◎
総務企画部長兼
総務課長併選挙管理委員会書記長(
大関一雄君) 女性の視点でということですが、先ほど
中村議員さんがおっしゃられたように、国の内閣府のほうから女性の視点での
災害対応についてということで、そのような通知が来ております。また、県においても「
男女共同参画の視点で取り組む
防災ハンドブック」ということで、今おっしゃられたような内容のことが、そういうことを注意して実施しなさいということで
マニュアルが示されております。 先日行いました
図上訓練におきましても、町の
指定避難所におきましてはコロナの関係もありますので、まず保健師を確保して避難所には配置する。保健師は女性になりますが。そういうものも考えながら対応を図っていくということで準備を進めておりますので、
マニュアル等々についても使いやすいような形で設置していきたいと思っております。 以上です。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) 災害時に町民が安心して避難できる体制の検討をぜひ進めていただきたいと思います。 次に、②ですが、町長の答弁にもありましたが、
インフルエンザとの
同時流行に備えて
インフルエンザ予防接種費用の
助成対象が全世帯になれば、町民のリスクも
地域医療のリスクも減らすことができます。
予防接種したときの助成手続の方法はどのように考えておりますでしょうか。
○議長(
小林信二君)
大根田住民生活部長。
◎
住民生活部長兼
健康福祉課長(
大根田和久君)
中村議員のご質問にお答えいたします。
現物給付を考えてございます。 以上です。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君)
現物給付ということで、それですと手続も簡単でより多くの町民の方に
予防接種を受けていただけるので、ぜひ周知をしっかりしていただいて、
コロナ拡大防止につなげていただきたいと思います。 次の質問に移ります。 2番の
サイクルツーリズムについて。 県では本年度、
県北地域に120キロメートルの
サイクリングルートを整備し、道路の
ライン表示や
案内標識、道の駅にも
サイクルステーションを設置予定です。また2024年度までには県内全体に5
ルート程度を設定するとしています。町では7月6日に
サイクルスポーツマネジメント株式会社と
連携協定を結び、自転車を通じた
地域づくりの取組を推進し、
地域活性化につなげるとのことです。 そこで、次のことについてお伺いします。 ①既存の
サイクルロードの整備について。 ②県が設定する
県東地域の
サイクリングルートの情報について。 ③現在工事が進行中のLRTで車両に
自転車持込みの検討があるが、町としての考えをお伺いします。
○議長(
小林信二君)
中村由美子議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 1番、
中村由美子議員の
サイクルツーリズムについてのご質問にお答えをいたします。 1点目の
サイクリングロードの
整備状況についてでありますが、芳賀町には1級河川の堤防を利用した
サイクリングロードが、五行川に14キロメートル、野元川に4キロメートル、合計で18キロメートル整備されております。もともとは、県が余暇の対策の一つといたしまして整備を進めていた
サイクリングロードを、町が
自転車歩行者専用道路に指定し、町道として管理をすることを条件に昭和58年度に譲与を受けたことが始まりであります。その後、延伸整備が進められ現在に至っております。 五行川につきましては、東高橋と真岡市の行政境から
八ツ木地区まで整備が完了していますが、野元川につましては、東高橋から西水沼地内の八田内橋までが整備されているだけで、上流部の東水沼、
下高根沢地内は現在のところ整備されていない状況であります。 2点目の県が設定する
県東地域の
サイクリングルートの情報についてでありますが、「
自転車先進県とちぎ」のさらなる発展を目指して、
自転車通行空間の整備や
交通安全活動のほか、健康や観光などの新たな視点を加えた栃木県
自転車活用推進計画が今年3月に策定されました。この計画の中では「
サイクルツーリズムで成長する“とちぎ”」に向けて、魅力的なサイクリングモデルルートの創出や
サイクルステーションの整備などに取り組むことがうたわれております。 現在、
県北地域に約120キロメートルの
サイクリングルートを検討しており、
道路路面標示や
案内標識を設けるほか、サイクリストの休息や自転車のメンテナンスの拠点となる道の駅に、
サイクルスタンドや工具、ポンプの設置を進めていく考えで、令和6年度までに県内全地域を網羅する複数のルートを設定する計画となっております。 現段階では、具体的に
県東地域の
サイクリングルートは示されておりませんが、今後、
近隣市町と連携をしながら、グルメや
観光スポットを巡る100キロメートル以上の
県東ルートの設置が検討されていくと思われます。 3点目の
LRT車両に
自転車持込みの要望をしてはどうかについてでありますが、現在、製造を進めておりますLRTの車両につきましては、荷物を置く
スペースや車椅子用の
スペースのほか、ベビーカーや大型荷物の持込みなどに対応するため、利用形態を限定しない
フリースペースを設置することとしております。
フリースペースの自転車の持込みにつきましては、LRTの
運行事業者であります
宇都宮ライトレール株式会社と、その運用方法やルールなどに関する検討を行い、必要に応じ、自転車を固定する設備などを整備していくこととしております。 鉄道車両内に自転車をそのまま持ち込める、いわゆる
サイクルトレインにつきましては、混雑していない時間帯の利用促進などを目的といたしまして、多くの
鉄道事業者において導入されており、利用できる曜日や時間帯の制限、持込み料の有無など、
事業者ごとに一定のルールが定められております。また、路面電車を運行する
軌道事業者におきましては、一事業者が実施していると伺っており、このような事業者の取組を参考にしながら、引き続き宇都宮市、
宇都宮ライトレール株式会社とともに、利便性の向上と安全確保の両面から検討を進めてまいります。 以上をもちまして答弁といたします。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) 再質問させていただきます。
