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令和4年第7回定例会(第4日) 名簿 開催日:2022-12-08
令和4年第7回定例会(第4日) 本文 開催日:2022-12-08

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  1. 可児市議会 2022-12-08
    令和4年第7回定例会(第4日) 本文 開催日:2022-12-08


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-12-08: 令和4年第7回定例会(第4日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 174 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長板津博之君) 選択 2 :  ◯議長板津博之君) 選択 3 :  ◯議長板津博之君) 選択 4 :  ◯議長板津博之君) 選択 5 :  ◯17番(山根一男君) 選択 6 :  ◯議長板津博之君) 選択 7 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 8 :  ◯議長板津博之君) 選択 9 :  ◯文化スポーツ部長三好誠司君) 選択 10 :  ◯議長板津博之君) 選択 11 :  ◯17番(山根一男君) 選択 12 :  ◯議長板津博之君) 選択 13 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 14 :  ◯議長板津博之君) 選択 15 :  ◯17番(山根一男君) 選択 16 :  ◯議長板津博之君) 選択 17 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 18 :  ◯議長板津博之君) 選択 19 :  ◯文化スポーツ部長三好誠司君) 選択 20 :  ◯議長板津博之君) 選択 21 :  ◯17番(山根一男君) 選択 22 :  ◯議長板津博之君) 選択 23 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 24 :  ◯議長板津博之君) 選択 25 :  ◯17番(山根一男君) 選択 26 :  ◯議長板津博之君) 選択 27 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 28 :  ◯議長板津博之君) 選択 29 :  ◯17番(山根一男君) 選択 30 :  ◯議長板津博之君) 選択 31 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 32 :  ◯議長板津博之君) 選択 33 :  ◯17番(山根一男君) 選択 34 :  ◯議長板津博之君) 選択 35 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 36 :  ◯議長板津博之君) 選択 37 :  ◯17番(山根一男君) 選択 38 :  ◯議長板津博之君) 選択 39 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 40 :  ◯議長板津博之君) 選択 41 :  ◯17番(山根一男君) 選択 42 :  ◯議長板津博之君) 選択 43 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 44 :  ◯議長板津博之君) 選択 45 :  ◯17番(山根一男君) 選択 46 :  ◯議長板津博之君) 選択 47 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 48 :  ◯議長板津博之君) 選択 49 :  ◯17番(山根一男君) 選択 50 :  ◯議長板津博之君) 選択 51 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 52 :  ◯議長板津博之君) 選択 53 :  ◯17番(山根一男君) 選択 54 :  ◯議長板津博之君) 選択 55 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 56 :  ◯議長板津博之君) 選択 57 :  ◯17番(山根一男君) 選択 58 :  ◯議長板津博之君) 選択 59 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 60 :  ◯議長板津博之君) 選択 61 :  ◯17番(山根一男君) 選択 62 :  ◯議長板津博之君) 選択 63 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 64 :  ◯議長板津博之君) 選択 65 :  ◯17番(山根一男君) 選択 66 :  ◯議長板津博之君) 選択 67 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 68 :  ◯議長板津博之君) 選択 69 :  ◯17番(山根一男君) 選択 70 :  ◯議長板津博之君) 選択 71 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 72 :  ◯議長板津博之君) 選択 73 :  ◯17番(山根一男君) 選択 74 :  ◯議長板津博之君) 選択 75 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 76 :  ◯議長板津博之君) 選択 77 :  ◯17番(山根一男君) 選択 78 :  ◯議長板津博之君) 選択 79 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 80 :  ◯議長板津博之君) 選択 81 :  ◯17番(山根一男君) 選択 82 :  ◯議長板津博之君) 選択 83 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 84 :  ◯議長板津博之君) 選択 85 :  ◯17番(山根一男君) 選択 86 :  ◯議長板津博之君) 選択 87 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 88 :  ◯議長板津博之君) 選択 89 :  ◯17番(山根一男君) 選択 90 :  ◯議長板津博之君) 選択 91 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 92 :  ◯議長板津博之君) 選択 93 :  ◯17番(山根一男君) 選択 94 :  ◯議長板津博之君) 選択 95 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 96 :  ◯議長板津博之君) 選択 97 :  ◯17番(山根一男君) 選択 98 :  ◯議長板津博之君) 選択 99 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 100 :  ◯議長板津博之君) 選択 101 :  ◯17番(山根一男君) 選択 102 :  ◯議長板津博之君) 選択 103 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 104 :  ◯議長板津博之君) 選択 105 :  ◯17番(山根一男君) 選択 106 :  ◯議長板津博之君) 選択 107 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 108 :  ◯議長板津博之君) 選択 109 :  ◯17番(山根一男君) 選択 110 :  ◯議長板津博之君) 選択 111 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 112 :  ◯議長板津博之君) 選択 113 :  ◯17番(山根一男君) 選択 114 :  ◯議長板津博之君) 選択 115 :  ◯議長板津博之君) 選択 116 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 117 :  ◯議長板津博之君) 選択 118 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 119 :  ◯議長板津博之君) 選択 120 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 121 :  ◯議長板津博之君) 選択 122 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 123 :  ◯議長板津博之君) 選択 124 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 125 :  ◯議長板津博之君) 選択 126 :  ◯福祉部長(加納克彦君) 選択 127 :  ◯議長板津博之君) 選択 128 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 129 :  ◯議長板津博之君) 選択 130 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 131 :  ◯議長板津博之君) 選択 132 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 133 :  ◯議長板津博之君) 選択 134 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 135 :  ◯議長板津博之君) 選択 136 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 137 :  ◯議長板津博之君) 選択 138 :  ◯総務部長(肥田光久君) 選択 139 :  ◯議長板津博之君) 選択 140 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 141 :  ◯議長板津博之君) 選択 142 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 143 :  ◯議長板津博之君) 選択 144 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 145 :  ◯議長板津博之君) 選択 146 