◎町長(
見目匡君)
北條議員のものの考え方というのは、ご理解はしたいとは思うんです
が、冒頭申し上げましたように、今の段階で町木を変えるというような考えはございません。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 考え
がないというならば、再質問し
ても無駄ですので、次の質問に伺います。 電源不要の
防犯灯設置について。
土地改良区の圃場整備により広い道路
ができました
が、人家
がないため電柱もなく
防犯等の設置
ができませんでした。しかし今は、電源
が無く
ても
簡単設置の
ソーラーバッテリー防犯灯があります。そのような箇所に設置できるか見解を求めます。
○議長(
小林俊夫君)
北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(
見目匡君) 8番、
北條勲議員の電源不要の
防犯灯設置についてのご質問に
お答えをいたします。
ソーラー式の
防犯灯は、確かに電柱のない場所に設置でき、電気代もかからない点
が大きな利点です。しかし、太陽光から電力を取るため、曇りや雨の日などに明るさや点灯時間
が不十分となるおそれ
があり、1台当たりの新設及び
修理費用が通常の
防犯灯と比べ
て高価なことも事実です。こうしたことから、
防犯灯は電柱に設置することを基本としたいと考え
ております。 ただし、地域の声や
犯罪発生の危険性などを総合的に考慮すると、電柱
がないところでも設置可能な
ソーラー式防犯灯が必要な場所も
あろうかと思われます。それぞれの場所で、最適な
防犯対策を検討し、
ソーラー式防犯灯設置も選択肢に入れ
て、安全・安心な
まちづくりにつなげ
ていきたいと考え
ております。 以上をもちまして、答弁といたします。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 再質問をします。 昔は
防犯灯を水田の近くに設置する場合は、病害虫の被害
があるので、
土地所有者の了解を得
て設置しました。今は、
LED照明により、表面に害虫
が集まりません。
防犯灯と
街路灯はどちらも夜間における照明です。
防犯灯は
安全対策として、
街路灯は道路、
交通状況を把握するものとして、町では別々に管理し
ているのか。
○議長(
小林俊夫君)
大根田総務企画部長。
◎
総務企画部長兼
総務課長(
大根田和久君)
北條議員のご質問に
お答えします。
防犯灯と
街路灯は、
防犯灯につきまし
ては
総務課、
街路灯につきまし
ては
建設課で別々で管理をし
ているところでございます。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君)
総務課の
防犯灯は何基
あって、建設課の
街路灯は何基
あるんでしょうか。
○議長(
小林俊夫君)
大根田総務企画部長。
◎
総務企画部長兼
総務課長(
大根田和久君)
お答えします。
防犯灯につきまし
ては、前年度末1,733基
防犯灯は設置され
てございます。
街路灯につきまし
ては、ただいま手元に資料
がございませんので、分からないところでございます。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君)
街路灯は
総務課じゃなくたっていいんじゃないですか。担当は
建設課と先ほど言いましたよね。だから、
建設課が数字を教え
てください。
◎
建設課長(磯顕吾君)
お答えいたします。 先ほど、
総務部長からも回答させ
ていただきました
が、今、手元に資料
がございませんので、ちょっと今
お答えができません。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 今年の
決算議会で、
防犯灯設置工事の不用額
が多い理由に対しては、今までは申請により実施した
が、これからは町
が必要な箇所に設置するとのことです。中学生の通学路は指定され
ていません。遠い通学者には、広い
直線道路があれば、時間短縮にもなるので通りたいです。
防犯灯を兼ねた
街路灯は、
安全対策ではなく、夜間における
道路状況や
交通状況を把握する重要です。 また、
防犯カメラは、犯罪を防ぐ、弱者を守る、
犯罪証拠を記録する等を関連するもので、どのような場所に設置する考えですか。
○議長(
小林俊夫君)
大根田総務企画部長。
◎
総務企画部長兼
総務課長(
大根田和久君)
北條議員のご質問に
お答えをいたします。
防犯灯につきまし
ては、
北條議員ご指摘のとおり、今まで地域の
防犯組合長様からの申請等により設置をし