芳賀チャンネルでは、
宇都宮ブリッツェンの選手による番組「
芳賀チャリ」で自転車の安全な乗り方やトレーニングの紹介など好評と伺っております。
連携協定を結び、今後どのような展開を考えているのかお伺いします。
○議長(
小林信二君)
齊藤企画課長。
◎
企画課長(
齊藤和之君)
中村議員の再質問にお答えいたします。
サイクルスポーツマネジメント株式会社との連携につきましては、同社が有するサイクリングの
プロチーム宇都宮ブリッツェン、こちらとの協定ということで結んだものでございます。目的といたしましては、相互連携によります
サイクルスポーツを通じた
地域づくりと
地域活性化、これが目標でございます。議員さんのほうからご紹介ありましたように、協定に先んじまして、
芳賀チャンネルの番組を2本作成して放送したところであります。 今後の展開というところでございますけれども、
ブリッツェンサイドのほうから、安全教室、
健康づくり、また補助輪の卒業教室など自転車を活用いたしましたイベント、また町事業への
ブリッツェンの選手の参加、こういったものをご提案いただいているところです。 ただ、現在のコロナの影響によりまして
イベント等が見通しが立たない状況ではございますが、現在、
芳賀チャンネルの番組の第2弾、まずこれを作成を検討しているところであります。 今後はそういったイベントなどを通じまして自転車への興味、また安全意識を高めるとともに、こちら側としても町内でのチーム
ブリッツェンの
認知度向上、こういったものを目標に事業を展開していきたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) ぜひ、どんどん進めていただきたいと思います。 次に、①の
サイクリングロードですが、自転車だけではなくウオーキングにも町民の方に活用されていると思います。
維持管理は町となりますが、現在の
管理状況をお伺いします。
○議長(
小林信二君)
稲川建設課長。
◎
建設課長(
稲川英明君)
中村議員のご質問にお答えします。 現在の
管理状況なんですが、基本的に草刈り、そういったものを隣接する自治会の皆様にお願いしているところでございます。八ツ木、芳志戸、上延生、与能、東高橋、西水沼、こちらの自治会様には年3回、草刈りを5月、7月、10月を基本に年3回の草刈りをお願いして管理のほうを行っております。 以上でございます。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) やはり、きれいに
維持管理されていないとどんどん活用されなくなってきてしまいます。草刈りの頻度をぜひ検討していただいて、
維持管理に努めていただきたいと思います。 続いて、②の
県東地域ルートについてですが、まだ示されていないということです。
宇都宮ブリッツェンの選手がインタビューで、芳賀町は自転車の環境が整っているというふうにお話ししていました。現に自転車のチームやトライアスロンのチームが町内で練習しているのをよく見かけます。県を挙げての計画なので、芳賀町のPRや環境の整備にもなります。積極的に参加してはどうかと思います。その点についてお伺いします。
○議長(
小林信二君)
齊藤企画課長。
◎
企画課長(
齊藤和之君) お答えいたします。 芳賀町におきましては、道路が宇都宮・茂木線など代表されるように平坦で良好な道路が整備されている。また、
近隣市町へのアクセスも確保されているという点から、実際にご紹介ありましたように
ブリッツェンの選手などが練習に使われているというふうに聞いております。あと、芳賀町では、中学校が
自転車通学が基本となっているということもありまして、自転車が町民にとって非常になじみのある交通手段になっていると言えるかと思います。 町としましては、県のほうで
自転車活用推進計画が示されたところでございます。自転車を一つの移動手段として捉えまして、県の計画にも協力、また
ブリッツェンなどと協力しながら
健康づくり、安全に楽しめる
環境づくり、また観光への展開、こういったものを今後考えていきたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) ありがとうございます。 ちょっと時間がないので次にいきます。 ③のLRTの
自転車持込みですが、もちろん土日や平日の昼間など制限は必要とはなると思います。LRTの
利用客増加、町外からの誘客、また町民も宇都宮まで行き、市内で利用できるなど利便性もあります。宇都宮は自転車の町ということでありますが、検討しているということであれば、積極的に要望してはいかがと思いますが、お伺いします。
○議長(
小林信二君)
赤澤建設産業部長。
◎
建設産業部長兼
都市計画課長(
赤澤幸男君)
中村議員の再質問にお答えいたします。 車両の製造については
軌道整備事業者でございます宇都宮市と芳賀町が整備主体となっておりまして、自転車の持込みについてはLRTの運行を担います
宇都宮ライトレールと一緒に検討することとしているため、あえて要望はせず一緒に検討していくというスタンスで考えております。 以上でございます。
○議長(
小林信二君) 1番、
中村由美子議員。
◆1番(
中村由美子君) 最後に一言です。
連携協定を結んだことをきっかけに、それだけでとどまるのではなく、大きく全体的に捉えて関連したことをつなげていくこと、今回私が質問したことなどなんですが、それにより町民が楽しく、また自転車に触れる中で健康にもつながる展開を希望しまして、私の質問を終わりにいたします。
---------------------------------------
△
山口菊一郎君
○議長(
小林信二君)
一般質問を続けます。 4番、
山口菊一郎議員、登壇願います。 〔4番
山口菊一郎君 登壇〕
◆4番(
山口菊一郎君)
一般質問を通告いたしましたところ、議長より許可をいただきましたので質問させていただきます。 農業の振興方針についてということでございます。 現在、芳賀町においては3,770ヘクタールの農地におきまして、水稲、麦、大豆等の