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 147 :  ◯議長板津博之君) 選択 148 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 149 :  ◯議長板津博之君) 選択 150 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 151 :  ◯議長板津博之君) 選択 152 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 153 :  ◯議長板津博之君) 選択 154 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 155 :  ◯議長板津博之君) 選択 156 :  ◯議長板津博之君) 選択 157 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 158 :  ◯議長板津博之君) 選択 159 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 160 :  ◯議長板津博之君) 選択 161 :  ◯観光経済部長高井美樹君) 選択 162 :  ◯議長板津博之君) 選択 163 :  ◯6番(渡辺仁美君) 選択 164 :  ◯議長板津博之君) 選択 165 :  ◯議長板津博之君) 選択 166 :  ◯議長板津博之君) 選択 167 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 168 :  ◯議長板津博之君) 選択 169 :  ◯企画部長(坪内 豊君) 選択 170 :  ◯議長板津博之君) 選択 171 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 172 :  ◯議長板津博之君) 選択 173 :  ◯議長板津博之君) 選択 174 :  ◯議長板津博之君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長板津博之君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして誠にありがとうございます。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長板津博之君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。  これより前日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長板津博之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、8番議員 勝野正規君、10番議員 澤野伸君を指名します。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長板津博之君) 日程第2、前日に引き続き一般質問を行います。  なお、引き続き1人の質問が終了するごとに換気及び答弁者の入替えのため休憩時間を設けますので、よろしくお願いします。  それでは、通告がございますので順次質問を許します。  17番議員 山根一男君。 5: ◯17番(山根一男君) 17番議員、立憲民主党市民の声、山根一男です。
     本日は通告に従いまして、一般質問を3件させていただきます。どうぞよろしくお願いします。  まず1番目ですけれども、戦国歴史資産のさらなる発掘をというテーマです。  先般の岐阜市の信長まつりにおけますキムタクこと木村拓哉さんの信長フィーバーを思うと、やはり歴史上の武将の中でナンバーワンの人気を誇る織田信長の人気ぶりは、他を凌駕するものがあるかと思います。  その信長が本能寺の変の3か月ほど前、言わば絶頂期の折、天正10年(1582年)3月9日に美濃金山城に泊まり、翌日に城の東方にあります可成寺に行き、その先にある約3メーターほどの岩ですけど、そこに腰かけたという伝承があります。それが兼山にある信長の休み石です。今を去ること440年前、信長がどのような思いでこの岩に座ったのかとイメージの世界は膨らみます。尾張でも、岐阜でも、安土でも、信長の遺構はあっても、現にそこに座ったという場所は残されてはいないわけですので、この休み石というのは貴重だと思います。信長ファンならずとも一度は座ってみたくなるのではないでしょうか。もちろん言い伝えがあるだけで、本当に織田信長がこの岩に座ったという確証はありません。しかし、この時代の資料の中でも極めて信憑性が高いとされます信長公記には、天正10年(1582年)3月5日に、信長は近隣の軍勢を率いて安土城を出発、7日には岐阜、8日には犬山まで進み、9日に兼山に泊まったとあります。その後、11日に岩村、15日に飯田、18日には高遠を経て上諏訪で4月2日まで滞在、その後は甲府、富士宮を経て静岡、浜松と徳川家康の接待を受けながら、4月19日には清須、4月21日に安土城に帰ってきたとされています。信長の長男、信忠を総大将として武田勢を討ち滅ぼした後の凱旋行進といったところです。信長はその後、約1か月半後、6月2日、本能寺の変でその命を絶たれることになります。  さて、その休み石ですが、美濃金山城の本丸に行く手前、三差路になったところの50メートルほど先に登り口と案内の看板があるんですが、目立たないし、とても険しい斜面になっていて、最初に2段か3段ですけどはしごになっているので、登るのをちゅうちょしたくなるという雰囲気です。でも、その手前の三差路のところに別に道がありまして、そこからなら難なく登っていけます。また、その三差路のところには、車数台が止まれる駐車場があり、そこに看板があれば、少なくとも美濃金山城本丸に向かう人の目にも止まるようになるかと思います。  そういったことも踏まえまして小項目の質問に移ります。一問一答でお願いします。  その1、美濃金山城の東方に信長の休み石という岩があります。天正10年(1582年)3月9日に織田信長の一行が美濃金山城に来たという記録があり、戦国大名の中でも人気ナンバーワンである織田信長が座ったと伝承される信長の休み石について、周辺整備とさらなるアピールをすべきではないでしょうかという質問です。お願いします。 6: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  観光経済部長 高井美樹君。 7: ◯観光経済部長高井美樹君) お答えいたします。  美濃金山城跡は国史跡であり、続日本100名城にも認定をされており、市内の城跡の中でも多くの方が訪れる観光資源であります。信長の休み石につきましては、その美濃金山城の大堀切から案内板に従って散策路を通っていくことができます。今、議員が御紹介されたとおりでございます。  なお、散策路や案内看板は、御指摘のように一部荒れた箇所や破損が見られますが、散策路については、電力会社の高圧線の鉄塔等の設備を管理するために一定の整備をされた管理道にもなっています。そこの部分が一部重なっているというところでございます。  こうした状況を踏まえまして、信長の伝承の一つとして、まずは現状破損している看板は修復をし、ルートの一部を再設定するなどしてガイドブックとか案内図に紹介をしていきたいというふうに考えております。以上です。 8: ◯議長板津博之君) 文化スポーツ部長 三好誠司君。 9: ◯文化スポーツ部長三好誠司君) 私からは、文化財の視点からお答えさせていただきます。  信長の休み石は、織田信長公に由来する伝承を伴う場所であり、歴史ファンに魅力的に感じていただける場所であると推察されますが、文化財としての要件には当たらないものと考えられるため、市の文化財として再整備を行っていく予定はございません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 10: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 11: ◯17番(山根一男君) 御答弁ありがとうございます。  文化財とは確かに言えないかと思いますけれども、伝承があるということは、やはりそこに座ったと、その岩がとってもソファーみたいな、ソファーといっても岩ですけれども、形になっていまして座り心地がいいんですね。  そういった写真も実はあるんですけど、それを示すわけにいけませんので、もしガイドブックに載せるというよりも、例えばユーチューバーですとかSNS等で、そこに武将姿で座っている姿を載せるだけで全然違うと思うんですけど、そういう宣伝効果といいますか、そういう形は御検討いただけませんでしょうか。 12: ◯議長板津博之君) 観光経済部長。 13: ◯観光経済部長高井美樹君) 少し杉が植林してあって、少しちょっと暗い感じの部分もありますけれども、いろいろなパターンを考えながらPRするんであれば、少しでもこういう武将とか、そういった関心のある方が関心を寄せるような形での掲載というのは考えていきたいというふうに思います。                  〔17番議員挙手〕 14: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 15: ◯17番(山根一男君) キムタクに座っていただけば一番いいと思うんですけど、なかなかそうはいかないと思いますが、次に移ります。  質問2です。  信長の休み石の近くに森可成を弔うために建立された大龍山可成寺、旧の可成寺です、現在ではなくて。それがあったとされます。ここには鬼武蔵として恐れられ、若干27歳にして小牧・長久手の戦いで討ち死にした森長可の遺品も納められているといいます。案内板も朽ち果てており、今までに一度も発掘調査がされていないというようなことですが、こういったところも、ちょうど大河ドラマもこれから近いわけですし、調査するべきではないでしょうか。お答え願います。 16: ◯議長板津博之君) 観光経済部長 高井美樹君。 17: ◯観光経済部長高井美樹君) それでは、案内看板のほうについて先に私のほうからお答えさせていただきます。  信長の休み石に続きます散策路は、可成寺跡地も通る周遊ルートとなっています。休み石の看板修復と併せて、必要に応じて看板設置なども考えていきたいと思っております。  なお、今回御質問いただいたこういった休み石とかいろいろな看板に限らず、市内には様々な案内看板がありますので、これを機会に関係部署で調整をしながら、より皆さんが分かりやすく関心を持てるような形で統一した整備をしていきたいというふうに考えています。以上です。 18: ◯議長板津博之君) 文化スポーツ部長 三好誠司君。 19: ◯文化スポーツ部長三好誠司君) 私からは、発掘調査の実施予定についてお答えいたします。  当該場所は、埋蔵文化財包蔵地「伝可成寺跡」として把握していますが、国史跡・美濃金山城跡の指定地外となります。