てきたところでございます。これからは、それだけにとどまらず、
学校関係からとかの意見も聞きながら、町のほうでもんで、また
防犯組合長様等々の意見も伺いながら、設置をし
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。 令和4年度、本年度につきまし
ては、学校側からの要望、
学校運営協議会からの要望を受けまし
て、地域の
防犯組合長様と協議等々をさせ
ていただきまし
て、本年度28基の
防犯灯を新規で設置をしたところでございます。これからも、各方面のご意見をいただきながら、防犯に必要な箇所に
防犯灯を設置し
ていきたいというふうに考え
ております。 また、
防犯カメラにつきまし
ては、本年度10基
設置予定をし
ております。これにつきまし
ても、やはり
学校周辺とか、交通の要衝など、これからも設置をし
ていきたい。その際には、やっぱり地域の声なり、自治会様の声、また警察との協議等々させ
てもらいながら、公共性の高いところにつけ
てまいりたいというふうに思っ
ているところでございます。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 地域の意見、学校等の意見を聞きながらというんですけれども、そこにちょっと付け加え
てほしいのは、中学校の通学路
が遠い方の
自転車通学、そういう方
が危険
が伴うのは大きいです。だから、そういうところは
保護者の意見を聞い
ていただきたいんですよ。いつも学校とあれだけというんじゃなく
て、保護者の意見を本当に聞い
てほしい。 それから、カメラの設置も、やっぱり
防犯関係がありますんで、特に
女子生徒などは危険
がありますので、学校に
保護者の送迎するほうも多いと聞い
ています。そんな関係からも意見を聞い
ていただい
て、反映し
ていただきたいと思います。 それから、予算の執行なんですけれども、今年の決算を見ると半分以上
が余っ
ていますので、
予算執行の効果
があるのは、年度中でも早いほう
がいいんですね。4月、5月のほうと、2月、3月のほうで同じやっ
ても効果は違うと思います。できれば、設置のほうは早くし
て、不用額
が出ないようによく現場を確認し
ていただきたいと思います。この問題はこれで終わります。 次にいきます。 財政の
リスク管理について。 脱
炭素化社会に向けた動き
が加速し
ています。町内の
優良企業ホンダの動きにより町の財政
が大きく変わることになるので心配です。企業は
いつ閉鎖や撤退するか分かりません。町の
リスク管理の見解を求めます。
○議長(
小林俊夫君)
北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(
見目匡君) 8番、
北條勲議員の財政の
リスク管理についてのご質問に
お答えをいたします。
工業団地からの税収は、令和3年度決算において、
法人町民税約2億2,000万円、
固定資産税約21億1,000万円、
都市計画税約1億6,000万円と、税収全体の約55%を占める町の重要な財源となっ
ております。これらの税収により
基準財政収入額が増加し、当町
が長年にわたり不
交付団体となった大きな要因となっ
ているところで
あります。
大手企業の撤退を想定した場合、
関連企業や他の
立地企業をはじめ、町内の就業者にも影響を及ぼすこと
が想定されます
が、発生するリスクの内容により影響する規模の幅
が大きいことから、リスクの想定は難しいものと考え
ております。 その中で法人からの税収の減少については、町の
収支構造に大きな変化を与えること
が想定されます
が、税収の不足額については
普通交付税等で補填されることから、基本的な
住民サービスの低下は発生をいたしません。 企業の
方針変更などによる進退や規模の拡大、縮小については、企業それぞれの判断になることから、町
が関与できることでは
ありません
が、工業団地立地企業と
信頼関係を築き、常に
情報収集を行っ
てまいります。 町といたしまし
ては、
各種施策により、
工業団地の
付加価値を向上させることで企業
が立地するメリットを高め、企業にとって脱炭素化を推進し
ていくためにふさわしい場所として選ばれ、長期的に操業する
優良企業が育ちやすい環境を提供し
ていきたいと考え
ております。 以上をもちまして、答弁といたします。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 町外から、税収力
が豊かでうらやましいとよく話を聞きます。それは、
工業団地があり、優良企業の
ホンダのおかげです。
