数にかかわらず異動を行っている状況でございます。 職員の異動となりますと、どうしても退職、それに伴います新規採用、それから育児休暇からの復職、他自治体の派遣、人事交流等で、また、個人的な事情によりまして異動者が多くなってしまうのは事実でございます。 地方分権の推進に伴いまして、事務権限が移譲されまして、加えて町民のニーズが多様化することによりまして、質の高い行政運営をすることを町は求められている状況でございます。どうしても小規模自治体ですと、職員数が少ないのと、一人当たりの職員が担当する業務が多岐にわたりまして、数年の経験では業務全般を理解することは難しい、そういった状況にあるわけでございます。 今後は、人事異動につきましては、できる限り少人数で収まるように行いまして、町民サービスのさらなる向上、それから多様化する行政課題に的確に取り組んでまいりたいと考えております。 それから、定員につきましては、市貝町定員管理計画というものを定めております。計画期間は、現在のところ、令和2年度から令和6年度までとなっております。令和4年度の正職員の数につきましては、この定員管理計画によりますと115名ということになっておりますが、4月1日現在での職員数は、現在のところ、112名ということになっております。職員数が足りないのかどうかと言いますと、ちょっと難しい問題でもありますので、この限られた職員の中でいかに効率的に行政を運営していくかというのが課題になってくるかと思います。 今年度につきましても、行政合理化委員会を開催しまして、組織の編成についても検討していきまして、今までの中でも議論はされているんですけれども、グループ制という制度ですね、係を配置するのではなくて、グループ制で、多くの人数で仕事を進めるようなことも今後は検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  それでは、最後の質問に移ります。 コミュニティ・スクールの推進についてということなんですが、これについてはこども未来課さんではなくて、生涯学習課さんで担当して進めていくということでよろしいでしょうか。まず、お聞きいたします。 ○議長(山川英男)  渡邊生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(渡邉隆憲)  ただいまの質問についてお答えいたします。 学校運営協議会、コミュニティ・スクールの業務につきましては、生涯学習課が担当しています。市町によっては、学校運営側のほうで担当しているところもあるんですが、本町については、生涯学習課で担当しております。内容としましては、学校運営協議会については、学校支援のみでなく、地域の連携等を強化していくという観点もございまして、学校との協働によります地域づくりのほうも一つの主軸となっていることから、生涯学習課のほうで担当しております。また、県の教育委員会におきましても、社会教育の分野のほうで、こちらのほうで担当していることになっております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  今日の下野新聞の1面にも、学校の2025年度にも地域移行というようなことで、公立中学校の休日の部活動についてということで、地域移行をしていくというようなこともありまして、生涯学習課のほうで担当されるのがいいのかなというふうには思っておりますが、昨日の夕方も役場庁舎内で、中学校の校長先生方と何か打合せがあったかと思うんですが、今現在、コミュニティ・スクールの設置状況なんですが、私が見た資料では、全国では48.5%で、栃木県内では65.4と書いてある資料を見ているんですが、その辺でいいのかと、芳賀郡内でどういったところが進めているのか、その件についてお聞きをします。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  渡邊生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(渡邉隆憲)  ただいまの質問についてお答え申し上げます。 学校運営協議会設置校、こちら学校のいわゆるコミュニティ・スクールになります。こちら令和3年5月におけます栃木県内の設置状況につきましては、187校、導入率32%になっております。また、全国の状況なんですが、全国としましては、同じく令和3年5月における設置校、学校につきましては、1万1,856校、導入率33.3%、また、運営協議会が導入している自治体につきましては、全国では1,041自治体、導入率は57.4%となっております。県内につきましては、データがないので申し上げることはできません。申し訳ありません。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員に申し上げますが、総合持ち時間60分が経過しましたので、お願い申し上げます。 ◆8番(小塙斉)  60分経過ですね。じゃ、締めさせていただきます。 地域の学校協働との連携による支援活動、放課後活動、地域活動、地域行事とかいろいろございますが、そういう地域の協働活動を通じて、地域とともにある学校、大人も子供も学び合い、育ち合い、教育体制の構築、学校を核とした地域づくり構築を目指していってもらいたいと思います。 そういったことを強く願いまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  小塙斉議員の質問をもって、通告者全員の一般質問が終了いたしました。 ここで暫時休憩いたします。                          (午後4時21分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは、再開いたします。                          (午後4時59分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  その前に、本日の会議時間は、議事進行上の都合により、あらかじめ延長します。----------------------------------- △常任委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第2、「常任委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 総務民生常任委員長及び文教経済常任委員長から、会議規則第74条の規定により、お手元に配りました所管事務の調査事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。したがって、各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------議会運営委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第3、「議会運営委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会運営委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました本会議の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第4、「議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会広報編集調査特別委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました議会広報の編集・調査・発行に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------
    △閉会の宣告 ○議長(山川英男)  これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 以上で令和4年第3回市貝町議会定例会を閉会します。                          (午後5時03分)  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    令和  年  月  日          議長          署名議員          署名議員...