現在、美濃金山城跡の発掘調査につきましては、国史跡指定地内において城跡の整備を進めていくための発掘調査を主郭部分から順に進めているところであり、詳細な発掘調査により、かつての城の構造等、解明に努め、その結果を踏まえながら必要な保全対策を含めた整備を行ってまいります。  当該場所の発掘調査については、実施の有無を含めて国史跡指定地内の発掘及び整備が終了した後の将来的な課題として承知していますが、現時点においては、優先して実施する予定はございません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 20: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 21: ◯17番(山根一男君) ぜひ案内看板はしっかりしたものを作っていただけると、それだけで価値が上がると思います。  では、次の質問に移ります。  来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、小牧・長久手の戦いがクローズアップされる可能性が高いと思います。その戦で若干27歳にして討ち死にした森長可が登場する可能性も高いと思います。既に森長可は、歴代の大河ドラマに5回登場しています。また、その母、妙向尼は時の権力者、織田信長に対して嘆願して石山本願寺の壊滅を阻止したとされます。この2人に関しましてはもっとアピールしてよいのではないかと、評価されるべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 22: ◯議長板津博之君) 観光経済部長 高井美樹君。 23: ◯観光経済部長高井美樹君) お答えいたします。  大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に際しましては、明智光秀のふるさととして明智荘内に大河ドラマ館を開館し、明智城跡をはじめ、ゆかりの地をPRしてまいりました。  また、現在放送中の「鎌倉殿の13人」に際しましても、岐阜県や県内の市町と共に承久の乱の舞台地岐阜として、冊子作成や県内でのパネル展を展開しているところです。  可児市は、土田地内にある承久の乱大井戸渡の古戦場跡を冊子に掲載しています。伊豆の国市のドラマ館とか明智荘の館内でパネル展なども実施をしているところでございます。  このように、大河ドラマの放送を機に情報発信と誘客を図ってきた結果、現在も明智城跡などには観光客が訪れており、大きな効果があったものと考えています。これらを踏まえまして、来年1月から放送開始の大河ドラマ「どうする家康」において森長可が登場することは大いに期待するところであり、城主であった美濃金山城跡とともにPRを図っていきたいと考えています。  先日、11月19日、20日にぎふワールド・ローズガーデンで開催をしましたイベント「山城に行こう!2022」では、森長可をメインテーマに取り上げた内容で行いました。多くの参加者がありましたことは御承知のことと存じます。  また、妙向尼につきましては、兼山地内の常照寺に画像や墓所があり、市重要文化財や市史跡に指定をされていますけれども、妙向尼のみをクローズアップするということではなく、美濃金山城跡や森長可に興味を持たれた来訪者などに長可・蘭丸らの母、妙向尼として、そのゆかりの地であることを案内していければというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 24: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 25: ◯17番(山根一男君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  4番目に移ります。  本年1月に本市は、瀬戸市、尾張旭市と共に小牧・長久手の戦い同盟、これは既に小牧市、長久手市、日進市、春日井市、犬山市に合流しました。その意図というか狙いですね、その辺どこにありますでしょうか、お願いします。 26: ◯議長板津博之君) 観光経済部長 高井美樹君。 27: ◯観光経済部長高井美樹君) お答えいたします。  当市は、先ほど申し上げましたけれども、大河ドラマ「麒麟がくる」のドラマ館を開館したこと、第1回目の番組のエンディングで放送されています「紀行」の初回に光秀ゆかりの地として紹介されたことなどによって、全国の注目を得ることとなりました。  「麒麟がくる」においては、岐阜市や恵那市との相互割引や各市の周遊企画を実施しました。  「鎌倉殿の13人」においては、県内10市を紹介する冊子の作成や巡回パネル展などを実施してきており、他市との相乗効果を図ってまいりました。  来年の大河ドラマ「どうする家康」では、家康と敵対をして小牧・長久手の戦いで戦死した武将、森長可のドラマでの登場を期待していたところでございました。令和3年11月に愛知県内で小牧・長久手の戦いに関わる同盟が結成されることとなり、翌年の1月にはゆかりの地として本市のほうにも加盟の誘いを受けました。小牧・長久手の戦いは、愛知県が主戦場ではありますけれども、森長可を絡めて広域的に発信をしていくことで、可児市への来訪が多い愛知県の県民や愛知県への来訪者にも本市をアピールする機会になるものと捉えております。  このような思いから、本同盟に参加をし、可児市への誘客につなげていきたいというふうに考えています。以上です。                  〔17番議員挙手〕 28: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 29: ◯17番(山根一男君) 同盟という名前がついていますけれども、具体的にどのようなつながりと、どのようなことをこれからしようとしているのか、もう少し具体的なことが分かりましたらお願いできますか。予算は伴わないということでしょうか。お願いします。 30: ◯議長板津博之君) 観光経済部長。 31: ◯観光経済部長高井美樹君) お答えいたします。  同盟の盟約書には、お互いの戦いの知見を深める、それからゆかりの地のつながりを深める、それから日本国内外に発信し、人々の往来を促すというようなことを盟約書にうたってあるので、それに参加したということでありますけど、一つ大きなものは、やっぱりアプリを使った周遊企画というのがとても人気です。先般の「山城に行こう!」でも非常にアプリを使った企画に大変参加者が多いというようなこともありますので、まずはこのアプリを使った周遊をやろうというようなことで、担当者会議等が既に行われておりますけど、そういったことを含めて、これからさらにその辺のところを深めていきたいというふうに考えているところです。  ただ、主導権は愛知県のほうにありますので、我々としては、一参加者の中で一緒にやれること、お互いにやれることを考えていくということになるかと思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕 32: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 33: ◯17番(山根一男君) それぞれの市長がよろいかぶとで会議でもすると非常に話題性になるかと思いますけど、またぜひ期待したいと思います。  では、次の質問に移ります。  本市における太陽光発電の現状と課題についてです。  再生エネルギーの中で最も有効なのが太陽光発電であります。化石燃料の不足が取り沙汰される中、太陽光発電の健全な普及は大変重要だと考えます。本市においては、現在大陽光発電によって生み出されるエネルギーはどれくらいあるんでしょうか。また、太陽光発電設備の設置におけるトラブルなどは起きていないでしょうか。  本市には、可児市太陽光発電事業と地域との調和に関する条例があります。この条例の制定に当たっては、3年前の12月議会で、今は亡き田原理香さんの周到に準備された一般質問がきっかけになったと認識しています。この条例を制定したことにより、景観や自然を破壊するような可児市太陽光発電事業所の開発を抑止し、より健全な形で事業を展開されるようになったと思います。ゼロカーボンシティを実現していく上で太陽光発電はどのように位置づけされ、推進されていくんでしょうか。  小項目の質問に移ります。一問一答でお願いします。  本市の太陽光発電について、その規模別、機能別、機能とは、公的施設とか住宅とか事業所用ということですけれども、数値はいかがでしょうか。太陽光発電による発電量が本市の電力需要に占める割合は、どのようなパーセンテージになっていますでしょうか。また、過去5年の発電量の推移についてお答え願います。お願いします。 34: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  市民部長 日比野慎治君。 35: ◯市民部長(日比野慎治君) 本市の太陽光発電設備の件数と発電電力量は、国が公表している資料に基づいてお答えさせていただきます。ただし、規模別、機能別の内訳が示されていないため、全体の数値となりますのでよろしくお願いいたします。  資源エネルギー庁のホームページによると、国の固定価格買取制度、いわゆるFIT制度の認定を受けた本市における20キロワット以上の太陽光発電設備の件数は、令和4年7月31日の時点で360件となっております。また、環境省が地方自治体ごとに取りまとめている自治体排出量カルテによると、令和2年度における市内全体の電気使用量は86万9,970メガワットアワー、FIT制度の認定を受けた市内全体の太陽光発電設備による発電電力量は7万2,568メガワットアワーです。このことから、太陽光発電設備の発電電力量が市内全体の電気使用量に占める割合は約8.3%となります。  なお、過去5年間の太陽光発電設備による発電電力量は、平成28年度4万5,583メガワットアワー、平成29年度5万182メガワットアワー、平成30年度6万911メガワットアワー、令和元年度6万6,425メガワットアワー、令和2年度7万2,568メガワットアワーとなっており、年々増加しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 36: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 37: ◯17番(山根一男君) ありがとうございます。  増加傾向とか、どれぐらいを占めているかというのはよく分かりましたけれども、一応全て資源エネルギー庁のデータということですけれども、把握している中で、例えば1,000キロワット以上ですとか規模の大きいところですね、周辺に何らかの影響をより与えやすいようなところとか、あるいは1万平米以上だとか、そのようなデータは持っていないでしょうか。何か所ぐらいあるか。 38: ◯議長板津博之君) 市民部長。 