ホンダは、自動車の会社は分かります
が、工業団地内の
株式会社ホンダアクセス栃木事業所、
株式会社本田技術研究所、
本田技研工業(株)四輪
事業本部ものづくりセンター、
本田技術工業株式会社PG管理室、
本田技研工業株式会社ものづくりセンター栃木、
本田技研工業株式会社改良改革センター栃木、
株式会社ホンダテクノフォート芳賀テクニカルセンターの具体的な
仕事内容は分かりませんので、 に伺っ
てもよく分からないとのことです。各会社のどのような
仕事内容を把握し
ているのか、また、
ホンダ関連関係の
町内従業員の人数は何人ですか。
○議長(
小林俊夫君)
大根田商工観光課長。
◎
商工観光課長(
大根田淳一君)
北條議員のご質問に
お答えいたします。 まず、各企業の
事業内容なんです
が、詳細まではさすがにこちらで把握することもできないんです
が、会社案内に書い
てある内容的なものは、ある程度まではこちらで把握し
ているつもりでございます。ちょっと詳細は手元にはないんです
が。 あと、
従業員数なんです
が、現状ちょっと細かい数字までは、すみません、手持ちではないので、後日ということでお願いいたします。
○議長(
小林俊夫君)
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) それはまた後で調べ
て連絡ください。 それから、先ほどの今
あった8社の
仕事内容ですね。先ほどの町長の答弁の中に、
立地企業との信頼をし
て、情報を得るということですから、特にそういう関係の情報を得
て、概要でも、概要の中ももう少し含め
て、どういう仕事をし
ているのかというのを把握し
てほしいです。
ホンダは
地球温暖化の原因となる
二酸化炭素等の排出を防ぐため、2040年までに
化石燃料車を撤退し、全て
電気自動車と
燃料電池車にする計画で、そのために2024年春に、あと2年ですね、
実証ラインのさくら市の
研究開発に拠点を立ち上げると発表しました。また、2025年度中に、3年後に
真岡工場を閉鎖、真岡市にとっては、はかり知れないダメージと、
新聞報道を見ました。 私の取り越し苦労か、
本田技研工業が芳賀工業団地に設置し
て今年で40年目です。財政豊かといわれ
ても、ここ数年の
財政力指数は僅か1を下回る
地方交付税の
交付団体になっ
ています。
優良企業ホンダの動きをどのように見
ていますか。
○議長(
小林俊夫君) 町長。
◎町長(
見目匡君) まず、なかなか難しい問題という答弁をしたつもりで
あります
が、まず、芳賀の
工業団地の特徴で
あります
が、議員ご指摘のように、ご理解いただい
ているとは思います
が、まず、研究所で
あるというようなことで
あります。そういうところに見まし
ても、やはり研究所というようなことになりますと、生産工場と会社といっ
ても、会社のやっ
ていることはかなり違うというようなことで、企業秘密というものをしっかりと守っ
ていくと。ですから、いろんなことを研究をし
ていても、発表し
て実現するものも
あれば、そのままで終わっ
てしまうものも
ある。競争の原理
が非常に、ほか以上に働くところというようなところで、なかなか
工業団地管理センターを中心に、いろんな形で、前よりかなり町と、芳工連の企業全体の友好関係というのは、確実に絆といいますか、そういうのは強くなっ
ていると理解をし
ております。 したがいまし
て、第2
工業団地、約20ヘクタールを造成をいたしました
が、それもすぐに完売をし
ていると。なおかつ、買っ
ていただいた企業というものは、そういった関連の企業
があるというようなことで
あります。 油断をし
ているとか、そういうことは
ありませんので、今まで以上に、いろいろな形で、各企業との緊密な連携というものは深め
ていくというようなことで、事業の内容について、じゃ、親しくなったから教え
てくださいといっ
ても、これはどこの会社も資本主義の自由競争の中で生き延びるというようなことで
ありますので、親しくなっ
てもそういう部分には触れられない。あるいは会社のほうもそういうものは明かさないというの
が原則になるかと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 8番、
北條勲議員。
◆8番(
北條勲君) 私ごとなんですけれども、私は、10年前にさくら市下河戸に
ホンダの研究所
ができまし
て、そこに氏家駅から直線で真っすぐサクラ道路というの
ができました。これは将来は
芳賀工業団地の研究所に代わっ
て、そちらに移るんじゃないかなと思っ
て、下調べをしました。どういう道路なのか、どんなふうに真っすぐ行っ