耕種作物及びイチゴ、トマト、ナス、梨等の園芸作物が栽培されております。
ほ場整備率も95%と高く、さらに現在、北部第2地区、あるいは
稲毛田地区も計画され事業が進められております。そのような中、今年度、
中期基本計画が策定されました。それらを踏まえ今後の
農業振興方針について、以下の点についてお伺いいたします。 1つとしまして、
農業従事者の高齢化等により委託農家が増加している。そのような現状の中、それに伴い、受皿となる受託農家の育成についてどのように進めるのか。
基本計画に就農者への
サポート事業、法人化の促進とありますが、
具体的計画はあるのかどうか。 2つ目としまして、農業所得の向上においては
園芸作物等の高収入作物の推進は大変重要と思われますが、農地保全という観点からは
耕種作物の取組、これも不可欠と思うが、所得向上と併せ、どのように進めるのかお伺いします。 3点目としまして、
稲毛田地区の
整備事業における梨団地以外に生産法人による
園芸作物栽培が計画されるというように聞いておりますが、その内容についてお伺いしたいと思います。 4点目としまして、芳賀町
ブランドづくりにおいては、
地域特性を生かした
農作物づくりというふうにありますが、
具体的計画があるのか。これらに取り組む農業者、団体の育成、支援策は計画されているのか。また、先に創出しました
キューブ米の販売状況についてということで、以上4点についてお伺いいたします。
○議長(
小林信二君)
山口菊一郎議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 4番、
山口菊一郎議員の農業振興の方針についてのご質問にお答えをします。 1点目の就農者への
サポート事業、法人化への促進の具体的な計画についてでありますが、就農者へのサポートにつきましては、特に新規就農者に対し、就農相談から経営定着の段階まできめ細やかに支援していくことが重要だと考えております。魅力ある農業として、経営の安定、所得の向上が見込めるよう県と連携しながら、就農準備段階や経営開始時の収入を確保する農業次世代人材投資事業などの補助事業を活用しつつ、就農者へのサポートを実施しているところであります。 新規就農者の状況につきましては、過去5年間で45人が就農し、その内訳は44歳以下の青年農業者は32人、45歳以上の中高年農業者が13人という状況になっております。 今後も、新規就農者に対しまして、農業委員会、農業公社と連携による農地の確保、県との連携による技術・経営指導などを通じて、地域の中心的な経営体へと育成し、将来的には認定農業者への誘導を目指して支援をしてまいります。 次に、法人化の促進でありますが、法人化にすることで、農業経営体として補助金制度を利用しやすくなる、税制上の優遇を受けやすくなるなどのメリットがあり、経営の安定化や経営規模拡大に結びつくことが可能となります。結果といたしまして、地域農業の受皿として、
農業従事者の高齢化対策、担い手不足の解消にも寄与できるものと認識をしております。まずは、地域農業の担い手としてのリーダー的役割を果たせる意欲的な農業者を育成すること、そして、そのリーダーを核として生産組織を育成することが重要と考えております。そのためにも、町農業公社や栃木県農地バンクを活用し、農地の集積、集約を進めながら、強い農業・担い手づくり総合支援事業や水田フル活用促進
整備事業など、設備投資を補助する国や県の支援制度を有効に活用し、規模の拡大と経営の安定化を図り、最終的には法人化への誘導を目指していきたいと考えております。 法人化につきましては、県の芳賀地域農業振興計画においても課題の一つとして位置づけられており、大規模土地利用型経営体への継続的な規模拡大及び経営向上の支援と集落営農の組織化・法人化及び既存集落営農組織の広域化、連携、再編を推進するとされています。その計画の中で、芳賀管内の集落営農組織や関係者による研修、意見交換なども計画されており、今後、営農組織の連携、再編、広域化等の在り方について検討を進めていく中で、芳賀農業振興事務所と連携をしながら法人化の推進を図って参ります。 2点目の
耕種作物の取組を所得向上と併せどのように進めていくかについてでありますが、議員ご指摘のとおり園芸作物の取組と同様に
耕種作物の取組も不可欠であると認識をしております。本町の農業の特徴としましては、園芸作物だけではなく、
耕種作物の経営にも取り組む農業者が多いことが挙げられます。米価の下落などの要因で主食米から飼料用米などへの転換が求められている中、
耕種作物だけではなく、新たに露地野菜などの園芸作物も加えた複合経営に取り組む農家に対し支援をしていきたいと考えております。 3点目の
稲毛田地区ほ場
整備事業における生産法人による
園芸作物栽培計画についてでありますが、
稲毛田地区ほ場
整備事業は、梨や露地野菜などの高収益作物の導入と、農地中間管理事業を活用した農地の集積、集約による農業者所得向上と農地の有効活用を図ることを目的としております。 また、県における農業振興計画とちぎ農業“進化”躍動プランに位置づけられている担い手への農地集積・集約化による収益性の高い農業経営体などの育成に合致し、さらに「園芸大国とちぎづくり」のスローガンの下に実施されております園芸作物の推進という観点からも注目されている事業であります。事業予定エリアは、旧稲毛田小学校南側に広がる約21ヘクタールで、その全てが畑地で換地される、梨団地は約5ヘクタール、残りの約16ヘクタールは高収益作物などを作付する予定であります。詳細な計画につきましては、今後、土地改良区の営農検討部会で検討していきますが、地元の担い手に優先的に集約し、残りは農業法人三井不動産ワールドファーム株式会社が受託する予定となっております。この法人が作付する作物はキャベツで、昨年の春からほ場予定地近隣の畑で約1ヘクタールを試作しております。今年度はさらに1ヘクタールほど追加する予定で、今後の
稲毛田地区の本格的な作付に向けて準備を進めております。 4点目の芳賀町
ブランドづくりにおける
地域特性を生かした農作物の具体的な計画と、これらに取り組む農業者、団体の育成・支援策、
キューブ米の販売状況についてでありますが、第6次芳賀町振興計画
中期基本計画の中で、農作物や加工品の芳賀町