39: ◯市民部長(日比野慎治君) 20キロワット以上が360件と申し上げましたが、このうち、1,000キロワット以上の発電設備は14件というふうに承知しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 40: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 41: ◯17番(山根一男君) 14件比較的規模の大きいところがあるということですけれども、そうすると、この中で公的施設という質問をしたと思うんですけれども、これは市役所内では把握できないんでしょうか。何か所ぐらいあるかとか、小・中学校、公民館、地区センターにどれぐらいあるかとか。 42: ◯議長板津博之君) 市民部長。 43: ◯市民部長(日比野慎治君) 公共施設において1,000キロワット以上のものはございません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 44: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 45: ◯17番(山根一男君) 1,000キロワット以上なくても、可児市の公共施設についている太陽光発電設備がどれぐらいの規模で、どれぐらいの発電量があるとか、何%ぐらいの建物についているとか、その辺の参考になる数字はありませんか。 46: ◯議長板津博之君) 市民部長。 47: ◯市民部長(日比野慎治君) 公共施設のうちで、27か所で発電設備を持っておりますが、この合計をしますと約747キロワットのパネルになるということで認識しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 48: ◯議長板津博之君) 山根一男君。
    49: ◯17番(山根一男君) 小学校とか中学校とかの屋上に多いと思うんですけれども、市内のそういった施設でついているところとついていないところ、どれぐらいの割合か。例えば小学校あるいは中学校であれば、どういう状況か、参考までに分かりますでしょうか。 50: ◯議長板津博之君) 市民部長。 51: ◯市民部長(日比野慎治君) 27施設の内訳を申し上げますと、小学校で10校、このうち7校は屋根貸しという形です。それから中学校は4校、うち3校については屋根貸しです。それから市役所の庁舎、文化創造センター アーラ、地区センターで8か所、学校給食センター、福祉センター、福寿苑となっております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 52: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 53: ◯17番(山根一男君) 少しは分かりました。まだまだ余力があるんではないかなという感じがします。  それでは、今のも踏まえまして問い2です。  これまで、また現時点におきまして、太陽光発電事業が地域住民等とのトラブルになっているケースはどれくらいあるでしょうか。隣地における設置に対する苦情なども含めてお答えください。お願いします。 54: ◯議長板津博之君) 建設部長 林宏次君。 55: ◯建設部長(林 宏次君) まず太陽光発電設備の設置に伴う協議中の段階では、事業自体に反対である近隣住民の理解を得ることに対して協議が進まないといったケースがございます。  また、事業施工中におきましては、太陽光発電設備の設置に限定したことではございませんが、土砂の流出やダンプの出入りなどによる安全確保などがございます。  また、設備設置後におきましては、事業地内の草の管理について問題が発生しております。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 56: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 57: ◯17番(山根一男君) そういったトラブルといいますか、何件ぐらいという今質問だったんですけど、それは分かりますか。 58: ◯議長板津博之君) 建設部長。 59: ◯建設部長(林 宏次君) 今、現段階では協議中のものは3件ございますが、草の処理とかそういったものは数多くございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 60: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 61: ◯17番(山根一男君) 協議中の3件の中でもう何年もたっているとか、めどが立たないとかというようなものはありますでしょうか。 62: ◯議長板津博之君) 建設部長。 63: ◯建設部長(林 宏次君) その3件については、何年もたっていると、四、五年以上たっているというものはございません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 64: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 65: ◯17番(山根一男君) では、問い3に移ります。  令和2年12月、可児市太陽光発電事業と地域との調和に関する条例が施行されて以降、どれぐらいのペースで設備が設置されていますでしょうか。施行上の問題点などはないでしょうか。お願いします。 66: ◯議長板津博之君) 建設部長 林宏次君。 67: ◯建設部長(林 宏次君) 条例施行後、条例に基づいた協議件数は、申請前協議が1件、設備設置協議が2件、そのうち1件は協定締結まで完了しておりますが、現時点において太陽光発電設備の設置が完了した事業はございません。  また、条例の施行上の問題に関しましては、条例施行後、申請された事業の案件も少ないことから、現時点での問題点は特に発生しておりません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 68: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 69: ◯17番(山根一男君) 今のところ3件ということですけれども、20キロワット以上ということで認識していますけれども、どれぐらいの規模、比較的大きいところもありますでしょうか。3件の内訳がもし分かればお願いします。 70: ◯議長板津博之君) 建設部長。 71: ◯建設部長(林 宏次君) まず1件目ですが、出力数が約2万3,000キロワット、2つ目が出力数1,600キロワット、3つ目が出力数、約2,500キロワット、以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 72: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 73: ◯17番(山根一男君) その2万3,000キロワットというのはかなり大きいメガソーラーではないかと思うんですけど、それについて地域のこととか、そういった課題とか周知とかは行われていますでしょうか。お願いします。 74: ◯議長板津博之君) 建設部長。 75: ◯建設部長(林 宏次君) 施行されました条例によりますと、周辺の近隣の住民の方の理解を得られるようにという条項がございますので、今事業者と近隣の住民の方と話し合っているという段階でございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 76: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 77: ◯17番(山根一男君) ぜひ、もちろん条例にのっとってやっていただいていると思いますので、よろしくお願いします。  問い4です。  本年8月より、可児市太陽光発電設備等設置費補助金の交付が始まりました。その内容と現在の応募状況、今後の展望についてお伺いしたいと思います。 78: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 79: ◯市民部長(日比野慎治君) 本年8月から開始した可児市太陽光発電設備等設置費補助金は、6月議会の予算決算委員会において御説明させていただいたとおり、太陽光発電設備とその設備と併せて設置する蓄電池を対象とする補助金となります。補助対象者の主な要件としては、市内に住所を有し、自ら居住する住宅に設置すること、市税等を滞納していないこと、国の固定価格買取制度の認定を受けていないこと等がございます。補助金額は、太陽光発電設備については、上限を5キロワットとして、1キロワット当たり7万円、蓄電池については、上限を5キロワットアワーとして、蓄電池の価格の3分の1となっております。  12月5日現在、申請件数は6件となっておりますが、できるだけ多くの方に利用いただけるよう、今後もPRに努めてまいります。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 80: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 81: ◯17番(山根一男君) この制度はいつまでやられているんでしょうか。あともし、このキャパでいくとどれぐらいまで行けるかということだけでもお伝えいただけるとありがたいです。 82: ◯議長板津博之君) 市民部長。 83: ◯市民部長(日比野慎治君) 今年度と来年度にまたがる事業になりまして、今年度の予算規模としましては2,300万円を予定しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 84: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 85: ◯17番(山根一男君) すごい人気でいっぱいになるかと思ったらまだまだということですので、ぜひ周知に努めていただきたいなと思います。  5番目です。  本市は、今年7月に可児市ゼロカーボンシティ宣言を発しました。ゼロカーボンシティを実現していく上で、太陽光発電はどのような位置づけになるのでしょうか。数値目標などあるのかどうか、今、現時点で決まっているところでお願いしたいと思います。 86: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 87: ◯市民部長(日比野慎治君) 太陽光発電につきましては、本市において化石燃料の消費量を減らし、温室効果ガスの排出量を削減していく上で最も有効な手段の一つであると考えております。数値目標につきましては、今後策定するゼロカーボンシティ推進計画において設定をさせていただきます。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 88: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 89: ◯17番(山根一男君) 宣言がされてからもう半年近くなるわけですけれども、ある程度めどというか、何割、どれぐらいこの太陽光発電についてという、そういったアウトラインみたいなものは何もないんでしょうか。 