ているのか、田んぼの中を突っ切っ
ている。そういう心配は、私一個人としてはしました。 現実に、そこのさくらの研究所は、この前のF1レースで、
ホンダが最終のやつで優勝しました。そのときの指令を出したのは、このさくら研究所からの指令なんです。とりあえず、
ホンダのF1は終わりましたので、そこにこれからの
電気自動車やそういうのを一切あそこにまとめるという拠点とするという新聞に報告
がありましたんで、ますます心配になっ
てくるんです。 だから、そういうものの町の考えは心配はないのか。心配
がしようがないといえばそうなんだけれども、何かそれじゃ諦めたような気
がするんですけれども、町の
固定資産税のうち、
工業団地内の企業から70%を占め
ています。仮に企業
が撤退したら、私の試算ですよ。残るのは、取れるのは土地だけなんですよね。土地以外のもの
が減りますので、約18億数千万円
が減額になります。この金額は、来年度町の歳入予算額の約20%の減額になる、昔で言えば、三割自治体になっ
てしまう心配
があります。先ほど町長
が言いましたけれども、財政力
が下がれば、国からの
地方交付税が来るから簡単だよという話ではないと思いますよ。国だって借金し
ているから、そんなにできるとは思いませんけれども、目配り、気配りし
てリスク管理をし
てください。 最後に、今までに、これは今回のじゃないですよ。今までに答弁した「したいと思います」「感じ
ています」は意味
が分かりません。不誠実です。また検討するだけの答弁で終わるのではなく、いつまでに時期を示し、検討した結果を報告するシステム
が必要です。あの質問はどうなったっぺという回答
がなかったやつ
が議会だよりに出
ています。町の議会だよりに、このようなことは掲載されないようにお願いし
て、私の最後の質問とします。
○議長(
小林俊夫君)
北條議員、答弁は求めるんですか。 これをもっ
て、
北條勲議員の
一般質問を終わります。 これから暫時休憩としまして、10時55分開会とします。お願いします。
△休憩 午前10時42分
△再開 午前10時54分
○議長(
小林俊夫君) 会議を再開します。
---------------------------------------
△
岡田年弘君
○議長(
小林俊夫君)
一般質問を続けます。 5番、
岡田年弘議員、登壇願います。 〔5番
岡田年弘君 登壇〕
◆5番(
岡田年弘君) 5番、
岡田年弘でございます。
一般質問を通告したところ、議長より許可をいただきましたので、
一般質問をさせ
ていただきます。 農産物のブランド化について。 持続可能な農業を推進し
ていくため、本町農業のさらなる活性化に向け
て、本町農産物のブランド化を目指すためには、生産者の理解及び町の強いリーダーシップ
が必要だと思っ
ております。 現在、芳賀町北部第2地区圃場整備
が継続中で
あり、また、稲毛田地区圃場整備の結果、梨団地等の整備
がほぼ完成に至ったところです。 本町は、まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標を掲げ
ております。その中に、にっこり栽培面積日本一への取組、農作物や加工品の芳賀町ブランドづくりの推進と
あります。そこで、芳賀町ブランドの推進に当たり、積極的な施策支援
が必要ではないかと考えます
が、町長の考えを伺います。
○議長(
小林俊夫君)
岡田年弘議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(
見目匡君) 5番、
岡田年弘議員の農産物のブランド化についてのご質問に
お答えをいたします。 芳賀町第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略において、稼げる地域づくりを基本目標の一つに掲げ、町の基幹産業で
ある農業について、持続可能な農村社会の構築を目指し、様々な具体的な施策を実施し
てきたところで
あります。 施策の一つで
あります、農業生産を支える基盤づくりとして、農地の集積・集約化や農作業の効率化を図り、農業所得の向上及び地域農業の発展のため、圃場整備事業を計画的に推進し
てまいりました。その結果、芳賀町北部第2地区においては、令和3年度から面工事に着手すること
ができ、早期完了を目指し
て事業を進め
ております。 また、稲毛田地区においては、令和2年度から着手した面工事
が完了し、今年度中に全体工事
が完了する予定で
あります。新たに整備された農地では、梨団地の整備、露地野菜の栽培
が開始され
ております。 圃場整備事業は、町の基幹産業で