ブランドづくりの推進を目標に掲げておりますので、既に本町の主要作物である米につきましてもJAはが野やJAはが野耕種部会、意欲のある生産者などで構成する芳賀町新ブランド米検討会を設置しており、この検討会では、食味にこだわった米づくり、新品種の導入や拡充など多岐にわたって芳賀町米のブランド力向上のための検討を行っております。新しいブランド米を創出することによって生産者の経営安定を図るため、食味にこだわった、安全・安心な米づくりに取り組む意欲ある生産者の育成を目指していきたいと考えております。 米以外では、
中期基本計画に掲げております「にっこり」の栽培面積日本一への取組で、梨の苗木の補助などを既に行っておりますが、
稲毛田地区ほ場
整備事業の整備予定の梨団地で検討されております新しい栽培技術の導入を支援していきたいと考えております。
キューブ米につきましては、町民の郷土愛育成と芳賀町産コシヒカリの販売促進のために、平成29年度から作製をしております。主に、転入者や小・中学校の入学、卒業式、1歳6か月児健診、その他各種イベントで活用し、令和元年度は4,000個、1,200キロ分を配布し、好評を得ております。現時点で、
キューブ米の販売はしておりませんが、今後は「芳賀町ブランド」としての販売を検討してまいります。 以上をもちまして答弁といたします。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) 質問させていただきます。 最初に新規就農者の支援ということで答弁をいただきました。現在芳賀町では、昨年3月末の数字ではありますが、認定農業者の数が261名というふうになっているというふうに聞いております。そのうち、耕種部門におきましては、複合系とも合わせましても200名程度であり、なおかつ約半数は後継者がいないというような状況と聞いております。そんな中で新規就農者が過去5年間で45人ということでありますが、この45人の中、選択した作物別の人数はどのようになっているのか。 また、新規就農者支援の中で事業がございましたが、次世代人材投資事業、これらの対象になった人数は何名いらっしゃるのかお伺いします。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) 山口議員の再質問にお答えいたします。 まず、新規就農者が選択した作物別の人数についてですが、過去5年間の新規就農者45人のうち、水稲が最も多く15人、イチゴが11人、梨が10人、あとトマトなどの施設野菜が5人、ナスなどの露地野菜が4人という内訳になっております。 次世代人材投資事業の対象人数ですが、この事業につきましては、新規就農者の経営開始時の経営確立を支援するために、所得状況に応じて1年間当たり最大150万円、5年間支給するという国の補助金の制度です。年齢制限ですとか、あとは独立・自営農業、そういった要件がございますので、過去5年間で交付を受けた新規就農者の数は7人ということになっております。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) 今、ご説明いただきました。ありがとうございます。 お聞きしますと、やはり水稲以下いろいろ園芸野菜等もそれぞれに後継者がいるというふうに感じたところであります。ぜひ、将来、中核農家となれるように引き続き支援をお願いしたいと思っているところであります。 続きまして、生産法人の育成についてということですが、今後ますます委託農家が増えてくるというふうに思われる中、受託農家、あるいは生産組織の育成は大変重要な課題というふうに思っております。今まで組織されてきました集落営農、あるいは生産法人、これらにつきましても年数とともに高齢化している組織が多く見受けられるように感じているところであります。高齢化している組織につきましては、今後継続活動ができないというようなことが危惧されるような組織もあるように見ております。これらを踏まえた中、今後におきましては、意欲ある農業者を核とした雇用労働、これらを取り入れる企業的生産組織育成、これらによって持続可能な農業経営が進められるのではないかというふうに考えておりますので、これらの推進についてお伺いしたいと思います。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) お答えいたします。
農業従事者の高齢化の問題につきましては、集落営農とか生産法人についても同じ状況で、若い労働者の確保が課題になっていると思います。年々、年数の経過とともに高齢化が進んで、営農に支障が出ている組織も少なくないというふうな情報も入っております。 今後、町が目指します法人の育成方針としましては、先ほど町長が答弁しましたが、地域農業の担い手としてリーダー的な役割を果たせる意欲的な農業者を育成して、そのリーダーを核とした生産組織を育成することが重要だと思われます。そして、議員ご指摘のとおり、雇用就農者を中心に組織化することで、経営規模に応じた若い労働力を確保でき、規模の拡大と経営の安定化が図られ、最終的には法人化への誘導も可能だと考えております。まずは、意欲的なリーダーの育成と雇用就農の推進を図りながら、組織化、法人化につなげる方法を検討していきたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) ぜひともそのような方向性を持って進めていただきたいと思います。 次に、組織の経営の拡大というようなことに向けた農作業の効率化、これらが大変重要ということになってくるのかと思っております。そんな中、現在、農業公社、あるいは中間管理機構等の取組等につきましては、面的集約あるいは団地化が進められているというふうに聞いておりますが、農地中間管理機構の取扱い等につきましては、県の方針等もあるというふうにちょっと聞いておりますが、受託者、委託者両者が決まった事案だけを取り扱っているというふうに聞いております。こういうやり方では面的集約、あるいは団地化、それらについてはなかなか進まないのではないかというふうに思っております。作業効率向上、これらに向けて面的集約をもっと積極的に取り組むことが重要ではないのかというふうに思っておりますので、この辺についてお伺いします。