90: ◯議長板津博之君) 市民部長。 91: ◯市民部長(日比野慎治君) 今、現時点では、コンサルタントのほうの候補者が決まりましたので、今後契約を進めてまいります。早ければ、年内に一度打合せをしっかり詰めたいなということで進めております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 92: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 93: ◯17番(山根一男君) 了解しました。  やはり市民の方は非常に期待を持ってこの宣言を聞いたと思いますので、迅速によろしくお願いします。  3番目の質問に移ります。  可児工業団地の街路樹伐採に関してです。  この件は既に今年度予算に計上されており、既に入札もされているという情報もあります。なので、何を今さら蒸し返すのかという御指摘もあろうかと思います。  ただ1点、条件が変わった点があります。それは、本年7月5日に市長が全国に向けて、可児市ゼロカーボンシティ宣言を出されたことです。2019年時点で82万9,000トン排出している本市の温室効果ガスを2050年には実質ゼロにしようという宣言ですので、並大抵のことでは実現できないことは想像できます。市長には相当の覚悟がおありだったと推察いたします。  可児市のゼロカーボン宣言には、特色があります。それは、本市は製造業を中心に発展してきた背景があり、産業部門の温室効果ガス排出量が市全体の50%を占めるとした上で、市民、事業者、他自治体等と連携して温暖化対策に取り組むとしています。可児市の製造業というと、その象徴は可児工業団地だと私は思います。その工業団地内の街路樹を全てなくしてしまうというのは、市民感覚として何か違う気がします。  また、工業団地内には、SDGsを掲げている企業もたくさんあると思います。そこで働く従業員さんにとっても、緑あふれる環境に誇りを持っている方が多いのではないでしょうか。今回、伐採の対象のケヤキは160本だとのことです。太さ40センチのケヤキは、年間で約173キログラムの二酸化炭素を吸着するというシミュレーションがあります。160本だと2万7,680キログラム、2050年までの28年間だと77万5,000キロの二酸化炭素吸着量が失われることになります。  このような点も踏まえまして、小項目の質問に移ります。一括答弁でお願いします。  質問1.可児工業団地の街路樹伐採については皆伐の方向で予算化されていますが、皆伐とは全て切るということですね。障害になる樹木だけを除去するとか、強剪定に切り替えるなどの方法は考えられないでしょうか。  2.伐採した後に、抜根や代わりに違う樹木を植えるような計画はないでしょうか。  3.街路樹を皆伐するという行為は、可児市ゼロカーボンシティ宣言の精神に反しないでしょうか。以上です。 94: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 林宏次君。 95: ◯建設部長(林 宏次君) 最初の御質問の街路樹について、皆伐する以外に方法はないかについてお答えいたします。  可児工業団地内の歩道は、幅員が1メートル程度と狭隘でございます。ケヤキはその歩道内にあり、高さは10メートル以上、幹周は1メートル以上と巨木化しております。その結果、根上がりによる舗装の損傷、張り出した枝による貨物車両との接触、地下埋設管への根の侵入等、歩行者や車両の通行、ライフライン等に支障を来している状況でございます。議員もお話しありましたが、強剪定することで木の高さを抑えることや樹木自体を軽くすることにより、倒木のリスクはある程度抑えることができますが、歩道幅員の確保や根上がりによる影響を解消することはできません。  可児工業団地協同組合からは、巨木化したケヤキにより車の視界を遮られることで発生した事故や、根上がりが原因による歩行者、自転車の事故が報告されております。また、組合が管理する地下埋設管に街路樹の根が入り込み、除去するため、大変苦労をしているとの報告もございます。道路利用者らが安心・安全に道路を利用していただくために、歩道幅員を確保できるよう皆伐を選択しております。  次に、2つ目の御質問の伐採した後、新たに街路樹を植える計画はあるかについてお答えいたします。  伐採後は抜根し、安全に通行できるように歩道幅員を確保します。当該路線は歩道幅員が狭いため、新たに植栽する予定はございません。  最後に、3つ目の御質問のゼロカーボンシティ宣言との矛盾はないかについてお答えいたします。  2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、様々な方面からアプローチしなければ達成できないことは十分に承知しております。しかしながら、市民の皆様の安心・安全が最優先だと考えます。当該路線は、可児工業団地へ通勤する方や、物資など輸送のメインルートであり、徒歩や自転車を引いて歩道を通行される方もお見えになります。また、可児工業団地協同組合からも改善要望をいただいております。  参考までに伐採予定のケヤキ約160本のCO2削減量を算出してみました。幹周1メートルのケヤキ1本当たりのCO2削減量は、年間約120キログラムと試算され、伐採予定の約160本のCO2削減量は、年間約19.2トンになります。これは、本市のホームページで公表されております2019年の年間温室効果ガス排出量82万9,170トンに占める割合の約0.002%となります。本市の街路樹は、景観はもちろん環境の面からも重要ではありますが、現在は数十年経過したことから、老木化、巨木化しております。また、台風の大型化や近年の異常気象により、街路樹が道路交通に支障を来すことが多くなってまいりました。今後は、道路の規模や隣接する土地の利用状況を踏まえ、伐採や植え替えを検討する時期であると考えます。  カーボンニュートラルを念頭に置きながらも、まずは市民や道路を利用される方の安心・安全を第一に考え業務を行ってまいりますので、御理解のほどお願いしたいと思います。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 96: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 97: ◯17番(山根一男君) 安心・安全が至上命題であるということは、ある程度分かります。ですが、今回、カーボンニュートラルと新しい考え方の中で、その折り合いがすごく大事だと思いますね。街路樹、今の話を聞いていると全く必要がないというか、今まであったものがなくなるということは物すごくストレスになるんですけれども、ならない人もいるかもしれませんけれども、今の話は抜根はされるということでしょうかね。  結局、土田、広見でしたっけ、市役所から土田に向かう道路、175本のケヤキがいろんな形でなくなってしまいまして、今でもその切り株だけが醜く残っていて、私には墓標にしか見えないんですけれども、そういった形で残されるんであれば、かえって市民の意識として、本当に住みごこち・一番可児なのかという疑問が、私としては呈してくると思うんですけれども、抜根あるいはその後の整備につきまして、もう少し計画があるようでしたらお願いしたいと思います。 98: ◯議長板津博之君) 建設部長。 99: ◯建設部長(林 宏次君) 今年度160本を伐採いたしまして、その後、抜根をします。抜根といいますのは、根から全て切り株も除去いたします。可児工業団地のメイン道路といいますのは、先ほど申しましたように歩道幅員が1メートルと大変狭い歩道でございます。そのまま残してしまうと皆伐した意味も薄れてしまいますので、これを全て取り除いて歩道をきれいに整備して、歩道の役目を果たすということで整備していきたいというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 100: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 101: ◯17番(山根一男君) 私も何度も現場も見てきましたけれども、メイン道路はさておき、そこからオークマですか、あちらへ下りていく道路、そちらにもいっぱい木があるんですけど、既に歩道として確かにもうなしていないというか、落ち葉が積もって誰も通っていないんじゃないかというようなところもあったわけなんですけれども、そういったところも含めまして新たに歩道を整備するということなんでしょうか。  あるいは、もう少し土地があれば、木は残して歩くスペースをつくることはできないのかなと思ったんですけれども、そのような検討はなされておりませんか。 102: ◯議長板津博之君) 建設部長。
    103: ◯建設部長(林 宏次君) 今、議員御指摘のお話も検討いたしましたが、すぐのり面になりますので、そののり面は各工場が所有者ということになりますので、そこまでして歩道を広げないという結論に達しまして、今回は約90本を伐採いたしまして、議員がおっしゃったように、そこからLポート可児に下りていく道も次年度整備する予定でございます。以上です。                  〔17番議員挙手〕 104: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 105: ◯17番(山根一男君) 道路だけではなくて、協力をいただきながら各工場なんかにも失われる木の部分ですね、失われる二酸化炭素吸着量に対して、それを補うような形で植林を進めるとか、そういったことを投げかけるとかいったことは考えられていないでしょうか。 106: ◯議長板津博之君) 建設部長。 107: ◯建設部長(林 宏次君) この工業団地の周りは、各工場の方々が骨を折っていただきまして緑化とかそういう整備をされておりますので、新たに歩道のところをまた植栽するということは考えておりません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 108: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 109: ◯17番(山根一男君) 既に決まったことでございますので、そのままやるということだと思いますけれども、やはり市長が7月にそういった宣言をされたということで私は非常に期待した部分もあります。このままいきますと、少なくともケヤキの木は、この可児市の街路樹から消え去るんじゃないかなと私は危惧しておりますけれども、その辺り、私、市長にも通告しておりますので見解をお伺いしてよろしいでしょうか。 110: ◯議長板津博之君) 市長 冨田成輝君。 111: ◯市長(冨田成輝君) ただいま部長がお答えしたとおり、市民、本来の道路の役割、そういうのを尊重しながら、ゼロカーボンはもっと広い視野でいろんな方策を今後も検討し進めていくということで、両方とも、ゼロカーボンも、道路利用者の安全も両方大事でございますので、両方とも進めると。