ある農業を将来にわたり持続可能とするために欠かすことのできない重要な事業で
あることから、今後も地元の要望に基づき推進し
ていきたいと考え
ております。 ご質問に
ありました賀町ブランドの推進に当たっての積極的な支援についてです
が、持続可能な農村環境の構築のため、にっこり栽培面積日本一への取組と、農作物や加工品の芳賀町ブランドづくりの推進を行っ
てきたところで
あります。 まず、にっこり栽培面積日本一への取組で
あります
が、現在町内のにっこり栽培面積は15.7ヘクタールで、県内では宇都宮市に次ぐ第2位で
あります。町では全国1位の産地形成を目指し、にっこりの栽培に取り組む農家を支援し
てきました。梨栽培拡大支援事業として、梨の新植、改植にかかる苗木の購入や新技術の導入による梨棚の設置など、栽培拡大に係る経費の一部を助成し
ています。 苗木の購入につきまし
ては、にっこりの苗木を購入した場合は10分の10の全額助成、その他品種は3分の1を限度に助成をし
ており、昨年度のにっこりの苗木購入は全体の55%を占め、町内での栽培面積
が拡大し
ていること
が数字上からもわかります。栽培面積の拡大、生産効率の向上のための支援をJAは
が野や梨部会などと相談しながら継続的に行い、梨の里・芳賀町を守り、PRし
ていきたいと思います。 次に、農作物や加工品の芳賀町ブランドづくりの推進につきまし
ては、今年の6月議会定例会において、
山口菊一郎議員からの
一般質問に
ありました農業支援についてで説明した内容と変更となる部分は
ありません
が、現在の状況や課題について答弁をいたします。 本町の主要作物で
ある米につきましては、JAは
が野やJAは
が野耕種部会、意欲
ある生産者などで構成する協議会を設け、新しいブランド米の創出について検討を重ね
てまいりました。協議会からは、個別にブランド化に取り組む農業者に対する支援の提言
があり、町ではこの提言を受け、農業者
が個別に実施する販路拡大や、六次産業化のため意欲的な取組を支援するため、芳賀町農産物ブランド化支援事業を創設をいたしました。 昨今の水田農業は、国内人口の減少やコロナ禍の影響による米価の大幅な下落に加え、燃料、資材などの著しい高騰に伴う生産コストの上昇など、厳しい状況に直面し
ております。このような状況の中、稼げる地域をつくるために、芳賀町産農産品のブランド化、売れるものづくり
が重要となっ
ております。従来は生産者の視点から協議し
てまいりました
が、効果的なブランドづくりのためには、生産者だけではなく、流通、外食、消費者などの意見を取り入れ
て議論すること
が必要で
あると考え
ております。 また、地域ブランドの推進には、芳賀町産農産品のブランド化だけではなく、地域イメージのブランド化を同時に推進することも重要で
あり、地域そのもののイメージを向上することで、観光客や地域産品の消費の増加
が期待できます。 地域ブランド化は一朝一夕に達成されるものではなく、時間と労力
が必要となります。生産者を基軸として、関係機関
が連携をし、地域ブランド化に取り組み、生産者自らできることを熟慮し
ていただき、その中で行政の力
が必要な部分について、積極的に支援をし
てまいります。 以上をもちまして、答弁といたします。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 再質問をさせ
ていただきます。 まず1つ目、稲毛田地区の圃場整備に合わせた梨団地の整備について、お伺いをしたいと思います。 にっこり栽培面積日本一への取組として、にっこり栽培に取り組む農家への支援、苗木の購入や梨棚の設置に係る経費の一部を助成し
ていると
ありました。稲毛田地区圃場整備事業に合わせ
て整備し
ている梨団地について、にっこりの定植状況などをお伺いしたいと思います。
○議長(
小林俊夫君) 大塚農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(
大塚英樹君) 岡田議員のご質問に
お答えします。 稲毛田地区の圃場整備面積は全体で約22ヘクタールでございます。そのうち新規の梨棚の設置
が6.8ヘクタール、6.8ヘクタールのうち、にっこりの定植
が3.7ヘクタール、全体の54%となっ
ております。 町内のにっこり栽培面積は、先ほど答弁にもございました
が15.7ヘクタール、梨団地では約24%を占め
ております。にっこりの栽培割合
が多く、栽培区画も県内で最大級の梨団地となっ
ております。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 今回答