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) お答えいたします。 農地中間管理機構が実施している農地中間管理事業、いわゆる農地バンク事業ですね。こちらの受委託につきましては、町農業公社が、農地の出し手と受け手をひもづけしてから中間管理機構に手続をしております。これは出し手や地域の意向に沿った受け手に、中間管理機構から貸出しができるようにという配慮から取られている対応です。 議員のご質問のとおり、受け手が決まっている案件のみが中間管理機構に預けられ、あらかじめ確定している受け手に貸し出されるという形では、受け手を必要とする多くの蓄積された農地から、受け手側が必要とする農地を選択すると、そういった本来のバンク的機能を果たすことができないおそれもございます。 農業公社につきましては、農業委員会との連携を強めて、農地の出し手と受け手の調整役としてできるだけ多くの農地情報を蓄積し、速やかにマッチングさせるという農地バンク事業の前さばき的な業務の充実を図り、農地の集約に積極的に取り組んでまいりたいと思います。 また、中間管理機構に対しましては、改善が必要な事項、事案に関しましては、要望や協議によりまして働きかけを強め、農地の利用促進、集約化の一体的な推進に努めてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) ぜひ農業公社との連携の中、団地化が図れるように取り進めていただきたいというふうに思います。 先ほどの町長の答弁の中で、法人化の中で管内の芳賀地域の今後の進め方という中で、管内の集落営農組織や関係者を集めて研修会、意見交換なども計画されているというふうに伺いました。それらを踏まえた上、今、質問した内容ともちょっとダブるんですが、当町内、管内で受託者農家同士の意見交換、それらができるような組織を立ち上げて、団地化のあるいは面積集約の一助になるような方向性をもってやっていったらどうかというふうに思いますが、その辺について伺いたいと思います。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) お答えいたします。 農地受託者の情報交換できる組織につきましては、まずは担い手として活躍されている認定農業者で組織します芳賀町認定農業者協議会の中で、受け手として積極的に活躍されている農業者を中心に、農地の出し手、受け手に関する情報交換などを通じて円滑な受委託を行うための協議をしていただくなどの方法から始めたいと思います。その後、必要に応じてその他の関係団体の協力を得ながら、段階的に組織化への発展を検討してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) 情報交換をしてお互いに自分のところの近くのものがどうなっているのか確認できるというような内容があれば、さらに進むと思いますので、ぜひその方向性でお願いしたいと思います。 次に、
稲毛田地区のほ場整備の件でございますが、先ほど町長の答弁の中で、梨団地、あるいは地域の担い手に優先的に集約した以外は、ワールドファームという会社に委託するというふうな内容でございました。これらにつきまして、ワールドファームが農地を借り上げ、露地野菜の生産に取り組むというようなことは、これからの畑地を抱えている地帯においてはモデル的になるのではないかと思って期待をしているところでありますが、さらにはこのワールドファーム等の会社に農地を貸すというだけではなく、町内の生産者により、このような会社を経営していくというような取組がなされることが今後に向け重要になるのではないかというふう思っております。この辺について育成をどうするのかお伺いしたいと思います。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) お答えいたします。
稲毛田地区の担い手として予定しています農業法人につきましては、
稲毛田地区を起点として、今後町内で規模拡大を進めて、ある程度の作付面積が見込めれば地元雇用にも積極的に取り組む計画がありますので、町民の雇用就農を推進していきたいと考えております。 さらに、次世代農業者の育成にも力を入れている法人でもありますので、町としても地元雇用者のうち、意欲的な社員につきましては、農業の専門知識、技術の習得や、あとは農業経営などの研修を通じて、いわゆる農業のプロとして育成していただいて、独立就農、こちらの支援にも取り組んでいただけるよう協議していきたいと考えております。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) 芳賀でもそういうふうな構想があるということでございますので、ぜひ町内からもそういう意欲ある生産者が生まれますようにお願いをしたいと思います。 時間が余りないんですが、次に、
ブランドづくりの中で
キューブ米等についてでございますが、現在は販売をしていないというようなことでございますが、せっかく作った商品でございますので、今後道の駅において販売するとか、あるいはふるさと納税の返礼品等に取り入れるとか、それらを含めて消費拡大に努めていくというような考えはあるのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長(
小林信二君) 小林農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小林芳浩君) お答えいたします。
キューブ米については先ほど申し上げましたが、現在はイベントとかで活用しているということで販売はしておりません。今後商品化に当たりましては、作製の方法ですとか販路など調整する点が多少あるかと思いますので、今後関係各課と協議しながら販売について検討していきたいと思います。 あと、ふるさと納税の返礼品としましては、現在、芳賀のめぐみということで3キロと5キロ、10キロということで返礼品として用意している状況です。こちらに
キューブ米を追加することでさらにラインナップが豊富となるということもございますので、今後担当課と協議してふるさと納税の返礼品として
キューブ米を採用することについて協議していきたいと思います。 以上です。
○議長(