二兎を追います。そういう決意でやっております。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 112: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 113: ◯17番(山根一男君) 二兎を追うということでございますけど、ぜひ本気でそちらのほう取り組んでいただきたいと思いますので、私の一般質問を終わりたいと思います。(拍手) 114: ◯議長板津博之君) 以上で、17番議員 山根一男君の質問を終わります。  ここで10時10分まで休憩とします。                                 休憩 午前9時53分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時14分 115: ◯議長板津博之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  6番議員 渡辺仁美さん。 116: ◯6番(渡辺仁美君) 6番議員、立憲民主党市民の声、渡辺仁美です。  一般質問を始めます。  本議会においては、私は2項目、まずは住みごこち・一番可児、主に高齢者を主眼とした、そういった観点から1点、そしてもう一つは、未来ある子供たちのために今、本市ができ得ること、こういった観点から質問を通告いたしました。御答弁のほどよろしくお願いします。  ストップ詐欺の啓発ポスターをよく、ずっと以前から目にします。しかしながら、そういった特に特殊詐欺による被害は、全国的な傾向でありますけれども、増える一方であります。281億9,946万3,000円、この数字を言うと本当にびっくりするんですけれども、これが1年間の2021年1月から12月までの被害額総額です。これは1万4,498件の被害件数のものですので、単純に計算して、いかにその1件に関わる被害額が大きいのか、こういったところにも驚かされる次第です。  私は、この一般質問をするのは、7月に見た新聞のデジタル記事からです。  今年の段階で、先ほど言った数字よりさらに増えている、また警察の認知件数も1割増のペースで推移しているという、そういった記事に驚かされました。そんな中で、警察庁のウェブサイトを見ますと、特殊詐欺の手口というか、種類がだんだんと増えているようにも思われました。まずはよくいうオレオレ詐欺、それから預貯金詐欺ですね、そして架空料金請求詐欺ですとか還付金詐欺、またはキャッシュカード詐欺盗、これは窃盗罪が伴います。そして、さらに融資保証金詐欺、あるいはギャンブルとか交際に絡んだ詐欺ですね、その他もろもろあるようです。  この先ほどの数字は上位が順番に、やはり東京都、大阪府ですとか、そういった大都会に、人口比によって順位が高いですので、可児市の場合は、数字としてはそれほどではないかと思いますけれども、可児市の被害状況、そしてその推移についてお尋ねいたします。お願いします。 117: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  総務部長 肥田光久君。 118: ◯総務部長(肥田光久君) それではお答えいたします。  可児市内における特殊詐欺の被害状況につきましては、可児警察署から頂きました資料によりますと、令和2年は、認知件数が6件、被害金額は452万円となっています。そのうち、キャッシュカード詐欺盗が3件、362万円で一番多く、預貯金詐欺が1件、50万円、融資保証金詐欺が1件、30万円の被害と続いております。  令和3年は、全体の認知件数が7件、被害金額は784万円です。中でも還付金詐欺が4件、444万円と最も多くなっております。  令和4年は、10月末時点で認知件数が8件、被害金額は5,534万円となっております。そのうち、架空料金請求が3件、4,622万円、還付金詐欺が3件、541万円と続いて多くなっている状況でございます。以上です。                  〔6番議員挙手〕 119: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 120: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  各項目の種類別の金額なども出していただいて大変分かりやすいデータをありがとうございました。  これは防止、撲滅、そういったことがなかなかできない犯罪であるというふうに長年言われているわけですけれども、そういった中の特異性ですとか特殊な事例、事案を知ることによって啓発などもできていくんではないかと、このように思われます。  次、続けます。  可児市の被害の中で、特に地域性ですとか、そういった特殊性などはありませんか。もしあればお答えください。 121: ◯議長板津博之君) 総務部長 肥田光久君。 122: ◯総務部長(肥田光久君) 可児警察署に確認をいたしましたところ、市内における特殊詐欺の発生状況の傾向につきましては、岐阜県全体と類似をしておるということで、地域性、特殊性については現状判明していないということでございました。以上です。                  〔6番議員挙手〕 123: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 124: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  特殊な事例を申し上げると、その事案についての類推に当たるかと思いますので、私もここで言うのは差し控えますが、この特殊詐欺ならず防犯ですね、そういったことに関連して、地域での活動を見てみますと、民生児童委員さんが特に高齢者の方、さらには独居高齢世帯に対して非常に手厚く寄り添って活動をしていてくださるのを見聞きいたします。そんな中で思いましたのは、この民生児童委員さんたちが特殊詐欺被害をおもんぱかって何か啓発などをされているのではないかと、こんなふうにも感じている次第です。  続けて伺います。  民生児童委員さんのそういった主に高齢者に対する啓発、注意喚起、そういったものの実施状況、その内容についてお聞かせいただければと思います。お願いします。 125: ◯議長板津博之君) 福祉部長 加納克彦君。 126: ◯福祉部長(加納克彦君) お答えします。  民生委員・児童委員の方々には、住民の身近な相談相手としまして、家庭への訪問や見守り、相談内容に応じて行政や専門機関等へつなぐパイプ役などの支援を行っていただいております。  各家庭の定期的な訪問は、65歳以上の独り暮らしや見守りが必要な世帯などの要援護者家庭を中心に、令和3年度には市全体で延べ3万1,196回、委員1人当たりの平均で年171回行われております。  訪問の際には、その時々に必要な生活上の注意点をお知らせしており、特殊詐欺に関しましても、市民生児童委員連絡協議会で作成されました給付金詐欺に係るチラシの配布や、民生委員・児童委員の皆様に御協力をいただきながら実施しております高齢者孤立防止事業における80歳の高齢者宅訪問の際にも、ニセ電話詐欺や詐欺被害に遭わない注意点に係るチラシを配布しまして、注意喚起をされているところでございます。  身近な民生委員・児童委員の方々の訪問により、特殊詐欺の情報を直接高齢者にお知らせをして注意を促すことは、渡辺議員がおっしゃられるとおり、被害の防止に非常に有効であると認識をしており、今後も民生委員・児童委員の皆様の活動と連携した取組を継続してまいりたいと考えております。以上です。                  〔6番議員挙手〕 127: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 128: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  まさに、そのようなきめ細やかな活動が続けていられると御答弁いただきました。  そうしましたら、この質問の最後になりますけれども、今後の対策として特殊詐欺被害防止のためにでき得ること、どのような対策をされていかれますでしょうか。お答えください。 129: ◯議長板津博之君) 総務部長 肥田光久君。 130: ◯総務部長(肥田光久君) それではお答えいたします。  特殊詐欺被害防止の啓発といたしまして、可児警察署においては、地域安全ニュース「ライフガード」の回覧、警察安全・安心メール、ながら見守り出発式での啓発活動など、るる実施をされております。  また、防犯ステッカーを活用した対策といたしまして、直接、高齢者世帯に赴いて防犯指導を実施した上で、「ニセ電話詐欺防犯指導済。キャッシュカードは渡しません」と記載されたステッカーをインターホンなど訪問者の目につく場所へ貼り付ける活動も実施をされております。  さらに、金融機関やコンビニエンスストアに対して、高齢者が高額のお金を引き出す際や、高額の電子マネー購入等、詐欺被害の疑いがある場合に警察への通報を依頼されております。本年8月からは、コンビニエンスストアと協力して、電子マネーを販売する際の被害防止対策として、電子マネー被害防止封筒を使用した啓発も開始をされております。  市といたしましても、「広報かに」や市のホームページ、ケーブルテレビ文字放送など、広報媒体を活用して周知を図っておりますし、今年10月には可児市健友会運動会におきまして、KYBスタジアムの大型モニターへ掲出する啓発を行っております。  また、市内で特殊詐欺の前兆事案が発生しているような場合には、可児警察署と連携して防災無線やすぐメールによる注意喚起も実施をしております。  このほか可児警察署、可児地区防犯協会をはじめ、地域安全指導員や関係団体の皆さんと連携、協力しながら、年金支給日におけるATMコーナーや大規模小売店舗での啓発、高齢者交通安全大学校や交通安全教室で被害防止対策等の周知を実施しております。  こうした啓発を実施しておりましても、特殊詐欺被害は発生しておりまして、これといった決め手になる対策がないというのが現状でございます。今後もこうした様々な啓発活動をあらゆる機会を捉えて継続的に実施をしていくことで、市民の意識啓発、注意喚起を行っていくようにというふうに考えております。以上でございます。                  〔6番議員挙手〕 131: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 132: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  多岐にわたる取組です。その中で1つ、ながら見守り出発式、これの防犯防止への効果のほどについて、若干説明を加えていただけませんか。 133: ◯議長板津博之君) 総務部長。 