がありましたように、にっこりの定植
が3.7ヘクタール、54%を占め
ているということでございまし
て、栽培区画、県内でも最大級だということでございます。 それと、せっかく梨団地
があれだけ造成されました。その結果、観光資源としての活用、これもちょっと考えたいじゃないかなと私は思っ
ております。圃場整備事業で道路も整備され
て、にっこりの栽培の消費拡大などにつなげ
ていくために、梨団地を観光資源化し
て活用する考えは
あるか、ないか、お伺いします。
○議長(
小林俊夫君) 町長。
◎町長(
見目匡君)
いつどのような形で、仮の話、にっこりあるいは梨というようなことで、まず、農家の人に頑張っ
てもらっ
て、やはり日本で一番だというような形になると、それは大きな売りになると思います。それを今度町と農家の人たち
がどういうふうな形で全国にPRをするか、その一つの手段というものは、今後かなり重要になっ
てくるかと思います。そういう中において、今後観光資源として考えられること、今までですと、やっぱり日光とか国立公園のようなそういうところというのは、たくさんの人
が集まる力は
あるかと思います
が、時代と共に、農村社会というもの
が見直され
てくるだろうと思います。そのときに、行政のほうもお手伝いをし、農家の皆さん方もいろんな形でご理解をいただい
て、生産プラスそういった方の受入れ体制をつくっ
ていくと。 例えばの話です
が、観光協会とかそういうところです。例えば、町で今健康ハイキングというような形のことをやっ
ております
が、そういうものを、結局町内の人たちばかりではなしに、そういったものをチラシ等いろんなことでPRをし、県内、県外、そういう人たちとともに、農村社会に触れ
て梨狩りをするとか、あるいはそれから、また違った部分を歩い
て楽しんでいただくというような、そういう部分で全体的な芳賀町のブランド化といいますか、そういうものに結びつけ
ていくこと
ができたらば、非常にいいなと思っ
ております。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 梨団地の観光資源、やはり今町長からも答弁
がありましたように、PRこれ絶対だと私も考え
ております。それ
が生産者の知名度を高め、それにより販売拡大、消費拡大と、そのきっかけになっ
ていけばいいのかなと思っ
ております。 2つ目の六次産業化への取組、ブランド化に対する支援、販路拡大や六次産業化への取組支援をする事業
が創設され
ています
が、具体的な事業概要、これをお伺いします。
○議長(
小林俊夫君) 大塚農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(
大塚英樹君) 岡田議員のご質問に
お答えします。 芳賀町ブランド化支援事業の事業概要です
が、補助対象者は農業者で組織する団体となっ
ております。補助の対象です
が、町内さんの農産物を活用した商品の独自販売のための設備導入、販路の拡大、製品開発などにかかる経費について対象とし
ております。補助金額は補助対象経費の2分の1、上限10万円となっ
ております。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 補助金額の対象経費
が2分の1、上限10万円だということなんです
が、六次産業化に取り組むためには、もう少し金額
があってもいいんじゃないかと、私考え
ております。 次に、六次産業化への事業概要、これにつきまし
ては了解いたしました。芳賀町産の農産物を活用した加工品の製造販売などで、町内生産者の六次産業化への取組事例ですか、これ
がありましたら、またどのような商品なのか、お伺いをいたします。
○議長(
小林俊夫君) 大塚農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(
大塚英樹君) 岡田議員のご質問に
お答えします。 現在、農政課のほうで把握し
ております、生産者
が自ら商品開発、製造販売し
ているもの
が数件ございます。米こうじのドレッシング、梨のステーキソース、甘酒、お酢など、生産者
が自らつくっ
て販売し
ているという情報を収集し
ております。 芳賀町ブランド力向上に資する農産物、加工品の製造販売をすることで、農業者の所得向上につながりますので、今回のこの支援制度の周知、そちらと、六次産業化への取組に積極的に支援し
ていきたいと考え
ております。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 事業概要、生産者の商品開発に関しては、数件の農家さん