小林信二君) 4番、
山口菊一郎議員。
◆4番(
山口菊一郎君) 米の消費拡大、これにつながるように今後も進めて、取組をお願いしたいと思います。 いろいろご質問、お答えいただきました。それぞれの項目とも、今後年度ごとの取組計画等を立てた中で、生産者の所得向上、あるいは地域農業の安定に向け進めていただくようお願い申し上げまして、質問を終わりにします。
○議長(
小林信二君) これで
山口菊一郎議員の
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とし、午前11時15分再開します。
△休憩 午前10時58分
△再開 午前11時13分
○議長(
小林信二君) ただいまから会議を再開します。
---------------------------------------
△
江間田信一君
○議長(
小林信二君) 3番、
江間田信一議員、登壇願います。 〔3番
江間田信一君 登壇〕
◆3番(
江間田信一君) 3番、
江間田信一でございます。 通告をしたところ、議長より許可がありましたので質問をさせていただきます。 LRT導入に伴う今後の対応について町長に伺うものでございます。 LRT
整備事業の概算事業につきましては、町が支出する額につきましては約46億円となります。46億円ですが、国の補助金を差引きますと実質約23億円の負担となるところでございます。このような中にあって、町民や芳賀工業団地等の従業員等に対して、その整備の進捗状況、あるいは今後の対応について十分な説明をするべきと感じているところでございます。そして、LRTが町民や芳賀工業団地の会社及び従業員等に対して、親しみやすくかつ末永く愛される公共交通機関となるような、まちづくりと一体となった協働の取組が重要であると考えております。 以上のような観点から、次の4点についてお伺いしたいと思います。 まず、1点目ですが、2022年に開業される本整備工事の進捗状況や、まちづくりと一体となった取組について、町民に対して説明が十分でないと思料されるところでありますので、この辺についてお伺いしたいと思います。 次に、2点目ですが、過去の定例議会においても2つほど質問がされていますが、そのうちの1つでありますが、芳賀工業団地内のトランジットセンターの概要と進捗状況についての質問がございました。令和2年中に整備計画をまとめるとの答弁でございました。2つ目には、LRT事業の課題はとの質問に対しまして、LRTと他の交通モードがスムーズにつながる交通ネットワークの構築と、町の独自の仕掛けづくりが必要であるとの答弁でありました。このような中で、町においてLRTと公共交通機関の活用方法について、宇都宮市や隣接市町と連携をして検討していると思いますので、現時点で結構でございますので、町の構想を伺いたいと思います。 次に、3点目ですが、かしの森の整備については、これについても過去の定例議会において質問されていることは私も承知しているところでありますが、観光資源が乏しい当町において、LRT沿線に立地するかしの森公園、あるいはけやき台公園。かしの森公園については約7ヘクタールほど、けやき台公園については約2.75ヘクタール、これらの公園を再編整備をして新たな交流を創出するような企画ができないかお伺いします。 また、2022年の開通まであと僅かな期間しかありません。そういう中で組織を挙げて検討をしているということでありますので、現段階での整備構想を伺います。併せて、実施までのスケジュールも分かりましたら伺いたいと。 最後の4点目ですが、芳賀町エリア内の駅は4か所ということで、現在その駅名は仮称として芳賀台、管理センター前、かしの森公園、本田技研北門ということで4つの仮称駅ということになっています。今後どのような手順を経て、いつまでに決定されるのかお伺いしますということで、以上4点についてよろしくお願いいたします。
○議長(
小林信二君)
江間田信一議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 3番、
江間田信一議員のLRT導入に伴う今後の対応についてのご質問にお答えをいたします。 1点目のLRT事業における芳賀町の主な
整備状況についてでありますが、LRT事業につきましては、平成30年3月の工事施行認可取得後、事業に必要となる用地の取得を進めるとともに、県道、町道の道路改良工事や変電所工事、レールの購入などに取り組んできたところであります。 現在の主な
整備状況につきましては、県道部におきましては、道路拡幅工事やそれに伴う電柱、水道管などの移設工事を進めております。また、町道部におきましては、用地の取得状況に応じて、順次道路の拡幅工事や擁壁工事などを進めてきたところであり、現在、電柱の移設工事や街路樹の伐採工事を実施しているところであります。 今後につきましては、残る区間の道路工事を進めるとともに、年度内には、雨水管の移設や軌道部の工事に着手する予定です。 また、
整備状況などに関する町民や工業団地従業員の説明につきましては、これまで地区座談会や工業団地連絡協議会と意見交換会などにおきまして適宜説明してきたところであります。特に工事情報につきましては、工事情報チラシを作成し、役場や総合情報館などの公共施設で配布するほか、町のホームページに記載することにより町民の皆様に周知してきたところであります。また、工業団地従業員に向けましては、通勤などへの影響を考慮し、随時、
工業団地管理センターを通じて各企業へ情報提供を行ってきたところであります。 今後は、議員ご提案のとおり、より多くの皆様に
整備状況に関する情報がお届けできるよう、町民の皆様の身近な情報媒体であります「広報はが」や
芳賀チャンネルなどを活用した情報発信に努めるとともに、開業に向けて皆様のLRTに対する期待やマイレール意識の醸成につながるよう取組を進めてまいります。 2点目のLRTと公共交通の活用方法についてでありますが、現在整備を進めておりますLRTを中心とした新たな公共交通ネットワークを構築するために、乗換えの拠点となるトランジットセンターの役割が大変重要であると考えております。 (仮称)管理センター前停留場周辺に整備を検討しているトランジットセンターの機能や規模、配置などにつきましては、LRTに関する専門的な検討を行う芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会に設置している交通結節点等基盤整備部会におきまして、周辺まちづくりとの連携や