134: ◯総務部長(肥田光久君) ながら見守りと申しますのは、スピーカーで青パト(青色回転灯装備車)で市内を巡回して様々な防犯の見守りをしていただける活動なんですけど、その中で流していただく防犯項目として、こういった特殊詐欺についての啓発も併せてやっておるということで、じゃあ具体的にどういう効果が上がっているかというのは、ちょっと目に見えないんですけれども、広く周知を図っておるというところでございます。以上です。                  〔6番議員挙手〕 135: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 136: ◯6番(渡辺仁美君) もう一点お願いします。  先ほどコンビニエンスストアあるいはインターネット上で使う、プリペイド、課金をして、カードに5万円振り込んで、それで後々使うという、そういったことを利用した手口があると、これは若い市民の方からの御意見をいただいた点なんですけれども、よくそのシステムについて私も理解しかねていながらの質問ではありますが、これ先ほど言及されましたので、これについて何か被害状況、あるいは注意喚起、コンビニエンスストアへの依頼など徹底されているかなどの点、もう少し説明していただけるとありがたいです。 137: ◯議長板津博之君) 総務部長。 138: ◯総務部長(肥田光久君) 先ほども答弁の中でちょっと触れさせていただきましたけれども、例えばコンビニエンスストアで高額の電子マネー、こういったものを購入される場合、コンビニエンスストアから警察へ通報してほしいということが依頼されております。実際にそういったコンビニエンスストアからの通報で詐欺を未然に防いだという事案もあるというふうに聞いておりますし、現在、そういった電子マネーを販売する際、注意喚起をする封筒を警察が作成をいたしまして、それに入れて、これがその封筒の写しなんですけど、電子マネーの購入を指示されていませんか。それは詐欺の可能性が極めて高いですと。こういったことを印刷した封筒を警察がコンビニのほうにお渡しをして、電子マネーを買われる方に、この封筒に入れてお渡しすることで、購入される方がいま一度立ち止まって考える機会をつくるというようなことも、警察からコンビニに協力依頼をされておるというふうに聞いております。以上です。                  〔6番議員挙手〕 139: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 140: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  御説明を十分いただきました。  確かにそうですね、そういった封筒を見せられるとはっといたします、我に返る、よいことだと思います。ありがとうございます。  私、この質問をするに当たり、やはり現場というか、可児警察署に伺い、その現状などを聞いてまいりましたが、その玄関から出ようとしたときに、既に高齢者と思われる方への事情聴取が行われていて、まさに振込額はだとか、そういった内容が漏れ聞こえてきたので、先ほどの御答弁の中にありました今年度の高額な被害額、それにつけても本当に心配なところでありますので、引き続き、どうかお取組よろしくお願いします。  では、次に参ります。  次は、子供の未来を考えてぜひ本市が取り入れていただきたい、そういった御提案をさせていただこうと思います。  たまたま知人で起業をされようとしている女性の方が、もっと若い、もう小学校とか中学校ぐらいのうちからお金について学んでいたらなあとか、起業のモデルですとか、ビジネスモデルですとか経済観念、社会経済について学んでいたらもっと違っていたかもというようなお声を複数聞くことが、そんな機会がありました。  今の子供たち、十分な教育の機会が与えられています。そして、さらには地域活動、もう7年近く前から子ども食堂活動は可児市でも始まっていて、居場所がつくられ、それを本市も認知されて、その居場所の数も、子ども食堂の数も増えてきています。子供たちにとってよりよい環境が本当に準備されている、学校教育だけでなく、地域ぐるみでのそういった活動も含めて教育の場が提供されていると、こんなふうには感じておりますが、そんな中で子供たちが例えば将来について自分の夢、あるいはなりたいものを見つけて、そして夢を語れる場所というか機会ですね、それを実践していくだけのそういった実技を身につけられる、そんな機会を小学校、中学校の時点から、もし与えられていたなら、子供たちがもっと学習意欲も、それから生きる力も持てるのではないかと、こんなふうに考えます。  それで、今回の質問を提案とともにさせていただくわけなんですけれども、1つ目お伺いします。  小学生、中学生に向けての講演、講座、そのようなものはどんなものがありますでしょうか。主なものだけで結構です。お答え願います。 141: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 堀部好彦君。 142: ◯教育長(堀部好彦君) 例年、中学校では、2年生の総合的な学習の時間に職場体験学習を行い、地元の販売店や医療、福祉施設、保育園や消防署など、様々な業種の職場で仕事を体験しながら、働くことの意義や責任、働くことで得られる充実感やその大変さなどについて理解を深めています。コロナ禍のため、訪問体験ができなかった令和2年度、令和3年度は、学校に地元の工務店、美容室、飲食店、商社などにお勤めの方々をお迎えして職業講話を実施しました。  中学校の3年間は、1年生では、得意なことを生かしながら自分自身の可能性を広げ、将来の夢を描いていけるような事業を行い、2年生では、職場体験学習で様々な職場で働きながら働くことの意義についての理解を深め、3年生の進路選択へと系統的に学習しています。  小学校では、低学年でまち探検を行い、身近な働く人々の様子から、仕事内容への興味関心を持たせる授業を行っています。また、中・高学年では、様々なフィールドで活躍している方を招き、お話を聞くなどして、様々な人たちが地域のために働いていることについて理解を深めています。以上でございます。                  〔6番議員挙手〕
    143: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 144: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  そういった場で子供たちはきっといろんな意欲、そして自分の生きる意味とかを自然に、次第に見つけていくことでしょう。私も小学校で子供がお世話になって、そういった体験の体験談をすごくうれしそうに家に帰ってきて話してくれ、もうずっと昔の話ですけれども、それを記憶しています。何々屋さんに行ったよとか、そういったことは聞いております。それは、本当に成長してからも残る実体験に間違いないと思います。  そういった本当に精神、それから働く意味、意義、そういったことを小学生のうちに学んでいるわけなんですけれども、それをキャリア教育で恐らく、さらに具体的に具象化していける、そういったプログラムになっているのかなと、こんなふうに思っての次の質問であります。  学校におけるキャリア教育、これはどのような方法で行われておりますか。また、その目的をお聞かせください。 145: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 146: ◯教育長(堀部好彦君) 学校では、各校の指導計画を基に子供たちが将来の夢を描きながら、自分の力で生き方を選択していくために必要な資質・能力や態度の育成を目指し、特別活動や総合的な学習の時間等で工夫した授業を行っています。  中学校の実践では、広陵中学校において2年生の総合的な学習の時間に起業体験学習を実施した例がございます。ふるさと帷子を活気づかせることを目的とした模擬会社を設立し、市場調査、商品開発、品評会、宣伝活動、販売活動という一連の企業活動を体験することを通して、地域に対する愛着を深めるとともに、社会的、職業的自立に必要な人間関係形成能力や問題解決力、キャリアプランニング能力を伸ばすこと学習の狙いといたしました。  トートバッグやエコバッグ、タオル、学校創立30周年記念Tシャツなどを商品化し、収益金の一部を帷子花火大会の協賛金といたしました。  起業体験学習では、社長を目指すということだけでなく、自分の得意なことを生かしたり、身近な課題を解決したりするための力を身につけています。以上でございます。                  〔6番議員挙手〕 147: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 148: ◯6番(渡辺仁美君) 具体的なお示しをいただきまして、ありがとうございます。目に見えるようです。  そういった中で、教育長がよくおっしゃる、最近の言葉になっていますけど、認知能力、そこら辺の誤解から生じることですね、お友達の誰々さんが私のことをこんなふうに思っているかもしれないって、それが膨らんでしまって学校に行きづらくなるとか、そういった認知能力というのが最近の子供の傾向を見ていますと非常にセンシティブで、そこが引き金になって何かができないですとか、そういったことが現れているようです。でも、それというのは、恐らく今、教育長、御答弁いただいた中でしっかり学んで身につければ、自分の自信につながり、自分がこうありたい、将来こうしていきたいという確固たる信念とか夢とかがおのずと少しずつ膨らんでくる、そんな子供たちの例も見ていますので、そこがもう少し子供たちに与えられるとすごくいいことが起きてくるな、子供の未来にとってですね、それって言ってみれば可児市の将来にとっても本当に欠かせない、経済的な面でも、それから人口減少の課題の解決にもつながる一番大切な点かと思うので、子供たちに今できることをすごく大切にしたいと思っています。  そんな中で、キャリア教育はよく分かりました。さらに学校に行けない子もいます。せっかくのそんなチャンス、機会を逃している子たちも多いわけです。学校に行けていない子を個別的にお会いしますと、習い物なんかに本当に喜んで行ったりしています。習い物は何の苦もなく参加できる。でしたら、ほんの短い1年の間に子供が学ぶ量の多さと比べますと、ちょっと学校以外の場でもそういった機会の創設をお願いできないか、これが提案でございます。  では、伺います。  学校以外で子供たちの……。 149: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美議員、通告どおりに質問していただけると……。 150: ◯6番(渡辺仁美君) はい。もう一つありますので、ごめんなさい。 151: ◯議長板津博之君) 今もう3問目に入っておりますね。 152: ◯6番(渡辺仁美君) はい。そこをよろしいですか。 153: ◯議長板津博之君) もう一度。 154: ◯6番(渡辺仁美君) 3問目をよろしいですか。 155: ◯議長板津博之君) ということでよかったですよね。                  