がいるということでございます。六次産業化への取組、積極的に支援を行っ
てもらっ
て、生産者から納得のいく積極的に支援を求めたいと思います。また、生産加工販売
が確立されることにより、ブランド化、ブランド力につながっ
ていくことを期待したいと思います。支援は、これ実際先ほども申したように、補助対象
が2分の1、上限10万ということなんです
が、これからますます生産加工品の製造販売に関しては、金額
が上がっ
てくるんじゃないかなと考え
ておりますんで、よろしくお願いをいたしたいと思います。 3つ目なんです
が、さらなるブランド化、この推進について、本町の主要作物で
ある米や梨について取り組まれ
ていることは了解しました。さらなるブランド化推進として、今後の方向性など
がありましたら、お伺いをいたします。
○議長(
小林俊夫君) 大塚農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(
大塚英樹君) 岡田議員のご質問に
お答えします。 ブランド化の今後の方向性ということです
が、まず引き続きにっこりの栽培面積の日本一を目指す支援を実施いたしまし
て、一大産地を維持するとともに、梨の町芳賀町をPRすることで、消費拡大、ブランド化につなげ
ていきたいと考え
ております。 また、米の消費量減少や米価下落などによりまして、国や県の施策として、園芸作物、露地野菜の栽培拡大
が推進され
ています。露地野菜
が産地化することで、新たな資源としてブランド化につながる可能性も
あると考え
ております。 町長の答弁にもございました
が、農業者自ら
が経営の安定化を図るため、関係機関
が連携し
て、地域ブランド化に取り組み、その中で行政の力
が必要な部分について、積極的に支援し
てまいりたいと考えます。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 了解しました。 にっこり栽培面積日本一を目指すためには、やはり町長の答弁にも
ありましたように、農産品のブランド化だけでなく、地域のイメージ、のブランド化を同時に推進する。そのとおりだと思っ
ております。ブランド化は一朝一夕に達成されるものではなく、それには、情報の発信、これ
が全てだと思っ
ております。 今回の質問は、農産品のブランド化なんです
が、このブランド力、バッグから全てブランド、ブランドということで、このブランドをいかに芳賀町のにっこり栽培に、またほかの作物に対してブランド力をつけるか、それは本当に町民一人一人、また生産者
がどれだけそれに向かっ
ていけるかということでございます。 最後の質問になります。これ町長にお伺いしたいんです
が、創生総合戦略の芳賀町ブランド、推進はもっと広く、生産者及び町民へのアピール、これ
が必要だと思っ
ております。そこで、芳賀町ブランド推進に対して、推進課とか、ないしブランドの係を立ち上げる考えは
あるのか伺いたいと思います。
○議長(
小林俊夫君) 町長。
◎町長(
見目匡君) まず、ブランド化をするために、推進課、あるいは係をつくる気
があるのかというようなことで、全くちょっと考え
てはおりませんでした
が、今つくる気は
ありません。といいますのは、確かに何十年も前ですと、芳賀町の全体の人口、それに対して農業者の比率というの
が非常に高い。そして、今のような状況というようなことで、各市町村
がいろんな形で農業中心に競争するということになれば、これは町民を守るためというようなことで、課の設置というものも考えられるかとは思います
が、生産の場所で
あります農地というのは、若干は減っ
ています。でも、芳賀町は確かに多いかもしれませんけれども、そこで町民の中の比率というと、やはり農家の人口というのは減っ
ていますので、課の設置とか係というところまではいかないんだろうと思います。 ただ、前段の中でもきちんと話をしましたように、芳賀町は県内でもやはり農地の占める割合
が半分ぐらいというようなことで、これをきちんとした形で守っ
ていかなきゃならない。生産もしなければなりません
が、環境の保全というような大きな役割
があります。そして、関わる農家の人たちの安定、活力というような形で、やはりそういった作物に対するブランド力というのはつけ
ていかなきゃならないというようなことで、そういったことについては、引き続き力を入れ
ていくというというようなことです。じゃ、そういうことを具体的に町長として何をやったんだというような話も
あろうかと思いますので、ちょっと触れたいと思います。 就任した平成27年のときに、農家の意欲の