地域特性などを踏まえ、ご意見をいただくこととしております。具体的な整備計画につきましては、部会の検討を踏まえ、町において今年度中に固めていきたいと考えており、今後お示ししてまいります。 また、LRTと他の交通モードがスムーズにつながる交通ネットワークの構築につきましては、平成28年5月に策定いたしました都市・地域総合交通戦略におきまして、LRTやトランジットセンターの整備のほか、バス路線の再編や、工業団地内における循環バスの導入、ICカード導入など、公共交通ネットワークの構築に向けた各種交通施策を位置づけ、これまで宇都宮市や隣接市町と連携しながら検討を進めてきたところであります。 都市・地域総合交通戦略につきましては、おおむね5年ごとに評価と見直しを実施することとしており、今年度末の戦略改定に向けて、現在交通事業者や関係団体などで構成する芳賀町総合交通戦略会議を設置し、検討を進めているところであります。引き続き、LRTを中心とした新たな公共交通ネットワーク構築の実現に向けた取組を進めてまいります。 3点目のかしの森・けやき台公園の再編整備についてでありますが、かしの森公園につきましては、令和2年3月に策定いたしました第6次芳賀町振興計画
中期基本計画において、LRT整備に合わせて、かしの森公園や芳賀遊水地を整備し、道の駅はがや周辺自然環境との連携を図ることで、関係人口、交流人口の創出に向けた魅力的な観光資源を整備すると位置づけております。 現在までの公園整備に係る進捗でありますが、令和元年度には庁内ワーキンググループを組織し、整備コンセプトやターゲットを検討いたしました。また、工業団地従業員のアンケート調査を実施し、かしの森公園に期待する機能や施設についてご意見をいただいたところ、コンビニエンスストアや駐車場、カフェ、トイレなどのLRT停留所の機能を補填する施設を期待する意見が多く聞かれました。 令和2年度は、宇都宮大学との共同研究、整備や運営に関する民間活力の導入について検討を行っております。宇都宮大学との共同研究は、令和元年度の検討結果をより具体的にするための基礎資料として使用するために、利用者シミュレーション及び競合施設調査を実施しております。 かしの森公園を、人を呼び込める施設として民間企業などとの連携を図るためには、十分な検討・協議期間が必要であります。ハード整備に合わせたソフト事業の検討も必要になります。整備内容により整備期間も変更になることから、現時点では整備スケジュールが見通せない状況であります。整備の方針が固まり次第、議員全員協議会などにおきまして報告させていただきます。 ご提案いただいた新たな交流を創出するような企画につきましては検討してまいります。 けやき台公園はサッカー場として、町内少年サッカーチームや工業団地企業の従業員の方に、休日を中心に利用していただいております。年間を通じ、利用者が見込まれることや大会なども行われていることから、現時点での施設再編は考えておりません。 4点目の駅名についてでありますが、LRT停留所の名称につきましては、現在、全ての停留所名称を仮称として設定をしております。正式名称の選定につきましては、昨年11月に、有識者や沿線地域の代表者などで構成される、芳賀・宇都宮LRT停留所名称検討委員会を設置し、利用者や地域から親しまれる名称となるよう、地域の特性などを踏まえながら検討を進めているところであります。これまでに、地域や場所を分かりやすく示す明示性や、長期間継続的に使用していく永続性などの基本的な考え方を踏まえた名称候補の選定基準や、名称候補の提案に向けた検討ステップなどについて、議論がなされたところであります。また、名称候補の選定を通して、住民や利用者の皆様に「私たちの駅」というマイレール意識の醸成を図っていくことが重要ですので、住民参加の具体的な取組方法につきましても、検討を行う予定であります。 名称の決定時期についてでありますが、年度内を目途に、住民参加の取組結果を踏まえ、検討委員会において名称候補を選定し、
軌道整備事業者である本町及び宇都宮市において決定することとしております。 以上をもちまして答弁といたします。
○議長(
小林信二君) 3番、
江間田信一議員。
◆3番(
江間田信一君) これからは、一応4点ほど質問していますので、4点に関わる要望であるとか再質問をさせていただきたいと思います。 まず、1点目の回答をいただきました。ありがとうございました。これは要望ということで聞いていただきたいと思うんですが、2020年は
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、地区座談会や町政懇談会の意見交換会が中止となっておりますので、町民に対する説明が十分ではないと思われますということから、今後も身近な有効な情報媒体を活用して、情報提供を行い、もっとLRTが町民の身近に感じられるような対応をお願いしたいと思います。 それから、2点目の再質問ですが、おおむね5年ごとに評価と見直しを実施するとしている芳賀町総合交通戦略会議を設置し、検討を進められているとのことですが、いつまでに都市地域総合交通戦略を構築するのか、その際には議員全員協議会にお示しいただけるのかお伺いしたいと思います。
○議長(
小林信二君)
赤澤建設産業部長。
◎
建設産業部長兼
都市計画課長(
赤澤幸男君) 江間田議員の再質問にお答えいたします。 1点目の交通戦略をいつまでに作成するかにつきましては、交通戦略会議でのご意見を踏まえまして、来年1月を目途に素案を取りまとめ、その後、パブリックコメントを実施いたしまして、今年度末までに策定する予定でございます。 2点目の全協での説明につきましては、3月議会前の議会全員協議会にお示ししていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
小林信二君) 3番、
江間田信一議員。
◆3番(