〔6番議員挙手〕 156: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 157: ◯6番(渡辺仁美君) 今の質問の、ほかの自治体でも成功した例がありますが、何かお調べになったり、サーチしていらっしゃるかどうか伺います。                 〔発言する者あり〕 158: ◯議長板津博之君) 確認ですけれども、2問目の再質問なのか。 159: ◯6番(渡辺仁美君) ごめんなさい。3問目に行きます。  学校以外で将来の活躍のフィールドを広げる目的で行う講座の創設、これについてお考えはありますでしょうか。開設は可能でしょうか。 160: ◯議長板津博之君) 観光経済部長 高井美樹君。 161: ◯観光経済部長高井美樹君) お答えいたします。  いろいろな講座のことにつきまして、さきに教育長からいろいろな取組を学校の現場でやっているというお話があった中で、私としての回答をいたします。  本市においては、主に高校生を対象としました可児わくわくWorkプロジェクトを通して、市内の様々な魅力ある企業を知ってもらう機会を創出してきましたが、学校で実施しているもの以外では、小・中学生を対象とした社会経済であったり、企業に関連するような講座等は実施をしておりません。  その一方で、他市の事例ということのお尋ねなので、近年、東京都とか愛知県、名古屋市などといった県レベル、または大都市においては、子供が将来の自己実現に向けた教育の一環として起業について知る機会を提供する事業が実施をされています。  また、金融機関などの民間事業者においても、起業や社会経済の仕組みを子供たちが学ぶことができる機会を提供しておられます。  市内においては、今週の日曜日、12月11日午後、福祉センターにおいて、NPO法人可児市NPO協会の主催による「かにNPOフェスタ2022」が開催されます。その中で、小学校4年生以上の子供を対象としました職業体験コーナーをやられます。ファイナンシャルプランナーであったり、ネイリスト、今はやりのユーチューブ撮影クルー、塗装工事、電気工事、介護士等のお仕事を体験できるコーナーを市内事業者の協力のもと実施をされるということを聞いております。  参加する子供さんにとっては、職業の一面を実際に体験することで将来のキャリアを考えるとともに、社会経済等の仕組みに関心を持つ契機となることが期待されます。また、市内事業者を子供たちに知ってもらうという意味では、将来の就職先として市内事業者を選択してもらえることも期待がされます。  先月5日に開催いたしました可児商工会議所主催による「産業フェア2022」においては、市内の様々な業種の企業、36社が出展され、多くのお子さんも来場されていました。また、市では、令和2年度以降、主に高校生を対象とした市内事業者の紹介動画資料の提供を行っていまして、現在34事業所の紹介動画をユーチューブで公開し、これまでに計1万1,000回を超える再生がされ、時間、距離、年齢に関係なく市内の事業者を知る機会の提供の一助となっているものと考えています。  また、既にお子様が起業に関心を持っているような場合は、親の支援なくして起業するということはなかなか難しい。そんな中で、本市には可児ビジネスカフェというものがありますので、そういったところで親子で相談をしていただいたり、そこで子供さんがこんなことをやりたいんだというような話をすることも可能ではないかというふうに考えます。  市としましては、今まで取り組んできました可児の企業魅力発見フェアであったり、わくわくWorkプロジェクト、産業フェアの中で、市内事業者の取組や、市内で働き暮らすことのメリットを高校生のみならず、小・中学生や、その保護者も含めて周知をする。職業選択の幅を広げることや、例えばものづくりやサービス業のすばらしさというものを小・中学校に、学校教育の現場も含めて伝えていけるような取組を継続していくというふうに考えております。以上です。                  〔6番議員挙手〕 162: ◯議長板津博之君) 渡辺仁美さん。 163: ◯6番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  様々なプログラムがあることを知りました。  そして、いろんな可児市の企業を選択する場でもある、そこと直接に触れ合う場でもある、先日の産業フェスタですとか、今度の日曜日のNPOフェスタですとか、そういった機会をぜひ捉えてファミリーで出かけていただくということが大切かと思います。ただ、その先に一歩進んで、高校生は当たり前にキャリア教育の中で経済学、経営学、様々なことに触れていくかと思いますけど、そのプレ段階で、小・中学生の段階で既にそういったことに取り組んでいる自治体の例をちょっと聞きましたところ、参加の保護者の方が小学生を早い時間にお迎えに行って一緒に座っていたら、これはすごい、すばらしいことをやっていると。小学生には早いと思っていたけどそうではないというような感想がありました。  本市にこれを提言したのは、県で、先ほども県とおっしゃいましたが、東京都ですとかですね、県レベルではなくて、市で、可児市が先んじて子供の将来を見据えた形のそういった生涯学習というのか、学校以外の場でもう少し柔軟にできる講座を開設していただけるとよいのではないかと、こんなふうに思っての質問です。  以上で終わります。ありがとうございました。(拍手) 164: ◯議長板津博之君) 以上で、6番議員 渡辺仁美さんの質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了しました。  これをもって一般質問を終了します。  ここで、消毒と執行部の入替えのため暫時休憩とします。                                 休憩 午前10時52分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時52分 165: ◯議長板津博之君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ──────────────────────────────────────   議案第66号から議案第74号までについて(質疑・委員会付託) 166: ◯議長板津博之君) 日程第3、議案第66号から議案第74号までの9議案を一括議題とします。  これより質疑を行います。  通告がございますので、これを許します。  16番議員 野呂和久君。 167: ◯16番(野呂和久君) 16番議員の野呂和久です。  それでは、質疑をさせていただきます。  議案第68号です。可児市部設置条例の一部を改正する条例の制定についてを質問いたします。  1つ目です。今回の改正で市長公室が廃止となるが、その理由は何かをお尋ねします。また、重要施策の企画及び調整に関する事務が併せて今回の改正で削除されるが、この事務は今後どこが担うのかをお伺いします。  2つ目に、文化財及び歴史資産に関する事務が経済交流部に移り、国際交流に関する事務が多文化共生とセットで市民文化部となるなど、分掌事務が整理された印象を受ける。今回の組織・機構編成の意図や全体の方針についてをお伺いします。 168: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  企画部長 坪内豊君。 169: ◯企画部長(坪内 豊君) 2つの御質問をいただいておりますのでそれぞれ関連する部分がございますので、まず初めに2つ目の御質問、今回の組織・機構編成の意図や全体の方針についてお答えいたします。  これまでの組織・機構の見直しでは、社会情勢の変化によって生じた新たな課題や市民ニーズの多様化、こういったものに対応するため、主に部や課、係を細分化することによって専門性や業務効率の向上などを図ってまいりました。しかしながら、業務の多様性や複雑化がますます進む一方で、職員の増員には限界がございます。限られた職員数で多種多様な業務に適切に対応していくということが今求められているところでございます。  そこで、令和5年度の組織・機構再編に関しましては、現在の組織の統合を進めまして、課長や係長などの管理監督者の役職を整理すると同時に、部署ごとの係員を増やすことで職員が対話、協力をしながら、業務の執行、改善に取り組むことができる、そういった環境をつくることを基本的な方針にしております。条例の改正案における部の統廃合や分掌事務の変更につきましても、この方針に基づくものでございます。  また、1つ目の御質問にありました重要施策の企画及び調整に関する事務を今後どこが担うのかにつきましては、これは新たに設置いたします市政企画部の分掌事務である施策の企画及び総合調整に関することに含めて同部で担当するということになります。以上です。                  〔16番議員挙手〕 170: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 171: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。以上で終わります。 172: ◯議長板津博之君) 以上で、16番議員 野呂和久君の質疑を終わります。  以上で、通告による質疑は終了しました。これにて質疑を終結します。  ただいま議題となっております各議案につきましては、配付済みの付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託します。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 173: ◯議長板津博之君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りします。委員会審査のため、明日から12月19日までの11日間を休会としたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 174: ◯議長板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から12月19日までの11日間を休会とすることに決定しました。  本日はこれをもって散会します。  次は12月20日午前9時から会議を再開しますので、よろしくお願いします。  本日は、長時間にわたりお疲れさまでございました。                                 散会 午前10時58分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     令和4年12月8日         可児市議会議長     板  津  博  之         署 名 議 員     勝  野  正  規
            署 名 議 員     澤  野     伸 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...