あるような方に通知を差し上げまし
て、正式名称はちょっと忘れたんです
が、農業者懇談会のような形でお集まりをいただきました。初年度に七、八十人集まったと思います。それを毎年続けたんです
が、そのときに私
が言ったのは、農業出身だから、農家の人たちは、もっともっと農業に対して補助金くれるのかなというような、そんなふうなことを期待したと思うんです
が、言っ
て、ちょっと、え、裏切られたというような顔
が、はっきり私の、四、五十分ぐらいの講演みたいな形で農業に対する熱い思いを語りました。まず、今までのように、農機具を買う、何々をする、それに対して町でお金を出すというようなことは、今後はやりません。国のほう
がそういう事業
があるというものは、積極的に導入をいたしまし
てやるけれども、町単独というのはやらないと。では、今までそういったものに使ったものをどういうふうにするんだというようなことで、今後お金をもらったときには、1,000万円もするようなトラクター、コンバイン買ったときの確かに経営の中で足しにはなるかもしれません
が、将来には結びつかないでしょう。そういった部分をもっともっと違う形でしますよというような話をしました。 ここのところちょっとコロナの関係
がありまし
て、その会議はやっ
ておりません
が、それ
がきっかけとなっ
て、実は稲毛田の梨団地なんていうのはそういうところからなんですね。若い人たち
が、みんなの意見も聞くからというようなことで決まりまし
て、県のほうはちょうど園芸大国とちぎというようなことで、そういった方針を出したところというようなことで、すぐに事業の認可になっ
て、畑の
土地改良なんていうのは非常に珍しかったわけです
が、そういうのにつながったと。そういうことのほう
が、芳賀町の将来の農業の持続可能な農家の人たちもしっかりできるだろうというようなことで
あります。 過日11月の12か13か、その頃、特に梨に力を入れ
ている方、米のほうもあれなんですけれども、東京のほうに出向きました。スカイツリーなんです
が、スカイツリーに出向い
て、まず、米特A相当取っ
ておりますので、芳賀町の米を何とか都民にも分かっ
ていただこうというので、キューブ米を持っ
ていったと。それとにっこりも持っ
ていったというようなことで、200セットくらい持っ
ていったんです
が、なかなかあそこの遊ぶところでソラマチなんか
あるんです
が、50か60セットぐらい売れたというようなことなんです。 これからやはり、農家の人たちも自ら、先ほど冒頭申し上げましたように、消費者のところに出向い
て、自分はこういう思いを持っ
てつくったんだと。実際食べ
ていただくというような、相手の立場になっ
てやるというような、そういった部分というの
が必要なんだろうと思っ
ております。 今後、町
が、そのことだけじゃなく
て、どういう支援をするんだということになると、今度個人の農家の人たち、あるいはグループをつくっ
ても、今度やはり町の職員、農家の人たちの発送だけではなかなか難しいというようなことで、例えば、一流デパートのバイヤーとか、あるいはそういう中を取り持つような、そういったプロの方にも入っ
ていただい
て、そういう人たちとともに、町
が助成をしながら、そして、農家の生産をする人と消費者の代表のようなそういう人たちのグループをつくるような、そういうことをし
て、ブランド化につながる、そうして、芳賀町の農業をつなげ
ていくというような、そういう考え方で進んでいければと思っ
ております。 何回も言うようです
が、課とか係は今の段階では、いろんな意味合いで、福祉を中心に、教育を中心に人材、職員の配置ということを考えたときには、そういうことはできないということで
あります。 以上です。
○議長(
小林俊夫君) 5番、
岡田年弘議員。
◆5番(
岡田年弘君) 答弁に
ありましたように、推進課、ないしそういった係は設置できないというようなことで
あります
が、やはりせっかくの芳賀町稼げる地域をつくるということなものですから、ぜひともブランド化を目指し
て、それ
が、やがて総合的に芳賀町のブランド力につながるんじゃないかなと思っ
ております。町のバックアップを希望しまし
て、質問を終わりにしたいと思います。
○議長(
小林俊夫君) これで
岡田年弘議員の
一般質問を終わります。
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△散会の宣告
○議長(
小林俊夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 お疲れさまでした。
△散会 午前11時28分...