江間田信一君) 了解しました。 続きまして、2点目の要望ということでお願いですが、開通まであと1年半でございますので、乗換えの拠点となるトランジットセンターの役割が重要でありますので、整備とともに公共交通ネットワークを速やかに構築をされるようお願いして要望とさせていただきます。 それから、3点目の再質問ということでお伺いします。 ただいまの説明で、かしの森公園の整備構想は現状においてまとまっていないということが分かりました。私も8月の上旬にかしの森公園の現場の状況であるとか、けやき台の現場を見させていただきました。かしの森の沿道沿いの桜の木なんかもきれいに倒木がされて、例年、今まで花見なんかもあの辺でやられていましたが、寂しさを感じたところです。私が行ったときにでは、売店が休みで3家族ぐらいの方が公園に来て、遊具で楽しんだ風景を見ました。 そういう中で、この3点目の再質問ということで、LRT整備を有効活用して、新たな交流を創出するようなまちづくりを町長が進めていくということですので、まちづくりの中でかしの森公園の再編整備につきましては重要課題であると思いますので、町長の考えている今、現時点での整備構想を再度お伺いしたいと思います。
○議長(
小林信二君) 町長。
◎町長(見目匡君) 現時点でなかなかかしの森公園の具体的な結果というのは出ておりません。冒頭の答弁で申し上げましたように、宇都宮大学とか、あるいは庁舎内での検討というものは進めてまいりました。そういう中におきまして、LRT事業をうまく利用して、LRTが開業したときをうまく利用して芳賀町の活性化につながればと思っております。 まず考えられることは、とりあえず国交省の事業認可を受ける一つの大きな要因といたしましては、朝晩の清原、そして芳賀の工業団地、そういった方のアンケート調査によりまして何%の方が乗ると、そういうことになれば黒字であるというのは大きな要因になったと思います。しかし、日中になりますと、そういった対応というのが全くやられていないというようなことで、やはり朝晩の通勤だけではなしに、日中を利用してもらって、より黒字経営と、さらには日中芳賀町に交流人口というふうな形で来るようにしていかなければならないと思っております。 そこで、大きく問題になることは、それでは全てのことを町の税金といいますか、資本だけでやっていって、本当に町外、あるいは県外から来るような、そういった施設がこの小さな自治体でできるかというようなことで、今考えていることというのは、やはり民間の活力というものがうまくできればというようなことです。俗に言うPFIというようなことなんですが、公共事業を民間のものの考え方、あるいはできればこの資本、そういったものをうまく取り入れられるような、そういった方法を今、模索しているところであります。これにつきましては、全くこういう形になりますと、まだ全く発表の段階ではありませんが、そういった部分、大学の先生や民間のものの考え方、そういったものをうまく利用するというようなこと、そして町外、あるいは県外からでも芳賀町のかしの森公園に行ってみたいというような最大の理想になるわけなんですが、そういうことができればと思っております。 したがいまして、大きな構想になればなるほど、開業の2022年にちょうど間に合うような、そういったものにはならないだろうと思っております。今現在でいきますと、芳賀町全体の財政の中で全て町の資本を投資して、そして全て町が計画をしていくというのはちょっと難しいだろう。今、私が言ったものがうまくいかない場合にはそういった方法もあると思いますが、やはり目標は最大限に一番いい方法でというようなことで、いろいろな立場の方、いろんな組織で検討をさせているというようなことであります。庁舎内でも絶えずこの問題についてはLRTの担当課ばかりではなしに、企画の未来創生やいろいろそういうふうなことでプロジェクトチーム等をつくりまして、幅広く検討をしておりますので、具体的にもう少し進展ができましたらば、当然全員協議会で議員の皆さんのご意見も伺いながら、そこの中で調整をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(
小林信二君) 3番、
江間田信一議員。
◆3番(
江間田信一君) かしの森公園は、LRTを活用していかに集客をして、芳賀町が潤って活気のある芳賀町づくりになるように、引き続きご検討をお願いしたいと思います。ありがとうございました。 続いて、4点目の再質問ですが、町長が説明した中で、駅名候補、いわゆる、俗に言う停留所の選定基準について、もう少し分かりやすく説明をいただければと思います。
○議長(
小林信二君)
赤澤建設産業部長。
◎
建設産業部長兼
都市計画課長(
赤澤幸男君) 再質問にお答えいたします。 名称の選定基準につきましては、停留所の所在地の町名や地域を表す名称、停留所周辺の公共施設や歴史文化施設の名称、停留所周辺の交差点や鉄道駅の名称に加えまして、これらの名称と位置関係の分かる文言を組み合わせた名称の7つの基準を設定することで、現在調整をしているところでございます。また、選定における留意事項といたしましては、読みやすい名称とすることや、間違いやすい名称、それから長い名称、特定の個人や法人の名称は避けることとしていることでございます。 以上です。
○議長(
小林信二君) 3番、
江間田信一議員。
◆3番(
江間田信一君) 了解しました。 4点目の要望としておきます。選定基準については理解ができました。 それでは、年度内を目途に住民参加取組結果を踏まえて検討委員会において選定されるということでありますので、芳賀町のイメージアップにつながるような停留所、駅名の候補になることをご期待申し上げます。それとともに、LRTの開通に向けてトランジットセンターであるとか、かしの森の活用の方向性について十分まだ検討がされていない部分がありますので、開通に向けて検討を重ね、芳賀町の発展につながることを期待して、私の質問を終了させていただきます。
○議長(
小林信二君) これで
江間田信一議員の
一般質問を終わります。
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△散会の宣告
○議長(
小林信二君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 お疲れさまでした。
△散会 午前11時41分...